ピルを飲むとホルモンバランスが変わるって本当?ピルとホルモンの関係性について解説

今回の記事では、ピルとホルモンの関係性について解説します。ピルを飲むとホルモンバランスが整うことで、具体的にどのようなメリットがあるのかも合わせてご紹介していきます。

ピルとは?

ピルとは、黄体ホルモンの「プロゲステロン」と卵胞ホルモンの「エストロゲン」という2種類の女性ホルモンが含まれた錠剤のことです。エストロゲンの配合量によって「低用量ピル」「中用量ピル」など呼び名が分かれ、生理痛軽減・生理日移動・緊急避妊などの使用目的によって、服用するピルが変わってきます。

女性ホルモンとは?

ではまず、女性ホルモンとは一体何のことで、どのような役割を持っているのでしょうか?
女性ホルモンは、生理・妊娠・出産など女性特有のライフイベントに深く関わっている体内物質です。女性らしい体を作ったり心身の健康を保ったりする上で、とても重要な役割を果たしています。女性ホルモンの分泌量は思春期から増え始め、更年期になると減少します。
また女性ホルモンは、プロゲステロンとエストロゲンの2つに分かれます。
プロゲステロンは生理前に分泌量が増え、基礎体温の上昇や乳腺発達などの作用があります。一方でエストロゲンは生理後に分泌量が増え、代謝向上や精神安定、肌のツヤ維持などの作用があります。

ピルを飲むとホルモンバランスが整う!

次に、ピルがホルモンバランスを整える仕組みについて解説します。
女性の子宮の内側である子宮内膜は、生理が近づくと、プロゲステロンの影響で妊娠に備えて分厚くなります。しかしピルを飲むと、ピルに含まれている2種類の女性ホルモンが一定量体内にとどまるため、脳は体内のホルモン量が十分だと判断し、さらなる女性ホルモンの分泌が必要なくなります。そうすると結果的に、卵巣が一時的にお休みしホルモンの大きな変化が無い状態を保つことができるのです。
また、プロゲステロンの分泌量が抑えられることで子宮内膜が薄い状態のままで保たれるため、生理痛が軽減するほか、副効用として月経前症候群の改善や肌荒れの改善なども報告されています。
主に以下のようなメリットが見込めます。

・生理周期の安定
・生理前の肌荒れの改善
・生理痛の緩和
・生理の出血量の減少
・生理前のイライラや気分の落ち込みの緩和

ピルを飲む上で注意すべきこと

ピルを飲むにあたってまず注意すべきなのは、血栓症のリスクがわずかに上がるということです。これは、エストロゲンに血液凝固作用があるためです。とはいえ、ピルを飲んで血栓症を発症する人は1万人あたり3〜9人/年ほどであるため、過度に心配する必要はありません。

また、ピルを飲むには一定の条件をクリアする必要があるということも知っておきましょう。具体的には、年齢が50歳以上であったり過度な肥満であったりする場合は、血栓症のリスクが上がるため医師から処方を断られる可能性があります。
詳しくは下記の記事でチェックしてみてください。

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そしてピルは、オンライン診療の場合は保険適用にならないという点にも注意が必要です。医療機関を受診して子宮内膜症や月経困難症の治療薬としてピルを処方してもらう場合には保険適用になりますが、避妊を目的として処方を受けた場合、病気の扱いにならないため自費負担となります。

ピルの種類

一番はじめにご紹介した通り、ピルはエストロゲンの配合量によって呼び名と服用目的が変わります。服用することでホルモンバランスに影響を与えるピルですが、種類によって違いがあります。

低用量ピル

継続的な避妊や生理痛軽減、生理周期の安定などを目的として服用されるピルです。

超低用量ピル

子宮内膜症や月経困難症の治療薬として使用されることが多いピルです。

中用量ピル

生理日移動を目的として服用されるピルです。

アフターピル

緊急避妊を目的として使用されるピルです。日本において唯一認可が下りている「ノルレボ錠(レボノルゲストレル)」の場合、避妊に失敗した可能性のある性交渉後72時間以内に服用すれば、高確率で緊急避妊ができるとされています。

まとめ

今回の記事では、ピルとホルモンの関係性について解説しました。ピルを飲むとホルモンバランスが一定になり、生理痛の緩和や生理前の肌荒れの緩和が期待できたり、月経前症候群の症状が改善する可能性などさまざまなメリットがあります。女性の体はストレスや体調などの些細なことによってホルモンバランスが乱れてしまうため、ご自身を労わる習慣をつけることが大切です。

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ピル服用中の排卵はどうなる?仕組みや関係性、正しい飲み方などを医師が解説

低用量ピルは避妊効果のある薬だけど、飲んでいる間は排卵はしているのかな?と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
また、低用量ピルを飲むのをやめたときの体の変化などについて詳しく説明していきます。

低用量ピル服用中は排卵が起きる?

結論として、低用量ピルを服用することによって排卵は起こりません。
なぜかというと、低用量ピルはどの種類でも、排卵を抑制して避妊効果を発揮するお薬だからです。
女性の体は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が最も多くなったときに排卵が起きます。エストロゲンの配合された低用量ピルを体外から取り入れることにより、体の中でエストロゲンを分泌する必要がなくなります。
よって、低用量ピルを服用することで、卵巣が一時的にお休みできるようになり排卵が抑制されます。

低用量ピルと排卵の関係性

低用量ピルを飲み始めのタイミングを誤ると排卵が起きてしまい、避妊効果が十分に発揮できなくなる可能性があります。
低用量ピルを飲み始めるタイミングは、生理1日目から5日目までに服用することが推奨されています。
これは、卵胞が成長しきらない日数を指しています。低用量ピルを飲み始めるタイミングが遅くなってしまうと、卵子が大きく成長することにより排卵が起きてしまいます。
また、低用量ピルを飲み忘れることでも排卵が起きる可能性は大いにあります。
低用量ピルには7日間の休薬期間があるタイプと無いタイプがありますが、前者の場合、7日間を超える休薬期間を設けてしまうと、避妊効果が薄れてしまいます。
もしも飲み忘れてしまった場合には、7日間の連続服用期間が過ぎるまではコンドームなどの避妊具を使用したり性交渉を控えるようにしましょう。

低用量ピルをやめると排卵は起きる?

低用量ピルをやめると、その後の排卵はどうなるのかと心配になりますよね。
しかし、低用量ピルの服用を中止すると卵巣が活動を始めて排卵が再開され、次に生理が再開し、最終的には元の生理周期へ戻るようになります。
妊娠を希望して服用を中止する場合には、妊娠可能になるまでの期間は早くて1か月、遅くとも2か月から3か月の期間がかかるといわれています。ピルの服用中止から排卵再開までは個人差があるため、余裕をもって服用をやめるようにしましょう。
前述のように、生理が再開するまでに3か月程度かかるといわれていますが、ホルモンバランスによっては、なかなか再開しないこともあります。ピルの服用を止めて半年以上経過しても生理が再開しないときには、産婦人科を受診して医師へ相談するようにしてください。

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低用量ピルで排卵を止めると起こる体の変化

低用量ピルは排卵を抑える作用があります。
排卵を抑えることが避妊に繋がるということから避妊効果があるとされています。
排卵が抑えられると、女性ホルモンのバランスをほぼ一定に保つことができます。女性ホルモンの変動がある場合、それによってPMS(月経前症候群)や排卵日前後に不調が起きることがありますが、低用量ピルを服用することでホルモンバランスに左右されず快適に過ごすことができます。

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まとめ

生理に「排卵」は付き物ですが、低用量ピルを服用することで、排卵を抑制することができます。
排卵があっても体調にさほど変化がない方もいますが、不調を感じるという方も少なくはありません。もしも、排卵日前後で体調が悪かったり生理不順に悩んでいる方は、低用量ピルの服用を検討してみてもよいでしょう。
低用量ピルの服用を中止したあとは、数カ月すると排卵が再開され、その後、妊娠しても胎児へ影響はありません。
正しい知識をもって、自分にとって過ごしやすい方法をとるようにしましょう。

低用量ピルの副作用とは?血栓症のリスクなどをわかりやすく解説

低用量ピルにはさまざまな種類があり、副作用が起きる割合は比較的低い薬です。しかし、低用量ピルの種類や飲み方、服用する人の体質などによって副作用が起きることはあります。この記事では、低用量ピルの副作用の種類や基本的な対処法、副作用がいつおさまるかなどをご紹介します。低用量ピルによって太る、血栓症のリスクがあるといった情報の根拠に関しても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

低用量ピルとは

低用量ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が含まれた薬で、OC(Oral Contraceptives)とLEP(Low dose Estrogen Progestin)があります。OCは避妊を目的として処方される低用量ピルのことで、保険適用にはならず自費負担となります。一方で、LEPは月経困難症や子宮内膜症の治療薬として処方される低用量ピルのことで、保険適用となります。低用量ピルを服用すると、高確率での避妊が可能になるほか、生理痛軽減や肌荒れ改善などの副効用も期待できます。

低用量ピルのメリット

低用量ピルのメリットには、以下のようなものがあります。

・避妊ができる
ピルを毎日正しく服用すれば、99.7%の確率で避妊できるとされています。一般的な避妊法であるコンドームの避妊率が85~98%であるため、それよりも高確率で避妊可能といえます。

・生理痛や月経困難症を改善できる
ピルを服用すると子宮内膜が薄い状態に保たれるため、経血量が減少して生理痛や月経困難症も改善される可能性があります。

・生理不順を改善できる
ピルを服用することで、生理周期が規則正しくなるため、生理不順の改善が期待できます。

・一部のがんリスクを軽減できる
ピルの服用は、子宮体がんや卵巣がん、大腸がんなどのリスク軽減に効果があるとされています。(一方で、子宮頸がんや乳がんのリスクはわずかに上がる可能性があるとされています。)

低用量ピルの主な副作用

低用量ピルとは、2種類の女性ホルモンを含んだ、体内のホルモンバランスを整える医薬品のことです。低用量ピルの副作用には、眠気や吐き気、気分の落ち込み、むくみ、乳房の張り、頭痛、下腹部痛、不正出血などがあります。飲み始めた時期には副作用が現れやすいですが、多くの場合は服用を続けることで服用2〜3か月以内でおさまることがほとんどです。

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眠気

低用量ピルの副作用として、約0.1%~5%未満の割合で眠気の症状が生じる場合があります。低用量ピルに配合されている黄体ホルモンが眠気を引き起こす原因と考えられており、飲み始めた時期に現れやすい副作用のひとつです。プロゲステロンという黄体ホルモンが体内で分解されると眠気を引き起こす物質に変わるため、服用後に眠気を覚える場合があります。

また、低用量ピルを飲み始めた時期には体内のホルモンバランスが不安定になり、基礎体温の調整が適切に行えなくなっている場合があります。低用量ピルの服用を1か月~3か月ほど続けることで体内のホルモンバランスが整えられると、眠気の副作用は治まります。

眠気の副作用に関しては、生活習慣に合わせて充分な睡眠をとることで軽減できる場合があります。充分な睡眠を取りづらい場合、日中に20分程度の仮眠を取ることが効果的な対処法です。

吐き気

副作用として吐き気の症状が生じる割合は5%以上であり、比較的起こりやすい副作用とされています。低用量ピルに配合されている卵胞ホルモンが吐き気の原因になると考えられており、飲み始め当初に副作用が生じるケースが一般的です。多くの場合、低用量ピルの服用を3か月ほど続けることで吐き気の副作用は弱まってくるとされています。

対処法としては、低用量ピルと吐き気止めを併せて服用する方法が推奨されています。低用量ピルを服用した後に嘔吐があった場合、成分が適切な形で吸収されない可能性があるため、副作用には吐き気止めの薬を用いて対処することが望ましいです。目安として、服用から3時間以内に嘔吐があった場合には低用量ピルを1錠分追加で服用することが推奨されています。

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気分の落ち込み

低用量ピルの服用後、約0.1%から5%未満の割合で気分の落ち込み、抑うつ症状が表れる場合があります。体内のホルモンバランスが不安定になることが原因と考えられており、服用を継続するうちに抑うつ症状は次第に治まることが一般的です。

低用量ピルを服用してから数日後に気分の落ち込み、食欲不振、不眠などの抑うつ症状が表れた場合は薬剤惹起性うつが考えられます。1~2か月程服用を続けても副作用が治まらない場合、低用量ピルの処方を受けたクリニックなどの医師に相談しましょう。

むくみ

低用量ピルを服用した後には、約0.1%から5%未満の割合でむくみ、体重増加の副作用が現れる場合があります。低用量ピルに含まれている黄体ホルモンには水分をため込む作用があり、むくみの原因になりやすい女性ホルモンの一種とされています。

多くの場合、3か月程服用を続けることで副作用は治まる場合が多い傾向です。低用量ピルの服用を続けても副作用が治まらない場合は、服用している低用量ピルの種類が合っていないことが考えられます。むくみ、体重増加の副作用に関する悩みがある場合、低用量ピルの処方を受けたクリニックなどの医師に相談しましょう。

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乳房の張り

低用量ピルの副作用として乳房の張り、痛みが症状として現れる割合は約0.1%から5%未満です。低用量ピルには少量の黄体ホルモンが配合されており、飲み始めた時期には副作用の原因になることがあります。副作用として乳房の張りが生じた場合、3か月程服用を続けることで治まることが一般的です。

服用を続けても副作用が治まらない場合は、むくみの症状と同様に低用量ピルの種類が合っていないことが考えられます。この副作用に関しても、処方を受けたクリニックなどに相談して低用量ピルの変更を検討しましょう。

頭痛

低用量ピルを服用した後、副作用として頭痛の症状が現れる割合は約0.1%から5%未満です。体内のホルモンバランスが不安定になることが主な原因であり、飲み始めた時期に起きやすい副作用のひとつです。多くの場合、低用量ピルの服用を続けることで頭痛の副作用は治まってきます。

頭痛の副作用に対処する方法として、ある程度の睡眠時間を確保する、肩こりを緩和する対策を行うなどが挙げられます。頭痛の副作用が治まらない場合、医師もしくは薬剤師に相談して頭痛薬の使用を検討しましょう。

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下腹部痛

低用量ピルの副作用として下腹部痛が現れる割合は、約0.1%から5%未満です。体内のホルモンバランスが崩れることが主な原因になっており、基本的には低用量ピルを3か月程服用することで副作用が治まります。服用を続けても下腹部痛が治まらない、生活に影響があるほどの痛みがある場合などには低用量ピル以外が原因の可能性もあるため医療機関に相談しましょう。

不正出血

低用量ピルを飲み始めた時期には、3割程度の方が不正出血を経験すると言われています。低用量ピルを飲み始めた時期に現れやすい副作用のひとつで、一般的には3か月ほど継続的に服用することで副作用は治まります。不正出血は低用量ピルを飲み忘れた際に起きる場合もあるので、服用開始からの期間、状況に応じて判断することが必要になります。

3か月ほど正しく服用を続けても不正出血の副作用が治まらない場合、低用量ピルの処方を受けたクリニックなどに相談しましょう。

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低用量ピルの種類による副作用の違い

低用量ピルは、含まれている黄体ホルモンの種類の違いによって第一世代から第四世代に分かれており、見られやすい副作用も異なります。以下で、それぞれのピルについて解説します。

ルナベルLD・フリウェルLD

ルナベルLD・フリウェルLDは、ノルエチステロンという黄体ホルモンが配合された第一世代の低用量ピルです。他の低用量ピルに比べて価格が安い場合が多く、生理痛の緩和に優れているとされています。しかし、ノルエチステロンには男性ホルモンの作用があるため、ニキビが悪化したり多毛になったりする可能性があります。
※オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」では、「ルナベルLD」「フリウェルLD」の取り扱いはありません。

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ルナベルULD・フリウェルULD

ルナベルULD・フリウェルULDは、先ほど紹介したルナベルLD・フリウェルLDよりもさらにエストロゲン量が少なく、超低用量ピルに分類されます。エストロゲン量が少ない方が血栓症リスクを抑えられるとされているため、副作用を気にする方がまずはULDの服用から始めるというケースもあります。ただし、エストロゲン量が少ないと不正出血が起きやすくなる可能性があるため、そのような場合はよりエストロゲン量の多いLDへの変更も検討してみましょう。
メデリピルでは、「ルナベル配合錠ULD」は6,980円(税込)、「フリウェル配合錠ULD」は4,180円(税込)で取り扱いがあります。※
※初月無料対象外・別途、送料550円(税込)がかかります

ジェミーナ

ジェミーナは、レボノルゲストレルという黄体ホルモンが配合された第二世代の超低用量ピルです。最大77日間の長期連続服用が可能なため、生理が来る回数を減らしたいという方にはおすすめです。また月経困難症や子宮内膜症などへの治療効果が高いとされています。しかし、第一世代のピルに比べると価格は高くなる場合が多いほか、避妊目的のみで処方してもらうことはできません。
※オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルでは、「ジェミーナ」の取り扱いはありません。

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ヤーズ

ヤーズは、ドロスピレノンという黄体ホルモンが配合された第四世代の超低用量ピルです。第四世代のピルは男性ホルモンの作用が抑えられているため、副作用が起きづらいとされています。ただし、男性ホルモン作用がない分、気分の落ち込みなどが見られる可能性があります。
メデリピルでは、「ヤーズ配合錠」は8,880円(税込)で取り扱いがあります。※
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ヤーズフレックス

ヤーズフレックスは、ヤーズと同じく第四世代の超低用量ピルですが、ヤーズよりも連続服用可能日数が長く、最大120日間の連続服用ができます。ホルモンバランスが安定し、肌荒れも起きづらいです。ただし、連続服用中に不正出血が起きる可能性があります。
メデリピルでは、「ヤーズフレックス配合錠」は9,900円(税込)で取り扱いがあります。※
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低用量ピルの服用による血栓症のリスク

喫煙者/高血圧の人/糖尿病の人/肥満体型の人/40歳以上の人/片頭痛持ちの人

上記の項目に該当する人は低用量ピルによる血栓症のリスクが高いので、低用量ピルの服用を検討する際は医師に相談しましょう。

特定の条件に該当しない人でも、低用量ピルを飲み始めてから3か月以内は、静脈血栓症を発症するリスクが比較的高くなると考えられています。静脈血栓症は1万人あたり1人から5人の割合で発症しますが、低用量ピルを服用した場合は1万人あたり3人から9人の割合で発症するとされています。ちなみに、妊娠中の静脈血栓症リスクは「1万人に5〜20人」であり、ピルの服用よりもリスクが上がることが分かっています。

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血栓症の症状

血栓症の初期症状には、以下のようなものがあります。

・激しい腹痛、頭痛、胸の痛み
・息苦しさ
・ふくらはぎの痺れやむくみ
・視界がおかしい
・舌のもつれ
・意識障害

そのまま症状が進行すると、皮膚が変色したり、呼吸がしにくくなり命にかかわる可能性もあります。血栓症が疑われる症状が見られたら、ピルの服用を中止してすぐに病院を受診するようにしてください。

低用量ピルの服用で「太る」と言われる理由

一部では低用量ピルを服用することで太るという声がありますが、低用量ピル自体に体重を増加させる作用はありません。

むくみで太ったように感じる

低用量ピルを服用した人は、むくみの副作用が約0.1%から5%未満の割合で生じます。低用量ピルに配合されている黄体ホルモンには体内に水分をためる作用があり、むくみの症状が起きるという仕組みです。副作用は一時的なものですが、全身がむくんでいる状態では太ったように感じるかと思われます。副作用によってむくみが生じている場合、低用量ピルを1か月から3か月ほど服用することで副作用は治まってくるケースが一般的です。むくみの副作用が強く出ている場合、服用する低用量ピルを変更する、食生活の改善や適度な運動といったセルフケアを行うなどの対策が推奨されています。

体調改善による食欲増進

また低用量ピル服用後、体調が改善して食欲が増進する場合があります。結果的に、一時的に体重が増加してしまうことがあります。 食事量に気をつけたり、栄養バランスのよい食事を摂ったりすれば問題ありません。

低用量ピルの服用をやめるタイミング

低用量ピルの服用をやめたい場合、医師に相談して対応を検討しましょう。低用量ピルの服用をやめる際には、自己判断で再開しないように注意する必要があります。低用量ピルには血栓症の発症リスクをわずかながら高くする作用があるため、自己判断によって服用中止と再開を繰り返すことは避けるべきです。

実際に低用量ピルの服用をやめる場合、基本的には1シートを飲み切ってから服用を中止します。服用中止のタイミングを早めたい人は、医師に相談することでタイミングの調整を検討しましょう。

服用を中止した後は一時的にホルモンバランスが不安定になることがあります。服用中止後は肌に関するトラブル、生理周期が不安定になるといった副作用が起きる場合がありますが、3か月ほど経過した頃に副作用は治まってくることが一般的です。

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ピルを飲むには血液検査が必要?血液検査が大事な理由や病院での流れを説明

ピル服用中は、定期的に血液検査を受けることが必要です。この記事では、なぜ血液検査が重要なのか、検査によって何がわかるのか、他に受けるべき検査はあるか、などの疑問を解消していきます。安全にピルを服用を行うために、必要な検査についてしっかりと確認しておきましょう。

ピルを服用するには

ピルは、誰でも服用できる薬ではありません。
以下のような禁忌事項に当てはまる場合は、処方が不可となります。

・50歳以上もしくは閉経後
・肥満(BMI35以上)
・35歳以上で1日15本以上たばこを吸う
・妊娠中や授乳中、または分娩後1か月以内
・過去に自身や家族が血栓症になったことがある
・高血圧(収縮期血圧160mmHg以上、拡張期血圧100mmHg以上)
・乳がん患者
・血管病変を伴う糖尿病患者
・前兆を伴う片頭痛患者
・重篤な肝障害患者

また、以下のような事項に当てはまる場合は、慎重投与となります。

・40歳以上
・肥満(BMI30以上)
・たばこを吸う習慣がある
・家族が乳がんになったことがある
・低度の高血圧

ピルの服用中は血液検査が必要?

これからピルの服用を希望する場合や、現在ピルを服用中の場合は、定期的な血液検査が必要となります。なぜこの血液検査が重要かというと、ピルの副作用の一つに肝臓や血液凝固の異常があるためです。ピルに含まれる女性ホルモンは肝臓で分解されますが、まれに肝臓に負担がかかり、肝臓の機能や血が固まりやすくなる異常が起こることがあります。1年に1回程度血液検査を受けることで、肝臓の異常
を早期発見し、その後の適切な治療へつなげることができます。

血栓症とは

ここで一度、ピルの副作用である血栓症について説明します。
血栓症というのは、血の塊である血栓が体内にできることによって、様々な症状が生じることです。血栓症の初期症状には、以下のようなものがあります。

・激しい頭痛
・手足の痺れ
・ふくらはぎの腫れやむくみ
・息苦しさや激しい胸の痛み
・舌のもつれ、視覚の変化

上記のような症状が見られた場合、ピルの服用を一度中止して救急センターや循環器内科を受診しましょう。なお、痛みがあまりに強くて苦しかったり、突然皮膚の変色が見られたりした場合は、迷わず救急車を呼ぶようにしてください。

血栓症を疑うときの検査は何を見るの?

血液検査では、Dダイマーという物質の数値を指標に血栓症の有無を判断します。Dダイマーというのは、体内で血栓が溶かされたときに生じる物質です。このDダイマーの数値が高いと、それだけたくさん血栓が溶かされたということになるため、体内に多くの血栓ができている可能性が考えられます。ほかに、エコーで足の血管をみたり、点滴から造影剤を入れてCTの検査をおこない肺の血管に血栓がないかを確認することもあります。

ピル服用後に定期的に必要な検査

ピルの服用中は、安全に服用を継続するために定期検査を受けるようにしましょう。以下で、定期的に受けた方が良い検査をいくつか紹介します。

・血液検査
肝臓障害や血液凝固障害がないかを確認します。肝臓障害があった場合は血栓症リスクが高まることからピルの服用を中止することがあります。検査は産婦人科や内科で、半年〜1年に一回受けるようにしましょう。

・乳がん検診
ピルを飲むと、乳がんの発症リスクがわずかに上がるとされています。乳房にしこりがないか、自己チェックをおこない、もし、しこりに気づいたときは乳腺外科やブレストクリニックで乳がん検査を受けましょう。40歳以上の方は2年に1回は乳がん検診を受けてください。

・子宮頸がん検診
子宮頸がんはHPVというウイルス感染が原因です。ピルを飲むと、子宮頸がんの発症リスクがわずかに上がるとされています。こちらも産婦人科で1~2年に1回検診を受けておきましょう。

・性感染症検査
ピルには避妊効果はありますが、性感染症の予防効果はありません。気付かぬうちに感染している可能性もあります。おりものに異常があったり、かゆみがあるときは産婦人科で性感染症検査を受けましょう。

血栓症の危険性がある場合の避妊方法はある?

問診や血液検査等を行って血栓症リスクがあると判定された場合、ピルの服用ができなくなることがあります。そのような場合に行うべき避妊方法について、以下で紹介します。

コンドームを使用する

手軽にできる、最も一般的な避妊方法です。男性側の協力が必要不可欠であるため、ピルを服用できない旨をパートナーにしっかりと説明し、2人で協力して避妊を行うようにしましょう。

避妊リング(ミレーナなど)を入れる

避妊リングというのは、子宮内に装着する避妊具です。費用は自費負担の場合4万円程度、月経痛や過多月経があり保険適用になる場合1万円程度が相場です。一度装着すると約5年間避妊効果が持続します。ただし、装着後最初の生理時に外れてしまうことがあるほか、装着後にわずかな出血や下腹部痛を感じることがあります。

黄体ホルモン(プロゲステロン)配合の薬を服用する

ピルの副作用に血栓症があるのは、ピルに含まれる卵胞ホルモン(エストロゲン)に血液凝固作用があるためです。そのため、血栓症リスクが高い方であっても、黄体ホルモン(プロゲステロン)のみを含むホルモン製剤であれば服用可能とされています。このようなプロゲステロンのみを含むホルモン製剤はミニピルと呼ばれ、低用量ピルと同じように避妊効果があります。ただし、飲み始めの頃に不正出血が見られることがあるため、注意が必要です。

※現在、日本では国内で承認されたミニピルはありません。オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルでは、ミニピルの取り扱いはありません。

まとめ

今回の記事では、ピルを服用する際の血液検査について解説しました。ピルを服用する以上、血栓症のリスクは避けることができません。定期的な血液検査をすることで、肝臓の異常や血液凝固異常を発見でき、治療につなげることができます。安全にピルの服用を続けるためにも、ピル服用中は血液検査やほかの定期検査を受けるようにしましょう。

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ピル服用中に予定より早く生理がきた!どうすればいい?原因や注意点をチェック!

ピル服用中に予定より早く生理がきた!どうすればいい?原因や注意点をチェック!

低用量ピルの服用中に、予定より早く生理が来ると不安になるものです。そもそもピルの服用中に、生理が来るかどうかわからない人もいるでしょう。この記事ではピル服用中に発生する「消退出血」と、それ以外の期間に生じる「不正出血」について説明します。ピルの仕組みを理解して、安心して服用を継続しましょう。

ピル服用中の生理(出血)の原因は大きく2つ

低用量ピルの服用中はホルモンバランスが調整されるため、毎月安定したタイミングで生理がきます。しかし初めて低用量ピルを服用した月は予定よりもやや生理が早く来ることもあります。
これは厳密には、生理とは別の理由で起こった出血です。
出血は大きく2つの原因に分けられます。ピルの休薬期間中に起こる「消退出血」と、それ以外の期間に起こる「不正出血」です。

消退出血│ピル服用中の生理(出血)の原因①

低用量ピルは、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンを摂取することで排卵を抑制する薬です。
ピルを服用していない場合、排卵に向けて子宮内膜は厚くなり妊娠しやすい体を作ります。しかしピル服用中は排卵が行われないため、着床する必要のない子宮内膜は薄い状態が保たれます。
低用量ピルには休薬期間が設けられており、休薬期間に薄い子宮内膜が剥がれることで微量の出血が起こります。この出血を「消退出血」といいます。
消退出血は、ピルの服用中であれば基本的に起こる現象ですから心配はいりません。また出血が起こっても排卵は抑制されており、妊娠の可能性はほとんどありません。

消退出血はいつ起こる?

消退出血は、低用量ピルの休薬期間に起こります。
休薬期間とは、低用量ピルの服用サイクルの中でピルを服用しない、もしくはプラセボ(偽薬)を服用し有効成分を摂取しない期間のことをいいます。
個人差はありますが、休薬期間が始まってから約2〜3日で消退出血は起こります。
またプラセボを含んだ28錠タイプの低用量ピルを服用している場合は、21錠の有効成分を含むピルを摂取した後、22日目から28日目の期間はプラセボを服用します。
プラセボを2〜3錠服用したタイミングで、消退出血が起こります。
消退出血が続く日数は、通常の生理と同じくらいの5日間ほどが一般的です。もちろん個人差はありますが、出血量が少ないためそれより短い期間で終了することもあります。

予定より早く生理(消退出血)がきたら?

正しくピルを服用していても、予定より早く生理が来ることもあります。
休薬期間であれば個人差の範囲にとどまることもありますが、休薬期間以外に出血が起こった場合は、不正出血の可能性があります。
不正出血の理由に心当たりがなければ、産婦人科医に相談することをおすすめします。特に、痛みや体調不調をともなう場合は早めに受診しましょう。

不正出血│ピル服用中の生理(出血)の原因②

低用量ピルの服用中で、かつ休薬期間よりも早く生理が来た場合は「不正出血」の可能性があります。
不正出血にはさまざまな原因があり、出血が起こっただけではその原因を特定できません。
ここでは、ピル服用中の不正出血の原因として考えられるものを3つ紹介します。

ピルの副作用

ピルの副作用のひとつとして、不正出血が現れることがあります。
副作用による不正出血は、ピルを初めて服用する女性の約20%にみられることが報告されています。
ピルに含まれる黄体ホルモンを内服することによる、ホルモンバランスの一時的な変化が原因とされています。
その後はピルの服用を継続することでホルモンバランスが安定し、不正出血は次第にみられなくなります。
そのためピルの服用を始めたばかりに起こる不正出血が一時的で軽度であれば、あまり気にする必要はありません。
しかし不正出血が2週間以上続いたり、痛みなどの症状を伴ったりする場合は、医師に相談しましょう。

妊娠

妊娠の初期症状として、不正出血が起こることがあります。
「ピルの服用中に妊娠することってあるの?」と驚く人もいるでしょう。低用量ピルの避妊効果は99.7%と非常に高いため、正しい服用をしている場合は妊娠の可能性はほとんどありません。
しかし飲み忘れや他の薬との飲み合わせによっては、ピルの避妊効果が落ちることがわかっています。
したがってピルの服用中であっても、妊娠の可能性が完全にゼロではなく、妊娠のサインとしての不正出血も起こりえます。

何らかの病気

ピルの服用中に不正出血が起きた場合、何らかの病気が関与していることも考えられます。痛みや出血量が多いなどの症状が伴うなら、なるべく早めに医師に相談しましょう。

・子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症
これらの病気は、子宮内の組織や筋肉に異常が生じることで不正出血を引き起こす可能性があります。

・子宮頸がんと子宮体がん
子宮頸がんは子宮の入り口に、子宮体がんは子宮の中にできるがんで、不正出血も症状のひとつです。早期の発見と治療が望まれます。またピルの服用が病気を進行させてしまう可能性もあり、服用を中止する必要があります。

このほかにも、性感染症や性行為でできた傷が原因であることも考えられます。

生理(出血)中のピルの飲み方

予定よりも早く生理がきてしまった場合「ピルを飲んでもいいの?」という疑問を持つ人も多いでしょう。ここでは、生理が来た後のピルの服用方法について解説します。

ピルの飲み始めの場合

原則、ピルの服用スタートは生理初日からです。毎日服用を継続して、避妊効果を継続させます。ただし生理不順や産後などで生理がなかなかこない場合は、生理を待たずに服用をスタートすることもあります。この場合は、7日間は避妊効果を得ることができません。
また初めてピルを飲む人は、副作用として不正出血を起こすこともあります。痛みなどの症状がない場合は、そのまま服用を続けます。

休薬期間中の飲み方

ピルの服用中は、休薬期間に生理が訪れます。これは偽薬を飲む場合と、ピルを服用しない場合の2パターンに分かれます。
1シート21錠のピルは21日間毎日飲み続け、7日間の休薬期間をもうけます。
1シート28錠のピルは21日間毎日実薬を飲み、その後の7日の間はプラセボと呼ばれる、飲み忘れを防止するための偽薬を服用します。
また、超低用量ピルのヤーズとドロエチは4日間のプラセボ錠(偽薬)が含まれています。
どちらの方法でも避妊効果は変わらず、生理中に偽薬を飲み忘れても避妊効果が落ちることもありません。
28日目からは新しいシートのピルの服用を開始します。

不正出血が起こった場合

ピルを正しく服用していて、副作用の心当たりがない不正出血が起こった場合は医師に相談することをおすすめします。病気などの原因が潜んでいる可能性もありますので、早めの対処が必要です。

ピルを飲んでいるときの生理(出血)中の注意点

ピルの服用中であっても消退出血が起こるため、出血が起こったからといって慌てる必要はありません。
ただし、いくつか注意することもあります。

飲み忘れに注意

生理は休薬(偽薬)期間中に起こりますが、休薬期間明けの飲み忘れに注意しましょう。飲み忘れに気づいたら、できるだけ早く飲み忘れた分のピルを服用してください。飲み忘れた日のピルと、通常の予定通りのピルを同時に服用します。
その後、通常のピル服用スケジュールに戻ります。また 飲み忘れると避妊効果が低下する可能性があるため、ピルを7日間連続で服用するまでは避妊具を使用することをおすすめします。

消退出血がない

休薬期間中の消退出血がない場合は、妊娠している可能性もあります。
消退出血では、経血が少量出血します。この量には個人差があります。
ただし妊娠している場合は出血が起こらないため、毎月一定量の消退出血があったにもかかわらず急に見られなくなった場合は、妊娠検査薬を使用するか、産婦人科医の診療を受けて確認しましょう。

痛みを伴う場合

不正出血と合わせて痛みなどの症状が起こった際は、早めに医師の診療を受けましょう。子宮頸がんや子宮体がんの初期症状として不正出血が起こることもあり、早めの治療が必要です。また子宮頸がんは症状が出た際は進行していることも考えられるため、2年に1回の子宮頸がん検診をおすすめします。

予定より早く生理がきた時は、心配なら産婦人科医の診療を

正しくピルを服用していても、予定より早く生理が来ることがあります。個人差の範囲の場合もありますが、不正出血の可能性もあります。判断がつかなくて心配な場合は、産婦人科医に相談することをおすすめします。

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ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
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専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

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ピルにジェネリックと新薬の違いはある?効果は同じなの?

ピルにジェネリックと新薬の違いはある?効果は同じなの?

ジェネリック医薬品という言葉を聞いたことがあっても、新薬(先発医薬品)との具体的な違いについては知らない人も多いでしょう。この記事では、ピルのジェネリック医薬品と新薬(先発医薬品)の違いについて解説しています。またピルの種類を紹介し、それぞれの効果や特徴についても紹介します。

ピルにもジェネリック医薬品があるの?

結論からお話しすると、ピルにもジェネリック医薬品と先発医薬品があります。
しかしジェネリック医薬品と先発医薬品について聞いたことはあるものの、細かな違いを知っている人は多くないかもしれません。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは

医療用医薬品は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」「新薬(先発医薬品)」とに分けられます。
新薬(先発医薬品)を開発した企業は、一定期間その薬を独占して製造・販売する権利を得られます。特許が切れると、ほかの企業でも同じ成分を含んだ薬の製造と販売が可能になります。こうして作られた薬は、開発コストが新薬(先発医薬品)と比較して安いため価格も手頃になります。
これが、ジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品は、厚生労働大臣の承認を受け、国の基準や法律に基づいて製造と販売が行われています
新薬(先発医薬品)と同様の有効成分を含んでおり、安全性も変わりません。同じ効果を得られて価格が手ごろなため、患者の金銭的な負担を軽減する選択肢として提案されることがあります。

新薬(先発医薬品)とは

先発医薬品とは、新しい薬効成分を最初に開発・承認・市場投入した医薬品で、新薬とも呼ばれます。
新薬(先発医薬品)の開発には、数十年にわたる研究期間と数十億から数百億円といった巨額の開発費用が必要です。さらに新薬(先発医薬品)の開発は成功するとは限らず、多くのリスクが伴います。
そのため新薬(先発医薬品)の開発に成功した医薬品メーカーには、その医薬品自体やその製造方法に対する特許権が与えられます。
この特許権は最大20年間続き、その間は特許を持つ企業はその薬を独占的に製造・販売できます。
薬の開発コストが高いため、価格はジェネリック医薬品と比較して高額になりますが、ジェネリック医薬品と安全性と効果は変わりません。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)と新薬(先発医薬品)のピルに違いはある?

ピルにおいても、ジェネリック医薬品(後発医薬品)と新薬(先発医薬品)が存在し、どちらを選んでも効果の違いはありません。
ジェネリック医薬品と新薬(先発医薬品)の違いは、薬に含まれる有効成分とは別の添加物にあります。
ジェネリック医薬品は、飲みやすいように苦味をコーティングしたり、形を変更したりしています。また一般的にジェネリック医薬品の方が価格が抑えられているため、継続する必要のあるピルのランニングコストを抑えられます。

メデリピルが扱っているピル一覧

メデリピルでは14種類のピルを扱っており、ひとりひとりの体質や目的に合わせて処方しています。
ここではメデリピルが扱っている低用量ピル、超低用量ピル、中用量ピル、アフターピルの種類とそれぞれの効果と特徴を紹介していきます。

※ジェネリック医薬品には★を付けて、ピル名の後ろに(ジェネリック医薬品)と記載

低用量ピル

低用量ピルは避妊や生理痛の緩和を主な目的として使用されるピルで、副作用を引き起こす原因となる卵胞ホルモンの配合量が低いものを指します。
主な成分として卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンを含んでおり、これらのホルモンが配合されたピルを、通常21日間または28日間連続で服用します。
低用量ピルは含まれるホルモンのバランスによって「1相性」「3相性」に分けられます。
1相性のピルは、1シート内で卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合量が一定です。
3相性のピルには1シート内で3つの異なるホルモンの配合量が含まれています。
女性の体の中では、生理周期に合わせて卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスが変化します。3相性のピルは体内のホルモン分泌の変動に近いといわれています。
さらに低用量ピルは黄体ホルモンの種類によって「第一世代」「第二世代」「第三世代」に分けられます。
これらのピルに含まれる黄体ホルモンは人工的に合成されたもので、第一世代はノルエチステロン、第二世代はレボノルゲストレル、第三世代はデソゲストレルという人工ホルモンが使用されています。いずれも避妊効果はほとんど同じですが、副作用や副次的効果に違いがあります。

・マーベロン28

黄体ホルモンとして第三世代のデソゲストレルが使用されており、男性ホルモンを抑える働きがあるためニキビの改善も期待できます。
21錠全てに同じバランスのホルモンが含まれている1相性の低用量ピルで、他のピルと同様に高い避妊効果が期待できます。

★ファボワール28錠(ジェネリック医薬品)

黄体ホルモンにデソゲストレルを使用した第三世代、1相性の低用量ピルです。マーベロン28のジェネリック医薬品で、有効成分はマーベロンと同じです。
皮脂の分泌を促す男性ホルモンを抑える働きがあるため、肌荒れやニキビの改善にも効果があるといわれています。

・トリキュラー28

ラベルフィーユの先発医薬品で、第二世代3相性の低用量ピルです。
第二世代の低用量ピルは、第一世代のピルと比較して副作用の不正出血が少ないのが特徴です。

・アンジュ28錠

第二世代、3相性の低用量ピルで、有効成分はトリキュラーやラベルフィーユと同等です。徐々にホルモン量を増やして摂取するため、副作用も少なく自然に近い生理周期を作れます。 

★ラベルフィーユ28錠(ジェネリック医薬品)

トリキュラー、アンジュのジェネリック医薬品です。有効成分はトリキュラー、アンジュと同じ3相性の低用量ピルです。
3相性のピルは飲む順番が決められており、体内のホルモンの増減に合わせてホルモンを摂取していきます。副作用の不正出血が少ないのも特徴です。

・シンフェーズ28錠

サンデースタートと呼ばれる飲み方をする低用量ピルです。生理が日曜日に始まった場合はその日から、月曜日に始まった場合は次の日曜日から飲み始めます。第一世代3相性で、経血量の減少や生理痛の緩和に効果的です。

超低用量ピル

超低用量ピルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)の含有量が20㎍(マイクログラム)以下のものを指します。
低用量ピルが避妊目的で使用されるのに対して、超低用量ピルは主に「月経困難症」や「子宮内膜症」の治療薬として使用されます。

・ドロエチ配合錠(ジェネリック医薬品)

月経困難症の治療を目的とした、ヤーズ配合錠のジェネリック医薬品です。月経困難症による、痛みや不快な症状の軽減が期待されます。

★フリウェル配合錠ULD(ジェネリック医薬品)

ルナベル配合錠ULDのジェネリック医薬品です。28日間を1周期とする超低用量ピルで、生理の規則正しい周期をサポートします。

・ヤーズフレックス配合錠

最長120日間の連続服用が可能な超低用量ピルです。休薬期間は120日間の服用後、もしくは3日間連続で出血があった場合に設けられます。
避妊効果があり、長期間の生理を遅らせることができます。ただし、連続服用中に不正出血が起こる可能性があります。

・ヤーズ配合錠

ヤーズフレックス配合錠と名前が似ており成分もほぼ同じですが、服用方法が異なります。
ヤーズ配合上は1シート28錠で構成され、28日間を1周期とする超低用量ピルです4日間の偽薬が設けられており、偽薬中に生理が起こります。ニキビの改善にも効果があるといわれています。

・ルナベル配合錠ULD

フリウェル配合錠ULDの先発医薬品で、同様の効果があります。28日間を1周期として、21日間の服用のあと、7日間の休薬期間を設けます。月経困難症の改善に使用されます。

中用量ピル

低用量ピルと同じく、黄体ホルモンと卵胞ホルモンを配合した経口避妊薬です。
低用量ピルと比較して卵胞ホルモンの含有量が多く、頭痛や吐き気などの副作用が起きやすくなります。
月経困難症の改善、生理周期の移動などに用いられます。

・プラノバール

プラノバールは排卵を抑制し子宮内膜の増加を防ぐことで、生理痛や生理関連の病気を改善する中用量ピルです。月経に関連したトラブルの治療が可能で、月経困難症、頻発月経、稀発月経、過多月経、不正出血などの症状の緩和にも効果があります。ただし低用量ピルと比較して、吐き気や眠気、食欲不振など副作用が起こりやすいデメリットがあります。

・アフターピル

アフターピルは避妊失敗の後に使用される「緊急避妊薬」で、望まない妊娠を防ぐために使用します。
性行為後72時間以内の服用が推奨されており、できるだけ早く服用すれば避妊の効果が高まります。ただし72時間を超えてしまった場合でも、性行為後120時間以内に服用すれば一定の避妊効果があります。

・ノルレボ錠

ノルレボ錠には第二世代の黄体ホルモン、レボノルゲストレルが含有されています。
性行為後、72時間以内の服用で高い避妊効果を発揮します。吐き気や不正出血などの副作用が出ることがありますが、数日で自然に改善します。

★レボノルゲストレル錠(ジェネリック医薬品)

レボノルゲストレル錠はノルレボ錠のジェネリック医薬品で、含まれている有効成分と効果は同じです。ノルレボ錠と比較すると価格は安くなっています。

ピルのジェネリックには多くの種類がある

ピルには新薬とジェネリック医薬品が存在し、どちらも同じ効果と安全性を持っています。
ピルの処方には、医師による診療が必要です。医師に相談のうえで処方してもらいましょう。

メデリピルなら安心して始められる

本記事では、ピルのジェネリックを中心に紹介しましたが、新薬だけでなくジェネリックの低用量ピルでも、女性ホルモンの量を調節することができ、生理痛を含む、生理における色々な不調を改善できる場合があります。
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ピルと亜鉛の飲み合わせは危険?気になるピルと亜鉛の関係性について解説

ピル服用中に亜鉛を摂取したいけど、併用しても体に影響はないのか事前に知っておきたいですよね。
また、ほかにも亜鉛の正しい摂取方法などを解説していきます。

亜鉛とは?

亜鉛は体内にわずかに存在するミネラルの1つです。DNAの合成や、酵素・タンパク質・核酸・コラーゲンなどの合成のはたらきに必要不可欠な栄養素です。食事をしたときに味がするのも亜鉛のおかげであり、ほかにも体の維持や治癒、老化を抑える効果があるとされています。しかし、亜鉛は体内で作ることができないため、とても不足しやすいミネラルといえます。

亜鉛のメリット・デメリット

亜鉛は生きていく上で必要な栄養素ですが、摂取することでメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット

亜鉛が不足していると、皮膚の傷やニキビ、口内炎が治りにくかったり、味覚の異常、食欲低下、下痢、貧血、脱毛、不妊、視野の低下、免疫低下によって感染が起きやすくなったりします。このような症状がある場合、亜鉛をおぎなうことで症状が軽くなるメリットがあります。

参照:https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/19.html

デメリット

亜鉛はサプリメントなどで過剰摂取すると、「急性亜鉛中毒」を発症する場合もあります。
急性亜鉛中毒は吐き気やめまい、胃腸障害が起きたりします。

ピルと亜鉛の飲み合わせは大丈夫?

低用量ピルを日常的に服用している方は亜鉛を併用しても問題ないのかという疑問ですが、結論、併用しても直ぐに体に異変が起きることはありません。

低用量ピルを服用している女性は、亜鉛が低くなりがちといわれています。
低用量ピルを服用している女性が亜鉛不足にならないように注意が必要です。

亜鉛を正しく摂るには?

亜鉛を吸収しやすくなるとされる栄養素もあります。ビタミンCと亜鉛は相性が良いとされています。亜鉛のサプリメントを使用するときは、1日40mgを超えないように用法用量を守って使用してください。

亜鉛不足になってしまう摂り方

同時に摂取することで亜鉛の吸収が阻害されてしまう食品や栄養素もあります。
加工食品やスナック菓子に含まれるポリリン酸、フィチン酸は亜鉛と結合してしまうため吸収に影響を与えるとされています。
また、カルシウムも多量に摂取したり、コーヒーと一緒に摂取することは亜鉛の吸収を妨げます。しかし、摂取する時間をずらすことで問題なく摂取できます。
キノロン系またはテトラサイクリン系抗菌薬と亜鉛は一緒に摂取すると、お互いの吸収をさまたげてしまいます。4~6時間あけて摂取することをおすすめします。
そして、アルコールを飲むと亜鉛が体から排出されやすくなるため、アルコールを沢山飲む方は亜鉛不足になりやすいと言われています。
ほかにも、慢性的な下痢があるかた、妊娠中や授乳中の方、激しい運動、ベジタリアンの方も亜鉛不足になりやすいため注意してください。

亜鉛を多く摂取できる食べ物

亜鉛はサプリメントでも摂取できますが、過剰摂取を避けるためにも、まずは食べ物から摂取するとよいでしょう。
亜鉛を多く含む食べ物は、肉や魚、穀類や卵です。なかでも、牡蠣やレバー、カシューナッツ、赤身のお肉、油揚げ、ほたて、ズワイガニなどが挙げられます。
手軽なサプリメントを使用するときは、バランスのよい食事に加え、サプリメントの用法用量を守って使用するようにしましょう。

参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-zn-cu.html

まとめ

ここまで亜鉛の基礎知識やピルとの飲み合わせについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
亜鉛は体内で作ることができないですが、生きていく上で必要な栄養素です。
また、女性にとってピルを服用することで改善できる症状がたくさんあります。両者メリットがある中で、亜鉛も適度に摂取することが理想的です。

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メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

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※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3回目受け取りまでは解約は不可となります

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メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
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診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

アフターピルはどこでもらえる?妊娠してしまったかもしれない…という不安を解消しましょう

今回の記事では、アフターピルをどこでもらえるのかについて解説します。避妊に失敗してしまっても、適切にアフターピルを服用すれば高確率で妊娠を阻止することができます。アフターピルについて正しく理解し、緊急時に落ち着いて対処できるようにしましょう。

アフターピルとは

アフターピルとは、避妊に失敗した際に服用する緊急避妊薬のことです。望まない妊娠を防ぐ上で非常に重要な役割を持っています。日本で承認されたアフターピルであるノルレボ錠(レボノルゲストレル錠含む)の場合、避妊に失敗した性交渉から24時間以内に飲めば95%、72時間以内に飲めば58%の確率で避妊できるとされています。なお、レボノルゲストレル錠はノルレボ錠のジェネリック医薬品です。

参考:https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/kinkyuhinin_shishin_H28.pdf

アフターピルはどこでもらえる?

アフターピルは医師の処方が必要が薬です。そのため、病院もしくはオンライン診療サービスを利用しましょう。
アフターピルは市販薬ではないためこれまで薬局での取り扱いはありませんでしたが、2023年11月からスイッチOTC化の取り組みの一環で、アフターピルを国内145店舗(2023年11月時点)の薬局で試験販売する試みが始まりました。しかしこれらの薬局はかなり数が限られている上、購入前に薬局に電話して購入できるかどうかの確認をする必要があります。
なお、アフターピルの試験販売を行っている薬局は、公式サイトから確認できます。

アフターピルの価格

アフターピルの購入には通常10,000円前後の場合が多く、メデリピルでは9,900〜11,000円で販売しています。日本で承認がおりているアフターピルは、ノルレボ錠と、そのジェネリックであるレボノルゲストレル錠です。レボノルゲストレル錠の方がノルレボ錠に比べて金額が下がりますが成分は同様です。
なお、金額は自費のため各病院・オンライン診療サービスによって異なります。

アフターピルを飲む際の流れ

ここでは、アフターピルを飲む際の具体的な流れについて説明します。

アフターピルを入手する

まずは、病院やオンライン診療サービスで医師の処方を受けて、アフターピルを購入しましょう。個人輸入や海外サイトのアフターピルには、有効成分が含まれていなかったり、有害物質が入っていたりする場合があるため危険がともないます。また、ピルが破損して届いたり、配送に時間がかかり服用が間に合わない可能性も考えられます。様々な危険性があるため、アフターピルは必ず病院や国内のオンライン診療サービスで購入するようにしましょう。

なるべく早く飲む

処方してもらったアフターピルは、避妊の失敗が疑われる性行為からなるべく時間が経たないうちに飲むことが重要です。飲むタイミングが早ければ早いほど、妊娠を阻止できる確率が上がります。ノルレボ錠(レボノルゲストレル錠含む)の場合、シートに錠剤が1つだけ入っているので、その1錠だけ飲みます。もっとたくさん飲まなくて大丈夫なのかと不安になるかもしれませんが、その1錠だけで十分に効果があるため、自分で追加購入して飲むなどはしないようにしましょう。
ただし、服用から3時間以内に吐いてしまった場合は、アフターピルの成分が吸収できていない可能性があるので、追加で服用が必要になることがあります。アフターピルを処方してもらった医師に相談するようにしてください。

服用後はしばらく様子を見る

アフターピルを服用してから2〜3日以内に、消退出血という生理に比べて量が少なく時期も短い出血が見られることがあります。これは、アフターピルに含まれるホルモンの影響で薄くなった子宮内膜が剥がれ落ちることによって起こります。なお、消退出血は起こらない場合もあります。アフターピルを服用して、3週間以内に生理がきちんと来たら、妊娠はしていないという風に考えて良いでしょう。

妊娠検査薬で検査する

アフターピル服用後3週間経っても生理が来ていない場合は妊娠している可能性があるため、妊娠検査薬を使って検査してみましょう。もし陽性だった場合は、すぐに産婦人科を受診しましょう。

アフターピルの副作用

ノルレボ錠(レボノルゲストレル錠含む)は比較的副作用が起きにくいとされていますが、それでも若干の副作用は起きる可能性があります。アフターピルの副作用は、吐き気・腹痛・頭痛などです。これらの副作用は、アフターピルの服用から24時間経つと自然におさまるとされています。

アフターピル服用時の注意点

アフターピルの服用において注意すべきことがいくつかあります。
正しく服用して効果を発揮するためにも理解しておきましょう。

服用前後に飲酒しない

アフターピルの服用前後に飲酒すると肝臓に負担がかかり、アフターピルの成分をきちんと吸収できなくなったり、血中濃度が高くなったりしてしまう可能性があります。また、飲酒によって吐き気を催すこともあります。アフターピル服用前後の飲酒は避け、服用時は必ず水で飲むようにしましょう。

服用後2時間以内に吐いてしまったら医師に相談する

アフターピル服用後3時間以内に吐いてしまった場合、ピルの成分がきちんと吸収されず、正しい避妊効果を得られない可能性があります。追加でもう1錠服用する必要があるかについては自己判断せず、アフターピルを処方してもらった医師に連絡して指示を仰ぐようにしましょう。

次の生理が来るまで性交渉は避ける

アフターピルを服用した後、次の生理を待っている間は、性交渉はしないようにしましょう。妊娠していないことをきちんと確認できるまでの期間に性交渉を行うと、排卵タイミングと重なった場合などに妊娠する可能性があります。

アフターピルはオンラインでも購入できる

アフターピルは病院だけでなく、オンライン診療サービスでも購入することができます。医師の処方を受けた後にアフターピルを購入するという点では病院と同じですが、オンライン診療サービスの場合、病院までの移動時間がなくて済む・自宅でオンラインで診療を受けられる、といったメリットがあります。
メデリピルではアフターピル以外にも、継続的に飲み続けることで長期的な避妊効果が得られる低用量ピル、子宮内膜症の治療でも用いられる超低用量ピル、生理日移動の際に用いる中用量ピルも取り扱っているため、ご自身の目的にあったピルが見つかります。ピルの服用をお考えの場合は、ぜひ検討してみてくださいね。
※オンラインでピルを処方してもらう場合でも、年に1回は子宮頸がん検診と血液検査などを受けるために通院が必要です。

まとめ

今回の記事では、アフターピルの購入の仕方や服用の流れについて解説しました。避妊に失敗すると不安になりますが、適切にアフターピルを服用すれば高確率で妊娠を防ぐことができます。しかし、継続的な避妊を希望する場合は低用量ピルの服用がおすすめです。メデリピルではアフターピルと一緒に処方してもらえるので、検討してみてくださいね。自分で自分の体を守っていくためにも、正しい知識を覚えておきたいですね。

アフターピルの処方ならメデリピル

オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」ではアフターピルの取り扱いもあります。
メデリピルは、ピルが初めての方にも安心して利用していただける体制が整っています。

診療と処方を担当するのは、現役の産婦人科医のみで、診療時間も夜23時まで対応しているので、病院が開いていない時間にもアフターピルを処方してもらえます。
診療は音声通話かビデオ通話を選べるので、カメラオフでも診療を受けることができます。
アフターピルは、送料無料・最短当日発送でお届けします。東京23区内にお住まいであれば、別途送料3,850円(税込)で、処方されたその日にお届けする「当日お届けプラン」を利用することが可能です。(受付時間に限りがあります)
また、副作用が不安な方には吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方してもらえます。
今後も継続的に避妊していきたいという方には、低用量ピルも一緒に処方してもらうことができます。また、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が無料となります。
病院に行けなくとも、メデリピルのようなオンラインでのピル診療・処方サービスを利用するのもひとつの手段です。
こういった選択肢があることも知っておくと、いざという時に安心ですね。

LINEから診療予約ができる

メデリピルでは、LINEを使って診療予約や医師への相談、服薬管理などが完結します。
診療予約は24時間いつでも自分のタイミングで予約することができます。
まずはメデリピル公式LINEのお友達登録からはじめましょう♡

最短当日発送・送料無料

メデリピルでは、診療・処方が完了した時間にもよりますが、最短で当日発送されます。
届く日数はお住まいの地域によって変わるためご了承ください。
また、アフターピルの場合は送料無料になります。※1

※1 当日お届けプランは対象外です

東京23区内限定の当日お届けプラン

メデリピルでアフターピルを処方された場合、東京23区内にお住まいの方であれば、処方当日中に自宅に届く「当日お届けプラン」もお選びいただけます。
また、別途送料3,850円(税込)がかかります。ご希望の方は診療時に医師にお申し付けください。(診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります)

低用量ピルと同時処方で診療代0円

メデリピルでは、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が0円になります。
今後も継続的に避妊をしていきたいという方は、これを機に低用量ピルの服用をはじめることをおすすめします。

副作用緩和薬も処方可能

メデリピルでは、アフターピルの副作用が心配…。3時間以内に吐いてしまったらどうしよう…。という方には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方しています。
ご希望の方は、処方時に医師にお申し付けください。

メデリピルでは、アフターピルだけでなくピルが初めての方にも安心していただけるサポート体制が整っています。
安心してピルをはじめるならメデリピルがおすすめです。

飲みはじめの副作用ってどんな症状?主な原因と対策について

低用量ピルを服用することで、眠気や吐き気、むくみなどの副作用が生じることがあります。この記事では、ピルの服用によって起こる 飲みはじめの副作用 症状やその対策について詳しく解説していきます。

飲み始めの1~3ヶ月は副作用が出やすい時期!

低用量ピルを服用することで、体内のホルモンバランスが変化し、眠気や吐き気、むくみなどの副作用が生じることがあります。しかし、多くの場合は飲み始め2~3ヶ月以降には落ち着くため、まずはカラダが慣れるまで、服用を続けてみることが大切です。最低でも「3ヶ月」を目安に服用を続けて様子を見てみましょう。

こんな副作用が出たらどうする?

副作用の種類は大小さまざま。緩和策も一緒に知っておきましょう。

不正出血

不正出血とは、生理ではないタイミングで出血する状態のこと。低用量ピルを初めて使った人の約30%は不正出血を経験すると言われており、決して珍しいことではありません。不正出血は、個人差はありますが、1日~2,3週間にわたって続きます。そのため、ピル服用中の不正出血は珍しいことではありません。ピルの服用による不正出血の場合、偽薬や休薬期間の間に自然に止まってきます。

【 対策 】

3ヶ月ほど正しく服用を続けても不正出血の副作用が治まらない場合、子宮がんなど何らかの疾患の可能性もあるため医師に相談しましょう。また、飲み忘れがあると不正出血の原因となるので要注意です。

吐き気

低用量ピルの副作用として、気持ち悪さ、吐き気を感じる人もいます。ただし、体が慣れるまでの一時的なものであることがほとんどです。低用量ピルを服用した後に嘔吐があった場合、成分が適切な形で吸収されない可能性があるため、副作用には吐き気止めの薬を用いて対処することが望ましいです。目安として、服用から3時間以内に嘔吐があった場合には低用量ピルを1錠分追加で服用することが推奨されています。

【 対策 】

食後や就寝前にピルを飲むようにする

※ 心配な方は、医師と相談して、数日間は吐き気止めと一緒に内服してみましょう。

眠気

約0.1%〜5%未満の割合で眠気の症状が生じる場合があります。低用量ピルに配合されている黄体ホルモンが眠気を引き起こす原因と考えられており、飲み始めた時期に現れやすい副作用のひとつです。また、低用量ピルを飲み始めた時期には体内のホルモンバランスが不安定になり、基礎体温の調整が適切に行えなくなっている場合があります。

【対策】

充分な睡眠を取りづらい場合、日中に20分程度の仮眠を取ることが効果的です。

気分の落ち込み

低用量ピルの服用後、約0.1%から5%未満の割合で気分の落ち込み、抑うつ症状が表れる場合があります。低用量ピルを服用してから数日後に気分の落ち込み、食欲不振、不眠などの抑うつ症状が表れた場合は薬剤惹起性うつが考えられます。

【対策】
1~2ヶ月程服用を続けても副作用が治まらない場合、処方を受けたクリニックなどの医師に相談しましょう。

乳房の張り

乳房の張り、痛みが症状として現れる割合は約0.1%から5%未満です。低用量ピルには少量の黄体ホルモンが配合されており、飲み始めた時期には副作用の原因になることがあります。

【対策】 
服用を続けても副作用が治まらない場合は、処方を受けたクリニックなどの医師に相談しましょう。

頭痛

頭痛の症状が現れる割合は約0.1%から5%未満です。体内のホルモンバランスが不安定になることが主な原因であり、飲み始めた時期に起きやすい副作用のひとつです。

【対策】
ある程度の睡眠時間を確保する、肩こりを緩和する、治まらない場合は医師もしくは薬剤師に相談して頭痛薬の使用をご検討ください。

下腹部痛

下腹部痛が現れる割合は、約0.1%から5%未満です。体内のホルモンバランスが崩れることが主な原因になっています。

【対策】
服用を続けても下腹部痛が治まらない、生活に影響があるほどの痛みがある場合などには低用量ピル以外が原因の可能性もあるため医療機関に相談しましょう。

むくみ

低用量ピルに含まれるプロゲステロンというホルモンは、体内に水分を溜めやすくする作用があります。ピルによって太ったと感じる方もいらっしゃいますが、低用量ピルには脂肪をつきやすくするような作用はありません。

【 対策 】

・食生活の改善/ビタミンやミネラル、たんぱく質を積極的に摂取する

・塩分・アルコールの摂取量を減らす

・適度な運動やストレッチ、マッサージを取り入れる

・体を冷やさない 

服用停止する必要がある場合

下記症状がある場合は、血栓症を引き起こしている可能性があります。服用を停止し、医師の診療を受けてください。

基本的には血栓症のリスクなどがなく、処方可能な条件を満たしていれば、服用に制限はありません。服用中は1年に1回の血液検査、子宮頸がん検診を受けていただくことを推奨しています。6~12ヶ月に1回は体調のチェックや健康診断を受け、自分の体の状態を把握し、安心・安全に低用量ピルを服用してください。

副作用緩和薬の処方も可能!

診療代/送料無料で吐き気止めや痛み止め、むくみ緩和の医薬品処方も可能ですので、希望の場合は再診療をご予約ください。

副作用が起きると焦ってしまうかもしれません。しかし、ご説明したように、多くの場合は飲み始め2〜3ヶ月以降には落ち着くため、まずはからだが慣れるまで服用を続けてみることが大切です。症状があまりにもひどく日常に支障を及ぼす場合は、医師に相談しましょう。

ピルをはじめるならメデリピル

ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
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※1 3シート目受け取りまで解約不可
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メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

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メデリピルの5つのこだわり

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ピル服用中の頭痛の対処法や注意したい片頭痛とは?【安心してピルを飲むために】

ピルを飲んでいると、頭痛を感じることがあります。ピルの服用で頭痛が起こる原因には、ホルモンバランスの変化やエストロゲンの減少などが考えられます。頭痛が起きた場合の対処法や、注意するべき片頭痛についてご紹介します。

ピルを飲んで頭痛が起きる理由

低用量ピルを飲み始めると、頭痛を感じる方もいます。これはピルによる副作用のひとつで、頭痛が発生することがあるためです。では、ピルを飲んで頭痛が起きるのはなぜでしょうか?

ホルモンバランスの変化

低用量ピルの服用で頭痛が起きる理由として考えられるのが、ホルモンバランスの変化があります。ピルには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類の女性ホルモンが含まれています。そのため、ピルを飲み始めると体内のホルモンバランスが変わります。それによって頭痛のほか、むくみ、眠気、吐き気などのマイナートラブルを感じることがあるのです。特に初めてピルを飲み始めるときは、頭痛などの副作用を感じる場合がありますが、2~3か月程度で副作用が落ち着くことが多いです。軽い症状であれば服用を続けましょう。

エストロゲンの減少

頭の左右どちらか片側だけがズキズキと痛む片頭痛には、もともとエストロゲン(卵胞ホルモン)が関係していることがわかっています。エストロゲンの分泌量は、女性の月経周期にともなって大きく変わり、排卵日と月経前になると急激に低下します。エストロゲンの分泌量が減少すると、血管を収縮させる働きのあるセロトニンの分泌量も減ってしまい、それによって片頭痛が起きやすくなるのです。月経の前後や排卵期に、片頭痛を感じる女性が多いのはこのためです。

低用量ピルを飲み始めるとホルモンバランスが整って、これまで起きていた頭痛が改善する方もいれば、逆に頭痛を感じる方もいます。これには低用量ピルに含まれるエストロゲンとプロゲステロンによって、ホルモンのバランスが変化することが原因と考えられます。飲み続けることで改善されるので、辛い場合は我慢せずに鎮痛剤を飲みましょう。

血栓症の疑い

どんな薬でも、服用には副作用のリスクがともないます。ピルを服用すると、血栓症のリスクが上がるといわれています。血栓症とは、血管の中に栓ができて血管が詰まってしまう病気です。血栓ができる場所によって、動脈血栓症、静脈血栓症に分類されます。

低用量ピルの服用で血栓症のリスクが上がるのは、ピルの主成分であるエストロゲンとプロゲステロンが関係しています。とくにエストロゲンには、血液を固まりやすくする凝固亢進作用があります。そのため、血栓ができるリスクが高まるのです。とくに35歳以上の喫煙者や40歳以上の方、また血栓症の既往歴がある方など、血栓症のリスクが高い人は、低用量ピルの服用でリスクが上がるため、場合によっては服用できないこともあるので注意が必要です。

血栓症のリスクを下げる方法は、肥満がある場合は標準体重にし、十分な水分をこまめにとることです。高血圧や糖尿病がある場合は、治療を行うことでリスクを下げられます。

ピルが服用できない片頭痛

もともと頭痛持ちの方の場合、低用量ピルを服用できない場合があります。注意したいのは、片頭痛がある方です。ピルを服用する前から片頭痛があると、脳卒中などのリスクが高くなるといわれています。日本産科婦人科学会による低用量ピルのガイドラインによると、片頭痛と低用量ピルの使用について次のような基準を定めています。

低用量ピルを処方できるが血栓症の注意が必要
・片頭痛以外の頭痛(軽度または重度)
・前兆のない片頭痛(キラキラ、ないしは、ギザギザした光など頭痛の前に起きる視覚的前兆限局的症状のないもの)
・35歳以上で前兆のない片頭痛がある方

低用量ピルを処方できない
・前兆のある片頭痛がある方

まず医師に片頭痛の状況について相談して、低用量ピルの服用が可能かどうか聞いてみましょう。

ピルを飲んで頭痛が起きたときの対処法

低用量ピルを飲んでいるときに頭痛が起きたら、どうやって対処すればいいでしょうか?

鎮痛剤の服用

頭痛がひどいときは、頭痛薬や鎮痛剤を飲みたいと思うかもしれません。ただ頭痛薬や鎮痛剤によっては、ピルの効果に影響を及ぼす可能性があるものもあります。とくに覚えておきたいのは「アセトアミノフェン」という成分を主に配合している薬です。ピルの効果を強めたり、頭痛をおさめる効果が弱まったりする可能性があるため、薬剤師に相談してください。ドラッグストアで市販の頭痛薬や鎮痛剤を購入する場合も、薬剤師に確認するのがおすすめです。

医療機関の受診

低用量ピルを飲み始めると、最初のうちはホルモンバランスが安定せず、頭痛などの副作用が出やすくなる場合があります。飲み始めの1~3か月は副作用が出やすいといわれています。症状が軽いなら、そのままピルを飲み続けて様子を見ていくと、やがて落ち着いていくケースが多くあります。

2~3か月経っても頭痛がおさまらない、、ひどい頭痛で困っているといった場合は、医師に相談してみてください。ツラいと感じた時点で副作用緩和薬(ロキソニンなど)を処方してもらう、ないしは、ピルの種類を変えるなどの方法を提案してもらえるので、頭痛が落ち着くかもしれません。

セルフケア

頭痛の原因はさまざまです。そのメカニズムは完全に解明されておらず、風邪、疲れ、ストレス、寝不足、肩こりなどでも起こることがあります。そのため、ピルを飲んでいるときに頭痛が起きたとしても、その理由がピルとは言い切れないのです。軽い頭痛なら、少し横になって体を休めたり、毎日の睡眠時間を見直したり、肩こり解消のマッサージをしたりしながら様子を見てもいいでしょう。

ピルを飲んで頭痛が続く場合

もしピルの服用中に頭痛がおさまらず続くようであれば、それはピルが原因かもしれません。また、ピル以外に脳疾患などの原因も考えられます。ピルが原因の頭痛であれば、数か月服用を続けていけば一般的に頭痛は少しずつおさまっていきます。しかし数か月たっても頭痛がおさまらない、激しい頭痛を感じるといったときは、ピルの服用を中止して医師に相談しましょう。

軽症なら体が慣れるまで服用を続けてみて

低用量ピルの服用を始めると、頭痛や吐き気など、さまざまな副作用を感じる方がいます。これは、ピルによってホルモンバランスが変化していることが原因です。しかしそのままピルを飲み続けていれば、やがてホルモンバランスが落ち着き、頭痛などの副作用も落ち着いていきます。頭痛が起きたときは、軽症ならそのまま服用を続けてみましょう。心配な場合は、医師に相談するのがおすすめです。

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