ピルと女性ホルモンの関係性と効果について解説

ピル
更新日:2025.04.07
ピルと女性ホルモンの関係性と効果について解説

低用量ピルとは2種類の女性ホルモン「卵胞ホルモン(エストロゲン)」「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が配合された薬です。そんなピルと女性ホルモンの関係性や、それぞれの仕組みについて理解しておくことで、ホルモンバランスを順調に保つことができるかもしれません。
そんな低用量ピルの魅力と、女性の身体とホルモンについて詳しく説明していきます。

女性の身体のホルモンの仕組み

女性の身体において女性ホルモンは非常に重要な存在といえます。
女性ホルモンは、脳下垂体と呼ばれる脳の直下にある内分泌器官と卵巣のホルモンが連動して身体を保っています。
よく、排卵期、黄体期などの言葉を耳にしますが、これらは全て女性ホルモンの変動によって起こっています。

ピルを服用していない場合の女性ホルモンの変化

卵胞期 排卵期 黄体期 生理
脳下垂体 卵胞刺激ホルモン

(FSH)が放出

黄体形成ホルモン

(LH)が分泌

(=LHサージ)

卵巣 卵子が発育

発育後、

エストロゲン

(卵胞ホルモン)を排出

LHサージ後36時間程度で卵巣から卵子が排卵 排卵後の卵胞が

黄体となり、

黄体ホルモン

(プロゲステロン)が排出

子宮内膜は妊娠に

適した状態に変化

妊娠が成立しなかった場合、

子宮内膜が剥がれおちて生理となる

ピルの仕組み

ここではピルの中でも代表的な低用量ピルの仕組みについて解説していきます。
低用量ピルとは2種類の女性ホルモン「卵胞ホルモン(エストロゲン)」「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が配合された錠剤のことです。
前述にもあったように、ピルを服用することで脳がきちんとホルモンが分泌している状況と判断し、卵巣に命令をしなくなるため、卵胞刺激ホルモン(FSH)が放出されなくなり、卵子の発育もなくなり、排卵が起きなくなります。
つまり、ピル服用中は黄体期と同様の状態になるといえます。
次に、ピルを服用することで、どのような効果があるのかを効果別に見ていきましょう。

避妊に対する効果

卵子が発育せず、排卵が抑制されます。子宮内膜も厚くならないため、精子が侵入しても着床しにくくなります。

生理痛に対する効果

低用量ピルに含まれる卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が形成する子宮内膜は、通常時よりも薄くなることから、収縮して剥がれ落ちる際の負担が軽くなります。
そのため、生理痛の軽減が期待できるといえます。

過多月経に対する効果

経血量は、子宮内膜の厚みで量が決まります。
通常時のように妊娠に備えて子宮内膜を厚くなり、そのまま排出する際には量が
そのためピルを服用することで、子宮内膜を厚みを抑えることができるため、

これらのほか、ピルを服用することで、子宮内膜の厚みを最低限に留め、一定の周期で出血を起こすことでホルモンバランスを保つことができます。

ピルの副作用

ピル飲み始めの頃の身体がピルに慣れていない時期に、不正出血などの副作用が起こる場合もあります。
卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が少なくなることで、不正出血が発生するとされています。

ピルを服用してホルモンバランスを整えよう

ピルを服用していない場合のホルモンバランスは増減があったりと不安定なことも多いですが、ピルを服用することで、最低限の量のホルモンを安定して保つことができます。
また、ピルは休薬期間を挟むため、休薬期間に消退出血を起こすことで、生理周期を安定させることもできたり、ホルモンバランスの乱れがないことでPMS(月経前症候群)の改善も期待できます。
女性の身体とホルモンバランスというのはとても密接で、良くも悪くも影響が大きい関係性です。
生理トラブルで悩んでいる場合は、ピルで改善できる可能性もあるため、これを機に服用を検討してみてもよいでしょう。
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監修者

目黒ウェルネスクリニック院長
郡 詩織
大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。産婦人科専門医・がん治療認定医・抗加齢学会専門医を取得。 2021年よりメデリピルにおいてオンライン診療によるピル処方や、mederiが主催するセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの監修を担当など幅広く活動。

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