20代のピル服用率は何%?日本と世界の服用率は?数字で見る日本のピル事情

日本でどれくらいの女性がピルを服用しているかご存知ですか?生理や避妊などプライベートな話題も関係するため、周囲にピルを飲んでいるのか聞きづらいと感じる方も多いかもしれません。現在ピルを飲み始めるか悩んでいる方は、ぜひこの記事を読んでピルについての知識を深めてみてくださいね。

ピルとは?

ピルは、卵胞ホルモン「エストロゲン」と黄体ホルモン「プロゲステロン」という2種類の女性ホルモンが配合された経口避妊薬です。避妊効果のみならず、副効用として生理痛軽減や肌荒れ改善、生理不順改善などの効果もあります。ホルモン配合量や用途によって超低用量ピル・低用量ピル・中用量ピル・アフターピルの4種類に分かれており、長期的な避妊や生理痛軽減などの目的では低用量ピルを服用する場合が多いです。

日本の20代女性のピル服用率は?

2021年度に都心で働く女性を対象に行われた調査では、20代女性のうち31%がピルを服用しているという結果になり、30代の12%、40代の3%に比べて最も高い服用率でした。また、都心で働く女性全体で見るとピルの服用率は15%で、2019年に国連が発表した2.9%(日本国内での服用率)の約5倍となっています。
20代の若い頃は、生理痛の原因となる「プロスタグランジン」という物質が多く分泌され生理痛に悩まされやすいと言われているため、それが理由で20代の服用率が高いということも考えられます。

出典:「まるのうち保健室 働く女性ウェルネス白書2022」(三菱地所・神奈川県立保健福祉大学・ファムメディコ)

世界でのピルの服用率は?

2019年の国連統計によれば、世界における、避妊目的でのピルの服用率は8%で、実に1億人以上の女性がピルを飲んでいるとされています。一方で日本でのピル服用率は2.9%となっており、カナダの28.5%やフランスの33.1%などに比べると、かなり低いことがわかります。

【代表的な先進国でのピル服用率】
日本…2.9%
アメリカ…13.7%
イタリア…19.1%
イギリス…26.1%
カナダ…28.5%
ドイツ…31.7%
フランス…33.1%

出典:「Contraceptive Use by Method 2019」(United Nations)

日本のピル服用率が低い原因

2019年時点での日本におけるピル服用率は2.9%でしたが、日本でピルの服用率が低い原因は一体何なのでしょうか?理由の一部としては、以下のようなものが考えられます。

ピルについて知る機会がない

これまで学校などで、生理や妊娠の仕組みについて学習したことはあっても、ピルについて詳しく学習したことはないという方が多いのではないでしょうか?普段からなかなかピルについて知る機会がないと、ピルの効果や使い方がわからないですよね。

ピルを飲むのが怖い

一つ前の理由とも関連しますが、ピルについてあまり知らない状態だと、ピルを飲むのが怖いと感じることがあるかもしれません。ピルには避妊や生理痛軽減などの効果があり、普段の生活をより快適に送れるようになる可能性があるお薬です。生理痛などでお悩みの方は、ぜひこれを機に服用を検討してみても良いでしょう。

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ピルのメリットについて正しく知ろう

まだ日本では服用率が低いピルですが、ピルを飲むことには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?以下で、代表的なものについて1つずつ見ていきましょう。

一定の避妊率がある

ピルは、正しく服用すれば99.7%の避妊効果を持ちます。コンドームの避妊率が約85%であることを踏まえると、より高確率で避妊できる可能性があると考えられます。ただし、ピルに性感染症予防効果はないため、ピルとコンドームを併用するのが推奨されています。

生理痛や月経困難症改善に効果がある

生理痛は、分厚くなった子宮内膜が生理で剥がれ落ちる際に、経血を体外に排出しようとして子宮が収縮するために起こります。そしてピルには、子宮内膜を薄く保つ効果があるため、子宮の収縮が抑えられて生理痛の改善が期待できます。また、生理痛の影響で日常生活に支障が出ている場合にはそれを月経困難症と呼びますが、月経困難症もピルの服用によって改善できる可能性があります。

肌荒れが改善する

ピルには女性ホルモンが含まれているため、ピルを飲むとホルモンバランスが安定します。また、ニキビの原因となる男性ホルモンも減少するため、肌荒れの改善が期待できます。

ピルはどこで買える?

避妊、生理痛軽減、肌荒れ改善、生理周期の安定など様々な効果があるピルですが、薬局などで市販薬としては販売されていません。ピルは、病院かオンライン処方サービスで処方を受けることが可能です。

病院で処方してもらう場合

病院では、対面で医師の診療を受けることができるため、安心感があります。ピルの処方を希望する場合、産婦人科を受診してピルがほしい旨を伝えましょう。問診や医師の診療を受けて、健康上のリスクがないかを確認してから処方してもらいます。

オンライン処方サービスで処方してもらう場合

オンライン処方サービスは、自宅で医師の診療と処方を受けられるため、病院に行く時間が取れないときなどにおすすめです。スマホで診療予約から処方まで完結できる上、引越しや転勤などで住む場所が変わってもずっと同じサービスを使い続けられるというメリットがあります。
なお、オンライン処方サービスを利用している場合でも、ピル服用中は病院で定期検診を受けることが必要です。一度も病院に行かなくて良いということではありませんのでご注意ください。

通販サイトでのピル購入は避けよう

海外通販サイトなどを見ると、ピルを医師の処方なしで購入できるケースがあります。しかしこのようにして購入したピルには、本来のピルの成分が含まれていない可能性があるため、購入は控えましょう。ピル購入時には、必ず病院かオンライン処方サービスにて医師からの処方を受けるようにしてください。

まとめ

今回の記事では、世界と比較した日本のピル服用率や、20代のピル服用率などについて見てきました。ピルを飲んでみたいけれど、周囲でどれくらいの人がピルを飲んでいるのかわからない、ということもあるかもしれません。ピルは避妊や生理痛軽減などの面で効果があるため、現在悩んでいる方は服用を検討してみるのもおすすめです。

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ピルを落としたら翌日分を飲んでいい?避妊に影響はある?そんな不安を解消しよう

これまでに、ピルを落とした経験がある方もいるのではないでしょうか。探しても見つからなかった場合、その日服用するはずだった錠剤がなくなってしまいます。翌日飲む分の錠剤を飲んでもいいのか、避妊効果に影響は出るのかなど、様々な不安が出てきますよね。今回は、そのようなピルを落とした時に生まれる不安を解消していきます。 

ピルには実薬と偽薬がある

ピルの錠剤は、実薬と偽薬の2種類で構成されています。実薬というのは薬の成分が入った錠剤のことで、ピルのもつ避妊効果に直接関係してくるものです。一方で偽薬というのは、薬の成分が入っていない錠剤のことです。なぜ、偽薬を飲むのかというと、休薬している間も偽薬を飲み続けることで、毎日の服用習慣が維持され、実薬の飲み忘れ防止に役立つためです。
ピルは28日周期で構成されており、3週間の実薬期間の後に1週間の休薬(偽薬)期間を設ける必要があります。21日タイプと28日タイプのピルがありますが、偽薬が入っているのは28日タイプの4週目のみです。21日タイプには偽薬が入っておらず全て実薬であるため、最後の21錠目まで飲み切ったら、次のシートに移る前に7日間何も服用しない日を作ります。偽薬は休薬期間後の実薬の服用を忘れないために便利です。ご自身にあったタイプを選択することで正しく服用していくことができますね。

ピルを落としたら翌日分を飲んでもいい?

ピルを落とした際の対処法は、落とした日に服用する予定だった錠剤が実薬なのか偽薬なのかで変わってくるため、それぞれ見ていきましょう。

実薬を落とした場合

21日タイプの場合シートに入っているのは全て実薬、また、28日タイプの場合1〜3週目(1〜21日目)の分は実薬ですので、こちらを参考にしてみてください。
実薬を落とした場合、その日は翌日分のピルを飲むようにしましょう。正しい避妊効果を得る上では、ピルを毎日欠かさず飲み続けることが大切になります。このようにすると、服用スケジュールが1日ずつ前へ詰まり休薬期間の開始も1日早くなってしまいますが、その休薬期間にいつも通りの消退出血が起きるため問題はないとされています。ただし次のシート以降、ピルを飲む曜日がそれまでとは1日ずれているため、飲み忘れがないように注意することが必要です。

偽薬を落とした場合

28日タイプの場合4週目(22〜28日目)の分は偽薬ですので、こちらを参考にしてみてください。
偽薬は、服用サイクルを維持して実薬の飲み忘れを防ぐために入っているものなので、飲まなくても特に問題ありません。偽薬を落とした場合は、その日の偽薬を飲んだ想定でそのまま1日過ごし、翌日また続きのピルから服用を再開するようにしましょう。

ピルを落としたら避妊効果に影響は出る?

実薬を落とした場合でも、その日は翌日分のピルを飲み、翌日からシートに残っているピルを順番通り飲み続ければ、服用しない日を作らずにピルの服用ができている状態になるため、避妊効果に影響はないとされています。また、偽薬を落とした場合も避妊効果に影響はありません。偽薬はもとから避妊のための成分が含まれていない錠剤であり、飲まなくても特に問題がないためです。

1日服用できなかった場合は注意が必要

実薬を落とした後に翌日分のピルを飲むことなく、そのまま何も服用せずに1日過ごしてしまった場合は、気付いた時点で前日(ピルを落とした日)の分として1日ずらした錠剤を1錠飲み、その後、普段の服用時刻になったら当日分をもう1錠飲みましょう。もしすでに普段の服用時刻になってしまっている場合は、前日分と当日分の合計2錠を一度に飲むようにしましょう。
避妊目的でピルを服用している場合、2日以上服用ができていないと避妊効果に影響がでる可能性があるためコンドームなど別の避妊方法を使用するようにし、ピルについては服用を中止して次回の生理が始まってから服用を再開するようにしてください。
もしも、ピルの服用ができていない期間に性交渉があった場合、緊急避妊が必要になることも頭に入れておきましょう。

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ピルを落とした時に注意すること

ここでは、ピルを落とした時に注意することについて解説します。ピルは、正しく服用しないと避妊効果に影響が出てしまい、望まない妊娠につながる可能性もあります。以下のことに注意して、正しい避妊効果を得られるようにしましょう。

休薬期間を8日以上とらない

落としたピルが、3週目の最終日(=21日目)や1週目の初日(=1日目)の分であった場合、前後の休薬期間と合わせて合計8日間ピルを飲めなくなってしまう可能性があります。休薬期間が8日以上になると、卵胞の成長が進んで排卵が行われ、妊娠してしまう可能性があります。誤って休薬期間を8日以上とってしまった場合は、飲み忘れ分にあたるピルを気付いた時点ですぐに飲み、他の避妊方法も併用するようにしましょう。

服用スケジュールのずれに注意する

ピルを落とした後に翌日分のピルを服用した場合、ピルが1錠足りない状態になり、その後の服用スケジュールが1日ずつずれることになります。休薬期間の開始もずれることで、想定していたよりも早く消退出血(生理)が起きる可能性があるため、生理用品の準備やお出かけの予定などに問題がないか事前に確認しておくと安心です。

まとめ

今回の記事では、ピルを落とした時の対処法や、避妊効果への影響について解説しました。偽薬を落とした場合は特に問題ありませんが、実薬を落とした場合はピルの服用が中断されて避妊効果をはじめとしたピルの持つ効果に影響がでる可能性があるため、翌日分のピルを飲んで引き続き服用を続けるようにしましょう。ピルの服用目的(避妊目的かどうか)で服用ができなかった対処法は変わりますが、一刻も早く気づいて対処することが必要になります。
緊急時には自分でどうにかしようとせずに医師に相談することが大切です。

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ピルとホルモン剤はどう違う?代用してもいい?2つの違いについて解説

ピルには女性ホルモンが含まれていますが、ホルモン剤とは何が違うのでしょうか?ピルをホルモン剤で代用してもいいのでしょうか?今回の記事では、ピルとホルモン剤の違いについて解説していきます。

ピルとは?

ピルとは、卵胞ホルモン「エストロゲン」と黄体ホルモン「プロゲステロン」の2種類の女性ホルモンが含まれている経口避妊薬です。長期的な避妊効果があり、副効用として生理痛軽減・肌荒れ改善・生理周期の安定などの効果も期待できます。

ホルモン剤とは?

ホルモン剤とは、基本的にはホルモンを含む薬剤を全て包括するので、ピルもホルモン剤のひとつとなりますが、更年期障害に対するホルモン補充療法(HRT)や、一部の月経困難症に対する治療などで使われるお薬のことをホルモン剤と呼ぶことが多いです。女性は40代半ば頃から体内のエストロゲンが減少し、のぼせ・体の冷え・肩こり・疲労感などの更年期障害が見られるようになります。
また月経困難症については、通常だと低用量ピルや超低用量ピルを用いて治療を行うことが一般的です。しかし、これらのピルには血液凝固作用のあるエストロゲンが含まれており、年齢を重ねるとともに血栓症リスクが上がってしまいます。また、喫煙や持病の有無によっても異なりますが、おおよそ40歳頃になるとピルが慎重投与や処方不可になる場合が多いです。

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ホルモン剤の種類

このような更年期障害や月経困難症の治療で役立つのがホルモン剤です。ホルモン剤は、含まれているホルモンの種類から大きく以下の3つに分類できます。

エストロゲンと黄体ホルモン両方が含まれたホルモン剤

更年期障害の治療において多くの場合に使用されるホルモン剤は、ピルに比べてエストロゲン量が少量です。更年期障害はエストロゲンの減少によって引き起こされるため、治療ではエストロゲンのみを投与すれば良いように思えます。しかしエストロゲンには子宮内膜を厚くする作用があるため、エストロゲンのみを投与すると子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスクが上がってしまいます。そこで、エストロゲンの分泌を抑えて子宮内膜を薄くする作用がある黄体ホルモンを一緒に投与することで、エストロゲンを取り入れつつも子宮体がんなどのリスクを軽減させることができます。
含まれているホルモン量はピルに比べて少量であるため、ピルの服用が難しくなった年齢の方であっても、ホルモン剤を用いた治療は受けることができるとされています。

エストロゲンのみ含まれたホルモン剤

こちらも更年期障害の治療において使用されることがあるホルモン剤です。
これまでに何らかの理由で子宮を全摘出された方は、エストロゲンを投与しても子宮内膜増殖症や子宮体がんを発症するリスクがないため、エストロゲンのみのホルモン剤を投与する場合があります。黄体ホルモン投与によって見られる可能性がある消化器症状などの副作用を考慮すると、むしろエストロゲンのみの投与の方が良いと言われることもあるようです。

黄体ホルモンのみ含まれたホルモン剤

40歳以上の方の月経困難症治療や副作用や禁忌に該当し低用量ピルが使用できない方、子宮内膜症や子宮筋腫の治療目的では40歳以下の方に使用されることがあるホルモン剤です。
エストロゲンが含まれていないため、体内のエストロゲン量が少なくなり更年期障害のような症状が出る可能性があるほか、黄体ホルモン製剤の副作用である不正出血が見られる可能性が高いです。しかし、黄体ホルモンは子宮内膜を薄く保つ作用が強いため、月経困難症の原因である子宮内膜症などへの効果が大きく、毎日飲むことで生理も来なくなります。また、エストロゲンが含まれていないため、ピル服用時には注意が必要であった血栓症のリスクがほとんどなくなります。40歳以上で月経困難症に悩んでいる方にとっては、非常に便利なホルモン剤であると言えます。

ピルとホルモン剤の違い

それでは改めて、ピルとホルモン剤の違いについてまとめてみましょう。具体的な違いとしては、以下に挙げる3つがあります。

ホルモンの種類の違い

ピルにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が含まれていますが、ホルモン剤にはエストロゲンか黄体ホルモンのどちらかしか含まれていないものがあります。両方のホルモンが含まれているホルモン剤もありますが、そのようなホルモン剤に含まれている黄体ホルモンは、ピルに含まれるエストロゲンの含有量が少ないことが特徴です。

ホルモン量の違い

ホルモン剤に含まれるホルモン量は、ピルに比べて少量である場合がほとんどです。そのため、ピルが慎重投与や処方不可となる40歳以上の方でも、更年期障害の治療を行うことができるとされています。

用途の違い

ピルは避妊や生理痛軽減、肌荒れ改善などを目的として服用することがメインです。それに対してホルモン剤は、更年期障害の治療や、40歳以上の方の月経困難症治療などで使用されることが多いです。

ピルとホルモン剤のメリットは?

ピルとホルモン剤のメリットは、それぞれ以下のようなものになります。なお、40歳という年齢はあくまで目安であり、喫煙や持病など他の条件によっても変わるため、ピルやホルモン剤を使用するにあたっては必ず医師に相談するようにしましょう。

ピルのメリット

・正しく服用すれば99.7%の避妊効果がある
・生理不順の改善が期待できる
・生理痛や月経困難症の症状軽減が期待できる(40歳未満の方)

ホルモン剤のメリット

・更年期障害の治療に効果が期待できる
・閉経後骨粗しょう症の治療に効果が期待できる
・生理痛や月経困難症の症状軽減が期待できる(40歳以上の方)

ピルとホルモン剤は代用できない

ほとんど成分が変わらないピルとホルモン剤ですが、それぞれを代用することは避けましょう。ピルとホルモン剤では含まれているホルモン量が異なるため、ホルモン剤の代わりにピルを飲むと、本来よりも多くのホルモンを体内に取り入れてしまうことになります。また、ホルモン剤にもある程度の避妊効果がありますが、その効果はピルほど強くありません。ピルと同じように避妊目的でホルモン剤を使用しても、きちんと避妊できない可能性があるため、必ず他の避妊方法も併用するようにしましょう。
また、ピルが禁忌で使用できないことから黄体ホルモン製剤が処方されている方は代用しないように注意しましょう。

ピルとホルモン剤はどこで手に入る?

ピルとホルモン剤は、どちらも医師の診療を受けてから処方してもらう薬です。なお、これらの薬は病院やオンライン診療サービスで処方してもらうことができます。ご自身のスケジュールなどに合わせて、病院とオンライン診療サービスを上手く活用してみてくださいね。

まとめ

今回の記事では、ピルとホルモン剤の違いについて解説しました。一見同じように見えるピルとホルモン剤ですが、含まれているホルモン量や用途は異なります。ピルが避妊や生理痛軽減を目的として処方されるのに対し、ホルモン剤は含まれているホルモン量がピルより少なく、更年期障害や40歳以上の方の月経困難症治療の際に処方されるものです。代用はせず処方されたものを適切に使用し、服用中に不安なことが生じた際には医師に相談するようにしましょう。

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生理中の腰痛を緩和する具体的な対策方法4選【医師監修】

生理中にはお腹の痛み以外でもさまざまな不快な症状が起こりますが、その中でも腰痛は悩まされる人が多い症状の一つです。しかし、腰痛は自分で改善することも可能です。この記事では生理にともなって腰痛が起こる原因について解説し、腰痛を緩和させる具体的な方法を6つ解説していきます。

生理中に腰が痛くなる原因

生理中には、生理痛以外にも心身に不調をきたすケースがあります。
むくみによる筋肉痛のような痛み、頭痛や吐き気、それ以外にもさまざまな症状を引き起こしますが、その中でも腰痛は特に起こりやすい症状の一つです。
生理痛はプロスタグランジンというホルモンの作用によって、子宮が収縮することで起こります。
プロスタグランジンは経血を排出するために必要な物質であるものの、過剰に分泌されることで、強い収縮が起こり痛みを感じやすくなります。
生理痛を感じる神経は背骨の下部にある「仙骨」という骨を通っており、お腹周りの収縮の影響を受けることで仙骨を中心に腰痛が起こりやすくなります。
また生理中はお腹周りの血流が悪くなるため、近い部位である腰の周辺に痛みを覚えるケースもあります。
加えて血流が悪いと、プロスタグランジンが排出されず、体内に滞ったままになり生理痛や腰痛を悪化させます。

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腰痛の悪化を抑制する方法4選

リラックスする時間を設ける

血流の悪化は、自律神経が乱れることで促進されます。
また自律神経は、普段の生活を送る中で自然と乱れるものです。
そのため定期的に整える必要があり、その方法の一つはリラックスできる時間を設けることです。
リラックスできると、血管が拡張して血流が良くなり、痛みが緩和して、体と心の過剰な反応を抑えることにつながります。
趣味に時間を使ったり、家族と過ごしたりすることも効果的ですが、ヨガで行う瞑想や有酸素運動もリラックスするために有効な方法です。

マッサージでセルフケアをする

生理中はプロスタグランジンの働きで筋肉が緊張しやすく、血液の流れが滞って心臓に戻りにくくなることで、下半身を中心にむくみが発生します。
むくみが発生すると筋肉痛のような痛みを腰の周辺に感じ、これが腰痛の原因となるケースもあります。
むくみを解消するためには、体の血行を促進させる必要があり、マッサージが効果的です。
ふくらはぎや大臀筋のまわりはむくみやすいポイントのため、手で優しくもみほぐして筋肉の緊張をほぐすことも効果的です。

鎮痛剤を服用する

薬局などで販売されている市販の鎮痛剤には、プロスタグランジンの産生を阻害する成分が含まれており、服用することで生理痛や腰痛を緩和させることができます。
またアルミノプロフェンを含む鎮痛剤は、関節の痛みに特に有効です。
市販薬のメリットは薬局で手軽に購入できることです。痛みが気になったときに、すぐに服用できます。ただしアルミノプロフェンを含む市販薬は少ないため、ない場合は他の鎮痛剤で代用します。

★鎮痛剤の飲み方のポイント
痛みを緩和してくれる鎮痛剤ですが、飲み方を工夫することで、より効果が期待できます。
生理中の腰痛や生理痛の原因となるのがプロスタグランジンというホルモンの分泌によるものなため、痛みを抑えるには、まずはプロスタグランジンの分泌を抑える必要があります。
ポイントとして、少しでも痛みを感じた段階で、なるべく早めに鎮痛剤を服用しておくことで、痛みを抑えられ悪化せずに済みます。

生理の度に鎮痛剤を飲むと効かなくなる?
よく生理の度に鎮痛剤を飲むと効かなくなってしまうという噂がありますが、実際には生理の度に鎮痛剤を飲んでも問題ありません。
個人差はあるものの1週間程度、鎮痛剤を服用したところで体が慣れてしまうということはないため我慢せずに鎮痛剤に頼るようにしましょう。

体を温める

生理中に感じる腰痛などの不快感は、体を温めると緩和されることもあります。
生理中は体温が下がって血行不良になり、手足が冷えやすい状態にあります。
厚手の靴下などを履いて手足を冷やさないようにし、1日の終わりにはお風呂にゆっくりつかって体を温める習慣を身につけましょう。
また体が温まるツボを刺激したり、生姜湯やハーブティーを飲んで体を温めたりする方法もあります。

ホルモンバランスを正常化する

ホルモンバランスが崩れると、自律神経が乱れ、血流が滞って生理痛や腰痛が重くなる可能性があります。
ホルモンバランスを正常に保つには、ストレスをためない生活習慣や規則正しい睡眠、バランスの取れた食事や適度な運動習慣が大切です。
また、低用量ピルを服用して体内のホルモンバランスを調整する方法もあります。
ホルモンバランスが整うことで、生理にともなう不快感を軽減できます。

骨盤を安定させる

骨盤を安定させることも腰痛の緩和に繋がるとされています。
骨盤周りのストレッチや、骨盤ベルトやサポーターなどを使用することがおすすめです。
生活の中で無理のない範囲で習慣化するとよいでしょう。
ただし、骨盤ベルトやサポーターなどのグッズを使用して腰痛が悪化してしまった場合には使用を中止するようにしてください。

軽い運動を取り入れる

腰痛は血行が悪くなることで痛みが悪化してしまいます。そのため、生理中は安静にしていることが好ましいと思われがちですが軽めの運動を取り入れて血行を良くすることもひとつの手段です。
特に有酸素運動が効果的なため、生理中に取り入れやすいのは散歩やストレッチ、ヨガなどが挙げられます。
散歩は一番簡単に始められ、気分転換に近所を歩くだけでも心と体がリフレッシュされるのでおすすめです。

生理中の腰痛改善には血流やホルモンバランスを整えよう

生理にともなう腰痛の原因について解説してきました。
生理はプロスタグランジンというホルモンが子宮を収縮させ、経血を体外に排出することで起こります。
しかしプロスタグランジンが分泌されすぎると収縮が強くなり、痛みを感じるケースがあります。
また腰にある仙骨の周りには神経が集中しており、プロスタグランジンによる臓器の収縮で痛みを感じることがあり、これが生理中に起こる腰痛の原因の一つです。
生理痛や腰痛を緩和させるためには、収縮を起こしているプロスタグランジンの産生を抑制したり、血流をスムーズにしたりするのが効果的です。
生活にマッサージを取り入れ、体を温める習慣を身につけたり、体内のホルモンバランスを整えることが、生理痛と腰痛の改善につながります。

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先ほども腰痛や生理痛を緩和する方法の一つとして「低用量ピル」を挙げましたが、低用量ピルで女性ホルモンの量を調節し、さまざまな不調を改善できる場合があります。
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※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

緊急避妊薬(アフターピル)の購入方法は?薬局やドラッグストアで買える?

望まない妊娠を防ぐためにも、いざという時に迅速な対応ができるようにピルや女性の体のメカニズムについて正しい情報を知っておくことはとても重要です。今回の記事では緊急時のアフターピルの入手方法やよくある質問について解説していきます。

緊急避妊薬(アフターピル)を薬局・ドラッグストアで買うことはできる?

前述したように、緊急避妊薬は医師の処方箋が必要となるため、現時点では処方箋なしで薬局やドラッグストアで購入することはできません。市販化に向けて動きは進んでいますが、転売の可能性、避妊に対する意識の低下、副作用のリスク、性暴力に悪用される可能性があるなどの理由から医師の中でも意見が分かれており、認定が見送られ続けています。

そんな中、市販化に向けて大きく前進する動きがありました。2023年6月、厚生労働省は一定の用件を満たす薬局に限定して、試験的に医師の処方箋なしで緊急避妊薬を販売する運用を開始すると発表したのです。試験運用は、2023年夏~2024年3月末までを予定しています。しかし、具体的な市販化の時期についてはまだ決まっていません。

(※2023年8月時点の情報)

 

緊急避妊薬(アフターピル)の代わりになる薬は市販されている?

緊急避妊薬(アフターピル)の代わりになる薬は、残念ながらありません。上記で紹介した通り、一部国内で市販化の動きが試験的に始まっていますが、基本的には医師の診療なしに緊急避妊薬(アフターピル)を購入することは出来ません。

避妊効果という面では、普段から低用量ピルを服用することで99.7%の避妊効果を得られます。いざという時のためにも、日常的に対策しておくことを検討しても良いかもしれません。

 

緊急避妊薬(アフターピル)を通販(個人輸入)を避けた方がいい理由

海外では日本では未承認の緊急避妊薬(アフターピル)が処方されることもあります。個人間のやり取りで完結するフリマサイトや通販などで薬を入手することは大変危険です。偽物の可能性や安全性が確立されていない薬の服用は、かえって重篤な副作用の原因になったり、効果を発揮できず望まない妊娠を発生させてしまったりする原因に繋がります。「安価だから」「手軽だから」と正しくない経路での入手に踏み切ることは絶対に止めましょう。

個人情報が流出する危険性がある

海外の通販サイトから購入した際にクレジットカードの情報を盗まれてしまったり、知らない番号から電話がかかってきたなど、個人情報が流出してしまったなどの被害は多数起きています。
また、支払いが完了したにも関わらず商品が届かないなんてことも発生しているケースもあります。
購入先が不明瞭な購入先からは入手を避けた方がよいでしょう。

有効期限が切れる可能性がある

アフターピルのなかでもノルレボ錠の場合、避妊に失敗した性交渉から、避妊効果を得るためには72時間以内に服用する必要があり、早く服用すればするほど避妊効果は高いとされています。
また、海外の通販サイトを利用しても届くまでに時間がかかり、アフターピルの効果を果たせなかったということも十分にあります。

副作用が起きても自己責任

アフターピルの服用では他の薬剤と同じように副作用が起きることもあります。
日本ではピルを手に入れる場合、医師の処方が必要となります。きちんと医師から処方を受けている且つ、国内で承認されている薬剤で副作用がでてしまった際には、「医薬品副作用被害救済制度」という国の救済制度を利用することができます。
しかし、海外の通販サイトなどから医師の処方なしに購入して副作用がでてしまっても保障を受けることはできず、自己責任となります。

参考〉医薬品副作用被害救済制度とは

そもそも緊急避妊薬(アフターピル)とは?

緊急避妊薬(アフターピル)とは、避妊に失敗した場合や性被害などを受けた時に、緊急用として望まない妊娠を防ぐお薬です。多量の女性ホルモン剤を服用することで、排卵を抑制したり遅らせたりして妊娠を回避することができます。

緊急避妊薬は、妊娠の可能性がある性行為から72時間(3日)以内に1回1錠服用することで、高い避妊効果を期待できます。早く飲むほど避妊率が高まるため、避妊の失敗に気付いたら早急に医療機関を受診して処方してもらうことが大切です。

緊急避妊薬について、よくあるQ&Aをページ下部に記載しています。また緊急避妊薬についてより詳しく知りたい方は、以下のページも参考にしてください。

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緊急避妊薬(アフターピル)の種類と服用方法

現在国内で認可されている緊急避妊薬は、「ノルレボ」とそのジェネリック医薬品である「レボノルゲストレル」の2種類です。いずれも同じ有効成分を同一量含むため、服用方法や効果に変わりはありません。

 服用方法 性交後72時間以内に1錠服用
 効果 緊急避妊
 副作用 頭痛、吐き気、消退出血、眠気、倦怠感、めまい、腹痛、下痢など

緊急避妊薬(アフターピル)はどこで買えるの?

緊急避妊薬(アフターピル)は医療用医薬品に該当するため、必ず医師の診療を受けて処方してもらう必要があります。緊急避妊薬(アフターピル)の処方箋をもらうには、主に2つの受診方法があります。

産婦人科・クリニックでの対面診療

基本的な受診方法が、産婦人科を直接受診する対面診療です。医師の診療を受けて処方箋を発行してもらい、薬局に持参して購入、もしくは病院でそのまま処方してもらいます。対面診療は、緊急避妊薬が必要なとき、医療機関が近くにある場合に適しています。診療後、すみやかに薬を受け取り服用することができます。

しかし、病院は主に平日の日中に診療するため、性行為のタイミングによっては性交後72時間以内の服用が間に合わない可能性があります。また、近くに医療機関がない場合、来院に時間がかかってしまうデメリットも考えられます。

自分の身を守るためにも、緊急時にどこへアクセスすべきか把握しておくことが大切です。厚生労働省は、緊急避妊を希望する場合に対面診療が可能な医療機関の一覧を都道府県別に公開しています。受診先を選択する上で参考にしてみてください。

緊急避妊に係る取組について(厚生労働省)

オンライン診療

オンライン診療で医師の診療を受け、処方箋を送付してもらい薬局に持参して購入、またはオンライン上で購入し緊急避妊薬を配送してもらう方法です。

オンライン診療は、身近に医療機関がない、医療機関の診療時間内に間に合わないといった場合に適しています。サービスによっては平日の遅い時間や土日祝も営業しているため、迅速に予約を取ることができます。また、直接病院に足を運ぶ必要がないため、誰にも顔を合わせずプライバシーの面でも安心です。

ただ、緊急避妊薬をオンラインで処方するサービスは限られているため、まずは対応しているサービスを検索する必要があります。診療後にお薬を受け取るまでの流れもサービスによって異なり、天候の影響で配送に時間がかかったり、お届け先によっては発送から受け取りまでに1日以上かかったりすることもあります。住んでいる地域と発送元の距離によっては、バイク便での発送をしているところもあるので受け取りまでにかかる日数はしっかり確認しましょう。

アフターピルの処方ならメデリピル

オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」ではアフターピルの取り扱いもあります。
メデリピルは、ピルが初めての方にも安心して利用していただける体制が整っています。

診療と処方を担当するのは、現役の産婦人科医のみで、診療時間も夜23時まで対応しているので、病院が開いていない時間にもアフターピルを処方してもらえます。
診療は音声通話かビデオ通話を選べるので、カメラオフでも診療を受けることができます。
アフターピルは、送料無料・最短当日発送でお届けします。東京23区内にお住まいであれば、別途送料3,850円(税込)で、処方されたその日にお届けする「当日お届けプラン」を利用することが可能です。(受付時間に限りがあります)
また、副作用が不安な方には吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方してもらえます。
今後も継続的に避妊していきたいという方には、低用量ピルも一緒に処方してもらうことができます。また、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が無料となります。
病院に行けなくとも、メデリピルのようなオンラインでのピル診療・処方サービスを利用するのもひとつの手段です。
こういった選択肢があることも知っておくと、いざという時に安心ですね。

LINEから診療予約ができる

メデリピルでは、LINEを使って診療予約や医師への相談、服薬管理などが完結します。
診療予約は24時間いつでも自分のタイミングで予約することができます。
まずはメデリピル公式LINEのお友達登録からはじめましょう♡

最短当日発送・送料無料

メデリピルでは、診療・処方が完了した時間にもよりますが、最短で当日発送されます。
届く日数はお住まいの地域によって変わるためご了承ください。
また、アフターピルの場合は送料無料になります。※1

※1 当日お届けプランは対象外です

東京23区内限定の当日お届けプラン

メデリピルでアフターピルを処方された場合、東京23区内にお住まいの方であれば、処方当日中に自宅に届く「当日お届けプラン」もお選びいただけます。
また、別途送料3,850円(税込)がかかります。ご希望の方は診療時に医師にお申し付けください。(診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります)

低用量ピルと同時処方で診療代0円

メデリピルでは、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が0円になります。
今後も継続的に避妊をしていきたいという方は、これを機に低用量ピルの服用をはじめることをおすすめします。

副作用緩和薬も処方可能

メデリピルでは、アフターピルの副作用が心配…。3時間以内に吐いてしまったらどうしよう…。という方には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方しています。
ご希望の方は、処方時に医師にお申し付けください。

メデリピルでは、アフターピルだけでなくピルが初めての方にも安心していただけるサポート体制が整っています。
安心してピルをはじめるならメデリピルがおすすめです。

まとめ

今回はアフターピルについて、入手方法や服用方法など、基本的な項目について解説してきました。望まない妊娠を避けるためにも、避妊方法について理解を深めることはとても大切です。アフターピルは1回の服用で高い避妊効果を発揮しますが、副作用も出やすいため、妊娠を希望するまでは低用量ピルで継続的な避妊をしておくと安心でしょう。産婦人科に行きづらいと感じる場合は、オンライン処方サービスを検討してみてはいかがでしょうか。

生理前に頭痛が起こるのはなぜ?対処・予防方法を紹介

頭痛に悩まされている女性は多いと言われています。頭痛が原因で、学校生活や仕事、家庭など日常生活に大きな支障をきたした経験のある方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな頭痛について解説していきます。

生理前に頭が痛い!どうして?

頭痛には2種類あると言われています。特に、生理前になると頭が痛い…。こんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。そんな生理前の頭痛の原因や、いつ起こるのか、その対処法、セルフケアの方法などをご紹介します。

頭痛には2種類ある!

□ 緊張型頭痛

・後頭部を中心に頭全体が締めつけられるような重い痛み

・短時間〜数時間一定の鈍い痛みが続く

・肩や首のこりがある

・パソコンを使った後に痛む など

原因は身体的、精神的ストレスです。身体的なストレスとしては、無理な姿勢の維持や、日々のパソコン、スマホ作業などが負担として考えられます。肩や首が緊張し続ける状態を避けることが良いでしょう。肩や首をストレッチして血行を促進したり、枕の高さを調節して休息できるようにしたり、工夫が必要です。また、精神的ストレスを感じる前に、そして感じた時にはリフレッシュをするようにしましょう。

□ 片頭痛

・「ズキン、ズキン」という強い痛み

・月に1~2回起きる

・前兆でチカチカした光が見えることがある

・体を動かすとガンガンと頭に響く

生理前頭痛の原因は?

生理前の頭痛は、ホルモン分泌の変動が原因だと考えられています。卵胞ホルモンという女性ホルモンがあり、月経前や排卵直後に分泌量が急減します。卵胞ホルモンの急減に伴って、脳内のセロトニンという物質も減少します。セロトニンは血管収縮をコントロールしたり、痛みを抑えたりする働きを担っています。そのため、月経前はセロトニンの減少により、頭痛が起こりやすいといわれています。

生理前の頭痛ってどうしたらいいの?対処法は?

片頭痛は外部の刺激によって、悪化する可能性があります。頭痛が起きたら、人混みや強い日差しを避け、できるだけ暗く静かな場所で安静にしましょう。

また、睡眠不足も頭痛の原因となり得ます。最低6時間の睡眠を取りましょう。また寝すぎも、頭痛を誘引する可能性があるため、規則正しい生活を送ることが大切です。

緊張型頭痛がある時は、熱いお風呂やサウナもNG。血管を収縮させ、頭痛が起こりやすくなります。入浴を少しぬるめのお湯で済ますことを意識しましょう。

もしも、痛みが続く場合には、冷却シートを使用したり、痛む部位に冷やしたタオルをあてるようにすると改善される可能性があります。

生理前の頭痛のタイミングは?月経周期と片頭痛の関係性

生理前の頭痛のタイミングを知るには、自分の生理周期を把握することが大切です。生理管理ツールの利用や、基礎体温を記録することで、周期を把握しましょう。また、頭痛が起きた日時を記録することで、頭痛が起こりやすいタイミングを知ることができます。

生理前の頭痛のセルフケアの1つとして、市販の痛み止めの服用があります。しかし、痛み止めは痛みが酷くなってからの服用では効果が期待できないため、痛みを感じた時や前兆があった時に早めに飲むようにしましょう。

生理前の頭痛を事前に防ぐには?予防法は?

生理前の「行動」によって、頭痛の症状の発症や悪化を防ぐことができます。
頭痛はストレスや寝不足から起きることがあります。なるべくストレスを溜めないためにも、外出時は人混みを避けるようにしましょう。人混みは、においや騒音、距離感など様々な外的要因のストレスが多いので注意しましょう。
また、なるべく規則正しい生活を心がけ身体を休めましょう。休日の寝すぎも頭痛が起こりやすくなる場合がありますので、毎日の生活ルーティンを整えることが大切です。
身体が温まりすぎても血管が拡張して、頭痛が起きやすくなります。そのため、熱いお風呂や長時間の入浴は避けましょう。

生理前の頭痛のタイミングは?セルフケアは可能?

生理前の頭痛のタイミングを知るには、自分の生理周期を把握することが大切です。生理管理ツールの利用や、基礎体温を記録することで、周期を把握しましょう。また、頭痛が起きた日時を記録することで、頭痛が起こりやすいタイミングを知ることができます。

生理前の頭痛のセルフケアの1つとして、市販の痛み止めの服用があります。しかし、痛み止めは痛みが酷くなってからの服用では効果が期待できないため、痛みを感じた時や前兆があった時に早めに飲むようにしましょう。

ピルで頭痛をセルフケア!

低用量ピルの服用も生理前の頭痛へのセルフケアの1つです。

女性のからだは、卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つの女性ホルモンがコントロールしています。この2つの女性ホルモンのバランスにより、毎月一定の周期で排卵と月経を繰り返しています。しかし、ホルモンバランスが乱れると、頭痛などの生理前トラブルが起こる可能性があります。

ピルを服用すると、排卵が抑えられ、ホルモンバランスを一定にすることができ、生理前の頭痛の改善が期待できます。

まとめ

生理前の頭痛は、ホルモンバランスが原因と初めて知った方も多いのではないでしょうか。頭痛が起こることは、当たり前ではありません。毎月、生理前の頭痛を我慢されている方は、低用量ピルの服用を検討したり、今回ご紹介した対処法を実践したりして乗り越えましょう。もし痛みが酷い時や、不安な場合は、病院を受診することをおすすめします。

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メデリピルの5つのこだわり

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ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
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低用量ピルは保険適用になる?条件、ピルの種類、医療費控除の対象になるケースを解説

避妊目的以外の生理痛の緩和などが理由で使用されることもある低用量ピルですが、保険適用ができる場合とできない場合があります。

どのようなケースが保険適用になり、それらのピルの違いはなんなのかについて解説していきます。

低用量ピルが保険適用になるのは、治療目的の場合

低用量ピルは毎日服用する必要があり、突然服用をやめると緩和されていた月経困難症など生理中の症状が再発してしまうことがあるため継続するには金銭的負担がかかりますよね。

ピルは利用目的によって保険適用になる場合とそうでない場合があります。治療目的で低用量ピルが必要と医師が判断し処方した場合は保険適用対象となります。

現在の日本では月経困難症、子宮内膜症など、治療を目的として処方された低用量ピルは保険適用になります。

避妊を目的とした低用量ピルの服用は保険適用外

継続的な避妊を目的として低用量ピルを服用する場合は、治療を目的とした服用とはならないため、保険適用にはなりません。
一方で低用量ピルには、PMSの緩和や生理痛の緩和、経血量の減少、ニキビ改善などの副効用があるため、それを目的に処方を希望するケースも多いです。

ピルが医療費控除の対象になるケース

ピルには避妊目的で服用するOC(Oral Contraceptives)と月経困難症や子宮内膜症などの病気の治療目的で服用するLEP(Low dose Estrogen Progestin)の2種類があります。
ピルが医療費控除の対象になるかどうかはピルの使用目的により異なり、上記のLEPにあたる場合は医療費控除が適用されます。
OC、LEPそれぞれで薬剤が異なるため、医師の診療を受け、病気の治療を目的としてピルの服用が必要と判断された場合には、医療保険が適用となる保険診療としてLEPが処方されます。
また、超低用量ピルはLEPのみになります。

低用量ピルの保険適用の有無による種類の違い

保険適用の低用量ピルと保険適用外の低用量ピルは「LEP」と「OC」と区別して呼ばれ種類がことなります。

LEPは保険適用の医療用ピル、OCは保険適用外の避妊用ピルです。

低用量ピルで保険適用有り:LEP

LEPとは上記でも説明したとおり医療用に使用されるピルとなります。なぜかというと、月経困難症や子宮内膜症の治療、症状の緩和として処方されるためです。正式名称をlow dose estrogen-progestinといい、「レップ」と呼びます。

LEPには以下のような種類があり、それぞれ服用方法やホルモンの配合量、種類が異なります。

また、自由診療であればOCのピルを処方してもらう事も可能です。希望の場合は医師に相談してみましょう。

・ルナベルLD 

・フリウェルLD

含有されるホルモン量が、低用量ピルよりもさらに少ない超低用量ピルだと、下記のピルが該当します。

・ヤーズ 

・ヤーズフレックス

・ドロエチ

・ルナベルULD

・フリウェルULD

低用量ピルで保険適用無し:OC

OCとは上記でも説明したとおり継続的な避妊に使用されるピルで、飲み方によっては月経移動に用いることもできます。正式名称は、Oral Contraceptivesといい、「オーシー」と呼びます。日本語でOral Contraceptivesは経口避妊薬という意味です。避妊効果が認められる薬剤として承認を受けており、排卵の抑制以外にも受精卵が着床しにくい状態を保つなどの効果が期待でき、正しく内服できていれば99.7%の避妊効果があります。

OCには以下のような種類があり、それぞれ黄体ホルモンの種類や含有量が異なり、避妊以外の面でも副効用として生理痛やPMSの緩和、ニキビ改善なども期待できる薬です。

・シンフェーズ

・トリキュラー

・アンジュ

・ラベルフィーユ

・ファボワール

・マーベロン

LEPとOCの成分と特徴の違い

同じ低用量ピルでも種類によって成分が異なり、期待できる効果が変わります。
種類別に見ていきましょう。

世代 OC LEP※1 期待できる効果(特徴)
第一世代 シンフェーズ ルナベルLD・ULD

フリウェルLD・ULD

月経困難症の治療(LEP)

経血量の減少

肌荒れの改善

生理痛の緩和

第二世代 トリキュラー

ラベルフィーユ

アンジュ

ジェミーナ※2 生理周期の安定

不正出血が起きにくい

第三世代 マーベロン

ファボワール

ニキビや肌荒れの改善

多毛症の改善

第四世代

ヤーズ

ヤーズフレックス

ドロエチ

月経困難症の治療

子宮内膜症の治療

※1 病院ではLEPとして処方される薬もメデリピルでは保険適用外となります
※2 オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルでの取り扱いはありません

LEP誕生の経緯

LEP製剤は、2008年に月経困難症や子宮内膜症の治療薬として処方が開始され、保険適用となりました。
LEPが処方されるかどうかは、医師の判断により、症状や用途によって選択されます。

参考:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤 ガイドライン(案)平成 27 年 3 月版

よくある質問

保険適用となるLEP製剤における、よくある疑問について答えていきます。

OCが保険適用とならない理由

同じ低用量ピルなのにどうしてOCは保険適用にならないの?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
保険診療は病気の治療が目的となるため、避妊目的であるOCは保険適用となりません。
妊娠を望まない期間に自主的な避妊をすることは大切ですが、治療にはあたらないことからOCは自己負担となります。

LEPに避妊効果はあるのか

LEPは治療目的で服用するものの、OCと同様に低用量ピルもあります。LEPのみになるのは超低用量ピルです。
しかし、LEPの低用量ピルに避妊効果はあるのか気になるところですが、結論としてLEPにも避妊効果は期待できるといわれています。
しかし、フリウェルLDとルナベルLDにおいては避妊効果に関する臨床試験が行われていないため避妊効果について実証されていません。一方で同じ成分が同量含まれているシンフェーズはOCとして使用されており、ホルモン分泌の抑制効果は認められており、臨床的には避妊効果があるものとして使用されています。
また、避妊目的として低用量ピルを服用したい場合はOCが処方されます。

保険適用になると値段は安いのか

LEPの場合、保険適用となるため、薬代や診療費などの一部のみが自己負担となるため、安価で処方してもらうことができる場合があります。値段は処方される医療機関によって変動はあるものの、1シート800円前後から処方可能な場合もあります。
しかし、保険適用の場合でも、自由診療であっても、薬代に加えて、診療代や処方箋代、初診料や再診料、検査料などの費用もかかるため注意が必要です。

オンライン診療サービスでも保険適用になるのか

近年オンライン診療サービスが普及してきています。
通常、LEPは、あくまで治療目的である場合のみ保険適用として処方されます。処方においては、医師の診療に加えて内診や検査が必要となることがほとんどです。
そのため、対面診療の場合に保険適用として処方されることが多く、オンライン診療サービスでは自由診療のみのところも少なくはありません。

生活スタイルに合わせてピルをはじめるならメデリピル

上記でも解説したように低用量ピルには避妊以外にも副効用として生理痛やPMSの緩和、ニキビ改善の効果が期待できます。
いくら保険適用を希望しても、婦人科へ行くための予約が取りづらかったり、近くになかったりなどで受診を躊躇してしまったことはありませんか?

メデリピルでは自由診療となるため、保険適用はできませんが、その代わり、24時間LINEから診療予約をすることができ、スキマ時間や仕事終わりなどで医師による診療とピルの処方を受けることができます。

そして、メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
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1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
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予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

健康保険による医療費や薬剤処方の費用補助は税金によって賄われているため、病気にかかわるものや医師が必要と判断したものにしか適用されません。しかし、継続的な避妊目的の他に副効用もあるため、自由診療でも低用量ピルを服用するメリットは大きいといえるでしょう。

メデリピルでは、服用中の医師への相談は、サービスを利用期間中であれば何回でも無料で受け付けているため、初めて低用量ピルを服用される方にも安心できるようなサポート体制が整っています。

ピルの種類別の基礎知識を徹底解説!知っておきたい特徴や注意点

低用量ピルには複数種類があり、それぞれホルモンの種類や特徴が異なっています。
既に低用量ピルを飲んでいる方も、これから飲む方も、どこがどう違うのか疑問に思っている方も少なくないはず。
この記事では、トリキュラー、ラベルフィーユ、アンジュ、マーベロン、ファボワール、シンフェーズそれぞれの違い、特徴などを解説していきます。

※メデリピルでは体調やお悩みに応じて最適なピルを医師より処方いたします。

ピルの種類

第一世代 3相性

出血量が少なく、月経困難症のコントロールに優れている

○シンフェーズ:自然に近い月経周期を作ることができ、日曜日から飲み始める(サンデースタート)お薬です。週末に生理が重ならないことや、飲み始めが常に日曜日に固定されるので飲み忘れが起きにくいメリットがあります。

第二世代 3相性

レボノルゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンを使用しており、不正出血が起こりにくく安定した周期を作りやすいことが特徴です。

○トリキュラー:第二世代にあたる低用量ピル。
アンジュと同じお薬の成分になります。アンジュと同じく、自然に近い形で月経周期を作ることができ、不正出血が起こりにくいです。

○アンジュ:第二世代にあたる低用量ピル。
徐々にホルモン量が増加していくため自然に近い形で月経周期を作るのが特徴です。子宮内膜も安定しやすいため不正出血を起こしにくいことが分かっています。

○ラベルフィーユ:トリキュラー、アンジュの後発品(ジェネリック)にあたるお薬です。

第三世代 1相性

デソゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンを使用しており、男性ホルモンを抑えられるため、ニキビ治療や多毛症の改善に期待が持てることが特徴です。

○マーベロン:第三世代にあたる低用量ピル。
避妊効果はもちろんのこと、含まれる黄体ホルモンには男性ホルモンの作用を抑える働きがあるため、ニキビや多毛の改善にも効果が期待できる低用量ピルです。

○ファボワール:マーベロンの後発品(ジェネリック)にあたるお薬です。マーベロンと同じお薬の成分になります。マーベロンと同じく、男性ホルモンの働きを抑制することから、肌の余分な皮脂の分泌を抑えニキビを改善する効果が期待できます。

低用量ピル/中用量ピル/アフターピルについて

超低用量ピルとは?

低用量ピルよりもエストロゲン含有量の少ない種類のピルです。
超低用量ピルは、エストロゲンが30㎍(マイクログラム)より少なく、基本的に「月経困難症」や「子宮内膜症」の治療薬として使われるため、病院を受診した際には保険が適用されます。
また、副作用の症状には個人差はありますが、超低用量ピルは低用量ピルよりも副作用が出現しにくいといわれています。

※オンライン診療の処方では保険適応での処方ができませんので、あらかじめご了承ください
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中用量ピルとは?

中用量ピルは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2種類のホルモンが配合されているお薬です。低用量ピルと同様のホルモンが配合されていますが、中用量ピルの方がエストロゲン(卵胞ホルモン)が多く配合されています。そのため、低用量ピルと比べて、吐き気や頭痛などの副作用が出現しやすいといわれています。

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アフターピルとは?

避妊に失敗してしまった性交渉の後に飲む「緊急避妊薬」として、望まない妊娠を防ぐために使用されます。
多量の女性ホルモン剤を服用することによって、受精卵の子宮内膜への着床を防いだり、排卵を遅らせるなどして、妊娠を回避することができるお薬です。

性交渉後、72時間以内の服用を推奨しており、早く服用すればするほど、避妊効果は高くなります。また、72時間を過ぎた場合でも、120時間以内の服用であれば一定の妊娠阻止率がありますので、ご理解いただいた上で診療をお受けください。

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低用量ピルの避妊効果はどれくらい?

低用量ピルは毎日決まった時間に1錠服用することで一定の避妊効果が保たれる薬です。
正しく服用した場合、99.7%の避妊効果があるとされています。
低用量ピルにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンが配合されており、その働きによって排卵が抑制され、精子の侵入も阻止し、受精卵を着床しないようにするため避妊ができるのです。

低用量ピルの正しい服用方法

低用量ピルは1日1錠を決まった時間に継続して飲み続ける薬です。
はじめに、妊娠の可能性が無いことを確認した上で、生理初日から5日目までに服用を開始します。連続して7日間服用するまではコンドームなど他の避妊方法を併用するようにしてください。
また、21錠タイプの場合は7日間の休薬期間を設け、28錠タイプでは成分の入っていない偽薬(プラセボ錠)を7日間服用して次のシートに進みます。

低用量ピルの主な副作用

低用量ピルには副作用がいくつかあり、飲み始めに起こりやすいとされています。
主に、吐き気・頭痛・下腹部痛・乳房の張り・むくみ・眠気・不正出血などの症状が挙げられます。
どの副作用も飲み続けることで改善されていくことがほとんどのため、無理のない範囲で飲み続けてみることが大切です。
しかし、なかには注意が必要な副作用もあるため詳しく見ていきましょう。

注意が必要な副作用

低用量ピルの服用で最も注意が必要とされているのは血栓リスクが高まることです。
他の副作用と同様に飲み始めの頃に静脈血栓症になるリスクが、ピルを服用していない人に比べてわずかに高くなります。
主な症状として、激しい頭痛や胸の痛み、片方の足や手のしびれ、ふくらはぎのむくみ、視覚の変化、舌のもつれなどが挙げられ、3万人に3人から9人の割合で発症するとされています。
このような症状が出た場合、ピルの服用を中止してすぐに病院を受診するようにしてください。

服用に注意が必要な人

また、低用量ピルを服用する上で血栓症や病気再発のリスクがあり、注意が必要とされる方は以下です。

・35歳以上で1日15本以上の喫煙習慣のある方
・高血圧・糖尿病
・BMI30以上の方
・乳がん、子宮体癌にかかったことのある方
・40歳以上の方
・前兆のある片頭痛がある方

もし、1つでも当てはまるものがある場合は慎重投与や処方ができない可能性もあります。

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ピルとは?初心者のためのピルガイド

【ピルとは?種類の違いとは?】正しいピルの知識を知ろう!初心者のためのピルガイド

 

ピルとは?

まず、ピルとはそもそも何なのか?名前は聞いたことあるけど、詳しくはわからない…。なんて方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ピル自体がどんなお薬で、どんな効果があるのかを説明します。

ピルは、黄体ホルモンのプロゲステロンと卵胞ホルモンのエストロゲンの2種類の女性ホルモンが配合されてできた錠剤です。※2
エストロゲンの配合される量によって、呼び名が変わります。(超低用量ピル、低用量ピル、中用量ピルなど)
代表的なピルである、低用量ピルは、経口避妊薬とも呼び、継続的な避妊のために開発された薬です。
毎日服用することにより、避妊効果は99.7%※1もある、お薬です。
また、生理痛やPMS(月経前症候群)などにも効果的で、月経周期を安定させる効果もあります。

※1 参照

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1億人以上の女性が服用!低用量ピルってどんなお薬?

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※2 アフターピル、ミニピルは除く

ピルの飲み方

ピルを飲んだことない方は、ピルはどうやって飲めばいいのか不安な方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ピルの正しい服用方法を解説していきます。

まず基本的に、低用量ピルの場合は1日1錠を毎日同じ時間に服用するお薬ということを覚えておきましょう。
服用時間の決め方は、自身の生活習慣に合わせて服用時刻を決めることをおすすめします。例えば毎食後や歯磨き後、就寝前など、ご自身の生活習慣とピルの服用を関連付けておくようにすると、飲み忘れを防ぎやすくなります。服用時刻に合わせてスマートフォンのアラームを設定したり、壁掛け型の服薬ケースを目に付きやすい場所に掛けておいたりすることも有効な方法です。
飲む時間が定まっていないと、飲み忘れや服用時間が大きくずれるリスクが高まり、これにより避妊効果が弱まったり、不正出血の原因になります。

低用量ピルには1シート21錠タイプと28錠タイプがあり、21錠タイプは毎日1錠ずつ服用し、1シート分飲み終わったら7日間服用を休んでから新しい2シート目を飲み始めます。28錠タイプは、最後の7錠(プラセボ期間)が有効成分が入っていない偽薬となっており、その期間に生理が始まります。

低用量ピルを初めて飲む場合、原則として妊娠の可能性がないとわかるタイミングである生理開始日〜5日以内に飲み始めてください。その他のタイミングで飲み始めた場合は、連続して7日間飲むまでは、コンドームなど別の避妊法を併用しましょう。

飲み方の方法は2種類あり、「Day1スタート」と「Sundayスタート」があります。
Day1スタートでもSundayスタートでも服用するピルは同じ種類です。
Day1スタートとは、生理開始日から5日以内に服用を開始する方法です。
Sundayスタートは、日曜日から低用量ピルを飲み始める方法です。消退出血は基本的に4週目の月曜日頃に始まり金曜日までに終わります。この特徴から、週末に予定を入れたい方に向いている方法です。

Day1スタート(21錠タイプの場合)

1つのシートに21錠の低用量ピルがパックされています。毎日1錠ずつ服用し、1シート分飲み終わったら7日間服用を休んでから新しい2シート目を飲み始めます。7日間の休薬期間中に消退出血が起こります。この期間中には卵胞が発育し始めており、次のシートの飲み始めを忘れると妊娠する可能性があるため注意しましょう。

Day1スタート(28錠タイプの場合)

1つのシートに21錠の低用量ピルと、7錠のプラセボがパックされています。プラセボは飲み忘れを防ぐためのもので、実際は休薬状態であるため服薬期間中に消退出血が起こります。プラセボは薬の成分が入っていない偽薬のことです。この偽薬を休薬期間中に毎日服用し続けることで習慣化できます。

Sundayスタートの場合(21錠タイプ・28錠タイプ同様)

Sundayスタートは、21錠タイプでも28錠タイプでも、下記の3つの服用ルールを守りましょう。

・1シート目は生理開始後の初めての日曜日から服用開始します。
・月曜日から土曜日の間に生理が来た場合は、次の日曜日から服用開始します。
・日曜日に生理が来た場合は、その日から服用開始可能です。

21錠タイプの場合は、7日間の休薬期間中に消退出血が起こります。この期間中には卵胞が発育し始めており、次のシートの飲み始めを忘れると妊娠する可能性があるため注意しましょう。
そして、28錠タイプの場合は21錠を服用後の残り7錠のプラセボ錠の服用期間で消退出血が起こります。プラセボ錠は薬の成分が入っていない偽薬で、この偽薬を休薬期間中に毎日服用し続けることで習慣化することができます。

▼ もしも低用量ピルを飲み忘れてしまった場合は、下記の記事をチェックして対応しましょう。

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低用量ピルの正しい飲み方|飲み始めのタイミングや飲み忘れたときの対応

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超低用量ピルの場合

今回は、「ヤーズ」「ヤーズフレックス」を対象に説明します。

ヤーズは、1シート28錠で構成されており、4錠はプラセボ(偽薬)です。1日1錠を服用し、25錠目から28錠目の4日間はプラセボを服用します。
1シートを使い切ったら翌日から新しいシートに移って服用を継続できます。

ヤーズフレックスも、1シート28錠で構成されていますが、28錠全てに有効成分が含有されていることが特徴です。1日1錠服用します。
最長120日まで服用を毎日継続できます。ただし、25日目以降に3日間連続で出血があらわれた場合、もしくは120日継続して服用した場合には、その翌日から4日間休薬する必要があります。

※ヤーズフレックスは月経困難症および子宮内膜症の治療を目的とする場合に、保険適用の対象になります。一方ヤーズ配合錠は月経困難症の治療を目的とする場合にのみ、保険適用の対象です。両者は自身で使い分けることは困難なため、医師の指示を仰ぎましょう。

中用量ピルの場合

中用量ピルは無月経の改善などの効果もありますが、ここでは中用量ピルでの生理日移動においての服用方法を解説します。

生理日を遅らせる場合は生理予定日の5〜7日前から服用を開始、希望する生理開始日の2日前まで毎日同じ時間に1錠ずつ服用し続けます。
服用停止から2〜5日後に生理が始まります。

生理日を早めたい場合は、前月の生理開始日から5日以内に服用開始し、希望する生理開始日の2日前まで、毎日同じ時間に1錠ずつ服用ください。
服用停止から2〜5日後に生理が始まります。
また、生理を早める場合は服用期間が遅らせる場合に比べて長くなるため、余裕を持って受診しましょう。

※服用停止から2~5日後に生理が始まる予定(個人差あり)なので、余裕を持った生理日移動のスケジュールを立てましょう。
※メデリピルの場合、具体的な生理日移動に関しては医師との診療によりご案内いたします。

アフターピルの場合

ノルレボ、レボノルゲストレルの場合で解説していきます。

性交渉後72時間以内に1錠服用します。

早く服用すればするほど、避妊効果は高くなるので、できるだけ早く医師の診療を受けましょう。
72時間を過ぎた場合でも、120時間以内の服用であれば、一定の妊娠阻止率があるので、まずは診療を受けることを優先してください。また、アフターピルはホルモン量が多いため副作用が出やすく、服用から3時間以内に吐き気や頭痛が起こることがあるので、24時間は安静にしましょう。

低用量ピル・超低用量ピルの効果

避妊

低用量ピルの場合、毎日同じ時間に継続して飲むことで99.7%の避妊効果を得ることができます。※1
その仕組みは、低用量ピルには排卵を抑制させる効果があり、プロゲステロンの働きで、子宮頸管粘液の粘液性を変化させ、精子が子宮内に侵入しづらいようにしています。
また、子宮内膜を薄くし、受精しても着床しにくい環境にするはたらきがあるため、高い避妊効果を得ることができるのです。
ただ、服用開始をしてから最短でも1週間は別の避妊方法を併用してください。

※1 超低用量ピルも同様です

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PMS(月経前症候群)の改善

低用量ピルには、体内のホルモンバランスを調整する作用があり、毎日同じ時間に継続して飲むことで、女性ホルモンの変化によって生じるPMS(月経前症候群)の改善も見込めます。
実際に一部の低用量・超低用量ピルはPMSの治療薬としても認められています。

生理痛の改善

女性の生理問題の中でも、多くの女性を悩ませる”生理痛”もピルで改善が見込める場合があります。
生理痛には、ホルモンの一種であるプロスタグランジンの分泌量が関係しています。
プロスタグランジンは月経とともに子宮内膜を体外に排出するための働きを持っていますが、分泌量が過剰になると子宮や周囲の臓器が収縮し、痛みを激しくすることがあります。また、経血の流れが悪くなることでも生理痛は悪化します。
低用量ピルには子宮内膜の増殖を抑制する効果があるため、生理痛の軽減が見込めるのです。
生理痛が軽くなるだけでも、日常生活においてラクになる女性はたくさんいるはずです。
生理痛が重く毎月の負担になっている方は、この機会にピルの服用を検討しても良いでしょう。

肌荒れやニキビの改善

生理が近くなると、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えるため、ニキビの原因となる皮脂の分泌が多くなり、皮脂腺が詰まってしまい、ニキビができやすくなります。
また、反対に、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌は少なくなることから、肌が乾燥しやすくなり、肌荒れが起こります。
第三世代、第四世代の低用量ピルを服用することにより、抗アンドロゲン(男性ホルモンを抑える)効果のため、ニキビができにくくなり、肌荒れも起きにくくなるメリットがあります。

婦人系疾患のリスク軽減

低用量ピルを継続して服用することにより、子宮内膜を薄くし、排卵を抑制する作用があることから、子宮内膜症、子宮体癌、卵巣癌などの疾病リスクの低減が期待できるといわれています。

生理周期のコントロール

低用量ピルには、生理周期を安定させ、コントロールすることも可能です。
低用量ピルに設けられている休薬期間で出血が起こるように作られているので、生理周期を安定させることができ、生理不順の改善も見込めます。
また、生理日移動は中用量ピルだけでなく、長期的な計画であれば、低用量ピルで生理を早めたり遅らせることも可能です。
直近で生理日を移動させたい場合や確実性を持って移動したい場合は、中用量ピルを服用することによって確実な生理日移動が可能です。

・生理を早めたい場合

まず、ピルの実錠を14日分通常通り服用しておきます。
その後早めたい日数分をスキップして、偽薬(プラセボ錠)を服用開始します。
そうするとスキップした分、前倒しで生理が来ます。

□計算式
偽薬を含まないピルの錠数(21錠or28錠)ー 早めたい日数 = 通常通り服用するピルの錠数

※確実性を高めて移動させたい場合は、中用量ピルでの移動を推奨いたします
(偽薬(プラセボ)とは…成分を含んでいない錠剤、28錠タイプ場合22〜28錠が偽薬服用期間に当たります)

・生理を遅らせたい場合

はじめに、低用量ピルで生理日を遅らせたい場合は、”1週間程度の移動”を推奨しています。

まず、ピルを通常通り21錠まで服用します。
その後、残りのピルは服用せずに新しいシートのピルを生理が来てほしくない日まで服用します。
生理が来てほしくない日まで服用したら、偽薬期間を7日間設けて、残っているシート(※2)または新しいシートを飲んでください。

【ピルの種類別 生理日コントロール表(遅らせたい場合)】

※1 1相性ピル(ファボワール/マーベロン)の場合は新しいシートの1錠目、3相性ピル 漸増型(ラベルフィーユ/トリキュラー)の場合は12錠目から、3相性ピル中間増量形(シンフェーズ)の場合は8錠目から飲んでください
※2 先に飲んだ分、次月の生理が早めにきてしまうので周期をずらしたくない場合は残っているシートを破棄し、新しいシートを服用開始ください

ピルの副作用について

ピルは、全ての種類(低用量、超低用量、中用量、アフターピル)で副作用が起こる可能性があります。
副作用別に詳しく説明していきます。

頭痛や吐き気などの身体的症状

低用量ピルの副作用には、眠気や吐き気、気分の落ち込み、むくみ、乳房の張り、頭痛、下腹部痛、不正出血などがあります。飲み始めた時期には副作用が現れやすいですが、服用を続けることで2~3か月以内でおさまることがほとんどです。副作用の多くは低用量ピルによってホルモンバランスが一時的に安定しなくなることが主な原因です。
中用量ピルでは、これらの副作用がより強くでることがあります。
アフターピルは、服用から24時間以内の副作用のみで、24時間以降については副作用はありません。メデリピルではピルと一緒に副作用緩和薬の処方も可能ですので、お気軽にご相談くださいね。

血栓症のリスク、血栓症ってそもそも何?

血栓症と聞いたことはあるけど、そもそも何なのかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
血栓症とは、血管内に血栓=血のかたまりができることで血管が詰まってしまう病気です。
低用量ピルの稀な副作用として血栓症のリスク増加があります。
低用量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンを主成分とします。特にエストロゲンには、心血管保護作用があると同時に、凝固亢進作用があります。つまり、血栓が形成されるリスクが高まります。一方で、プロゲステロンには、相反する作用があります。そこでエストロゲンの含有量を低用量化するなどの改良がなされてきました。
しかし、BMIが35以上の方、35歳上以且つ1日15本以上の喫煙者の方、50歳以上の方、前兆のある片頭痛がある場合、過去の病歴やアレルギーの有無、月経サイクル、妊娠の有無、生活習慣や他に服用している薬がある場合は血栓症のリスクがあるため、ピルが服用可能かどうかの判断は慎重にする必要がありますので、必ず医師の判断を仰ぎましょう。

【女性10,000人あたりの年間の血栓症発症者数】

属性 発症者数
ピル非服用の女性 1~5人
ピル服用の女性 3~9人
妊婦 5~20人
分娩後12週の女性 40~65人

参照:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)

低用量ピル使用中の死亡率は年間1/100,000以下とされており、適切な治療によって対応できる症例がほとんどであると考えられています。血栓症の治療は血管外科、循環器内科、脳神経外科などに相談することが一般的です。

▼ 詳しい血栓症の初期症状などは下記の記事をチェックしてみてください。

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ピルで太るってほんと?

結論から申し上げますと、「低用量ピルと体重増加との因果関係」は立証されていません。
仮にピルを服用している方で太ったかもしれないという方が居る場合は、別の要因が体重増加を引き起こしているとされています。
過去に使われていたホルモン量の多いピルは、副作用により太ると言われていましたが、現在はホルモン量が少ない低用量ピルが主流となっています。
ピルの服用中に太ってしまう他の要因は、食欲亢進による食べすぎや保水作用によるむくみなどと考えられます。
3か月程度は、ピルの服用を続けても食欲亢進やむくみがおさまらない場合や症状が強い場合は、服用しているピルとの相性が良くない可能性も考えられます。低用量ピルには多くの種類があるので、自分に合ったものを服用することが大切です。自分に合ったピルを選ぶためにも、産婦人科医に相談してみましょう。

▼ ピルを服用しても太らないための対策など、詳しくは下記の記事をチェックしてみてください。

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ピルを処方してもらう方法

では実際にピルの入手方法を説明していきます。
日本では医師からの処方がない限りピルを手に入れることはできません。
それ以外の入手方法は法律に反するので注意しましょう。

産婦人科を受診する場合

ピルは産婦人科を受診し、医師から処方してもらうことで手に入ります。
初診の場合、問診や検査をし、処方してもらいます。
受診時に原因不明の不正出血がある場合や、子宮頸がん検診をしばらく受けていない場合、性感染症が心配な場合は、内診の検査がある可能性があるので、スカートなどの脱ぎ着がラクな服装で行きましょう。
ただし、既往歴や検査結果によっては処方してもらえないこともあります。
また、産婦人科によっては予約が必要なところもあるため、事前にホームページをチェックしてからの来院を推奨します。

【産婦人科でのピル処方の流れ】

□持ち物
・保険証
→避妊目的のピルは保険適応外×
PMS・月経困難症・子宮内膜症の治療目的の場合は保険適応◎
・お薬手帳(あれば)

①問診
→問診票を記入し、問診票を元に医師から問診を受けます。

②身長・体重・血圧の計測
→BMIが一定値を超えている場合や血圧が高すぎる場合は、ピルの処方ができない場合があります。(肥満の方は血栓症のリスクが高い、高血圧の方だと心筋梗塞や脳卒中のリスクがあるため)

③医師による診療
→医師がピルを処方しても大丈夫かどうか、判断します。喫煙者の方や肝機能が低下している方、がんの可能性や前兆のある偏頭痛が起こる方は処方ができない場合があります。血栓症のリスクがある場合は血液検査を行う可能性もあります。
処方可能な場合は、ピルの飲み方や副作用・注意点について医師から説明があります。
低用量ピルの副効能で、肌荒れ、PMSの改善に配慮されたものもあるので、希望がある場合は、医師に伝えましょう。

④支払いとピルの受け取り
→診療にて問題ない場合は、支払いとピルの受け取りに進みます。

初診時の流れは以上になりますが、継続してピルを服用する場合は、定期的な受診が必要になります。

受診の頻度としては服用から1か月後、3ヶ月後、6ヶ月後、以降3ヶ月おきに問診や体重測定、血圧測定といった受診を行なう必要があるため、必ず病院を受診しましょう。
ピルを問題なく服用できているのか、副作用がある場合はピルの種類変更もできる場合もあります。ただし、血栓症のリスクが発見された場合は服用を中止することもあります。
また、6か月~1年のタイミングでは一緒に子宮がん検診(子宮頸部細胞診)、乳がん検診(月一回の自己検診でも代用可)1年に1回受けることが推奨されています。一緒に性感染症の検査も行っておくと、なお安心です。

オンラインで処方してもらう場合

ピルをオンライン上で医師に診療と処方してもらえるサービスもあります。
この場合も事前の問診票の入力と保険証のアップロードが必要になります。
オンラインピル診療・処方サービス「メデリピル」の場合の流れを説明していきます。

①LINEのお友達登録(診療予約)
メデリピルではLINE上で診療予約と問診票類の入力を行います。

②お客様情報の入力+問診票の事前入力
→ココで身分証アップロードも同時に行います。

③お手持ちの端末で医師と診療
メデリピルでは現役の産婦人科医が問診票を元に診療を行います。
問題なければ、ここで処方完了となります。(所要時間5分~10分)※医師の診療の前に問診の確認のため、カウンセラーから電話が来る場合もあります。

④診療後、ご自宅のポストへピルをお届け
→最短で翌日届きます。※診療時間や地域によります

基本の流れは産婦人科医へ受診する場合と変わりません。
オンライン診療・処方サービスの良いところは、病院へ受診した際の待ち時間が発生しないため、忙しい方でもピルを手に入れやすいといえます。
ただし、定期的に病院へ受診する必要があります。
受診の頻度としては病院受診時同様、服用から1か月後、3ヶ月後、6ヶ月後、以降3ヶ月おきに問診や体重測定、血圧測定といった診察を行なう必要があるため、必ず病院を受診しましょう。
メデリピルでは服用後に副作用があり、3か月服用しても改善しない場合は、再診を受けてピルを変更することも可能です。また、サービス利用中の診療代はずっと無料です。

まとめ

この記事では、ピルが初めての方向けに、ピルのあれこれを説明してきました。
ピルへの疑問や不安は解消できましたか?
ピルは思ったより怖いものではありません。
医師の診療・処方を受け、正しい服用方法を守れば、避妊以外にもPMS、生理痛、肌荒れの改善や生理周期を安定させることもできます。※低用量ピルの場合
また、中用量ピルでは生理日を移動させることもできます。
自分に合ったピルを見つけることで、今のお悩みが改善されるかもしれません。
まずは、医師の診療を受けることから始めましょう。

オンラインピル処方ならメデリピル

オンライン診療サービスでは、医師の診療と処方を経て、ピルを手に入れることができるので、日中に病院へ行く時間が無い方におすすめです。
なかでも、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
ただし、定期的な病院への受診を前提として処方されるため、病院で処方されたときと同様に考えましょう。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円

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ピルを飲むとビタミンB群が不足する?注意したい栄養素不足のあれこれ

ピルを飲むと生理周期の安定や生理痛の軽減、PMSの改善などさまざまな嬉しい効果が期待できますが、反対に飲むことでデメリットがあることもあるのでしょうか。今回はビタミンB群が不足してしまう噂の真意やピルを飲みながら栄養素を保つ方法を解説していきます。

ビタミンB群とは?

そもそもビタミンB群とは聞いたことはあっても詳しくは知らない方もいるのではないでしょうか。
ビタミンB群は以下の栄養素の総称です。

・ビタミンB1
・B2
・B6
・B12
・ナイアシン
・パントテン酸
・葉酸
・ビオチン

上記の8種類をビタミンB群と呼びます。
そこで気になるのは働きや性質についてではないでしょうか。またどのような食材に含まれているかも併せて解説していきます。

ビタミンB群の働き

ビタミンB群は代謝の補助をする働きを持っています。
人間の体が活動するためのエネルギー作りに必要といえる存在です。
先ほど紹介した8種類すべてが共に助け合っているためビタミンB群と称されています。

ビタミンB群は水溶性

ビタミンB群はなくてはならない栄養素ですが、水溶性ビタミンのため水に溶けることで体内に行き届くことから、蓄積されずに排泄されてしまうため、食事などから一定量の摂取が必要な栄養素といえます。
また、人間の体が作ることができないため食材やサプリメントから補給する必要があります。

ビタミンB群が含まれる食品

ビタミンB群が含まれる食品は、主に豚肉やレバー、カツオ、タラコ、納豆、牛乳、ささみ、卵、貝類、大豆、ナッツ類が挙げられます。
ビタミンB群を補うためにも、上記の食品を積極的に摂ってみましょう。

ピルを飲むとビタミンB群が不足する?

では本題に入りますが、ピルを飲むことでビタミンB群が不足するということは本当なのでしょうか。
結論からいうと、本当です。ピルを飲むことでビタミンB群の中でも特にビタミンB6が不足するといわれています。原因はピルの作用にあり、ピルにはビタミンB群の吸収を妨げてしまう作用があるため、普段以上にビタミンB群を使用してしまうのです。
また、ピルの作用で葉酸も不足するため、いずれにしてもビタミンB群が不足がしてしまうということがわかりました。

ビタミンB群が不足しているサイン

ビタミンB群が不足すると、疲れやすくなったり睡眠を十分にとっても休んだ気がしない、肩こりや腰痛が酷い、肌荒れしやすい、すぐに風邪をひくなどの身体的症状が出やすくなります。これらの症状が出ている場合や、ダイエットなどによって偏った食生活をしている方も、実はビタミンB群が不足している可能性があります。
心当たりがある方は食生活の見直しや、必要に応じてサプリメントの服用などを検討する機会にしてみてください。サプリメントを摂取したり食生活を見直す機会にしましょう。

サプリメントでビタミンB群を摂取する際の注意点

ビタミンB群は人間の体にとって必要不可欠な栄養素ですが、体内で作ることができないため、食品やサプリメントからしか得ることができません。
なかなか食事だけで摂取しきれない場合には手軽にサプリメントを利用する方も多いですが、実は注意が必要になります。
サプリメントは手軽にさまざまな栄養素を摂取できる分、過剰摂取してしまうと以下のような健康障害が起こる危険性があります。※

・手足のしびれ
・頭痛
・不眠
・かゆみ
ほか神経障害、消化器系障害、肝臓障害、味覚障害など

※ビタミンB群は水溶性ビタミンであるため健康障害は稀といわれています

ビタミンB群の推奨摂取量は厚生労働省により公表されているため、摂取時の目安にしてみてください。

栄養素名 成人女性
ビタミンB1 1.1mg
ビタミンB2 1.2mg
ビタミンB6 1.1mg
ビタミンB12 2.4mg
ナイアシン 11~12mgNE※
パントテン酸 5mg
ビオチン 50µg
葉酸 240µg

※ナイアシン当量(mgNE)は、食品中のナイアシン量に体内で作る量を加えた分量のことをいい、mgNE=ナイアシン(mg)+1/60トリプトファン(mg)の式で求められる

参照>「日本人の食事摂取基準(2020年版)」/厚生労働省

ピル服用中のビタミンB群の大切さと注意点

結論、ピルを服用していないときに比べてピル服用中の方がビタミンB群が不足しがちなことがわかりました。
ピルを服用中は、普段の食事のなかで意識してビタミンB群を摂取できる食材を選んでみたり、サプリメントを併用することで補いましょう。
一方でビタミンというと柑橘系のフルーツを思い浮かべるかもしれませんが、柑橘系に含まれるビタミンは主にビタミンCになります。
なかでも、グレープフルーツはビタミンCのほか、フラノクマリンという成分も含まれておりピルと同時に摂取することで副作用が起きやすくなる危険性があるため、副作用が気になるようであれば、ピル服用中は摂取を控えるようにしましょう。

まとめ

ビタミンB群はさまざまな効果を持っていますが、水溶性ビタミンな上にピルの作用で吸収を妨げられてしまうことから、不足しがちな栄養素です。
仕事や学校が忙しいと食生活において手軽なものを優先して、栄養素などの配慮が欠けがちになることも多いのではないでしょうか。サプリメントを服用するなど無理のない範囲で工夫をして補給してみてくださいね。

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