生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
生理痛はなぜ起こる?知ればもう悩まない|メデリピル
毎月の生理痛が辛いと思っている方は多いかもしれません。でも、多くの女性が生理痛に悩んでいるため、私だけじゃない、生理痛は我慢すればいい、と頑張っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
また、自分の身体に起きていることについて知ることで、生理痛との付き合い方を知り、自分の身体を大切にする機会にぜひ役立ててください。
目次
■生理痛を知る
そもそも生理痛とはなんなのでしょうか?
生理痛とは生理前〜生理中にかけて子宮が収縮することによって起こる腹痛や腰痛をはじめとした身体の不調を指します。
頭痛や胃痛、吐き気、めまい、腸蠕動痛、下痢などが発生することもあります。
子宮から排出されるプロスタグランジンという物質が子宮をはじめとした身体の臓器の平滑筋という筋肉を収縮させることによって生理痛により身体の不調が起きます。
プロスタグランジンが分泌されることによって子宮が収縮し子宮の内膜組織が排出されて生理が起きています。
月経痛は様々な原因によって生活に支障をきたすほど酷くなってしまうことがあります。
■生理痛はそもそもなぜ起こるのか
前章にて簡単に解説しましたが、生理痛は生理が起こる自然なメカニズムの中で引き起こされる症状です。
排卵と共に子宮の内膜は受精卵の着床に備えて徐々に分厚くなっていきます。おおよそ1ヶ月の周期で妊娠が成立しないと、次の排卵のために不要になった内膜を身体の外に排出します。この時、不要になった子宮の内膜を外に排出するためにプロスタグランジンという物質を分泌します。プロスタグランジンが子宮を収縮させて経血を排出します。
子宮が収縮することにより生じる痛みが生理痛です。
プロスタグランジンが過剰に分泌されたり、プロスタグランジンの感受性が高いと、子宮やそのほかの臓器が激しく収縮するため生理痛が重くなります。
生理(月経)周期と女性の身体機能の関係
女性には子宮、卵管、卵巣といった妊娠や出産を行うための女性特有の臓器があります。またこれらの女性特有の臓器の成長と月経は女性ホルモンの働きによって起こります。例えば、初潮や閉経は女性ホルモンによって起こります。生理は、エストロゲンとプロゲステロンという二つのホルモンの働きによって25〜38日周期のサイクルで起こります。
生理(月経)のメカニズム
エストロゲンとプロゲステロンという二つのホルモンがどのように作用して生理が起こるのか解説していきます。
エストロゲンが働くことで卵巣の中で卵胞が成長し排卵が可能になります。脳から出る黄体形成ホルモンが卵巣に働き排卵がおこります。
排卵が終了すると、プロゲステロンが働き子宮内膜を分厚くすることで着床しやすい子宮の状態に整えます。
分厚くなった子宮内膜に着床が起きると妊娠が成立しますが、着床が起きなかった場合は子宮内膜からプロスタグランジンが出てきます。プロゲステロンによって分厚くなった内膜組織をプロスタグランジンによって体外に排出することで生理が起きます。分厚くなった内膜組織を体外に排出する際に起きる痛みや不調が生理痛です。
生理痛で日常生活に影響がでている場合
日常生活に影響が出ている生理痛は月経困難症と呼ばれます。下腹部の強い痛みのみならず頭痛、胃痛、吐き気、めまい、下痢などを伴う場合も月経困難症に当たります。
また、月経困難症には明確な原因がない機能性月経困難症と、明確な原因疾患による器質性月経困難症という二つのタイプがあります。
機能性月経困難症は、プロスタグランジンの分泌量が過剰であったり感受性が高い方で起こると考えられています。思春期女性の月経困難症の多くは機能性月経困難症に当てはまり、出産を経験すると改善することもあります。
また、ストレス、栄養不良(偏った食事)、飲酒、喫煙などで悪化するともいわれています。
器質性月経困難症は、子宮内膜症や子宮筋腫など明確な女性特有の生殖器官に疾患が原因となって引き起こされます。器質性月経困難症の場合は原因となっている疾患の治療がとても重要です。
生理痛は我慢せずに、コントロールして上手く付き合う
生理痛は仕方がない、我慢すれば数日すればよくなる、と辛い生理痛を我慢していませんか?
生理痛は我慢せず、コントロールして自分に合った付き合い方をすることで軽減することができるかもしれません。
栄養バランスの良い食事や適度な運動、生理中に下腹部体を温めることも生理痛の緩和に繋がります。また低用量ピルを服用することも辛い生理痛の緩和に向けた選択肢の一つです。
低用量ピルとは経口避妊薬といわれるお薬です。プロゲステロンとエストロゲンの成分を合わせてできた錠剤です。
1日1回服用することで排卵を抑制し、子宮内膜も増殖を抑えることができ、適切な服用を行えば99.7%の避妊効果があります。
また、低用量ピルを服用することで排卵が抑制され排卵痛の軽減、月経出血量の減少、生理痛の軽減にも効果があります。PMS(月経前症候群)、ニキビなどの肌荒れ、生理不順、子宮内膜症の改善にも効果を発揮します。
辛い生理痛を我慢せず、生理を低用量ピルでコントロールすることで症状が和らぐかもしれません。
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生理痛で悩んでいても病院に行く時間がなくて困っている、一度低用量ピルをためしてみたい女性にはメデリピルのようなサービスはぴったりの治療方法かもしれません。
■まとめ
生理痛は女性の身体の自然なメカニズムで起きる症状です。毎月の生理が辛いと、前後の期間もブルーな気持ちになりますよね…。
生理痛の悩みは決して自分1人で抱え込まずに、産婦人科に相談したり、低用量ピルを一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか?