生理痛がひどい時の対処法は?原因や病院を受診する目安もチェック

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更新日:2025.04.23
生理痛がひどい時の対処法は?原因や病院を受診する目安もチェック

毎月の生理痛に悩まされている方は多いと思います。ひどい生理痛だと日常生活を送るのも大変になってしまいますよね。今回の記事では、ひどい生理痛の原因やその対処法、病院を受診する目安などについて解説していきます。生理痛について正しく理解することで、毎月の痛みと上手に付き合っていけるようにしましょう。

生理痛がひどい原因は?

生理痛がひどい場合、その原因はいくつか考えられます。以下でそれぞれ確認していきましょう。

子宮が未成熟・子宮頚管が狭い

子宮が未熟だと、子宮頸管(しきゅうけいかん)という子宮の入口にある管が狭く硬い場合があります。このような場合、経血を排出しようとして子宮が大きく収縮するため、痛みを感じやすくなります。

ストレスや食生活の影響

ストレスによってホルモンバランスが乱れると、PMS(月経前症候群)が起こりやすくなります。PMSは、生理前に見られる身体的・精神的症状のことで、具体的にはむくみ・肌荒れ・イライラ・不安感などの症状があります。精神的なストレスが原因で生理痛をより強く感じてしまう可能性もあるため、普段から睡眠や食事などに気をつけて生活リズムを整え、ストレスを軽減することが大切です。

プロスタグランジンの分泌量が多い

生理中は、経血を体外に押し出すためにプロスタグランジンというホルモンが分泌され、子宮の収縮を引き起こします。このプロスタグランジンが過剰に分泌されてしまうと、下腹部や腰の痛みなどを感じやすくなります。

器質性月経困難症

器質性月経困難症とは、特定の病気が原因で引き起こされる月経困難症です。多くの場合、子宮筋腫・子宮内膜症・子宮筋腺症などが原因となります。ひどい生理痛のほかに、月経過多などが見られることもあります。

腹痛以外にも生理に伴う症状はある

生理痛と聞くとお腹の痛みを想像しやすいですが、それ以外にも生理の時には腰痛・胃痛・頭痛・吐き気などの症状があらわれることがあります。

腰痛や胃痛には、先ほど紹介したプロスタグランジンという物質が関係しています。プロスタグランジンの受容体(=プロスタグランジンを受け取る場所のこと)は子宮以外にも存在しているため、体の各部位で痛みが強まり、腰痛や胃痛につながるとされています。
また、胃痛によって胃の不快感があると、それによって吐き気を感じることがあります。

生理前〜生理中にかけて見られる頭痛は、「月経関連片頭痛」と呼ばれることもあります。詳しい原因はわかっていない部分もありますが、エストロゲンというホルモンの急激な分泌量低下や、そのほかのホルモンバランスの変化によって頭痛が生じているとされています。

生理痛がひどい時の対処法

生理痛がひどい時はなるべく早く症状を改善したいですよね。ここでは、生理痛を軽減するための方法を幾つか紹介します。ご自宅で手軽にできる方法もあるため、生理痛がひどい時にはぜひ試してみてくださいね。

体を温める

生理痛がひどい時は、下腹部や腰を中心に、体を温めることが大切です。
体が冷えていると、子宮が経血を排出する動きも鈍くなります。そこで子宮を収縮させようとしてプロスタグランジンが過剰に分泌されると、痛みが強くなってしまいます。
腹巻きやカイロで温めるほか、湯船にゆっくり浸かったり、足湯に浸かったりするのもおすすめです。

食べるものを考える

生理中は、冷たい飲み物やカフェインの入った飲み物、糖分がたくさん含まれた食べ物などは控えるようにしましょう。これらの飲食物は体の冷えや血行の悪化を引き起こし、生理痛を強めてしまう可能性があります。
血行を良くするためには、青魚やナッツ類などを摂取するのがおすすめです。普段の食事やおやつに少しずつ取り入れてみてくださいね。

適度に体を動かす

生理中は激しい運動は控えた方が良いですが、適度な運動は血行を改善し体を温めてくれるためおすすめです。短時間のウォーキングをしたり、寝る前にヨガやストレッチをしたりすることで、体が温まりストレスの軽減にもつながります。ぜひ無理のない範囲で、軽い運動を行ってみるようにしましょう。

鎮痛剤を服用する

生理痛がひどくなりそうな場合は、鎮痛剤を服用するのも一つの手です。鎮痛剤は、痛みを強く感じる前に飲むことで効果を発揮するため、痛みがひどくなりそうな場合は我慢せずに服用するようにしてくださいね。

病院を受診する

ひどい生理痛だと思っていたら、実は病気が隠れていたというケースもあり得ます。生理痛があまりにひどい場合は、一度病院を受診して検査を受けてみましょう。病気を放置していると将来的に不妊や早産につながる可能性もあるため、不安なことがあれば医師に相談してみるのがおすすめです。
また、病院でピルを処方してもらい服用を続けることで、生理痛の症状が緩和することもあります。ピルは病院以外にオンライン診療サービスでも処方してもらうことが可能なため、生理痛にお悩みの方はぜひ検討してみてください。

生理痛がひどい時に病院を受診する目安

自分の生理痛が人と比べてどの程度ひどいものなのかは、なかなか周囲とは比較しづらいですよね。ここでは、生理痛がひどい場合に病院を受診する目安を紹介します。もしこれらに当てはまらない場合でも、何か生理に関して心配なことがあれば、ひとりで悩まず医師に相談するようにしましょう。

生理痛が以前よりも強くなった

昔に比べて生理痛が強くなったと感じる場合は、一度病院を受診してみるようにしましょう。子宮内膜症などの病気になっていた場合は治療が必要なため、早めの受診が大切です。

出血量が増えた

出血量が以前よりも増えたり、経血がレバー状の塊で出てきたりする場合も、病院を受診した方が良いでしょう。受診する際は、いつ頃から出血量が増えたのかをメモして行くと、医師に説明しやすくなります。

鎮痛剤がきかなくなった

これまで飲んでいた鎮痛剤がきかなくなってきた場合、生理痛が強くなっている可能性が考えられます。市販の鎮痛剤ではなくピルを服用することで痛みが改善する場合もあるため、病院を受診して相談してみるのがおすすめです。

生理が終わっても痛みが続く

生理が終わっても痛みが続く場合は、子宮関連の病気になっている可能性も考えられます。生理日以外に不正出血がある場合も同様に注意が必要です。

日常生活に支障が出ている

生理痛がひどいことで、学校や仕事を休むなど日常生活に支障が出ている場合も、病院を受診するべきです。適切な治療を行うことで症状が改善すれば、今よりも普段の生活を送りやすくなります。

生理痛は病院でどんな治療を受ける?

ひどい生理痛に悩んでいるものの、病院でどのような治療が行われるのか不安でなかなか受診できない、という方もいらっしゃるかもしれません。
病院ではまず問診や検査を行います。その結果、月経困難症を診断された場合は、鎮痛剤・漢方薬の処方や低用量ピルを活用した治療を行います。人によっては手術を選択することもあり、専門医と相談しながら適切な治療法を見つけていきます。

生理痛がひどい場合は病院を受診しよう

生理痛は女性の身体の自然なメカニズムで起きる症状です。毎月の生理が辛いと、前後の期間もブルーな気持ちになりますよね。
生理痛の悩みは決して自分1人で抱え込まずに、産婦人科に相談したり、低用量ピルを一つの選択肢として検討してみるのをおすすめします。
1日でも早く生理痛の悩みから解放されるように、できることからはじめてみましょう。

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監修者

成城松村クリニック院長
松村 圭子
1995年広島大学医学部卒。広島大学医学部産婦人科学教室へ入局し、2010年に成城松村クリニックを開院。 2021年より、メデリピルのサービスやmederi magazineの監修を担当。

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