お腹が痛いのに生理がこない原因と対処法、お腹の張りの予防法をチェック

生理
2023.10.11

 

お腹が痛いのに生理がこない原因と対処法、お腹の張りの予防法をチェック

「お腹が痛いのに予定日を過ぎても生理がこない」。そのような場合、妊娠をイメージする方もいらっしゃるかと思いますが、生理がこない理由は他にもさまざまあります。

この記事では、お腹が痛いのに生理がこないときの原因やその対策法、考えられる病気、お腹の張りの予防法など、女性にとって気になる症状に関する情報を詳しくご紹介していきます。

「お腹が痛いのに生理がこない…お腹が張る…」原因は?

お腹の痛みや張り、さらに生理がこないという症状は、女性にとっては気になる事柄です。まずは生理前にお腹が痛い理由と、生理がこない主な理由をそれぞれみてみましょう

お腹が張る、痛い理由

PMS(月経前症候群)

PMSは、生理が始まる10日前~3日前に現れる身体的な不快感や精神的な変化のことを指します。腹部の痛みや張り、頭痛、倦怠感、イライラなどが一般的な症状で、生理がくると治ったり緩和されることが特徴です。

PMSとして下腹部痛や便秘などの症状が起きることがあります。特に生理前はホルモンバランスの変動で体がむくみやすくなっています。腸内もむくみやすくなり、お腹にガスが溜まりやすくなっているので張りを感じると考えられます。

生理がこない理由

ストレスや生活環境の変化

ストレスや生活環境の急な変化は、ホルモンバランスに影響を与えることがあります。過度のストレスは、生理が遅れたり止まってしまったりします。

生理が来ないことを気にしすぎてストレスになることもあるので、生理予定日から1週間くらいは気長に待つか、心配であれば婦人科で子宮の状態を見てもらっても良いでしょう。

体重の急激な増加または減少

体重の急激な増加や減少は、生理不順の一因となることがあります。急激な体重増加の場合、稀発月経(生理周期が35日以上になる)や無月経(生理が3ヶ月以上こなくなる)などを引き起こすこともあるといわれています。

一方、急激な体重減少や極端なダイエットは、身体のエネルギーレベルを低下させることになります。身体は生存を優先し、生殖機能を抑制してしまいます。これにより、生理が遅れたり止まったりすることが考えられます。

「お腹痛いのに、生理こない…」妊娠の可能性も?

妊娠以外でお腹の痛みと生理がこない原因について紹介してきました。お腹の痛みや生理の遅れは、妊娠の可能性を示唆する兆候とされますが、妊娠初期症状なのか生理前症状なのか、「腹痛」「下腹部痛」「胸の張り」「眠気」など体に表れる症状に共通点が多く、判断が難しいところです。しかし、違いを理解することで、ある程度判断することはできます。

見分ける一番のポイントとしては、基礎体温があります。通常、生理前の体温は高く、生理予定日を過ぎると低くなります。しかし、妊娠していると生理予定日を過ぎても体温が下がらず高いままを維持します。ですので、3週間以上体温が高い状態が続く場合には妊娠している可能性が高いといえるでしょう。

お腹が痛いのに生理がこないときに考えられる病気

生理が遅れる中でお腹が痛む状況は、さまざまな疾患の兆候かもしれません。病院で医師の診断を仰ぐべき症状や疾患を紹介していきます。少しでも異常を感じたときは迷わず受診するようにしましょう。

子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外に広がり、生理周期ごとに炎症や組織の異常を引き起こす疾患です。

通常、子宮内膜は生理周期に合わせて厚くなり、生理時に排出されます。しかし、子宮内膜症の場合、内膜組織に似た組織が子宮外に存在するため、生理の時に排出されずに組織が炎症を起こし、お腹の痛みや張りなどの症状を生じることがあります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵巣に多くの小さな嚢胞が形成される状態を指します。

これにより、卵巣が正常に機能せず、ホルモンバランスが乱れます。主な症状には生理不順、無月経、不正出血、体毛の増加、ニキビ・肌荒れなどがあります。また、代謝異常や生殖能力の低下も見られることがあり、不妊の原因となることもあります。

卵巣機能不全

卵巣機能不全は、卵巣が十分な量の卵胞を発育させることができず、ホルモンの分泌が減少する状態を指します。

症状は、生理不順や不正出血などが一般的です。卵巣機能不全はさまざまな要因によって引き起こされる可能性があり、先天的な要因、自己免疫疾患、治療や手術による影響などが考えられます。

生理前の腹痛やお腹の張りの予防法・対処法

生理前の腹痛やお腹の張りは多くの女性が経験する不快症状ですが、日常から予防していくことで、そのつらい症状を軽減できることがあります。

ここでは、生理前の腹痛やお腹の張りの予防法や対処法を紹介していきます。お悩みの方はぜひお試しください。

適切な食生活

バランスの取れた食事を摂ることが重要です。食物繊維を豊富に含む野菜や果物、整ったタンパク質の摂取を心がけましょう。

カリウムは余計な塩分を排出してくれる働きがあるので、お腹の張りやむくみを抑えてくれます。バナナ、トマトなどに多く含まれています。食塩やカフェインの摂り過ぎには注意しましょう。

お酒、喫煙を控える

お酒や喫煙は控えましょう。お酒は体内のホルモンバランスに影響を及ぼし、痛みや不快感を悪化させる可能性があります。

喫煙は血行を悪化させ、子宮内への血流が低下し、痛みを増幅させることがあります。これらの要因を避けることで、生理前の不快な症状を軽減できる可能性が高まります。

運動習慣

軽い運動やストレッチは血流を良くし、腸に刺激を与えて痛みや張りを和らげる助けとなります。ウォーキングやヨガなど、自分に合った適度な運動を取り入れましょう。

ストレスの軽減

ストレスは生理痛やその他の生理周期に伴う症状を悪化させる可能性があります。趣味や運動、お風呂にゆったりつかるなど、自分のリラックスする方法を見つけ、ストレスを軽減することが大切です。

ピルの服用

近年、ピルは避妊手段としてだけでなく、ホルモンバランスの調整を通じて生理前の不快な症状を和らげる効果にも注目を集めています。

さらに、最近ではニキビ治療にも応用され、また子宮体がんや卵巣がんの予防にも一定の効果が示されており、その応用範囲が広がっています。

ピルの使用によって、生理前のお腹の痛みや張りが軽減される可能性もあります。医師に相談のうえ、適切に使用していきましょう。

痛みや生理がこない原因を理解して適切に対処しましょう

女性にとって生理の症状は日常生活に大きく影響を及ぼすこともあり、その原因や対策を理解することはとても大切です。生理前のお腹の痛みや張り、また生理が予定日通りに来ないことが続くようであれば、医師の診療の元、ピルの服用を検討してみても良いでしょう。

オンライン診療を利用すれば病院での待ち時間なども無く、スマホから手軽に医師の診療を受けることができます。薬の受け取りも病院や薬局に行く必要は無く、ポストに届くサービスがほとんどのため、続けやすいところもメリットですね。

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監修者

産婦人科専門医・がん治療認定医
郡 詩織
産婦人科専門医・がん治療認定医を取得。大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。 現在はmederiドクターとして、日々のオンライン診療や監修、セミナーやイベントに登壇。

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