生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。

世界中で多くの女性が服用している低用量ピルは、避妊はもちろん、生理痛の改善や月経周期のコントロールなど、さまざまな理由で活用されています。そんな低用量ピルの服用をやめると、どうなるでしょうか?当記事では、低用量ピルの服用をやめてよかったことや、やめるタイミングについて説明します。また、やめるときに注意したいポイントも解説しましょう。
もくじ
ピルをやめてよかった4つのこととは?
これまで低用量ピルを服用していた人が、ピルをやめると、どんなことが起きるでしょうか?
服用前と比較して生理が軽くなったように感じる
低用量ピルを飲み続けていた人が服用をやめると、服用前と比べて生理が軽く感じることがあります。これは低用量ピルを飲んでいる間に、排卵を抑制し子宮内膜の肥大を防ぐので、卵巣や子宮への負担が軽くなっていたことが影響していると考えられます。昔の女性は複数人の子どもを出産していたため、その分だけ生理が起こる回数が少なかったのですが、現代の女性は結婚する年齢が遅くなり、生涯で出産する子どもの数も少なくなっています。そのため、生涯で経験する生理の回数が多くなり、卵巣や子宮に負担がかかり続けるのです。しかし、低用量ピルを服用することで排卵を起こさないようにするため、卵巣を休ませることができます。低用量ピルの服用をやめると、服用前と比べて生理が軽くなったと感じる人がいるのはそのためです。
妊娠した
避妊をはじめ、低用量ピルを飲み始める目的はさまざまです。低用量ピルは排卵周期を改善する役割があり、将来妊娠を希望する場合でも妊活の直前まで服用を続けることができます。そのため、不妊治療でも排卵周期の調整目的に使用されることもあります。
さらに、低用量ピルを服用していると、卵巣と子宮が一時的に休んでいる状態になります。その間に卵巣と子宮の負担が軽減され、妊娠しやすい環境に整えられる場合があるのです。そのため、低用量ピルをやめると「すぐに妊娠した」という方もいます。
本来なら子宮にあるべき子宮内膜という組織が、卵巣や卵管など子宮外にできてしまう「子宮内膜症」は、妊娠率を低下させる要因のひとつとされています。現代女性は、昔の女性に比べて出産や授乳の回数が減っているため生理の回数が多く、卵巣や子宮に負担がかかっていることが子宮内膜症の原因といわれています。低用量ピルによって卵巣と子宮が休眠状態になることが、子宮内膜症の進行を止めたり症状を軽減することで、妊娠率を上げるきっかけになる可能性があるのです。
ニキビが治った
低用量ピルをやめると「ニキビが治った」という声もあります。これは、ホルモンのバランスが関係しています。低用量ピルには、「エストロゲン〈卵胞(らんぽう)ホルモン〉」と「プロゲステロン〈黄体(おうたい)ホルモン〉」という女性ホルモンが含まれています。
ニキビができる要因の1つとして、皮脂分泌を過剰にする作用のある「アンドロゲン(男性ホルモン)」の過活動があります。低用量ピルの種類によっては、このアンドロゲンの効果をもつプロゲステロンの作用が強いとニキビができやすくなる可能性があるため、休薬することでニキビが改善することもあるようです。
一方で、生理が近づくとニキビができやすくなる方もいます。これはPMS(月経前症候群)のひとつであり、PMSの発症にはホルモンが関連しています。生理前にニキビができやすい方は、低用量ピルを飲むことでホルモンのバランスが整えられて、ニキビができにくくなるでしょう。
やめてよかったこと④痩せた
「低用量ピルを飲むと太るのでは」と気にしている女性がいますが、低用量ピルによって体重が増加することはほとんどないといわれています。しかしホルモンバランスが変化することによって、一時的にむくんだり食欲が増したりする場合も考えられます。そのため、低用量ピルをやめると、それらの症状が落ち着いて「痩せた」と感じる方がいるようです。
ピルをやめるタイミングはいつ?
低用量ピルを飲んでいる方が、ピルをやめるのはどんなタイミングでしょうか?
妊娠を希望するとき
低用量ピルは、排卵を抑制して避妊をする効果があります。そのため、妊娠を希望する3~4か月前に低用量ピルの服用をやめるといいでしょう。月経困難症や子宮内膜症などの疾患の治療を目的に低用量ピルの服用を始めた方が妊娠を希望するなら、まずは医師に相談しましょう。
副作用が強いとき
低用量ピルを飲み始めたけれど、副作用が強く、日常生活に支障が出る場合は、服用をやめることを考えましょう。ピルをやめるタイミングは、現在飲んでいるシートを最後まで飲み切ってからがおすすめです。もし体調の面で飲み続けるのが難しい場合は、医師に相談したうえですぐに服用をやめることも検討しましょう。
40歳になったとき
低用量ピルは、生理がある限り飲み続けることができます。ただし、40歳以上になった女性が服用する場合、心筋梗塞などの病気になるリスクがあるといわれています。そのため、40歳以上の女性で、心血管系障害のリスクが高い方などには、低用量ピルの服用はすすめられません。個々の状況によって医師が服用を続けるべきか判断する必要があるため、40歳以上の方が低用量ピルを服用する場合は、医師への相談が必要です。
ピルをやめるとどうなる?やめる時に注意したいポイント
これまで低用量ピルを飲んでいた方がピルをやめる時には、注意しておきたいことがいくつかあります。
最初の生理はいつ?
低用量ピルの服用をやめると、まず数日の間に出血が始まります。これは、服用中の休薬期間と同様、これまで低用量ピルで補充していた女性ホルモンが切れたことにより、子宮内膜が剥がれ落ちて生理と同じような出血(消退出血)が起こります。それから数カ月経つと、もともとの生理周期に戻り通常の生理が始まります。もし2~3か月以上たっても生理が再開しない場合は、医師に相談しましょう。
いつから排卵する?
低用量ピルを飲んでいる間は、女性ホルモンの影響で排卵が抑えられていますが、服用をやめると自然に生理が再開し、排卵も行われて妊娠できるようになります。月経が元の周期に戻るのは、上述したようにピルをやめてから数か月ほどです。服用をやめてから数周期は排卵が起こらない期間がある可能性がありますが、服用中止後3ヶ月以内に約90%の割合で排卵が再開していると報告されています。
ピルをやめると、ピルの効果はなくなる
低用量ピルには、「エストロゲン〈卵胞(らんぽう)ホルモン〉」と「プロゲステロン〈黄体(おうたい)ホルモン〉」という2つの女性ホルモンが含まれています。低用量ピルを飲んでいると、排卵が抑えられて避妊効果があるほか、生理が軽くなったり、子宮内膜症などの症状を抑える効果があります。しかし低用量ピルの服用をやめれば、それらの効果もなくなります。また飲んだりやめたりを繰り返すと、血栓症を発症するリスクが高まるといわれています。自己判断で休薬したり再開したりするようなことはせず、継続して服用し、やめるときは医師に相談することをおすすめします。
ピルのメリット・デメリットを知って、服用を考えよう
低用量ピルの服用には、さまざまなメリットがあります。多くの女性にとって、低用量ピルは心強い味方になってくれる存在です。生理・妊娠・避妊など、自分の体に深く関係することについてしっかりと考えて、低用量ピルの服用を検討してみましょう。
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