避妊目的で飲むピルの避妊率・仕組み・副作用とは?言いづらい時は?

ピルを服用する目的は、人によってさまざまです。それが避妊目的の場合には、服用していることをパートナーに言いづらいと感じることもあるかもしれません。

この記事では、ピルを避妊目的で服用したい場合に言いづらいときの対処法や、ピルを避妊目的で服用する効果や仕組みについても解説します。また、避妊目的で服用するピルの種類と避妊率などについても説明します。

ピルの避妊目的での服用を「言いづらい…」と思わないで!

ピルにはさまざまな効果があり、避妊目的で服用している人もたくさんいます。

そのため、ピルの避妊目的での服用をパートナーに言いづらいと感じる必要はまったくありません。自分自身はもちろん、パートナーのためにもピルを服用し、避妊することが大事です。

避妊することは、自分の身体を守ることにつながります。ピルで避妊することも同様です。誰に何を言われようとも、自分の身体を守ることを優先しましょう。

ピルには高い避妊効果があり、WHO(世界保健期間)も避妊法として推奨しているほどです。正しい使い方をすれば99.7%の確率で妊娠を避けられます。

しかし、飲み忘れや間違った服用方法によって避妊効果が低下するため、ピルの正しい知識を身に着けることが大切です。

避妊目的でピルを使用することは恥ずべきことではありません

ピルを避妊目的で使いたい場合に相談したいと感じていても、センシティブなことだからこそ、パートナーをはじめ、家族や友人には言いづらいこともありますよね。

ピルには、避妊目的だけでないさまざまな効果も期待できます。たとえば生理痛や生理不順の改善、PMSの症状を抑えるなどです。

また月経困難症・子宮内膜症の症状を和らげる効果もあるため、ピルの服用が自分自身にとって「プラスになるもの」「必要なもの」であるということを伝えてみるのも一案としてありますね。

避妊目的で使用するピルの種類と避妊率

避妊目的で使用するピルには2つ種類があります。それぞれの概要と避妊率について説明しましょう。

低用量ピル

低用量ピルは、女性ホルモンを組み合わせて作られた錠剤です。前述した仕組みにより、高い避妊効果があります。

低用量ピルの避妊率は、99%以上といわれています。

しかし、飲み忘れや下痢・嘔吐、飲み合わせの悪い薬やサプリとの併用によっては、効果が下がってしまうので注意が必要です。

正しく続けて使用した場合でも99.7%の避妊率ですから、完全に避妊できるわけではありません。性感染症を防ぐためにも、コンドームなどと併用しましょう。避妊方法については、パートナーまたは医療従事者と相談することで、適切な選択をするようにしましょう。

また48時間以上飲み忘れてしまったり、体調不良により服用できない場合には、避妊率が下がります。妊娠を望まないのであれば、その後、7日連続して服用する(8日目)までは別の避妊法を使う、または性行為を避けるようにしてください。

一方で、年齢や合併症、その他リスク(喫煙や体重など)が因子となり、低用量ピルでの避妊が適当でない方もいます。低用量ピルの服用を希望する際には、今の自分の体の状況を医師に伝えられると良いでしょう。

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緊急避妊薬(アフターピル)

アフターピルは、望まない妊娠を防ぐために使用される「緊急避妊薬」です。避妊に失敗してしまった性行為のあとに服用します。

アフターピルの避妊率は、性行為から服用までの時間によって変わります。

24時間以内であれば95%、48時間以内であれば85%、72時間以内であれば58%です(レボノルゲストレルを服用した場合)。早く服用すればするほど避妊効果が高まります。

低用量ピルの避妊の効果と仕組み

月経困難症・子宮内膜症の症状を和らげる効果もあるため、ピルの服用が自分自身にとって「プラスになるもの」「必要なもの」であるということを伝えてみるのも一案としてありますね。

ピルを避妊目的で使用する効果には、

  • 排卵の抑制
  • 受精卵の子宮内膜への着床阻止
  • 精子の子宮内への侵入阻止

があります。

その仕組みを説明します。

ピルには、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが含まれています。

ピルを服用すると、脳が卵巣からこれらの女性ホルモンを分泌しなくてよいと判断し、その結果、排卵が抑制されるのです。

またピルに含まれるホルモンの働きによって、子宮内膜が厚くならず、子宮内膜へ受精卵が着床しにくくなります。そのほか、子宮入口の粘液を変化させることによって、精子が子宮内に入りにくくなります。

これらのことから、避妊に効果があるとされているのです。

ピルを服用したらゴムなしでも避妊できるの?

ピルを服用している場合でも、性交渉時にはコンドームを使用するようにしましょう。ピルには避妊効果はありますが、性感染症を防ぐ効果はありません。性感染症になると、排尿時に痛みを感じたり、かゆみやおりものの症状が出てきます。症状を放置していると将来的に不妊の原因となる可能性があるため注意が必要です。

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ピル以外の避妊方法と効果の違いは?

低用量ピル以外にも避妊をする方法はたくさんあります。
まず、一般的な避妊法といわれているのはコンドームです。コンビニやドラッグストアで手軽に購入でき、男性が装着することで避妊効果を得ることができますが正しく装着できなかったり途中で外れてしまうと避妊に失敗するリスクがあります。
また、IUD(子宮内避妊具)やICS(子宮内避妊システム)などの子宮内に入れる避妊具は医師による挿入が必要ですが一度装着すると数年間は効果が持続します。妊娠を希望する際は再度医師に取り出してもらう必要があります。そのため確実に長期間は妊娠の予定がない場合に適しているといえます。また、避妊手術については一度行うと半永久的に妊娠ができなくなり、再度妊娠を希望したときに戻すことはできても必ず回復するとは言い切れないため、よく考えた上で判断する必要があります。
総合的に見たときに、低用量ピルであれば正しく飲み続けることで一定の避妊効果を得ることができ、女性が自ら行える避妊方法の中でも負担が少ないといえます。
近年では病院だけではくオンライン診療サービスなども普及しており、自宅にいながらピルを処方してもらえるので、気になる方はチェックしてみてみてくださいね。

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ピルの副効果

ピルには、避妊以外にもさまざまな効果があります。どのような効果が期待できるのか、見ていきましょう。

PMSの症状を抑える効果

低用量ピルには、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが含まれています。

それにより、脳が排卵の指令を出さなくなり、ホルモンの量は増減することなくほぼ一定を保ちます。

排卵がないと、むくみや便秘、肌荒れといったPMSの症状の原因となるプロゲステロンの量が上昇しないため、PMSの症状の緩和につながるのです。

生理痛・生理不順の改善

ピルを服用すると、プロスタグランジンの分泌が減少します。これにより、子宮が収縮して痛むのを抑制する効果があります。

またピルには子宮内膜の増殖を抑える働きもあるため、生理の周期を調節し、経血量が減少する効果も期待できます。

月経困難症・子宮内膜症の改善

低用量ピルは、月経困難症・子宮内膜症の改善にも効果が期待できます。

月経困難症においては、ピルを服用することで生理周期の安定、痛みや月経量を減らす効果があります。また、子宮内膜症の進行を抑える効果もあるといわれています。

ニキビ・肌荒れの改善

ピルを服用することで、ホルモンバランスの乱れを整えることが可能です

また、ピルの種類によっては、皮脂の過剰分泌を起こす男性ホルモンの分泌も抑制できます。その結果、ニキビ・肌荒れの改善が期待できます。

生理日の移動

ピルを服用することで生理周期を整えるだけでなく、生理周期を調節できるのもメリットです。1シート以上服用していれば生理日の調整をすることが可能です。

低用量ピルの多くは1シート28日周期となっており、休薬/偽薬期間に出血が起こる仕組みです。

よって、生理日を遅らせる、早めるといったことができ、大事な日に生理にならないように調整できます。

ピルには副作用がある

ピルには、避妊や生理痛軽減、月経困難症の改善など様々な効果がある一方で、いくつか副作用もあります。効果と副作用のそれぞれについてきちんと理解して、ご自身の健康状態を意識しながらピルを服用するようにしましょう。

血栓症のリスク

ピルの副作用として最も深刻なものは、血栓症です。ピルに含まれているエストロゲンという卵胞ホルモンには血液凝固作用があるため、ピル服用者は服用していない方に比べて血栓症の発症リスクがわずかに高くなるとされています。突然、手足の痺れや激しい頭痛、胸の痛みなどが見られた場合は、血栓症の初期症状である可能性が高いため、一度ピルの服用を中止して病院を受診するようにしてください。

その他の副作用

血栓症のリスク増大以外の副作用としては、頭痛、腹痛、吐き気、倦怠感、胸の張り、などがあります。一般的に、これらの副作用はピルを飲み始めてから3か月頃までに見られやすく、それ以降は体が慣れるため症状が落ち着いていくとされています。もしいつまでも副作用が続く場合は、現在服用しているピルの種類が合っていなかったり、病気など別の原因が隠れている可能性も考えられるため、一度医師に相談してみましょう。

ピルの避妊目的での服用、言いづらいときはオンライン診療

クリニックや病院で、避妊目的でピルを処方してほしいと言いづらい人もいるかもしれません。

そのような場合におすすめなのがオンライン診療です。メデリピルは、オンラインピル処方を行っているサービスです。

オンライン診療なら好きな場所で、病院などでの待ち時間もなくスムーズに診療を受けられます。

処方されたピルはプライバシーに配慮されて郵送され、家族に知られにくいのもメリットです。

信頼性の面が気になるかもしれませんが、メデリピルなら現役の産婦人科医が診療するため、疑問点などもすぐに解消できて安心できます。対面診療では言いづらい相談も、オンラインなら言いやすいといったこともあるのではないでしょうか。

ピルを避妊目的で使いたい、相談したいけど言いづらいと感じたときには…

前述したとおり、WHOでも避妊の方法としてピルを服用することが推奨されています。

自分の身体を守るためにも、ピルの知識を身に着けて正しく服用するようにしましょう。

病院で処方してほしいと言いづらい場合には、オンライン診療を利用してみてはいかがでしょうか。

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ヤーズフレックスとヤーズの違いは?飲み方・メリット・副作用・飲み忘れの対処法

ヤーズフレックスの服用を考えている方は、詳しい効用や副作用が気になるのではないでしょうか。また、ヤーズフレックスは他のピルと用法が異なる部分があるので、長期服用によるメリット・デメリットも存在します。こういったポイントも、服用を始める前にぜひ把握しておきたいところです。

この記事では、ヤーズフレックスの概要と基本的な用法、服用することのメリット・デメリット、便利なオンライン処方サービスを詳しくご紹介します。

ヤーズフレックスって聞いたことはあるけど、実際何?

ヤーズフレックスは超低用量ピルの一種で、有効成分として卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されています。低用量ピルと比較して卵胞ホルモンの含有量が少なく、長期間服用できる混合ホルモン剤として製造、処方されている薬です。

ヤーズ配合錠と何が違うの?

配合されている成分はいずれも同じですが、ヤーズ配合錠は続けて服用できる期間と服用方法がヤーズフレックスと異なります。

ヤーズ配合錠は1シート28錠で構成されており、4錠はプラセボ(偽薬)です。1日1錠を服用し、25錠目から28錠目の4日間はプラセボを服用します。1シートを使い切ったら翌日から新しいシートに移って服用を継続できます。

ヤーズフレックスも1シート28錠で構成されていますが、28錠全てに有効成分が含有されていることが特徴です。1日1錠を服用し、最長120日まで服用を毎日継続できます。ただし、25日目以降に3日間連続で出血があらわれた場合、もしくは120日継続して服用した場合には、その翌日から4日間休薬する必要があります。

なお、ヤーズフレックスは月経困難症および子宮内膜症の治療を目的とする場合に、保険適用の対象になります。一方ヤーズ配合錠は月経困難症の治療を目的とする場合にのみ、保険適用の対象です。両者は用途に応じて使い分けできるようになっているのです。

ヤーズを服用し続けるとヤーズフレックスと同じ効果が期待できる?

ヤーズとヤーズフレックスに含まれている成分はどちらも同じです。そのため、ヤーズのシートに入っている実薬だけを服用し続けると、ヤーズフレックスを服用している時と同じ効果を得られると言えます。

ヤーズフレックスのメリットは?

ヤーズフレックスの主なメリットは、子宮内膜症の痛み軽減、月経困難症およびPMSの改善などです。また、ホルモンバランスを調整することで、肌荒れやニキビを改善する効果も見込めます。以下で詳しくみていきましょう。

PMSなど女性特有の悩みが軽くなる!

ヤーズフレックスの有効成分には、子宮内膜の増殖抑制や月経周期の調整を行う作用があります。各種作用によって、子宮内膜症に伴う痛みの軽減や月経困難症に伴う下腹部痛・腰痛、PMSの症状を軽減する効果が見込めます。

肌荒れやニキビが減って、綺麗になる!

月経前の肌荒れやニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因の場合があります。ヤーズフレックスの有効成分にはホルモンバランスを調整する作用があり、肌の乾燥や皮脂の増加による肌荒れ、ニキビを減少させる効果が期待できます。

ヤーズフレックスのほかにも肌荒れ、ニキビの改善効果があるピルは複数ありますが、症状や利用目的に応じて医師が処方を決めることが一般的です。

なお、ピルによる美肌作用はホルモンバランスが原因である場合に効果が見込めるものです。生活習慣を理由とする肌荒れ、ニキビである場合、ピルの服用によって改善する可能性は低くなります。

また、服用を開始した直後は一時的に肌荒れやニキビが悪化する場合がありますが、服用を継続することで改善されることがほとんどです。服用を継続しても改善が見られない場合は、医師に相談しましょう。

ヤーズフレックスの主な副作用

ヤーズフレックスの服用期間中には副作用が生じる場合があり、重篤な副作用として血栓症を発症することが稀にあります。副作用についてもしっかりと理解したうえで服用を開始しましょう。

ヤーズフレックスの主な副作用には、不正出血や悪心、頭痛、眠気、腹痛、抑うつ気分などがあります。副作用は服用開始から短期間で発生しやすく、ホルモンバランスが一時的に乱れることが主な原因です。服用を継続する間に副作用は軽減、解消されることが一般的ですが、副作用が長期間改善しない場合には医師に相談しましょう。

ヤーズフレックスの服用後に不正出血があった場合、服用開始から24日目までは症状の有無にかかわらず服用を続けて問題ありません。ただし、通常時と比較して出血量が多く、持続日数が長い場合には医師に相談してください。

血栓症のリスク

血栓症とは、血管内に血の固まりが詰まることで引き起こされる病気です。ピルを服用していない場合の発症率は年間1万人当たり1~5人とされていますが、低用量ピルを服用している場合の発症率は年間1万人当たり3~9人とされています。

ヤーズフレックスは超低用量ピルに分類される薬ですが、静脈血栓症の発症リスクに関しては、類似した作用を持つ薬品と同等であるとした調査結果も存在します。ヤーズフレックスの服用期間中に以下のような症状が現れた場合には、服用を中止して救急医療機関を受診してください。

実際に救急医療機関を受診する際には、ヤーズフレックスを服用していることを医師に伝え、適切な診断を受けられるようにしましょう。

・急激な足の痛みや腫れ
・手足の脱力やしびれ
・突然の息切れ
・胸部の痛み
・激しい頭痛や舌のもつれ
・突然の視力障害

ヤーズフレックスの飲み方

ヤーズフレックスを初めて服用する場合、月経の第1日目から服用を開始します。

服用するにあたって、以下の項目に該当する人は副作用のリスク増加、持病悪化などの問題に注意が必要です。

・子宮筋腫がある
・40歳以上である
・乳がんの既往歴がある
・血縁者に乳がんになった人がいる
・喫煙している(35歳以上で1日15本以上喫煙している人は使用不可)
・肥満に該当する
・血縁者に血栓症になった人がいる
・前兆のない片頭痛がある
・軽度の高血圧である
・糖尿病または耐糖能に異常がある
・ポルフィリン症である
・心疾患に罹患または既往歴がある
・肝障害がある
・腎障害がある
・てんかんである
・テタニーである

ヤーズフレックスはどれくらい飲み続けられる?

ヤーズフレックスを服用する際は、最長120日継続服用する方法と28日周期で服用する方法のどちらにするかを医師が決定します。最長120日継続服用する場合、毎日1錠を決まった時刻に服用します。

服用期間が継続120日になった、もしくは25日目以降に服用を中断した際は、4日間の休薬期間を設けた後に服用を再開する必要があります。28日周期で服用する場合は24日目まで毎日1錠を服用し、25日目から28日目まで服用を止めた後に服用を再開します。

ヤーズフレックスの休薬期間は?

基本的には服用期間が24日もしくは120日になるごとに4日間の休薬期間を繰り返すことがヤーズフレックスの用法とされています。例外として、服用開始から25日目以降に3日間連続で出血があった場合には翌日から4日間の休薬期間を設ける必要があります。

24日目までは出血の有無にかかわらず服用を継続して問題ありませんが、血栓症が疑われる症状が現れた場合には服用を中断して医療機関へ相談しましょう。

飲み忘れたらどうすればいい?

飲み忘れがあると不正出血の危険性が増加するため、基本的に飲み忘れはないように注意が必要です。もし飲み忘れてしまった場合は、ケースごとに以下のように対応しましょう。

1日飲み忘れた場合

1日飲み忘れた場合は、飲み忘れに気づいた時点で1錠服用します。その後、普段の服用時刻になったら、その日の分を1錠服用しましょう。もし飲み忘れに気づいた時点で普段の服用時刻が迫ってきている場合は、まとめて2錠服用するようにしてください。

2日飲み忘れた場合

2日飲み忘れた場合は、飲み忘れに気づいた時点で飲み忘れ分のうち1錠を服用します。その後、普段の服用時刻になったら、その日の分を1錠服用しましょう。

3日以上飲み忘れた場合

3日以上飲み忘れた場合は、服用サイクルの初めに戻ってやり直す必要があります。一度ピルの服用を中止してシートを破棄してから、自然に次の生理がくるまで待ちましょう。生理がきたら、いつものように新しいピルシートの1錠目から飲み始めます。

その他のピルの種類

ピルには、ヤーズフレックスのような超低用量ピル以外にもいくつか種類があります。以下でそれぞれのピルを紹介します。

中用量ピル

中用量ピルは、エストロゲン配合量が1錠50μg(マイクログラム)のピルのことです。エストロゲンの配合量が多く効果が強く出るため、生理日移動の際に使用されることが多いです。ただし効果が強い分、吐き気や頭痛などの副作用も強く出る可能性があります。

低用量ピル

低用量ピルは、エストロゲン配合量が1錠50μg未満(30〜35μg)のピルのことです。避妊や生理痛軽減、月経困難症の改善など、多くの目的で服用されており、毎日正しく服用すれば99%以上の避妊効果があるとされています。

超低用量ピル

超低用量ピルは、エストロゲン配合量が1錠30μg未満のピルのことです。月経困難症や子宮内膜症の治療で使用されることが多いです。低用量ピルよりもエストロゲンの量が少ないため、比較的副作用が見られにくいとされていますが、不正出血しやすくなる可能性があります。

アフターピル

アフターピルは、避妊に失敗した性交渉後に、望まない妊娠を防ぐために服用する緊急避妊薬です。日本で唯一承認されたアフターピルであるノルレボ(レボノルゲストレル)錠の場合、避妊失敗から72時間以内に服用することにより、約85%の確率で妊娠を防げるとされています。服用後は、まれに吐き気などを感じる可能性があります。

ミニピル

ミニピルは、エストロゲンを含まず、黄体ホルモンのみを含んだピルのことです。血液凝固作用を持つエストロゲンを含んでいないため、ピルの副作用である血栓症のリスクがほぼなく、ピルを服用できない高齢の方や喫煙者の方なども服用が可能になります。

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よくある質問

ヤーズフレックスは超低用量ピルの一種で、ピルの中で唯一、最大120日間連続服用することが可能なピルです。ほかの超低用量ピルとは飲み方が一見異なるため、はじめて服用する方は不安なことも多いのではないでしょうか。ここではヤーズフレックスにまつわる、よくある質問について説明していきます。

ヤーズフレックス服用後に不正出血がある場合は?

飲み始めから、服用24日目までは不正出血があっても飲み続けて問題ありません。服用25日目以降に3日連続で出血があった場合は、4日間休薬する必要があります。この場合の出血量は少量です。おりものシートで対処できるくらいの量を目安としてください。不正出血は服用を続けていくと治まるケースが多いですが、出血量が多かったり、長引く場合には医師に相談するようにしてください。また、血栓症が疑われる症状が出ている際は直ちにピルの服用を中止し、早めに病院を受診してください。

・休薬期間中に起こる出血
休薬期間の出血は消退出血と呼ばれるものです。ヤーズフレックスを一定期間服用してから中止すると体内のホルモンバランスが変化します。これにより、子宮内膜がはがれて出血が起こるという仕組みです。4日間の休薬期間が終了したら、出血が続いていても服用を再開してください。出血が起きない場合は、薬の作用で子宮内膜が薄くなっているか妊娠しているか2つの可能性が考えられます。2回連続で消退出血がない場合は、市販の妊娠検査薬で確認をし、陽性反応がでた際には病院を受診して医師の診察を受けましょう。

ヤーズフレックスを服用すると太る?

ピルには、どの種類でも共通する副作用として、食欲増進やむくみなどによって外見に変化が生じる場合があります。具体的には、ピルに含有される卵胞ホルモン、黄体ホルモンによってむくみが生じやすくなったりすることが要因です。

一時的に太ったように感じることはありますが、ヤーズフレックスをはじめとしたピルの服用を続けていくことで身体が慣れてくると副作用が起きることは少なくなっていきます。また、ヤーズフレックスには「抗ミネラルコルチコイド作用」があり、むくみにくいことが特徴とされているので、必ずしも外見に変化が起きるとも限りません。

ヤーズフレックスを服用するとニキビができる?

ヤーズフレックスなどの第四世代のピルには抗アンドロゲン(男性ホルモン)効果があるため、ホルモンバランスを整え、ニキビの改善がより期待できることがわかっています。

ヤーズフレックスは保険適用になる?

ヤーズフレックスは、国内で初めて連続服用が可能となったLEP(low dose estrogen-progestin)製剤です。卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合錠剤で、卵胞ホルモンの含有量は20μgまで抑えられていることから、超低用量LEP製剤とも呼ばれています。卵胞の発育を抑えて排卵を起こさなくする働きから、月経困難症の治療に用いられます。治療目的のため、保険適用となります。ヤーズフレックスと同じく超低用量ピルである「ルナベルULD」「フリウェルULD」「ヤーズ」「ジェミーナ」「ドロエチ」も同様になります。あくまで治療目的であることから、月経困難症などの症状がない場合、避妊のみの目的での使用はできません。改善したい症状を医師に相談して決めましょう。

ヤーズフレックス服用中にコロナワクチンを接種しても大丈夫?

ヤーズフレックス服用中にコロナワクチンを接種する場合は、事前に医師に相談しましょう。現在使用されているワクチンの種類によっては、接種後に血栓症を発症した例が報告されています。低用量ピル、超低用量ピルの服用は血栓症のリスクを増加させます。どちらのリスクもごくわずかですが、身の安全のためにも必ず医師に相談してからワクチンを接種するかどうか判断してください。またワクチン接種前の事前問診の際、服用中の薬としてピルの記載を必ずするようにしてください。

ヤーズフレックスもメデリならオンラインで処方可能!

ヤーズフレックスを服用したくても、病院や薬局に行く時間をなかなかとれない方もいるでしょう。そんな方にはオンライン診療の利用がおすすめです。

メデリピルでは、超低用量ピル5種類、低用量ピル6種類、中用量ピル1種類、アフターピル2種類を取り扱っています。超低用量ピルは「ヤーズ」「ドロエチ」「ヤーズフレックス」「ルナベルULD」「フリウェルULD」の5種類が取り扱い対象です。なお、超低用量ピルは自由診療での処方になり、種類によって金額が異なります。処方を希望する場合は事前問診時にお伝えください。

メデリピルでは、超低用量ピルに限らず、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
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まとめ

ヤーズフレックスは超低用量ピルの一種であり、子宮内膜症や月経困難症に伴う痛みの軽減などに効果がある薬です。最長120日続けて服用できることが特徴ですが、他のピルと同様に副作用として不正出血や悪心、血栓症などの症状が現れる場合があります。

服用を検討する際は医師に相談し、適切な処方をしてもらうことで副作用のリスクを軽減できます。診療、処方をスムーズに進めたい方は、オンラインピル診療・処方サービス「メデリピル」のご利用をぜひご検討ください。

生理の血が少ない原因は?病気の可能性や対処法、受診の目安

みなさんは経血量に悩みを持たれたことはありますか。量は比較できるものではないから自分の経血量に疑問を持ったことがない。中には不安はあるが、人には聞きづらい悩みだから、そのままにしてしまっているという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、経血の急な変化には病気が隠れていることもあります。今回の記事では、経血量別の解決策から経血から見て分かる体調変化について解説していきます。一緒に新たな知識を身につけて、快適な生理期間に変えていきましょう。

生理の血が少ないのは過少月経や過短月経の可能性

突然ですが、みなさんの経血量は多めですか?少なめですか?経血量は誰かと比べることができないからこそ、普通の経血量が分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。個人差はありますが、正常の経血量は、1回20~140mlといわれています。これを例えると、大さじ2程度(20ml)からヤクルト2本分くらい(140ml)の量です。では、経血量が多い場合と少ない場合はどのように判断すればよいのでしょうか。

生理の量が少ないのは過少月経

経血量が20mlより少ない場合は「過少月経」といわれています。
量が少ない方の目安として、
・血液というよりは汚れ程度の出血しかなく終わってしまう
・10日程度、ダラダラと茶色い経血が続く
などがあります。
以上のような事項が当てはまる場合は、過少月経が疑われます。骨・血圧・脂質代謝など一生の健康に影響を及ぼす可能性もあります。しかし、初経まもなくや閉経周辺の場合は様子を見ていただいて大丈夫です。

生理の期間が短いのは過短月経

過短月経とは、生理が2日以内に終わってしまうような状態のことを指します。一般的に経血量が少なくなる過少月経と併発する場合が多いとされています。一時的な過短月経の場合はしばらく様子を見てみても大丈夫ですが、生理が毎回2日以内に終わってしまう場合には注意が必要です。症状を放置していると不妊症などに繋がる可能性もあるため、症状が長期間続く場合は一度、病院を受診してみましょう。

生理の経血量はなぜ変わるの?

急に経血の量が多くなったり、少なくなったりすると不安になりますよね。生理の経血量が月によって変化するのは、ホルモンの状態が関係しています。毎月体の状況は変化しています。女性ホルモンは環境の変化やストレスに左右されやすいものです。すると、経血量にも変化があり、同じ人でも経血量の多い月や少ない月があるのです。

生理の経血量は個人差がある

生理の経血量は、個人差があります。自分が多い方なのか少ない方なのかは、判断が難しいところです。そういった場合は、どんなに経血量に悩みを持っていても、病院を受診することに迷いを感じますよね。しかし、経血量の問題は最悪の場合は病気につながる可能性もあります。経血量は個人差があるものと思い、少しでも異常を感じた場合は放置せず、まずは産婦人科医に相談してみましょう。

過少月経・過短月経の原因は?

過少月経や過短月経の原因には、環境の変化や不規則な生活リズムなどもありますが、ほかにもいくつかの原因があります。以下でそれぞれ解説します。

ホルモン状況の変化

季節によって体の変化が見られるように、女性ホルモンの状況も毎月変化していきます。女性ホルモンには、卵巣から分泌される卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つがあります。月経のある女性の心と身体の状態は、これらのホルモンの影響を受け、約1ヶ月の周期で変動するものです。女性ホルモンのバランスはとても繊細なものです。不規則な生活や睡眠不足、過度なダイエットなどが原因でホルモンバランスが崩れてしまう場合もあります。良い生活習慣を維持することで、女性ホルモンを整えて健康的な生活を送っていきましょう。

ピルを服用中

生理痛や月経不順の治療でピルを服用している場合は、経血量が減ることがあります。これは、ピルに子宮内膜を薄く保つ作用があるためです。生理では子宮内膜が剥がれ落ちて出血が起こりますが、ピルを飲むと剥がれ落ちる子宮内膜が少なくなるため、経血量も通常より少なくなることが多いです。

子宮・卵巣・甲状腺ホルモンの病気

過短月経の原因として、病気が隠れている可能性もあります。卵巣機能不全・黄体機能不全や、先天的な子宮の発育不全などになっている場合は、生理期間が短くなることがあります。また、甲状腺ホルモンは卵胞の成長や黄体機能に必要なものであるため、甲状腺ホルモンの異常が過短月経の原因となっている場合もあります。

経血量が少ない時の対処法

生理がきているはずなのに、ナプキンを変える必要ないほどの出血量だと不安になりますよね。経血量が少ない状態が続いたり、量が急に減ったりするなどの変化は体が異常を知らせてくれているサインかもしれません。「生理が軽くなっただけ」と放置するのではなく、経血量が少ない場合に考えられる症状と対処法について知っておきましょう。

ストレスによる卵巣機能の低下の可能性がある

ナプキンを変えなくてもいいほど量が少ない場合は、ホルモンの分泌量が減り、卵巣の働きが悪くなっている可能性があります。こうした卵巣機能低下のおもな原因はストレスです。40歳〜50歳辺りに月経が停止することを閉経といいます。閉経とは別に年齢不相応に卵巣機能の低下は、将来的に不妊の原因につながる場合があります。なるべくストレスをためない生活を心がけましょう。
忙しい毎日の中でも、自分を愛でる時間やアイテムを取り入れることが大切です。また、深呼吸は最も簡単なストレス解消方法ともいわれています。ぜひ日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

基礎体温をつける習慣をつける

経血量が少ない人は、気づかないうちに無月経になっている可能性があります。無排卵になっているかは経血量だけでは判断しづらいものです。そのため、基礎体温をつけてみましょう。体温の変化にはホルモンが影響しているため、記録から女性ホルモンがきちんと分泌されているかが分かります。まずは最低でも2〜3ヶ月続けて測定したうえで傾向をみることが必要です。基礎体温は婦人体温計を使って毎日ほぼ同じ時間に測ります。他にも、4時間以上の睡眠・目覚めてからすぐに測定となかなか習慣化することが難しく感じることもあるでしょう。習慣化には、記録アプリの活用もおすすめです。

婦人科を受診する

婦人科・産婦人科を受診するか判断する上では、確認すべきポイントがいくつかあります。
まず、初潮を迎えたばかりの方や、40〜50代などで閉経が近づいている方は、ホルモンバランスが不安定なため経血量が少なくなることがあります。このような場合は体に異常が起きているわけではないため、しばらく経過観察をしてみましょう。一方で、これまでは特に何ともなかったのに、突然、経血量が減少した場合や、経血量が少ない状態が長期間続く場合、下腹部に痛みがある場合などは、病気が隠れている可能性もあるため注意が必要です。気になる症状が見られた場合は、早めに病院を受診するようにしましょう。

経血の色や量の変化から発見できる病気

実は、経血量の変化から病気を発見することができます。経血量や生理痛の痛みには個人差があるものです。しかし、場合によっては治療が必要な場合があります。経血量や生理痛に異常を感じたり、少しでも気になる症状がある場合は、軽く考えずに産婦人科の受診を検討しましょう。

経血量(生理出血量) その他の症状 考えられるおもな病気
多くなった 痛みが強い 子宮内膜症

子宮筋腫

骨盤のうっ血など

生理期間が長くなった 痛みが強い 子宮内膜症

子宮内筋症

子宮筋腫

骨盤のうっ血など

痛みをともなうこともある 子宮筋腫など

レバーみたいな血の塊が出る場合

生理の経血の中に混じっているレバーみたいな血のかたまりの正体は、実は溶かしきれなかった経血なのです。経血は不要になった子宮内膜がはがれ落ち、血液と排出されたものです。経血が体内にある時にはかたまりがあります。そのかたまりは子宮内膜にある「酵素」の働きによって液体の状態で排出されます。しかし、まれにはがれ落ちた子宮内膜が多いと酵素の処理が追いつかず、レバーみたいな血のかたまりとして出てきてしまうことがあるのです。少量の場合は問題ありませんが、血のかたまりが多く、5㎝以上の大きさの場合は注意が必要です。子宮筋腫や子宮内膜症といった病気の可能性が考えられるため、早めの産婦人科の受診を検討しましょう。

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血の色がいつもと違う場合

経血の色は濃いめの赤が一般的です。色の目安としては、傷口から出る血液の鮮明な赤色と比べると、少しくすんで見えます。逆に経血の色が薄く朱色になっている場合は、血液の赤色の元となるヘモグロビンが足りていない可能性があります。貧血になっている可能性も考えられます。一方、茶色の経血や黒色の経血は古くなった経血です。スムーズに体外に排出されない間に血液が酸化し、色が変わった自然なことのため心配しなくて大丈夫です。

生理の途中で血が止まってしまう場合

生理中に1度経血が止まった後、再び出血があるという症状に悩みを持ったことはありませんか。これは子宮後屈の人によく見られる症状です。子宮の形状には前屈と後屈があります。子宮が後ろに傾いている子宮後屈の場合は、生理が始まって2日、3日くらいで一旦経血がほぼでなくなります。その後中休みに入り、また普通経血が出るということが多いです。子宮後屈は病気ではないため、安心してくださいね。

経血量が多すぎる場合は病気の可能性も

経血量には個人差はありますが。しかし、多すぎる経血量には病気が隠れている場合があります。「1〜2時間に1回、夜用ナプキンを取り替えなければならないくらいの出血が続く」このような経験がある方は要注意です。

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10代の出血過多

10代の頃は、子宮や卵巣の働きがまだ十分出ないため、出血量が安定しない場合があります。しかし、子宮内膜が通常よりも厚い、あるいは子宮そのものが大きくなって経血量が増えてしまっている場合もあります。すると「過多月経」の疑いも考えられますが、10代の過多月経は、貧血さえ気を付けていれば特に心配はありません。

20代~30代の出血過多

20代、30代と年齢を重ねるごとに経血量が増えてきた場合は「子宮筋腫」「子宮腺筋症」などの病気が隠れている可能性があるため、病院を受診して治療につなげることが大切です。どちらも進行すると、生理のたびに日常生活を送ることが困難になるばかりか、将来的に不妊や流産の原因になることもあります。定期的な検診によって早期発見することが大切です。1年に1度の婦人科検診を心がけましょう。

経血量が多い時の対処法

経血量が多い時、何かと気にかけることが多くありますよね。憂鬱な生理期間こそ、ストレスフリーに過ごしたいですよね。どうしたら、少しでも快適に過ごすことができるでしょうか。生理時の注意点も含めご紹介しますね。

経血量にあったナプキンを選ぶ

まず確認したいのは、ナプキンの「長さ」です。量が多い日は座っているだけでも、経血が前後に広がりやすいですよね。その場合は、約25~30cm程度の長さがあると安心です。ナプキンを選ぶもう一つのポイントが「厚さ」です。経血量が多めで、いつも不安を感じているという方は、夜間でなくても夜用を選ぶのもありです。ズレが気になる場合はプラス羽根つきをを選ぶとなおよいでしょう。経血量が少ない場合は、できるだけゴワゴワ感が少なく動きやすいスリムタイプを選ぶとよいでしょう。シーンに合ったナプキン選びが、快適な生活にも繋がります。

貧血に注意する

経血量が多い方は、貧血になるリスクが高いため注意する必要があります。以下のような症状がある場合は、貧血の可能性があります。

  • 動悸、息切れ、めまいがある
  • 頭が重い、疲れやすい、だるい
  • 顔色が悪いとよく言われる
  • 首、肩が凝りやすい
  • 氷を無性に食べたくなる
  • 爪の色が白い、爪の先が反り返っている
  • 口内炎や口角炎ができやすい
  • 髪の毛がパサパサで抜けやすい

貧血予防には、食事からしっかりと鉄など必要な栄養素を摂ることが大切です。日本人成人女性(20~49歳)が1日の食事から摂取する必要のある鉄の量は、10.5mg(月経がない女性:6.5mg)が推奨されています。実際に10.5mgの量の鉄を含む食事の例としては、「レバニラ炒め」「あさりとほうれん草のパスタ」「かつおのたたき」「ひじきと大豆の煮物」が挙げられます。これらすべてを1日で摂取しなくては、推奨摂取量を達成することができないのです。この食事を毎日続けることは、簡単なことではないですよね。普段の食事だけでは十分に鉄を補えないという方には、サプリメントを活用するのも一つの手です。

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まとめ

今回の記事では、経血量の目安や悩みの対処法と注意点について詳しく解説していきました。経血量は人と比較できるものでもなければ、個人差があるものだからこそ判断基準がなく、余計に不安になってしまいますよね。そんな時こそ、1つ1つの悩みを解決していくことによって、生理期間も変化していきます。また、正しい知識と適切なケアを選ぶことができれば、生理期間でも快適に過ごすことができます。ぜひ悩みに合わせたケアを取り入れてみてください。
身体は正直だからこそ、経血量にも変化が現れます。できるだけストレスをためない生活を心がけましょう。そして、忙しい毎日でも自分を愛でる時間を持ち穏やかな日々を送れるとよいですね。

低用量ピルで子宮内膜症を治療するメリット・デメリット・注意点を紹介

子宮内膜症で悩んでいる方にとって、どのように治療してくのかは知っておきたいところです。治療法のひとつとして低用量ピルでの治療というのも聞いたことあるという方もいるのではないでしょうか。
ここでは子宮内膜症の主な治療法や低用量ピルでの治療について詳しく解説していきます。

子宮内膜症の3つの治療法

子宮内膜症は子宮内膜のような組織が子宮外にできてしまう病気です。
子宮内膜症になる方は、月経困難症である場合が大半であり、子宮内膜症や他の病気が原因の1つとなって月経困難症が引き起こされているケースが多いといわれています。
治療方針については医師と相談の上で決めるものですが、代表的な治療法を3つ紹介していきます。

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腹腔鏡手術

手術療法では腹腔鏡手術という腹部内を見る小さい内視鏡を使う手術を用いることがほとんどです。通常の手術よりも切り口が狭く痛みも少ないといわれています。
手術療法を選択する指標として、「卵巣チョコレートのう胞」の有無や「不妊」の意思表示で手術療法にするか薬物療法にするかを決めることが多いです。
痛みが強く、卵巣チョコレートのう胞が4㎝以上ある場合で将来妊娠を希望している方は手術療法になるケースがほとんどになります。なぜなら、妊娠をしやすくするためには卵巣と卵管を元の位置になるべく戻すことが必要になり、手術療法にて卵巣チョコレートのう胞を排除して、病巣となる部分を取ってあげることが一番有効といえますね。

低用量ピル

GnRH作動薬と同様のホルモンを使用する治療法として低用量ピルがあります。
GnRH作動薬の服用よりも手軽で、骨粗鬆症の心配もありません。
骨粗鬆症の心配でGnRH作動薬を諦めてしまった方や、再発してしまった方に効果的な治療法といえます。

子宮内膜症の治療に低用量ピルがおすすめな理由

前述で紹介した低用量ピルで子宮内膜症を治療していく方法について更に解説していきます。

低用量ピルはエストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンを配合した薬です。
服用することで人工的にエストロゲンを体内に取り入れることになるため、次第に体内において自然にエストロゲンを作ることをやめるようになります。
その結果、排卵が起きる要因であるエストロゲンの量を減らすことで排卵を抑制でき、妊娠中に近い状態を保つことができて、子宮内膜症の症状を軽減することができます。

次に、低用量ピルでの治療法におけるメリットを紹介していきます。

長期的な服用が可能

低用量ピルは、同じホルモン治療法である、GnRH作動薬と違って骨粗鬆症のリスクがないことから服用期間の制限がありません。
そのため、長期的な服用ができることがメリットの一つといえるでしょう。

治療以外の効能がある

低用量ピルは経口避妊薬として開発された薬です。しかし、治療目的のLEPと呼ばれる保険適用の低用量ピルでは避妊効果が立証されていません。
また、生理周期の安定やPMSの改善、肌荒れの改善など、そのほかの副効用も受けることができます。

子宮内膜症の治療で低用量ピルを服用する際のデメリット

低用量ピルでの治療にはメリットがありますが、少なからずデメリットも存在します。
ここでは低用量ピルでの治療法におけるデメリットを詳しく紹介していきます。

血栓リスク

低用量ピルには血栓リスクが存在します。ピルを服用していない人に比べて血栓リスクは僅かながら高いとされています。
主な症状として、ふくらはぎの痛みやむくみ、色の変化、激しい頭痛・腹痛などがあります。これらの症状がでた際には、血栓症の可能性があるためピルの服用を中止して早急に病院を受診するようにしてください。

服用可能な条件がある

低用量ピルは誰しもが服用できる薬ではありません。
服用できる条件があり、特に35歳以上で1日に15本以上喫煙をする方や年齢が40歳以上の方、BMIが35以上の方、前兆を伴う片頭痛がある方は血栓リスクが高くなるため服用ができないと可能性があります。
他にも服用条件はあるので、詳しく知りたい方は以下の記事でチェックしてみてください。

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子宮内膜症の治療で低用量ピルを服用する際の注意点

前述では子宮内膜症の治療に低用量ピルを用いる場合のメリット・デメリットを紹介してきました。
ここでは、低用量ピルを使用する上での注意点を押さえておきましょう。

同じ時間帯に飲むようにする

低用量ピルは毎日同じ時間に1錠服用する薬です。
固定の時間を決めて、その時間に服用するようにしましょう。
しかし、さまざまな事情で服用時間が遅れてしまった場合は2〜3時間程度であれば効果に影響はありませんが、なるべく同じ時間に飲むことで最大限効果が発揮できるため必ず服用できそうな時間に決めておくとよいでしょう。

飲み忘れないようにする

低用量ピルは毎日服用することで効果を発揮する薬です。
飲み忘れがないようにスマホのリマインド機能を使ったり、目につきやすい場所に保管するようにしましょう。
もしも飲み忘れてしまった場合は1日(1錠)であれば、気づいた時点で飲み忘れた分を服用して、当日分は通常通り服用します。
一方で、2日(2錠)以上飲み忘れてしまった場合は服用を中止して次回の生理が来たら再開するようにしてください。2日分と当日分の合計3錠を一回で服用してしまうと多量のホルモンを一度に摂取することで副作用が起こる可能性があります。

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まとめ

子宮内膜症には手術療法のほかホルモン療法があり、ホルモン療法が適う場合には低用量ピルが手軽且つ治療以外にもさまざまなメリットがあることがわかりました。
子宮内膜症かどうかがまだわからない場合でも、月経困難症かもしれないと悩んでいる方は一度病院を受診して検査をしてみるとよいでしょう。身体の状態にもよりますが、ピルで改善していける可能性もあります。
毎月くる生理だからこそ、ピルをはじめとしたさまざまな方法でなるべく負担を減らしていきましょう。

ノアルテンに避妊効果はある?ノアルテンの使用目的や注意点を解説!

月経異常や月経困難症の治療などで用いられる黄体ホルモン製剤の1つに、ノアルテンという薬があります。ノアルテンに避妊効果はあるのでしょうか?また、ノアルテンの効果や副作用などについても気になりますよね。今回の記事では、ノアルテンの効果やメリット・デメリット、入手方法などについて詳しく解説していきます。

ノアルテンの避妊効果とは?

ノアルテンに避妊効果はあるのでしょうか?ここでは、そもそもノアルテンはどのようなものなのか、そして避妊効果があるのかについて解説していきます。

ノアルテンとは?

ノアルテンとは、卵胞ホルモンを含まず黄体ホルモンのみが含まれたホルモン製剤です。ノアルテンは、ほかのホルモン製剤に比べて黄体ホルモンの含有量が非常に多いことが特徴的です。正しく服用することで、黄体ホルモンが補充されて子宮内膜の状態が改善するため、月経異常や月経困難症などの治療に使用されています。

ノアルテンに避妊効果はある?

ノアルテンには多量の黄体ホルモンが含まれていますが、排卵を抑制することはできません。また、避妊に関する試験は行われておらず、避妊効果も認められていないためノアルテンは避妊目的では服用しないようにしましょう。

ノアルテンの使用方法

ノアルテンは、月経異常や月経困難症など様々な症状の治療に使用されています。以下では、いくつか症状がある月経異常について、それぞれの特徴とノアルテンがもつ効果について紹介します。

月経異常に対する使用方法

月経異常には、無月経・頻発月経(ひんぱつげっけい)・稀発月経(きはつげっけい)があり、生理不順とも呼ばれています。
まず無月経は、3か月以上生理が来ない状態を指します。次に稀発月経と頻発月経は、正常な生理周期と言われている25〜38日周期から外れている状態を指し、24日以下の周期で起きる生理を頻発月経、39日以上の周期で起きる生理を稀発月経と言います。
ノアルテンの服用によって子宮内膜をある程度厚くし、その後の休薬期間に生理を起こすことで、正しい生理周期を取り戻せるように治療していきます。

ノアルテンのメリット

ここでは、ノアルテンのメリットについて紹介します。ほかのピルには見られないメリットもあるため、ぜひ1つずつ確認してみてくださいね。

血栓症になる可能性が低い

ノアルテンには、血液凝固作用のあるエストロゲンが含まれていません。そのため、エストロゲンが含まれているピルに比べて、ノアルテンは血栓症リスクが小さいと言えます。高血圧や肥満などの理由で低用量ピルや超低用量ピルを飲めなかった方でも、ノアルテンであれば飲める可能性があるというのは、1つの大きなメリットです。

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40歳以上の方でも服用可能

低用量ピルや超低用量ピルの場合、年齢が上がるとともに血栓症のリスクが増加するため、40歳になるとピルの服用ができなくなることがあります。しかし、ノアルテンであればほかのピルに比べて血栓症リスクが小さいため、40歳以上の方でも服用することができます。

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服用している間は生理が来ない

低用量ピルや超低用量ピルの場合、途中で休薬期間を挟むことで、生理に似た消退出血が起こります。これに対してノアルテンは、休薬期間を設けずに服用を続けるため、服用中は生理(消退出血)が来なくなります。

片頭痛もちの方も服用可能

片頭痛もちの方がピルを服用すると、エストロゲンの影響で頭痛が引き起こされたり、脳血管障害になりやすくなったりするとされています。それに対して、ノアルテンはエストロゲンが含まれていないため、片頭痛持ちの方でも服用可能だと言えます。

ノアルテンのデメリット

ノアルテンには、いくつかのデメリットもあります。具体的には、不正出血のリスクが高まることと、特定の時間に毎日服用する必要があることです。以下でそれぞれ紹介します。

不正出血のリスクが高まる

ノアルテンに含まれている黄体ホルモンには、子宮内膜を薄く保つ作用があります。そのため、子宮内膜が剥がれやすくなり、不正出血が起こることがあります。黄体ホルモン製剤を飲み始めると、20〜30%ほどの割合で不正出血が起こる可能性があるとされているため、もし出血が見られても焦らずにナプキンや吸水ショーツなどを使って対応するようにしましょう。

特定の時間に毎日服用する必要がある

ノアルテンをはじめとしたホルモン製剤は毎日同じ時間に服用する必要があり、3時間以上のズレが起きない方が良いとされています。毎日同じ時間に飲むことで、ピルの血中濃度を一定に近づけることができるため、アラームなどを活用して飲み忘れがないように気をつけましょう。

ノアルテンの副作用

すべての薬に副作用があるように、ノアルテンにも副作用があります。薬の効果だけでなく副作用もしっかり理解しておくことが大切ですので、必ず以下の内容を確認しておきましょう。

主な副作用とその対策

ノアルテンの副作用には、吐き気・乳房の張り・頭痛などがあり、重いものだとアナフィラキシーショックによる蕁麻疹や呼吸困難などがあります。ノアルテンの服用タイミングを寝る直前にすると、寝ている間に副作用のピークが過ぎるため、身体的な負担が減らせる可能性があります。

副作用が起きた場合の対応策

吐き気・乳房の貼り・頭痛などに関しては、多くの場合3か月ほど服用を続けると次第に体が慣れて症状が改善するため、そこまで心配しないようにしましょう。ただし、副作用がひどくなったり気分が憂うつになったりした場合は、一度医師に相談することが必要です。
また、アナフィラキシーショックによる蕁麻疹や呼吸困難が起きた場合は、一度ノアルテンの服用を中止して病院を受診しましょう。

ノアルテンに関するよくある質問

ここからは、ノアルテンに関してよくある質問に回答していきます。ピルはいくつか種類があり、混乱してしまうかもしれません。ノアルテンの特徴や効果について正しく理解して、正しく服用できるようにしましょう。

ノアルテンと低用量ピルの違い

ノアルテンと低用量ピルの大きな違いは、エストロゲン(卵胞ホルモン)が含まれているかどうかです。低用量ピルにはエストロゲンが含まれているため、少なからず血栓症リスクがあり、高血圧であったり40歳以上であったりすると処方ができない場合もあります。それに対してノアルテンにはエストロゲンが含まれていないため、低用量ピルの処方が難しい方でもノアルテンであれば処方が可能なケースもあります。

ノアルテンの避妊効果に関する疑問

ノアルテンには黄体ホルモンが含まれていますが、排卵を抑制する効果はありません。また、ノアルテンに避妊効果があるかを確かめた試験は実施されていないため、ノアルテンは月経異常の治療など本来の目的でのみ服用し、避妊目的では服用しないようにしましょう。

ノアルテンの入手方法と価格

ノアルテンは市販薬としては売られておらず、医師による診断と処方が必要になる薬です。以下で、ノアルテンの入手方法や価格相場について紹介します。

入手方法と処方の流れ

病院やオンライン診療サービスを利用して医師の診療を受け、ノアルテンを処方してもらいましょう。ノアルテンは体への負担が比較的小さい薬であることから、様々な症状の治療において使用されているようです。症状によって服用期間や薬の量は異なるため、必ず医師や薬剤師の指示に従うようにしましょう。

ノアルテンの価格

ノアルテンは、薬代がおおよそ2,000〜3,000円程度であることが多く、このほかに医療機関によって診療代や送料などがかかる場合もあります。詳しい価格は病院によって異なるため、それぞれ受診する病院や処方箋薬局で確認するようにしましょう。※

メデリピルでの取り扱いはありません

まとめ

今回の記事では、黄体ホルモン製剤であるノアルテンの効果や副作用、入手方法などについて解説しました。ノアルテンはエストロゲンが含まれていないため、低用量ピルや超低用量ピルを処方不可になった方でも処方が可能になるケースがあります。なお、ノアルテンの避妊効果は検証されていないため、避妊目的での服用はしないように気をつけましょう。

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消退出血とは?何日目で起こる?ピルと消退出血の関係を紹介

ピルの服用中に起きる消退出血とは聞きなれないという方もいるでしょう。生理とは別物なのか、何日目に起こるのか、疑問に思う方も多いでしょう。
ピルが初めての方にもわかりやすく説明していきます。

消退出血とは?

結論、消退出血は生理とは別物です。
仕組みは同じで、血中のエストロゲンとプロゲステロンが減ることで子宮内膜が剝がれ落ちることから起きる出血を指します。しかし、生理は妊娠ができるように子宮内膜を厚くして準備していた状態から妊娠が成立しなかった場合に起きるものですが、一方で消退出血はピルになどのホルモン薬の服用で起こる人工的な出血です。

ピルと消退出血の関係

さて、次にピルと消退出血はどのような関係性なのでしょうか。
前述でお伝えしたように低用量ピルやアフターピルの働きによって起こります。
それぞれのピルごとに消退出血が起こるタイミングや出血期間について説明していきます。

低用量ピルの服用により起こる消退出血

低用量ピルは7日間の休薬期間を設けて、その間に消退出血が来る仕組みです。
休薬期間に錠剤を飲まない21錠タイプのものと、休薬期間明けの実薬を忘れないために偽薬(プラセボ錠)を飲む28錠タイプがありますが、いずれも2日目を経過したあたりで出血が始まることがほとんどです。
出血量は個人差はあるものの、生理よりも少ないか同程度の量といえます。

アフターピルの服用により起こる消退出血

アフターピルを服用した場合に起こる消退出血は、服用したタイミングにもよりますが早くて3日程度、遅くて3週間程度で起こります。
出血期間は2〜3日程度で、出血量は生理よりも少ないのが特徴です。

消退出血の後にどれくらいで生理が来る?

アフターピル服用時に起こる消退出血の後に、通常の生理が来るタイミングは服用から3週間以内がほとんどです。
もしくは、生理予定日より前にアフターピルを服用した場合には生理予定日から10日以内に生理が始まることが多いといわれています。
いずれの期間を過ぎても生理がこない場合には、アフターピルで避妊が成功せずに、妊娠している可能性があるため妊娠検査薬を使用して確認しましょう。しかし、陰性の結果であっても生理がこないときは病院を受診するようにしてください。

消退出血と不正出血はどう見分ける?

ここまで消退出血について詳しく説明してきましたが、不正出血とはどう違うのか知っておきたいところです。
不正出血は、ピルや薬剤の副作用で起こる出血であったり、何らかの病気が要因で起こる出血、ストレスやホルモンバランスの乱れで起こる出血などを指します。
自身で見分けるのは非常に難しく、身体の状態やそのほかの要因から判断するしかありません。
気になる症状が出血以外にある場合は不正出血の可能性があります。
また、排卵期出血や着床出血と似ているため、妊娠の可能性がある場合には妊娠検査薬を使用して確認するようにしましょう。

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まとめ

今回はピルと消退出血の関係性に基づいて、消退出血とはなにか、生理との違い、服用するピルごとの消退出血の特徴などを解説してきました。
ピルを初めて服用する方は、知っておくと安心ですね。
低用量ピル服用中の消退出血は、通常の生理よりも経血量が少なく出血期間も短いケースもあるため、経血量が多かったり出血期間が長いことで悩んでいる場合には一度、医師に相談してみるとよいでしょう。低用量ピルで悩みが解決するかもしれません。
まだピルを服用したことがない方も、改めてピルのメリットを見て自身の悩みに効果がありそうであれば服用を検討してみるのもよいでしょう。

ピルと併用しない方がいい薬は?ロキソプロフェンやアセトアミノフェンが含まれた市販の鎮痛剤との飲み合わせは?

ピルを服用していて副作用の腹痛や頭痛を感じた際に、鎮痛剤を飲んでもいいのか気になったことはありませんか?鎮痛剤以外にも、市販薬や病院で処方される薬はピルと併用して大丈夫なのか不安になりますよね。この記事ではピルとそれ以外の薬について、併用できるのかどうかを解説していきます。

ピルと鎮痛剤は併用しても大丈夫?

ピルは鎮痛剤と併用することができます。しかし、飲み合わせの関係から少し気を付けなければいけないものもあります。以下で、鎮痛剤によく含まれている具体的な成分名を用いて解説していきます。

ロキソプロフェンナトリウム

「ロキソプロフェンナトリウム」(以下ロキソプロフェン)は、ピルの効果に影響を及ぼさないとされるため、ピルと併用しても問題ありません。

イブプロフェン

「イブプロフェン」も、ロキソプロフェンと同じくピルの効果に影響を及ぼさないとされるため、ピルと併用しても問題ありません。

アセトアミノフェン

「アセトアミノフェン」は、ピルとの併用に注意が必要です。ピルとアセトアミノフェンを一緒に飲むと、低用量ピルの効果が強くなり副作用も出やすくなるほか、アセトアミノフェンの効果が弱まる可能性があります。

ピルと併用するときに注意が必要な薬

ピルと併用する時に注意が必要な薬はいくつかあります。併用することによってピルの効果が強まる・弱まるものと、併用した薬自体の効果が強まる・弱まるものがあります。以下でそれぞれ紹介していきます。現在ピルを飲んでいて、新たに別の薬を飲もうとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

併用するとピルの効果が弱くなる薬

ピルの効果が弱くなるため、本来の避妊効果が得られない可能性があります。具体的には以下のような薬が該当します。

・一部の抗てんかん薬
・抗結核薬
・HIVの治療薬
・ボタンセン(肺高血圧の治療薬)
・モダフィニル(睡眠障害の治療薬)
・一部の抗生物質(細菌感染の治療薬)

併用するとピルの効果が強くなる薬

ピルの効果が強くなると、その分副作用も現れやすくなる可能性があります。具体的には以下のような薬が該当します。

・アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤)
・フルコナゾール(抗真菌薬)
・ボリゴナゾール(抗真菌薬)
・イトラコナゾール(抗真菌薬)

併用すると併用した薬の効果が弱くなるもの

ピルの影響で、本来の薬の効果が得られなくなる可能性があります。具体的には以下のような薬が該当します。

・血糖降下薬
・抗てんかん薬
・モルヒネ(医療用の麻薬)
・アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤)
・Gn−RH誘導体(子宮内膜症などの治療薬)
・スルフォンアミド系薬剤(抗菌薬)

併用すると併用した薬の効果が強くなるもの

ピルの影響で薬の効果が強まり、副作用も現れやすくなる可能性があります。具体的には以下のような薬が該当します。

・三環系抗うつ薬
・ステロイド(副腎皮質ホルモン)
・シクロスポリン(免疫抑制剤)
・セレギリン塩酸塩(パーキンソン病の治療薬)
・テオフィリン(ぜんそくの治療薬)
・オメプラゾール(胃酸抑制薬)

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ピルと併用できないもの

先に紹介した薬の他にも、ピルと併用できないものがあります。
薬剤と飲食物に分けて説明していきます。

薬においては、C型肝炎の治療薬です。ピルとの併用によって肝機能が悪化するという症例が多数報告されています。

飲食物

飲食物では、

・アルコール
・グレープフルーツ
・炭酸
・カフェイン飲料

などには注意が必要です。
アルコールは、ピルと同じく肝臓で分解されるものです。アルコールの方がピルよりも先に分解されるため、ピルの分解が遅れて血中濃度が高くなってしまう可能性があります。
次にグレープフルーツは、中に含まれているフラノクマリン類という成分がピルの分解を弱め、血中濃度を高めてしまう可能性があるため注意が必要です。
炭酸は、中に含まれている気泡がピルの吸収に影響を与えるとされています。
そしてコーヒーやエナジードリンクをはじめとしたカフェイン飲料は、ピルの成分吸収を阻害したり、効果を薄めたりする可能性があります。

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もし飲み合わせが悪い薬を併用してしまったら

誤って飲み合わせが悪い薬をピルと併用してしまった場合、念のため医師に相談するようにしてください。飲んですぐは特に何もないとしても、後から体調に異変が出る可能性もあるため、自己判断で大丈夫だと決めつけないようにしましょう。また、先に紹介した併用注意な薬のうち、ピルの効果が弱くなる薬を併用してしまった場合は特に注意が必要です。本来よりもピルの避妊効果が弱まっている可能性があるため、コンドームなどピル以外の避妊方法も同時に行うと安心です。

ピルを安全に服用するために心がけたいこと

ピルは薬のひとつであるため、正しく使用しないと体調に大きな影響が出る可能性があります。ピルを安全に服用して正しい効果を得るために、普段から心がけておきたいことについて2つ紹介します。

医療機関を受診するときにピルを服用していることを伝える

体調不良などで病院を受診して新しく薬を処方してもらう際には、現在ピルを服用中であるということを医師や薬剤師に必ず伝えるようにしましょう。お薬手帳にピルをはじめ現在服用中の薬をすべて記録しておき、その手帳を見せるとスムーズに確認が行えるためおすすめです。

自己判断で他の薬を併用しない

薬局で売っている市販薬やその他のサプリメントなどを服用しようと考えている場合は、ピルの飲み合わせについて必ず確認するようにしましょう。ここまでで説明したように、ピルと他の薬は場合によっては飲み合わせが悪く、ピルや薬の効果が強まったり弱まったりしてしまうことがあります。薬の箱に書かれている成分表を確認したり、わからない場合は現在ピルを服用していることを薬剤師に伝え、併用しても問題ないか確認してみてください。

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※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

今回の記事では、ピルと市販の鎮痛剤や他の薬との併用について解説しました。薬の成分によっては、併用することでピルや薬の効果が変わってしまうことがあるため注意が必要です。市販薬を買う際や病院で薬を処方してもらう際にも、ピルを飲んでいるということを医師や薬剤師に伝えて、飲み合わせに問題がないかきちんと確認した上で服用するようにしましょう。また、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルでは副作用緩和薬の処方も最短翌日にお届けすることができます。もし、市販薬が心配な場合には医師に処方してもらうようにすると安心です。

アフターピルの服用後、生理は何日後に来る?排卵日の目安や成功のサインを解説

アフターピルの服用後、生理は何日後に来る?排卵日の目安や成功のサインを解説

妊娠をしていない判断基準ともいえる生理は、アフターピルを服用する上で、妊娠をしていないと判断できる生理が、いつ来るのか、きちんと理解しておきたいですね。
緊急避妊を要している状況は、避妊が成功したサインを一刻も早く知りたいものです。
この記事では、アフターピルの服用後に生理が来るのはいつ頃なのか、来ない場合の対処方法も含めて説明していきます。

アフターピル服用後の生理はいつくる?

アフターピルの服用後に「生理」が来るのは、おおよそ1週間後が多いといわれています。
ただし、排卵の状況や次回の生理予定日によって個人差はあります。
基本的にアフターピル服用後は、生理とは別の「消退出血」という少量の出血があります。
この出血があることで、避妊に成功したサインとなります。
排卵前に服用した場合には、生理より先に消退出血が起こり、そのあとに生理が来ます。
排卵後に服用した場合では、生理と消退出血が同時に起こりますので、バラバラで出血が出ることは少ないです。そのため、生理のような出血が見られたら避妊に成功したと思って大丈夫です。

アフターピル服用後に出血が起こるのは?

では前述で説明した「消退出血」がなぜ起こるのかを説明します。
消退出血は、エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンが減少することで起こる出血です。アフターピルの場合、女性ホルモンの量が多いため、服用後に一時的に体内の女性ホルモン量が上がり、その後に減少していくことから消退出血が起きるといえます。
ほとんどの方がアフターピルの服用から3日〜3週間の間に消退出血が起きています。
ただし、出血があったから避妊が成功していると100%断定ができないため、消退出血後に通常の生理が来ない場合には妊娠検査薬を使用してチェックしましょう。
焦らず出血を待ち、様子をみることが大切です。
アフターピル服用後、3週間を過ぎても生理が来ない場合には、もう一度検査薬をするか病院を受診して医師へ相談しましょう。

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アフターピルの服用後に生理が来ない場合の対処法

もし、アフターピルを服用したにも関わらず生理が来ない場合には避妊に失敗したと焦る方も多いでしょう。
基本的にアフターピルの服用から3週間を目安に、生理が来ていないのであれば必ず妊娠検査薬を使用して、妊娠の有無を検査をしましょう。
ただ、元々生理周期が安定していない方は次回の生理予定日が読めない方もいらっしゃいます。
その場合には、避妊に失敗した性行為の日から1か月を過ぎても生理が来ていなければ妊娠検査薬を使用して確認しましょう。
もし、陽性反応が出た場合には早急に病院を受診して医師の指示を仰ぎましょう。
もしも、ご自身で市販の妊娠検査薬を使用するのが不安な方は、病院で検査をすることもできるので、病院の受診も視野に入れて、判断がつかない場合には病院に電話して指示を仰ぐようにしてください。

アフターピルの避妊効果が減少する原因

アフターピルは正しく服用しなければ効果は発揮されません。
ここではアフターピルの間違った服用方法や、避妊効果が減少する原因について説明していきます。

飲み合わせの悪い薬・サプリを服用した

アフターピルは同時に服用してはいけない薬が決まっています。

・抗けいれん薬
・HIVプロテアーゼ阻害剤
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
・抗酸菌症治療薬
・セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)

▶ 参考:レボノルゲストレル錠1.5mg「F」患者向医薬品ガイド

上記の薬は、アフターピル服用時には注意が必要なため、服用を避けましょう。
セイヨウオトギリソウはハーブティーに含まれていることもあるため、飲み物にも気を付けるとよいでしょう。

飲み合わせに気を付けることで、アフターピルの効果が減少されずに正しく発揮されるので、必ず守りましょう。また、服用中の薬がある方は、診療時に必ず医師に伝えてください。

アフターピル服用後に避妊をせずに性行為をした

アフターピルは緊急避妊薬です。あくまで緊急を要する場合の避妊方法として使うものなので、アフターピルを服用したからといって、その後に避妊をせずに性行為をした場合の妊娠までを避けることはできません。
消退出血と次回の生理があるまでは性行為を避けて、安静に過ごしましょう。
避妊が成功したことを確認できたあとには、低用量ピルの継続服用で避妊効果を得ることができるため、低用量ピルの服用を開始するのも、ひとつの手段です。

服用後3時間以内に嘔吐した

アフターピルの副作用として強い吐き気を催すことがあります。
アフターピルを3時間以内に、嘔吐して体内から出してしまった場合には、避妊効果を得ることはできません。
服用から3時間以内は、薬の成分を体内に吸収しきれていません。
もし、3時間以内に嘔吐してしまった場合には、もう一度アフターピルを服用する必要があるので、薬代が2倍かかってしまいます。
嘔吐の不安がある場合には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬を同時に処方してもらうことで安心です。

粗悪品のアフターピルを服用した

日本でアフターピルを入手するには、基本的に医師の処方が必要となります。
ただ、2023年10月からスイッチOTC化の一環として、一部の薬局では試験販売が始まっており、全国の指定薬局で購入することもできますが、この2つの方法しか手に入れる方法はありません。
海外の通販サイトからアフターピルを購入できる場合もありますが、正規ルートで購入しない場合には正しい避妊効果を得ることができない偽薬や、粗悪品が混じってる場合もあります。
また、厚生労働省の発表では、ネット輸入での模造品による死亡事例も報告されているので海外に限らず、ネット通販での医師の処方を不要とした医薬品の購入は避けましょう。
万が一、健康被害が出てからでは遅いです。必ず医師から処方を受けてください。

消退出血と不正出血の違いと見分け方

先ほどは消退出血と生理の違いを説明しましたが、ここでは消退出血と生理以外の不正出血の違いや見分けるポイントを説明していきます。

消退出血の特徴

消退出血が出るタイミングは、アフターピルの服用が排卵前か排卵後かで変わってきますが、消退出血そのものの特徴でいうと、出血量が少量であることです。また、個人差はあるものの茶色や鮮血などの色をしている場合が多いです。
また、出血期間は3日ほどでおさまるのも特徴のひとつです。

不正出血の特徴

いわゆる消退出血でもなく、生理でもない出血は、不正出血の場合があります。
まずチェックポイントとしては、量と出血期間に注目しましょう。通常の生理予定日よりも早いタイミングで生理並みの出血量だったり、3日以上多量の出血が続く場合には不正出血である可能性が高く、何らかの疾患によることが原因ともいえます。
もしくは、妊娠初期症状の着床出血である可能性もあるので、いずれにしても病院を受診して検査をしましょう。

生理の周期に安全日はある?

結論からいうと、「安全日」というものは存在しません。
世間では、生理周期の「黄体期」を安全日と呼び、「排卵期」を危険日と呼ぶことがありますが、これらに医学的根拠はなく、間違いといえます。
なぜなら、排卵のある女性は、避妊をせずに男性と性行為をすればいつでも妊娠することができます。
そのため、絶対に妊娠をしないと断定できる日はありません。
妊娠を希望しない方は、日頃からコンドームなどの避妊具を使用するか、低用量ピルの継続的な服用をしておきましょう。
避妊をしないことには、いつ妊娠してもおかしくないということを頭に入れておくことが大切です。

アフターピルの処方ならメデリピル

オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」ではアフターピルの取り扱いもあります。
メデリピルは、ピルが初めての方にも安心して利用していただける体制が整っています。

診療と処方を担当するのは、現役の産婦人科医のみで、診療時間も夜23時まで対応しているので、病院が開いていない時間にもアフターピルを処方してもらえます。
診療は音声通話かビデオ通話を選べるので、カメラオフでも診療を受けることができます。
アフターピルは、送料無料・最短当日発送でお届けします。東京23区内にお住まいであれば、別途送料3,850円(税込)で、処方されたその日にお届けする「当日お届けプラン」を利用することが可能です。(受付時間に限りがあります)
また、副作用が不安な方には吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方してもらえます。
今後も継続的に避妊していきたいという方には、低用量ピルも一緒に処方してもらうことができます。また、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が無料となります。
病院に行けなくとも、メデリピルのようなオンラインでのピル診療・処方サービスを利用するのもひとつの手段です。
こういった選択肢があることも知っておくと、いざという時に安心ですね。

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メデリピルでは、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が0円になります。
今後も継続的に避妊をしていきたいという方は、これを機に低用量ピルの服用をはじめることをおすすめします。

副作用緩和薬も処方可能

メデリピルでは、アフターピルの副作用が心配…。3時間以内に吐いてしまったらどうしよう…。という方には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方しています。
ご希望の方は、処方時に医師にお申し付けください。

メデリピルでは、アフターピルだけでなくピルが初めての方にも安心していただけるサポート体制が整っています。
安心してピルをはじめるならメデリピルがおすすめです。

まとめ

ここまでアフターピル服用後の出血に着目して説明してきました。
一般的に緊急避妊方法として使用されるアフターピルですが、常用する薬ではないため、アフターピルに対する知識がないという方も多いでしょう。
これを機に、おおまかな流れを把握しておくだけで服用後のストレスを減らすこともでき、冷静に対処することができます。
ただ、あくまで一時的な避妊として使用する薬なので、継続的な避妊を希望する方は低用量ピルの服用を推奨します。低用量ピルであれば毎日1錠決まった時間に服用するだけで、アフターピルより副作用も少なく、避妊効果を発揮することができます。そのため、アフターピル処方時に同時に処方してもらうのもひとつの手です。

モーニングアフターピルの避妊率は?失敗原因、成功を確認する方法を紹介

モーニングアフターピルの避妊率は?失敗原因、成功を確認する方法を紹介

モーニングアフターピル(アフターピル)は、性交渉時に避妊が失敗した際に服用する、緊急避妊薬です。しかし、服用する時間が遅くなると避妊率が落ちてしまいます。この記事ではモーニングアフターピル(アフターピル)の服用時間と避妊率の関係、避妊が成功したかどうか判断するためのポイントを解説します。

モーニングアフターピル(アフターピル)の避妊率

モーニングアフターピル(アフターピル)は、避妊に失敗した場合に、望まない妊娠を防ぐための緊急避妊薬です。
性交渉後からできるだけ早く服用することで高い避妊効果を得られ、時間の経過とともに避妊の成功率は低下していきます。
以下は、モーニングアフターピル(アフターピル)の一種であるノルレボ錠の時間経過と避妊率の関係です。

・24時間以内の服用で95%の避妊率
・48時間以内の服用で90%の避妊率
・72時間以内の服用で85%の避妊率
・72時間~120時間以内の服用で約60%の避妊率

72時間以内の服用で85%以上の確率で妊娠を防げるものの、72時間をすぎると60%まで避妊率は低下し、120時間をすぎると基本的には避妊効果を得られません。

モーニングアフターピル(アフターピル)の種類

モーニングアフターピル(アフターピル)には、大きく2つの種類があります。
ノルレボ錠(レボノルゲストレル錠)は、性交渉から72時間以内に1回服用することで高い避妊効果を得られるアフターピルです。
また、ノルレボ錠のジェネリック医薬品である、レボノルゲストレル錠も販売されています。
もう一つは日本では未承認ではあるものの、避妊に失敗してから120時間以内に服用しても、高い避妊効果を得られるエラ錠です。
そのほかのアフターピルの種類についてはこちらからご覧ください。

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モーニングアフターピル(アフターピル)で避妊に失敗する原因

モーニングアフターピル(アフターピル)を服用したにもかかわらず、避妊が失敗する主な原因は以下の5つです。

① 服用までの時間が遅れた
② 服用後に嘔吐した
③ 個人輸入の偽薬や粗悪品を使用した
④ アフターピル服用後に避妊を怠った
⑤ 飲み合わせの悪い薬や、飲食物を同時に摂取してしまった

モーニングアフターピル(アフターピル)は、ただ飲むだけでは100%の避妊効果を得られるわけではありません。ノルレボ錠の場合、72時間以内に服用したとしても85%程度の避妊率であることを踏まえ、正しく服用してください。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。

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モーニングアフターピル(アフターピル)服用後の出血について

モーニングアフターピル(アフターピル)を服用してから、3日から3週間までの間に出血が起こります。生理予定日よりも早く出血した場合は「消退出血」であることが多いです。モーニングアフターピル(アフターピル)の効果により、子宮内膜の成長が止まりはがれ落ちることで出血します。出血期間は3〜5日ほどで通常の生理よりも短く、出血量も少ないという特徴があります。また消退出血はモーニングアフターピル(アフターピル)を服用したからといって必ず全ての方に起こるわけではなく、服用したタイミングや体質にもよります。そのため消退出血がないからといって焦る必要はなく、服用から3週間以内に通常の生理による出血があれば、避妊が成功したことになります。

モーニングアフターピル(アフターピル)の成功を確認する方法

モーニングアフターピル(アフターピル)を服用した後、避妊が成功したかどうかは以下の3つ方法で確認しましょう。

・消退出血があったか
・生理が来たか
・妊娠検査薬の結果が陰性

それぞれの注意点を踏まえて詳しく解説します。

消退出血があったか

モーニングアフターピル(アフターピル)を服用してから、3日ほどで消退出血が起こることがあります。
消退出血はモーニングアフターピル(アフターピル)に含まれる黄体ホルモンの働きにより、成長しきらなかった子宮内膜がはがれ落ちることで起こります。
通常の生理による出血より少ない量が出るため、注意して確認しましょう。
また排卵前や排卵期に服用した場合は、消退出血が起きてから生理が起こるため2回の出血が起こります。
ただし、モーニングアフターピル(アフターピル)を飲んだからといって、必ず消退出血が起こるわけではありません。
また着床が成立したときに起こる「着床出血」や、妊娠や生理以外が原因で起こる「不正出血」と見分けが難しいこともあります。正確な診断のためには、病院を受診して医師の診察を受けた上で判断してもらいましょう。

生理が来たか

モーニングアフターピル(アフターピル)による避妊が成功している場合、服用してから3週間ほどで生理が起こります。
しかし本来の生理予定日から10日以上経っても生理が来ない場合は、避妊が失敗している可能性があります。
ただし生理不順の可能性もあるため、妊娠検査薬を使用するか、病院を受診して検査をしましょう。

妊娠検査薬の結果が陰性

妊娠検査薬は、性交渉から4週間ほどで使用可能になります。多くの妊娠検査薬が市販されており、説明書に従って検査することで高い精度で妊娠の有無が判断できます。
ただし水分をとりすぎたあとの使用や、検査のタイミングが早すぎると正しい検査結果を得られないことがあります。また着床しても定着しなければ、妊娠が成立せず陰性となることもあります。
使用上の注意を守って使用し、さらに確実な検査を行うのであれば産婦人科医の診療を受けましょう。

モーニングアフターピル(アフターピル)を服用すると不妊になる?

モーニングアフターピル(アフターピル)を服用することで、将来的に妊娠しにくくなったり流産の可能性が高まったりして不妊になるといううわさもありますが、実際にはそういった事実はありません。
ただしモーニングアフターピル(アフターピル)を頻繁に服用することにより、副作用が強く出たり、低用量ピルと比べて高額なため費用がかさんだりといった問題は起こります。
継続的に避妊したいのであれば、より手頃で副作用の少ない低用量ピルがおすすめです。

アフターピルの処方ならメデリピル

オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」ではアフターピルの取り扱いもあります。
メデリピルは、ピルが初めての方にも安心して利用していただける体制が整っています。

診療と処方を担当するのは、現役の産婦人科医のみで、診療時間も夜23時まで対応しているので、病院が開いていない時間にもアフターピルを処方してもらえます。
診療は音声通話かビデオ通話を選べるので、カメラオフでも診療を受けることができます。
アフターピルは、送料無料・最短当日発送でお届けします。東京23区内にお住まいであれば、別途送料3,850円(税込)で、処方されたその日にお届けする「当日お届けプラン」を利用することが可能です。(受付時間に限りがあります)
また、副作用が不安な方には吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方してもらえます。
今後も継続的に避妊していきたいという方には、低用量ピルも一緒に処方してもらうことができます。また、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が無料となります。
病院に行けなくとも、メデリピルのようなオンラインでのピル診療・処方サービスを利用するのもひとつの手段です。
こういった選択肢があることも知っておくと、いざという時に安心ですね。

LINEから診療予約ができる

メデリピルでは、LINEを使って診療予約や医師への相談、服薬管理などが完結します。
診療予約は24時間いつでも自分のタイミングで予約することができます。
まずはメデリピル公式LINEのお友達登録からはじめましょう♡

最短当日発送・送料無料

メデリピルでは、診療・処方が完了した時間にもよりますが、最短で当日発送されます。
届く日数はお住まいの地域によって変わるためご了承ください。
また、アフターピルの場合は送料無料になります。※1

※1 当日お届けプランは対象外です

東京23区内限定の当日お届けプラン

メデリピルでアフターピルを処方された場合、東京23区内にお住まいの方であれば、処方当日中に自宅に届く「当日お届けプラン」もお選びいただけます。
また、別途送料3,850円(税込)がかかります。ご希望の方は診療時に医師にお申し付けください。(診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります)

低用量ピルと同時処方で診療代0円

メデリピルでは、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が0円になります。
今後も継続的に避妊をしていきたいという方は、これを機に低用量ピルの服用をはじめることをおすすめします。

副作用緩和薬も処方可能

メデリピルでは、アフターピルの副作用が心配…。3時間以内に吐いてしまったらどうしよう…。という方には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方しています。
ご希望の方は、処方時に医師にお申し付けください。

メデリピルでは、アフターピルだけでなくピルが初めての方にも安心していただけるサポート体制が整っています。
安心してピルをはじめるならメデリピルがおすすめです。

まとめ

モーニングアフターピル(アフターピル)と避妊率の関係について解説してきました。
モーニングアフターピル(アフターピル)は、性交渉があってから早めに服用することで高い避妊効果を得られます。
ノルレボ錠の場合、72時間までの服用でおよそ85%の避妊率が得られますが、72時間をすぎると60%まで大きく低下し、120時間をすぎると避妊効果を得ることはできません。
避妊が成功した場合は、服用から3日ほどで消退出血が起こるか、3週間以内に通常の生理がきます。生理予定日から10日以上たっても生理が起きないときは、妊娠検査薬を使用するか、病院を受診してください。モーニングアフターピル(アフターピル)を服用したからといって、将来的な妊娠の確率が下がるわけではありません。継続的な避妊を希望しているのであれば、低用量ピルがおすすめです。

ピルを飲んでも情緒不安定が治らない…原因と対処法を解説

 

 

「ピルを飲んでも情緒不安定が治らない」そんな経験をされた方もいるでしょう。

この記事ではなぜピルが効かなかったのか、その原因や不調の種類、適切な対処法について解説します。さらにピルを飲むことで得られる効果についても紹介します。

ピルが効かない情緒不安定の原因とは?

ピルを飲んでも、情緒不安定な状態が治まらない場合があります。その原因として考えられるのがホルモンの影響です。

ピルはホルモンバランスを調整するため、ホルモンによる情緒変動の緩和が期待されます。

しかしそれには個人差があり、すべての人に同じように効果が現れるわけではありません。月経周期や体内のホルモン変動による情緒不安定が、ピルを飲んでも継続する可能性があります。

またストレス、トラウマ、うつ病、不安障害など、精神的な問題も情緒不安定の原因となる可能性があります。

これらの要因による情緒不安定は、ピルの服用による影響を受けないことがあります。

そのような場合も、飲み始めから最低3か月は様子を見るようにしましょう。個人差はありますが、ピルは服用開始から効果が出るまで2~3か月かかるといわれています。

3か月ほど経過しても症状の改善が見られない場合には、ピルを処方してもらった産婦人科、心理療法士や精神科医などの専門家に相談しましょう。個々の症状に合わせた適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。

ストレスに起因する場合、瞑想、ヨガ、深呼吸などのリラクゼーションを取り入れること、健康的な食事、十分な睡眠、運動などの健康的なライフスタイルを維持することが情緒の安定に寄与します。

ピルが効く可能性がある情緒不安定原因は?

ピルを飲んだら効果が期待できる情緒不安定の原因・不調の種類にはどういったものがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

そもそも、ピルが情緒不安定に効くメカニズムとは?

ピルが情緒不安定の症状を緩和する理由は、ホルモンの影響です。ピルにはエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが含まれており、これらのホルモンバランス調整が情緒の安定に影響を与えると考えられています。

特に月経周期の変化に伴うPMSやPMDDなど、ホルモンの変動によって起こる情緒の波はピルのホルモン調整作用によって軽減される可能性があります。

ピルはホルモンバランスを一定に保ち、月経周期の変化を緩和するため、これによって情緒不安定の症状が改善されることがあるとされています。ただし個人差があるため、すべての人に同じ効果が得られるわけではありません

PMS(月経前症候群)

PMSは月経前症候群とも呼ばれ、月経周期に伴って身体的・精神的に不調になることを指します。

具体的には乳房の張り、頭痛、腹痛、腰痛などの身体的な不快感や、イライラ、怒り、抑うつ感、不安といった精神的な変化が一般的です。

PMSの正確な原因は解明されていませんが、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の急激な変動が関与していると考えられています。

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PMDD(月経前不快気分障害)

PMSの中でも精神的不調が強いときは「PMDD(月経前不快気分障害)」と診断される場合があります。

PMSに比べて、より精神的な症状が大きいとされています。症状としては、抑うつ状態のような気分の低下、感情がコントロールできなくなるほどの怒りを感じる、イライラ、不安といった感情的変化がより激しく見られます。身体的にも乳房の張り、頭痛、腹痛、吐き気といった症状が見られます。

PMS同様に原因は解明されていませんが、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の急激な変動や、セロトニンという神経伝達物質の変動が悪影響を及ぼしていると考えられています。

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排卵日前後の情緒不安定

生理までにはまだ時間があるのに、ちょっとしたことでイライラしたり、原因不明な体調不良に悩まされたりした経験のある方も多いでしょう。

そこには排卵によるホルモンバランスの変動が関係している可能性があります。

一般的に、生理開始日から約2週間後に排卵が起こります。排卵日にはエストロゲンが急激に上昇し、その後プロゲステロンも増加するため、これらのホルモンの変動が脳内の神経伝達物質やセロトニンに影響を与えると考えられています。

セロトニンは気分や情緒の調節に関与するため、そのバランスの変化がイライラや不安の感情を引き起こす可能性があります。

ホルモン関連のうつ病や不安症状

ホルモンの変動は、うつ病や不安症状などにも影響を与えることがあります。

特に女性の場合、月経周期や妊娠、出産、更年期などの段階でホルモンバランスが変動し、これが精神的な安定に影響を及ぼす可能性があります。

エストロゲンとプロゲステロンの変動がセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質に影響を与え、気分、エネルギー、やる気の低下、集中力の減少、不安感などを引き起こすことがあります。

ピルを飲んでもPMSやPMDDが改善されないときは?

情緒不安定になると、そばにいる人の何気ない行動にイライラして当たったり、人間関係に影響を与えたりする可能性もあります。

そうならないためには、都度適切な対処をする必要があります。ここでは、ピルを飲んで情緒不安定になってしまった場合の対処法について解説します。

専門医に相談する

ピルの服用中にPMSやPMDDの症状があってつらい場合は、専門医に相談しましょう。

婦人科医や精神科医は、症状の評価や適切な対処法を提案してくれます。症状の記録や経過を共有し、ピルの適切性や変更の必要性を判断してもらうことで、より適切なケアが受けられます。

専門医の指導の下、個々の状態に合わせたアプローチで、健康な心の状態を取り戻しましょう。

ピルの変更

ピルを服用してPMSやPMDDの症状を感じた場合には、医師と相談のうえ、別のピルへ変更することも可能です。

異なる種類やホルモンの含有量の調整によって、症状の軽減が見込まれることもあります。

医師は症状や健康状態を評価し、最適なピルを提案してくれます。自分に合ったピルが見つかれば、ホルモンバランスが安定し、PMSやPMDDが改善される可能性があります。

辛さを我慢せずに自身の状態を正直に伝え、専門家のアドバイスに従うことで、より適切な治療法が見つかるでしょう。

ライフスタイルの見直し

ライフスタイルを見直すことも有効的なアプローチになります。

健康的な食事、十分な睡眠、適切な運動を取り入れることで、身体と心のバランスが整い、症状が和らぐ可能性があります。ストレスや疲労はPMSやPMDDの症状を悪化させる要因ですが、リラクゼーション法を取り入れることでストレスを軽減できます。

またカフェインやアルコールの摂取を控えることも、PMSやPMDDの症状を緩和する手段です。ライフスタイルの見直しは自己ケアの重要な一環であり、症状の改善に貢献することが期待されます。

症状を記録しておく

ピルを飲んでもPMSやPMDDの症状を感じた場合、症状を記録しておくことをおすすめします。

日々の気分の変化や体調、特にピルの摂取による影響を詳細にメモすることで、パターンや傾向が明らかになります。

この記録は専門家との相談時にも役立ち、適切な対策を見つける手助けとなります。また記録を通じて自身の体に対する理解が深まり、症状が改善されるプロセスを追うことができます。

気分や体調の変化を意識的に追跡し、客観的なデータを持つことで、対処法の選択やピルの調整がより効果的に行えるでしょう。

辛いときは我慢せず適切な処置を

ここまで、ピルを飲んでもPMSやPMDDの症状が治らない原因、種類、対処法などについて見てきました。ピル服用に起因する不調はホルモンバランスの乱れによるものですから、3か月程度様子を見るか、ピルの種類を変更することで安定してくるでしょう。

それでも改善が見られない場合には、ストレスに起因する可能性が高いですから、専門医に相談し適切な処置を受けるようにしてください。

ピルを飲んで感じる情緒不安定は、毎月起こる可能性がある不調です。辛いときは我慢せずに専門家と連携し、最適な方法を探りながら、情緒の安定と健康な生活を実現していきましょう。

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