生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
アフターピルの服用後、生理は何日後に来る?排卵日の目安や成功のサインを解説
アフターピルの服用後、生理は何日後に来る?排卵日の目安や成功のサインを解説
妊娠をしていない判断基準ともいえる生理は、アフターピルを服用する上で、妊娠をしていないと判断できる生理が、いつ来るのか、きちんと理解しておきたいですね。
緊急避妊を要している状況は、避妊が成功したサインを一刻も早く知りたいものです。
この記事では、アフターピルの服用後に生理が来るのはいつ頃なのか、来ない場合の対処方法も含めて説明していきます。
もくじ
アフターピル服用後の生理はいつくる?
アフターピルの服用後に「生理」が来るのは、おおよそ1週間後が多いといわれています。
ただし、排卵の状況や次回の生理予定日によって個人差はあります。
基本的にアフターピル服用後は、生理とは別の「消退出血」という少量の出血があります。
この出血があることで、避妊に成功したサインとなります。
排卵前に服用した場合には、生理より先に消退出血が起こり、そのあとに生理が来ます。
排卵後に服用した場合では、生理と消退出血が同時に起こりますので、バラバラで出血が出ることは少ないです。そのため、生理のような出血が見られたら避妊に成功したと思って大丈夫です。
アフターピル服用後に出血が起こるのは?
では前述で説明した「消退出血」がなぜ起こるのかを説明します。
消退出血は、エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンが減少することで起こる出血です。アフターピルの場合、女性ホルモンの量が多いため、服用後に一時的に体内の女性ホルモン量が上がり、その後に減少していくことから消退出血が起きるといえます。
ほとんどの方がアフターピルの服用から3日〜3週間の間に消退出血が起きています。
ただし、出血があったから避妊が成功していると100%断定ができないため、消退出血後に通常の生理が来ない場合には妊娠検査薬を使用してチェックしましょう。
焦らず出血を待ち、様子をみることが大切です。
アフターピル服用後、3週間を過ぎても生理が来ない場合には、もう一度検査薬をするか病院を受診して医師へ相談しましょう。
アフターピルの服用後に生理が来ない場合の対処法
もし、アフターピルを服用したにも関わらず生理が来ない場合には避妊に失敗したと焦る方も多いでしょう。
基本的にアフターピルの服用から3週間を目安に、生理が来ていないのであれば必ず妊娠検査薬を使用して、妊娠の有無を検査をしましょう。
ただ、元々生理周期が安定していない方は次回の生理予定日が読めない方もいらっしゃいます。
その場合には、避妊に失敗した性行為の日から1か月を過ぎても生理が来ていなければ妊娠検査薬を使用して確認しましょう。
もし、陽性反応が出た場合には早急に病院を受診して医師の指示を仰ぎましょう。
もしも、ご自身で市販の妊娠検査薬を使用するのが不安な方は、病院で検査をすることもできるので、病院の受診も視野に入れて、判断がつかない場合には病院に電話して指示を仰ぐようにしてください。
アフターピルの避妊効果が減少する原因
アフターピルは正しく服用しなければ効果は発揮されません。
ここではアフターピルの間違った服用方法や、避妊効果が減少する原因について説明していきます。
飲み合わせの悪い薬・サプリを服用した
アフターピルは同時に服用してはいけない薬が決まっています。
・抗けいれん薬
・HIVプロテアーゼ阻害剤
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
・抗酸菌症治療薬
・セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)
▶ 参考:レボノルゲストレル錠1.5mg「F」患者向医薬品ガイド
上記の薬は、アフターピル服用時には注意が必要なため、服用を避けましょう。
セイヨウオトギリソウはハーブティーに含まれていることもあるため、飲み物にも気を付けるとよいでしょう。
飲み合わせに気を付けることで、アフターピルの効果が減少されずに正しく発揮されるので、必ず守りましょう。また、服用中の薬がある方は、診療時に必ず医師に伝えてください。
アフターピル服用後に避妊をせずに性行為をした
アフターピルは緊急避妊薬です。あくまで緊急を要する場合の避妊方法として使うものなので、アフターピルを服用したからといって、その後に避妊をせずに性行為をした場合の妊娠までを避けることはできません。
消退出血と次回の生理があるまでは性行為を避けて、安静に過ごしましょう。
避妊が成功したことを確認できたあとには、低用量ピルの継続服用で避妊効果を得ることができるため、低用量ピルの服用を開始するのも、ひとつの手段です。
服用後3時間以内に嘔吐した
アフターピルの副作用として強い吐き気を催すことがあります。
アフターピルを3時間以内に、嘔吐して体内から出してしまった場合には、避妊効果を得ることはできません。
服用から3時間以内は、薬の成分を体内に吸収しきれていません。
もし、3時間以内に嘔吐してしまった場合には、もう一度アフターピルを服用する必要があるので、薬代が2倍かかってしまいます。
嘔吐の不安がある場合には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬を同時に処方してもらうことで安心です。
粗悪品のアフターピルを服用した
日本でアフターピルを入手するには、基本的に医師の処方が必要となります。
ただ、2023年10月からスイッチOTC化の一環として、一部の薬局では試験販売が始まっており、全国の指定薬局で購入することもできますが、この2つの方法しか手に入れる方法はありません。
海外の通販サイトからアフターピルを購入できる場合もありますが、正規ルートで購入しない場合には正しい避妊効果を得ることができない偽薬や、粗悪品が混じってる場合もあります。
また、厚生労働省の発表では、ネット輸入での模造品による死亡事例も報告されているので海外に限らず、ネット通販での医師の処方を不要とした医薬品の購入は避けましょう。
万が一、健康被害が出てからでは遅いです。必ず医師から処方を受けてください。
消退出血と不正出血の違いと見分け方
先ほどは消退出血と生理の違いを説明しましたが、ここでは消退出血と生理以外の不正出血の違いや見分けるポイントを説明していきます。
消退出血の特徴
消退出血が出るタイミングは、アフターピルの服用が排卵前か排卵後かで変わってきますが、消退出血そのものの特徴でいうと、出血量が少量であることです。また、個人差はあるものの茶色や鮮血などの色をしている場合が多いです。
また、出血期間は3日ほどでおさまるのも特徴のひとつです。
不正出血の特徴
いわゆる消退出血でもなく、生理でもない出血は、不正出血の場合があります。
まずチェックポイントとしては、量と出血期間に注目しましょう。通常の生理予定日よりも早いタイミングで生理並みの出血量だったり、3日以上多量の出血が続く場合には不正出血である可能性が高く、何らかの疾患によることが原因ともいえます。
もしくは、妊娠初期症状の着床出血である可能性もあるので、いずれにしても病院を受診して検査をしましょう。
生理の周期に安全日はある?
結論からいうと、「安全日」というものは存在しません。
世間では、生理周期の「黄体期」を安全日と呼び、「排卵期」を危険日と呼ぶことがありますが、これらに医学的根拠はなく、間違いといえます。
なぜなら、排卵のある女性は、避妊をせずに男性と性行為をすればいつでも妊娠することができます。
そのため、絶対に妊娠をしないと断定できる日はありません。
妊娠を希望しない方は、日頃からコンドームなどの避妊具を使用するか、低用量ピルの継続的な服用をしておきましょう。
避妊をしないことには、いつ妊娠してもおかしくないということを頭に入れておくことが大切です。
アフターピルの処方ならメデリピル
オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」ではアフターピルの取り扱いもあります。
メデリピルは、ピルが初めての方にも安心して利用していただける体制が整っています。
診療と処方を担当するのは、現役の産婦人科医のみで、診療時間も夜23時まで対応しているので、病院が開いていない時間にもアフターピルを処方してもらえます。
診療は音声通話かビデオ通話を選べるので、カメラオフでも診療を受けることができます。
アフターピルは、送料無料・最短当日発送でお届けします。東京23区内にお住まいであれば、別途送料3,850円(税込)で、処方されたその日にお届けする「当日お届けプラン」を利用することが可能です。(受付時間に限りがあります)
また、副作用が不安な方には吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方してもらえます。
今後も継続的に避妊していきたいという方には、低用量ピルも一緒に処方してもらうことができます。また、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が無料となります。
病院に行けなくとも、メデリピルのようなオンラインでのピル診療・処方サービスを利用するのもひとつの手段です。
こういった選択肢があることも知っておくと、いざという時に安心ですね。
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メデリピルでは、LINEを使って診療予約や医師への相談、服薬管理などが完結します。
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最短当日発送・送料無料
メデリピルでは、診療・処方が完了した時間にもよりますが、最短で当日発送されます。
届く日数はお住まいの地域によって変わるためご了承ください。
また、アフターピルの場合は送料無料になります。※1
※1 当日お届けプランは対象外です
東京23区内限定の当日お届けプラン
メデリピルでアフターピルを処方された場合、東京23区内にお住まいの方であれば、処方当日中に自宅に届く「当日お届けプラン」もお選びいただけます。
また、別途送料3,850円(税込)がかかります。ご希望の方は診療時に医師にお申し付けください。(診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります)
低用量ピルと同時処方で診療代0円
メデリピルでは、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が0円になります。
今後も継続的に避妊をしていきたいという方は、これを機に低用量ピルの服用をはじめることをおすすめします。
副作用緩和薬も処方可能
メデリピルでは、アフターピルの副作用が心配…。3時間以内に吐いてしまったらどうしよう…。という方には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方しています。
ご希望の方は、処方時に医師にお申し付けください。
メデリピルでは、アフターピルだけでなくピルが初めての方にも安心していただけるサポート体制が整っています。
安心してピルをはじめるならメデリピルがおすすめです。
まとめ
ここまでアフターピル服用後の出血に着目して説明してきました。
一般的に緊急避妊方法として使用されるアフターピルですが、常用する薬ではないため、アフターピルに対する知識がないという方も多いでしょう。
これを機に、おおまかな流れを把握しておくだけで服用後のストレスを減らすこともでき、冷静に対処することができます。
ただ、あくまで一時的な避妊として使用する薬なので、継続的な避妊を希望する方は低用量ピルの服用を推奨します。低用量ピルであれば毎日1錠決まった時間に服用するだけで、アフターピルより副作用も少なく、避妊効果を発揮することができます。そのため、アフターピル処方時に同時に処方してもらうのもひとつの手です。
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