生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。

ピルを服用していて副作用の腹痛や頭痛を感じた際に、鎮痛剤を飲んでもいいのか気になったことはありませんか?鎮痛剤以外にも、市販薬や病院で処方される薬はピルと併用して大丈夫なのか不安になりますよね。この記事ではピルとそれ以外の薬について、併用できるのかどうかを解説していきます。
もくじ
ピルと鎮痛剤は併用しても大丈夫?
ピルは鎮痛剤と併用することができます。しかし、飲み合わせの関係から少し気を付けなければいけないものもあります。以下で、鎮痛剤によく含まれている具体的な成分名を用いて解説していきます。
ロキソプロフェンナトリウム
「ロキソプロフェンナトリウム」(以下ロキソプロフェン)は、ピルの効果に影響を及ぼさないとされるため、ピルと併用しても問題ありません。
イブプロフェン
「イブプロフェン」も、ロキソプロフェンと同じくピルの効果に影響を及ぼさないとされるため、ピルと併用しても問題ありません。
アセトアミノフェン
「アセトアミノフェン」は、ピルとの併用に注意が必要です。ピルとアセトアミノフェンを一緒に飲むと、低用量ピルの効果が強くなり副作用も出やすくなるほか、アセトアミノフェンの効果が弱まる可能性があります。
ピルと併用するときに注意が必要な薬
ピルと併用する時に注意が必要な薬はいくつかあります。併用することによってピルの効果が強まる・弱まるものと、併用した薬自体の効果が強まる・弱まるものがあります。以下でそれぞれ紹介していきます。現在ピルを飲んでいて、新たに別の薬を飲もうとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。
併用するとピルの効果が弱くなる薬
ピルの効果が弱くなるため、本来の避妊効果が得られない可能性があります。具体的には以下のような薬が該当します。
・一部の抗てんかん薬
・抗結核薬
・HIVの治療薬
・ボタンセン(肺高血圧の治療薬)
・モダフィニル(睡眠障害の治療薬)
・一部の抗生物質(細菌感染の治療薬)
併用するとピルの効果が強くなる薬
ピルの効果が強くなると、その分副作用も現れやすくなる可能性があります。具体的には以下のような薬が該当します。
・アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤)
・フルコナゾール(抗真菌薬)
・ボリゴナゾール(抗真菌薬)
・イトラコナゾール(抗真菌薬)
併用すると併用した薬の効果が弱くなるもの
ピルの影響で、本来の薬の効果が得られなくなる可能性があります。具体的には以下のような薬が該当します。
・血糖降下薬
・抗てんかん薬
・モルヒネ(医療用の麻薬)
・アセトアミノフェン(解熱鎮痛剤)
・Gn−RH誘導体(子宮内膜症などの治療薬)
・スルフォンアミド系薬剤(抗菌薬)
併用すると併用した薬の効果が強くなるもの
ピルの影響で薬の効果が強まり、副作用も現れやすくなる可能性があります。具体的には以下のような薬が該当します。
・三環系抗うつ薬
・ステロイド(副腎皮質ホルモン)
・シクロスポリン(免疫抑制剤)
・セレギリン塩酸塩(パーキンソン病の治療薬)
・テオフィリン(ぜんそくの治療薬)
・オメプラゾール(胃酸抑制薬)
ピルと併用できないもの
先に紹介した薬の他にも、ピルと併用できないものがあります。
薬剤と飲食物に分けて説明していきます。
薬
薬においては、C型肝炎の治療薬です。ピルとの併用によって肝機能が悪化するという症例が多数報告されています。
飲食物
飲食物では、
・アルコール
・グレープフルーツ
・炭酸
・カフェイン飲料
などには注意が必要です。
アルコールは、ピルと同じく肝臓で分解されるものです。アルコールの方がピルよりも先に分解されるため、ピルの分解が遅れて血中濃度が高くなってしまう可能性があります。
次にグレープフルーツは、中に含まれているフラノクマリン類という成分がピルの分解を弱め、血中濃度を高めてしまう可能性があるため注意が必要です。
炭酸は、中に含まれている気泡がピルの吸収に影響を与えるとされています。
そしてコーヒーやエナジードリンクをはじめとしたカフェイン飲料は、ピルの成分吸収を阻害したり、効果を薄めたりする可能性があります。
もし飲み合わせが悪い薬を併用してしまったら
誤って飲み合わせが悪い薬をピルと併用してしまった場合、念のため医師に相談するようにしてください。飲んですぐは特に何もないとしても、後から体調に異変が出る可能性もあるため、自己判断で大丈夫だと決めつけないようにしましょう。また、先に紹介した併用注意な薬のうち、ピルの効果が弱くなる薬を併用してしまった場合は特に注意が必要です。本来よりもピルの避妊効果が弱まっている可能性があるため、コンドームなどピル以外の避妊方法も同時に行うと安心です。
ピルを安全に服用するために心がけたいこと
ピルは薬のひとつであるため、正しく使用しないと体調に大きな影響が出る可能性があります。ピルを安全に服用して正しい効果を得るために、普段から心がけておきたいことについて2つ紹介します。
医療機関を受診するときにピルを服用していることを伝える
体調不良などで病院を受診して新しく薬を処方してもらう際には、現在ピルを服用中であるということを医師や薬剤師に必ず伝えるようにしましょう。お薬手帳にピルをはじめ現在服用中の薬をすべて記録しておき、その手帳を見せるとスムーズに確認が行えるためおすすめです。
自己判断で他の薬を併用しない
薬局で売っている市販薬やその他のサプリメントなどを服用しようと考えている場合は、ピルの飲み合わせについて必ず確認するようにしましょう。ここまでで説明したように、ピルと他の薬は場合によっては飲み合わせが悪く、ピルや薬の効果が強まったり弱まったりしてしまうことがあります。薬の箱に書かれている成分表を確認したり、わからない場合は現在ピルを服用していることを薬剤師に伝え、併用しても問題ないか確認してみてください。
まとめ
今回の記事では、ピルと市販の鎮痛剤や他の薬との併用について解説しました。薬の成分によっては、併用することでピルや薬の効果が変わってしまうことがあるため注意が必要です。市販薬を買う際や病院で薬を処方してもらう際にも、ピルを飲んでいるということを医師や薬剤師に伝えて、飲み合わせに問題がないかきちんと確認した上で服用するようにしましょう。また、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルでは副作用緩和薬の処方も最短翌日にお届けすることができます。もし、市販薬が心配な場合には医師に処方してもらうようにすると安心です。
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