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低用量ピルの飲み方は?始めるタイミングや飲み忘れたときの対応を解説

低用量ピル
更新日:2026.05.21
低用量ピルの飲み方は?始めるタイミングや飲み忘れたときの対応を解説

「低用量ピルを飲んでみたいけれど、いつから飲み始めるのが正解なの?」と迷う方もいるのではないでしょうか。

低用量ピルは、原則として原則として妊娠の可能性がないとわかるタイミングである生理開始日〜5日以内に飲み始めるのが最も推奨されます。生理5日目以降は医師の相談が必要です。

効果をしっかりと得るためには、飲み始めるタイミングや正しい服用ルールを正しく理解しておくことが大切です。

この記事では、初めての方でも安心して飲み始められるよう、いつから飲み始めるべきかや、万が一飲み忘れてしまったときの対応などを分かりやすく解説します。正しい知識を身につけて、心も体も身軽な毎日を手に入れましょう。

低用量ピルはいつから飲み始めるの?

ピルをいつから飲み始めるかは、大きく分けて3つの方法があります。それぞれのライフスタイルや、いつから効果を得たいかによって選ぶことができますが、初めての方は医師と相談して決めるのが安心です。

代表的なスタート方法について、それぞれの特徴を見ていきましょう。

Day1スタートピル

Day1スタートは、生理が始まった日(出血開始から24時間以内)に低用量ピルの服用を開始する方法です。大きな特徴は、1錠目から避妊効果が期待できる点です。また、生理初日を基準にするため、服用開始日が分かりやすく、アプリなどで管理しやすいのもメリットです。

ただし、このタイミングを逃すと次の生理まで待つ必要があるため、飲み忘れには注意が必要です。

Sundayスタートピル

Sundayスタートは、生理が始まったあとの最初の日曜日から低用量ピルを飲み始める方法です。この飲み方のメリットは、消退出血(生理のような出血)が起こる曜日を、ある程度コントロールできる点です。一般的に消退出血は4週目の月曜日ごろに始まり、金曜日までに終わることが多いため、土・日曜日を避けてスケジュールを立てたい方に向いている方法といえます。

ただし、服用開始から最初の7日間は避妊効果が十分でない場合があるため、いつも以上に徹底してコンドームなどほかの避妊法を併用する必要があります。

服用ルール

  • 生理が始まったあとの最初の日曜日から服用を開始
  • 月〜土曜日のあいだに生理が来た場合は、次の日曜日から飲み始める
  • 日曜日に生理が来た場合は、その日から服用を開始できる
  • 2シート目以降は、1日1錠を毎日同じ時間に飲み続ける

クイックスタートピル

クイックスタートピルは、生理のタイミングを待たずに、受診したその日から低用量ピルの服用を始める方法です。「すぐに避妊したい」「次の生理を待たずに始めたい」という方に選ばれることがあります。

ただし、服用開始時に妊娠していないことが前提となるため、前回の生理以降に性交渉がある場合は注意が必要です。状況によってはクイックスタートピルが選べないこともあるため、必ず医師と確認しながら進めましょう。

また、飲み始めて最初の7日間は避妊効果が十分でない可能性があるため、コンドームなどほかの避妊法を必ず併用してください。正しく服用を続けることで、避妊だけでなく、生理不順やPMSの症状改善も期待できます。

i低用量ピルとは

低用量ピルは、女性ホルモンが含まれた薬で、毎日決まった時間に服用することで排卵を抑制し、ホルモンバランスを一定に保つ効果があります。これにより、つらい生理痛やPMS(月経前症候群)の改善、そして高い避妊効果が期待できるのです。
体への負担を抑えつつ、自分のリズムを自分でコントロールできるようになるため、女性にとって大切なセルフケアのひとつといえるでしょう。

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低用量ピルの正しい服用サイクル

ピルは通常、21日間薬を飲み続け、その後の7日間を「休薬期間」とするサイクルを繰り返します。28錠タイプの場合は、最後の7錠が飲み忘れ防止用の成分が入っていない「偽薬」になっており、この期間に生理のような出血(消退出血)が起こります。

休薬期間中に「避妊効果がなくなってしまうのでは?」と不安になるかもしれませんが、正しく飲み続けていれば効果は継続するので安心してください。
大切なのは、この28日間のリズムを崩さずに新しいシートへ移行することです。このサイクルを守ることで、体内のホルモン状態が安定し、薬の効果がしっかりと発揮されるようになります。

i服用中に体調が悪くなった場合の対処法

飲み始めの時期は、体がホルモンバランスの変化に慣れようとして、軽い吐き気や頭痛、乳房の張りなどを感じることがあります。これらは「マイナートラブル」と呼ばれ、多くは2〜3か月飲み続けるうちに自然と落ち着いていきます
しかし、症状がつらかったり、長く続いたりして不安なときは、無理をせず処方を受けた医師に相談してみましょう。薬の種類を変えることで、自分にぴったりのものが見つかることも多いですよ。

 

i一時的に月経移動させるピルの飲み方

旅行や試験、結婚式などのイベントに生理が重なりそうなとき、ピルを使って生理の時期を一時的にずらす「月経移動」という方法があります。低用量ピルでも調整可能な場合がありますが、より確実に移動させるために中用量ピルを服用するのが一般的です。

・生理を早めたいとき
服用開始:ずらしたい生理の1つ前の生理開始から5日目までに開始
服用期間:10日間服用
効果:服用中止後、2〜3日ほどで生理が来る

・生理を遅らせたいとき
服用開始:ずらしたい生理予定日の5〜7日前から開始
服用期間:予定日まで飲み続ける
効果:服用中止後、2〜3日ほどで生理が来る
遅らせられる期間:目安として最長2週間程度

生理を移動させるためには、余裕を持って準備を始めることが大切です。早めに婦人科へ相談してみてくださいね。

低用量ピルを飲むおすすめのタイミング

低用量ピルは、毎日同じ時間に飲むことが大切です。飲み忘れを防ぐためにも、自分の生活リズムに合わせて「続けやすい時間」を決めておきましょう

iおすすめのタイミング例

・夕食後
・歯みがきのあと
・就寝前

夕食後や就寝前に飲むと、副作用(頭痛・むくみ・だるさなど)が出ても睡眠中に落ち着くことがあり、日中の不快感を抑えやすくなります。
また、飲み忘れを未然に防ぐための工夫として、スマートフォンのアラームを設定したり、目につく場所に置いたりするのがおすすめです。

I

飲む時間がずれるリスク

飲む時間が数時間ずれたからといって、すぐに効果がなくなるわけではありません。

しかし、毎日のように飲む時間がずれたり、12時間を超えるような大きなずれが生じたりすると、体内のホルモンバランスが乱れて不正出血が起きることがあります。また、飲み忘れのリスクも高まってしまうため、いつも同じ時間に服用することを心がけましょう。

低用量ピルを飲み忘れたときはどうしたらいい?

低用量ピルを飲み忘れてしまった場合は、速やかに以下の対応をとってください

低用量ピルを飲み忘れた日数ごとの服用方法の画像

なお、偽薬は飲み忘れても避妊効果への影響はないので安心してください。気づいた時点で飲み忘れた分は廃棄し、休薬期間が明けたら新しいシートを忘れずに飲み始めましょう。

よくある質問と回答

ここでは、ピルの服用に関するよくある質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。

低用量ピルは、生理期間中に飲み始めるものですか?

基本的には、生理の1日目から5日目までの間に飲み始めるのが正しい服用方法です。生理初日にスタートするDay1スタートなら、その日から避妊効果が期待できるというメリットもあります。

ただし、生理不順などでなかなか生理が来ない場合は、生理を待たずに服用を開始できるケースもあります。薬の効果を最大限に引き出すためにも、自己判断せず、医師の指示に従って飲み始めましょう。

生理期間じゃない場合、いつから飲み始めれば避妊効果がありますか?

生理期間以外から飲み始めた場合、避妊効果が期待できるのは実薬を7日間連続で服用したあとからです。飲み始めてすぐは排卵を抑えきれない可能性があるため、最初の1週間はいつも以上に徹底して避妊をしてください。

ただし、すでに排卵が近づいているタイミングで飲み始めると、その周期の妊娠リスクを完全に回避することはできません。次の生理が来るまでは、性交渉を控えたほうが安心です。

ピル服用を中断した場合、避妊効果がなくなるのはいつからですか?

ピルの服用を中断すると、体内のホルモン成分が数日で排出されるため、基本的には中断したその周期から避妊効果はなくなると考えておきましょう

長く服用していたとしても、服用をやめると体はすぐに本来のリズムを取り戻そうとします。多くの方が1〜3か月以内に排卵を再開し、早い方だと中断してまもなく妊娠が可能な状態に戻ることもあります。今は妊娠を希望していないのであれば、ピルの中断後はコンドームなどで避妊をしてください。

まとめ

低用量ピルは正しいタイミングで服用を始め、毎日継続することで高い効果を発揮します。飲み忘れや飲み遅れがあった場合の対応も知っておくと安心です。避妊や生理トラブルの改善を目的に使用する際は、自分に合った方法で無理なく続けられるよう工夫してみましょう。

ピルの正しい飲み方については、『ミライメディカルクリニック』の記事「ピルの正しい飲み方を解説」も参考にしてみてください。

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監修者

六本木レディースクリニック医師

波羅 友里恵

2013年杏林大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院で研修。 愛育病院、国立成育医療センターを経て、2018年より六本木レディースクリニックで不妊治療を行う。 現在は六本木レディースクリニック非常勤。
2024年よりメデリピルにてオンライン診療によるピル処方や、mederi magazineの記事監修を担当。

不定期で企業講演を行う。主に卵子凍結や、体外受精、治療に対する会社のサポートについて発信

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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