生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ピルと併用禁忌な薬やサプリ・飲食物を徹底解説!ピルを飲むときに知っておくべき飲み合わせ
この記事では、ピルと併用ができない薬やサプリ、飲食物などについて解説します。ピルと飲み合わせが悪いものを一緒に摂取すると、多くの悪影響が生じてしまいます。どのようなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。
もくじ
ピルと併用禁忌されている薬はあるの?
併用禁忌とまではいかなくとも、基本的にはすべての薬が併用注意となります。併用可能かどうかはあらかじめ医師や薬剤師に相談の上、併用するようにしてください。
ピルと併用することで効果に影響を及ぼす薬とサプリはあるの?
併用によって効果に影響を及ぼす薬やサプリもあります。
これには、併用によってピルの効果が弱まるものと強まるものの2種類があります。1つずつ説明していきます。
効果を弱めてしまう薬・サプリメント
ピルの効果が弱まると、ピルの持つ大きな役割である女性ホルモンが体内に吸収されずに、肌荒れの改善や貧血の改善など、本来であれば得られる副効用も得られなくなってしまいます。
具体的な薬としては、以下のようなものが挙げられます。
・セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)
・テトラサイクリン系、ペニシリン系などの抗生物質
・バルビツール酸系、ヒダントイン系の抗てんかん薬
効果を強めてしまう薬・サプリメント
ピルの効果が強まるのは一見良いことのようにも思えますが、効果が強まると同時に副作用の出る可能性も高まるため、注意が必要です。
具体的な薬としては、以下のようなものが挙げられます。
・アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤
・フルコナゾール、ボリコナゾールなどの抗真菌薬
ピルと併用することで効果に影響を及ぼされる薬
ここまでは、併用によりピルの効果が変わってしまう薬について説明しましたが、逆に、併用により相手の薬の効果が変わってしまうというケースもあります。こちらも2種類に分けて説明します。
ピルが原因で効果が弱まる薬・サプリメント
具体的な薬としては以下のようなものが挙げられます。
・アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬
・モルヒネ
・血糖降下薬
ピルが原因で効果が強まる薬・サプリメント
具体的な薬としては以下のようなものが挙げられます。
・三環系うつ剤
・免疫抑制剤
・副腎皮質ステロイド
ピルと飲み合わせに気をつける飲食物
ピルとの飲み合わせに注意が必要な飲食物についても知っておきましょう。
代表的なものとしては、
・アルコール
・カフェイン
・グレープフルーツ
・炭酸水
などです。
アルコールは、ピルと一緒に飲むと肝臓での分解がピルよりも優先されてしまい、結果的にピルの血中濃度が高まって作用が強く出てしまう可能性があります。
カフェインは、ピルの成分吸収を阻止したり、効果を薄めたりする効果があります。
グレープフルーツは、中に含まれているフラノクマリン類という成分がピルの分解を弱めることによって、血中濃度を高めて作用が強く出てしまう可能性があります。
炭酸水は、液体に含まれている気泡がピルの吸収に影響を与えるとされています。
ピルと併用禁忌の薬や飲食物を摂取してしまったら
ピルと併用禁忌の薬や飲食物を摂取してしまった場合、体に大きな影響が出る可能性があります。決して自己判断はせず、医師に相談するようにしましょう。
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まとめ
今回の記事では、ピルと併用禁忌な薬・併用にあたって注意が必要な薬について解説しました。特に併用禁忌とされているものについては、ピルを処方してもらう際に医師へ申告するようにしてください。また、既にピルを服用中の場合には、新たに服用を検討している薬が併用可能かどうかを確認するようにしましょう。もし間違えて摂取した場合でも自己判断はせず、医師に相談するようにしましょう。
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