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低用量ピルと風邪薬の併用はできる?飲み合わせに注意が必要な薬や食べ物を解説!

ピル服用中に体調を崩した場合、ピルと風邪薬などの市販薬を併用しても大丈夫なのでしょうか?種類の違う薬を併用すると、薬の効果に影響が出ないか不安になりますよね。
今回の記事では、ピルと風邪薬や胃薬などの市販薬が併用できるのかについて解説していきます。ピル服用中に体調を崩した際には、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
ピルは他の薬と併用できる?
ピルは他の薬と併用しても大丈夫なのでしょうか?
ここでは、ピルとの併用について、市販薬に限定してお話ししていきます。
ピルと併用できる薬
ドラッグストアなどで買うことができる市販薬は、病院で処方される薬よりも配合されている成分量が少ないため、ほとんどの場合ピルと併用することができます。
併用できない薬もあるので要注意
多くの市販薬はピルと併用できるとお伝えしましたが、病院で処方してもらう薬の場合は、市販薬に比べて配合成分量が多いため、ピルとの併用に注意が必要な場合があります。特に、C型肝炎治療薬の中にはピルとの併用が禁止されているものもあるため、新たに投薬治療などを開始する場合は、医師にその薬とピルの飲み合わせについて確認しておくようにしましょう。
ピルと併用ができる解熱鎮痛剤
ピルと併用が可能な解熱鎮痛剤は、以下の3つの成分が入ったものです。
ロキソプロフェンナトリウム
熱や痛みに効果的な、ロキソプロフェンナトリウム水和物を有効成分とする解熱鎮痛剤であればピルと併用しても問題ありません。
医療用医薬品と同様の成分を配合しているため、1回1錠で症状を緩和したい方におすすめです。
イブプロフェン・エテンザミド・ブロモバレリル尿素・無水カフェイン
熱や痛みの原因物質の合成を抑制するイブプロフェンとエテンザミド、ブロモバレリル尿素、無水カフェインが有効成分の解熱鎮痛剤もピルと併用しても問題ありません。
小粒な錠剤のタイプが多く、飲みやすく複数の成分による効果を得たい方におすすめです。
ロキソプロフェンナトリウム
前述の成分と同様に、熱や痛みに効果的なロキソプロフェンナトリウムが有効成分の鎮痛剤でもピルとの併用が可能です。
胃の粘膜を保護してくれる成分のメタケイ酸アルミン酸マグネシウムが一緒に配合されている場合が多いです。
ピルと併用ができる風邪薬
ピルと併用が可能な風邪薬は、以下の2つの成分が入ったものです。
麦門冬湯
漢方の一種である麦門冬湯が有効成分の風邪薬は、ピルとの併用が可能です。
咳や咽頭炎、喉の乾燥に効果的で、たんが出ている方にもおすすめです。
葛根湯
こちらも漢方の一種である葛根湯が有効成分の風邪薬であれば、ピルとの併用が可能です。
風邪が引き始めの方で、肩こり・頭痛などにも効果的です。
ピルと併用ができる胃薬
ピルと併用が可能な胃薬は、以下の3つの成分が入ったものです。
ファモチジン
胃粘膜のH2受容体に作用して、過剰になった胃酸の分泌を抑制する働きをもつファモチジンが有効成分の胃薬は、ピルとの併用が可能です。
ニザチジン
ファモチジン同様に、過剰になった胃酸の分泌を抑制するニザチジンが有効成分の胃薬はピルとの併用が可能です。
テプレノン
胃の粘膜を保護する働きをもつテプレノンが有効成分の胃薬もピルとの併用が可能です。
ピルと併用できない薬とサプリメント
実はトラネキサム酸以外にも、ピルとの併用が禁止されている薬や、併用にあたって注意が必要な薬・サプリメントが存在します。
【併用禁止な薬】
・C型肝炎の治療薬
→併用により肝機能が悪化する事例が多数報告されています。
【併用にあたり注意が必要な薬・サプリメント】
・バルビツール酸系、ヒダントイン系の抗てんかん薬
・ペニシリン、テトラサイクリンなどの抗生物質 など
→ピルの効果を弱める可能性があります。
・アセトアミノフェンが主成分の解熱鎮痛薬
・フルコナゾール、ボリコナゾールなどの抗真菌薬 など
→ピルの効果を強める(同時に副作用も発生しやすくなる)可能性があります。
・モルヒネ
・血糖降下薬 など
→ピルにより薬の効果が弱まる可能性があります。
・免疫抑制剤
・副腎皮質ステロイド など
→ピルにより薬の効果が強まる可能性があります。

グレープフルーツやグレープフルーツジュースとの飲み合わせには注意が必要です。
グレープフルーツに含まれる「フラノクマリン類」という成分は、ピルの効果が増強してしまう可能性があります。
そのため、頭痛やめまいなどの副作用が強く出てしまう場合もあるので、ピル服用時には摂取しないようにしましょう。
まとめ
この記事では、ピルとトラネキサム酸を併用する際の注意点、併用時のリスクなどについてご説明しました。ピルとトラネキサム酸は、それぞれ生理痛軽減や美白効果など女性にとって嬉しい作用を持っています。しかし少なからずリスクも存在しているため、これら二つの併用を考えている場合は一度医師に相談し、血栓症リスクや自身の体調を考えつつ判断するようにしましょう。また、美白効果を期待している場合はトラネキサム酸ではなく別の医薬品を処方してもらえるか医師に相談するとよいでしょう。
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