ピルとトラネキサム酸の併用はできる?注意事項と併用リスクについて解説

ピル
更新日:2024.05.08

シミを抑制し美白効果があるとして近年注目が集まっている「トラネキサム酸」。この記事では、ピルとトラネキサム酸を併用する際に注意すべき点や、併用により生まれるリスクについて解説していきます。

トラネキサム酸ってどんな成分?

トラネキサム酸とは、必須アミノ酸リシンをベースに人工的に合成されたアミノ酸の一種です。必須アミノ酸リシン」が、血液溶解作用がありアレルギーに関係する「プラスミン」を阻害することによって、出血防止や抗アレルギーの作用を持ちます。また、メラニン色素の生成や肌の炎症を抑えてくれるため、美白効果も認められています。普段使っている化粧水などにも、もしかしたらトラネキサム酸が含まれているかもしれません。

トラネキサム酸はどこで買えるの?

トラネキサム酸は主に皮膚科・美容皮膚科で治療薬や美容内服薬として処方されるものですが、ドラッグストアでも購入することができます。ただし、病院から処方されるものと市販のものでは、少し違いがあります。

皮膚科・美容皮膚科で処方される場合

皮膚科・美容皮膚科で処方されるトラネキサム酸の薬は、主にシミや肝斑を防ぐ美容目的で処方されます。医療用医療品のため、トラネキサム酸の配合可能量は1500mgです。美容目的の診療は自由診療となるため保険適用外ですが、トラネキサム酸の配合量が多い薬を手に入れられる、気になる症状が出た場合に病院で相談できるというメリットがあります。

ドラッグストアで購入できる市販薬の場合

ドラッグストアなどで購入できるトラネキサム酸の薬は、シミ改善を目的としたものもありますが、それ以外に風邪薬や口内炎用の薬としての役割も持っています。これらの市販薬は医療用医薬品ではないため、トラネキサム酸の配合可能量は750mgです。病院に行かずとも手軽に手に入る便利さがあります。

  手に入れられる場所 目的 配合可能量
病院処方 皮膚科・美容皮膚科 美容 1500mg
市販 ドラッグストア 美容・かぜ・口内炎 750mg

ピルとトラネキサム酸の併用はできるの?

低用量ピルとトラネキサム酸は基本的に併用はできません。風邪などによる一時的な服用を目的とした場合には併用は可能ですが、美容目的としての長期的なトラネキサム酸の服用と低用量ピルの併用は不可としている場合が多いです。まずは、医師の判断を仰ぐようにしましょう。
また、なぜ併用が不可となる場合が多いかというと併用することによって血栓症のリスクが上がるからです。血栓症については下記で詳しく説明していますので、見てみましょう。

ピルとトラネキサム酸を併用すると血栓症になる?

低用量ピルとトラネキサム酸の併用には、血栓症をもたらす可能性が少なからずあります。もともと、低用量ピルに含まれるエストロゲンという卵胞ホルモンは血液凝固作用を持っており、低用量ピル服用時の副作用として血栓症の発症リスクがあることが一般的に知られています。そしてトラネキサム酸は止血剤としての役割も持っているため、ピル服用により血栓ができた場合、その血栓が溶けるのを遅くしてしまう可能性があります。ピルの服用によって血栓症を発症するのは1年間に1万人あたり3〜9人とされているため、「ピルを飲むと必ず血栓症になる」と過度に心配する必要はありませんが、ピルとトラネキサム酸の併用によって血栓症を発症する可能性がある、ということは知っておくと良いでしょう。

また、血栓症のリスクが高い人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

・過去に血栓症になったことがある
・家族に血栓症の既往歴がある人がいる
・高血圧である
・喫煙習慣がある
・手術やケガの直後である
・45歳以上である
・BMI数値が30以上である

これらの特徴は低用量ピルの禁忌事項になりますので、当てはまる場合は低用量ピルの処方がされない場合がほとんどといえます。

ピルと併用できない薬とサプリメント

実はトラネキサム酸以外にも、ピルとの併用が禁止されている薬や、併用にあたって注意が必要な薬・サプリメントが存在します。

【併用禁止な薬】
・C型肝炎の治療薬
→併用により肝機能が悪化する事例が多数報告されています。

【併用にあたり注意が必要な薬・サプリメント】
・バルビツール酸系、ヒダントイン系の抗てんかん薬
・ペニシリン、テトラサイクリンなどの抗生物質
  など
→ピルの効果を弱める可能性があります。

・アセトアミノフェンが主成分の解熱鎮痛薬
・フルコナゾール、ボリコナゾールなどの抗真菌薬 
 など
→ピルの効果を強める(同時に副作用も発生しやすくなる)可能性があります。

・モルヒネ
・血糖降下薬  
など
→ピルにより薬の効果が弱まる可能性があります。

・免疫抑制剤
・副腎皮質ステロイド 
 など
→ピルにより薬の効果が強まる可能性があります。

まとめ

この記事では、ピルとトラネキサム酸を併用する際の注意点、併用時のリスクなどについてご説明しました。ピルとトラネキサム酸は、それぞれ生理痛軽減や美白効果など女性にとって嬉しい作用を持っています。しかし少なからずリスクも存在しているため、これら二つの併用を考えている場合は一度医師に相談し、血栓症リスクや自身の体調を考えつつ判断するようにしましょう。また、美白効果を期待している場合はトラネキサム酸ではなく別の医薬品を処方してもらえるか医師に相談するとよいでしょう。

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成城松村クリニック院長
松村 圭子
1995年広島大学医学部卒。広島大学医学部産科婦人科学教室へ入局し、2010年に成城松村クリニックを開院。 『10年後もきれいでいるための美人ホルモン講座』(永岡書店)、『女性ホルモン 美バランスの秘訣』(大泉書店)をはじめとする多くの著書を執筆。

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