生理が終わらない!原因や対処法を解説│病院に行くべき症状は?

生理
更新日:2024.06.27

生理の出血が多い、長い、などの症状はありませんか?この症状は要注意です。この記事では、過長月経と呼ばれるそんな症状について、原因や対処法を詳しく解説しています。

正常な生理期間はどのくらい?

生理は月に1回” 妊娠の準備 ”をするために必要な現象として、女性に起こります。また、女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。正常の月経周期や生理期間を理解しておくことが重要です。正常な生理期間は、3〜7日程度です。

生理が終わらないのは病気の可能性も

8日以上続く生理は、「過長月経(かちょうげっけい)」です。7日経ってもしっかりと出血があり、夜用ナプキンが手放せないなどは、正常ではないといえます。

生理が終わらない原因とは

生理が終わらない場合は、何らかの原因がある可能性があります。

ホルモンバランスの乱れ

現代社会における強いストレスや、睡眠不足・不摂生な食事などの生活習慣の乱れ、過激なダイエットなどで、女性ホルモンの分泌が乱れると、生理が長引く場合があります。ストレスを軽減し、生活習慣を見直すこと、過度なダイエット習慣を見直すことが改善に必要です。

更年期

更年期は一般的に閉経前後の5年間を指します。この時期は、女性ホルモンの分泌バランスが乱れやすくなります。女性ホルモンのバランスの乱れによって、生理が長引く場合もあります。

ピルの副作用

低用量ピルを服用していた場合、副作用のひとつに不正出血があります。
低用量ピルはホルモンバランスを調整する働きがあるので、ピルの服用開始時に不正出血が引き起こされることが多いです。
ただし、出血量が多い場合や出血している期間が長い際には、病気の可能性もあるので、必ず病院を受診するようにしましょう。

合わせて読みたい!関連記事

飲みはじめの副作用ってどんな症状?主な原因と対策について

2024.06.27

子宮の病気

過長月経が起こりうる原因として、子宮内で何らかの病気が発生している可能性があります。
子宮筋腫や子宮頸がんなど、病院で検査してみないと判断ができないことから、生理が8日間を超えるのであれば、病院を受診して検査をしましょう。
病気でなかったとしても、何らかの異常が起きている可能性があります。

生理が終わらないときに考えられる子宮疾患

長引く生理の原因として、子宮や卵巣の病気が隠れている可能性もあります。適切な治療を、早急に受けることが重要です。考えられる病気について詳しく解説します。

子宮筋腫

子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。30歳以上の女性の3人に1人は子宮筋腫があるといわれています。子宮の収縮機能を低下させます。そのため、はがれた子宮内膜を外に押し出す力が弱くなり、生理が長引きます。筋腫の大きさが小さかったり、数が少なければ治療の対象にならない場合もあります。

治療法:手術での切除、女性ホルモンの注射

子宮内膜ポリープ

子宮内膜の細胞が増殖してできる、良性のできものです。大きいものだと10cmを超えることもあります。ポリープにより子宮の表面積が大きくなるため、子宮の収縮に時間がかかる結果、生理が長引きます。ポリープの大きさが小さかったり、数が少なければ治療の対象にならない場合もあります。

治療法:経過観察、手術での切除

子宮内膜症

子宮内膜と似た組織が卵巣や卵管などの子宮内膜以外の場所にできる病気です。生理の周期に合わせて子宮内膜が増殖して排出されるため、出血の量も多くなることで、生理が長引きます。

治療法:女性ホルモン剤の内服、病巣切除

子宮腺筋症

子宮内膜と似た組織が子宮平滑筋組織の中にできる病気です。子宮内の壁が厚くなる、子宮が収縮しにくくなる、という特徴から生理が長引きます。

治療法:女性ホルモン剤の内服、該当箇所を焼いたり切除したりする

子宮頸がん

子宮頸部にできるがんのことです。早期発見、早期治療がとても大切です。特に、少量の出血が長期間続く、生理以外の出血がある、といった自覚症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

予防法:HPVワクチン
治療法:一部の切除,全摘出,化学療法,放射線治療など

子宮体がん

子宮体部にできるがんです。生理ではない時期に出血が見られる可能性が高いです。特に、少量の出血が長期間続く、生理以外の出血がある、といった自覚症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

治療法:子宮と卵巣や卵管の摘出、放射線治療、薬物療法など

生理が終わらないときの対処法は?

生理が、なかなか終わらない場合には、なにかしらの対処をしたいと思いますよね。
ここでは、自分でできる対処法を紹介していきます。
過長月経は生理が8日間以上続くことを指しますが、他にも症状があるのであれば、自分で何とかしようとせずに病院を受診するようにしてください。

生活習慣を整える

過長月経が疑われる場合には、基本的に病院を受診することを前提に考えてください。
ただ、生活習慣を整えることで過長月経が改善される場合もあります。
これは、生活習慣の乱れやストレスが原因でホルモンバランスが崩れている場合のみ改善できる可能性がある方法です。
普段の食生活や睡眠時間、生活のストレスなどを見直してみてもよいかもしれません。

しっかり睡眠をとる

前述の通り、生活習慣を整えることで過長月経が改善される見込みがあります。
なかでも、睡眠はとても大切になってきます。
仕事などで不規則になることもありますが、なるべく入浴は就寝時間の2〜3時間前までに済ませ、就寝前はスマホの操作を控えることで、睡眠の質が上がります。
また、朝起きたらカーテンを開けて日の光を浴びることで体内時計がリセットされます。

婦人科を受診する

生理が8日以上経っても終わらない方は、一度婦人科などの専門クリニックの受診を検討しましょう。

加えて、

  • ・生理期間が通常よりも3日以上延びている
  • ・経血量が異常に多い
  • ・レバーのような経血のかたまりが出る
  • ・生理痛がいつもより重い
  • ・貧血
  • ・下腹部が膨れている
  • ・下腹部が痛い
  • ・むくみがひどい
  • ・最近、性交時に痛みが出る
  • ・妊娠できない

などの症状がある場合も、早めの受診が必要です。

心配な場合は早めの受診を

これまでこのような症状があった場合や、少しでも気になる症状がある場合には、迷わず専門機関である婦人科を受診しましょう。子宮や卵巣の異常は診察を受けなければ分からない場合が多いです。婦人科の受診は緊張するかもしれませんが、早期発見と早期治療が何よりも大切です。

ピルの服用をお考えならメデリピル

子宮や卵巣の異常がないことを確認したら、低用量ピルを内服することでホルモンバランスを一定に整える効果があるため、生理周期の安定も期待出来ます。また低用量ピルには排卵を抑制することで、生理不順の改善以外にも、様々な悩みの改善につながり、QOLの向上が期待できます。生理に関する不安や悩みは抱え込まず、医療機関に相談しましょう。ピル服用中は休薬期間(=偽薬服用期間)に出血が起こるようになるので、いつ生理がくるか把握できるようになります。

ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円


メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

この記事では、過長月経の原因や対処法を詳しく解説しました。気になる症状や、思い当たる症状がある場合には、すぐに専門機関を受診しましょう。また1年に1回は婦人科検診などを受けて、チェックすることも大切です。中には進行が早い病気もあるので、定期的に継続して自分の体と向き合うようにしましょう。

監修者

産婦人科専門医、がん治療認定医、mederiドクター
mederiドクター
産婦人科専門医、がん治療認定医 女性のヘルスケアアドバイザー(女性医学会認定)、F U S E certificated personnel(米国内視鏡外科学会認定)、JOHBOC研修終了(日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構) 大学病院に入局し高度周産期センター、婦人科腫瘍専門施設で研修・修練後、総合病院で良性疾患の腹腔鏡手術や、不妊治療、女性内分泌・更年期障害など幅広く女性診療を行う。米国への留学を経て、現在はmederiドクターとして、メデリピルのオンライン診療や体調相談を担当している現役産婦人科医。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

気になるキーワードで
検索しよう!
検索

カテゴリ一覧

生理

生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。

記事一覧をみる

ピル

ピルは世界で1億人以上の女性が服用している女性ホルモンを含む医薬品です。
ピルの種類や効果、副作用について詳しくご紹介。

記事一覧をみる

インタビュー

mederiのサービスに携わっているメンバーや有識者の方々が、よりユーザー様と近い距離から「mederiならでは」の情報をお届け。

記事一覧をみる

漫画

こんな経験”あるある!”と思わず頷いてしまう?mederiユーザーからの体験談に基づいた、mederiオリジナル漫画シリーズです。生理やピル・女性の健康に関して、楽しく学んでみましょう!

記事一覧をみる

占い

「ご自愛」をコンセプトに、毎月の運勢を12星座別に占うコンテンツ。ご自身の心を高める「ご自愛アイテム」もお伝えしています。

記事一覧をみる

出張授業

mederi出張授業のレポート記事をお届け。
生理のしくみやからだについての理解を深め、男女ともに正しい性の知識を提供しています。

記事一覧をみる
  1. オンラインでピルの診療・処方・相談|メデリピル
  2. mederi WEBマガジン
  3. 生理に関する記事一覧
  4. 生理が終わらない!原因や対処法を解説│病院に行くべき症状は?