生理中じゃないのに左下腹部が痛い、原因がわからない…そんな時の対処法はコレ

 

生理中じゃないのに左下腹部が痛い、原因がわからない…そんな時の対処法はコレ

女性が生理中ではないのに左下腹部の痛みを感じるとき、そこには何らかの病気が隠れていることがあります。この記事では生理とは無関係に現れる左下腹部の痛みの原因を紹介し、対処方法について詳しく解説します。
左下腹部の痛みを放置すると大きなリスクになることもあるため、早めに医師の診察を受けましょう。

生理中じゃないのに左下腹部の痛みを感じる女性は要注意

生理中でもないのに左下腹部に痛みを感じたときは、注意が必要です。
毎月の生理時に下腹部を中心にちくちくした痛みを感じるのは一般的ですが、生理が来ていないのに痛みを感じる場合は、病気など他の原因が考えられます。
放置すると大きなリスクにつながる可能性もあるため、体からのサインを見逃さずに早めに対処しましょう。

左下腹部痛を引き起こす女性特有の病気とは?

生理中以外に左下腹部の痛みがしばらく続く場合は、女性特有の病気である可能性があります。

子宮外妊娠(しきゅうがいにんしん)

子宮内に着床すべき受精卵が、通常の場所ではなく他の場所に着床する現象を「子宮外妊娠」といいます。正式には「異所性妊娠」といい、この場合は通常の月経時とは異なり、下腹部の激しい痛みや不正出血が起こります。
代表的なケースに卵管内での着床が見られ、異所性妊娠の全体の約95%を占めます。
異所性妊娠のサインとしては、妊娠が成立しているので月経が止まります。
またその他の初期症状として、吐き気などつわりのような症状が現れることもありますが、最も注意が必要な症状は腹痛です。
卵管のような繊細な臓器で異所性妊娠が進行すると、激しい腹痛とともに卵管が破裂することも考えられ、出血性ショックで命にかかわることもあります。
このため、異所性妊娠は早期発見と治療が非常に重要です。

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)

子宮筋腫は、子宮内の筋肉がコブのような形で発育してしまう良性の腫瘍で、主に30代以上の女性に見られます。
この腫瘍は女性ホルモンの分泌と密接な関連があり、卵巣から分泌されるホルモンの影響を受けて成長します。そのため、閉経後になると縮小することがあります。
一般的には良性であるため、検査で発見しても体に異常がなければすぐには摘出せず、経過観察が行われます。
子宮筋腫が発生した場合、下腹部に圧迫感のような鈍い痛みを感じることがあります。
また、痛みは時間の経過とともに徐々に強くなることもあります。
子宮筋腫の位置や個数によっては、左下腹部に痛みを感じることもあります。しかし痛みの性質には個人差もあり、鈍痛から鋭い痛みなどさまざまです。
また、生理痛が重くなることもあります。

子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)<

子宮内膜症は、通常は子宮内に存在するべき子宮内膜組織が子宮外の臓器や組織にできる病気です。
子宮内膜が他の組織にできると月経時にそこでも出血が起こり、生理痛も激しくなり、強い腹痛、腰痛を感じます。
また「卵巣チョコレート嚢胞」と呼ばれる血のかたまりが卵巣に発生し、卵巣がんのリスクを増加させることがあり、不妊の原因ともなります。
ホルモン療法などの薬物療法、手術によって治療が可能です。

卵巣茎捻転(らんそうけいねんてん)

卵巣茎捻転は、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)の合併症として起こる疾患です。
卵巣嚢腫が大きくなった時に、何らかの原因で卵巣が周囲の血管や組織を巻き込むようにしてねじれ、そのまま元の位置に戻らないことがあります。
ねじれた状態で元に戻らないと、卵巣周囲の血流が悪くなります。激しい痛みが生じるとともに、卵巣の組織が徐々に壊死します。
完全に壊死してしまうと、手術をしても卵巣を含めた組織の機能は回復しません。
卵巣茎捻転が起こると突然下腹部に激痛が起き、嘔吐や吐き気、発熱などの症状が起こることもあります。

左下腹部痛を引き起こすその他の病気

左下腹部の痛みは、女性特有の病気以外でも起こります。
便秘や食あたりでも起こりますが、重篤な病気の可能性もあります。

便秘

便秘は大腸の動きに異常がある機能性便秘と、腸の病気に起因する器質性便秘に分類されます。
どちらも左下腹部に位置するS状結腸の一部で発生することがあり、その際、左下腹部の痛みをよく伴います。
便秘は週に3回未満の排便や、排便が困難になることが典型的な特徴です。他にも硬い便がでたり、腹部が膨張したような感覚などが便秘の症状とされます。
女性の便秘の原因はさまざまですが、主に食物繊維不足や運動不足によって引き起こされると考えられています。
また過去の腸など腹部臓器の手術による癒着も、便秘の原因となります。
便秘はときに重要な病気の合図にもなり、便やガスが全く出ない場合は腸閉塞の可能性も考えられます。
また過敏性腸症候群や大腸がんなど、他の消化器疾患の初期症状として便秘が現れることもあります。
そのため便秘に伴う左下腹部の痛みがある場合は、早めに消化器内科へ相談するようにしましょう。

大腸がん

S状結腸やその周辺に大腸がんが発生すると、左下腹部痛が発生することがあります。
ただし大腸がんは初期症状がわかりにくく、痛みが発生した場合はある程度進行して、腸内を圧迫している状態にあります。
大腸がんの他の一般的な症状には、血便、便秘、下痢、腹部満腹感、貧血、細い便、体重減少などが挙げられますが、いずれも自覚症状が少なく早期発見が困難です。
そのため、定期的な大腸内視鏡検査が非常に重要です。
また大腸ポリープや潰瘍性大腸炎などの病気は大腸がんに進展する可能性があるため、これらの病気を持つ人や、家族歴に大腸がんがある場合は、特に注意しておいた方がいいでしょう。

大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)

消化管の壁の一部が外側にせり出した袋状の憩室に便などがたまり、細菌感染が起こる病気を大腸憩室炎と言います。
憩室は大腸に多く見られ、左下腹部に位置するS状結腸の憩室に炎症が起こった場合は、左下腹部痛を引き起こす可能性があります。
大腸憩室炎は腹部の痛みだけでなく、発熱や憩室内の出血による血便なども引き起こします。
炎症が進行すると憩室内で穴が開いて手術が必要になる場合もあるため、速やかに医療機関を受診することが重要です。
盲腸(虫垂炎)と似ていますが、盲腸(虫垂炎)はおなかの右下に位置する虫垂で起こります。大腸憩室炎は大腸内であれば、左右にかかわらず起こる可能性があります。

腸炎

腸炎は腸に炎症が生じている状態を指し、S状結腸に炎症が起こると、左下腹部に痛みが生じることがあります。
腸炎の原因として、同じく腸炎患者の嘔吐物や排便物からの感染が考えられています。
主な症状には腹痛や下痢が含まれ、比較的起こりやすい病気です。
ただしS状結腸で腸炎が起こった場合は虚血性大腸炎に発展する可能性があり、左下腹部の痛みに加え、血便が現れることもあります。

腸閉塞(ちょうへいそく)

腸閉塞は、何らかの原因で腸の中で食べ物や消化液などの内容物の流れが止まり、排出されなくなる状態を言います。
腸がふさがると消化途中の食べ物だけでなく消化液も再吸収されずにたまり、腸内を圧迫します。
そのためおなかの痛みやおなかの張り、吐き気や嘔吐などの症状が出てきます。

尿路結石(にょうろけっせき)<

尿路結石は主に30〜40代の男性に発症しやすい病気ですが、女性にも発症するケースがあります。
腎臓や膀胱、尿道などに形成された結石が排出される過程で、結石が詰まることによって激しい痛みが引き起こされます。
この尿路結石がおなかの左下に位置する部分に詰まると、左下腹部に鋭い痛みをもたらし、吐き気や血尿などの症状が同時に現れることがあります。

左下腹部痛で病院へ行く目安

左下腹部に痛みを感じるとき、その強さや頻度によっては病院に行くことを悩む人も多いはずです。ここでは、病院に行く目安を紹介します。

落ち着いて受診するケース

  • 慢性的な微熱がある
  • 最近便が緩い
  • 定期的に吐き気を感じる
  • 軽度の痛みがしばらく続いている
  • 食事や水分の摂取、睡眠は可能

緊急を要するケース

  • 大量の不正出血がある
  • 吐き気があり実際に嘔吐した
  • 歩行が困難で、動くと痛みを感じる
  • 血便がでた
  • 眩暈が強い
  • 痛みが激しく眠れない
  • 痛みが徐々に激しくなっている

左下腹部痛で受診する病院の選び方

左下腹部の痛みにはさまざまな原因が考えられます。そのためどの診療科を受ければいいのか迷う人もいるでしょう。
症状によって目安を記しますので、受診する診療科選びの参考にしてください。

婦人科

左下腹部の痛みに加えて、不正出血や基礎体温の乱れ、生理周期の乱れが起こった際には、婦人科の受診が必要なケースが多くなります。
また他の診療科では発見しにくい、ホルモンバランスによって起こされる痛みや体の不調は、婦人科で解決することが可能です。

内科・消化器科

左下腹部の痛みに加えて、吐き気や嘔吐、下痢、血便、発熱などの症状が出た場合は、まず内科・消化器科の受診が適切です。

泌尿器科

左下腹部の痛みに加えて、血尿や排尿痛がある場合は泌尿器科を受診しましょう。

生理中以外に起こる左下腹部の痛みは早めに受診を

生理中以外に起こる左下腹部の痛みについて、原因として考えられる病気を紹介してきました。
すぐさま病院の受診が必要のない症状もありますが、可能であれば早めに対応する診療科の受診を行いましょう。
初期症状が出たときには重症化していることもあるため、定期的な検診をおすすめします。

メデリピルなら安心して始められる

先ほども文章内にあった子宮内膜症は、低用量ピルなどで女性ホルモンの量を調節し、不調を改善できる場合があります。
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ゴムなしで避妊は絶対できない!「外出し(膣外射精)」は絶対NG!正しい避妊方法と成功率をチェック

 

ゴムなしで避妊は絶対できない!「外出し(膣外射精)」は絶対NG!正しい避妊方法と成功率をチェック

「ゴムなしでも外出しすれば大丈夫」という人もいますが、それは正しくありません。多くの場合で膣外射精では避妊効果を得ることができず、望まぬ妊娠や性感染症につながることもあります。この記事では、外出しをはじめとした誤った避妊方法を一度おさらいしてみましょう。もし当てはまるものが1つでもあった方は今すぐやめましょう。正しい避妊方法の知識をご紹介していきます。

「ゴムなしでも外出しで避妊できる」は間違い!

ゴムがなくても外出し(膣外射精)することで、避妊になると考えている人もいるでしょう。しかしそれは大きな誤解です。
外出しは効果的な避妊方法にはなりません。ゴム(コンドーム)などの避妊具を使用するか、日常的な低用量ピルの服用や他の避妊方法を用いる必要があります。
信頼性の高い方法を選択することが、 望まない妊娠や性感染症の予防につながります。避妊について正しい知識と情報を得て、責任ある行動を心がけましょう。

ゴムなしはNG!避妊方法の間違いに要注意

ゴムなしでの性交渉は、妊娠や性感染症のリスクを高めます。まずは誤った避妊方法の例を紹介します。もし相手から「〇〇だから大丈夫」といわれても、うのみにしないようにしましょう。

生理中の性交渉は安全って本当?

生理中の性交渉は、避妊につながりません。基本的に生理中は排卵が起こりませんが、まれに精子は女性の体内で1週間以上生き残ることがあります。そのため生理終わり頃の性交渉では、排卵時まで精子が生き残って、妊娠することがあります。
また生理中の性交渉は、妊娠のリスクだけでなく、他の危険性もはらんでいます。生理中は免疫力が低下し、ウイルスや細菌感染するリスクが高くなります。また傷ついて出血したとしても、経血との判別が気付きにくく、発見が遅れる可能性もあります。
さらに生理中に性交渉を行うことで、本来排出されるはずの経血が子宮内に逆流することがあります。
逆流した経血にウイルスや雑菌が含まれていた場合は、子宮内で増殖する可能性があり、子宮内膜炎の発症リスクが上昇します。
生理中の性交渉は妊娠だけでなく感染症や子宮内膜炎などのリスクを考慮し、避けることが重要です。

シャワーで膣内洗浄すれば大丈夫?

シャワーでの膣内洗浄が避妊に効果があるという説は、大きな誤りです。
射精された精子は速やかに膣内に進入し、子宮に向かって移動します。
そのため性交渉後に膣を洗浄しても、すでに子宮内に入った精子を取り除くことは難しいのです。
また精子は酸に対して比較的弱い性質を持っていますが、家庭にある食品や液体(例:酢やレモン水)を使用して膣を洗浄しても、精子の活力を避妊効果が得られるほど低下させることはできません。
むしろ膣内の不用意な洗浄は雑菌の侵入を許し、有益な常在菌を排除する可能性があり、膣内の微生物バランスを崩すことがあります。
膣炎やその他の健康問題の原因になるため、性交渉の後の洗浄には意味がないどころか、大きな危険があるといえます。

安全日はいつ?存在する?

いわゆる「安全日」は、排卵が起こりにくい特定の時期を指します。しかし排卵が起こりにくいだけであって、確実に避妊できるわけではありません。
基礎体温の周期からある程度の排卵日の予測は可能ですが、女性の体は複雑です。そのときの体調や精神状態、その他さまざまな要因によって簡単に予定は変わります。
特に不規則な生理周期を持つ人には、安全日が当てはまらないことが多くあります。
さらに卵子や精子の生存期間なども考えると、性交渉の上での「安全日」は存在しないといってもいいでしょう。「安全日だから大丈夫」といわれても、うのみにしないことが大切です。

外出し(膣外射精)

ゴムを使わない、いわゆる外出しも避妊にはなりません。外出しは男性が射精する前に陰茎を膣から抜いて避妊しようとする行為ですが、性交渉中に分泌されるカウパー腺液の中に精子が微量に含まれていることがあります。そのため、射精寸前に抜いたとしても十分な避妊効果は得られません。
次の章で、そのリスクを詳しく解説します。

ゴムなし&外出し(膣外射精)の避妊リスク

ゴムを用いない「外出し」として知られる避妊方法は、妊娠を確実に防ぐための効果的な方法ではありません。
この方法では射精を膣内で行わないことを主要な避妊手段としますが、実際には妊娠のリスクが高いことが示されています。
しかし日本産科婦人科学会によると、約4人に1人は外出しを避妊方法として実践しており、妊娠しているという調査報告があります。
また、世界保健機関(WHO)による調査によれば、外出しを経験した女性のうち、約22%が妊娠したというデータがあり、4〜5回に1回は妊娠する可能性があることがわかっています。
さらに外出しが間に合わず膣内で射精が行われるリスクを踏まえると、実際の妊娠率は調査結果よりも高くなるでしょう。

ゴムなし&外出し(膣外射精)で妊娠する理由

ゴムを使わない外出しで妊娠率が高くなる主な理由は、タイミングの難しさとカウパー腺液によるものです。
射精のタイミングを男性がコントロールするのは困難で、気がついたときには陰茎から精液が漏れ出ているということも起こります。
また、性交渉中に分泌されるカウパー腺液も大きな要因です。カウパー腺液には精子が微量に含まれていることがあり、外出しがうまくいったとしてもそれまでの間に精子が膣の中に侵入しているということもありえます。
また、外出しされた後の精液が膣内に侵入することも考えられます。

我慢汁(カウパー液)とは

カウパー腺液とは通称「我慢汁」とも呼ばれますが、正式名称は「尿道球腺液」です。
男性が性的興奮を覚えた際に尿道の中で分泌される液体で、アルカリ性の性質があります。
カウパー腺液が膣内の状態をアルカリ性に近づけるため、酸性に弱い精子のダメージを減らす役割を持っているといわれています。
カウパー腺液自体には精液は含まれていませんが、微量に精子が混在していることがあります。そのため、カウパー腺液に含まれる精子によって妊娠が成立することがあるのです。

正しい避妊方法と避妊成功率

妊娠のリスクを抑えたいなら、正しい避妊方法を選択しましょう。
代表的な正しい避妊方法を紹介します。

低用量ピル

低用量ピルは経口避妊薬として知られ、女性ホルモン剤を含む内服薬です。ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されており、これらの女性ホルモンの作用によって妊娠を防ぎます。
低用量ピルを正しく使用した場合、避妊失敗率は0.3%と非常に低く、効果的な避妊を提供します。避妊効果を最大限に引き出すためには、ピルを毎日同じ時間帯に服用することが大切です。
また生理周期の安定、経血量の低減と月経痛の軽減、子宮や卵巣の病気の改善、ニキビの改善などにも効果が期待できます。
ただし人によっては吐き気、むかつき、乳房の張りや痛み、頭痛、下腹部痛、下痢、むくみ、血栓症などが発生する可能性があります。体質によっても異なるため、ピルは医師から処方される必要があります。

コンドーム

コンドームは、性交渉時に使用する極薄のゴムでできた男性用の避妊具です。
コンドームを適切に使用すれば避妊失敗率はわずか2%ほどとなり、高い避妊効果が期待できます。
またコンドームは避妊効果だけでなく、皮膚・粘膜の接触によって起こる性感染症の予防にも効果を発揮します。
ただしコンドームの取り扱いに注意が必要で、正しく装着し、破損しないように使用することが重要です。

避妊リング

避妊リングのIUS(ミレーナ)とIUD(銅付加)は、子宮内に装着する避妊器具です。
それぞれ黄体ホルモンと銅イオンを放出して妊娠を防ぎます。IUSは経血量の低減と月経痛の緩和が特徴で、最長で5年間効果が持続します。一方、IUDは経血量の増加がある場合があり、最短2年から最長5年間有効です。
副作用や合併症に注意が必要ですが、一度装着すると長期間高い避妊効果を期待できます。
また使用には、定期的な検診が必要です。

避妊手術

不妊(避妊)手術は、卵管を塞いだり摘出したりすることで生殖能力を喪失させ、妊娠を防ぐための手術です。
ほぼ確実に避妊が可能で、副作用もほとんどありません。
まれに卵管が再びつながることがありますが、一度手術を受ければ避妊効果がほぼ永久に持続し、月経管理の必要がありません。
しかし、生殖能力が永久に失われることを考慮する必要があります。避妊手術を検討する際は、医師の指導を受けてリスクとメリットを冷静に判断する必要があります。

リズム法

リズム法は別名「オギノ式」として知られる避妊方法です。
女性の月経周期から排卵日を予測し、その期間を避けることで避妊を試みる方法です。
副作用なく妊娠のリスクを軽減できますが、リズム法の避妊効果には確実性はありません。リズム法を採用する際は、排卵の予測に不確実性があることを理解し、他の避妊方法と組み合わせて利用することが大切です。

緊急避妊薬(アフターピル)

緊急避妊薬(アフターピル)は、避妊に失敗した後に妊娠を防ぐために使用される薬です。黄体ホルモンが含まれており、性交渉の後24時間以内に服用すれば5%ほど、72時間以内に服用すると約15%の妊娠確率に下げることができます。
副作用には吐き気、嘔吐、頭痛、乳房の張り、不正性器出血、倦怠感、眠気などが含まれます。
緊急避妊薬は性交渉の後で避妊できる唯一の方法ですが、時間が経過すると効果が低下します。

ゴムあり・ピルありが理想の避妊方法

間違った避妊方法と、適切な避妊方法を紹介してきました。
ゴムを使用しない外出しは、ほとんどの場合で十分な避妊効果を得ることはできません。間違った避妊方法は妊娠の確率を高めるばかりか体の不調の原因にもなるため、絶対に避けましょう。
効果的な避妊方法は、低用量ピルの服用と合わせてゴムを使用することです。妊娠のリスクを最小限に抑えつつ、性感染症の予防にもつなげましょう。

メデリピルなら安心して始められる

先ほども対策方法の一つとして「低用量ピル」を上げましたが、低用量ピルなどで女性ホルモンの量を調節し、さまざまな不調を改善できる場合があります。
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生理前に悪寒を感じるのはなぜ?原因と対策、妊娠初期の悪寒の違いを説明

 

生理前に悪寒を感じるのはなぜ?原因と対策、妊娠初期の悪寒の違いを説明

生理前には寒くないのに、悪寒を感じることがあります。人によってはその他の体調不良もともなう、生理前のつらい症状のひとつです。この記事では悪寒の根本的な原因を解説し、悪寒を予防するための対策方法を紹介しています。
また、生理前と妊娠初期の悪寒の症状の違いについても触れています。

生理前の悪寒の原因

生理前には、悪寒を感じることがあります。
単なる風邪による悪寒ということもありますが、女性の体の仕組みが関係して悪寒が起こることもあります。
悪寒はホルモンバランスの変化や血液のめぐりなど、さまざまな要因によって起こります。自らの体について知るうえでも、悪寒が起こる仕組みについて学んでおくことは大切です。

悪寒とは

悪寒とは、周囲が暖かく寒いと感じる要因がないにもかかわらず、体が震えたり、ゾクゾクしたりする症状のことをいいます。
悪寒からくる体の震えは、風邪や他の感染症による免疫反応として現れることが一般的です。体が病原体と戦おうとする際に悪寒が生じ、体温を上げようとするために体が震えます。
しかし女性は生理周期に関連するホルモンバランスの変化によって、悪寒が生じることもあります。
特に生理前や生理中に、悪寒が起きやすいといわれています。
また、ホルモンバランスの乱れが引き起こす更年期障害の1つとして、悪寒の症状が現れることもあります。

まずは生理と切り離して考えてみる

生理前や生理中に発生しやすい悪寒ですが、必ずしも生理周期によって引き起こされるというわけではありません。
たまたま生理中に体調不良が重なることもあり、「生理中のいつもの寒気」と捉えてしまうと何らかの病気を見逃してしまうかもしれません。
そのため、悪寒を感じた際にはまずは生理と切り離して考えてみましょう。
咳や吐き気、体の痛みや倦怠感など悪寒以外の症状が同時にあるなら、生理以外の原因があるかもしれません。

ホルモンバランスの変化

生理前に感じる悪寒は、女性のホルモンバランスの変化によって起こる体温の低下が引き起こすこともあります。
生理前には女性ホルモンのひとつ「プロゲステロン」の減少に伴い体温が下がり、体が冷えやすくなります。
このホルモンの変化は、自律神経の乱れも引き起こすと考えられています。
自律神経とは私たちが意識的に動かせない体の働きのことで、血液の流れや内臓の働きなどの体の反応のことを指します。
自律神経は活動をつかさどる交感神経と、休息をつかさどる副交感神経という2つの要素から成り立っており、2つのバランスが取れていることで健康が保たれます。
しかし自律神経の乱れによって交感神経が優位の状態が続くと、心拍数が上がり、血管が収縮して、血圧が上昇するため、手足の末端が冷たく感じられることがあります。
自律神経の乱れは生活習慣の乱れや感情の乱れ、ストレスによって引き起こされます。
また女性ホルモンの変動は、自律神経の乱れと関係し合っていると考えられています。
特に「プロゲステロン」と「エストロゲン」の変化に、自律神経が関わってきます。
そのため、ホルモンバランスの変化によって悪寒が生じるのです。なおホルモンバランスの変化による体調の乱れは、低用量ピルで改善することができます。

PMS(月経前症候群)

PMS(月経前症候群)によって、悪寒が引き起こされることもあります。PMSとは、生理前に起こるあらゆる不快な症状のことです。意味もなくイライラしたり、強い眠気に襲われたり、肌が荒れたり、やる気が出なかったりとさまざまな症状が起こります。
PMSは生理前3〜10日前から現れ、生理が始まると症状が緩和、消失することが特徴です。
PMSの症状には個人差がありますが、一部の女性は悪寒を感じることがあります。
PMSからくるストレスやホルモンの変化が自律神経に影響を与え、体が寒さを感じやすくなることが考えられます。
その他にもPMSは女性の心身に大きな影響を与えるため、全体的な不調が悪寒のような症状として現れることもあります。

生理前の悪寒と妊娠初期の悪寒の違い

生理前、妊娠初期も、体とホルモンバランスの変化により、悪寒が発生することがあります。
しかし悪寒がいつもの生理前の症状なのか、それとも妊娠の初期症状なのか判断が難しいものです。
ここでは生理前に感じる悪寒と、妊娠初期に感じる悪寒の違いについて解説します。

生理前の悪寒のおさらい

生理前に起こる悪寒は、ホルモンバランスの変化と自律神経の乱れによって起こります。
排卵を終えて生理が始まるまでの期間である黄体期には、女性の体内で黄体ホルモンの分泌量が増加します。
黄体ホルモンは体温を上昇させ、生理中~排卵前の「低体温」よりも0.3〜0.5度ほど基礎体温が高くなる「高温期」をもたらします。
高温期への移り変わりによる体温の変化から、悪寒を感じやすくなります。
また黄体ホルモンの増加は交感神経を優位にすると考えられるため、黄体期にはストレスを感じやすい人もいます。
自律神経のバランスが乱れることも、悪寒を感じる要因となります。

妊娠初期の悪寒

妊娠初期に感じる悪寒は、仕組みとしては生理前の悪寒と同様です。
しかし生理前の悪寒と違い、妊娠初期の悪寒は生理予定日を過ぎても1〜2週間ほど生理がない場合に起こります。
妊娠が成立してから2〜4週間経過すると、胸の張りや倦怠感などその他の妊娠の初期症状とともに悪寒も発生します。

生理前の悪寒対策は「体を冷やさない」

生理前の悪寒は人によっては倦怠感をともない、日常生活に影響を与えることもあります。
悪寒がつらい人は、体を冷やさないようにする生活習慣を身につけることで、不快感を緩和できることがあります。

体を冷やす食べ物を摂らないようにする

生理前に体温が低下することが、悪寒が起こる原因の1つです。
そのため体を冷やす食べ物を避けることで、悪寒が緩和されることがあります。
またお酒を飲むことで一時的に体温は上がりますが、汗をかくとかえって体を冷やしてしまいます。
その他、体を冷やす食材は以下のようなものです。

白砂糖
白米
小麦粉
肉の脂身
マヨネーズ
カフェイン

生理前の悪寒が気になる人はこれらの食材を避けて献立を考えることで、冷えの緩和が期待できます。ただし神経質になりすぎるとかえって自律神経に影響するため、無理なく取り入れましょう。

体を温める

冷えを防ぐと同時に、体を温めることも大切です。
体温を保持したり、血流を促進したりすることで、悪寒も生じにくくなるでしょう。

・適度な運動

散歩やヨガなどの軽い運動は、血流を促進させます。
また自律神経を整える効果もあるため、生理前の悪寒の予防に向いています。

・マッサージ

手足の血流がとどこおることも、冷えの原因です。デスクワーク中は血液の流れが悪くなりやすいため、定期的に手足のマッサージを行い血流を促しましょう。

・レッグウォーマー

寒い時期には、外気から体温を守ることも大切です。レッグウォーマーや厚手の靴下を履いて、体を温かい状態に保ちます。

・ゆっくりお風呂につかる

シャワーだけでなく、湯船につかることで体をしっかり温めましょう。ぬるめのお風呂にゆっくりつかることは、副交感神経を優位にし悪寒の防止につながります。

・温かい飲み物

喉が渇いたら、温かい飲み物を積極的に選びましょう。特に白湯は飲みやすく、体温の保持に効果的です。

ホルモンバランスの変化で悪寒が生じやすくなる

生理前に悪寒が生じる原因と対策方法について解説してきました。
生理前はホルモンバランスが変化することによって、悪寒が生じやすくなります。体を温めることで、症状を和らげることも可能です。
また悪寒がつらいという人は、低用量ピルの利用もおすすめです。
ピルの服用中はホルモンバランスが整い体温も一定に保たれるため、悪寒を感じることが少なくなるでしょう。
メデリピルは、現役の産婦人科医にオンライン上で診療してもらい、処方まで完結するサービスです。自宅に毎月ピルが届くため、来院する必要がありません。初月ピル代は無料のため、初めての方でも低用量ピルを安心して試すことができるのでおすすめです。

【医師監修】低用量ピルを通販で購入するには?注意点や選び方を解説|メデリピル

 

【医師監修】低用量ピルを通販で購入するには?注意点や選び方を解説

低用量ピルを入手するために、病院を受診しないで通販を利用している人もいるかもしれません。しかし通販で購入するピルには、注意点やリスクがあるのをご存じでしょうか。この記事では通販で低用量ピルを手に入れることのリスクと、正しいピルの選び方についてご紹介します。

低用量ピルは通販でも購入できる

また、低用量ピルは、処方箋を持っていない状態で薬局からは購入できません。しかし日本では、低用量ピルをインターネット通販で購入できるサイトが実在しています。
自己判断や医師からの処方なしでの通販利用は、トラブルや健康に悪影響を及ぼす可能性があります。産婦人科医の適切な診療を受けることが大切であり、個人輸入は利用しないように徹底しましょう。

通販で低用量ピルを購入する際に起きるトラブルや注意点

低用量ピルを通販で購入することは、非常に手軽で楽に感じるでしょう。実際に低用量ピルの通販サイトを見てみると価格も安く、さらには「処方箋不要」と記載されていることもあります。しかし通販での購入にはさまざまなリスクが潜んでいることもあり、知らずに購入することで、体の異常が起きたりトラブルに巻き込まれたりする可能性もあります。通販を利用する前に、代表的な3つのリスクを理解しておきましょう。

  • 個人輸入のリスク
  • 薬の破損
  • 安全性

個人輸入のリスク

通販で低用量ピルを購入する場合、海外からの個人輸入、または個人輸入の代行業者を利用することになります。個人輸入を行う際は事前に「薬監証明」を厚生労働省に提出し、危険な薬でないことを証明する必要があります。その手間を解消するのが輸入代行業者です。しかし基本的に輸入代行業者は輸入を代行しているだけであり、薬の成分や効果についての責任は負いません。なかには偽物や危険な薬物が含まれていることもあり、健康に被害をもたらす可能性があります。

薬の破損

個人輸入においては、購入した低用量ピルが運送中に破損することもありえます。低用量ピルを始めとした薬は、破損すると効果が得られません。そもそもどのような管理がされているかも不明です。運送前から破損していた可能性もあり、安心安全な買い物とはいえません。手頃な価格につられて購入したものの、届いた低用量ピルが破損していて、飲んでも避妊効果を得られない可能性があるのです。

安全性

低用量ピルの個人輸入において、安全性は最大の懸念事項です。日本とは違う基準で作られた薬や偽薬が数多く存在し、健康被害を訴える人も多くいます。実際にアジア圏では偽薬を購入してしまう可能性は約30%にものぼると厚生労働省の調査で明らかになっており、通販での購入においてもその可能性は十分に考えられます。また日本には医薬品によって起こった副作用などの健康被害を保証する「医薬品副作用被害救済制度」が存在しますが、偽薬による健康被害は適用外です。

低用量ピルの購入は医師の処方がおすすめ

低用量ピルをオンライン通販で購入する際には、かならず医師の診療を受けることを推奨します。医師の診断を受け処方箋を得ることは、健康と安全を守るための基本です。また産婦人科医は、女性の体の仕組みや健康状態を詳しく調べるスペシャリストです。

低用量ピルにはいくつも種類があり、ひとりひとりの体質や事情によって適切なものが異なります。そのなかから医師がピルを選定し、適切な用量を決定することで、避妊や生理痛を抑える効果と健康の維持ができるのです。また、低用量ピルには副作用が存在します。医師は副作用のリスクを考慮し、患者に適切なアドバイスを行う役目を担っています。ピルを服用することで、持病や他の薬との相互作用によって大きなリスクにつながることがあるからです。

個人輸入での通販では医師の診療を受けられないため、何かあっても全て自己責任となります。たとえずっと飲んでいる低用量ピルであっても、処方のたびに医師の診療を受け、安心して低用量ピルを使用しましょう。

近年ではオンラインで医師の診断を受けられるサービスも増えており、スマホとインターネット環境があれば、適切な処方を受けることができます。健康と安全を最優先に考え、低用量ピルの購入に際しては必ず医師の処方を受けましょう。医師との相談を通じて、適切な避妊方法、生理トラブルの緩和と健康管理を行いましょう。

低用量ピルを通販で購入する際の、オンラインサービスの選び方

ここまで通販で低用量ピルを個人輸入することのリスクについて触れてきました。適切な診療を受ける必要があるとわかっていても、様々な事情で病院へ足を運べない方もいると思います。そういった方に知っておいてほしいのがオンライン診療についてです。

ここでは、オンラインで低用量ピルを正しく購入する方法について解説していきます。低用量ピルを通販で購入する際、これから紹介するポイントに注意することで、安全かつ信頼性のあるオンライン診療サービスを選ぶことができます。

まずは「オンライン診療が受けられるか」という点に注目しましょう。ピルを販売するサービスが医師によるオンライン診療を提供しているかを確認します。
オンライン診療サービスが「適切な情報の提供」を行っているかも確認ポイントです。低用量ピルの副作用、注意事項について正確かつ詳細な情報を提供しているかを、ホームページなどを見て確認しましょう。

扱っている低用量ピルが「日本で認可を得ているか」という点も重要です。日本で認可を得ているピルであれば安全性も高く、万が一のときも医薬品副作用被害救済制度が対象となる場合があります。

最後に「アフターケア」についても確認しましょう。購入後の配送方法などを把握し、破損やトラブルがあった際にスムーズに対応してもらえるのかをチェックします。また服用中に体調不良や悩みなどが起きた場合は再診の必要があるため、再診料なども把握しましょう。

オンラインサービスを利用して低用量ピルを購入する流れ

オンライン上で低用量ピルを購入する際には、まずはオンライン診療の予約に進みます。ほとんどのサービスは、スマホから診療の予約が可能です。

予約した日時になったら、案内されたオンラインミーティングツールや電話を使用して診療を受けます。不明な点や処方に関しての不安があれば、このときに確認しましょう。支払いが完了すると、各サービスにより多少の差はありますが、最短翌日から1週間ほどで自宅のポストに低用量ピルが届きます。

購入までの流れは以下のとおりです。

  • スマホで診療の予約
  • オンライン診療を受ける
  • 薬代の支払い
  • 自宅のポストに低用量ピルが届く

メデリピルなら安心して始められる

メデリピル』は、オンライン安全に手に入れられる低用量ピルを提供しています。
スマホから簡単にオンライン診療の予約ができ、予約の時間になったらスマホで診療を受けられます。
最短で翌日には低用量ピルが手元に届くため、早めにピルがほしいという人もスピーディで安全にピルを手に入れることができます。
さらにメデリピルでは初月のピル代が0円になり、お財布にも優しいのがポイントです。毎日服用が必要なので、負担が少なく継続できるのは嬉しいですね。また、1年間継続することで自動的に会員ランクがアップし、ピル代が常に10%割引になる制度もあります。
さらにオンライン診療は何度でも無料で受けられるため、低用量ピルの服用中に悩みができても安心です。

ピルの入手はオンライン診療を行っているサービスがおすすめ

通販で低用量ピルを手に入れることの注意点やリスク、安全に手に入れる方法について解説しました。一般的な通販では個人輸入か運輸代理業者を利用することになりますが、診療を受けられないため、何かあっても自己責任でリスクが非常に大きくなります。
安全に低用量ピルを手に入れるなら、オンライン診療を行っているサービスを利用しましょう。通販とは異なり、専門医の診療のもとで処方されるので、安心して服用することができます。

【医師監修】トリキュラーを通販で購入できる?おすすめのオンライン診療について解説|メデリピル

 

【医師監修】トリキュラーを通販で購入できる?おすすめのオンライン診療について解説

避妊に効果があるとされるトリキュラーを、通販やオンライン上で購入するにはどのような方法があるのでしょうか。この記事では、トリキュラーを通販で購入するための正しい方法について紹介します。この記事を読めば、オンライン診療を受けて安全にトリキュラーを手に入れられます。

トリキュラーとはどんなお薬?

トリキュラーは、低用量ピルの一種です。低用量ピルには「エストロゲン」と「プロゲステロン」という女性ホルモンが含まれており、妊娠を防ぐほかに、生理周期を整える生理痛を緩和させる、といった副効果を持つ薬です。

またトリキュラーは「三相性」と呼ばれる低用量ピルで、1シートに配合量の異なる3つの薬が入っています。それぞれ順番通りに服用することで、効果を得られます。

トリキュラー(低用量ピル)の服用で期待できる効果

トリキュラーには黄体ホルモンの「レボノルゲストレル」と卵胞ホルモンの「エチニルエストラジオール」が含まれており、これらのホルモンが排卵を抑制し子宮内膜の増殖を制御することで、精子の着床を防ぐ効果を発揮する仕組みとなっています。他の低用量ピルの効果と同様に、継続的な避妊だけでなく、生理痛の緩和PMSの緩和生理周期の調整などが期待できます。

またトリキュラーの利用者の中には、生理前に起こる肌荒れやニキビが改善したという人もいます。トリキュラーはホルモンバランスを安定させるため、生理前に起こる皮脂の過剰な分泌を抑制し、肌に一定のうるおいを保つとされています。三相性の低用量ピルであるトリキュラーは、女性ホルモンの自然な増減に合わせてホルモン配合量が調整されているため、副作用のうちでも不正出血が比較的発生しづらいといわれています。

※関連リンク ➡ トリキュラー?気になる効果や飲み方を徹底解説!

通販でトリキュラーを購入する危険性

オンライン通販は便利ですが、低用量ピルであるトリキュラーを購入する際には注意が必要です。正しく服用しないと、必要な避妊効果が得られない、体に異変を起こすなどさまざまなリスクが考えられます。たとえ毎日飲んでいる薬であっても、必ず医師の処方をもらうようにしましょう。通販で購入する際に、特に危険があることについて2つのポイントを紹介します。

偽薬の可能性がある

通販サイトでは基本的に海外から個人輸入で薬を入手することとなります。しかし海外では、偽造医薬品が深刻な問題になっています。避妊効果を得られないばかりか体調不良を引き起こすケースも存在します。

トリキュラーのような低用量ピルは、本来医師の処方が必要です。しかし実際には、偽薬が出回っている現状があります。安易な気持ちで購入しないようにしましょう。

トリキュラーを含むピルの購入は、オンライン診療がおすすめ

トリキュラーや他の低用量ピルを購入する場合、医師の診療を受けたうえで処方してもらいましょう。そのなかでも、オンライン診療は手軽で便利です。
オンライン診療では医師が遠隔で診療を行い、ひとりひとりの症状に合わせてピルを処方します。自宅から気軽に医師の診療を受けられるため、忙しい人や産婦人科に行くのに心理的なハードルを持っている人も受診しやすいのが特徴です。予備知識がなくても、診療のなかで目的に合ったピルをスムーズに選ぶことができるでしょう。また、産婦人科医が診療してくれるサービスであるとなお安心です。プライバシーの管理がしっかりされるかどうか、事前に確認しておくといいでしょう。オンライン診療を利用することで、便利さと安心感を両立させながらピルの購入が可能です。

自分に合うピルを知るためにも、まずは診療を

低用量ピルの一種、トリキュラーについて解説しました。トリキュラーはその他の低用量ピル同様に高い避妊効果を持ち、毎日服用することで生理周期の改善にも役立ちます。またホルモンバランスが整うことによって、肌荒れがしにくくなる人もいます。
トリキュラーをオンライン上で入手するためには、オンライン診療を行っているサービスを利用しましょう
トリキュラーに関わらず、低用量ピルには様々な種類があります。まずは診療を受け、自身に合ったピルはどれなのかを知りましょう。手軽にピルの処方を受けたいなら、オンライン診療がおすすめです。

メデリピルなら安心して始められる

メデリピル」は、トリキュラーをはじめとした低用量ピルを安全に提供するオンラインピル処方サービスです。スマホから簡単にオンライン診療の予約ができ、最短翌日には手元にピルが届きます。しかし定期的に服用する必要がある低用量ピルは、毎月かかる料金も気になりまよね。メデリピルの「定期便プラン」は、毎月のピル代を抑えながら長期的にピルを服用できます。メデリピルは初月のピル代が無料、さらに服用中も不調があればオンライン診療を無料で受けられます。届くときも中身がわからないようになっているため、プライバシーを守りながら続けられるのもうれしいポイントです。低用量ピルを始めるなら”mederiピル”がおすすめです。

【医師監修】生理痛の重さレベルを診断してみよう!生理痛がひどい原因とは?

 

【医師監修】生理痛の重さレベルを診断してみよう!生理痛がひどい原因とは?

生理痛の重さは人それぞれですが、自分の生理は一般的にはどのくらいの痛みなのでしょうか?この記事では生理について、症状による生理痛の重さレベルを診断しています。重い生理痛の原因についても紹介していますので、自分に当てはまることがないかチェックしてみてください。

生理痛とは何か?

生理痛は、女性の生理周期に伴って生じる痛みや不快感のことを指します。この痛みの原因は、子宮内膜が剥がれ落ちて体外に排出される際に、プロスタグランジンが分泌されて子宮を収縮させることで起こります。

生理痛の程度は個人差があり、軽度から日常生活を送ることが難しいほどの激しい痛みまでさまざまです。

生理痛とは?生理痛の原因や仕組みについて詳しくはこちら

生理痛の重さレベルを診断してみよう

生理痛は女性にとって一般的なものですが、その重さは個人によって差があります。ここでは、生理痛の重さを「低い」「中程度」「高い」3つのレベルに分けてチェックしてみましょう。

生理痛の重さレベル:「低い」

あまり痛みを感じず、日常生活に与える影響も多くありません。軽い腰痛や頭痛・腹痛がある程度で、通常は痛み止めなどで対処する必要はありません。

  • 日常生活に支障はない
  • 軽い腰痛や頭痛、腹痛がある
  • 痛み止めも必要ない

生理痛の重さレベル:「中程度」

生理期間中に、軽い痛みや不快感を感じることがあります。重いときには布団から起き上がれないこともありますが、痛み止めで対処可能です。

  • 日常生活に支障が出る日がある
  • 軽い腰痛や頭痛、腹痛がある
  • 時には痛み止めが必要

生理痛の重さレベル:「高い」

激しい腹痛吐き気頭痛などの症状が出ることがあります。生活に大きな影響を与え、立ち上がれないばかりか座っているのさえつらいこともあります。医師の診断や適切な痛み止めが必要になります。

  • 日常生活に支障が出る
  • 腰痛や頭痛、腹痛がある
  • 腹痛によって座っているのもつらい
  • 朝、起き上がるのがかなりつらい
  • 常に痛み止めが必要

生理痛がひどい原因は月経困難症?

生理痛とともに生じる不快感や吐き気、イライラなどの症状が重く、日常生活が困難になる状態「月経困難症」といいます。

月経困難症には「機能性月経困難症」「器質性月経困難症」2つがあり、症状や原因が異なります。それぞれの特徴を解説します。

機能性月経困難症

「機能性月経困難症」は腹痛や頭痛、吐き気などが続き、イライラやむくみ、気分の落ち込みなどが生理周期とともに生じ、日常生活が困難になります。一説には体内ホルモンの一種「プロスタグランジン」が子宮内の血管の収縮を促すことで起きるといわれていますが、明確な原因はまだわかっていません。

器質性月経困難症

一方で、原因がわかっている月経困難症を「器質性月経困難症」といい区別します。子宮内や卵巣の疾患によって引き起こされ、ときには月経不順や出血の増加が起きることもあります。主に「子宮内膜症」「子宮腺筋症」「子宮筋腫」などが原因で起こり、それぞれの疾患に応じた対処が必要です。早期の発見と治療が大切ですから、生理痛が重いと感じたら早めに産婦人科の受診をおすすめします。

病気の例:子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜が子宮以外の場所にもできてしまう症状です。通常は生理周期に従って子宮内膜が成長・剥離しますが、子宮内膜が他の臓器や組織に存在すると、その組織でも痛みや炎症が引き起こされます。具体的な症状としては、重い生理痛や腰痛、排尿や排便時の痛みが起こることがあります。生理周期が短く、期間が長い人が子宮内膜症になりやすいといわれており、20〜40代に起こる傾向があります。近年は晩婚化などで、出産時期や回数が少ないことで発症する人が多いともいわれています。また、遺伝的な要因も関わっています。

病気の例:子宮腺筋症

本来は子宮の内側にある、子宮内膜に似た組織が子宮筋の内部にできる病気です。子宮腺筋症は病変と子宮筋との境界がわかりにくいという特徴があります。子宮内膜症のような強い生理痛を起こしたり、月経量が増加して貧血になったりします。生理時以外でも腹痛・腰痛や出血を起こすこともあります。閉経後に病変は縮小し、症状も消失することが多い病気です。

病気の例:子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋層にできる良性の腫瘍です。筋肉組織から発生することから「筋腫」と呼ばれています。筋腫の大きさや位置によっては、子宮の圧迫や膀胱・直腸へ影響を与えることで痛みや出血を引き起こします。筋腫が小さく、症状が出ていない場合は、治療の必要はありません。症状がある場合は、医療機関での処置が必要になります。高血圧や飲酒の習慣なども、影響を与えるといわれています。

※関連リンク ➡ 月経困難症を正しく知って適切に対策

ピルの避妊目的での使用、言いづらいと感じたらオンライン診療がおすすめ

 

ピルを避妊目的での服用、言いづらいと感じたらオンライン診療がおすすめ

ピルを服用する目的は、人によってさまざまです。それが避妊目的の場合には、服用していることをパートナーに言いづらいと感じることもあるかもしれません。

この記事では、ピルを避妊目的で服用したい場合に言いづらいときの対処法や、ピルを避妊目的で服用する効果や仕組みについても解説します。また、避妊目的で服用するピルの種類と避妊率などについても説明します。

ピルの避妊目的での服用を「言いづらい…」と思わないで!

ピルにはさまざまな効果があり、避妊目的で服用している人もたくさんいます。

そのため、ピルの避妊目的での服用をパートナーに言いづらいと感じる必要はまったくありません。自分自身はもちろん、パートナーのためにもピルを服用し、避妊することが大事です。

避妊することは、自分の身体を守ることにつながります。ピルで避妊することも同様です。誰に何を言われようとも、自分の身体を守ることを優先しましょう。

ピルには高い避妊効果があり、WHO(世界保健期間)も避妊法として推奨しているほどです。正しい使い方をすれば99.7%の確率で妊娠を避けられます。

しかし飲み忘れや間違った服用方法によって避妊効果が低下するため、ピルの正しい知識を身に着けることが大切です。

ピルを避妊目的で使いたい、相談したいけど言いづらいと感じたときには…

ピルを避妊目的で使いたい場合に相談したいと感じていても、センシティブなことだからこそ、パートナーをはじめ、家族や友人には言いづらいこともありますよね。

ピルには、避妊目的だけでないさまざまな効果も期待できます。たとえば生理痛や生理不順の改善、PMSの症状を抑えるなどです。

また月経困難症・子宮内膜症の症状を和らげる効果もあるため、ピルの服用が自分自身にとって「プラスになるもの」「必要なもの」であるということを伝えてみるのも一案としてありますね。

低用量ピルの避妊の効果と仕組み

また月経困難症・子宮内膜症の症状を和らげる効果もあるため、ピルの服用が自分自身にとって「プラスになるもの」「必要なもの」であるということを伝えてみるのも一案としてありますね。

ピルを避妊目的で使用する効果には、

  • 排卵の抑制
  • 受精卵の子宮内膜への着床阻止
  • 精子の子宮内への侵入阻止

があります。

その仕組みを説明します。

ピルには、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが含まれています。

ピルを服用すると、脳が卵巣からこれらの女性ホルモンを分泌しなくてよいと判断し、その結果、排卵が抑制されるのです。

またピルに含まれるホルモンの働きによって、子宮内膜が厚くならず、子宮内膜へ受精卵が着床しにくくなります。そのほか、子宮入口の粘液を変化させることによって、精子が子宮内に入りにくくなります。

これらのことから、避妊に効果があるとされているのです。

避妊目的で使用するピルの種類と避妊率

避妊目的で使用するピルには2つ種類があります。それぞれの概要と避妊率について説明しましょう。

低用量ピル

低用量ピルは、女性ホルモンを組み合わせて作られた錠剤です。前述した仕組みにより、高い避妊効果があります。

低用量ピルの避妊率は、99%以上といわれています。

しかし、飲み忘れや下痢・嘔吐、飲み合わせの悪い薬やサプリとの併用によっては、効果が下がってしまうので注意が必要です。

正しく続けて使用した場合でも99.7%の避妊率ですから、完全に避妊できるわけではありません。性感染症を防ぐためにも、コンドームなどと併用しましょう。避妊方法については、パートナーまたは医療従事者と相談することで、適切な選択をするようにしましょう。

また48時間以上飲み忘れてしまったり、体調不良により服用できない場合には、避妊率が下がります。妊娠を望まないのであれば、その後、7日連続して服用する(8日目)までは別の避妊法を使う、または性行為を避けるようにしてください。

一方で、年齢や合併症、その他リスク(喫煙や体重など)が因子となり、低用量ピルでの避妊が適当でない方もいます。低用量ピルの服用を希望する際には、今の自分の体の状況を医師に伝えられると良いでしょう。

緊急避妊薬(アフターピル)

アフターピルは、望まない妊娠を防ぐために使用される「緊急避妊薬」です。避妊に失敗してしまった性行為のあとに服用します。

アフターピルの避妊率は、性行為から服用までの時間によって変わります。

24時間以内であれば95%、48時間以内であれば85%、72時間以内であれば58%です(レボノルゲストレルを服用した場合)。早く服用すればするほど避妊効果が高まります。

ピルを避妊目的以外で使用した際の副効果

ピルには、避妊以外にもさまざまな効果があります。どのような効果が期待できるのか、見ていきましょう。

PMSの症状を抑える効果

低用量ピルには、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが含まれています。

それにより、脳が排卵の指令を出さなくなり、ホルモンの量は増減することなくほぼ一定を保ちます。

排卵がないと、むくみや便秘、肌荒れといったPMSの症状の原因となるプロゲステロンの量が上昇しないため、PMSの症状の緩和につながるのです。

生理痛・生理不順の改善

ピルを服用すると、プロスタグランジンの分泌が減少します。これにより、子宮が収縮して痛むのを抑制する効果があります。

またピルには子宮内膜の増殖を抑える働きもあるため、生理の周期を調節し、経血量が減少する効果も期待できます。

月経困難症・子宮内膜症の改善

低用量ピルは、月経困難症・子宮内膜症の改善にも効果が期待できます。

月経困難症においては、ピルを服用することで生理周期の安定、痛みや月経量を減らす効果があります。また、子宮内膜症の進行を抑える効果もあるといわれています。

ニキビ・肌荒れの改善

ピルを服用することで、ホルモンバランスの乱れを整えることが可能です

また、ピルの種類によっては、皮脂の過剰分泌を起こす男性ホルモンの分泌も抑制できます。その結果、ニキビ・肌荒れの改善が期待できます。

生理日の移動

ピルを服用することで生理周期を整えるだけでなく、生理周期を調節できるのもメリットです。1シート以上服用していれば生理日の調整をすることが可能です。

低用量ピルの多くは1シート28日周期となっており、休薬/偽薬期間に出血が起こる仕組みです。

よって、生理日を遅らせる、早めるといったことができ、大事な日に生理にならないように調整できます。

ピルの避妊目的での服用、言いづらいときはオンライン診療

クリニックや病院で、避妊目的でピルを処方してほしいと言いづらい人もいるかもしれません。

そのような場合におすすめなのがオンライン診療です。メデリピルは、オンラインピル処方を行っているサービスです。

オンライン診療なら好きな場所で、病院などでの待ち時間もなくスムーズに診療を受けられます。

処方されたピルはプライバシーに配慮されて郵送され、家族に知られにくいのもメリットです。

信頼性の面が気になるかもしれませんが、メデリピルなら現役の産婦人科医が診療するため、疑問点などもすぐに解消できて安心できます。対面診療では言いづらい相談も、オンラインなら言いやすいといったこともあるのではないでしょうか。

避妊目的でピルを使用することは恥ずべきことではありません

前述したとおり、WHOでも避妊の方法としてピルを服用することが推奨されています。

自分の身体を守るためにも、ピルの知識を身に着けて正しく服用するようにしましょう。

病院で処方希してほしいと言いづらい場合には、オンライン診療を利用してみてはいかがでしょうか。

排卵期出血とは?排卵期の症状や過ごし方・対策を医師が解説

「生理はまだなのにおりものに血が混ざっている」「毎月生理と生理の間で2~3日ほど出血がある」といった経験をしたことはありませんか?自然な生理は25日~38日周期で訪れるため、タイミングのずれに驚いてしまいますよね。実際の生理予定日よりも2週間前後早く来る出血は、「排卵期出血」である可能性が高いです。

今回は、排卵期出血について詳しく紹介していきます。出血の特徴や対策方法、また不正出血が起こる病気などを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

排卵期出血とは?

まず排卵期出血とは、次の生理開始日から2週間前の排卵期に起こる出血のことです。1か月の女性ホルモンの動きを分けると、下記の4つの期間に分類できます。

  • ・生理中
  • ・卵胞期
  • ・排卵期
  • ・黄体期

排卵期の期間に、エストロゲンの分泌量が大きく変化します。この影響で子宮内膜の一部が剥がれ落ちて、出血が起こることがあります。
また、排卵期出血は必ず全ての人に起こる症状ではありません。出血量が少なく、1~3日で終わる場合は心配しすぎる必要はありません。しかし、出血量が多い場合や、1週間以上続く、痛みが強いなどの症状がある場合は医療機関を受診しましょう。

排卵期出血の特徴

排卵期出血の量や色、出血が続く期間について解説します。まず出血の量は少量であることが多く、おりものくらいの量や下着に少し付く程度の量であることが多いです。おりものシートを使用すれば問題ないくらいの量といえるでしょう。出血の色については、排卵期出血はおりものに混じることが多いため、ピンクや赤、茶色など個人差があります。
また出血は1~3日で治まることがほとんどです。生理のように1週間も続かないといわれています。

排卵期にみられる体調不良・症状

排卵期にはホルモンバランスの変化によって、さまざまな体調不良を感じることがあります。どのような症状が起こるのか、その原因とともに見ていきましょう。

むくみ・冷え

黄体ホルモンは妊娠準備のためのホルモンといわれています。そのため、排卵後から黄体ホルモンが分泌され始めます。黄体ホルモンが体に水分を溜め込もうとして、むくみやすくするのです。むくむことで余分な水分が体を冷やして、それが冷えにも繋がります。また、冷えは血液循環の滞りや水分代謝の低下を引き起こすため、さらにむくむという悪循環を起こしてしまいます。

下腹部痛・腰痛

排卵する際に、卵子と同時に卵胞液や血液が流れ出て、腹膜を刺激することがあります。腹膜への刺激のため、チクチクとした下腹部の痛みを感じることが多い一方で腰痛を感じることもあります。また卵子は左右の卵巣のどちらかから放出されるため、痛みが片側に寄っている、月ごとに痛みを感じないときがあるなど、毎月必ずしも感じないこともあります。

眠気・だるさ

生理前~生理期間中に、眠気に襲われるといった経験をしたことがある人は多いでしょう。眠気と深く関わっているのが黄体ホルモンです。排卵直後から黄体ホルモンの体温を上げる作用が働き、体を休めようとして信号を送って眠気を感じるようになります。

吐き気・めまい

吐き気は排卵に伴うホルモンバランスの変化によって生じることがあります。吐き気の症状がある場合は食欲不振を伴う場合が多く、まためまいも排卵によるホルモンバランスの変化によって引き起こされます。排卵後は水分を溜め込みむくみやすくなっているため、内耳の一部に水が溜まり、めまいの原因となっていることも考えられます。

イライラする

次回生理開始日から2週間前頃に、理由もなくイライラを感じることがある女性も多いのではないでしょうか。そのイライラは排卵に伴う症状の可能性が高いです

胸の張り

黄体ホルモンの影響を受け、排卵後に多く起こる症状です。妊娠に向けての準備のひとつとして、乳腺を刺激するため、胸の張りや痛みといった症状を生み出すといわれています。

おりもの

おりものは、排卵日の2~3日前が最も量が多くなります。この時期は透明でとろみのあるゼリー状で、よく伸びるのが特徴です。ただし、おりものの量には個人差があり、体調によっても変化するため、量が多いからといって必ず排卵期であるとは限りません。

肌荒れ・便秘

排卵後から黄体ホルモンが分泌され始め、妊娠に向けた準備をします。黄体ホルモンは腸の動きを鈍らせる性質を持っているため、便秘になりやすくなります。便秘になると、老廃物の排出がスムーズに行われないので、肌荒れを引き起こす原因となることもあります。

排卵期の体調不良を緩和させる対策

生理期間に加え排卵時期にも起こる体調不良に、憂鬱になる女性も多いでしょう。しかし、生理周期に合わせた体調管理はとても大切です。排卵期は以下の3点を心がけて過ごしてみませんか?

体を温め、血行を良くする

靴下や手袋などで末端の冷えを防ぎ、とくに腹部はカイロや腹巻などで温かく保つように心がけましょう。身体を締め付ける下着は血行を悪くするので、リラックスできるものを選んでみましょう。入浴はややぬるめのお湯に足を伸ばしてゆったりと浸かることで、心身ともにポカポカになります。心も体もリラックスできるとより良いでしょう。

生活リズムを整える

ホルモンは体内時計に合わせて分泌されます。そのため、メリハリのある生活を目指し、早寝早起きで生活リズムを整えましょう。適度な運動はもちろん、栄養バランスの良い食事を1日3食しっかりととることも大切です。

ストレスをためこまない

精神的・身体的ストレスは自律神経のバランスを崩し、ホルモンの分泌を低下させます。ストレスを感じている状態が続くと交感神経が優位になるため様々な不調をきたします。手軽にストレス発散をする方法を身につけてみましょう。10分くらいでいいので腹式呼吸でリラックスする、好きな音楽を聴いてみるなど、自分なりの工夫をしてみてはいかがでしょうか。リラックスすると副交感神経が優位になるので、全身の血流もよくなりますよ。

不正出血の場合に注意したい病気

排卵期出血は一時的な出血ですが、なかには病気が原因となって発生している不正出血の可能性もあります。では、具体的に不正出血にはどのような病気が隠れているのでしょうか。

膣炎

膣炎は膣の粘膜に生じる感染性、非感染性の炎症のことをいいます。感染による膣炎は、大腸菌やトリコモナス、カンジダ、淋菌、クラミジアなどの病原体に感染することで起こります。性感染症と思われることもありますが、必ずしもそうとは限りません。下着や衣類の締め付けが強かったり、ナプキンやタンポンを長時間替えなかったりすることでも発症することもあります。また閉経後には、女性ホルモンのエストロゲン分泌の低下が原因となり発症する萎縮性膣炎も考えられます。

膣炎では、膣内に炎症が起こることから不正出血が起きます。他にはおりものが黄色くなる、おりものがボロボロとした形状になる、性器周辺の強いかゆみ、排尿時の痛み、残尿感などの症状がみられます。完治させないと再発しやすく、パートナーと性行為をしたときは一緒に治療を行う必要がある場合もあります。

無排卵出血

無排卵出血とは、生理のような出血はあるものの、ホルモンバランスの乱れや何らかの病気が原因となり、生理周期のなかで1回あるはずの排卵がない状態のことです。不妊の原因になることがあるため、早めの対処が必要です。

排卵がされていない状態でも、エストロゲンの分泌は行われているため、少しずつ子宮内膜は厚くなっていきます。一定の厚さ以上になると維持できなくなり、生理のような出血が起こるのです。無排卵出血を長期間そのままにしておくと、不妊だけでなく子宮体がんを引き起こす原因になったりすることもあります。

子宮頸がん

子宮頸がんは子宮の下の部分である管状の子宮頸管や子宮の入口に発症するがんです。HPV(ヒトパピローマウィルス)に感染することで起こります。HPVは性交渉をしたことがある女性の半数以上が感染することがあるといわれています。90%の人は感染しても2年以内に自然に排出されていきますが、10%の人はHPV感染の状態が続きます。

そのまま自然排出されなかった人の一部は、異形成というがんの前段階の病態を経て、年数をかけて子宮頸がんに進行していきます。初期のうちは自覚症状がほぼありません。不正出血・性交時の出血・下腹部の痛み・水っぽいおりものや粘液が多く出るなど、症状が出る頃にはがんが進行しています。20代〜30代の方に発症が多いことがわかっており、ワクチンの接種や1~2年に1回の定期検診で予防、早期発見・治療が可能です。

子宮体がん

子宮体がんは、子宮の中でも子宮頸部の上の方にある子宮体部に起こるがんです。エストロゲンが子宮内膜に影響することで発生するため、子宮内膜がんとも呼ばれています。肥満である、欧米型の食生活が多い、出産をしたことがない、といった方は、エストロゲンの影響が大きく、危険因子となります。

子宮体癌は、子宮内膜増殖症という前段階を経て進行していくことが知られています。その他にも、がんの関連遺伝子の異常によって発症することもあり、比較的高齢者に多くみられます。また高血圧、糖尿病、近親者に乳がん・大腸がんを患った方がいる場合にも発症リスクが高まるため、定期的な検診が望ましいです。

ポリープ

ポリープは粘膜にできるふくらみのことです。子宮頸管ポリープと子宮内膜ポリープの2つがあります。一言でポリープといっても、検査や診察を進めるとがんや筋腫だったということがあるため、注意が必要です。子宮頸管ポリープは30~40代の女性に多くみられ、ほとんどが良性ですが、大きいものや不正出血を多くするものの場合はがんの可能性があるため摘出します。子宮から筋腫が伸びてきているものがポリープのように見えることがありますので、そのときは手術で取り除きます。

子宮内膜ポリープは子宮頸管よりも奥にできるポリープのことです。症状は不正出血や過多月経などがみられます。ポリープの大きさや数、出血の程度はさまざまですが、なかには貧血や不妊につながる場合もあるといわれています。

子宮筋腫

子宮筋腫は、30歳以上の女性のうち、20%〜30%が発症しているといわれています。子宮の平滑筋にできる良性の腫瘍なため、悪性腫瘍のように命に係わる疾患ではありませんが、貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。発生する部位によって子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)の3つに分類されます。

不正出血は粘膜下筋腫で起こることがあります。また、水っぽいおりものが増えることがあります。症状は過多月経、月経期間が長くなる過長月経、生理痛などが挙げられます。筋腫の大きさによっては他の臓器に影響することもあり、腰痛や頻尿、便秘などを起こすこともあります。

排卵期出血で受診した方がいいケース

排卵期出血は排卵にともなって起こるため、少量の出血が1~3日続く程度であれば心配しすぎる必要はありません。しかし、なかには前述のとおり子宮がんなど思わぬ病気が原因となっている可能性があります。病院を受診する目安として、「出血量が多い」「下腹部などの痛みが強い」「不正出血を繰り返す」「不正出血が2週間以上続く」このような症状に心当たりがある場合は早めに病院を受診しましょう。早期に受診することで出血を止めることにもつながります。

排卵期出血はピルで改善

出血が病気によるものではない場合であれば、ピルによって生理をコントロールすることも有効的です。ピルを内服することによって、ホルモンバランスを一定に整え、生理周期を安定させることができます。ピルを服用することで排卵を抑えられるので、排卵期出血を改善することにも繋がります。ピルを上手に活用して、ストレスフリーな生活を目指したいですね。

メデリピルはオンライン診療で低用量ピルを処方し、ユーザーのもとまでお届けしています。LINEで手軽に診療予約ができるので、病院で何時間も待たされるようなこともありません。手軽にピルの服用ができるようになるので、いままで産婦人科へ行くことを忌避していた方は、ぜひこの機会にLINE公式お友達追加から始めてみてください。

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まとめ

今回の記事では、排卵期出血とはどのようなものか、また不正出血を起こす病気について紹介しました。生理ではない時に起こる出血は、不安な気持ちになりますよね。日常的にピルを服用しておくことで、ホルモンバランスを一定に保つことができるので、選択肢の一つとして考えてみるのも良いでしょう。ピルを服用していたとしても、子宮や卵巣の病気は自覚症状を感じづらいこともあるので、定期的に検診を受けることが大切です。

女性ホルモンの働きとは?卵胞ホルモンと黄体ホルモンの違いについても解説

女性は1ヶ月に4つの顔を持つ。なんて聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。女性のこころの変化を「女心と秋の空」と表す言葉が存在するほど、女性は心や体の状態が変動しやすいのです。このような変化は、女性ホルモンの働きが大きく影響しています。

今回は、女性ホルモンの働きや生理との関係性についてご紹介します。正しい知識を身につけて、ぜひ日々の生活に役立ててください。

女性ホルモンとは

女性ホルモンは、主に卵巣でつくられる、身体を女性らしく保つために大切な物質です。女性ホルモンには「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の2種類があります。それぞれの働きや違いについて解説していきます。

そもそもホルモンとは

ホルモンは、体の様々な生命機能を維持するために存在する大切な物質のひとつです。ホルモンにいくつか種類があることは広く知られていますが、体の中には100種類以上のホルモンやホルモンに似た物質が見つかっているのです。これらは今後の研究でさらに発見されていくといわれています。

「ホルモンバランスが大切」とはよく言われますが、ホルモンは多すぎても少なすぎても健康に影響があるのです。血液の中にほんの微量しか含まれていないホルモンですが、とても繊細な物質ということが分かります。

女性ホルモンの働き

女性ホルモンは、生理や妊娠・出産をするためだけに働いているのではありません。女性らしいボディラインを形成したり、ハリのある肌を保ったりと様々な働きをしています。生理前になると女性ホルモンの働きによって体調不良を起こす事もありますが、生殖機能を維持していくためには必要なプロセスの一つであることも覚えておきましょう。

女性ホルモンと生理の関係性

生理がある女性の心身の状態は約1ヶ月を1つの周期として繰り返しています。この周期をつくりだしているのが「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」という2種類の女性ホルモンです。この2つのホルモンは卵巣から分泌されていますが、そもそも分泌するためには脳下垂体から出る卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンが関わっています。このように様々なホルモンが結びついて生理周期を繰り返しているのです。

また、正常な生理周期は25〜38日間、生理の期間は3~7日程度といわれています。ホルモンが正常に働いているかどうか、目に見える変化としてはわかりづらいですが、基礎体温を測っておくとサイクルを把握することができるでしょう。

卵胞ホルモンと黄体ホルモンの違い

ここでは女性の生殖機能に関わるホルモンとして代表的な卵胞ホルモンと黄体ホルモンについて、その役割や違いについて解説していきます。

卵胞ホルモン(エストロゲン)の役割

卵胞ホルモンは女性らしさをつくるホルモンで、成長とともに分泌量が増え、生殖機能を発育・維持させる働きをもっています。前述のように、女性らしい丸みのある体形をつくったり、コラーゲンの生成を促したりして、肌をみずみずしく美しく保つ働きもあります。
卵胞ホルモンの分泌量は20代後半で最も多くなります。その後、40歳前後から少しずつ分泌量が減少していきます。45歳を過ぎたころからこの分泌量は急激に低下し、50歳あたりになると閉経を迎えます。

黄体ホルモン(プロゲステロン)の役割

黄体ホルモンは妊娠維持のためのホルモンとして重要な役割をになっています。排卵直後から分泌量が増え、受精卵が着床しやすいよう、子宮内膜を厚く保ちます。妊娠すれば子宮内膜を維持するよう働きかけます。妊娠が成立しなければ、黄体ホルモンの分泌量は急激に低下し、それによって子宮内膜が剥がれ落ちて生理が起こります。
このホルモンの急激な低下によって、PMS(月経前症候群)が発生しているともいわれています。

生理の仕組み

女性の体は約1か月の期間のなかで、妊娠に備えて卵胞を育て、受精卵を着床させるための子宮内膜を準備していきます。しかし、妊娠が成立しなかった場合は準備した子宮内膜が不必要になるので、体から排出されていきます。これが生理となります。

この一連の流れは4つの期間に分類され、説明されます。それぞれ体の中でどのような動きがあるのかみていきましょう。

生理 妊娠が成立しなかった場合、子宮内膜が剥がれ落ち、体外に排出される
卵胞期 卵巣で卵胞を育てる期間。エストロゲンの分泌が増加し、その影響で子宮内膜が厚くなる。
排卵期 成熟した卵胞から卵子が排出され、排卵が起こる。
黄体期 排卵後の卵胞が黄体に変化し、プロゲステロンを分泌。子宮内膜を厚く保ち、受精卵が着床しやすい環境に整える。

黄体期(黄体ホルモン)とうまく付き合うには

卵胞ホルモンには、女性らしさを保つことや美肌をキープするなど、良いイメージを持っていることが多い一方で、黄体ホルモンに対しては生理前や妊娠中の不調を起こすことから、良い印象を持っている方は少ないのではないでしょうか。

日常生活での健康管理がポイント

黄体ホルモンによる不調を過剰にしないためには、日々の健康管理が大切です。ここでは基本的な生活習慣の中で心がけたいポイントをお伝えしていきます。

〇睡眠を取る

一見無関係に思えますが、睡眠不足は女性ホルモンの分泌に影響を及ぼすのです。睡眠不足になると自律神経が乱れ、その結果ホルモンバランスが乱れてしまいます。睡眠時間を確保するのはもちろんですが、質の高い睡眠が取れるよう、意識してみるのも効果的ではないでしょうか。

〇バランスのとれた食事をする

バランスの良い食事は基本中の基本です。栄養素が偏ることなく摂取することはできていますか?忙しい女性にとっては手軽に済ませられるコンビニ食などは重宝しますが、足りない栄養素を補えるようなメニューにしてみましょう。

〇運動習慣をつける

定期的な運動は運動不足解消だけでなく、心のリフレッシュにもなり一石二鳥です。運動習慣を付けることで血行が良くなり、生理前の厄介なむくみなども緩和できるかもしれません。

生理が辛い場合には、専門医に相談を

生理前の不調が辛かったり、生理痛が重かったりと、生理にまつわるトラブルは人それぞれです。そんな時こそ、低用量ピルの服用を検討してみてはいかがでしょうか。低用量ピルと聞くと純粋に「避妊」のイメージがありますが、その副効用から多くの方が生活改善薬として服用を始めています。低用量ピルは、少量の女性ホルモンが含まれているため、ホルモンの急激な増加や低下を緩和し、安定したホルモンバランスで過ごすことができるのです。

メデリピルは、低用量ピルをオンライン診療で処方するサービスです。スマホやPCを介した診療を行うため、ピルをもらうために病院に行きづらい方の心理的ハードルもぐっと下がるのではないでしょうか。また診療を担当するのは、全員現役の産婦人科医なので、初めての服用でも不安なことはしっかり解消することができます。

まとめ

女性ホルモンは健康維持のために役立っている反面、体調不良などでうんざりしてしまうこともありますよね。自分の体を大切に愛でていくためにも、女性ホルモンや生理の仕組みを理解し、うまく付き合っていくことが大切です。日常生活での健康管理のポイントもお伝えしましたが、生理トラブルに悩んでいる方は低用量ピルの服用を選択肢の一つとして検討しても良いでしょう。

ピルはどこで買えるの?市販の有無や購入方法、注意点、選び方などを徹底解説!

ピルは「経口避妊薬」とも呼ばれるため、避妊を目的としたイメージが強いですが副効用として肌荒れの改善や月経トラブルの改善などが期待できることはご存じでしょうか。「ピルを飲んでみたくて気になっているけど、どこで購入すれば良いか分からない。」「副作用などが心配で飲み始める一歩が踏み出せない。」など1人で悩みを抱えていませんか。

この記事では、ピルの基本情報から購入方法、注意点、そして選び方などを徹底解説!また、オンライン処方サービスならではの手軽さについてもご紹介します。

ピルの基本情報をおさらい

ピルとは、経口避妊薬とも呼ばれ、「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2つの女性ホルモンが主成分となったお薬です。排卵の抑制、受精卵の子宮内膜への着床を阻止、精子の子宮内への侵入を阻止、というはたらきにより避妊効果が得られるようになります。このうち、卵胞ホルモンの含有量の違いによって以下の5種類に分類されます。

またピルには避妊効果だけでなく、PMS緩和や生理痛緩和など、いくつかの副効用もあります。医師と相談の上、自分の症状にあった適切なピルを処方してもらうことが大切です。

分類 主な薬品 期待できる効果
低用量ピル ラベルフィーユ、ファボワール、マーベロンなど 避妊
超低用量ピル ルナベルULD、ヤーズ、ヤーズフレックスなど 月経困難症、子宮内膜症の治療
中用量ピル プラノバール 月経移動、不正出血や無月経の治療、月経困難症の治療
ミニピル セラゼッタ 避妊、月経困難症の治療
アフターピル レボノルゲストレル 緊急避妊

低用量ピルの効果って?

低用量ピルは、以下のような多くの副効用を併せ持つ女性の生活改善薬です。個人差はあるものの、服用開始からだいたい2〜3ヶ月のうちに変化が出るといわれています。最低3ヶ月は服用を継続し、3ヶ月以降も効果がなければ医師へ相談してみましょう。ピルに含まれている黄体ホルモンにはいくつか種類があり、ピルの種類を変更することで改善されることもあります。

避妊の効果に関しては、生理1〜5日目以内に服用を開始した場合、その日から避妊効果が得られるといわれています。飲み忘れがない限り、服用期間は避妊効果が持続します。

生理日を移動するためには中用量ピルが有効

ピルは服用の目的によってそれぞれのホルモンの配合量やバランスが異なり、卵胞ホルモンの配合量の少ない順に、超低用量・低用量・中用量などと分類されます。旅行や記念日といった大切なイベントと生理の期間を被らせないなどの理由で、生理日移動を目的として使用されるのが、中用量ピルです。

中用量ピルはホルモンの配合量が多いため、生理の周期をコントロールすることが可能です。しかし、その反面で、服用当初は副作用が出ることがあります。代表的な副作用が吐き気や頭痛ですが、日常生活に支障がなければそのままピルを飲み続けても問題ありません。辛い場合は痛み止めや吐き気止めを併用することも可能です。

低用量ピルも1~2ヶ月服用している状態であれば、月経移動が可能です。ピルで生理日移動をしたい場合は生理を避けたい日に対して余裕を持って医師の診療を受けるようにしましょう。

低用量ピルによる副作用とは?

低用量ピルを服用することで、体内のホルモンバランスが変化し、副作用と呼ばれるむくみ、吐き気や頭痛などが起こることがあります。副作用による症状は毎日服用を続けていると次第に現れなくなります。まずは3ヶ月間服用を続けて、吐き気や頭痛が出た場合は吐き気止めを服用したり、楽な姿勢で過ごしたりしましょう。吐き気や頭痛が心配な方は、ピルを飲む時間を就寝前にすると副作用のピークが寝ている間にくるので、症状を感じにくくなります。3ヶ月以上服用を続けても吐き気が続く場合や、生活に支障がでるほど症状がひどい場合は、医師に相談し種類変更などを検討してみてください。

〈 主な副作用 〉

吐き気/乳房の張り/不正出血/頭痛/下腹部痛/むくみなど…

市販でピルを購入することはできない

低用量ピルは「医療用医薬品」に該当するため、日本では医師の診療をもとに出される処方箋が必要となります。つまり、ドラッグストアのような市販薬(処方箋が必要のない薬)を販売しているお店では購入ができません。

しかし、アフターピルは自身の望まない妊娠を避けるための最終手段でもあり、また性行為から72時間以内の服用が必要になるうえに、医師の診療が必要という制約があるため、入手が困難なことが課題となっています。そのため、日本では一定の要件を満たす薬局に限定し、2023年秋ごろから調査研究として試験的に販売の運用を開始することが決まりました。

ピルはどこで買えるの? 購入方法と注意点

現在、日本でピルを購入できる方法は以下の2つです。

① 産婦人科など、医療機関で診療を受けて処方してもらう

② スマホやPCからオンライン診療を受けて処方してもらう

それぞれ診療の流れや費用が異なり、自分のライフスタイルにあった方法を選ぶことができます。

病院での処方

医療機関は、婦人科で処方してもらうことが一般的ですが、内科などでも処方してもらうことができます。

〈 診療の流れ 〉

STEP 1 ピルの処方をしてほしい旨を伝える

STEP 2 問診

STEP 3 検査 (必要に応じて、内診、血液検査 など)

〈 費用目安 〉

初診1,000円、再診500円程度の診療代に薬の値段が加わった金額です。保険適用か自由診療、また薬の種類によって薬代は変動します。

〈 メリット 〉

対面診療であることの安心感から、言いづらいことでもその場で相談しやすいでしょう。また、検査機器が揃っているため、その場で検査が必要であると診断されても対応が可能であることがメリットです。

〈 デメリット 〉

近くに病院がない場合、通院に時間がかかるだけでなく予約が取りづらい場合があります。また、診療までの待ち時間などが長いとトータルの拘束時間が2~3時間になることも考えられます。

オンライン診療の処方

〈 診療の流れ mederiの場合 〉

STEP 1 LINEで診療予約を取る

STEP2   スマホを介して診療を受ける

STEP 3 最短翌日、自宅のポストにピルが届く!(2回目以降は定期的に配送されます)

〈 費用 〉

メデリピルなら初月ピル代0円、さらに診療代はずっと無料で利用できます。副作用緩和薬の処方や、ピル服用中の体調相談が診療代無料で受けられるのは安心ですよね。また1年間以上の継続割引や、おまとめプランに変更することで国内最安水準で継続することができます。

〈 メリット 〉

24時間いつでも予約ができ、スマートフォン1つで診療が完結するため、忙しい人でも空いている時間を見つけて受診が可能です。他人の目を気にすることなく気軽に利用することができます。また、定期的に届くので毎回診療を受ける必要がなく、「今月は病院に行けなかった…」などといった心配をすることもありません。

  • ・忙しい人でも隙間時間に受診可能!
  • ・他人の目を気にせず利用できる
  • ・24時間いつでも予約できる
  • ・定期便で忘れることなく、簡単に手元に届く

〈 デメリット 〉

医師の指名はできません。しかし、メデリピルの場合は女性医師の希望ができるので、初めてのオンライン診療でも安心して受けられるのではないでしょうか。

ピルをネット通販(個人輸入)で購入するのは危険

ピルは、医師の診療を受けたうえで処方してもらうことが必要な医薬品です。価格を抑えて購入するために海外の通販サイトなどから個人輸入すると、医薬品ではない偽造品や不純物などが混入している可能性があります。また重篤な副作用や健康被害など、さまざまなリスクが伴います。さらに、個人輸入でピルを服用した場合に起こった健康被害については国の医薬品副作用被害救済制度の対象外になりますので注意が必要です。

ピルを購入する際の病院・オンラインクリニックの選び方

ピルを購入するには、病院もしくはオンラインクリニックなどで医師の診療を受ける必要があることが分かりました。しかし、病院かオンラインクリニックか、それぞれの違いが分からなければどちらを利用すべきか判断しがたいと思います。ピルの値段と種類、発送時期や診療時間、そしてアフターフォローまでを比べてみました。それぞれの特徴を知って、自分の生活にあった選択をしてみてくださいね

ピルの値段

ピルの値段は病院やサービスによって違いがありますが、大きく分けて「自由診療」か「保険適用」かによって変わってきます。病院の場合、子宮内膜症や月経困難症などの治療目的で処方される場合は保険適用となりますが、避妊目的の場合は基本的に自由診療となります。自由診療の場合、病院やオンラインサービスに関わらず、1シート3,000円前後での処方が一般的です。病院であれば、薬代に追加で初診料が加算されます。オンラインサービスの場合、診療代は1,500円前後のサービスが多く、メデリピルでは低用量ピルは診療代無料で処方してもらうことができます。

ピルの種類

医療機関によって取り扱っているピルの種類が異なるだけでなく、ピルによって期待できる効果も異なり、自分の悩みに合わせて服用する種類を決める必要があります。

mederiでは、低用量ピルは6種類を取り扱っております。ピルにはたくさんの種類がありますが、安全性と体質などを考慮して、医師が適したものを処方しますので、まずは気軽に相談してみましょう。

ピルの発送時期 ※オンラインのみ

mederiの場合、最初のお届けは医師の診療及び処方完了後、すぐに行われます。 2シート目は20日後、3シート目以降は28日周期で発送されます。サービスによっては診療から発送まで数日かかることもありますので、診療後すぐにピルを受け取りたい場合は病院を受診した方が早いでしょう。

診療時間

病院の診療時間は一般的に平日の9時~17時などの時間帯で受け付けているところが多いです。病院によっては夜遅くまで開いているところもありますが、地域や病院によって診療時間はさまざまです。対してオンラインクリニックの場合は、土日祝日も営業しているサービスが多く、mederiでは23時まで診療を行っていますので、平日の仕事終わりや休みの日に診療を受けることも可能です。

アフターフォロー

病院では、診療後の体調について相談したい場合、再度病院を受診することで相談することができます。オンラインクリニックの場合は、LINEやWeb上で相談できるところが多いです。mederiでは、LINEから服用中の副作用や心配なことを相談することができます。無料で利用できるので手軽に不安を取り除くことができるのではないでしょうか。

低用量ピルの服用ならメデリピルへご相談ください

低用量ピルは継続的な避妊としての役割を果たすのはもちろん、以下のような副効用が期待できます。

  • ・生理痛の改善
  • ・生理不順の改善
  • ・経血量の減少
  • ・PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)の改善
  • ・ニキビや肌荒れの改善

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。

ピルの購入でよくあるQ&A

産婦人科でピルだけもらうことは可能?

可能です。初診の場合でも、血圧や体重測定、また必要に応じて内診などを行い、医師が処方可能と判断した場合には処方してもらうことができます。

ピルは保険適用できる?

月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的として処方されるピルは保険適用になりますが、継続的な避妊を目的とした受診の場合は、自由診療となるので適用はされません。

ピルは中学生・高校生でも購入可能?

中学生・高校生でもピルを利用することができます。未成年の場合は、必ず事前に保護者の同意を得ておきましょう。また、服用中のリスクや飲み方の説明などもあるため、できるだけ保護者同席のもとで診療を受けることが望ましいです。

ピルは男性でも購入可能?

男性はピルを服用することは出来ません。低用量ピルをはじめとした各種ピルは、あくまで女性が服用するために作られているものですので、男性に処方されることはありません。また医薬品になるので、男性がパートナーのために代理購入などもできないので注意しましょう。

妊娠中でもピルは服用してもいい?

妊娠していた場合、妊娠に気付かずピルを服用しても、胎児への影響を心配する必要はないといわれています。しかし、妊娠が判明した時点でピルの服用は止めましょう。

まとめ

ピルは医療機関での診療やオンライン診療を利用して処方してもらうことが基本です。ピルは継続的な避妊の他に、生理痛の軽減や生理不順の改善、にきびや肌荒れ改善などさまざまな副効用がある薬です。まずは、医師の診療を受けて、自分の身体やライフスタイルに合ったピルについて相談してみてください。