ピルはどこで買えるの?市販の有無や購入方法、注意点、選び方などを徹底解説!

ピルは「経口避妊薬」とも呼ばれるため、避妊を目的としたイメージが強いですが副効用として肌荒れの改善や月経トラブルの改善などが期待できることはご存じでしょうか。「ピルを飲んでみたくて気になっているけど、どこで購入すれば良いか分からない。」「副作用などが心配で飲み始める一歩が踏み出せない。」など1人で悩みを抱えていませんか。

この記事では、ピルの基本情報から購入方法、注意点、そして選び方などを徹底解説!また、オンライン処方サービスならではの手軽さについてもご紹介します。

市販でピルを購入することはできない

低用量ピルは「医療用医薬品」に該当するため、日本では医師の診療をもとに出される処方箋が必要となります。つまり、ドラッグストアのような市販薬(処方箋が必要のない薬)を販売しているお店では購入ができません。

しかし、アフターピルは自身の望まない妊娠を避けるための最終手段でもあり、また性行為から72時間以内の服用が必要になるうえに、医師の診療が必要という制約があるため、入手が困難なことが課題となっています。そのため、日本では一定の要件を満たす薬局に限定し、2023年秋ごろから調査研究として試験的に販売の運用を開始することが決まりました。

ピルはどこで買えるの? 購入方法と注意点

現在、日本でピルを購入できる方法は以下の2つです。

① 産婦人科など、医療機関で診療を受けて処方してもらう

② スマホやPCからオンライン診療を受けて処方してもらう

それぞれ診療の流れや費用が異なり、自分のライフスタイルにあった方法を選ぶことができます。

病院での処方

医療機関は、婦人科で処方してもらうことが一般的ですが、内科などでも処方してもらうことができます。

〈 診療の流れ 〉

STEP 1 ピルの処方をしてほしい旨を伝える

STEP 2 問診

STEP 3 検査 (必要に応じて、内診、血液検査 など)

〈 費用目安 〉

初診1,000円、再診500円程度の診療代に薬の値段が加わった金額です。保険適用か自由診療、また薬の種類によって薬代は変動します。

〈 メリット 〉

対面診療であることの安心感から、言いづらいことでもその場で相談しやすいでしょう。また、検査機器が揃っているため、その場で検査が必要であると診断されても対応が可能であることがメリットです。

〈 デメリット 〉

近くに病院がない場合、通院に時間がかかるだけでなく予約が取りづらい場合があります。また、診療までの待ち時間などが長いとトータルの拘束時間が2~3時間になることも考えられます。

オンライン診療の処方

〈 診療の流れ メデリピルの場合 〉

STEP 1 LINEで診療予約を取る

STEP2   スマホを介して診療を受ける

STEP 3 最短翌日、自宅のポストにピルが届く!(2回目以降は定期的に配送されます)

〈 費用 〉

メデリピルなら初月ピル代0円、さらに診療代はずっと無料で利用できます。副作用緩和薬の処方や、ピル服用中の体調相談が診療代無料で受けられるのは安心ですよね。また1年間以上の継続割引や、おまとめプランに変更することで国内最安水準で継続することができます。

〈 メリット 〉

24時間いつでも予約ができ、スマートフォン1つで診療が完結するため、忙しい人でも空いている時間を見つけて受診が可能です。他人の目を気にすることなく気軽に利用することができます。また、定期的に届くので毎回診療を受ける必要がなく、「今月は病院に行けなかった…」などといった心配をすることもありません。

  • ・忙しい人でも隙間時間に受診可能!
  • ・他人の目を気にせず利用できる
  • ・24時間いつでも予約できる
  • ・定期便で忘れることなく、簡単に手元に届く

ピルをネット通販(個人輸入)で購入するのは危険

ピルは、医師の診療を受けたうえで処方してもらうことが必要な医薬品です。価格を抑えて購入するために海外の通販サイトなどから個人輸入すると、医薬品ではない偽造品や不純物などが混入している可能性があります。また重篤な副作用や健康被害など、さまざまなリスクが伴います。さらに、個人輸入でピルを服用した場合に起こった健康被害については国の医薬品副作用被害救済制度の対象外になりますので注意が必要です。

ピルを購入する際の病院・オンラインクリニックの選び方

ピルを購入するには、病院もしくはオンラインクリニックなどで医師の診療を受ける必要があることが分かりました。しかし、病院かオンラインクリニックか、それぞれの違いが分からなければどちらを利用すべきか判断しがたいと思います。ピルの値段と種類、発送時期や診療時間、そしてアフターフォローまでを比べてみました。それぞれの特徴を知って、自分の生活にあった選択をしてみてくださいね

ピルの値段

ピルの値段は病院やサービスによって違いがありますが、大きく分けて「自由診療」か「保険適用」かによって変わってきます。病院の場合、子宮内膜症や月経困難症などの治療目的で処方される場合は保険適用となりますが、避妊目的の場合は基本的に自由診療となります。自由診療の場合、病院やオンラインサービスに関わらず、1シート3,000円前後での処方が一般的です。病院であれば、薬代に追加で初診料が加算されます。オンラインサービスの場合、診療代は1,500円前後のサービスが多く、メデリピルでは低用量ピル、超低用量ピルは診療代無料で処方してもらうことができます。

ピルの種類

医療機関によって取り扱っているピルの種類が異なるだけでなく、ピルによって期待できる効果も異なり、自分の悩みに合わせて服用する種類を決める必要があります。

メデリピルでは、低用量ピルは6種類を取り扱っております。ピルにはたくさんの種類がありますが、安全性と体質などを考慮して、医師が適したものを処方しますので、まずは気軽に相談してみましょう。

診療時間

病院の診療時間は一般的に平日の9時~17時などの時間帯で受け付けているところが多いです。病院によっては夜遅くまで開いているところもありますが、地域や病院によって診療時間はさまざまです。対してオンラインクリニックの場合は、土日祝日も営業しているサービスが多く、メデリピルでは23時まで診療を行っていますので、平日の仕事終わりや休みの日に診療を受けることも可能です。

アフターフォロー

病院では、診療後の体調について相談したい場合、再度病院を受診することで相談することができます。オンラインクリニックの場合は、LINEやWeb上で相談できるところが多いです。メデリピルでは、LINEから服用中の副作用や心配なことを相談することができます。無料で利用できるので手軽に不安を取り除くことができるのではないでしょうか。

低用量ピルの服用ならメデリピルへご相談ください

低用量ピルは継続的な避妊としての役割を果たすのはもちろん、以下のような副効用が期待できます。

  • ・生理痛の改善
  • ・生理不順の改善
  • ・経血量の減少
  • ・PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)の改善
  • ・ニキビや肌荒れの改善

ピルの基本情報をおさらい

ピルとは、経口避妊薬とも呼ばれ、「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2つの女性ホルモンが主成分となったお薬です。排卵の抑制、受精卵の子宮内膜への着床を阻止、精子の子宮内への侵入を阻止、というはたらきにより避妊効果が得られるようになります。このうち、卵胞ホルモンの含有量の違いによって以下の5種類に分類されます。

またピルには避妊効果だけでなく、PMS緩和や生理痛緩和など、いくつかの副効用もあります。医師と相談の上、自分の症状にあった適切なピルを処方してもらうことが大切です。

分類 主な薬品 期待できる効果
低用量ピル ラベルフィーユ、ファボワール、マーベロンなど 避妊
超低用量ピル ルナベルULD、ヤーズ、ヤーズフレックスなど 月経困難症、子宮内膜症の治療
中用量ピル プラノバール 月経移動、不正出血や無月経の治療、月経困難症の治療
ミニピル セラゼッタ 避妊、月経困難症の治療
アフターピル レボノルゲストレル 緊急避妊

低用量ピルの効果って?

低用量ピルは、以下のような多くの副効用を併せ持つ女性の生活改善薬です。個人差はあるものの、服用開始からだいたい2〜3か月のうちに変化が出るといわれています。最低3か月は服用を継続し、3か月以降も効果がなければ医師へ相談してみましょう。ピルに含まれている黄体ホルモンにはいくつか種類があり、ピルの種類を変更することで改善されることもあります。

避妊の効果に関しては、生理1〜5日目以内に服用を開始した場合、その日から避妊効果が得られるといわれています。飲み忘れがない限り、服用期間は避妊効果が持続します。

生理日を移動するためには中用量ピルが有効

ピルは服用の目的によってそれぞれのホルモンの配合量やバランスが異なり、卵胞ホルモンの配合量の少ない順に、超低用量・低用量・中用量などと分類されます。旅行や記念日といった大切なイベントと生理の期間を被らせないなどの理由で、生理日移動を目的として使用されるのが、中用量ピルです。

中用量ピルはホルモンの配合量が多いため、生理の周期をコントロールすることが可能です。しかし、その反面で、服用当初は副作用が出ることがあります。代表的な副作用が吐き気や頭痛ですが、日常生活に支障がなければそのままピルを飲み続けても問題ありません。辛い場合は痛み止めや吐き気止めを併用することも可能です。

低用量ピルも1~2か月服用している状態であれば、月経移動が可能です。ピルで生理日移動をしたい場合は生理を避けたい日に対して余裕を持って医師の診療を受けるようにしましょう。

低用量ピルによる副作用とは?

低用量ピルを服用することで、体内のホルモンバランスが変化し、副作用と呼ばれるむくみ、吐き気や頭痛などが起こることがあります。副作用による症状は毎日服用を続けていると次第に現れなくなります。まずは3か月間服用を続けて、吐き気や頭痛が出た場合は吐き気止めを服用したり、楽な姿勢で過ごしたりしましょう。吐き気や頭痛が心配な方は、ピルを飲む時間を就寝前にすると副作用のピークが寝ている間にくるので、症状を感じにくくなります。3か月以上服用を続けても吐き気が続く場合や、生活に支障がでるほど症状がひどい場合は、医師に相談し種類変更などを検討してみてください。

〈 主な副作用 〉

吐き気/乳房の張り/不正出血/頭痛/下腹部痛/むくみなど…

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。

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※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1か月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

ピルの購入でよくあるQ&A

産婦人科でピルだけもらうことは可能?

可能です。初診の場合でも、血圧や体重測定、また必要に応じて内診などを行い、医師が処方可能と判断した場合には処方してもらうことができます。

ピルは保険適用できる?

月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的として処方されるピルは保険適用になりますが、継続的な避妊を目的とした受診の場合は、自由診療となるので適用はされません。

ピルは中学生・高校生でも購入可能?

中学生・高校生でもピルを利用することができます。未成年の場合は、必ず事前に保護者の同意を得ておきましょう。また、服用中のリスクや飲み方の説明などもあるため、できるだけ保護者同席のもとで診療を受けることが望ましいです。

ピルは男性でも購入可能?

男性はピルを服用することは出来ません。低用量ピルをはじめとした各種ピルは、あくまで女性が服用するために作られているものですので、男性に処方されることはありません。また医薬品になるので、男性がパートナーのために代理購入などもできないので注意しましょう。

妊娠中でもピルは服用してもいい?

妊娠していた場合、妊娠に気付かずピルを服用しても、胎児への影響を心配する必要はないといわれています。しかし、妊娠が判明した時点でピルの服用は止めましょう。

まとめ

ピルは医療機関での診療やオンライン診療を利用して処方してもらうことが基本です。ピルは継続的な避妊の他に、生理痛の軽減や生理不順の改善、にきびや肌荒れ改善などさまざまな副効用がある薬です。まずは、医師の診療を受けて、自分の身体やライフスタイルに合ったピルについて相談してみてください。

低用量ピルによる吐き気が辛い…対処法や注意点を解説

低用量ピルを飲み始めたばかりで吐き気に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ピルは飲み始めたばかりはホルモンバランスが安定せず、吐き気をはじめとする副作用が出てしまう場合も少なくありません。しかし、継続して飲み続けることで副作用は次第に軽減されるので安心してください。

この記事では、低用量ピルの副作用による吐き気が続く期間や、吐き気の対処法、吐いてしまった場合の注意点について解説します。

低用量ピルによる吐き気はいつまで?

低用量ピルの服用を始めてから吐き気の症状が現れた場合は、ピルの副作用によるものがほとんどです。日本産科婦人科学会による「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版)」によると、吐き気の症状は低用量ピルの副作用のなかでも比較的多い頻度で現れると報告されています。

【低用量ピルの主な副作用と発生頻度】

副作用 発生頻度
吐き気・嘔吐 1.2~29.2%
乳房の張り 0.1~20.0%
頭痛・偏頭痛 3.4~15.7%
下腹部痛 0.1~6.9%
浮腫 1.0~3.2%
食欲不振 0.1~1.9%
眠気 0.3~1.2%

参照:日本産科婦人科学会編「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版)

低用量ピルを服用することで、体内のホルモンバランスが変わることによって、むくみ、眠気や吐き気などのマイナートラブルが起こることがあります。飲み始めの1〜3ヶ月は副作用が出やすい時期です。

低用量ピルにはエストロゲンとプロゲステロン類似ホルモンが含まれていて、それらのホルモンの働きによって「妊娠した」と脳が勘違いすることで吐き気が発生します。つまり、悪阻(つわり)に似た症状が出てしまうのです。

症状が軽い場合は1~3ヶ月服用を続けて様子を見る必要があります。吐き気が心配な方は、吐き気を感じにくい夕食後か就寝前に服用すると良いでしょう。

その他の症状も、多くの場合は飲み始め2〜3ヶ月以降には落ち着くため、まずはからだが慣れるまで服用を続けてみることが大切です。最低3ヶ月ほどを目安に服用を続けて様子を見ましょう。

低用量ピルによる吐き気がひどいときの対処法3つ

低用量ピルの服用後に吐き気がひどい場合は以下の対処法を活用してみましょう。

ひどい吐き気の症状が毎回現れる場合は、医師に相談のうえ種類の変更を検討しましょう。

吐き気止めを飲む

低用量ピルの副作用による吐き気は吐き気止めを服用することで改善する場合があります。

市販の酔い止めや吐き気止めを服用しても問題ありませんが、服用する前に医師に相談すると良いでしょう。メデリピルでも吐き気止めを処方可能です。1~3ヶ月以上続く場合は医師に相談のうえ、ピルの種類の変更を検討しましょう。

ピルは一般的な風邪薬や痛み止め、胃薬、抗アレルギー剤、抗生物質などを併用しても問題ありません。しかし、以下の薬はピルの効果を弱める可能性があるので避ける必要があります。

●抗てんかん薬(バルビツール酸系・ヒダントイン系)
●精神刺激薬(モダフィニル)
●抗結核薬(リファンピシン、リファブチン)
●抗HIV薬(非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬・HIVプロテアーゼ阻害薬)
※2020年ガイドラインでは、抗生剤との併用は可能

上記のほかにも、飲み合わせた薬の効果を強めたり弱めたりする可能性のある薬もあるため、服用中の薬がある方は必ず医師に伝えてください。

安楽な姿勢をとる

吐き気がひどいときは楽な姿勢をとることも重要です。以下の工夫をするだけで吐き気が緩和される場合があります。

●自分にとって楽な姿勢をとる

前屈姿勢にならないように、ローソファや座椅子などで足を投げ出して背中のリクライニングを少し倒して座ります。ベッドの場合は背中にクッションや枕を挟んで楽に感じられる姿勢をとるようにします。

●嘔吐がある場合は仰向けを避ける

嘔吐物による誤嚥を防ぐため、横向きに寝るようにしましょう。このときに、クッションや枕を2つ用意し、1つは足の間に挟み、もう1つは抱きかかえるとリラックスした姿勢をとれます。座った方が負担が少ない場合は座っても問題ありません。

●ゆったりとした衣類を着る

衣類の締めつけは吐き気を悪化させてしまう原因になります。特にお腹周りを圧迫しないように、下着や衣類はゆったりしたものを身に着けましょう。

吐き気がひどく吐いてしまう可能性があるときは、洗面器や飲料水、ゴミ箱、ティッシュなどを用意しておくことをおすすめします。吐いてしまった場合は、少量の冷たい水やレモン水で複数回うがいをして、口のなかの不快感を取り除きます。吐いてしまった場合の注意点については後ほど解説します。

病院を受診する

吐き気が長期間続いている場合や吐き気以外にも症状がある場合は、低用量ピルの副作用によるものではない可能性もあります。吐き気だけでなく腹痛や不正出血が長期間続く場合は病気が考えられるため、医師にご相談ください。

ピルの副作用以外の吐き気で考えられる病気は以下のとおりです。

●消化器系疾患

急性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がん、虫垂炎、腸閉塞などが考えられます。吐き気のほか、急な腹痛、胸痛、嘔吐物に血が混じるなどの症状が現れます。

●消化器疾患以外の疾患

くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍、心筋梗塞、食中毒、ストレス(精神的嘔吐)などが考えられます。脳や心臓に関する疾患の場合は緊急性を要するので注意が必要です。

吐き気や腹痛、不正出血で考えられる病気は以下のとおりです。

●子宮内膜症

本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が卵管や卵巣、腹膜など子宮以外の部位に発生してしまう病気です。吐き気や嘔吐、生理痛、下腹部痛、腰痛、性交痛、排便痛などの症状があります。

●子宮付属器炎

膣から大腸菌やブドウ球菌、クラミジアなどの微生物が入り込み、卵管や卵巣が炎症を起こす病気です。下腹部痛が主な症状ですが、そのほかにも吐き気や嘔吐、発熱、不正出血などが現れる場合があります。

●骨盤腹膜炎

骨盤内にある膀胱、直腸、子宮、卵管などの表面を覆っている腹膜に起こる炎症です。子宮頸管炎や子宮内膜炎、子宮付属器炎などが悪化して発症します。下腹部痛や吐き気、嘔吐、腹部膨満感、下痢、便秘、性交痛、不正出血などさまざまな症状が現れます。

ピルの副作用で腹痛や不正出血が見られることがあるので、1~3ヶ月間は様子を見ましょう。しかし、この期間以上服薬を続けても症状がひどい場合は婦人科を受診する必要があります。自己判断で服薬を中止せず、検査をしてから、ピルの服薬を継続するか、種類を変更するか検討しましょう。

ピルの副作用に関しては、下記の記事で詳しく説明しているので、あわせてチェックしてみてください。

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低用量ピルの服用後に吐いてしまった場合の注意点2つ

低用量ピルの服用後に嘔吐してしまった場合は以下に注意する必要があります。ピルを嘔吐してしまった場合の注意点や対応について確認しておきましょう。

ピルの効果の低減

低用量ピルの服用後に吐いてしまうとピルの効果が低減してしまう恐れがあります。日本産科婦人科学会の「低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)」では、ピルを正しく服用していたにもかかわらず妊娠した137例のうち46%が嘔吐または下痢が原因の可能性があると報告されています。

以下の表を参考に嘔吐の状況に応じて適切な対応をとりましょう。

嘔吐の状況 服用方法
服用後3時間以内の嘔吐 速やかに再度服用する
24時間以上続く嘔吐 服用を一旦中止する

参照:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)

●服用後3時間以内の嘔吐

1日限りの嘔吐の場合、ピルの最高血中濃度に達する3時間を過ぎていれば避妊効果が保たれると考えられます。従って、服用後3時間以内に嘔吐した場合は、できる限り速やかに再度服用し、さらに翌日いつもの時間に服用してください。3時間を過ぎている場合は、翌日の決まった時間に1錠服用します。

●24時間以上続く嘔吐

この場合は、ピルが吸収されていないか不完全な吸収で、十分な避妊効果が得られない可能性があるのでピルの服用は一旦中止しましょう。嘔吐の症状がなくなったあとの対応はピルを飲み忘れた場合の対応と同じです。

嘔吐で1錠服薬できなかった場合は症状がなくなったあとに速やかに1錠服薬し、残りの錠剤は予定通りに服薬してください。2錠以上服薬できなかった場合はできる限り速やかに1錠服薬し、そのあとはいつもどおりに服薬を続けます。

血栓症のリスクの増加

低用量ピルの服用後に嘔吐してしまうと血栓症のリスクが増加する恐れがあります。ピルを服用している間、特に血栓症を起こしやすいのは服用開始から3ヵ月以内の時期とされています。ピルの服用を中止して4週間以上経ってから再度服用開始した場合も、初回服用時と同様、血栓症のリスクが再び高まります。嘔吐によって服用を中止して4週間以上経ってから再開した場合、血栓症のリスクが高い期間が繰り返されることになるので、血栓症のリスクが増加してしまうのです。
血栓症を予防するためには、こまめな水分補給をしましょう。体内の水分が不足すると血液の流れが滞って血栓ができやすくなるからです。1日に1.2~2リットルの水分を摂取することが理想的です。また、過度なストレスや疲労感によって血小板が過剰に働いて溶けきれなかった血栓が血栓症を引き起こす可能性があるとも言われています。ストレスや疲労を溜め込まないためにも心身ともにしっかり休息をとるようにしましょう。

血栓症の症状として、以下が挙げられます。

●激しい腹痛
●激しい頭痛
●激しい胸痛、息苦しい、押しつぶされるような痛み
●ふくらはぎの痛み・むくみ、握ると痛い、赤くなっている
●見えにくい所がある、視野が狭い、舌のもつれ、失神、けいれん、意識障害

血栓症リスクの高い人の特徴は以下のとおりです。

●40歳以上
●35歳以上でタバコを1日に15本以上吸う
●重度の肥満
●重度高血圧
●血栓症の既往歴がある
●血栓症の家族がいる

血栓症リスクが高い人は多くの場合、低用量ピルを処方してもらえません。しかし、ミニピルであれば処方可能です。ミニピルとは、低用量ピルに含まれる「卵胞ホルモン(エストロゲン)」を含まず、黄体ホルモン(プロゲステロン)のみ含有している薬です。低用量ピルと比較して血栓症リスクがほとんどないことから、低用量ピルを処方できない人も服用できます。正しく服用すれば、低用量ピルと同等の避妊効果が得られます。

ミニピルは低用量ピルと比較して吐き気や頭痛などの副作用が少ないので、吐き気が心配な方はミニピルを検討してみても良いでしょう。

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低用量ピルによる吐き気は無理せず対処を

低用量ピルの服用による吐き気はよくある副作用です。副作用による吐き気は長期間服用を続けていると次第に現れなくなります。まずは1~3ヶ月間服用を続けて、吐き気が出た場合は吐き気止めを服用したり、楽な姿勢で過ごしたりしましょう。吐き気が心配な方はピルを飲む時間を夕食後や就寝前にするのもおすすめです。長期間服用を続けても吐き気が続く場合や、症状がひどい場合はピルの種類の変更や他の原因を調べるために医師に相談してください。

Q&A

低用量ピルを嘔吐してしまった場合はどうすればいいですか?

ピルを服用してから3時間以上経過している場合の対応は必要ありません。服用後3時間以内に嘔吐してしまった場合はすぐにもう1錠服薬してください。

嘔吐が24時間以上続いてしまいましたが、ピルの服用は続けてもいいですか?

ピルの服用は一旦中止してください。症状が回復したらピルを飲み忘れたときと同じように服用を再開しましょう。ピルを飲み忘れた場合の対応は以下のとおりです。

●1錠飲み忘れた場合

飲み忘れに気づいたタイミングが翌日の服用時刻前であればすぐに1錠服用し、翌日分も通常どおりのタイミングで服用します。

●2錠以上飲み忘れた場合

2日以上の飲み忘れに気づいた場合も同様の飲み方となり、基本的には気づいた時点で前日分の1錠を服用して問題ありません。飲み忘れに気づいたタイミングが服用時刻前であればすぐに1錠服用し、服用時刻にも通常どおり服用します。※1日2錠までしか内服できません。3錠以上は飲まないでください

ピルをはじめるならメデリピル

ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
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メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
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診療担当するのは現役の産婦人科医

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何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

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正しい知識をお届け

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※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

低用量ピルで生理日を移動!生理日を遅らせる・早める方法は?

女性にとって、毎月訪れる生理に関する悩みは尽きません。痛みを伴ったり出血の量が多かったりするなど、生理日はスケジュール通りに過ごすことができず頭を抱えることも……。実はこうした悩みの数々は、低用量ピルを服用することで、改善できるといわれています!今回は、低用量ピル服用での生理日移動方法を、詳しく解説していきます。

低用量ピルで生理周期が安定させられる

低用量ピルの多くは1シート28日周期で構成されており、休薬/偽薬期間に生理がきます。低用量ピルの服用を続けることで生理周期が安定し、休薬/偽薬期間に出血が起こる仕組みになっているので、いつ生理が来るかわからないという状況からは解放されます。生理周期が安定することで、次回の生理日も明確になるため、旅行やデートなどの予定をたてやすくなることも大きなメリットです!

低用量ピルで生理日をずらす方法

低用量ピルの服用で、「生理日を遅らせる」「生理日を早める」ことが可能となり、大事な予定が入っている日が生理にならないように調整することができます。ちなみに、生理日を遅らせる/早める日数の目安は、最大2週間程度です。移動の日数が長いと失敗する可能性は高くなるのでご注意ください。

※確実に生理日を移動させたい場合は中用量ピルの利用を推奨いたします

また、中用量ピルについては、漫画でわかりやすく解説しているので、時間のない方は下記で詳しくチェックしてみてくださいね。

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生理日を遅らせる

①21錠目まで服用後、すぐに22錠目以降の偽薬期間にうつらずに、新しいシート(※1)を生理が来てほしくない日まで服用します。
②生理が来てほしくない日まで服用したら、偽薬期間を7日間設けて、残っているシート(※2)または新しいシートを飲んでください。

※1  1相性ピル(ファボワール/マーベロン)の場合は新しいシートの1錠目、3性ピル 漸増型(ラベルフィーユ/トリキュラー)の場合は12錠目から、3相性ピル中間増量形(シンフェーズ)の場合は8錠目から飲んでください
※2 先に飲んだ分、次月の生理が早めにきてしまうので周期をずらしたくない場合は残っているシートを破棄し、新しいシートを服用開始ください

生理日を早める

実薬(1〜3列目)を服用中に早めたい日数分の錠剤をスキップし、偽薬を服用開始いただければ、スキップした分前倒しで生理が来ます。

生理日移動以外のピル効果

低用量ピルを服用することで、女性ホルモンのバランスをコントロールすることができ、「生理不順の改善」「生理痛の軽減」「生理不順」などの多く女性が悩んでいる生理に関する悩みを緩和させることができます。また低用量ピルは生理に関する悩みを解決するだけでなく、避妊効果をもたらすので、主体的な避妊を行うことも可能です。

生理痛の軽減

低用量ピルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンを配合した薬剤です。服用することで排卵が抑制され、子宮内膜の増殖が抑えられて厚くなりにくくなります。これにより痛みを伴うほどの子宮の収縮運動が抑えられ、生理痛が軽減します。

経血量の減少

低用量の卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が子宮内膜に作用することによって、子宮内膜が薄く保たれるため、経血量が少なくなります。

生理不順の改善

低用量ピルの多くは1シート28日周期で構成されており、休薬/偽薬期間に生理がきます。1シートの28錠目まで飲み終えたら、新しいシートを飲み始めます。低用量ピルの服用を続けることで生理周期が安定し、休薬/偽薬期間に出血が起こる仕組みになっているので、いつ生理が来るかわからないという状況からは解放されます。生理周期が安定することで、未来の生理日も明確になるため、旅行やデートなどの予定をたてやすくなることも大きなメリットです!

⚠️服用中のトラブル

低用量ピルを服用中に出血が起こったら?

休薬/偽薬期間外に起きた出血は「不正出血」と呼ばれます。生理は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が減少することにより、剥がれ落ちた子宮内膜と血液が排出されるものですが、不正出血はホルモンの異常、子宮や卵巣の病気などによって生じます。

不正出血が起こる主な原因として考えられるのが、ピルの副作用やストレス、ホルモン量が不安定であること、妊娠、病気などが考えられます。

低用量ピルの副作用による不正出血は、ホルモンバランスが安定していない飲み始め1〜3ヶ月に起こりやすくなります。出血する期間には個人差がありますが、低用量ピルが体に慣れるまで服用を続けることで、おさまることがほとんどです。不正出血の原因がわからない場合や症状が重い場合、あまりに長引く場合には、産婦人科の受診をおすすめします。

偽薬期間に生理が来ない!?

低用量ピルの服用中は休薬/偽薬期間には出血がおこるはずですが、出血が起こらない場合には、以下のような原因が考えられます。

原因① 正しく休薬(偽薬)期間を設けられていない

休薬期間を無視してピルを飲み続けていると、予期せぬ破綻出血が起きたり、ピルの服用をやめても生理が来なくなったりすることがあります。

原因② 妊娠の可能性

低用量ピルの服用中であっても、飲み忘れにより妊娠している可能性も考えられます。きちんと服用している場合には99.7%の避妊効果が得られると言われていますが、飲み忘れがあると数%程度避妊効果が下がってしまいます。

※一般的なデータであり効果を保証するものではありません

出典:Hatcher, RA et al.:Contraceptive Technology:Twentieth Revised Edition, NewYork:Ardent Media, 2011

飲み忘れを防ぐためにも、低用量ピルの正しい服用法をマスターしておくことが大切です。

メデリピルとは?

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3回目受け取りまでは解約は不可となります

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メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

アフターピル(緊急避妊薬)の効果や、副作用について解説

アフターピル(緊急避妊薬)とは避妊に失敗してしまった性交渉の後に飲む「緊急避妊薬」として、望まない妊娠を防ぐために使用されます。多量の女性ホルモン剤を服用することによって、妊娠を回避することができるお薬です。

アフターピル(緊急避妊薬)とは?

避妊に失敗してしまった性交渉の後に飲む「緊急避妊薬」として、望まない妊娠を防ぐために使用されます。多量の女性ホルモン剤を服用することによって、受精卵の子宮内膜への着床を防いだり、排卵を遅らせるなどして、妊娠を回避することができるお薬です。

性交渉後、72時間以内の服用を推奨しております。 早く服用すればするほど、避妊効果は高くなります。

取扱のアフターピル:ノルレボ、レボノルゲストレル
※レボノルゲストレルは後発品(ジェネリック)となります
※処方希望の方は問診回答時に選択ください

飲み方について

性交渉後、できるだけ早いタイミングで1錠服用します。
早く服用すればするほど、避妊効果は高くなりますので、できるだけ早く診療をお受けください。

アフターピルの効果

レボノルゲストレル法では避妊失敗後、72時間以内に服用すれば、高い避妊効果を得ることができます。成功率や副作用の少なさから最も使われている方法で、メデリピルもこの方法を推奨しています。

ヤッぺ法では避妊失敗後、72時間以内に服用すれば妊娠阻止率は57%です。副作用が発生しやすいといわれています。

ヤッぺ法は、副作用が発生しやすいことや国内未承認薬であることからメデリピルでは推奨しておりません。

緊急避妊法の適正使用に関する指針

飲み方について

性交渉後、72時間以内に1錠服用します。
早く服用すればするほど、避妊効果は高くなりますので、できるだけ早く診療をお受けください。

72時間を過ぎた場合でも、120時間以内の服用であれば、一定の妊娠阻止率がありますので、診療をお受けください。

副作用はある?

主な副作用に、吐き気・不正出血・生理周期の乱れ・めまい・乳房痛・下腹部痛・頭痛・だるさ・眠気・などがあげられます。このような副作用は、24時間程度でおさまる場合が多いですので、服用後はなるべく安静に過ごしましょう。

低用量ピルなら継続的な避妊効果が得られます!

低用量ピルでは服用期間中は継続的な避妊効果を得ることができます。
その他にもこんな嬉しい効果が!

アフターピルを服用後、次に来た出血が普段の生理とほぼ同様の出血量であれば、出血開始3日目から、低用量ピルを服用開始できます!

※できるだけ早く避妊効果を得たい場合は、診療にて医師に相談することを推奨します。出血の量が少ない場合や、アフターピル服用後3週間経っても出血が起こらない場合は、妊娠している可能性があるので妊娠検査をおすすめします。

緊急避妊薬(アフターピル)でよくあるQ&A

緊急避妊薬(アフターピル)について、よくある疑問について回答していきます。周りの人に聞きづらいことも、この記事をぜひ参考にしてみてください。

中用量のピルで具合が悪くなったことがあるがアフターピルを服用しても大丈夫?

アフターピルは、中用量ピルに比べて副作用が起こる確率は低いものの、服用から24時間程度は副作用が出やすい状態となります。吐き気や頭痛が心配な場合は、あらかじめピルの服用時に吐き気止めや痛み止めを飲んでおくと良いでしょう。メデリピルではピルと一緒に副作用緩和薬の処方も可能ですので、お気軽にご相談くださいね。

お酒を飲んでいても大丈夫?

基本的に問題ありません。しかし、酔いによってピルを飲み忘れてしまったり、飲み過ぎによって嘔吐したりすると、ピルの成分が完全に吸収されないこともあるので注意しましょう。

喫煙していても問題ない?

禁煙することを推奨します。喫煙は血栓症の発症リスクを高めるだけではなく、がんや心筋梗塞などの病気のリスクも高めます。また35歳以上で1日の喫煙本数が多い場合、低用量ピルを処方することも不可となります。

アフターピルとの組み合わせが悪い薬はある?

以下の薬は飲み合わせに注意が必要とされています。

《アフターピルの効果に影響する薬・サプリメント一覧》

・抗けいれん剤 フェノバルビタール・フェニトイン・プリミドン・カルバマゼピン
・HIV プロテアーゼ阻害剤 リトナビル
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤 エファビレンツ
・リファブチン
・リファンピシン
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)

このほか血液をサラサラにする薬(抗凝固剤)は、アフターピルの服用によって効果が変わることが認められています。上記の他にも、処方時に服用している薬がある場合は必ず医師に確認してからピルを服用するようにしてください。

吐き気止めと一緒に服用しても問題ない?

問題ありません。ピル服用後の吐き気が心配な場合は事前に吐き気止めを処方してもらうと良いでしょう。

服用後嘔吐をしたが大丈夫?

服用してから3時間以内の嘔吐の場合、薬の成分が体内に吸収される前に吐き出してしまっている可能性があります。追加でもう1錠服用するなどの対策が必要なため、できるだけ早く処方してもらった医療機関を受診しましょう。

服用後、車の運転をしても大丈夫?

運転に関する制限はないので、問題ありません。しかし、副作用でめまいや頭痛が起こることもあるので、服用から24時間は安静にするよう意識してください。また少しでも体調に異変を感じたら運転は控えてください。

服用後、出血が止まらないが大丈夫?

アフターピル服用後、10日以上出血が続く場合は婦人科を受診しましょう。出血量や色は人それぞれのため「消退出血」か「不正出血」なのか判別することは非常に難しいため、自己判断せず診療を受けましょう。

アフターピル服用後に低用量ピルを服用するタイミングはいつ?

アフターピルを服用した翌日から、もしくは出血が起こるのを待ってから低用量ピルの服用が可能です。出血を待ってから飲み始める場合、出血開始1日目から、服用を開始してください。

避妊成功したか判断する方法は?

アフターピルを服用すると3日~3週間後に出血が起こります。消退出血であれば成功のサインといえるでしょう。性行為3週間後に妊娠検査薬を使用し、陰性が確認出来れば高い確率で避妊に成功していると考えられます。心配な場合は病院に相談しましょう。

服用後の次の生理はいつ?

アフターピルを服用すると3日~3週間後に出血が起こります。生理予定日から10日以上経っても生理が来ない場合は妊娠検査薬を使用しましょう。

アフターピルの処方ならメデリピル

オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」ではアフターピルの取り扱いもあります。
メデリピルは、ピルが初めての方にも安心して利用していただける体制が整っています。

診療と処方を担当するのは、現役の産婦人科医のみで、診療時間も夜23時まで対応しているので、病院が開いていない時間にもアフターピルを処方してもらえます。
診療は音声通話かビデオ通話を選べるので、カメラオフでも診療を受けることができます。
アフターピルは、送料無料・最短当日発送でお届けします。東京23区内にお住まいであれば、別途送料3,850円(税込)で、処方されたその日にお届けする「当日お届けプラン」を利用することが可能です。(受付時間に限りがあります)
また、副作用が不安な方には吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方してもらえます。
今後も継続的に避妊していきたいという方には、低用量ピルも一緒に処方してもらうことができます。また、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が無料となります。
病院に行けなくとも、メデリピルのようなオンラインでのピル診療・処方サービスを利用するのもひとつの手段です。
こういった選択肢があることも知っておくと、いざという時に安心ですね。

LINEから診療予約ができる

メデリピルでは、LINEを使って診療予約や医師への相談、服薬管理などが完結します。
診療予約は24時間いつでも自分のタイミングで予約することができます。
まずはメデリピル公式LINEのお友達登録からはじめましょう♡

最短当日発送・送料無料

メデリピルでは、診療・処方が完了した時間にもよりますが、最短で当日発送されます。
届く日数はお住まいの地域によって変わるためご了承ください。
また、アフターピルの場合は送料無料になります。※1

※1 当日お届けプランは対象外です

東京23区内限定の当日お届けプラン

メデリピルでアフターピルを処方された場合、東京23区内にお住まいの方であれば、処方当日中に自宅に届く「当日お届けプラン」もお選びいただけます。
また、別途送料3,850円(税込)がかかります。ご希望の方は診療時に医師にお申し付けください。(診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります)

低用量ピルと同時処方で診療代0円

メデリピルでは、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が0円になります。
今後も継続的に避妊をしていきたいという方は、これを機に低用量ピルの服用をはじめることをおすすめします。

副作用緩和薬も処方可能

メデリピルでは、アフターピルの副作用が心配…。3時間以内に吐いてしまったらどうしよう…。という方には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方しています。
ご希望の方は、処方時に医師にお申し付けください。

メデリピルでは、アフターピルだけでなくピルが初めての方にも安心していただけるサポート体制が整っています。
安心してピルをはじめるならメデリピルがおすすめです。

PMSとは?PMSを知って賢く付き合おう

最近、馴染みのある言葉になってきたPMS。この記事では、PMSについて理解を深め、賢く付き合っていく方法をお伝えします。

PMS(月経前症候群)とは?

PMS(ピーエムエス)は、月経前症候群とも呼ばれ、生理が始まる前、3~10日間続く身体面・精神面の不調のことです。

原因

PMSの原因は諸説ありますが、⽣理前に女性ホルモンが急激に変動することが誘因の一つといわれています。通常、排卵後からは2種類の女性ホルモンが多く分泌され、生理前には急激に低下します。その結果、脳内の神経伝達物質も低下し、PMSの原因となっていると考えられています。

さらに、脳内の神経伝達物質はストレスなどの影響も受けます。そのため、PMSは単に女性ホルモンの低下だけが原因ではなく、多くの要因から起こりうるものといわれています。

症状

症状は、身体面・精神面の双方に現れる場合があります。

【身体面の不調】

頭痛、腹痛、体のだるさ、むくみ、胸の張り、肌荒れ、便秘…など

【精神面の不調】

イライラ、不安、気持ちが落ち込む、集中力の低下…など

年齢やライフステージによって個人差がある!

PMSの症状や重さには、個人差があります。年齢に伴うホルモン量の変化や、様々なライフステージにおける心の状態の変化などが、PMSに影響を与えます。個人差があるからこそ、少しでも違和感があれば医療機関への受診や薬の服用を検討してみましょう。

PMSを改善するには?

規則正しい生活習慣

まずは「食習慣」「運動習慣」を整えましょう。

食習慣において避けるべきなのは「朝ご飯を抜く」「過食」「脂質の多い食事」「アルコールやカフェインの摂りすぎ」など。PMSの改善にはこの食習慣を見直すことに加えて、バランスの良い食事を摂ることが大切です。例えば、甘いものを控えて主食をしっかりと食べる、たんぱく質、ビタミン、カルシウムを意識的に摂取することなどが挙げられます。自炊に限らず、コンビニでもこのような栄養素を含むものを選ぶと良いかもしれません。

食生活の見直しに加えて運動習慣を身につけることで、精神面、身体面双方のPMSの改善が期待できます。特に、ジョギング、ウォーキングなどの手軽な有酸素運動はPMSの改善に効果的です。1回20分〜1時間、週3回の運動で効果があるといわれています。毎日続けなくても大丈夫。1駅分歩く、動画サイトの運動を家で真似してみる、などできることから始めてみましょう。

医療機関や医療薬の利用

毎月PMSに悩まされている場合、我慢せずに医療機関や医療薬を活用することも大切です。婦人科を受診しましょう。受診する際には、自分のPMSの症状や基礎体温を記録しておくと良いでしょう。症状には個人差があることから、詳細な問診、場合によっては血液検査、内診、超音波検査などの検査が行われます。PMSには、明確な判断基準はありませんが、まずは自分の体の状態を知ることが大切です。また、カウンセリングを受けるだけでも精神的な不安が取り除かれるかもしれません。

PMSの改善に用いられる薬にはいくつか種類があります。

漢方薬などもあり、こちらは体質や症状に合わせて様々な種類があります。婦人科医や薬剤師に相談して、適切な薬を処方してもらいましょう。

ピルはどんなことができるの?

低用量ピルもPMSの改善に効果的です。低用量ピルは、2種類の女性ホルモンを少量ずつ含んでいます。服用することによって脳が排卵の指令を出さなくなり、ホルモンの増減の波がなくなります。排卵がないと、むくみや便秘、肌荒れなどの原因となる女性ホルモンの量も上がらないのでPMSの症状を抑えられるのです。

ピルをはじめるならメデリピル

ピルの服用経験がなく、PMS治療のためにピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

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※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

PMSについて理解することができたでしょうか。もしかしてあの不調はPMSなのかも、と気がついた人もいるかもしれません。PMSは、毎月起こりうる不調です。今までPMSに悩んできた人も、大丈夫だと我慢してきた人も、この機会に自分の体をさらに大切にしてください。自分の体を労わる生活習慣を取り入れ、辛いときは我慢せずに医療機関や医療薬を活用して行きましょう。

現代女性の生理回数は8~9倍に!ピル服用による卵巣ケアのメリット

女性の避妊や生理トラブルの改善のため、多くの女性に使われているピル。
このページでは、ピルによって卵巣をお休みさせることのメリットを、産婦人科医監修の元、解説していきます。

現代女性の生理回数は昔の約8~9倍


昔の女性は一生の生理の回数が 50回~100回だったという研究報告があるのに対し、現代女性の 一生の生理回数はなんと450回! 現代女性の生理回数は昔の約8~9倍になるのです。
生理の回数が増えた理由としては、出産年齢の上昇、晩婚化、初経が早いなどがあります。

ピルで卵巣ケアができるって本当?

卵巣は排卵時に傷がつき、自然に修復されます。しかし、”傷と修復” を繰り返すとガン化するリスクが上がるため、排卵回数が増えると病気に繋がりやすくなってしまうのです。

ピルは服用することにより、排卵を抑えることができるため、結果として卵巣の傷つく回数を減らすことができます。
( ※卵子の数が減らないというわけではありません。)

卵巣をお休みさせるメリット

ピル服用により卵巣をお休みさせることで以下のようなメリットがあります。

✓子宮内膜症の予防や治療ができる
✓長期服用により 子宮体がん や 卵巣がん の発症のリスクを下げられる
✓不妊のリスクの軽減にもつながる

※ 子宮内膜症・・子宮内膜という組織が、子宮の外で増えてしまう病気。人によっては不妊の原因にもなります。
※ 卵巣がん・・卵巣に発生した悪性腫瘍のこと。初期は自覚症状がほとんどなく早期発見が難しいとされています。
※ 子宮体がん・・50~60代女性に多く発生する子宮内膜にできるがん。不正出血がある場合は注意しましょう。

生理回数が増えた現代女性こそ卵巣ケアを

生理の回数が増え、卵巣に負担がかかりやすい現代女性だからこそ、卵巣ケアを意識しましょう。

またピルを服用することにより、ホルモンバランスが整い、以下のような効果が期待できます。ぜひチェックしてみてください。

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生理前のPMSで吐き気が起きる時の対処法は?市販薬やピルの効果を詳しく解説

生理前になるといつも胸がムカムカして吐き気がおさまらない…時には吐いてしまうことも…。そんなお悩みはありませんか?毎回の生理で吐き気の症状が出ると、生理がくる日が憂鬱になりますよね。そうならないために、今回の記事では生理前の吐き気の原因を理解し、事前に出来るような対策をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

生理前の吐き気の原因を知る

まずはどうして吐き気が起こるのかという原因を探っていきます。PMS(月経前症候群)の基本的な症状や吐き気の原因を確認していきましょう。吐き気に加えて、その他にも症状がある方はPMSの可能性が高いです。

生理前の吐き気は妊娠とPMSの両方の可能性

生理前の症状は、妊娠初期の症状ととてもよく似ているため、「もしかして妊娠?」と不安になる方も少なくありません。妊娠とPMSを見分ける最もわかりやすい方法は基礎体温です。妊娠した場合は、生理予定日になっても、基礎体温は下がりません。その一方で妊娠していない場合は、生理予定日に基礎体温は低下します。基礎体温をつけていれば、妊娠とPMSの症状を見極めることができます。また体温で見分ける以外の方法として、生理予定日より1週間経っていれば妊娠検査薬を使用して確認することができます。

そもそもPMSとは?

生理前になると身体がだるい、いつもよりもイライラしやすい…と感じたことはありませんか?学生なら勉強中に眠くなってしまったり、社会人なら仕事でミスが増えてしまったり、日常生活への支障も多いのではないでしょうか?。このような症状は月経前症候群(PMS)の症状の一つです。不調の原因がPMSであることや、その改善方法を知らずに症状に悩まされている方は多くいるようです。
月経前症候群(PMS)について、日本産婦人科学会は「生理前、3〜10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するもの」と定義しています。毎月、生理の3〜10日前から症状が現れ、生理が始まるとともに和らぐことが特徴です。不快な症状を引き起こしている原因は不明とされており、PMSがあるからといってホルモン分泌に異常があるわけではありません。生理のある女性の約8割が生理前には何かしらの症状を感じるといわれています。その中でも日常生活を困難にするほど強い症状を感じる女性は約5%ほどです。気分の落ち込みやイライラなどの精神的症状が強く、日常生活や社会生活に支障をきたす場合には、月経前不快気分傷害(PMDD)の可能性があります。

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PMSとは?PMSを知って賢く付き合おう

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生理前に吐き気がする原因

低用量ピルを服用している方は、飲み始めの1〜3ヶ月は副作用が出やすい時期といわれています。飲み始めたばかりはホルモンバランスが安定せず、吐き気やむくみ、眠気などの副作用が出ることも多いです。低用量ピルに含まれる、エストロゲンとプロゲステロンの働きが原因で「妊娠した」と脳が勘違いすることで吐き気など、妊娠初期のつわりに似た症状が出てしまうのです。しかし、これは継続して飲み続けることで次第に軽減されていくのでご安心ください。吐き気が心配な方は、吐き気を感じにくい夕食後や就寝前などに服用すると良いでしょう。低用量ピルを服用した場合は、最低3ヶ月ほどを目安に服用を続けて様子を見ましょう。

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生理前の吐き気は3つの方法で対処

生理周期におけるホルモンバランスの変動が原因でおこるPMS。これは生理がある女性は発症を完全に予防できない病気でもありますが、正しい対策を行うことで症状を緩和させることができます。PMSの吐き気に悩まれている方は、次の3つの対処法を参考にしてください。

①低用量ピルを服用する

PMSの根本的な原因とされるホルモンバランスの変動を防ぐためには、低用量ピルを用いた治療が主流です。低用量ピルはエストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンが含まれている薬です。一定期間服用を続けることで生理周期におけるホルモンバランスの変動を抑えることができます。低用量ピルといえば、日本では「避妊」のイメージが強いとされていますが、PMSをはじめ月経困難症、過多月経、子宮内膜症などの治療にも用いられています。正しく服用すれば十分な効果がありますので、PMSにお悩みの方は一度婦人科で相談してみるのがおすすめです。

②市販薬を使用する

軽度な吐き気であれば、市販薬を用いて症状を緩和することもできます。五苓散という漢方薬は、薬局やドラッグストアなどで気軽に購入することができ、むくみや吐き気の改善が期待できます。こちらを用いるのも良いでしょう。低用量ピルよりも副作用が少ないのが特徴です。低用量ピルと比較し、ご自身の症状の程度を考えて選択するのも良いでしょう。

③体を温める・冷やさない

PMSによる吐き気の主な原因は、急増したプロゲステロンの作用により胃腸の動きが悪くなることです。吐き気を改善するためには、胃腸の動きを促してあげるのも対処法の一つです。その例として、身体を温めて副交感神経の働きを活発にすることがあげられます。胃腸の運動は副交感神経によって刺激されるので、胃腸の動きを改善することができます。また普段から体を冷やさないことは、生理痛の緩和にも繋がります。

生理前の吐き気のよくあるQ&A

生理前の吐き気に関するよくある質問をまとめました。ここでは以下の質問に回答します。

Q生理前に吐き気がします。どのようにしたら吐き気が治りますか?

生理前に吐き気がするときの対処法は主に3つあります。

・市販の薬や病院で処方された吐き気止めを服用する

・体を温める

・低用量ピルの継続服用

低用量ピルは、生理前の吐き気を含むPMSの症状緩和にも用いられます。生理前に起こるホルモンバランスの変動が、低用量ピルによって抑えられて吐き気が良くなる可能性があります。低用量ピルは医師の診察が必要ですが、市販薬であれば、薬局やドラッグストアなどで購入できるので、手軽に入手することができます。

また普段から体を温めて血行を良くするよう心がけましょう。

Q生理前がいつもより気持ち悪いのはなぜですか?

生理前にいつもより気持ち悪くなるのは、PMSの症状と考えられます。生理前になると「プロゲステロン」と呼ばれるホルモンの分泌が多くなることが関係して、吐き気が生じていると言われています。生理前に吐き気の症状が現れ、生理が始まるとともに治まっていく場合は、PMSの可能性が考えられます。

Q生理前に気持ち悪くなるのはいつからですか?

一般的に、生理前3〜10日が気持ち悪くなりやすい時期だといわれています。この理由として「プロゲステロン」というホルモンが増えて、ホルモンバランスが変動することが原因の一つではないかとされています。

Q生理前に気持ち悪いときは何を食べればいいですか?

温かい食べ物や飲み物で副交感神経神経の働きを良くすることがおすすめです。また普段から、ビタミンB群をしっかり摂取すると気持ち悪さを予防することができます。日頃から大豆やナッツ類、緑黄色野菜などで摂取するように心掛けましょう。

QPMSの症状を妊娠初期の症状と間違えることはありますか?

生理前の症状と妊娠初期症状は似ているため、間違えてしまう方もいらっしゃいます。生理前の症状か妊娠かわからない場合は、基礎体温の確認や妊娠検査薬を使用し、不安な場合は無理に自己判断せず婦人科を受診することをおすすめします。

生理前の吐き気を緩和するなら、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピル

生理前の吐き気に加えて他にもさまざまなPMSの症状で悩んでいる方には低用量ピルで改善できる可能性があります。
ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
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まとめ

生理前の吐き気があった場合は、妊娠なのかPMSの症状なのか、見分けが難しく不安になってしまいますよね。生理前と妊娠初期に共通する症状について知っておくと安心でしょう。不安な場合は無理に自己判断せずに、婦人科を受診してみてください。

また生理前の症状が出やすい方は、継続的な低用量ピルの服用を選択肢の一つとして検討してみても良いかもしれません。自分自身の体としっかりと向き合い、最適な対処法を探してみましょう。

低用量ピルの服用中にワクチン接種はできる?血栓症のリスクや注意点を解説

私たちの生活に大きな影響をもたらした新型コロナウイルス。感染予防のため、ワクチンの接種が推奨されています。感染した場合は、症状によってピルの服用を中止する可能性がありますが、ワクチン接種の場合はどうなのでしょうか。リスクや注意点と共に解説します。

※本記事でのワクチンは「新型コロナウイルス」のワクチンを指します

低用量ピルの服用中でもワクチン接種は特に問題ない

低用量ピルの服用中に、新型コロナウイルスのワクチンを接種することは特に問題ありません。厚生労働省が発表している、ワクチン接種ができない、または注意が必要な人の条件の中に、低用量ピルの服用者は記載されていません。

新型コロナウイルスのワクチン接種ができない方

Q.厚生労働省「新型コロナワクチンを接種することができないのはどのような人ですか。

A.一般に、以下の方は、ワクチンを接種することができません。ご自身が当てはまると思われる方は、ワクチンを接種してもよいか、医師にご相談ください。

●明らかに発熱している方(※1)

●重い急性疾患にかかっている方

●ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症(※2)の既往歴のある方

●上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方

(※1)明らかな発熱とは通常37.5℃以上を指します。ただし、37.5℃を下回る場合も平時の体温を鑑みて発熱と判断される場合はこの限りではありません。

(※2)アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。

新型コロナウイルスのワクチン接種で注意が必要な方

Q.厚生労働省「新型コロナワクチンワクチンを接種するのに注意が必要なのはどのような人ですか。

A.一般に、以下の方は、ワクチンを接種するにあたって注意が必要です。当てはまる方は、予診票に記載をしていただいた上で、予診を行います。

●過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方

●心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある方

●過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた方

●過去にけいれんを起こしたことがある方

●ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある方

ワクチン接種は体調のよいときに受けるのが基本ですので、特に基礎疾患のある方は、病状が悪化していたり、全身が衰弱している場合は避けた方がよいと考えられます。ご心配な方は、医師にご相談ください。

また、新型コロナワクチンは筋肉内に注射することから、

●抗凝固療法を受けている人、血小板減少症または凝固障害のある方

は、接種後の出血に注意が必要とされています。

予診票には必ず記載しましょう

低用量ピルを服用していることは、ワクチン接種に問題ありませんが、念の為ワクチン接種前に提出する予診票や、医師による問診時などに必ず申告するようにしましょう。

低用量ピルの服用とワクチン接種による血栓症のリスク

厚生労働省の発表によると、ファイザー製やモデルナ製のワクチンと血栓症発症の因果関係は明らかではないと報告されています。一方で、アストラゼネカ製のワクチンの場合は稀に血栓症の発症が報告されています。なお、アストラゼネカ製のワクチン接種は2022年9月30日で終了しています。

ちなみに、低用量ピルを服用した場合は、1年間に1万人あたり3人から9人の割合で発症するとされています。ちなみに、妊娠中の静脈血栓症リスクは「1万人に5〜20人」であり、ピルの服用よりもリスクが上がることが分かっています。

【女性10,000人あたりの年間の血栓症発症者数】

属性 発症者数
ピル非服用の女性 1〜5人
ピル服用の女性 3~9人
妊婦 5~20人
分娩後12週の女性 40~65人

参照:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)

ワクチン接種により生理が来ないことはある?

ワクチン接種による月経不順、不正出血への直接的な影響は報告されていません 。ワクチン接種の副反応によるストレスで、生理が来なくなる可能性はあります。

ワクチン接種による副反応:注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等

低用量ピルの服用中に新型コロナウイルスに感染した場合

低用量ピルの服用中に新型コロナウイルスに感染した場合、症状に応じて下記の対応が必要となります。

※最終的な判断に関しまして、主治医の判断となります

症状 対応
入院を要するような中等症例、重症例の場合 服用は中止
軽症、または無症状 服用を継続

参照:日本産科婦人科学会2022年10月24日発表

低用量ピルの服用中のワクチン接種に関する不安は医師に相談

低用量ピルの服用をしていても、新型コロナウイルスのワクチン接種には問題ありません。しかし、不安がある場合には、接種前に問診の際、医師に相談することをおすすめします。新型コロナウイルスに感染した場合は、感染の状態によって異なるため、医師にご相談ください。

ピルをはじめるならメデリピル

ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
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1億人以上の女性が服用!低用量ピルってどんなお薬?

世界中では一億人以上の女性が服用していると言われている低用量ピル。避妊効果だけでなく、月経痛、生理不順、PMSなど生理トラブルの改善に有用とされています。
このページでは、低用量ピルの飲み方や効果、副作用などピルの基本知識について、詳しくご紹介していきます。

ピルの効果って?

低用量ピルは、服用によりホルモンバランスが整うことで、以下のような多くの副効用を併せ持つ女性の生活改善薬です。世界中では一億人以上の女性が使用しています。
個人差はありますが服用開始からだいたい2〜3ヶ月のうちに効果が出るといわれていますので、最低3ヶ月は様子を見ていただくようお願いいたします。※3ヶ月以降も効果がなければ医師に相談ください。
避妊の効果に関しては、生理1〜5日目以内に服用を開始した場合その日から避妊効果が得られると言われています。飲み忘れがない限り、服用期間は避妊効果が持続します。

出典:Hatcher, RA et al.:Contraceptive Technology:Twentieth Revised Edition, NewYork:Ardent Media, 2011

1日1錠同じ時間に服用します

低用量ピルは1日1錠、毎日同じ時間に服用するお薬です。1錠目は、生理開始日から5日目までに服用を開始します。
28錠タイプの場合、最後の7錠(プラセボ期間)が有効成分が入っていない偽薬となっており、その期間に生理が始まります。
飲む時間がバラバラであったり、飲み忘れが大きくずれると効果が弱まったり、不正出血の原因にもなるため、きちんと毎日同じ時間に服用することが重要です!

誰でも飲めるお薬なの?

低用量ピルは誰でも飲んでよいお薬ではありません。
年齢や喫煙の可否、過去の病気など条件によって処方できない場合がございます。服用する前に処方条件を確認して、自分に当てはまるものがないかチェックしましょう。不安な場合は医師に相談してみましょう。

副作用はあるの?

飲み始めの1〜3ヶ月は下記のような副作用が出やすい時期です。飲み始めから3ヶ月ほどで治まる場合がほとんどですが、3ヶ月以上続く場合には医師に相談をしましょう。

副作用症状

吐き気/乳房の張り/不正出血/頭痛/下腹部痛/むくみなど…

服用中、注意すべきことは?

低用量ピルを服用していると、わずかですが血栓症のリスクが高くなります。血栓症は血管の中で血管を詰まらせてしまう症状のことです。ピルを服用していない女性の発生率が1〜5人/1万人であるのに対し、低用量ピルを服用していると3〜9人/1万人で、わずかですが血栓症のリスクが高くなります。
特に肥満、喫煙者、高齢、家族に血栓症にかかったことのある方がいる場合は注意が必要です。

よくあるFAQ

よくあるFAQ① ”ピルを服用すると太る”はウソ!

低用量ピルと体重の増加は関係ないといわれています。 しかし、ピル服用初期の副作用であるむくみの症状により太ったと感じる場合があります。また、体調が改善して食欲が増進する場合もあるため、一時的に体重が増加してしまうことがあります。 食事量に気をつけたり、栄養バランスのよい食事を摂ったりすれば問題ありません。

よくあるFAQ② ピルの服用と不妊には関係がない

ピルの服用が不妊に関係することはありません。また、ピルにより排卵を抑えることで卵巣の傷つく回数を減らすことができ、また、子宮内膜症の予防や治療につながることで、不妊のリスクの軽減にもなります。
※卵子の数が減らないというわけではありません

よくあるFAQ③ 効果が出ても服用続けるの?

低用量ピルは服用停止すれば元の状態に戻ってしまうので、1日1錠、継続的に服用する必要があります。妊娠を望むまでは服用継続することを推奨いたします。

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生理前のうつ症状はPMDD?症状やPMSとの違い、チェック方法などを解説!

PMSは最近よく聞くけど,PMDDはよく知らない。初めて耳にした。という人も多いのではないでしょうか。生理前に、もしかしてうつ?と症状に悩んでいる方は、ぜひこの記事を読んでPMDDについて理解を深めましょう。
この記事では、PMDDについての説明とその症状を緩和するポイントについて解説していきます。

月経前不快気分障害(PMDD)とは?

生理が始まる3~10日前から心身に不調が生じる状態をPMS(月経前症候群)といいます。その中でも特に「イライラ」「気分の落ち込み」「不安」といった精神的不調の程度が重く、日常生活に支障をきたすような状態をPMDD(月経前不快気分障害)といいます。

PMDDは2013年につくられた比較的新しい概念で、国際的な精神疾患の診断基準では「抑うつ障害群」にカテゴリーされます。PMDDはうつ病と似た症状がありますが、生理前~生理開始1、2日後と発症する時期が限定されることがうつ病との違いです。

月経前不快気分障害(PMDD)の原因は何?

原因については、明らかにはなっていませんが、生理周期に伴う女性ホルモンの変化が関係しているのではと考えられています。

女性ホルモンの一つであるプロゲステロンの変化は、寝られない、不安感、落ち着かない、筋肉痛などの症状に影響するのではと考えられています。また、幸せホルモンともいわれるセロトニンは、プロゲステロンと相互に作用します。うつ病はセロトニンの欠乏が原因の一つとされており、セロトニン不足は不安、気分の落ち込み、意欲低下などの精神の症状に影響します。

このような症状を伴うPMDDになると、「精神的な不調のせいで仕事に行けない」といった、日常生活に著しい影響を及ぼす場合があります。このような症状がある場合は、医師による診断をもとに障害者手帳をもらえることがあります。

月経前不快気分障害(PMDD)になりやすい人の特徴

自分に厳しく責任感が強い、気配りができる几帳面な性格の方は、ストレスを溜め込みやすくPMDDになりやすい傾向があるでしょう。また、喫煙や飲酒の習慣、仕事や家庭内のストレスもPMDDの引き金となる場合があります。

PMDDはその症状自体辛いものですが、発達障害(自閉スぺクトラム症やADHD)をベースとして持っている場合、PMDD症状がより深刻になりやすいといわれています。

月経前不快気分障害(PMDD)の症状とは?セルフチェック

PMDDでは、下記のような症状が多くみられます。生理前に出る症状が5つ以上当てはまる場合は注意が必要です。

・イライラしやすくなる
・気分の落ち込みが激しい
・突然悲しくなる、涙もろくなる
・批判に対する感受性が高くなる
・強い不安や緊張を感じる
・集中力が低下する
・好きなことに対して興味が薄れる
・食べ過ぎてしまう
・睡眠過多、または睡眠不足
・虚無感、挫折感がある

月経前症候群(PMS)との違いは?

PMSの症状が非常に深刻であると判断されるものがPMDDです。特に精神面での不調が著しい状態であることが特徴です。

月経痛(月経困難症)との違いは?

月経困難症は月経中に現れる症状であり、PMDDとは時期に違いがあります。主な月経困難症の症状は、月経痛、腰痛、頭痛、吐き気、むくみ、下痢、気分の落ち込みやイライラなどがあります。

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月経前不快気分障害(PMDD)の症状を緩和するためのポイント

PMDDになりやすいかも?と思ったら、症状の治し方が気になりますよね。しかし、PMDDは精神疾患の一つのため、自力で対処することは難しいです。PMDDの悪化を防ぐには、日常生活の中で下記6つのポイントを意識することが大切です。

バランスの良い食事をとる

1日3食、主食・主菜・副菜を揃えたバランスの良い食事を心がけましょう。イメージは定食形式の食事です。なるべく様々な種類の食材を組み合わせることで、多くの栄養素を摂取することができます。忙しい方は、朝食の時間を確保するのが難しい方もいらっしゃるかもしれません。しかし、朝食を抜くと脳のエネルギーが不足し、イライラの悪化や集中力が低下する原因となります。欠食による栄養不足で症状が現れやすくなるため、調理せずに食べられるヨーグルトや果物、納豆、シリアルなどから取り入れてみてください。

トリプトファンを多く含む食品を摂取する

精神状態の安定に重要なのが、セロトニンという神経伝達物質です。このセロトニンを生成する材料となるトリプトファンを多く含む食品を摂取することで、PMDDの予防に繋がると考えられています。トリプトファンは体内で作り出すことができない成分のため、食事から体内に取り入れることが大切です。トリプトファンが多く含まれる食品には下記があります。

・納豆、豆腐、味噌、醤油(大豆製品)
・チーズ、ヨーグルト、牛乳(乳製品)
・米
・ごま
・鶏肉
・魚類(マグロ、カツオなどの赤魚)
・卵
・バナナ

 カフェインの摂取を控える

カフェインには神経を興奮させる働きがあり、イライラや憂うつ感を強めPMDDを悪化させる原因となります。生理1週間前~生理期間中はカフェインを含むコーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどの飲み物はできるだけ控えるようにしましょう。コーヒーや紅茶が好きで飲むことが習慣となっている方は、カフェインが含まれていないデカフェやハーブティーで代用してみてください。

 

 喫煙・飲酒を控える

喫煙者は、非喫煙者に比べてPMSまたはPMDDの発生率が4倍を超えると考えられています。受動喫煙も自律神経のバランスを崩し症状を悪化させるといわれているため、喫煙の習慣がある方は禁煙することをおすすめします。また、お酒が好きな方も注意が必要です。生理前の過度な飲酒で低血糖状態になりやすく、症状を悪化させることがあります。アルコールに強い方でも生理前~生理中は飲酒を控え、休肝日を作るように心がけてください。

 

 質の良い睡眠をとる

睡眠が不足すると、ホルモンバランスの乱れが生じPMDDの症状が悪化しやすくなります。一般的に睡眠時間は6~8時間が理想的といわれていますが、一番重要なのは睡眠の質です。必要な睡眠時間には個人差があり、睡眠時間をきちんと確保できていても、睡眠の質が悪いと寝不足になっている可能性があります。質の良い睡眠を確保するためのポイントは下記の4つです。

・昼寝をする場合は、13時~15時までに30分以内
・夕食は就寝の3時間前までに済ませる
・入浴は就寝の1~2時間前に、40℃程度の少しぬるめのお湯に浸かる
・就寝前はブルーライトを発するパソコン、スマホを触らない

適度な運動をする

PMDDの治療薬として使用されるSSRIは脳内のセロトニンの働きを増強する作用がありますが、ウォーキングなどのリズム運動もセロトニンを増やすことができます。セロトニンが分泌されるのは運動を始めてから5分後、ピークに達するのは20~30分後のため、1回30分を目安に運動を続けると効果的です。

運動する時間を作るのが難しい方は、エレベーターやエスカレーターを使用せず階段を使ってみる、一駅手前で降りて歩くといった、日常生活の中で無理のない範囲で始めてみてください。適度な運動は良い気分転換になり、ストレスの軽減にも効果的です。

月経前不快気分障害(PMDD)の症状は専門機関で治療を

PMDDはうつ病と並ぶくらい治療が必要な症状です。ライフスタイルの改善だけでは症状が改善しないことも多く、迷わず病院にいくことを推奨します。PMDDでの受診に適するのは、婦人科と精神科どっち?と迷いますよね。PMDDはPMSと同様に女性ホルモンの変動に影響されるため、まずは婦人科の受診をおすすめします。診療の結果、心の不調が大きい場合は、並行して精神科や心療内科で治療が必要になることもあります。

PMDDの治療には、SSRIなどの抗うつ剤を使用した薬物療法、低用量ピルによるホルモン療法が主流になっています。低用量ピルは、排卵を抑制することで女性ホルモンを一定に保つことができるお薬です。

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まとめ

PMDDについて、理解することができたでしょうか?PMDDかもしれないと思ったら、我慢せずに婦人科へ相談してください。また、PMDDは女性ホルモンの影響で起こる症状ですが、個人の性格や、環境によっては発症しやすい場合があります。日頃から、ストレスを溜めないこと、自分を大切にすること、を意識していきましょう。