生理の痛みを例えると強制労働!?男性でいう〇〇と同じくらい?知っておくべき生理の基本

多くの女性が苦しむ生理痛。男性や生理痛のない女性にとっては、その痛みはなかなか理解しづらいのでは?今回の記事では生理の痛みについて、生理が起きる仕組みなども交えながら詳しく解説していきます。これを機に、生理痛に対する正しい理解を手に入れましょう!

生理とは

生理とは、ひとことで言えば「子宮の一部が剥がれ落ちる現象」です。
聞いているだけでとても痛そうですね。女性は、胎児を育てる上で大切になる「子宮」という内臓を持っており、その内側部分を「子宮内膜」と言います。生理において剥がれ落ちるのは、この子宮内膜です。では、なぜ子宮内膜は剥がれ落ちてしまうのでしょうか?

生理の仕組み

まず女性の体内では、およそ月に1回のペースで「排卵」ということが行われています。これは、子宮の近くにある卵巣という部分から卵子が排出されることです。排卵が行われるとき、基本的に女性の体は妊娠することを目標としています。そのため卵子は、卵管という子宮の方へ進む道のりで精子との出会いを待ちます。
このとき、先ほどお話しした子宮内膜は、ふわふわのベットのような分厚い状態になります。これは、もし卵子と精子が出会い受精卵が誕生していた場合に、その受精卵を優しく包み込んであげられるようにするためです。

ですが、性交渉をする男女が妊娠を望んでいないときは、コンドームやピルなどを用いた避妊が行われます。そうすると、体内に精子が入りづらいため、卵子と精子が出会う確率も下がります。

受精卵が到着したときのために子宮内膜は分厚くなっていましたが、そもそも受精卵が誕生しないと、残念ながら子宮内膜は不要となるため、体内には残らず、血液と共に剥がれ落ち、体外に排出される(=生理)のです。

生理周期と体調の変化

女性には「生理周期」というものがあり、1か月で4つの体調変化があります。それぞれの期間について以下で説明します。

卵胞期

卵胞期は、生理が終わった直後〜排卵が行われる前までの期間を指します。
この期間は、比較的ポジティブな気分が続きます。エストロゲンという卵胞ホルモンが放出されることで副交感神経が刺激され、優しく外向的になれます。肌や髪のツヤも良くなり、全体的に好調な期間です。

排卵期

排卵期は、その名の通り排卵が行われる前後の数日間のことを指します。
ホルモンバランスが急激に変化することによって気分もゆれやすく、元気な時間と落ち込む時間が交互に来ることがあります。エストロゲンの量が減少することで、肌の調子も悪くなります。ここから、少しずつ気持ちが不安定になっていきます。

黄体期

黄体期には、卵子を包む役割をしていた卵胞が黄体というものに変化し、黄体ホルモンであるプロゲステロンを放出します。このホルモンの影響で子宮内膜はより分厚くなり、同時に便秘や肩こり、胸の張りなどの症状が出てきます。むくみやニキビ、肌のくすみなども見られ、不調が続く辛い期間です。

生理

先ほど説明したように受精卵が誕生しなかった場合、不要になった分厚い子宮内膜は血液とともに剥がれ落ち、体外へと排出されます。これをいわゆる「生理」と呼ぶのです。この期間は、プロスタグランジンの影響で、頭痛、後ほど説明する生理痛など、色々な不調が発生します。気持ちも憂鬱になりがちで、この暗い気分は生理が終わるまで続くことがあります。

生理の痛みはどれくらい?例えるなら?

生理前

生理前はお腹が張りやすくなります。これは、生理前の黄体期に分泌されるプロゲステロンというホルモンの影響で、腸のぜんどう運動が低下し体内にガスが溜まりがちになるからだとされています。むくみや体のだるさなどもあり、無気力になりやすい時期です。また、生理前は過食傾向になる女性も多く、自分でも驚くほどの量のごはんやお菓子を食べて、あとから自己嫌悪になることを経験した方も多いのではないでしょうか。

分かりやすく例えると、おならがなかなか出なくてすっきりしない状態のまま腰におもりを付けられ、満員電車の中でずっと立たされているような状態に近いといえます。例えば会食があっても、何もしたくない・誰にも会いたくないという気持ちになってしまいます。また、ついさっきごはんを食べたのにすぐお腹が空いてしまい、別のごはんやお菓子に手を出すということをずっと繰り返して、次第にそんな自分に嫌気が差してきます。

生理中

生理中はとにかくお腹の痛みと体全体の不快感が強い時期です。腹痛がひどすぎて朝ベッドから起き上がれない、ずっと立っているのがつらく感じるなどの状態になります。また、子宮内膜が剥がれ落ちる際に同時に血液も体外に排出され、人によっては下痢をしやすくなります。生理痛がひどい状態は医学的に「月経困難症」と呼ばれており、人によっては嘔吐したり失神したりするケースもあります。

こちらを働く男性の例で言えば、やるべきタスクが大量に溜まっている日に、腰痛・腹痛・下痢・体のだるさなど、ありとあらゆる不調が一気に押し寄せ、仕事をうまく進められない状態に近いでしょう。生理痛がひどい人の場合、お腹の内側をハンマーや金属バットで叩かれるような鈍い痛みが常に続き、ときどき太い針で刺されるような鋭い痛みが来ます。

これらを踏まえると女性の体は毎月定期的に、休んだり抵抗したりすることのできない言わば「強制労働」をさせられていると言えるかもしれません。

生理の痛みを理解してもらう大切さ

生理は女性の体で起こるものですが、だからと言って男性が生理に対して無関心でいて良いというわけではありません。男女は同じ社会の中でともに生活しているため、女性が安心して日々を過ごし仕事などでさらなる成長を目指すためには、男性からの生理に対する正しい理解と支援が重要となります。

生理の痛みを改善するには?

ここまで、具体的な生理の痛みについて説明してきましたが、そのつらい痛みはどのようにしたら改善するのでしょうか。

まずは、生理痛があるときは体を温めたり血行を良くするほうが痛みが和らぎます。
腰にカイロを当てたり膝掛けを使ったりして体の外側から温めるほか、お風呂の入浴なども効果的です。
また、痛みが強い場合は、漢方や鎮痛薬を飲むのも1つの手です。
漢方は、便秘や腰痛に作用する桃核承気湯(とうかくじょうきとう)や、体の冷えやむくみに作用する当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)がおすすめです。他にもいくつか種類があるので調べてみましょう。

つらい生理痛には低用量ピルが有効

生理痛の改善にあたっては、低用量ピルを飲むのも有効です。
低用量ピルにはプロゲステロンとエストロゲンという2種類の女性ホルモンが入っており、服用によって体内のホルモンバランスを整えることができます。同時に子宮内膜が分厚くなり過ぎるのを防ぐことができ、結果的に生理痛軽減につながります。

まとめ

今回の記事では、生理の痛みがどのようなものなのか、男性の場合の例えを用いながらご説明しました。生理に対して男女みんなが正しい理解をし、適切なサポートをしていけるようになると良いですね。

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排卵日にお腹が痛い原因などの詳細を紹介

女性のなかには、生理痛以外にも「排卵痛」に悩まされている方がいます。なぜ排卵痛は起こるのでしょうか?今回は、排卵痛の原因や期間、対処法をご説明します。

排卵日にお腹が痛い理由は、排卵痛の可能性

生理と生理の間の時期にお腹が痛い時は、排卵痛の可能性が考えられます。排卵痛とは、排卵の日、あるいはその前後1日〜2日間で、排卵に伴って起こる痛みを指します。卵子が卵巣の壁を破って外に排出され、破れた卵巣から卵胞液や血液が流れ出して腹膜を刺激することによって痛みを感じます。卵胞が破れた時に起きる出血は「排卵出血」と呼ばれ、子宮外妊娠と勘違いされることもありますが、手術は必要ありません。生理周期が28日周期の場合、次回の生理開始日から数えて約14日前に排卵日を迎えるとされています。

 

排卵日にお腹が痛い場合、子宮内膜症等の病気である可能性も

排卵痛は、通常排卵時の2日程度で終わるものなので、それ以上痛みが続く場合は、他の原因が考えられます。例えば、卵巣出血、子宮内膜症や卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)などの婦人科の病気でも、激しい下腹部痛が起こることがあります。子宮内膜症は、比較的強い生理痛が起こります。子宮内膜症の生理痛は思春期からでも始まり、年齢とともに痛みが強くなることが特徴です。子宮内膜症になると、排卵痛や生理痛はかなり強いため、ピルや鎮痛剤だけではコントロールできない方もいます。

 

排卵日にお腹が痛く、とても我慢ができない場合は早めの医療機関の受診を

鎮痛剤を飲んでもお腹が痛くて動けない…といった日常生活に支障をきたすレベルの痛みに悩んでいる方は少なくありません。生理日以外に下腹部の痛みが長く続いたり、痛みが悪化する場合は、早めに婦人科を受診し、超音波検査や血液検査を受けるようにしましょう。

 

排卵日にお腹が痛い(排卵痛)のQ&A

ここでは、排卵日にお腹が痛くなってしまった時の疑問についてお答えします。

Q.誰にでも排卵痛は起こる可能性がありますか?
A.  閉経前の女性の多くは、ほぼ毎月排卵を経験します。そのうち約40%近くの方が排卵痛を経験していると言われており、痛みに個人差はありますが、誰にでも起こりうるものだといえます。

 
Q. 放置すると痛みはひどくなりますか?
A. 通常の排卵痛であれば、時間の経過とともに自然と良くなっていくことが多いです。

しかし、稀に排卵に伴い卵巣自体が出血してしまう場合があり(卵巣出血) 、出血量が多ければ緊急手術を要することもあります。また、下腹部の痛みが非常に強かったりすると、虫垂炎や卵巣のう腫茎捻転など、手術が必要になるような疾患がある可能性も考えられます。痛みが長く続いたりする場合は、病院を受診しましょう。

Q.  どのように診断されますか?
A.   問診で生理周期などを聞き取り調査し、排卵のタイミングで起こった痛みかどうかを判断します。また、卵巣の状態を確認するため、指や器具を入れて腟内の状態を観察する内診を行う場合もあります。

 
Q.  どのような検査を行いますか?
A.   痛みの症状や生理周期の聞き取りや内診だけでなく、経腟超音波検査などを行って子宮や卵巣の状態を確認することもあります。また、腸炎などの炎症が起こる病気や、尿路結石、腎臓の病気ではないかを確認するため、血液検査や尿検査を行う場合もあります。

 
Q.  どのような薬を飲んで対処しますか?
A.  痛みが強い場合には、鎮痛剤を処方することがあります。また、痛みが毎月のように起こったり、生理の時でも痛みが強い場合は、低用量ピルの服用も検討します。低用量ピルの服用によって排卵をおさえ、痛みを和らげることが期待できます。

 

排卵日にお腹が痛い場合、低用量ピルの服用によって緩和する可能性も

低用量ピルの服用によって、排卵日の腹痛を緩和させる効果があるとされています。ピルを適切に服用すれば、基本的に排卵を抑えることができるため、排卵痛も起こりづらいです。ピルにはエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが含まれているため、卵胞を育てたり排卵に関係するホルモンが分泌されなくなり、卵胞は発育せず排卵も起こらなくなるからです。

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まとめ

今回は、排卵日にお腹が痛い原因や対処法についてお伝えしました。排卵痛は、痛みが強すぎたり、長引いたりすると卵巣出血や子宮内膜症など別の病気の可能性も考えられるので、心配になったらまずは婦人科を受診しましょう。

生理中の便秘がつらい…対策法を今すぐチェック!

ピルにはホルモンバランスを整える効果があり、避妊や生理痛の緩和に広く使用されています。この記事では、ピルの服用中に起こる効果と副作用に焦点を当て、ピルが体に与える影響について解説しています。

ピルで便秘になるって本当…⁉

低用量ピルはホルモンバランスを整える効果を持ち、主に避妊や生理痛の緩和に用いられる薬です。
一方で吐き気や頭痛、下痢などの副作用が起きることもあります。また副作用のひとつとして便秘の心配をしている人もいますが、実はピルの服用で便秘になる可能性は低いとされています。
ピルを服用することで避妊や生理痛以外のさまざまな副効用が得られます。

ピルの服用で便秘が改善する可能性もある!

ピルの服用で、便秘が改善するケースもあります。
低用量ピルには黄体ホルモンと卵胞ホルモンの2種類の女性ホルモンが含まれており、体内のホルモンバランスを調整することで排卵を抑制し避妊効果を得たり、生理痛が緩和されたりします。

ホルモンバランスが整う

女性の体は、ホルモンバランスによってさまざまな影響を受けます。
生理周期によって、体内の卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンのバランスが変化します。
このうち、黄体ホルモンには大腸の運動を抑制する作用があります。そのため黄体ホルモンが増加すると、排卵から生理の開始までの期間は便秘になりやすい傾向があります。
ピルを服用すると、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスをコントロールできます。黄体ホルモンが優位になることで引き起こされる便秘の症状を軽減し、正常な排便を促します。

子宮内膜症の改善

ピルは、子宮内膜症の軽減や予防に用いられることもあります。
子宮内膜症は、子宮内膜が腸や他の臓器にできてしまう症状です。子宮内膜が生理とともにはがれ落ちることから、痛みがひどくなります。
また子宮内膜症は直腸周囲にも起こることがあり、その結果として便秘や下痢、腹部の張りを引き起こすことがあります。
ピルには排卵を抑制し、子宮内膜を薄く保つ効果があります。他の器官にできた子宮内膜の成長も抑えるため、痛みの軽減や便秘の改善に効果があるのです。
生理になると痛みをともなった便秘が起きやすいという人は、子宮内膜症の可能性もあります。医師に相談し、治療に取り組むことで改善が期待できます。

ピルの服用で改善する困りごと

低用量ピルの服用によって、いろいろな問題が改善することもあります。
避妊効果だけではない、ピルのメリットについて紹介します。

ニキビ・肌荒れの改善

ピルには、大人になってからできるニキビや肌荒れを防ぐ効果もあります。
大人のニキビの原因となるもののひとつに、黄体ホルモンが過剰に分泌されることが挙げられます。
生理から約1週間前、つまり排卵後は黄体ホルモンの一種である「プロゲステロン」の分泌が増加します。
プロゲステロンは男性ホルモンに似た作用を持ち、皮脂の分泌を増加させ、ニキビが発生しやすい状態になり肌も荒れやすくなります。
ピルにはプロゲステロンの産生を抑制する効果があるため、ニキビや肌荒れの改善が期待できます。

一部のがんリスクの低下

ピルの服用により、いくつかのがんの発症リスクが低下することがわかっています。
まず卵巣がんの場合、ピルを5年間使用すると、約30%の発症リスクが軽減されます。10年以上使用すると、約40%のリスク低下が見込まれます。
同様に、子宮体がんについてもピルの服用でリスクが低下します。4年間使用すると約30%の発症リスクが低減し、ピルの服用をやめてからも15年近くは効果があるといわれています。
また、大腸がんの発症リスク低下に対するピルの効果も報告されています。

多毛症の改善

低用量ピルは、多毛症の治療に使われることもあります。
多毛症は女性の体毛が異常に増加する症状で、低用量ピルはホルモン治療の一環として使用されます。
この治療法では、低用量ピルに含まれる女性ホルモンのエストロゲンが多毛を引き起こすアンドロゲンを抑制し、多毛症の症状を緩和します。
ただしピルの種類や体質によっても効果は異なり、すでに生えている体毛を脱毛する効果はないため即効性はありません。

PMS・月経困難症の改善

ピルは月経前症候群(PMS)や月経困難症の治療に使われることもあります。
ピルによって卵胞ホルモンと黄体ホルモンを安定して供給することで、体内のホルモンバランスを整え、PMSや月経困難症のつらい症状を抑制します。
PMSの明確な原因については研究中ですが、ホルモンの急激な変化がPMSの原因のひとつとされており、ピルを用いることでホルモンの急激な変化を抑えます。
また月経困難症の痛みや子宮内膜症や子宮筋腫の症状を抑える効果もあり、重い生理痛や生理不順を改善する効果が期待できます。

生理周期の安定化

低用量ピルには、生理周期を安定させる効果もあります。
低用量ピルは1シートを28日サイクルで摂取し、21日間実薬を服用した後の7日の休薬期間中に生理が起こります。
ピルによってホルモンの供給をコントロールし、生理を予測可能なサイクルに調整したり、ずらしたりすることも可能です。

ピルの服用で便秘になる場合も…

ピルの服用で便秘になってしまうこともあります。
ピルが原因となる便秘は、ピルに含まれる2つの女性ホルモンである、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが体内のホルモンバランスに影響を与えることで起こると考えられています。
初めてピルの服用を始めてから2〜3か月の間に現れるとされていますが、便秘は低用量ピルの副作用の中では比較的まれで、体がピルに慣れるにつれて症状が軽減する傾向があります。
しかし症状が2〜3か月後にも改善されず、特につらい場合は医師に相談することをおすすめします。便秘が続く場合、医師に相談して異なるピルの処方や別の治療法を検討することが適切です。

ピル服用中の便秘改善方法

副作用としては珍しいものの、ピルの服用中に便秘になってしまった場合の対応方法についても知っておきましょう。

下剤・便秘薬の併用

便秘が特につらい場合は、ピルの服用中であっても便秘薬や下剤を使用することが可能です。
ただし下痢になるほど過度な使用はピルの避妊効果に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
便秘薬や下剤を飲むことは、ピルの効果に影響はないとされています。しかし、まれに不正出血を引き起こす可能性もあります。なお便秘薬の服用によって不正出血を起こした場合でも、ピルの服用は続けます。

生活習慣の改善

ピルの副作用としての便秘は珍しい症状であるため、ピル以外の要因で便秘が起こっていないかを確認しましょう。
便秘の原因には食事や水分の摂取量、運動や睡眠の不足、ストレスなどが関わってきます。
バランスの取れた食事をとって、適切な運動と睡眠、ストレスをためない生活習慣を心がけることで、自律神経と腸内環境が整い便秘が改善されることもあります。

ピルの種類を変える

便秘になった場合、ピルの種類を変更してみることもひとつの方法です。
ピルの成分、特に黄体ホルモンの種類が腸内環境に影響を与えると考えられています。ピルに含まれる黄体ホルモンは、ピルの種類によって異なります。
そのため、ピルを変えることで便秘が改善される可能性があります。
ただし新しいピルに切り替える際には、医師の指導を仰ぐことが大切です。

ピルの服用と便秘について

ピルの服用中に起こる便秘の可能性や、ピルの効果について解説しました。ピルの服用によって、まれに副作用として便秘が現れることがありますが、生活習慣の改善やピルの種類を変更することで改善が見込まれます。
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プロゲステロンの働きとは?ホルモンバランスを整えるコツを紹介

プロゲステロンの働きとは?ホルモンバランスを整えるコツを紹介

プロゲステロンを始め、体内で分泌されるホルモンは女性の身体に大きな影響を与え、ときには健康を損なってしまうこともあります。この記事では、女性ホルモンであるプロゲステロンやエストロゲンの働きを解説し、ホルモンバランスを整えやすくする食べ物や生活習慣を紹介していきます。

そもそも女性ホルモンとは?

ホルモンはさまざまな臓器の細胞から分泌され、私たちの心や身体に影響を与える物質です。
男性と女性では分泌するホルモンバランスに違いがあり、女性の場合は毎月の生理がホルモンと関係しています。
ホルモンの一種である「エストロゲン」と「プロゲステロン」は女性の生理周期を司るホルモンで、この2つの女性ホルモンのバランスが変わることで排卵や生理が起こります。
ホルモンの変化はメンタルにも影響を与えるため精神的に不安定になることもありますが、女性らしい美しさを作る役割も持っている、人体に欠かせないものです。

プロゲステロンの働きとは

女性ホルモンの一つであるプロゲステロンは、生理周期後半の排卵から生理期間に向けて優位になるホルモンです。
妊娠を維持する役割があり、体温を高め、子宮内膜を厚く維持する作用があります。女性の体温は生理の周期に合わせて低温期と高温期を繰り返しますが、高温期はプロゲステロンの働きによって起こっています。
妊娠が成立した場合はさらに分泌量が増え、乳腺を成長させる役割も持っています。

プロゲステロンが増加した時に起きる不調

プロゲステロンが増加する時期になると、身体と心に不調を引き起こすこともあります。
プロゲステロンには妊娠に備えて身体に栄養を蓄えようとする機能があり、プロゲステロンが増加する排卵から生理までの間は、むくみやすくなり食欲も増加します。
また身体の防衛機能が働き、眠気やイライラ、不安感なども感じやすくなります。

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ホルモンバランスの変化が与える悪影響

更年期障害とは

更年期とは閉経が起こる50代前後を挟んだ10年の期間のことを指し、この期間に起こる心身の不調に「更年期障害」があります。
更年期障害は卵巣の機能の低下や、閉経にともなうホルモンバランスの急激な変化によって起こり、特に女性ホルモンの一つであるエストロゲンが低下することで起こるといわれています。
また、なんらかの原因でホルモンバランスが変化することで、20-30代の女性にも更年期障害と似たような症状が起こるケースがあります。

ホルモンバランスの変化による不調の症状

ホルモンバランスが変化すると、身体と心の両方に不調をきたします。
体に起こる不調で代表的なものは、肩こり、むくみ、倦怠感、腰痛、頭痛、めまい、動悸、汗、腟などの乾燥などがあります。
精神的な不調には、イライラ、気分の落ち込み、不眠、無気力、集中力の低下などがあげられます。
ただしホルモンバランスの変化による心身の不調は、人によって程度や現れる症状が異なります。ここで紹介したもの以外にも、さまざまな症状が現れます。

ホルモンバランスを整えてくれる食材

豆類

豆腐の原材料である大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似たような機能をもつ成分です。
イソフラボンは人の生理調節機能に影響を与えるフラボノイドの一種で、ホルモンバランスを整え、更年期障害などを予防する働きを持っています。
エストロゲンの機能が衰えると、イソフラボンが代わりにエストロゲンの役割を補おうとすることがわかっています。
豆腐以外にも大豆の加工食品に含まれており、納豆やおから、きな粉、ゆば、豆乳などもホルモンバランスを整えてくれる食材です。

タンパク質

卵などのタンパク質ホルモンを産生するときに必要な栄養素です。

タンパク質はホルモン材料となる栄養素のため、肉類・魚・卵・牛乳・ヨーグルトなどを食べることで不足しがちな女性ホルモンの分泌を助けることができます。

ホルモンバランスを整えるコツ

メンタル面もホルモン分泌に関わっている

メンタルとホルモンは相互関係にあり、メンタルの良し悪しを左右することもありますが、反対にメンタルがホルモンの分泌量に影響を与えることもあります。
例えば感動できる映画をみて泣いたり、大切な家族と触れ合って安心したり、ペットと遊んで癒されたりすると、ホルモンの一種であるドーパミンやセロトニンが分泌されます。
ドーパミンやセロトニンは、エストロゲンの分泌量を増やすといわれており、心の働きによってもホルモンバランスは影響されます。逆に、大きなストレス、睡眠不足、運動のしすぎなどの負担がかかることによって、ホルモンバランスが崩れ、排卵が止まってしまったり生理がバラバラになってしまうこともあるのです。

ホルモンバランスを整える習慣

セロトニンやドーパミンなどのホルモンは、メンタルを整えることから「幸せホルモン」とも呼ばれます。
この幸せホルモンは、生活習慣によっても増やすことができます。日光を浴びたり、リラックスしたり、適度な運動や夜に睡眠をしっかりとることで、ホルモンバランスが整いやすくなると言われています

    • ・朝日を浴びる
    • ・適度な運動
    • ・十分な睡眠をとる
    • ・前向きな言葉を口にだす
    • ・ゆっくりお風呂につかる
    • ・ペットと遊ぶ
    • ・家族など大切な人たちと過ごす
    • ・何かに挑戦してみる
    • ・アロマを炊いて寝る

メデリピルなら安心して始められる

20代や30代のうちにメンタルの不調が続く場合、ホルモンバランスの乱れが影響しているかもしれません。
個人差はありますが、女性の身体は生理周期によってホルモンバランスが移り変わり、メンタル面に大きな影響を与えます。
なるべく早くメンタル面の不調を改善したいという人は、低用量ピルを考えてみてはいかがでしょうか。
低用量ピルにはエストロゲンとプロゲステロンが含まれており、服用することで身体の中のホルモンのバランスを一定に保ってくれます。
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プロゲステロンは女性の心身にさまざまな影響を及ぼしている

プロゲステロンやエストロゲンをはじめとしたホルモンが、女性の身体と心に影響を与えるメカニズムについて解説してきました。
女性は生理を迎えてからずっと、ホルモンバランスと向き合っていかなければいけません。
生理が始まってからは生理周期によって毎月ホルモンバランスが変わり、更年期を迎えてからはホルモンの減少に悩まされます。
早いうちからホルモンバランスを整える知識と生活習慣を身につけ、健康的な心と身体を維持していきましょう。

エストロゲンとは?女性ホルモンと上手く付き合っていく方法

エストロゲンは、エストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類からなる、女性ホルモンのひとつです。
女性ホルモンは主に、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)からなります。
女性の心身の変化に直接的に関与する女性ホルモンについて、生きていく上で理解を深めておくとよいでしょう。
中でも、エストロゲンとはどのような作用があるのか?上手な付き合い方をご紹介いたします。

女性ホルモンとは?

女性ホルモンとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という二種類のホルモンのことを指します。
女性ホルモンを分泌しているのは「卵巣」になります。
主な流れとして、「脳」から指令を出すことにより「卵巣」から女性ホルモンが分泌されます。
なので、女性の脳は常にホルモンの分泌量をチェックしており、減りすぎたり増えすぎたりしないように調整をしています。
脳といっても幅広いですが、司令塔として働いているのは「間脳の視床下部」になります。
簡単に言うと、ホルモンを調整するための場所です。女性ホルモンに限らず、さまざまなホルモンと操っています。
ただ、視床下部というのは非常にストレスに弱く、その影響で視床下部が働かなくなると、体調や生理時の状態にも多大な影響を及ぼします。
自身の身体のために、日頃から、なるべくストレスをためないような心がけが必要ですね。

エストロゲンの働き

エストロゲンは生殖機能に限らず、身体の健康状態の維持にも関わっています。
それでは、エストロゲンは、どういった働きをしているのかを、ご紹介いたします。

・受精卵が子宮に着床する準備(妊娠する準備)
・コレステロールや中性脂肪の調整、骨量の維持
・女性らしい丸みのある体形づくり(乳腺の発達等含む)
・肌を美しく保つ(うるおい、艶など)
・代謝アップ
・精神状態の安定化を助ける  

主にこのような働きをします。
簡単に言うと、女性らしさを作るホルモンとなりますね。
また、女性にとってはなくてはならない働きをしてくれるホルモンです。
女性の1か月の心身状態にも直接影響するので、エストロゲンが多く分泌される卵胞期は心身ともに元気でいられる時期ともされています。

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月経周期とホルモンの関係

女性にとっての1か月は、下記の4つの時期に分けられます。

・卵胞期
・排卵期
・黄体期
・月経

前回の月経が終わると、「卵胞期」と呼ばれるエストロゲンが増えていく時期に入ります。
「卵胞期」は、女性の1か月の中で一番心身ともに調子が良いと感じる時期になります。
仕組みとしては、卵巣内にある、原始細胞という卵子の元になる細胞が成熟することにより、エストロゲンが大量に分泌されるのです。また、その影響で子宮内膜が厚くなります。

その次に、「排卵期」と呼ばれる時期に入ります。
この中で「排卵」は、一番聞き馴染みのあるワードではないでしょうか。
排卵期とは簡単に言うと、「一番妊娠しやすい時期」と言われています。
卵巣から卵管に卵子が放出されることを「排卵」と呼び、仕組みとしては、黄体化ホルモン(LH)の変化によって卵巣から卵子が飛び出すのです。それが受精の手助けをしているので、妊娠しやすいと言えるでしょう。

次回の月経前の時期は「黄体期」と呼ばれる時期になります。
世間的に、「生理前」と呼ばれる時期です。
精神的に不安定になったり、体のむくみが気になったり、肌荒れが起きたり、体温がいつもより上昇したり、乳房の張りや痛みを感じるので、女性にとっては心身ともに不調を感じやすい時期であります。
仕組みとしては、先ほどまでと違い、エストロゲンではなく「プロゲステロン」と呼ばれる女性ホルモンが多く分泌されます。プロゲステロンを分泌することにより、受精卵が着床する手助けをしています。

「黄体期」が終わり、妊娠が成立していない場合は「月経」が起きます。
子宮内膜に受精卵が着床することにより妊娠が成立します。
妊娠をしていない場合は、黄体ホルモンの分泌が止まり、不要になった子宮内膜がはがれて血液とともに体外に排出されます。
これを「月経(生理)」と呼びます。

女性の身体は、脳の視床下部と卵巣が常に連携しておりコントロールをしています。
そのため、無理なダイエットや過度なストレス、睡眠不足など身体に負担がかかると、女性ホルモンの分泌が止まります。
それは、月経周期の乱れや月経が止まってしまう原因に繋がるので、注意しましょう。

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エストロゲンと女性の一生

エストロゲンは身体の成長に合わせて分泌する量が変わります。
生殖器官を発達させ、維持する働きをしているのです。
女性のライフステージによって変わるエストロゲンの量と、起こりやすい病気や身体の不調をご紹介いたします。

思春期の特徴

思春期と呼ばれるのは10歳~18歳で、平均12歳ごろに「初潮」を迎えます。
性成熟期に向かってエストロゲンが徐々に増えていく時期にあたります。
生理が定期的に来ない「月経不順」や、下腹部痛や腹痛などの一般的に生理痛と呼ばれる「月経痛」に加え、お腹が張ったり、吐き気や頭痛、疲労感、食欲不振、イライラ、憂鬱、下痢などの症状が起きる「月経困難症や月経前症候群」などの月経トラブルが出てくる方もいる時期です。

性成熟期の特徴

エストロゲンは性成熟期分泌量のピークを迎えて、量も安定してきます。
性成熟期は18歳~45歳の時期にあたります。
月経も安定し、心身ともに安定しやすい時期と言えます。
ただ、エストロゲンの分泌が盛んなことから、エストロゲンのちょっとした変化でも身体に影響が出やすいです。
不正出血や月経痛が重くなったり、過多月経など月経トラブルに加え、子宮内膜症や子宮筋腫などの女性特有の疾患が起きやすくなるのも性成熟期です。
また、20代後半くらいから子宮頸がんなども起こる可能性が出てきます。
酷い月経痛や身体の不調は放置しないようにしましょう。

プレ更年期の特徴

医学的な病名ではありませんが、40代前半から「プレ更年期」と呼ばれることがあります。
主に「更年期」に入る手前の時期を指します。
プレ更年期に入ると、卵巣の機能の低下が始まり、エストロゲンの分泌量が少しずつ減り始めます。
月経の周期や日数が短くなったり長くなったり、自律神経が乱れる方も増えていきます。
自律神経が乱れると、だるさ、肩こり、睡眠障害、動悸、めまい、ほてり、異常に汗をかくなどの身体的症状が出てきます。
プレ更年期にあたる方は、仕事が波に乗ってきたり、子育てに奮闘していたりと比較的、人生の中でも多忙な時期になるので、自律神経が特に乱れやすいのです。
以前に比べて、調子が悪いと感じることが多くなったり、疲れやすくなったと感じる方も多いはずです。
仮に症状が無かったとしても、女性特有の病気にかかりやすい時期でもありますので、定期的に婦人科で超音波検査や子宮がん検診を受けることで、病気や疾患の早期発見に繋がります。
また、かかりつけの婦人科を見つけることで、何かあったときにすぐに相談できる医療機関を確保しておくことも大切です。

更年期の特徴

世間でよく耳にする「更年期」は、人によって違いますが約45歳~55歳までの「閉経前後」にあたる10年間を指します。
エストロゲンの分泌量はこれまでに比べて、大幅に減少します。
エストロゲンの分泌が減ることによって、身体にさまざまな不調が起きやすくなり、これを「更年期症状」と呼びます。更年期症状が酷くなり、日常生活に支障をきたす場合は「更年期障害」となるのです。
おもに、更年期症状はのぼせ、異常発汗、めまい、倦怠感、不眠、頭重感、ゆううつ、動脈硬化、高血圧、骨粗しょう症などの不調を指します。
もちろんエストロゲンの分泌が減ることが原因でもありますが、ストレスや身の回りの環境の変化、元々の性格なども関与してくると言われます。
対処法としては、医療機関への受診をし、しっかりと医師に問診をしてもらうことが大切です。そのほか、生活習慣の改善や心理療法も効果があります。。
主に、HRTと呼ばれる「ホルモン補充療法」や「漢方薬」「向精神薬」などの薬物療法を行います。
また、閉経後の老年期に向けて、高血圧や脂質異常症、動脈硬化、骨粗しょう症などの予防も、この時期から始める必要があります。

月経回数の増加と月経関連疾患

最近では、月経回数が昔に比べて増えている女性が多いという現状があります。
理由としては、昔よりも出産をする女性が減っているという背景から、妊娠をしない=月経が来る というサイクルで、月経のある期間が長くなっています。
月経の期間が増えると、それに伴って「月経困難症」や「子宮内膜症」などの病気も発症するリスクが上がります。
月経が順調に来ている方でも、月経痛が重いなどのトラブルがある方は、エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンの量を「ピル」の服用などで調節して、排卵を抑えるなどの対策をして、月経の痛みや月経量を減らすというのも手段のひとつです。
次に、月経に関係する病気をご紹介いたします。

月経前症候群(PMS)

月経前症候群とは、月経が始まる3~10日前に起こる精神的・身体的な不調を指します。
最近ではよく耳にするようになった「PMS」月経前症候群のことを言います。
月経前症候群(以下、PMS)が起こる原因としては、女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」が関与していると言われていますが、実際の原因は、はっきりとわかっていません。
PMSは思春期から発症する方も多いです。ストレスを多く感じていると症状が悪化していく傾向があります。
個人差があるものなので、なる方とならない方がいます。
少しでも不調を感じたら医師に相談をし、最適な対策方法を聞いてみるとよいでしょう。
PMSは「ピル」でも対策をすることができるので、対策方法の一つとして検討してみてください。

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子宮筋腫

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)」は、筋層と呼ばれる子宮の壁にできる良性の腫瘍のことを指します。
子宮のどこにできるかで種類が変わります。子宮の外側であれば「漿膜下筋腫」、子宮内膜の内側なら「粘膜下筋腫」、子宮筋層の中にできる一般的に一番発症例が多い「筋層内筋腫」の3つに分けられます。
この病気も月経時の血液量が増えたり、レバーのような血の塊が多く出るようになったら注意が必要です。
治療法は大きさや種類によって薬物療法と手術療法に分けられます。
不妊や流産の原因となる場合もあるので、過多月経だけでなく月経痛も酷い場合は警戒しましょう。

月経困難症

月経困難症」は「月経痛」が悪化して日常生活に支障が出た場合のことを指します。一般的に言う生理痛が酷い状態のことですね。
下腹部痛や腰痛に限らず、吐き気やお腹の張り、食欲不振、下痢、頭痛などの身体的症状からイライラや憂鬱、不安感などの精神的症状もあります。
原因は、子宮の内膜から出されるPGと呼ばれるプロスタグランジンという物質がさまざまな臓器の平滑筋を収縮させることで起きます。他にも、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などが原因になっていることがあります。
無排卵月経では月経困難症は起きないと言われており、ピルの服用で排卵を止め子宮内膜を薄くすることで月経痛が改善します。
低用量ピルの一部の製剤は月経困難症の治療薬として保険適用薬となっています。

子宮内膜症

子宮内膜症」は子宮内膜に似た組織が、子宮内腔以外の場所(腹膜、卵巣、卵管、腸など)にできてしまい、通常の子宮内膜と同様に女性ホルモンの影響を受けて増殖する病気です。子宮内膜症では、出血した血液を外に出せないことからお腹の中に古い血液がたまってしまいますが、卵巣の中にたまると「卵巣チョコレート嚢胞」というものに変化し、最悪の場合「卵巣がん」が発生する危険性があります。
年々、月経痛が酷くなったりした場合は我慢せずに医師に相談しましょう。

子宮腺筋症

子宮腺筋症」は子宮の筋肉内に子宮内膜に似た組織ができて、子宮全体が大きくなる良性の病気です。
子宮内膜症と同じく女性ホルモンの作用によって発症します。
主に30代後半から40代の方に多いですが、最近では20代から30代前半の方にもみられます。
過多月経や月経期間の長い方、月経痛が酷い方は注意が必要ですので、医師に相談しましょう。

月経関連疾患の仕事への影響

上記のグラフを見てみましょう。
2020年に株式会社エムティーアイが取ったアンケートでは、働く女性の約8割の方が生理やPMSが仕事に影響していると回答しています。
そして、約半数の女性が仕事のパフォーマンスが下がると回答しています。
現代では一生の間で働く時間が長い女性が増えていますが、生理やPMSのせいでつらい思いをしながら働くのは自分自身も会社側にも良い結果を招きません。
「低用量ピル」の服用なども検討し、対策できることから始めて行きましょう。

月経が重い場合は医師に相談しよう

最近、月経時の出血量が多いな、月経痛が酷くなってきたなという場合は、速やかに医師に相談しましょう。
必ず対策できる方法があります。また、隠れている疾患が見つかる可能性もあります。
まだ、かかりつけの婦人科が無いという方も、これを機に相性の良い先生や病院を探してみてください。
何か困った時にすぐ頼ることのできる婦人科は大切です。

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まとめ

この記事では、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」が原因で、日常生活に支障をきたす疾患などを紹介いたしました。
女性の身体はライフステージによって、ホルモンの量や起きやすい病気は変わってきます。
ご自身の身体の不調を常日頃から気にしてあげると、もし病気が隠れていても、早期発見に繋がります。
特に過多月経で月経時の出血量が多い方や、月経痛(生理痛)が酷い方は、我慢せずに早めに医師に相談しましょう。

PMSとPMDDは何が違う?セルフチェックリストや対策方法を紹介

PMSとPMDDは何が違う?セルフチェックリストや対策方法を紹介

生理前に訪れる心身の不調をPMSやPMDDと呼びますが、この2つの違いはどこにあるのでしょうか?この記事ではPMSとPMDDのそれぞれの症状の特徴や、要因となることなどの違いを説明し、具体的な改善方法と、病院でどのような治療が可能なのかについて解説します。

PMSとは?

PMS(月経前症候群)」は生理の約3〜10日前から現れ、身体や心にさまざまな不快な症状をもたらします。
明確な原因はわかっていないものの、PMSはホルモンバランスの変動によって引き起こされると考えられています。排卵期後から生理前にかけて、女性ホルモンが急激に変動するタイミングで症状が現れます。
日本産科婦人科学会は、日本では月経のある女性の約70〜80%が月経前に何らかの身体的・精神的症状があるとしています。

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2024.10.02

PMSとPMDDの違いは?

月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)は、どちらも女性が生理前に経験する不調を指しますが、PMDDはよりつらく重い症状が現れることがあります。
PMDDは強い抑うつ感や絶望感、不安感、怒りや、死にたくなる感情といった極端な心理症状を感じるため、アメリカ精神医学会ではうつ病の一つとして認められています。
また『精神疾患の診断・統計マニュアル(DMS)』によれば、PMDDは月経がある女性の1.8〜5.8%が該当するとされています。

PMSとPMDDの症状

PMS

PMSの症状はさまざまで、身体的なものから精神的なものまで、人によって現れる症状が異なります。
身体的には下腹部の膨張感、頭痛、むくみなどがあり、精神的には抑うつ感、イライラ、無気力などが表れます。

 

身体的な症状 精神的な症状
  • ・下腹部の膨張感
  • ・腹痛
  • ・腰痛
  • ・頭痛
  • ・四肢のむくみ
  • ・のぼせ
  • ・肩こり
  • ・下痢
  • ・便秘
  • ・関節痛
  • ・肌荒れ
  • ・気分が沈む
  • ・イライラする
  • ・不安感
  • ・情緒不安定
  • ・無気力
  • ・倦怠感
  • ・集中力の低下
  • ・過食
  • ・眠気

PMDD

PMDDもPMSと同じくさまざまな症状が現れますが、特に精神的な症状が強く現れ、人間関係や日常生活に大きな影響を与えます。

PMDDの主な症状

  • 情緒不安定
  • 突然悲しくなったりイライラしたりする
  • 批判に対して過敏になる
  • 怒鳴りたくなる
  • 泣きたくなる
  • 絶望感
  • 自己批判的思考
  • 緊張感
  • 興奮している感覚
  • 興味の減退
  • 集中力の低下
  • 倦怠感
  • 過眠または不眠
  • 制御不能な感情
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2024.10.02

PMSのチェックリスト

これらの状態に1つ以上当てはまり、生理前の特定の期間に現れているのであればPMSの可能性があります。

  1. 下腹部や乳房の膨張感や痛みがある
  2. 頭痛や腹痛がある
  3. 手足がむくんで筋肉痛のような痛みがある
  4. 突然気分が変わる
  5. 些細なことで怒りっぽくなる
  6. 何も無いのに泣きたくなる
  7. 好きだった趣味が楽しめない
  8. 睡眠が浅くなり質が低下している、もしくは眠り過ぎる
  9. 倦怠感があり気力が湧いてこない
  10. ついつい食べ過ぎる
  11. 便秘もしくは下痢気味
  12. 仕事や勉強に集中できない
  13. 月の特定の期間だけ関節痛や肩こりがある
  14. 身体が重だるい感じがする
  15. 生きている意味がわからなくなる
  16. 月経前になると生活習慣が乱れがち

PMDDのチェックリスト

これらの状態に5つ以上当てはまり、生理前の特定の期間に現れているのであればPMDDの可能性があります。

  1. 著しく感情が不安定な状態であると感じる
  2. 唐突に悲しくなったり、涙もろくなったりする
  3. 相手のちょっとした言葉にひどく傷つく
  4. 友人や家族に対してイライラしてしまって喧嘩が増える
  5. 憂鬱な気分を感じ、何をやってもダメなような気がする
  6. 生きている意味がわからなくなり自暴自棄になる
  7. 強い緊張を感じ、気持ちが高ぶる感覚が続く
  8. 趣味がまるで手につかない
  9. 何事にも集中できない
  10. 常に疲れており、気力に乏しい
  11. 過食や特定の食べ物に執着してしまう
  12. 過眠または不眠
  13. 自分の気持ちがコントロールできない
  14. 死にたいと感じることがある

PMSとPMDDの症状を緩和する方法

ストレスを紙に書きだす

PMSやPMDDで起こるストレスの感じ方には個人差があります。
突発的にイライラやネガティブな感情が出たときは、一呼吸おいて紙に感情を書き出してみましょう。
簡単なメモ書きでも構いません。紙に書き出すことで、自分がなぜイライラしているのか落ち込んでいるのかを視覚化して気分を落ち着かせます。

体を軽く動かす

軽い運動はPMSとPMDDの症状を和らげる効果があります。
散歩やストレッチ、ヨガなど軽く息が弾む程度のリラックスしながらできる運動が特におすすめです。
軽い運動は気持ちを前向きにするホルモンを分泌させ、イライラや不安感を抑えてくれます。

睡眠不足を解消する

心身に不調を感じているときは、早めに睡眠につくことで体調を整えましょう。また睡眠前はスマホやパソコンなどの電子機器の使用を控え、意識を睡眠に集中することも大切です。
十分な睡眠は体力を回復させる効果以外にも、気持ちの乱れを安定させPMSとPMDDの症状を緩和します。

バランスの良い食事を心がける

生理前は血糖値が不安定になりやすいため、過食や早食いを控えて急激な血糖値の変動を避けましょう。
また、栄養バランスの取れた食事をとることも大切です。脂質や糖質を控え、ビタミンが豊富に含まれている野菜やナッツ類、良質なタンパク質を含む新鮮な卵や大豆を積極的に食事に取り入れましょう。

PMSとPMDDの専門の病院を受診する

症状がつらく、日常生活に影響があるときは我慢せずに産婦人科や精神科で診療を受けましょう。特にPMDDの場合は、早急な治療が必要なケースもあります。
症状によっては低用量ピルやお薬での治療も可能ですし、近年ではオンライン上で相談できるオンライン診療サービスも登場しています。

PMSの薬を使った治療方法

ピル

ホルモンバランスの乱れを安定させるために「経口避妊薬(ピル)」を服用することもあります。ピルには女性ホルモンが含まれており、PMSの原因と考えられているホルモンの乱れを調整し、症状が軽減されると考えられています。また生理が軽くなるため、生理痛の緩和にもつながります。

抗うつ剤

PMSの症状には、イライラとともにうつ症状や落ち込みがみられることがあります。その場合には、抗うつ薬や精神安定剤が処方されることがあります。
特に抑うつ症状が強い場合、神経伝達物質のセロトニンが減っている可能性があります。その場合は、セロトニンを人工的に補給するSSRIやSNRIといった抗うつ薬が使用されます。

漢方薬

漢方薬には血液のめぐりを改善し、冷えや血虚(けっきょ)からくる体調不良を整える成分を含んでいます。
PMSはホルモンバランスの変化が血流に影響を与えることでも起こり、肩こりや倦怠感、便秘や冷えなどの症状になって現れます。
漢方薬を取り入れることで血流を改善し、症状を和らげることが期待されます。

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PMDDの薬を使った治療方法

対処療法

PMDD症状が比較的軽いのであれば、対処療法として現れる症状に対応する薬が処方されます。気持ちを落ち着かせる精神安定剤や、むくみを改善する利尿剤、腹痛や頭痛に対しては鎮痛剤などが適宜使用されます。

ピル

避妊薬として知られる低用量ピルや超低用量ピルの服用で、PMDDの症状が緩和され改善するケースもあります。
ピルには含まれているホルモンの種類や配合によっていくつか種類があり、特に低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤と呼ばれるヤーズ配合錠がPMDDの方には用いられています。
また、そのほかのピルでもPMDDに対して効果が期待できます。しかし処方されたピルが体質と合っていない場合、効果が得られないこともあるため、医師と相談の上で処方してもらう必要があります。

抗うつ剤

PMDDの症状が中等症以上の場合には、SSRIなどの抗うつ薬を用いて治療します。投薬によって、うつ状態になると不足する神経伝達物質のセロトニンを補給します。連続して投与する方法と、生理前の2週間のみ投与する方法があり、少量の投薬でPMDDの症状を改善できます。

漢方薬

産婦人科の領域では、PMDDの治療に漢方薬を用いることもあります。
漢方薬による治療は体質に働きかけるため、効果が緩やかで即効性はありません。しかし副作用が少ないため、投薬に抵抗がある人や低用量ピルなどが使用できない人にも用いられます。

GnRHアゴニスト・アンタゴニスト

GnRHアゴニスト・アンタゴニストは視床下部ホルモンGnRHの誘導体で、月経を止めるため「偽閉経治療法」とも呼ばれます。
性腺刺激ホルモンの分泌を減らし、エストロゲンの分泌を大きく減らす治療です。
PMDDの治療には効果を発揮しますが、女性ホルモンの分泌が極端に減るため、発汗やイライラなどの更年期障害が起きたり動脈硬化や骨粗鬆症のリスクが高まったりします。
そのためPMDDの治療法としては、最終的な手段として用いられます。

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2024.10.02

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PMSやPMDDは症状こそ人それぞれですが、ピルによって改善が見込める病気です。
ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
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PMSやPMDDは我慢しないで早めの対処を

生理前に起こるPMSとPMDDの違いや、特徴、治療方法について解説してきました。
PMSとPMDDは、生理前のホルモンバランスの変化などによって起こると考えられていますが、そのほかにも脳内の神経伝達物質、ストレス、偏った食事や睡眠不足、運動不足などの生活習慣が要因となることがあります。
症状を軽減するためにそれらの生活習慣を改善し、つらいときは我慢せずに産婦人科や精神科を受診しましょう。
ピルをはじめとした薬で症状が改善する可能性がありますから、早めに対処することで一人で悩む時間もきっと減るはずです。

PMSはいつから症状が現れる?PMSが起こりやすくなる要因や、対策方法を紹介

 

PMSは多くの女性が経験する症状ですが、現れる症状や程度、いつから起こるのかは人によって異なります。この記事ではPMSがいつから始まるのかという疑問を解消し、PMSの原因となるものや悪化させる要因など、症状の緩和につながる情報を解説しています。

PMSとは何か?

PMSは別名「月経前症候群」といい、生理が始まる前の3~10日間続く身体や精神の不調のことです。
生理中の痛みや不快感とは異なるもので、PMSは生理が始まると徐々にその症状は緩和されていきます。
主な原因は⽣理前に女性ホルモンが急激に変動することといわれていますが、そのほかにも体質や生活習慣などさまざまなことが原因で起こり、現れる症状や程度の重さも人によって変わってきます。
そのためなかなか周囲の人たちにつらさを伝えられず、長期にわたって悩みを抱えている人もいます。

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PMSの症状【精神的】

PMSで現れる症状には個人差があるものの、基本的にメンタルの不調をともなう症状が多いといわれています。
代表的なものにイライラや不安感、情緒の不安定さ、極度の落ち込み、無力感、焦燥感などがあげられます。
PMSがメンタルに及ぼす背景には、ホルモンバランスの変化があります。
月経周期の中で、排卵を境に女性の体内のホルモンバランスは大きく変動します。この変動が脳の視床下部に影響を及ぼし、自律神経の乱れにつながることが原因の一つだと考えられています。
また、自律神経は身体のさまざまな機能を調節する重要な働きを担っています。
しかしホルモンバランスが乱れると、自律神経のバランスも乱れてしまいます。
自律神経が乱れると睡眠障害や情緒不安定さを引き起こし、イライラ感や気分の落ち込み、不安感などの精神的な不調に影響します。
さらにPMSが起こる生理前には、プロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増加する時期でもあります。
プロゲステロンが増加すると、体温が上昇し眠気を引き起こし、集中力や注意力の低下をもたらします。

PMSの症状【身体的】

PSMで起こる身体的な症状はかなり多く、個人の体質によってさまざまな症状が現れます。
代表的なものに肩こりや全身のむくみ、乳房やおなかの張り、冷や汗、ニキビ、発熱、体重の増減、吐き気、下痢、頭痛などがあります。
身体的な不調の原因には、プロゲステロンの急増による影響があるとされています。
生理前に増加するプロゲステロンは、体温を上げる作用や水分を体内に蓄える作用があります。
体温が上がることで血流を促進し、結果的に肌表面の皮脂の分泌量が増加するため、肌荒れやニキビなどを引き起こしやすくなります。
また水分が排出されにくいため、むくみも起こりやすくなり、体重が増加することもあります。

PMSの症状はいつから起こる?

PMSは生理がある全ての女性に起こり得る症状で、これまでPMSを感じていなかった人も、あるとき突然心身の不調を感じることがあります。
PMSはプロゲステロンが増加する排卵の前後から生理の出血までの間に起こり、生理の10日前から3日前に症状が現れます。
生理が始まると増加していたプロゲステロンが減少し、元のホルモンバランスへと落ち着くにつれて、徐々に症状が消失していくのが特徴です。
そのため、生理中に起こる不快感とは区別されています。

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PMSの原因は?

実のところ、PMSのはっきりとした原因は解明されていません。
脳内の神経伝達物質や栄養の偏り、鉄分の不足、外的ストレス、生活習慣などさまざまな原因があるといわれていますが、ホルモンバランスが大きな要因となっています。
生理前にはこれまで優勢だったエストロゲンが減少し、プロゲステロンが増加していきます。
プロゲステロンは脳の中のセトロニンやアドレナリンなどの神経伝達物質に影響し、イライラや不眠、情緒不安定さにつながっていくと考えられています。

PMSが起こりやすくなる要因

緊張やストレス

PMSは、仕事や日々の生活、また学校やアルバイトなどで感じる緊張や外的なストレスによって引き起こされることも報告されています。
苦手な取引先や上司がいる、新しいプロジェクトを任されたなど生活環境の変化によってもPMSが起こる要因となります。ストレスの感じ方には個人差もあるため、周囲から見ると些細なことであっても十分にPMSのきっかけになる可能性があります。

真面目な性格

真面目で几帳面な性格の人は、周囲に気を配り、仕事もきちんとこなせるため、周囲から頼られがちです。
しかし真面目な性格が災いしてストレスを抱えがちで、たまったストレスを発散できないという傾向もあります。
PMSは精神的な作用によっても引き起こされるため、真面目な性格の人は注意が必要です。

バランスの悪い食事

現代人は糖質や脂質を過剰に摂取する傾向があり、栄養が偏りがちです。
食べ物の中には、PMSの症状を緩和するものもあれば、反対にPMSの症状を悪化させるものもあります。
糖質や脂質は私たちの身体を活動的にするために欠かせない栄養素ですが、摂りすぎるとカロリーが過剰になり、PMSの症状も悪化しやすいことがわかっています。
反対にビタミンやタンパク質を豊富に取ることで、ホルモンバランスが整いやすくなり、PMSの症状を和らげると考えられています。

刺激物やカフェインの摂取

辛い食べ物やカフェイン・お酒などの刺激物を好んで食べる人やタバコ(喫煙)は、PMSの症状が悪化しやすいといわれています。
刺激物は自律神経に影響を与え、睡眠の質や発汗作用などに関わってきます。
また神経を過敏にするためイライラを感じやすくなり、PMSの症状を悪化させることもあります。

自律神経の乱れ

PMSの症状と自律神経の乱れによって起こる症状には、類似している点があります。
例えば冷や汗やイライラ、発汗や肩こり、むくみなど、自律神経が乱れることでも起こる症状です。
自律神経は、偏った食事や睡眠不足、不規則な生活習慣によって乱れてしまうことがあります。生理前のPMSが起こりやすい時期には、意識して睡眠をしっかりとるようにしましょう。

体力の低下

加齢や運動不足による体力の低下も、PMSの症状を悪化させる要因となります。
体力の低下によって、これまで感じなかった身体の不調を感じるようになり、PMSの症状として現れることも考えられます。お散歩やヨガ、ストレッチ、スイミングなどの有酸素運動は、PMSの症状を緩和する効果があると言われています。体調のよいときは、意識して運動をするようにしましょう。

PMSと似た症状や病気

子宮内膜症や子宮筋腫

子宮内膜症子宮筋腫はPMSと似たような症状を引き起こします。
腹痛、腰痛、貧血による倦怠感や動悸などの症状を伴います。
PMSと違うのは、子宮内膜症や子宮筋腫が生理中や生理後など、生理前以外の時期にも症状が現れるのに対し、PMSの症状は生理前のみに現れるという点です。

重症型のPMS(PMDD)

PMSと似た病気でメンタル面の不調が強く出るPMDDという病気もあります
PMDDは月経前不快気分障害と呼ばれ、激しいイライラ感や虚脱感を感じ、唐突に泣きたくなったりひどく落ち込んだりする症状です。
PMSと同じく周囲の理解が必要ですが、生理前以外は普通に振る舞えることも多いため、周りに相談できないことでさらに悪化するケースもあります。

更年期障害

PMSの原因はホルモンバランスの変化と考えられていますが、更年期障害もホルモンが減少することによって起こります。
更年期障害は主にエストロゲンの減少によって起こり、PMSと似たような症状を引き起こします。
更年期障害は50歳前後の女性に起こることが多いのに対し、PMSは閉経前の全ての女性に起こり得る症状です。

うつ

生理が始まっても気分の落ち込みが治らないというときは、その症状の原因はPMSではなくうつ症状にあるかもしれません。
うつとPMSの症状は非常に似ており、無力感や虚脱感、倦怠感をともなって落ち込んだり、涙を流したくなったりします。
うつは2週間以上の落ち込みが続きますが、PMSは生理前の期間に限定され、症状が現れて10日から3日で一度は落ち着き、また生理期間が近づくと症状が現れます。

妊娠の初期

PMSは女性ホルモンの一種であるプロゲステロンが増加する時期に起こりますが、妊娠するとプロゲステロンの分泌量が増加します。
プロゲステロンには妊娠を維持する機能が備わっており、妊娠の初期症状としてPMSと似たイライラや不安感、お腹の張りなどの症状を訴える人もいます。

PMSの症状は、年齢やストレスで変化する

年齢

PMSは年齢にかかわらず閉経前の多くの女性に現れる症状ですが、主に20歳を過ぎたあたりから表面化してくるといわれています。
10代のうちは身体が未成熟でホルモンバランスも安定しないため、生理周期が乱れがちです。
生理周期が安定しないと、生理前の不調を感じにくく、また生理痛がひどくなることもあるため、生理前に起こるPMSの症状を自覚しにくくなります。
20歳を過ぎると生理周期が安定してくるため、これまでなんとなく感じていた生理前の不調や違和感を毎月感じるようになり、PMSの症状を自覚していきます。

ストレス

これまでPMSの症状がなかったという人も、仕事や人間関係のストレスによってPMSが起こることがあります。
PMSはメンタルの不調として現れやすいですが、ストレスによってもPMSは引き起こされたり悪化します。
仕事や人間関係で生じたストレスは、エストロゲンにも関係するホルモンのセロトニンの分泌量を減少させます。
セロトニンは別名幸せホルモンと呼ばれ、メンタルの安定や幸福感をもたらすホルモンです。
セロトニンが減少すると幸福感を感じにくくなり、情緒が安定せず気分が落ち込みやすくなります。

PMSの対策方法

カルシウムとマグネシウムの摂取する

カルシウムとマグネシウムはPMSの症状である、イライラや情緒不安定さ、倦怠感を解消する栄養素として知られています。
カルシウムは牛乳やチーズなどの乳製品から摂取でき、マグネシウムは魚介類の中でも特に貝類に豊富に含まれています。

血行を悪化させる習慣をやめる

血行が悪化すると排出機能が低下し、むくみや肌荒れ、便秘などの身体の不調を招きます。
血行が悪化する原因には、不規則な生活習慣や、脂質の摂りすぎなどがあります。血液の流れをよくするためには、オメガ3脂肪酸やビタミンEを含む食材を積極的に取り入れることが大切です。
オメガ3脂肪酸はサーモンやマグロなどの脂ののった魚に、ビタミンEはブロッコリーや卵、ナッツ類に含まれています。

有酸素運動をする

軽い有酸素運動は血行を促進し、体内のホルモンバランスを整える効果があります。
気分転換にもなるため、PMSの症状であるイライラや不安な気持ちを落ち着かせます。
ヨガやウォーキングなど、軽く息がはずむ程度の軽い運動を習慣的に取り入れましょう。

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PMSの症状緩和にはホルモンバランスを整えることが大切

PMSがいつから起こるのか解説してきました。
PMSは生理前の10日から3日から症状が現れ始め、生理期間に入ると落ち着いてきます。
多くの女性がPMSの症状を経験していますが、個人差もあるため人によって現れる症状や程度も異なります。
PMSを和らげるには、正しい生活習慣やバランスの取れた食事、適度な運動習慣によって、ホルモンバランスを整えることが大切です。
低用量ピルによって症状が緩和される場合もあるため、かかりつけの産婦人科やオンライン診療で相談してみましょう。

排卵日前後にイライラするのはなぜ?原因や対処法は?

生理予定日まで期間があるのに、なぜかイライラする…など原因がわからない不調に悩むことはありませんか。それは、排卵にともなうホルモンバランスの変化が原因かもしれません。

この記事では、排卵日前後に起きる体調不良の原因や、症状を和らげる方法についてお伝えします。排卵日と思われる時期の不調に悩まれている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

排卵日前後のイライラなどの体調不良の原因は?

排卵日とは、約1ヶ月に1回、卵巣から卵管へ卵子が放出される日をいいます。一般的な場合、生理周期が28日であれば、生理開始日から約2週間後に排卵が起こります。排卵日の前後は妊娠しやすいタイミングであり、妊娠を希望する方の中には排卵日を生理周期から算出し、把握している方も多いのではないでしょうか。しかし排卵日の前後には体調不良が起こりやすいケースもあるようです。原因をみていきましょう。

排卵日前後の不調はホルモンバランスが原因?

排卵日の前後に体調が悪くなるのは、急激なホルモンバランスの変化が考えられます。

生理周期は、エストロゲンとプロゲステロンといった2種類の女性ホルモンが、お互いにバランスをとりながら分泌量の変化を繰り返しています。生理が始まると、子宮内膜を厚くさせ体温を下げる働きがある「エストロゲン」の分泌量が増え、低温期に入ります。その後、排卵日を境にして、子宮内膜の厚みを維持して体温を上げる働きがある「プロゲステロン」の分泌量が増え、高温期に入ります。このように排卵日の前後はホルモンの変化が急激に起こるため、身体に負担がかかりやすく、不調を感じる方が多いといわれています。

排卵日特有の症状は?

排卵前後には、PMSと似たような症状が出ることがあります。どのような変化が起こりやすいのかみていきましょう。

・排卵痛

・排卵期出血

・イライラ

・むくみ、胸の張り

・眠気、倦怠感

排卵痛とは、排卵時に卵胞が破れ、流れ出した卵胞液や血液が腹膜を刺激することで起こる痛みです。下腹部にチクチクとした痛みを感じることがあります。排卵期出血は、生理とは異なる少量の性器出血です。前述したように、排卵前後はエストロゲンの分泌量が大きく変化します。この急激なエストロゲンの変動によって、一部の子宮内膜が剥がれ落ち、少量の出血が起こることがあります。

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排卵日前後のイライラを和らげる方法は?

生理時に加え、排卵前後に起こるイライラなどの不調に悩む女性は多いのではないでしょうか。ここでは、そんなイライラを和らげる方法を3つ紹介します。

ストレスを溜め込まない

排卵後に減少するエストロゲンは、「幸せホルモン」といわれるセロトニンの生成にかかわっています。セロトニンが不足すると、イライラしたりとメンタルが不安定になりやすい傾向があります。そのため、ストレッチや運動、アロマなど、自分に合ったストレス発散法を取り入れてみてください。

生活リズムを整える

栄養バランスが偏りや睡眠不足が続いていると、ホルモンバランスの乱れを助長し生理不順になりやすかったり、イライラしやすくなります。まずは決まった時間に寝て起きる、1日3食しっかり食べるなど、排卵前後に限らないことですが、規則正しい生活を送ることが大切です。

リラックスできるものを取り入れる

イライラなどのストレスにより緊張状態が続くと、交感神経が優位になり寝つきが悪くなることもあります。ストレッチなどの運動を意識的にして体や心の緊張をほぐしリラックスさせましょう。湯船にゆっくり浸かると、全身の血流を促進しリラックスしやすくなりますよ。

排卵日前後の症状やイライラが強いときは?

心当たりがないにも関わらずイライラしてしまうと、「人に当たってしまわないか」などと不安になりますよね。ここでは、排卵前後の症状やイライラが強い場合の対応策をご紹介します。

医療機関を受診する

排卵日の前後に腹痛やストレスなどの精神的症状を感じやすい場合、ホルモンバランスの変化が影響している可能性が高いです。生理や排卵にかかわる不調については、婦人科や産婦人科を受診しましょう。普段から規則正しい生活を心がけていたり、セルフケアに気を使っていても改善がみられない場合、治療によっては改善が期待できる可能性があります。治療には、漢方薬やピルの処方などがあります。排卵前後に腹痛やイライラなどの気になる症状があれば、ひとりで抱え込まず、まずは相談してみてくださいね。

オンラインでピルの処方をしてもらう

ピルとは、2種類の女性ホルモン、エストロゲンとプロゲステロンを少量ずつ含んだお薬です。これにより排卵を抑え、女性ホルモンがほぼ一定に保たれるため、女性ホルモンの変動によって引き起こされるPMSに加えて排卵日前後の不調も改善する効果が期待できます。ただ、ピルは継続して処方してもらう必要があるため、ハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。そんな方におすすめなのが、ピルのオンライン診療サービスです。スマホ上で診療を受けられるため、病院に行く時間がない人でも続けやすいですよ。

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前述の通り、ホルモンバランスの乱れはピルで整えることができます。
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まとめ

今回は、排卵日前後の腹痛やイライラの原因や対処法についてご紹介しました。排卵日を境にホルモンバランスは大きな変化が起こるため、体調にもさまざまな不調が起きやすくなります。

体調の乱れを感じたときは、リラックスできる方法を試すなど、気分転換をして体を労わってあげてください。もし身体やイライラなどの症状が心配になったり、日常生活に支障が出るほどの不快感があるときは、婦人科や産婦人科、オンライン診療を利用してみてくださいね。

月経困難症を正しく知って適切に対策

生理前後に動けない、何もできないほどの心身の不調を感じたことはありませんか?

普段はとても元気なのに生理前に体調が悪くてなにもできない…..、生理になるとお腹が痛くて会社にも行けない、など生理のせいで日常生活が思い通りに行かず悩んでいる方も多いと思います。

この記事では、月経困難症について詳しく解説していきます。

まずは月経困難症について知ることで少しでも辛い生理周期が楽になるかもしれません。

月経困難症とは?

月経困難症は、生理周期に起こる身体的・精神的な症状で、日常生活に支障をきたす状態を指します。主な月経困難症の症状は、月経痛、腰痛、頭痛、吐き気、むくみ、下痢、気分の落ち込みやイライラ、月経不順などがあります。

実際日本では、約900万人の月経困難症の患者がいるといわれておりそのうち、医療機関を受診して治療を受けている人は約55万人、全体の約6%だったことが2011年度の調査で報告されています。このように数字で見ると、たくさんの女性が月経困難症による症状で悩まされていることがわかりますね。

月経困難症の原因は、プロスタグランジン、子宮の形、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣の腫れ、ストレスなどだといわれています。

月経困難症の治療方法は、薬物療法、手術、心理的支援などがあります。治療法も人によって様々で、症状の重さや原因によって変わってきます。

月経困難症のよくある症状

月経困難症の主な症状は月経痛、腰痛、頭痛、吐き気、むくみ、気分の落ち込みやイライラなどがあります。また、下痢や便秘が起きたり、いつもよりもトイレに行く回数が増えるなども1つの症状です。子宮内膜症や子宮筋腫では性交時の痛みによって性欲が低下したりすることなどがあります。

月経困難症には2種類ある

月経困難症には原因が明確ではない機能性月経困難症と、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープなど病気が原因で起こる器質性月経困難症があります。

機能性月経困難症(原因疾患無)

原因が明確ではない月経困難症を機能性月経困難症と呼びます。

明確な原因はありませんが、子宮の内膜から出るプロスタグランジンという物質が子宮の筋肉や血管を強く収縮させたり、子宮の出口が狭い方は経血が上手く排出できなくなってしまうことから、月経困難症を引き起こしていると言われています。また、生活面や月経に対するストレスも影響を与えることがあるともいえます。

では、原因がわからない機能性月経困難症はどうやって診断されるのでしょうか?

機能性月経困難症は、生理周期の記録や生理痛の有無、月経量などの情報を基に、医師がくわしいことをヒアリングしたりしながら診察を行います。場合によっては、超音波検査やMRI検査、血液検査などを使って診療を行うこともあります。

月経困難症の治療法は、生活習慣の改善(睡眠を十分にとる)、ストレスの軽減、ストレッチや適度な運動(血流をよくする)、鍼灸、漢方薬、貧血の予防に鉄分などの栄養補助食品など様々な選択肢があります。低用量ピルやIUD(子宮内避妊器)などのホルモン療法は、月経痛や月経量を減らすことができます。医師と相談しながら自分に合った治療法を試したり実践することがとても大切です。

器質性月経困難症(原因疾患有)

器質性月経困難症は、月経以外の疾患が原因で引き起こされる月経困難症のことです。

主な原因としては、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、先天性子宮奇形などがあげられます。

原因の子宮、卵巣に関わる病気によって、月経痛、出血量の増加などを引き起こします。

治療法は、原因疾患に応じた治療が必要です。具体的には、手術や低用量ピルなどのホルモン療法などが行われます。早期発見・治療がとても重要で、定期的な婦人科検診を受けることが大切です。

次の章では器質性月経困難症の原因になる疾患について詳しく説明します。

器質性月経困難症の原因疾患①:子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外にできてしまう疾患です。子宮の外にできた内膜が月経困難症の原因となることがあります。子宮内膜症が原因で、子宮の外にできた内膜は、子宮内の内膜と同じく生理周期に合わせて成長していき、生理周期の終わりに生理の経血として剥がれ落ちるため、子宮外にある内膜も出血や痛みを引き起こす可能性があります。

子宮内膜症による月経困難症は、子宮外の内膜が傷跡のようになってしまうことで、月経血による炎症や癒着(他の臓器とくっついてしまうこと)が原因となっています。また、はがれた内膜が腸や膀胱などの近くに広がってしまうことで、排尿や排便に影響を与えたり、下腹部痛や性交時の痛みを引き起こすこともあります。

器質性月経困難症の原因疾患②:子宮腺筋症

器質性月経困難症の原因疾患である子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が、子宮の筋肉のなかにできる病気です。子宮の筋肉の中にできた組織が生理周期の際に出血をおこし、子宮の筋肉が厚くなることが原因で、月経困難症を引き起こします。

生理周期の際には、出血が多くなり、痛みも強くなることがあります。治療法には、低用量ピルなどのホルモン療法や手術療法があります。

器質性月経困難症の原因疾患③:子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮筋層にできる良性の腫瘍(筋肉のかたまり)です。子宮筋腫の大きさや位置によって、月経困難症を引き起こすことがあります。

生理周期の際には、出血が多くなり、長く続くことがあります。子宮筋腫は、体内のエストロゲン量が多い場合に発症しやすく、閉経後に自然に小さくなることもありますが、サイズが大きい場合や症状が強い場合、不妊症の原因になっている場合には、ホルモン療法や手術による治療が必要になることがあります。

月経困難症の考えられる原因

上記では、器質性の月経困難症の原因について説明してきましたが、この記事では、機能性月経困難症に対しての考えられる原因を解説していきます。

機能性月経困難症には主に3つの原因があると言われています。

①プロスタグランジンが過剰分泌されている

月経困難症の原因の一つであるプロスタグランジンの過剰分泌は、それ自体は子宮内膜から放出され、経血を子宮の外に出すように子宮を収縮させる物質ですが、過剰に分泌されると痛みや出血の増加などの症状を引き起こすことがあります。

治療には、非ステロイド性抗炎症薬などの症状緩和薬や、低用量ピルなどのホルモン剤によって子宮内膜を薄くしたり月経を止めることが行われます。

②子宮口が狭い

子宮口が狭いということも月経困難症の原因の一つであるといわれています。

子宮口が狭いと、排出される生理の血が子宮口を通る際に抵抗が起きてしまうことで月経困難症を引き起こしてしまいます。

子宮口の狭さは先天的なものや、子宮頸部狭窄症、子宮内検査や処置後の瘢痕などの後天的な疾患によることもあります。

子宮口が狭いと生理の血の排出がスムーズに行われず、痛みや出血が強くなるなどの月経困難症の症状が現れたりします。子宮口の狭さが月経困難症の原因となっている場合は、子宮口拡張術や子宮頸部形成術などの手術療法をしたり、非ステロイド性抗炎症薬などの症状緩和薬や、低用量ピルなどのホルモン剤によって子宮内膜を薄くしたり月経を止めることが行われます。

③心理的要因・ストレス

心理的要因も月経困難症の原因と考えられています。ストレスや不安、うつ病などが生理の痛みを強くしたり生理周期の不調に繋がってしまうこともあります。

また、急激な体重の増減や過度な運動などによる栄養不足、体力の低下も生理不順に繋がることがあります。心理的要因が原因となる場合は、リラックスできる状態を調整したり、心理療法やストレスマネジメントなどの方法が治療に取り入れられます。

月経困難症の診断について

ここでは月経困難症はどのように診断されるのか解説していきます。
原因や症状は本当に人によって様々です。どうして自分が月経困難症とわかるのかどうか疑問に思われる方も多いかと思います。

月経困難症の診療では、まず症状のヒアリングが行われます。その後、診察が行われ、子宮や卵巣の状態を確認します。場合によっては血液検査や超音波検査、MRI検査などで身体の状態を見ることがあります。生理周期や生活習慣、ストレスの有無についてもヒアリングがされます。月経痛や生理の症状が、生活や学校・仕事に大きな悪影響を与えている女性は多いです。また、原因によっては不妊症になるリスクもあるため、産婦人科医に相談し、月経困難症の検査を受けてみるのがよいでしょう。治療をすることにより、より生活がラクになる可能性があります。

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月経困難症の治療法

では、月経困難症の治療がどのように行われるのでしょうか。

器質性月経困難症のように原因疾患がある場合は、原因疾患の治療が最も重要です。子宮内膜症が原因である場合は、ホルモン療法による治療や手術による病巣摘出が行われます。

子宮腺筋症が原因である場合は、ホルモン療法や病巣摘出、子宮全摘出手術などで治療することがあります。また、子宮筋腫が原因である場合は、ホルモン療法や子宮筋腫の摘出手術、子宮全摘出手術が行われます。

辛い症状を和らげることを目的に治療をする場合は、痛み止めや抗炎症薬、低用量ピルなどのホルモン剤などのお薬による薬物療法が行われます。

また、漢方薬や鍼灸などの代替療法も効果的です。症状を和らげることを目的に手術療法を行うこともあります。具体的には子宮口を広げる手術や子宮内膜症の病巣や子宮筋腫の切除手術などが行われます。手術をすることでも月経困難症の症状の緩和が期待できます。

低用量ピルは月経困難症の治療にとても有効です。低用量ピルは、生理の周期を調節し、痛みや月経量を減らす効果があります。また、子宮内膜症の進行を抑える効果もあるとされています。月経困難症だけでなく、器質性月経困難症の原因である子宮内膜症にも同時にアプローチできるという点から、治療の一つとして検討してもよいでしょう。
処方には医師の診療が必要になるため、まずは医師への相談をおすすめします。

月経困難症に関するよくある質問

月経困難症の症状は閉経するまでずっと続くの?

機能性月経困難症か器質性月経困難症のどちらに分類されるかで変わります。
機能性月経困難症の場合、年齢とともに、また、妊娠・出産によって、症状が軽くなることもありますが、器質性月経困難症の場合には、閉経するまで続くことが多いため原因となっている病気を治療することが必要です。治療により症状が改善する可能性があります。

市販の鎮痛剤(痛み止め)が効いていれば大丈夫?

鎮痛剤(痛み止め)というのは、一時的な痛みを抑えるのに効果的な薬剤です。ですが、鎮痛薬を飲んでも痛みが治まる気配がなく、痛みがひどくて鎮痛薬の量が増えてきたりしている場合は、婦人科にて医師の診療を受けることをおすすめします。
また、器質性月経困難症の場合、原因となる病気を治療する必要があります。
今まで婦人科を受診したことが無い方も、この機会に一度相談してみるとよいでしょう。

月経困難症をそのままにしてると、「がん」や「不妊」になる?

器質性月経困難症を引き起こす病気のひとつである子宮内膜症は、不妊との関わりも深いことがわかっています。必ずしも全てが不妊の原因となるわけではありませんが、病状が進むと妊娠しにくくなる可能性がある為、早めの治療が大切になります。
また、子宮内膜症そのものは、痛みがある場合でも、良性の病気なので、命に関わることはありません。しかし、子宮内膜症が悪化し、チョコレートのう胞という病変が卵巣に発見された場合は、まれにがんになる可能性がありますので、定期的に検査を受け、適切な治療を行うことをおすすめします。

薬で治療する以外に、日常生活でできることは?

薬剤で治療する以外にも、日常生活において工夫することで月経困難症を和らげることもできます。
お風呂に入る際はシャワーだけでなく、しっかりとお湯に浸かることや、使い捨てカイロの使用などで身体を温め、冷やさないことが大切です。
また、適度にストレッチや運動を行うこともよいでしょう。日常でリラックスできる時間をつくることも大切です。

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まとめ

ここまで月経困難症についてたくさん解説してきました。
ひどい生理痛、生理前、生理中の不調に悩んでいたり、自分も月経困難症に当てはまるかもしれないという方は多くいらっしゃると思います。
自分1人で抱え込まずに、産婦人科を受診してみたり、自分の身体に合いそうな治療方法を試して見るとつらい月経困難症が緩和されるかもしれません。
自分の身体を大切にして毎日快適に過ごしましょう。

生理痛はなぜ起こる?知ればもう悩まない

 

生理痛はなぜ起こる?知ればもう悩まない

毎月の生理痛がつらい、対処法がわからない…と悩んでいる方も多いはずです。毎回痛み止めを服用したり、仕事や学校生活に支障をきたす場合もあるかと思います。この記事では、自分の身体に起きていることについて知ることで、生理痛との付き合い方を知り、改めて自分の身体を大切にする機会にぜひ役立ててください。

生理痛を知る

そもそも生理痛とはなんなのでしょうか?

生理痛とは生理前〜生理中にかけて子宮が収縮することによって起こる腹痛や腰痛をはじめとした身体の不調を指します。
頭痛や胃痛、吐き気、めまい、腸蠕動痛、下痢などが発生することもあります。
子宮内膜から排出されるプロスタグランジンという物質が子宮をはじめとした身体の臓器の平滑筋という筋肉を収縮させることによって生理痛により身体の不調が起きます。
プロスタグランジンが分泌されることによって子宮が収縮し子宮の内膜組織が排出されて生理が起きています。
月経痛は様々な原因によって生活に支障をきたすほど酷くなってしまうことがあります。

生理痛はそもそもなぜ起こるのか

前章にて簡単に解説しましたが、生理痛は生理が起こる自然なメカニズムの中で引き起こされる症状です。

排卵と共に子宮の内膜は受精卵の着床に備えて徐々に分厚くなっていきます。おおよそ1ヶ月の周期で妊娠が成立しないと、次の排卵のために不要になった内膜を身体の外に排出します。この時、不要になった子宮の内膜を外に排出するためにプロスタグランジンという物質を分泌します。そのプロスタグランジンが子宮を収縮させて経血を排出します。

子宮が収縮することにより生じる痛みが生理痛です。
プロスタグランジンが過剰に分泌されたり、プロスタグランジンの感受性が高いと、子宮やそのほかの臓器が激しく収縮するため生理痛が重くなります。

生理(月経)周期と女性の身体機能の関係

女性には子宮、卵管、卵巣といった妊娠や出産を行うための女性特有の臓器があります。またこれらの女性特有の臓器の成長と生理は女性ホルモンの働きによって起こります。例えば、初潮や閉経は女性ホルモンによって起こります。生理は、エストロゲンとプロゲステロンという二つの女性ホルモンの働きによって25〜38日周期のサイクルで起こります。

生理(月経)のメカニズム

エストロゲンとプロゲステロンという二つの女性ホルモンがどのように作用して生理が起こるのか解説していきます。

まずはじめに、エストロゲンが働くことで卵巣の中で卵胞が成長し排卵が可能になります。その後、脳から出る黄体形成ホルモンが卵巣に働き排卵がおこります。

排卵が終了すると、プロゲステロンが働き子宮内膜を分厚くすることで着床しやすい子宮の状態に整えます。

分厚くなった子宮内膜に着床が起きると妊娠が成立しますが、着床が起きなかった場合は子宮内膜からプロスタグランジンが出てきます。プロゲステロンによって分厚くなった内膜組織をプロスタグランジンによって体外に排出することで生理が起きます。分厚くなった内膜組織を体外に排出する際に起きる痛みや不調が生理痛です。

生理痛で日常生活に影響がでている場合

日常生活に影響が出ている生理痛は月経困難症と呼ばれます。下腹部の強い痛みのみならず頭痛、胃痛、吐き気、めまい、下痢などを伴う場合も月経困難症に当たります。
また、月経困難症には明確な原因がない機能性月経困難症と、明確な原因疾患による器質性月経困難症という二つのタイプがあります。

機能性月経困難症は、プロスタグランジンの分泌量が過剰であったり感受性が高い方で起こると考えられています。思春期女性の月経困難症の多くは機能性月経困難症に当てはまり、出産を経験すると改善することもあります。
また、ストレス、栄養不良(偏った食事)、飲酒、喫煙などで悪化するともいわれています。

器質性月経困難症は、子宮内膜症や子宮筋腫など明確な女性特有の生殖器官に疾患が原因となって引き起こされます。器質性月経困難症の場合は原因となっている疾患の治療がとても重要です。

・子宮内膜症とは

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外にできてしまう疾患です。子宮の外にできた内膜が月経困難症の原因となることがあります。子宮内膜症が原因で、子宮の外にできた内膜は、子宮内の内膜と同じく生理周期に合わせて成長していき、生理周期の終わりに生理の経血として剥がれ落ちるため、子宮外にある内膜も出血や痛みを引き起こす可能性があります。

子宮内膜症による月経困難症は、子宮外の内膜が傷跡のようになってしまうことで、月経血による炎症や癒着(他の臓器とくっついてしまうこと)が原因となっています。また、はがれた内膜が腸や膀胱などの近くに広がってしまうことで、排尿や排便に影響を与えたり、下腹部痛や性交時の痛みを引き起こすこともあります。

・子宮筋腫とは

子宮筋腫は、子宮筋層にできる良性の腫瘍(筋肉のかたまり)です。子宮筋腫の大きさや位置によって、月経困難症を引き起こすことがあります。

生理周期の際には、出血が多くなり、長く続くことがあります。子宮筋腫は、体内のエストロゲン量が多い場合に発症しやすく、閉経後に自然に小さくなることもありますが、サイズが大きい場合や症状が強い場合、不妊症の原因になっている場合には、ホルモン療法や手術による治療が必要になることがあります。

・子宮腺筋症とは

子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が、子宮の筋肉のなかにできる病気です。子宮の筋肉の中にできた組織が生理周期の際に出血をおこし、子宮の筋肉が厚くなることが原因で、月経困難症を引き起こします。
生理周期の際には、出血が多くなり、痛みも強くなることがあります。治療法には、低用量ピルなどのホルモン療法や手術療法があります。

生理痛は我慢せずに、コントロールして上手く付き合う

生理痛は仕方がない、我慢すれば数日すればよくなる、と辛い生理痛を我慢していませんか?
生理痛は我慢せず、コントロールして自分に合った付き合い方をすることで軽減することができるかもしれません。

栄養バランスの良い食事や適度な運動、生理中に下腹部体を温めることも生理痛の緩和に繋がります。また低用量ピルを服用することも辛い生理痛の緩和に向けた選択肢の一つです。

低用量ピルとは経口避妊薬といわれるお薬です。プロゲステロンとエストロゲンの成分を合わせてできた錠剤です。
1日1回服用することで排卵を抑制し、子宮内膜も増殖を抑えることができ、適切な服用を行えば99.7%の避妊効果があります。
また、低用量ピルを服用することで排卵が抑制され排卵痛の軽減、月経出血量の減少、生理痛の軽減にも効果があります。PMS(月経前症候群)、ニキビなどの肌荒れ、生理不順、子宮内膜症の改善にも効果を発揮します。
辛い生理痛を我慢せず、生理を低用量ピルでコントロールすることで症状が和らぐかもしれません。

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痛み止めが効かないときの原因は?

月経痛が酷い際に痛み止めを服用したにもかかわらず効かない場合には下記のような原因があります。
まず、代表的なのは、「服用のタイミングが遅い」場合です。
薬を服用してから効くまでには、おおよそ20分~30分程度の時間がかかります。
痛みが酷くなってから痛み止めを服用しては「遅い」のです。痛みが酷くなりそうな時は、早めに服用しましょう。

また、キャベツや牛乳は痛み止めの効果を低減させることがあるので一緒に食べるのは控えましょう。

最後に、「強いストレス」も痛み止めが効きづらい要因になります。
ストレスは自律神経を緊張させ、痛みなどの刺激に過剰に敏感になります。身体がそうなってしまうと、いつもより痛みを感じやすい状態にさせてしまうので痛み止めが効きづらいと感じます。

生理痛などの症状をセルフチェック

生理中のさまざまな症状に悩まされているけど、婦人科へ受診するタイミングがわからない…なんて方は、下記の項目に当てはまるものがないか確認してみてください。
どれか1つでも当てはまるものがあれば、婦人科への受診をおすすめします。

□経血量が多く、夜用ナプキンが2時間もたない
□レバー状の血の塊がでる
□生理期間以外にも、下腹部痛や腰痛がある
□生理中は必ず痛み止め(鎮痛剤)を使用する
□生理中は食欲がない
□3か月前と比べて、明らかに生理が重くなっている
□頭痛や吐き気、ぼーっとしてしまうことがある
□悪寒や発熱の症状が毎回起きる
□排便やセックスの時に痛みを感じる
□おなかを触るとしこりを感じる
□生理期間以外にも息切れや動悸を感じる
□貧血気味になる
□妊活してるにもかかわらず、なかなか妊娠しない

婦人科に行く機会がない方は、なかなか行きづらさを感じると思いますが、この機会にご自身に合った婦人科や医師を見つけておくと、今後も何かあった際に相談しやすい環境を作ることができます。

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※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

生理痛は女性の身体の自然なメカニズムで起きる症状です。毎月の生理が辛いと、前後の期間もブルーな気持ちになりますよね。

生理痛の悩みは決して自分1人で抱え込まずに、産婦人科に相談したり、低用量ピルを一つの選択肢として検討してみるのをおすすめします。
1日でも早く生理痛の悩みから解放されるように、できることからはじめてみましょう。