低用量ピルの持ち運びは何にいれる?正しい持ち運び方法や注意点を紹介

低用量ピルは、毎日同じ時間に服用する必要がある薬です。服用するタイミングは人により違うため、外出先で低用量ピルを飲んでいるという方もいると思います。この記事では、低用量ピルを持ち運びする方法や、持ち運びする際の注意点について紹介していきます。

低用量ピルはどうやって持ち運びするべき?

低用量ピルは、紛失を防いで大切な錠剤を保護するために、ピルケースなどの袋に入れて持ち運びするのがおすすめです。シートをそのまま入れられるサイズの袋を用意し、その袋に入れて持ち運びするようにしましょう。

持ち運びする際の注意点

低用量ピルを持ち運びする上で、注意すべき点について紹介します。

低用量ピルをシートから出さない

低用量ピルは、シートに入った状態で処方されます。持ち運び時コンパクトにするために、錠剤をシートから取り出してピルケースに入れたい方もいるかもしれません。しかし、専用のシートに入っていることによって外気との接触を防ぎ、成分の安定性を保っています。そのため、シートから出すと空気中の酸素や水分と反応して成分が変化してしまう可能性があります。また、ピルの種類によっては服用の日数によって錠剤に含まれているホルモン量が調整されているものがあります。旅行などで数日分を持ち歩きたい場合でも、正しい順番で服用ができるように、シートに入ったまま携帯しましょう。

ピルシートをそのままカバンに入れない

ピルシートをそのままカバンに入れて持ち運びすると、カバンの中で他の荷物に当たってシートが折れ曲がったり、錠剤がシートから出てしまったりする可能性があります。一度シートから出てしまうと、前述の通り錠剤の成分が変化してしまうほか、ピルの錠剤は非常に小さいので、そのまま錠剤を紛失してしまう可能性もあります。常にピルケースなどの袋に入れて持ち運びするようにしましょう。

ピルシートを折り曲げない

コンパクトなカバンなどに低用量ピルを入れて持ち運びする場合、ピルシートを折り曲げてカバンに入れたくなりますが、シートを折り曲げる際に誤って錠剤をシートから押し出てしまったり、持ち運びしている最中に錠剤同士が当たってシートから出てしまう可能性があります。シートは折り曲げないようにしましょう。

ピルケースの選び方

低用量ピルの持ち運びに適したピルケースの選び方を紹介します。

箱タイプではなく袋タイプを選ぶ

一般的にピルケースと呼ばれているものは、ピルではないお薬などの医薬品を入れるための、蓋がついた箱型のケースです。ですが低用量ピルの持ち運びにおいては、薬剤のシートを曲げずにそのまま入れることを推奨しているため、箱型ではなく袋状のものを選ぶようにしましょう。

チャック付きポリ袋でも代用できる

100円ショップなどで売っているチャック付きポリ袋をピルケース代わりに利用することもできます。チャックがついているため、ピルシートが袋から出るのを防げて便利です。また、袋の表面に服用時間などを記入しておけば、服薬管理もしやすくなるでしょう。

メデリピルではオリジナルのピルケースが手に入る

メデリピルで低用量ピルを処方された場合、定期便では3シート目配送時にオリジナルデザインのピルケースを同梱してお届けしています。可愛いデザインと柔らかい色合いのケースで低用量ピルの持ち運びができます。また、おまとめプランを選択すれば初回から同梱になり、総額もお得になるためおすすめです。
※処方されたピルの種類によっては、製薬会社の専用ピルケースをお付けしています

まとめ

今回の記事では、低用量ピルの持ち運び方法や持ち運びする上での注意点などについて紹介しました。低用量ピルは、シートから出さずに持ち運びする必要があるという点に気をつけましょう。自分のお気に入りのピルケースを使って、気分を上げながら服用を続けられるようにできると素敵ですね。

ピルをはじめるならメデリピル

ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円


メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

本記事では低用量ピルの偽薬を飲み忘れてしまった場合にどうなるのかを始めとして、そもそもの休薬期間の仕組みや必要な理由などを解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
低用量ピルを服用する上で休薬期間はなくてはならないものです。低用量ピルの効果で快適な日々を過ごすためにも、正しい方法で飲み続けることが大切といえます。
飲み続けることを習慣化するためにも偽薬は便利なため、飲み忘れが不安な方は28錠タイプを選ぶとよいかもしれませんね。

ピルを飲むと疲れが取れない…考えられる原因や改善方法について解説

ピルを飲んでいてどうしても疲れが取れないと感じたことはありますか?それには、いくつか考えられる原因があります。この記事では、ピル服用によって感じる倦怠感の原因と、その改善方法について解説していきます。

ピルとは

低用量ピルは、卵胞ホルモン「エストロゲン」と黄体ホルモン「プロゲステロン」が含まれた錠剤です。経口避妊薬として避妊目的で服用されることが多いですが、ほかに生理痛軽減やPMS症状の改善などにも効果があります。
また、ピルには、吐き気・腹痛・腰痛・むくみなどいくつかの副作用がありますが、実はそれらの副作用の中に倦怠感も含まれています。

ピルを飲むと疲れが取れないのはなぜ?

ピル服用によって疲れが取れないと感じる原因には、以下のようなものがあります。

ピルを飲み始めたばかりである

ピルを飲み始めて1〜2か月の頃は副作用が出やすいため、倦怠感も出やすくなると考えられます。飲み始めてから3か月ほど経つと、副作用が見られなくなることが多いです。

ピルとの飲み合わせが悪い薬を飲んでいる

アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤、フルコナゾール・ボリコナゾールなどの抗真菌薬はピルとの飲み合わせが悪く、ピルと併用するとピルの副作用が出やすくなるため、倦怠感も強くなる可能性があります。

肝臓の病気が隠れている

ピルは肝臓で吸収されるため、肝臓に負担をかけやすいです。倦怠感のほかに、食欲不振や皮膚の痒みを感じたり、皮膚が黄色に変色していたりする場合は、肝障害が出ている可能性があります。このような症状が見られたら、病院を受診するようにしましょう。

貧血がある

生理の出血などが原因で知らないうちに貧血になっていることがあります。貧血が原因で、倦怠感、立ちくらみ、朝起きられない、疲れやすいなどの症状がでていることがあります。
生理中に血の塊が出たり、ナプキンを1時間で変えないといけないほど出血が多い場合は、過多月経という病気の可能性があります。産婦人科で診察を受けるようにしましょう。

疲れが取れない時の改善方法

ピルを飲んで疲れが取れない時におすすめの改善方法を紹介します。

自分に合うピルを探してみる

ピルにはいくつか種類があり、自分の体質に合わないピルを飲んでいることが原因で副作用の倦怠感を強く感じている可能性があります。ピルを3か月以上飲み続けても不調が続く場合は、一度医師に相談して、より自分に合うピルがないか探してみましょう。

生活習慣を見直してみる

疲れが取れない原因として、ピルだけでなく睡眠不足や不規則な食事なども関係している可能性があります。十分かつ質の良い睡眠がとれるようにスケジュールの調整をしたり寝る前にスマホを触ることを控える、寝具を自分に合うものにするなどの工夫をしてみましょう。
また、できるだけ毎日入浴して血流やリンパの流れを良くしておくのも疲れを感じにくくなるのでおすすめです。
最後にどれだけ疲れていても、きちんと食事は摂るようにしましょう。食事を怠ってしまうとエネルギー不足で疲れを感じやすくなってしまいます。バランスの良い食事が難しい日にはサプリメントなどで補給しましょう。
一度生活習慣を見直してみることで、疲れを軽減できるかもしれません。
できることからやってみましょう。

今回の記事では、ピルを飲んで疲れが取れない原因や改善方法について紹介しました。ピルには副作用として倦怠感があるため、ピルを飲み始めたばかりの頃や飲み合わせが悪い薬を飲んでいる場合には、特に強い疲れを感じる可能性があります。ピルを飲み始めて3か月以上経っても疲れが取れない場合は、別のピルに変えてみたり、肝臓や貧血のチェックを受けたり、生活リズムを見直してみたりしましょう。

ピルをはじめるならメデリピル

ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円


メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

本記事では低用量ピルの偽薬を飲み忘れてしまった場合にどうなるのかを始めとして、そもそもの休薬期間の仕組みや必要な理由などを解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
低用量ピルを服用する上で休薬期間はなくてはならないものです。低用量ピルの効果で快適な日々を過ごすためにも、正しい方法で飲み続けることが大切といえます。
飲み続けることを習慣化するためにも偽薬は便利なため、飲み忘れが不安な方は28錠タイプを選ぶとよいかもしれませんね。

ピルとステロイドは併用できる?併用時の注意点や他に併用ができない薬について解説

様々な病気の治療で用いられているステロイドですが、ピルとの併用はできるのでしょうか。併用における注意点や、他にピルと併用ができない薬などについて一緒に見ていきましょう。

ピルとは?

低用量ピルとは、卵胞ホルモン「エストロゲン」と黄体ホルモン「プロゲステロン」の2種類の女性ホルモンが配合された錠剤のことです。主に経口避妊薬として服用されており、毎日正しく服用を継続すれば99.7%以上の避妊率があるとされています。避妊以外では、生理痛の軽減や月経困難症の治療などを目的に服用されることもあります。

ステロイドとは?

ステロイドとは、腎臓の上端にある副腎という部分で作られる副腎皮質ホルモンのことです。ステロイドには塗り薬・飲み薬・注射薬などがあり、体内の炎症を抑える効果があるため様々な病気の治療で利用されています。

ピルとステロイドの併用には注意が必要

ピルとステロイドを併用すると、ステロイドの効果が強く出てしまう可能性があります。効果が強く出るとその分副作用も起きやすくなるため、注意が必要です。

身近な薬でステロイドが含まれているものは?

ステロイドの塗り薬や飲み薬などはわかりやすいですが、実は花粉症の点眼薬や点鼻薬にも含まれている場合があります。過去には、花粉症への効果をうたう健康食品にステロイドが含まれており、無承認無許可医療品として問題になった事例もありました。気付かぬうちにステロイドを摂取している場合もあるため注意が必要です。

ステロイド以外にピルと併用注意の薬はある?

異なる2種類の薬を併用する以上、基本的に全ての薬は併用できるかどうか、確認することを前提としておくと安心です。特にピルとの服用が制限されている薬について、以下で列挙しています。ピルと他の薬の併用を希望する際は、あらかじめ医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

ピルと併用できない薬

・C型肝炎の治療薬
→肝機能に異常が出る可能性があります。
→ピルの効果を弱める可能性があります。

ピルと併用する際に注意が必要な薬

・テトラサイクリン系、ペニシリン系の抗生物質
・バルビツール酸系、ヒダントイン系の抗てんかん薬

→ピルの効果を弱める可能性があります。

・アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤
・フルコナゾール、ボリコナゾールなどの抗真菌薬

→ピルの副作用を強める可能性があります。

・アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬
・モルヒネ
・血糖降下薬

→ピルがこれらの薬の効果を弱める可能性があります。

・三環系うつ剤
・免疫抑制剤
・副腎皮質ステロイド

→ピルがこれらの薬の効果を強める可能性があります(副作用も出やすくなります)。

まとめ

今回の記事では、ピルとステロイドの併用について解説しました。炎症を抑える効果があることから様々な病気の治療で使われているステロイドですが、ピルと併用するとステロイドの効果が強く出てしまう可能性があるため、必ず事前に医師に相談が必要です。他にもピルと併用する際に注意が必要な薬はいくつかあるため、処方時に医師や薬剤師に相談してみましょう。また、お薬手帳を1冊にまとめて服用中の薬などを全て記載しておけば、併用注意な薬の確認がスムーズに行えます。ぜひお薬手帳も活用してみてください。

ピルをはじめるならメデリピル

ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円


メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

本記事では低用量ピルの偽薬を飲み忘れてしまった場合にどうなるのかを始めとして、そもそもの休薬期間の仕組みや必要な理由などを解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
低用量ピルを服用する上で休薬期間はなくてはならないものです。低用量ピルの効果で快適な日々を過ごすためにも、正しい方法で飲み続けることが大切といえます。
飲み続けることを習慣化するためにも偽薬は便利なため、飲み忘れが不安な方は28錠タイプを選ぶとよいかもしれませんね。

【医師監修】妊娠を希望する場合、低用量ピルはいつやめればいい?注意点も紹介

【医師監修】妊娠を希望する場合、低用量ピルはいつやめればいい?注意点も紹介

妊娠を希望する状況になった場合は、ピルの服用をやめる必要があります。妊娠を希望する場合ピルをいつやめるべきなのか気になるところですよね。安心して妊娠準備をするためにも、改めてピルの正しい知識を確認してみましょう。

今回は、ピルの基礎知識や効果、ピル服用中に妊娠を希望する場合の注意点などを徹底的に解説していきます。自分自身の将来のためにも、ぜひ参考にしてください。

そもそもピルとは何?

ピルは大きく分けて「低用量ピル」「超低用量ピル」「中用量ピル」「アフターピル」4つに分類されます。ピルの種類によって違った用途で処方されます。
低用量ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンが主成分となっており「経口避妊薬」とも呼ばれるため、避妊を目的としたイメージが強いです。しかし、副効用として肌荒れの改善や月経トラブルの改善などが期待できます。

ピルの使用目的とは

低用量ピルの使用目的は、継続的な避妊だけでなく、月経困難症やPMS(月経前症候群)の改善子宮内膜症など病気の治療など多岐にわたります。生理による下腹部痛・腰痛・頭痛・気分の落ち込みなどの症状が見られる場合は、低用量ピルの服用によって改善が見られる場合あります。

超低用量ピル 低用量ピル 中用量ピル アフターピル
使用目的 ・生理痛

PMSの軽減

月経困難症の改善

月経不順の改善

・子宮内膜症の治療

・肌トラブルの改善

など

・避妊・生理痛

PMSの軽減

月経困難症の改善

・生理不順の改善

・子宮内膜症の治療

・肌トラブルの改善

など

月経移動 緊急避妊
エストロゲン含有量 超低用量 低用量 中用量 含まれていない
飲み方 【21錠タイプ】

休薬期間以外は

1日1錠を毎日服用

【28錠タイプ】

休薬期間は偽薬を服用

【21錠タイプ】

休薬期間以外は

1日1錠を毎日服用

【28錠タイプ】

休薬期間は偽薬を服用

生理を避けたい日から逆算して数日間継続して服用 性行為後から72時間以内に

1度だけ服用

ピルを飲んでいると妊娠しにくい?

妊娠を希望する場合は、その時期に合わせた服用の中止も大切なポイントになります。妊活を開始する3~4か月前に低用量ピルの服用をやめるといいでしょう。3〜4か月の間に自然な月経と排卵周期が戻ります。ただし、これには個人差があるため、低用量ピルを辞めて3か月以内に生理がもどって来なければ産婦人科を受診するようにしてください。」と基礎体温を知ると妊娠に備えやすくなります。基礎体温を測りながら排卵の様子を見るといいかもしれません。

ピルの服用をやめる際に気を付けること

ピルをやめることによって、今まで軽減されていた生理痛やPMSなどの生理トラブルの症状に再び悩まされてしまうことがあります。ピルの服用停止とともに、もともと生理不順だった方は徐々にピルを飲んでいない状態の体に戻り、生理周期が乱れる可能性があります。生理痛がひどかったり、生理予定日を過ぎて2週間以上経っても生理が来ない場合は、産婦人科医に相談しましょう

低用量ピルによる不妊治療は難しい

低用量ピルは月経困難症や子宮内膜症の治療にも使われることから、不妊治療にも使えるのではないかと期待する方がいますが、低用量ピルを飲むことで排卵が抑えられてしまうため、不妊治療中に継続して飲むことはできません(月経周期を合わせるために短期間飲むことはあります)。しかし、妊活を始める前までに低用量ピルを飲むことによって子宮内膜症の発症を予防することができれば、不妊の原因が一つ減ることとなり将来の不妊予防につながるといえるでしょう。

妊娠中・授乳中にピルは服用できる?

妊娠中にピルを服用しても、胎児への影響を心配する必要は基本的にないといわれています。しかし、妊娠が判明した時点でピルの服用は中止しましょう。

授乳している場合のピル服用は、低用量ピルのガイドラインにおいて、産後6か月以上経っており医師が服用可能と判断すれば処方してもらうことができます。授乳中に低用量ピルを服用すると、母乳の量や質の低下が起こることがあり、母乳に低用量ピルの成分が微量に含まれることがありますが、赤ちゃんに影響が出ることは少ないと考えられています。授乳をしていない方は産後3~6週間以降に服用を再開することができます。服用を希望する場合は、必ず出産時期を医師に伝えて、服用できるかどうかを判断してもらいましょう。

オンライン処方のメデリピルなら始めやすい

オンラインでのピル処方を検討しているけど、特に安心して信頼できるサービスを利用したいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

今回は、ピルの基礎からピル服用時の妊娠に関する疑問などを徹底的に解説していきました。将来妊娠を希望している人にとって、ピルの服用による妊娠への影響は気になるでしょう。ピルの服用が不妊を引き起こすことは無いため、安心して服用してくださいね。

妊娠を希望する場合は、ピルの服用をやめるタイミングが大切です。ピルはいつでもやめることはできますが、ホルモンバランスがもとに戻るまでの期間は人それぞれです。服用をやめる際は、事前に医師と確認した上で時期を検討しましょう。

ピルを病院でもらうと値段はいくら?安く手に入れる方法は?ピルの正しい購入方法を解説

今回の記事では、ピルを病院で処方してもらう際にかかる値段や、購入方法について解説していきます。ピルについて正しい知識を手に入れて、これまでピルを服用したことがない人も、適切に処方が受けられるよう、ピルの入手方法や値段についてわかりやすくお伝えしていきます。

ピルは病院でしかもらえない?

ピルは、家の近くの薬局で市販薬と同じように売られているわけではありません。ピルを購入するには、病院で医師の診療を受け処方してもらう必要があります。また、最近ではオンライン診療サービスも充実しており、自宅などで診療を受けそのまま自分に合ったピルを郵送してもらうことができます。いずれにせよ、医師による処方がない一般的な薬局ではピルを購入できない、という点に注意が必要です。

オンライン診療サービスとは?

前述したオンライン診療サービスについて、もう少し詳しく説明します。こちらは、平日日中などの病院が開いている時間に来院できないという人におすすめのサービスです。オンラインで医師の診療を受けて自分に合うピルを処方してもらい、自宅まで郵送してもらうことができます。体調面などに不安がある場合にはその都度医師に相談することもできるため、忙しい人には、より負担なく行うことができるでしょう。
ただし、ピルを継続服用する場合には定期的に健康診断や子宮頸がん検診などを受け体の状態を確認するようにしてください。

ピルを病院で処方してもらう場合の値段は?

まずピルには、LEP(Low dose Estrogen Progestin)という治療目的のものと、OC(Oral Contraceptives)という治療目的でないものの2種類があります。子宮内膜症や月経困難症の治療薬として処方されるLEPは保険適用になりますが、避妊や生理の移動などを目的として処方されるOCは自費負担となります。以下で、ピルの種類ごとにかかる値段を解説します。

低用量ピル

長期的な避妊や生理痛軽減のために服用されるピルです。LEPとして処方されることも、OCとして処方されることもあります。
・LEP(保険適用)の場合かかる値段…1,000〜3,000円程度/月
・OC(自費負担)の場合かかる値段…2,000〜3,000円程度/月

超低用量ピル

子宮内膜症や月経困難症の治療のために処方されるピルです。LEPとして処方されることがほとんどですが、オンライン診療など自由診療で処方される場合は自費になります。
・LEP(保険適用)の場合かかる値段…600〜2,000円程度/月
・OC(自費負担)の場合かかる値段…7,000〜12,000円程度/月

中用量ピル

生理日移動や生理不順改善のために処方されるピルです。生理日移動を目的とした服用の場合は自費負担として処方され、生理不順のための服用を目的とした場合は保険適用として処方されます。
・自費負担の場合かかる値段…5,000〜8,000円程度
・保険適用の場合かかる値段…2,000〜3,000円程度

アフターピル

緊急避妊のために処方されるピルです。避妊は病気の治療という扱いにならないため保険適用にはならず、必ず自費負担として処方されます。
・自費負担でかかる値段…8,000〜20,000円程度

ピルを安く手に入れる方法はある?

結論、ピルは医療機関を受診した方が安く手に入ることがあります。
ピルは医師の出す処方箋が必要な「医療用医薬品」であり、「一般用医薬品」のように薬局で入手できるものではありません。子宮内膜症や月経困難症など病気の治療目的で処方される場合は、保険適用になるため多少負担額が少なくなりますが、それ以外の避妊や生理痛軽減を目的とする場合は全額自費負担となります。海外輸入販売サイトで安価の個人輸入ピルが販売されていることもありますが、破損していたり模造品の可能性もあり、服用後に体に異変が起きても保証がないため、病院やオンライン診療などの正しい方法で手に入れましょう。

「ピルを購入したいけど病院の開いている時間に通院が難しい」という方には、オンライン診療サービスがおすすめです。自宅で医師の診療と処方を受けた後、ピルが自宅に届きます。ただし病院と違って、オンライン診療は自由診療になるため保険適用にはならないことに注意が必要です。

またオンライン診療サービスのメデリピルなら、低用量・超低用量ピルの服用期間中は無料で何度でも医師の診療を受けられます。ピル服用中に体調を崩したり何か不安なことがあったりしても、気軽に医師に相談することができるので安心です。

まとめ

今回の記事では、ピルを病院で処方してもらう場合にかかる値段や、購入方法についてご紹介しました。ピルは避妊や生理痛軽減などの嬉しい効果を得られます。正しい方法でピルを入手して、より快適に日々を過ごしていけると良いですね。

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

子宮内膜症が不妊の原因になる理由、症状や治療法をレクチャー

20~30代の女性に発症することが多い「子宮内膜症」。子宮内膜症を放っておくと、不妊の原因になる可能性があります。この記事では、子宮内膜症の病態や症状について解説します。また子宮内膜症が不妊の原因となる理由や、子宮内膜症性不妊の治療法もご紹介します。

子宮内膜症と不妊は関係あるの?

子宮内膜症と不妊にはどのような関係があるのでしょうか。まず子宮内膜症の概要を解説し、それから子宮内膜症が不妊の原因になる理由や治療法についてご紹介します。

子宮内膜症とは

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織や子宮内膜そのものが、子宮ではないところに出来てしまう病気です。20代~30代での発症が多いといわれており、特に30~34歳が最も多いとされています。子宮内膜は、生理周期に合わせて厚くなっていく特徴があります。生理の時に経血が排出されずに体内に溜まったり、周りの臓器と癒着を起こしたりします。これらが様々な症状を引き起こす原因といわれており、不妊を引き起こす原因としても知られています。

子宮内膜症に関連した病気

子宮内膜症は、いくつか関連する病気があります。それぞれの病気を解説していきましょう。

卵巣チョコレート嚢胞

卵巣チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症の一種で、本来子宮の内側にあるはずの子宮内膜が、卵巣にできてしまうことをいいます。卵巣で子宮内膜症が起きると、卵巣内に経血が溜まります。その経血が古くなるとチョコレートのように見えることから「卵巣チョコレート嚢胞」と呼ばれています。

子宮腺筋症

子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉のなかにできる疾患です。女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けて、子宮筋層内で組織が増殖と剥離を繰り返します。子宮腺筋症の病変があると子宮筋層が肥厚し、子宮自体が大きくなることがあります。

腹腔内(腹膜など)の炎症や癒着

子宮内膜症は、炎症や癒着がおもな病態です。組織が炎症を起こすと癒着し、痛みが生じるのです。なお、子宮や卵巣の周囲にある腹膜は、癒着が起こりやすい組織です。その部分の、腹膜に炎症や癒着が起きると、腹痛・腰痛・性行為痛・排便痛などの痛みを感じやすくなります。卵巣チョコレート嚢胞がある場合は、卵巣周囲や腹膜の癒着がよく見られます。さらに卵巣と卵管の間、子宮の後壁、直腸といった腸管との間にも癒着が起きることがあります。

子宮内膜症の症状

子宮内膜症の症状はさまざまです。自身に以下のような症状がないかチェックしてみてください。

生理痛・腰痛

子宮内膜症は、組織が炎症や癒着することで痛みを生じることがよくあります。その多くが月経痛や腰痛で、月経痛は子宮内膜症患者の約90%に見られる症状です。癒着が進行すると、月経のとき以外にも痛みが現れるようになります。

思春期や若い女性でも子宮内膜症は発生します。生理痛が強くて生活に支障が出る、薬を飲んでも効かないなどの症状がある場合は、子宮内膜症の疑いがあるため、産婦人科の受診をおすすめします。

過多月経・過長月経

子宮腺筋症の場合によくある症状が、過多月経や過長月経です。子宮の収縮には止血の効果がありますが、それが阻害されることにより経血量が増えるのです。また、過長月経は、8日以上出血が続く状態を指します。過多月経による貧血が見られることもあります。

骨盤痛

骨盤痛も子宮内膜症の症状のひとつです。骨盤内の臓器に癒着が生じることで痛みが出ます。この痛みは、月経時以外のときにも生じることがあります。

排便痛・排尿痛・性交痛

月経痛や骨盤痛以外の痛みには、排便痛や排尿痛、性交痛もあります。排便痛や排尿痛は、直腸や膀胱の近くで癒着が起きることで生じます。性交痛は、子宮と直腸の間が癒着することが原因です。

子宮内膜症の治療法

子宮内膜症の治療法には、「手術療法」と「薬物療法」の2つがあります。それぞれの詳細を解説します。

手術療法

卵巣チョコレート嚢胞のように、病巣が明確になっている場合には手術を考えます。ただし妊娠を希望するかしないかによって、手術内容は異なります。妊娠を望んでいる場合は、病巣部のみを切除します。望まない場合は、病巣部の摘出に加え、子宮・卵巣および卵管なども摘出するケースがあります。

薬物療法

子宮内膜症による痛みには、鎮痛剤を使います。鎮痛剤でも痛みを抑えられない場合には、低用量ピル、プロゲスチン製剤、GnRHの拮抗剤などを用いるホルモン療法を行うことがあります。ホルモン療法では女性ホルモンの分泌を抑えたり、病巣に直接作用させたりして症状を和らげることが可能です。

子宮内膜症が不妊の原因になる理由

ここでは、子宮内膜症が不妊の原因になる理由を解説します。

骨盤内の臓器の癒着

骨盤内の臓器には、子宮、膀胱、直腸があります。これらの臓器が子宮内膜症により、子宮後面と直腸、卵巣と卵管、卵管と子宮などが癒着すると、骨盤内の臓器の位置が異常となり、排卵、卵管への卵子の取り込み、卵管による卵の輸送などが阻まれます。その結果、不妊を引き起こしてしまうのです。

骨盤内の炎症

骨盤内の慢性的な炎症により、骨盤内に水が溜まることを「腹水」といいます。腹水が溜まると、免疫担当細胞や炎症物質サイトカインが増加します。その結果、卵胞の発育が悪化したり、卵の質の低下を招いたり、受精率や妊娠率が低下したりすると考えられています。また卵巣チョコレート嚢胞は卵巣機能を低下させることから、不妊につながるとされています。

子宮内膜症性不妊の治療法

ここでは、子宮内膜症性不妊の治療法について解説していきましょう。

待期療法

待期療法とは、これといった治療はせずに自然妊娠を待つ方法です。子宮内膜症の患者さんが必ず不妊であるとはいえません。排卵のころにタイミングよく性交し、自然妊娠することもあります。

ホルモン療法

ホルモン療法は、GnRH agonist製剤(リュープロレリン™など)や黄体ホルモン製剤(ジエノゲスト™)を3~6ヵ月間用います。これにより子宮内膜症を縮少させ、その後妊娠を待ちます。

腹腔鏡下手術

腹腔鏡下手術により、不妊の原因となっている卵巣チョコレート嚢胞や癒着を取り除く方法もあります。この手術によって、術後に20~35%の女性が自然に妊娠するという報告もあります。

体外受精

子宮内膜症性不妊に有効な方法として、体外受精があります。ただし、子宮内膜症の進行度や不妊期間などを鑑み、手術を先にするか、体外受精を先にするか、十分に検討する必要があります。

もしかして子宮内膜症と思ったら、早めの検診を

子宮内膜症は不妊の原因となります。妊娠を望まない場合でも、子宮内膜症の症状が該当するようなら、早めに検診するようにしましょう。また低用量ピルを服用することで、辛い生理痛を緩和することもできます。妊娠を希望しない期間であれば、低用量ピルを日常的に服用することで子宮内膜症の進行を抑えることができるといわれています。子宮内膜症なのか否か、自分で判断することは難しいので激しい生理痛や気になる症状があれば、早めに検診を受けましょう。

オンラインピル処方ならメデリピル

子宮内膜症との診断があり、治療のひとつとして低用量ピルを検討しているけど、日中に病院へ行く時間がとりにくい…という方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、忙しい方でもピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、安心して続けることができます。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方も、メデリピルなら、安心して始めることができます。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

もしかして月経困難症?放置はNG!チェックリストで症状を知って適切な治療を

生理周期に起こるさまざまな不調は、「月経困難症」かもしれません。この記事では月経困難症について、チェックリストや症状を紹介します。また、月経困難症の治療法も解説します。

月経困難症とは

月経困難症は生理期間中に起こる、日常生活に支障をきたすほどの身体的・精神的な症状のことです。月経困難症の主な症状には、月経痛、腰痛、頭痛、吐き気、むくみ、下痢、気分の落ち込みやイライラなどがあります。

日本では、女性の約4人に1人が月経困難症であるともいわれています。実際に医療機関を受診して治療を受けている人は約55万人、これは月経困難症の患者の中ではわずか数%といわれています。このことからもわかるように、たくさんの女性が月経困難症に悩まされています。

月経困難症チェックリスト

自分が月経困難症かどうか判断するのは難しいですが、まずは以下のチェックリストで確認してみましょう。当てはまるものが多い場合は、月経困難症の可能性があります。

・生理痛が原因で寝込んだり、起きることができない
・生理痛がひどく、仕事や学校を遅刻したり休むことがある
・生理痛が以前より強くなっている
・尿をするときや性行為のときに痛みを感じる
・生理中は毎日鎮痛剤を使っている
・生理中に鎮痛剤を飲んでも効かないことがある
・生理中に頭痛、吐き気、腰の痛みなどの症状もある

月経困難症の症状

月経困難症の主な症状には、次のようなものがあります。

腹痛・腰痛

生理中によくある症状の例が下腹部の痛み・腰痛です。生理中は子宮の内膜から「プロスタグランジン」という物質が出ることで、子宮を収縮させて経血を体の外に出すはたらきをしています。このプロスタグランジンの分泌量が多かったり、効きすぎたりするとこれ子宮周りの腹部、下腹部、腰の痛みのもととなります。また、経血の出口である子宮頸管が細いと、子宮が強く収縮したり経血が上手く出なかったりして下腹部に痛みを感じることがあります。この痛みは初経を迎えたばかりの10代や、出産経験のない若い女性に多くみられます。

頭痛

月経困難症では、頭痛の症状が出ることもよくあります。この原因は、プロスタグランジンに加えて、月経前~月経時にかけて女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が低下することが原因と考えられています。

吐き気

吐き気の原因も、腹痛の原因と同様で、痛みのもととなる「プロスタグランジン」の分泌によって引き起こされます。プロスタグランジンは子宮を収縮させ経血を子宮の外に出すはたらきをしますが、子宮以外にも胃や腸管も収縮させます。そのため吐き気をもよおす、胃のむかつき、お腹の張りといった症状が出ることがあります。

月経困難症の種類と原因

月経困難症には「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」の2種類があります。両者の違いは、原因となる疾患の有無です。原因疾患のないものは機能性月経困難症、原因疾患があるものは器質性月経困難症と定義されています。

機能性月経困難症

原因となる疾患がないのが「機能性月経困難症」です。子宮の内膜から出るプロスタグランジンという物質が子宮の筋肉や血管を強く収縮させる、子宮の出口が狭く経血が上手く排出できないといったことが原因と考えられています。10代後半~20代前半に多く、月経初日~2日目ころの出血が多い期間に症状が強く出ます。

器質性月経困難症

「器質性月経困難症」は、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、先天性子宮奇形などの疾患が原因です。原因となる病気によって、月経痛、出血量の増加などを引き起こします。20代後半~30代以降に多く、痛みが月経期間中継続することが多いのが特徴です。

月経前症候群(PMS)との違い

月経困難症と混同しがちなのが「月経前症候群(PMS)」です。両者は、症状が出るタイミングが異なります。月経困難症は月経が始まるとともに症状が出ますが、月経前症候群(PMS)は生理が始まる3~10日前くらいから症状が出ます。また、原因も異なります。月経困難症は子宮内膜症や子宮筋腫といった婦人科系の病気が原因となることがありますが、PMSは明らかな原因となる病気がないのが特徴です。

月経困難症を放置するとどうなる?

痛みを我慢して月経困難症を放置しておくと、次のような子宮の病気を見逃し、治療困難になる可能性が高まります。

子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の外にできてしまう病気のことです。癒着や炎症により不妊症になったり、子宮の外にできた内膜が、月経困難症の原因となることがあります。

子宮筋腫

子宮筋腫も、月経困難症の原因のひとつです。子宮筋腫は、子宮筋層にできる良性の腫瘍(筋肉のかたまり)のことをいいます。子宮筋腫の大きさや、腫瘍がどの位置にできたかによって、月経困難症を引き起こすことがあります

子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)

子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉のなかにできる疾患のことです。子宮の筋肉の中にできた組織が生理周期の際に出血してしまい、子宮の筋肉が厚くなることによって月経困難症を引き起こします。

月経困難症の治療法

器質性月経困難症も機能性月経困難症も、辛い症状を和らげることを目的に薬物療法が行われます。用いられる薬には、痛み止めや抗炎症薬、低用量ピルや子宮内避妊具などのホルモン剤などがあります。そのほか、漢方薬や鍼灸などの代替療法も選択肢のひとつです。

さらに器質性月経困難症の場合は、原因となる疾患の治療を行います。子宮腺筋症が原因の場合は、ホルモン療法や子宮全摘出手術などによる治療をします。また子宮筋腫が原因である場合は、ホルモン療法や子宮筋腫の摘出手術、子宮全摘出手術などが行われます。

月経困難症の治療にピルがおすすめの理由

月経困難症の治療に、低用量ピルはとても有効です。卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンが含まれ、服用することで女性ホルモンのバランスを整え、子宮内膜増殖の抑制、排卵の抑制が見込めます。また、子宮内膜症の進行を抑える効果もあるといわれています。

月経困難症は放置しないで

生理痛がひどい人は「いつもの生理痛か」とあきらめたり、我慢したりする人が多いかもしれません。しかしそれが月経困難症なら、放置することで病気が悪化してしまうこともあります。低用量ピルを服用することで、生理痛や生理中の諸症状を緩和することもできます。激しい生理痛は決してそのままにせず、病院やクリニックを受診しましょう。

月経困難症の治療もオンラインピル処方のメデリピルで

月経困難症の治療のひとつとして低用量ピルを使用を検討している方で、日中に病院へ行く時間が取りにくい…という方は、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療を行い、ピルの処方までオンライン上で完結するので、スキマ時間で医師の診療・処方を受けることができます。
ただし、メデリピルでは自由診療となるため、月経困難症の治療目的での処方でも保険適用にはなりませんが、迅速に空いた時間を有効活用してピルの処方をしたいという方にはピッタリのサービスです。

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

生理の痛みを例えると強制労働!?男性でいう〇〇と同じくらい?知っておくべき生理の基本

多くの女性が苦しむ生理痛。男性や生理痛のない女性にとっては、その痛みはなかなか理解しづらいのでは?今回の記事では生理の痛みについて、生理が起きる仕組みなども交えながら詳しく解説していきます。これを機に、生理痛に対する正しい理解を手に入れましょう!

生理とは

生理とは、ひとことで言えば「子宮の一部が剥がれ落ちる現象」です。
聞いているだけでとても痛そうですね。女性は、胎児を育てる上で大切になる「子宮」という内臓を持っており、その内側部分を「子宮内膜」と言います。生理において剥がれ落ちるのは、この子宮内膜です。では、なぜ子宮内膜は剥がれ落ちてしまうのでしょうか?

生理の仕組み

まず女性の体内では、およそ月に1回のペースで「排卵」ということが行われています。これは、子宮の近くにある卵巣という部分から卵子が排出されることです。排卵が行われるとき、基本的に女性の体は妊娠することを目標としています。そのため卵子は、卵管という子宮の方へ進む道のりで精子との出会いを待ちます。
このとき、先ほどお話しした子宮内膜は、ふわふわのベットのような分厚い状態になります。これは、もし卵子と精子が出会い受精卵が誕生していた場合に、その受精卵を優しく包み込んであげられるようにするためです。

ですが、性交渉をする男女が妊娠を望んでいないときは、コンドームやピルなどを用いた避妊が行われます。そうすると、体内に精子が入りづらいため、卵子と精子が出会う確率も下がります。

受精卵が到着したときのために子宮内膜は分厚くなっていましたが、そもそも受精卵が誕生しないと、残念ながら子宮内膜は不要となるため、体内には残らず、血液と共に剥がれ落ち、体外に排出される(=生理)のです。

生理周期と体調の変化

女性には「生理周期」というものがあり、1か月で4つの体調変化があります。それぞれの期間について以下で説明します。

卵胞期

卵胞期は、生理が終わった直後〜排卵が行われる前までの期間を指します。
この期間は、比較的ポジティブな気分が続きます。エストロゲンという卵胞ホルモンが放出されることで副交感神経が刺激され、優しく外向的になれます。肌や髪のツヤも良くなり、全体的に好調な期間です。

排卵期

排卵期は、その名の通り排卵が行われる前後の数日間のことを指します。
ホルモンバランスが急激に変化することによって気分もゆれやすく、元気な時間と落ち込む時間が交互に来ることがあります。エストロゲンの量が減少することで、肌の調子も悪くなります。ここから、少しずつ気持ちが不安定になっていきます。

黄体期

黄体期には、卵子を包む役割をしていた卵胞が黄体というものに変化し、黄体ホルモンであるプロゲステロンを放出します。このホルモンの影響で子宮内膜はより分厚くなり、同時に便秘や肩こり、胸の張りなどの症状が出てきます。むくみやニキビ、肌のくすみなども見られ、不調が続く辛い期間です。

生理

先ほど説明したように受精卵が誕生しなかった場合、不要になった分厚い子宮内膜は血液とともに剥がれ落ち、体外へと排出されます。これをいわゆる「生理」と呼ぶのです。この期間は、プロスタグランジンの影響で、頭痛、後ほど説明する生理痛など、色々な不調が発生します。気持ちも憂鬱になりがちで、この暗い気分は生理が終わるまで続くことがあります。

生理の痛みはどれくらい?例えるなら?

生理前

生理前はお腹が張りやすくなります。これは、生理前の黄体期に分泌されるプロゲステロンというホルモンの影響で、腸のぜんどう運動が低下し体内にガスが溜まりがちになるからだとされています。むくみや体のだるさなどもあり、無気力になりやすい時期です。また、生理前は過食傾向になる女性も多く、自分でも驚くほどの量のごはんやお菓子を食べて、あとから自己嫌悪になることを経験した方も多いのではないでしょうか。

分かりやすく例えると、おならがなかなか出なくてすっきりしない状態のまま腰におもりを付けられ、満員電車の中でずっと立たされているような状態に近いといえます。例えば会食があっても、何もしたくない・誰にも会いたくないという気持ちになってしまいます。また、ついさっきごはんを食べたのにすぐお腹が空いてしまい、別のごはんやお菓子に手を出すということをずっと繰り返して、次第にそんな自分に嫌気が差してきます。

生理中

生理中はとにかくお腹の痛みと体全体の不快感が強い時期です。腹痛がひどすぎて朝ベッドから起き上がれない、ずっと立っているのがつらく感じるなどの状態になります。また、子宮内膜が剥がれ落ちる際に同時に血液も体外に排出され、人によっては下痢をしやすくなります。生理痛がひどい状態は医学的に「月経困難症」と呼ばれており、人によっては嘔吐したり失神したりするケースもあります。

こちらを働く男性の例で言えば、やるべきタスクが大量に溜まっている日に、腰痛・腹痛・下痢・体のだるさなど、ありとあらゆる不調が一気に押し寄せ、仕事をうまく進められない状態に近いでしょう。生理痛がひどい人の場合、お腹の内側をハンマーや金属バットで叩かれるような鈍い痛みが常に続き、ときどき太い針で刺されるような鋭い痛みが来ます。

これらを踏まえると女性の体は毎月定期的に、休んだり抵抗したりすることのできない言わば「強制労働」をさせられていると言えるかもしれません。

生理の痛みを理解してもらう大切さ

生理は女性の体で起こるものですが、だからと言って男性が生理に対して無関心でいて良いというわけではありません。男女は同じ社会の中でともに生活しているため、女性が安心して日々を過ごし仕事などでさらなる成長を目指すためには、男性からの生理に対する正しい理解と支援が重要となります。

生理の痛みを改善するには?

ここまで、具体的な生理の痛みについて説明してきましたが、そのつらい痛みはどのようにしたら改善するのでしょうか。

まずは、生理痛があるときは体を温めたり血行を良くするほうが痛みが和らぎます。
腰にカイロを当てたり膝掛けを使ったりして体の外側から温めるほか、お風呂の入浴なども効果的です。
また、痛みが強い場合は、漢方や鎮痛薬を飲むのも1つの手です。
漢方は、便秘や腰痛に作用する桃核承気湯(とうかくじょうきとう)や、体の冷えやむくみに作用する当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)がおすすめです。他にもいくつか種類があるので調べてみましょう。

つらい生理痛には低用量ピルが有効

生理痛の改善にあたっては、低用量ピルを飲むのも有効です。
低用量ピルにはプロゲステロンとエストロゲンという2種類の女性ホルモンが入っており、服用によって体内のホルモンバランスを整えることができます。同時に子宮内膜が分厚くなり過ぎるのを防ぐことができ、結果的に生理痛軽減につながります。

まとめ

今回の記事では、生理の痛みがどのようなものなのか、男性の場合の例えを用いながらご説明しました。生理に対して男女みんなが正しい理解をし、適切なサポートをしていけるようになると良いですね。

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

生理中の便秘がつらい…対策法を今すぐチェック!

ピルにはホルモンバランスを整える効果があり、避妊や生理痛の緩和に広く使用されています。この記事では、ピルの服用中に起こる効果と副作用に焦点を当て、ピルが体に与える影響について解説しています。

ピルで便秘になるって本当…⁉

低用量ピルはホルモンバランスを整える効果を持ち、主に避妊や生理痛の緩和に用いられる薬です。
一方で吐き気や頭痛、下痢などの副作用が起きることもあります。また副作用のひとつとして便秘の心配をしている人もいますが、実はピルの服用で便秘になる可能性は低いとされています。
ピルを服用することで避妊や生理痛以外のさまざまな副効用が得られます。

ピルの服用で便秘が改善する可能性もある!

ピルの服用で、便秘が改善するケースもあります。
低用量ピルには黄体ホルモンと卵胞ホルモンの2種類の女性ホルモンが含まれており、体内のホルモンバランスを調整することで排卵を抑制し避妊効果を得たり、生理痛が緩和されたりします。

ホルモンバランスが整う

女性の体は、ホルモンバランスによってさまざまな影響を受けます。
生理周期によって、体内の卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンのバランスが変化します。
このうち、黄体ホルモンには大腸の運動を抑制する作用があります。そのため黄体ホルモンが増加すると、排卵から生理の開始までの期間は便秘になりやすい傾向があります。
ピルを服用すると、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスをコントロールできます。黄体ホルモンが優位になることで引き起こされる便秘の症状を軽減し、正常な排便を促します。

子宮内膜症の改善

ピルは、子宮内膜症の軽減や予防に用いられることもあります。
子宮内膜症は、子宮内膜が腸や他の臓器にできてしまう症状です。子宮内膜が生理とともにはがれ落ちることから、痛みがひどくなります。
また子宮内膜症は直腸周囲にも起こることがあり、その結果として便秘や下痢、腹部の張りを引き起こすことがあります。
ピルには排卵を抑制し、子宮内膜を薄く保つ効果があります。他の器官にできた子宮内膜の成長も抑えるため、痛みの軽減や便秘の改善に効果があるのです。
生理になると痛みをともなった便秘が起きやすいという人は、子宮内膜症の可能性もあります。医師に相談し、治療に取り組むことで改善が期待できます。

ピルの服用で改善する困りごと

低用量ピルの服用によって、いろいろな問題が改善することもあります。
避妊効果だけではない、ピルのメリットについて紹介します。

ニキビ・肌荒れの改善

ピルには、大人になってからできるニキビや肌荒れを防ぐ効果もあります。
大人のニキビの原因となるもののひとつに、黄体ホルモンが過剰に分泌されることが挙げられます。
生理から約1週間前、つまり排卵後は黄体ホルモンの一種である「プロゲステロン」の分泌が増加します。
プロゲステロンは男性ホルモンに似た作用を持ち、皮脂の分泌を増加させ、ニキビが発生しやすい状態になり肌も荒れやすくなります。
ピルにはプロゲステロンの産生を抑制する効果があるため、ニキビや肌荒れの改善が期待できます。

一部のがんリスクの低下

ピルの服用により、いくつかのがんの発症リスクが低下することがわかっています。
まず卵巣がんの場合、ピルを5年間使用すると、約30%の発症リスクが軽減されます。10年以上使用すると、約40%のリスク低下が見込まれます。
同様に、子宮体がんについてもピルの服用でリスクが低下します。4年間使用すると約30%の発症リスクが低減し、ピルの服用をやめてからも15年近くは効果があるといわれています。
また、大腸がんの発症リスク低下に対するピルの効果も報告されています。

多毛症の改善

低用量ピルは、多毛症の治療に使われることもあります。
多毛症は女性の体毛が異常に増加する症状で、低用量ピルはホルモン治療の一環として使用されます。
この治療法では、低用量ピルに含まれる女性ホルモンのエストロゲンが多毛を引き起こすアンドロゲンを抑制し、多毛症の症状を緩和します。
ただしピルの種類や体質によっても効果は異なり、すでに生えている体毛を脱毛する効果はないため即効性はありません。

PMS・月経困難症の改善

ピルは月経前症候群(PMS)や月経困難症の治療に使われることもあります。
ピルによって卵胞ホルモンと黄体ホルモンを安定して供給することで、体内のホルモンバランスを整え、PMSや月経困難症のつらい症状を抑制します。
PMSの明確な原因については研究中ですが、ホルモンの急激な変化がPMSの原因のひとつとされており、ピルを用いることでホルモンの急激な変化を抑えます。
また月経困難症の痛みや子宮内膜症や子宮筋腫の症状を抑える効果もあり、重い生理痛や生理不順を改善する効果が期待できます。

生理周期の安定化

低用量ピルには、生理周期を安定させる効果もあります。
低用量ピルは1シートを28日サイクルで摂取し、21日間実薬を服用した後の7日の休薬期間中に生理が起こります。
ピルによってホルモンの供給をコントロールし、生理を予測可能なサイクルに調整したり、ずらしたりすることも可能です。

ピルの服用で便秘になる場合も…

ピルの服用で便秘になってしまうこともあります。
ピルが原因となる便秘は、ピルに含まれる2つの女性ホルモンである、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが体内のホルモンバランスに影響を与えることで起こると考えられています。
初めてピルの服用を始めてから2〜3か月の間に現れるとされていますが、便秘は低用量ピルの副作用の中では比較的まれで、体がピルに慣れるにつれて症状が軽減する傾向があります。
しかし症状が2〜3か月後にも改善されず、特につらい場合は医師に相談することをおすすめします。便秘が続く場合、医師に相談して異なるピルの処方や別の治療法を検討することが適切です。

ピル服用中の便秘改善方法

副作用としては珍しいものの、ピルの服用中に便秘になってしまった場合の対応方法についても知っておきましょう。

下剤・便秘薬の併用

便秘が特につらい場合は、ピルの服用中であっても便秘薬や下剤を使用することが可能です。
ただし下痢になるほど過度な使用はピルの避妊効果に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
便秘薬や下剤を飲むことは、ピルの効果に影響はないとされています。しかし、まれに不正出血を引き起こす可能性もあります。なお便秘薬の服用によって不正出血を起こした場合でも、ピルの服用は続けます。

生活習慣の改善

ピルの副作用としての便秘は珍しい症状であるため、ピル以外の要因で便秘が起こっていないかを確認しましょう。
便秘の原因には食事や水分の摂取量、運動や睡眠の不足、ストレスなどが関わってきます。
バランスの取れた食事をとって、適切な運動と睡眠、ストレスをためない生活習慣を心がけることで、自律神経と腸内環境が整い便秘が改善されることもあります。

ピルの種類を変える

便秘になった場合、ピルの種類を変更してみることもひとつの方法です。
ピルの成分、特に黄体ホルモンの種類が腸内環境に影響を与えると考えられています。ピルに含まれる黄体ホルモンは、ピルの種類によって異なります。
そのため、ピルを変えることで便秘が改善される可能性があります。
ただし新しいピルに切り替える際には、医師の指導を仰ぐことが大切です。

ピルの服用と便秘について

ピルの服用中に起こる便秘の可能性や、ピルの効果について解説しました。ピルの服用によって、まれに副作用として便秘が現れることがありますが、生活習慣の改善やピルの種類を変更することで改善が見込まれます。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

エストロゲンとは?女性ホルモンと上手く付き合っていく方法

エストロゲンは、エストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類からなる、女性ホルモンのひとつです。
女性ホルモンは主に、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)からなります。
女性の心身の変化に直接的に関与する女性ホルモンについて、生きていく上で理解を深めておくとよいでしょう。
中でも、エストロゲンとはどのような作用があるのか?上手な付き合い方をご紹介いたします。

女性ホルモンとは?

女性ホルモンとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という二種類のホルモンのことを指します。
女性ホルモンを分泌しているのは「卵巣」になります。
主な流れとして、「脳」から指令を出すことにより「卵巣」から女性ホルモンが分泌されます。
なので、女性の脳は常にホルモンの分泌量をチェックしており、減りすぎたり増えすぎたりしないように調整をしています。
脳といっても幅広いですが、司令塔として働いているのは「間脳の視床下部」になります。
簡単に言うと、ホルモンを調整するための場所です。女性ホルモンに限らず、さまざまなホルモンと操っています。
ただ、視床下部というのは非常にストレスに弱く、その影響で視床下部が働かなくなると、体調や生理時の状態にも多大な影響を及ぼします。
自身の身体のために、日頃から、なるべくストレスをためないような心がけが必要ですね。

エストロゲンの働き

エストロゲンは生殖機能に限らず、身体の健康状態の維持にも関わっています。
それでは、エストロゲンは、どういった働きをしているのかを、ご紹介いたします。

・受精卵が子宮に着床する準備(妊娠する準備)
・コレステロールや中性脂肪の調整、骨量の維持
・女性らしい丸みのある体形づくり(乳腺の発達等含む)
・肌を美しく保つ(うるおい、艶など)
・代謝アップ
・精神状態の安定化を助ける  

主にこのような働きをします。
簡単に言うと、女性らしさを作るホルモンとなりますね。
また、女性にとってはなくてはならない働きをしてくれるホルモンです。
女性の1か月の心身状態にも直接影響するので、エストロゲンが多く分泌される卵胞期は心身ともに元気でいられる時期ともされています。

合わせて読みたい!関連記事

肌や髪のツヤにも影響?ホルモンバランスを整えるメリット

2024.10.07

月経周期とホルモンの関係

女性にとっての1か月は、下記の4つの時期に分けられます。

・卵胞期
・排卵期
・黄体期
・月経

前回の月経が終わると、「卵胞期」と呼ばれるエストロゲンが増えていく時期に入ります。
「卵胞期」は、女性の1か月の中で一番心身ともに調子が良いと感じる時期になります。
仕組みとしては、卵巣内にある、原始細胞という卵子の元になる細胞が成熟することにより、エストロゲンが大量に分泌されるのです。また、その影響で子宮内膜が厚くなります。

その次に、「排卵期」と呼ばれる時期に入ります。
この中で「排卵」は、一番聞き馴染みのあるワードではないでしょうか。
排卵期とは簡単に言うと、「一番妊娠しやすい時期」と言われています。
卵巣から卵管に卵子が放出されることを「排卵」と呼び、仕組みとしては、黄体化ホルモン(LH)の変化によって卵巣から卵子が飛び出すのです。それが受精の手助けをしているので、妊娠しやすいと言えるでしょう。

次回の月経前の時期は「黄体期」と呼ばれる時期になります。
世間的に、「生理前」と呼ばれる時期です。
精神的に不安定になったり、体のむくみが気になったり、肌荒れが起きたり、体温がいつもより上昇したり、乳房の張りや痛みを感じるので、女性にとっては心身ともに不調を感じやすい時期であります。
仕組みとしては、先ほどまでと違い、エストロゲンではなく「プロゲステロン」と呼ばれる女性ホルモンが多く分泌されます。プロゲステロンを分泌することにより、受精卵が着床する手助けをしています。

「黄体期」が終わり、妊娠が成立していない場合は「月経」が起きます。
子宮内膜に受精卵が着床することにより妊娠が成立します。
妊娠をしていない場合は、黄体ホルモンの分泌が止まり、不要になった子宮内膜がはがれて血液とともに体外に排出されます。
これを「月経(生理)」と呼びます。

女性の身体は、脳の視床下部と卵巣が常に連携しておりコントロールをしています。
そのため、無理なダイエットや過度なストレス、睡眠不足など身体に負担がかかると、女性ホルモンの分泌が止まります。
それは、月経周期の乱れや月経が止まってしまう原因に繋がるので、注意しましょう。

合わせて読みたい!関連記事

生理は何のために起こる? 正常な生理について

2024.12.27
合わせて読みたい!関連記事

PMSとは?PMSを知って賢く付き合おう

2024.10.02

エストロゲンと女性の一生

エストロゲンは身体の成長に合わせて分泌する量が変わります。
生殖器官を発達させ、維持する働きをしているのです。
女性のライフステージによって変わるエストロゲンの量と、起こりやすい病気や身体の不調をご紹介いたします。

思春期の特徴

思春期と呼ばれるのは10歳~18歳で、平均12歳ごろに「初潮」を迎えます。
性成熟期に向かってエストロゲンが徐々に増えていく時期にあたります。
生理が定期的に来ない「月経不順」や、下腹部痛や腹痛などの一般的に生理痛と呼ばれる「月経痛」に加え、お腹が張ったり、吐き気や頭痛、疲労感、食欲不振、イライラ、憂鬱、下痢などの症状が起きる「月経困難症や月経前症候群」などの月経トラブルが出てくる方もいる時期です。

性成熟期の特徴

エストロゲンは性成熟期分泌量のピークを迎えて、量も安定してきます。
性成熟期は18歳~45歳の時期にあたります。
月経も安定し、心身ともに安定しやすい時期と言えます。
ただ、エストロゲンの分泌が盛んなことから、エストロゲンのちょっとした変化でも身体に影響が出やすいです。
不正出血や月経痛が重くなったり、過多月経など月経トラブルに加え、子宮内膜症や子宮筋腫などの女性特有の疾患が起きやすくなるのも性成熟期です。
また、20代後半くらいから子宮頸がんなども起こる可能性が出てきます。
酷い月経痛や身体の不調は放置しないようにしましょう。

プレ更年期の特徴

医学的な病名ではありませんが、40代前半から「プレ更年期」と呼ばれることがあります。
主に「更年期」に入る手前の時期を指します。
プレ更年期に入ると、卵巣の機能の低下が始まり、エストロゲンの分泌量が少しずつ減り始めます。
月経の周期や日数が短くなったり長くなったり、自律神経が乱れる方も増えていきます。
自律神経が乱れると、だるさ、肩こり、睡眠障害、動悸、めまい、ほてり、異常に汗をかくなどの身体的症状が出てきます。
プレ更年期にあたる方は、仕事が波に乗ってきたり、子育てに奮闘していたりと比較的、人生の中でも多忙な時期になるので、自律神経が特に乱れやすいのです。
以前に比べて、調子が悪いと感じることが多くなったり、疲れやすくなったと感じる方も多いはずです。
仮に症状が無かったとしても、女性特有の病気にかかりやすい時期でもありますので、定期的に婦人科で超音波検査や子宮がん検診を受けることで、病気や疾患の早期発見に繋がります。
また、かかりつけの婦人科を見つけることで、何かあったときにすぐに相談できる医療機関を確保しておくことも大切です。

更年期の特徴

世間でよく耳にする「更年期」は、人によって違いますが約45歳~55歳までの「閉経前後」にあたる10年間を指します。
エストロゲンの分泌量はこれまでに比べて、大幅に減少します。
エストロゲンの分泌が減ることによって、身体にさまざまな不調が起きやすくなり、これを「更年期症状」と呼びます。更年期症状が酷くなり、日常生活に支障をきたす場合は「更年期障害」となるのです。
おもに、更年期症状はのぼせ、異常発汗、めまい、倦怠感、不眠、頭重感、ゆううつ、動脈硬化、高血圧、骨粗しょう症などの不調を指します。
もちろんエストロゲンの分泌が減ることが原因でもありますが、ストレスや身の回りの環境の変化、元々の性格なども関与してくると言われます。
対処法としては、医療機関への受診をし、しっかりと医師に問診をしてもらうことが大切です。そのほか、生活習慣の改善や心理療法も効果があります。。
主に、HRTと呼ばれる「ホルモン補充療法」や「漢方薬」「向精神薬」などの薬物療法を行います。
また、閉経後の老年期に向けて、高血圧や脂質異常症、動脈硬化、骨粗しょう症などの予防も、この時期から始める必要があります。

月経回数の増加と月経関連疾患

最近では、月経回数が昔に比べて増えている女性が多いという現状があります。
理由としては、昔よりも出産をする女性が減っているという背景から、妊娠をしない=月経が来る というサイクルで、月経のある期間が長くなっています。
月経の期間が増えると、それに伴って「月経困難症」や「子宮内膜症」などの病気も発症するリスクが上がります。
月経が順調に来ている方でも、月経痛が重いなどのトラブルがある方は、エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンの量を「ピル」の服用などで調節して、排卵を抑えるなどの対策をして、月経の痛みや月経量を減らすというのも手段のひとつです。
次に、月経に関係する病気をご紹介いたします。

月経前症候群(PMS)

月経前症候群とは、月経が始まる3~10日前に起こる精神的・身体的な不調を指します。
最近ではよく耳にするようになった「PMS」月経前症候群のことを言います。
月経前症候群(以下、PMS)が起こる原因としては、女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」が関与していると言われていますが、実際の原因は、はっきりとわかっていません。
PMSは思春期から発症する方も多いです。ストレスを多く感じていると症状が悪化していく傾向があります。
個人差があるものなので、なる方とならない方がいます。
少しでも不調を感じたら医師に相談をし、最適な対策方法を聞いてみるとよいでしょう。
PMSは「ピル」でも対策をすることができるので、対策方法の一つとして検討してみてください。

合わせて読みたい!関連記事

PMSとは?PMSを知って賢く付き合おう

2024.10.02

子宮筋腫

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)」は、筋層と呼ばれる子宮の壁にできる良性の腫瘍のことを指します。
子宮のどこにできるかで種類が変わります。子宮の外側であれば「漿膜下筋腫」、子宮内膜の内側なら「粘膜下筋腫」、子宮筋層の中にできる一般的に一番発症例が多い「筋層内筋腫」の3つに分けられます。
この病気も月経時の血液量が増えたり、レバーのような血の塊が多く出るようになったら注意が必要です。
治療法は大きさや種類によって薬物療法と手術療法に分けられます。
不妊や流産の原因となる場合もあるので、過多月経だけでなく月経痛も酷い場合は警戒しましょう。

月経困難症

月経困難症」は「月経痛」が悪化して日常生活に支障が出た場合のことを指します。一般的に言う生理痛が酷い状態のことですね。
下腹部痛や腰痛に限らず、吐き気やお腹の張り、食欲不振、下痢、頭痛などの身体的症状からイライラや憂鬱、不安感などの精神的症状もあります。
原因は、子宮の内膜から出されるPGと呼ばれるプロスタグランジンという物質がさまざまな臓器の平滑筋を収縮させることで起きます。他にも、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などが原因になっていることがあります。
無排卵月経では月経困難症は起きないと言われており、ピルの服用で排卵を止め子宮内膜を薄くすることで月経痛が改善します。
低用量ピルの一部の製剤は月経困難症の治療薬として保険適用薬となっています。

子宮内膜症

子宮内膜症」は子宮内膜に似た組織が、子宮内腔以外の場所(腹膜、卵巣、卵管、腸など)にできてしまい、通常の子宮内膜と同様に女性ホルモンの影響を受けて増殖する病気です。子宮内膜症では、出血した血液を外に出せないことからお腹の中に古い血液がたまってしまいますが、卵巣の中にたまると「卵巣チョコレート嚢胞」というものに変化し、最悪の場合「卵巣がん」が発生する危険性があります。
年々、月経痛が酷くなったりした場合は我慢せずに医師に相談しましょう。

子宮腺筋症

子宮腺筋症」は子宮の筋肉内に子宮内膜に似た組織ができて、子宮全体が大きくなる良性の病気です。
子宮内膜症と同じく女性ホルモンの作用によって発症します。
主に30代後半から40代の方に多いですが、最近では20代から30代前半の方にもみられます。
過多月経や月経期間の長い方、月経痛が酷い方は注意が必要ですので、医師に相談しましょう。

月経関連疾患の仕事への影響

上記のグラフを見てみましょう。
2020年に株式会社エムティーアイが取ったアンケートでは、働く女性の約8割の方が生理やPMSが仕事に影響していると回答しています。
そして、約半数の女性が仕事のパフォーマンスが下がると回答しています。
現代では一生の間で働く時間が長い女性が増えていますが、生理やPMSのせいでつらい思いをしながら働くのは自分自身も会社側にも良い結果を招きません。
「低用量ピル」の服用なども検討し、対策できることから始めて行きましょう。

月経が重い場合は医師に相談しよう

最近、月経時の出血量が多いな、月経痛が酷くなってきたなという場合は、速やかに医師に相談しましょう。
必ず対策できる方法があります。また、隠れている疾患が見つかる可能性もあります。
まだ、かかりつけの婦人科が無いという方も、これを機に相性の良い先生や病院を探してみてください。
何か困った時にすぐ頼ることのできる婦人科は大切です。

ピルをはじめるならメデリピル

月経困難症でお悩みの方は、低用量ピルの服用で治療できる場合があります。
ただ、ピルの服用経験がなく、ピルを飲んでみたいけど、安心して信頼できる方法で始めたいという方に、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
ただし、メデリピルの場合は自由診療になるため、月経困難症や子宮内膜症の治療目的の処方であっても保険適用にはなりません。
ですが、メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
※2 別途送料550円

メデリピルは、いつでもスマホから簡単に受診できる、「誠実」と「続けやすい」を大事にしたオンラインピル診療サービスです。初月ピル代無料、診療代はずっと無料。国内最安クラスで提供しています。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

メデリピルについて詳しく知る
→低用量ピルの料金について詳しくはこちら

メデリピルの5つのこだわり

1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

診療担当するのは現役の産婦人科医

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

何度でも診療・再診無料

服用中の体調や副作用など、産婦人科の専門医にいつでも気軽にご相談ください。

予約から診療までLINEで簡単

診療予約や、予約日・配送日やプラン変更など、LINE一つで行うことができます。

正しい知識をお届け

ピルや女性のカラダに関する知識を定期的にお届けしています。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

この記事では、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」が原因で、日常生活に支障をきたす疾患などを紹介いたしました。
女性の身体はライフステージによって、ホルモンの量や起きやすい病気は変わってきます。
ご自身の身体の不調を常日頃から気にしてあげると、もし病気が隠れていても、早期発見に繋がります。
特に過多月経で月経時の出血量が多い方や、月経痛(生理痛)が酷い方は、我慢せずに早めに医師に相談しましょう。