アフターピルと下剤は併用しても大丈夫?ピル服用後すぐに下痢をしてしまった時の対処法について

アフターピル服用後に便秘になった場合、下剤を服用しても良いのでしょうか?ピルの成分が吸収されずに排出されてしまいそうで不安ですよね。今回の記事では、アフターピルと下剤を併用できるのかどうか、また、アフターピル服用後に下痢や嘔吐をした場合の対処法について解説していきます。

アフターピルが原因で下痢や便秘になる?

アフターピルにはいくつか副作用があり、その中には下痢と便秘も含まれています。これは、アフターピルを服用することでホルモンバランスが急激に変化し、それによってお腹がゆるくなること、腸の動きがにぶくなることなどが原因だと考えられています。

アフターピル服用後に下剤を飲んでも大丈夫?

アフターピル服用後に便秘になった場合、下剤の服用を検討するかもしれません。下剤を服用すると、便の水分量が増え、下痢になることがあります。アフターピル服用直後に下痢をしてしまうと、ピルの成分が体外へ排出されてしまう可能性があります。ピル成分の吸収には約2時間かかるとされているため、即効性のある下剤を使いたい場合は、余裕を持ってアフターピル服用後3時間ほど経過してから下剤を服用するようにしましょう。

アフターピル服用後に下痢をしたら?

アフターピルは胃や小腸で吸収されるため、アフターピル服用後に下痢の症状が出てしまっても問題はないとも言われていますが、服用後3時間以内に下痢をした場合は、アフターピルの成分がわずかに体外へ排出される可能性も考えられます。きちんと避妊効果を得られているか不安な場合はアフターピルを処方をしてもらった医師に相談してみましょう。なお、水っぽい下痢が出た場合は体内が脱水状態になっているため、しっかり水分補給をするようにしましょう。

便秘の時におすすめの飲食物

アフターピルを飲んで便秘気味になった時、できれば下剤を使わず症状を改善したいですよね。ここでは、便秘に効く飲食物をいくつか紹介します。

水・白湯

主な便秘の原因は、体内の水分が足りないことにあるとされています。意識的に水分を摂ることで、便をやわらかくし流れやすくすることができます。

良質な油

オリーブオイルやアマニ油などは不飽和脂肪酸と呼ばれ、便のすべりを良くしてくれる効果があります。逆に、バターやラードなどは飽和脂肪酸と呼ばれ、便秘の原因になるため注意しましょう。

食物繊維が含まれた食べ物

オートミール、きのこなど食物繊維が含まれている食べ物は、水分を保持したり大腸を刺激したりして便通を良くしてくれる効果があります。中でも水溶性食物繊維には水分を保持する効果が、不溶性食物繊維には大腸を刺激する効果があるため、両方の食物繊維をバランスよく摂れるよう心がけてみましょう。

アフターピル服用後の嘔吐にも注意

アフターピル服用後は、下痢のほかに嘔吐にも注意が必要です。アフターピル服用後3時間以内に嘔吐した場合、ピルの成分が十分に吸収されていない可能性があります。場合によっては追加でもう1錠飲まなければいけないこともあるため、もし吐いてしまったときはアフターピルを処方してもらった医師に相談してみるようにしましょう。また、嘔吐をした場合、下痢をしたときと同じように体内が脱水状態になるため、水分補給は忘れず行うようにしてくださいね。

吐き気を抑えるためにできることは?

アフターピル服用後に嘔吐すると、ピルの成分が十分に吸収されないままになってしまいます。服用後の吐き気を抑えるために気を付けたいポイントを2つ紹介します。

服用後は安静に過ごす

アフターピルの副作用の一つに吐き気があり、それが原因で服用後に嘔吐してしまうことがあります。副作用は服用後24時間程で消失するとされているため、体調の変化を抑えるためにも、アフターピル服用後24時間は安静に過ごすように心がけましょう。

服用前後は飲酒を控える

アフターピルの服用前後にアルコールを摂取すると、吐き気が強くなる可能性があるほか、ピルの吸収にも影響が出てしまう可能性があります。アフターピル服用前後2時間は必ず飲酒を控えるようにしましょう。なお、アフターピルにかかわらず薬の服用後24時間は飲酒を避けるようにして、もし飲酒するとしても嗜む程度にとどめるのが望ましいでしょう。

まとめ

今回の記事では、アフターピルと下剤の併用について解説しました。アフターピル服用後に下痢や嘔吐をするとアフターピルの成分が体外に排出されてしまう可能性があるため注意が必要です。また、アフターピル服用後3時間以内に吐いてしまった場合は、追加服用が必要な場合もあるため、医師に相談するようにしましょう。

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