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アフターピルのオンライン処方は安全?怪しいサイトの見極め方や診療の流れを紹介
インターネットでアフターピルを探すと「すぐに届く」というメリットの反面、「怪しい」「危険」といった不安な情報も多く、何を信じれば良いのか分からなくなりますよね。
「避妊に失敗したかもしれない…」「病院に向かう時間は無いけど、オンライン処方って怪しい気がする…安全なの?」と不安や疑問を感じる方もいるでしょう。
医師の診療なしに薬を販売する危険な個人輸入サイトも存在しますが、全てのオンライン処方が危険なわけではありません。
ここでは、安全な正規クリニックを見分けるためのポイントや処方してもらう流れ、アフターピルオンライン処方の料金相場について詳しく解説します。よくある疑問についてもQ&A方式でお答えしているので、ぜひ参考にしてみてください。自身の安全を守るための正しい知識を一緒に見てきましょう。
もくじ
アフターピルのオンライン処方は安全?
アフターピルをオンラインで処方してもらうことは可能ですが、安全性については利用するサービスによって異なります。緊急時に必要となるアフターピルだからこそ、信頼できる方法で入手することが大切です。
ここでは、安全にアフターピルをオンラインで処方してもらう方法と、避けるべき危険なサイトの見分け方について詳しく見ていきましょう。
安全な「国内のオンライン診療」
国内で正規のオンライン診療を提供しているクリニックは、法律に基づき安全性が保証されています。これは、国内の医療機関が医師の責任のもとで診療し、処方しているためです。診療・処方はすべて日本の医療機関が医師の責任のもとで行い、薬の品質や安全管理も厳しくチェックされています。
また、オンライン診療のガイドラインに沿って運営されているため、診療の質やプライバシー保護も確保されており、安心して利用できます。
国内の医療機関が医師の責任のもとで処方
国内のオンライン診療では、日本の医師免許を持つ医師が、体調や状況を確認したうえで処方します。ビデオ通話・電話などを通じて問診が行われるため、対面と同じように体調の変化や服用リスクを考慮した診断が可能です。
処方されるアフターピルもすべて厚生労働省が承認した正規の医薬品であり、品質が保証されています。さらに、国内の医療機関で処方された薬で副作用が生じた場合は、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象となるため、万が一の時も安心です。
オンライン診療のガイドラインを遵守している
国内のオンライン診療は、厚生労働省が定める「オンライン診療の適切な実施に関するガイドライン」に基づいて提供されています。
このガイドラインには、診療の質の確保、医師による適切な診療手順、本人確認、プライバシー保護、通信環境の安全性など、細かい基準が定められています。ガイドラインに沿って運営されているクリニックであれば、「不適切な診療の排除」「個人情報の厳重管理」「医療品質の定期的な監査」が行われ、安全性が担保されています。
そのため、正規の国内オンライン診療サービスであれば、安心してアフターピルを受け取れる環境が整っているといえるでしょう。
危険な「個人輸入サイト」
個人輸入サイトでアフターピルを購入することは、非常に危険なため絶対に避けてください。アフターピルを「早く手に入れたい」「安く済ませたい」と思い、個人輸入サイトの利用を検討する方もいるかもしれません。
しかし、個人輸入サイトでは医師の診療がないだけでなく、偽造薬・品質不良薬が混在している可能性も高く、万が一の副作用が起きても救済制度の対象外となるなど、さまざまなリスクがあります。自身の健康を守るためにも、必ず医師の診療を伴う国内の正規ルートを利用しましょう。
医師の診療がなく自己責任
個人輸入サイトでは、医師の診療を受けられません。
アフターピルはホルモン量が多く、持病や体質によっては重篤な副作用が生じる可能性も否定できないのです。しかし、「自分の体質・持病・服用中の薬に対して安全か」「どの種類のピルが適切か」「副作用のリスクが高くないか」といった医療的判断ができず、すべて自己責任になってしまいます。
偽造薬・品質不良薬の流通
個人輸入サイトで問題なのが、偽造薬や品質不良薬が混在している可能性が非常に高く、健康被害の恐れも多いことです。
実際に成分が違ったり不純物が混入しているケースも確認されており、「効果が出ない」「過剰な成分により副作用が悪化する」「体調を崩しても医療機関が適切に対応できない」など、深刻なトラブルにつながっています。政府広報でも、個人輸入のトラブル事例を用いて注意喚起されています。
※参考:「健康被害などリスクにご注意! 海外からの医薬品の個人輸入」(政府広報オンライン)
医薬品副作用被害救済制度の対象外
個人輸入で購入した薬は「医薬品副作用被害救済制度」の対象外です。国内の医療機関で正しく処方された薬に対して副作用が起きた場合は、医薬品副作用被害救済制度により、医療費や給付金などの補償を受けられます。
しかし、個人輸入で購入した薬はこの制度の対象外のため、たとえ健康被害が出ても、「医療費」「後遺症」「入院費」など、すべて自費で負担しなければならず、一切の救済措置がありません。
アフターピルをオンラインで安全に入手するための5つのチェックポイント
ここでは、オンラインでアフターピルを処方してもらう際、安心できるクリニックかどうか見極めるための大切なチェックポイントを5つ紹介します。
【診療】医師によるビデオ通話/電話診療が必ず行われる
オンラインでアフターピルを安全に入手するには、必ず医師による診療が含まれるサービスを選びましょう。医師による診療を経ずに、問診票の記入だけで薬が処方されるサービスは危険です。
診療では、年齢や体重、過去の病歴、アレルギーの有無に加え、最終月経日や性交渉のタイミングなども確認される場合があります。医師が適切な薬の種類や用量を判断するために必要な情報なので、すぐに答えられるように用意しておきましょう。オンライン診療には、対面よりも緊張せずに話しやすいというメリットもあります。
【薬剤】国内で承認された正規の医薬品を処方している
処方される薬が日本国内で承認された正規のアフターピルであることを確認しましょう。
現在、日本で承認されているのは、レボノルゲストレル製剤です。これは、日本で初めて承認されたアフターピル「ノルレボ」の主成分であり、WHO(世界保健機関)の必須医薬品にも指定されている信頼性の高い薬です。
クリニックのサイトに薬の名称や成分が明記され、日本語の添付文書があるかもチェックしましょう。海外製や未承認薬は偽造や品質不良のリスクがあるため、安全のためには正規品を選ぶことが大切ですが、なかには海外で広く使用され、医師が安全性を確認したうえで処方している薬も存在します。どんな薬にも副作用や体への影響はあるため、医師と相談しながら、自身にとって効果的で安全な薬を選びましょう。
【運営】運営主体が国内の医療機関(クリニック)
オンライン診療サービスの運営主体が国内の医療機関であるか確認しましょう。安全なサービスでは、運営しているクリニック名や病院名、医師の氏名、医療機関の所在地などが明記されています。運営主体が不明確、または海外のサービスはトラブル時の責任や対応が曖昧になる可能性があるため、利用を避けた方が安全です。
また、オンラインで信頼できるクリニックを見分けるには、厚生労働省の医療機能情報提供制度に基づいた「医療情報ネット(ナビイ)」でチェックしてみるのも良いでしょう。
【情報】料金や配送方法、キャンセルポリシーが明確に表示されている
オンライン診療を選ぶ際は、料金体系が明確に表示されていることが重要です。薬代、診療料、配送料など、追加料金がないかを確認しましょう。
また、配送方法や、薬の受け取りに関するキャンセル・返金ポリシーも事前に確認しておくことも大切です。情報が不明確なサービスを選ぶと、後から予期せぬ追加料金を請求されたり、配送トラブルに巻き込まれたりするリスクがあります。透明性の高いサービスを選ぶことで、安心してオンライン診療を利用し、急ぎの薬の受け取りにも対応できます。
【プライバシー】情報漏洩対策や、配送時の中身が分からない配慮がされている
アフターピルの処方は非常にプライベートな問題であるため、プライバシーへの配慮が十分かどうかを確認することが大切です。安全なオンラインサービスでは、個人情報保護方針が明確に示されており、SSL暗号化などのセキュリティ対策がしっかりと施されています。
また、処方薬が自宅に届く際、外装から中身がピルだと分からないような工夫がなされているかどうかも確認しましょう。家族や同居人に知られたくない場合は、配送先を自宅以外(コンビニや薬局受け取りなど)に指定するのも良い方法です。
※メデリピルでは、中身がピルとわからないよう、プライバシーに配慮した白無地の封筒に品名「雑貨」と記載してお届けいたします。
アフターピルをオンラインで安全に処方してもらう流れ
オンライン診療を利用すれば、緊急時でもスマホひとつでアフターピルを入手できます。ここでは、安全に処方してもらうための一般的な流れを見ていきましょう。
なお、クリニックによっては公式SNSの登録や独自の予約ツールを使うなど、細かい手順は異なります。受診する婦人科の案内ページをよく読み、案内に従って手続きを進めてくださいね。

手順1:クリニックの公式Webサイトやフォームから予約する
信頼できるクリニックの公式サイトや専用予約フォームから診療予約を行います。必要事項として、年齢、性別、体調、最終月経日、性交渉の日時、既往歴などを正確に入力しましょう。予約時間は深夜や土日など対応可能な時間帯を選ぶこともできます。入力内容は診療時に医師が薬の適否を判断するため、正確に入力するようにしましょう。
手順2:ビデオ通話や電話をつないで診療を受ける
予約時間になったら、医師とビデオ通話または電話で診療を行います。医師は、入力した情報をもとに健康状態を確認し、アフターピルを服用できるか判断します。不安なことや疑問点があれば、この時に遠慮せずに医師に質問しましょう。
手順3:病院で受け付けている支払方法で決済する
診療が終わり処方が決まると、薬代、診療料、配送料などの支払いに進みます。多くのオンライン診療ではクレジットカード決済が可能ですが、銀行振込や後払いに対応するクリニックもあります。支払い確認後、処方箋が作成され、薬局や医療機関から薬が発送されるため、支払い完了のメールや領収書は保管しておきましょう。
手順4:指定した住所や薬局に薬が届く
薬は、自宅や希望する薬局など、指定した場所に届きます。配送方法は医療機関によって異なり、通常は翌日〜数日以内に届きます。
急ぎの場合は速達や当日受け取りに対応しているクリニックもあるので、事前に確認しておくと安心でしょう。届いた薬は添付文書や医師の指示に従い、正しく服用してください。
オンラインで処方されるアフターピルの種類
現在、日本でオンライン処方が可能なアフターピルには主に3種類あります。それぞれの特徴を理解し、医師と相談しながら自分に適したものを選びましょう。
ノルレボ錠
ノルレボ錠は、日本で初めて承認された緊急避妊薬です。主成分は女性ホルモンの一種であるレボノルゲストレルで、この成分が排卵を抑制したり、受精卵が子宮内膜に着床するのを防いだりすることで効果を発揮します。
ノルレボ錠の服用可能時間は72時間以内(3日間)が目安とされており、時間が経つほど効果が低下します。時間にもよりますが避妊率は100%ではないため、場合によっては今後、低用量ピルを検討するのも良いでしょう。
レボノルゲストレル錠
レボノルゲストレル錠は、ノルレボ錠のジェネリック医薬品(後発薬)です。両者は同じ有効成分を含むため、基本的な働きや避妊効果は同じです。
価格が先発薬より安価である点が特徴で、費用を抑えたい方に適しています。服用期間は72時間以内で、1錠で済むため手軽に使用できます。
エラワン
エラワンは、「ウリプリスタール酢酸エステル」を主成分とする緊急避妊薬(アフターピル)です。
エラワンは、性行為後120時間以内(5日間)に服用すれば避妊効果が得られるのが特徴です。これは、従来の緊急避妊薬(ノルレボなど)が72時間以内を推奨しているのに対し、服用可能な猶予時間が長いことを意味します。
また、エラワンはBMIが30以上でも効果が落ちにくいことが確認されており、幅広い方が安心して服用できる薬剤として注目されています。
しかし、海外で市販薬として広く使われており、安全性は高いと評価されている一方で、日本国内では2025年12月時点で未承認であり、市販はされていません。そのため、万が一重篤な副作用が発生した場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となるため、この点を理解した上で服用を検討する必要があります。
アフターピルオンライン処方の料金相場
料金相場はクリニックや処方される薬の種類によって異なりますが、ここでは一般的な相場を見てきましょう。
| アフターピルの種類 | 服用可能時間 | 薬代の相場(オンライン) |
| エラワン | 性交後120時間以内 | 9,000〜16,500円 |
| ノルレボ錠 | 性交後72時間以内 | 8,000〜12,500円 |
| レボノルゲストレル錠 (ジェネリック) |
性交後72時間以内 | 7,000〜11,000円 |
薬代は種類によって差がありますが、実際に支払う総額は「薬代+診療料+送料」で変わります。同じ薬でもクリニックによって総額が数千円単位で違うことも珍しくありません。オンライン診療を利用する際は、「薬代」「診療料は別途かかるか」「送料やシステム利用料が必要か」などを確認し、総額で比較しましょう。
※参考:アフターピル料金詳細
保険適用外
アフターピルは、妊娠を防ぐための緊急的な避妊薬であり、病気の治療を目的としないため、残念ながら健康保険は適用されません。したがって、診療料、薬代、および手数料(配送料など)のすべてが全額自己負担(自費診療)となります。
費用を抑えたい場合は、ジェネリック医薬品を選ぶのもおすすめですが、事前に総額をウェブサイトで確認しておくと安心でしょう。
アフターピルオンライン処方の安全性に関するQ&A
アフターピルのオンライン処方は、スマホひとつで医師の診療から薬の受け取りまで完結できる便利な方法ですが、初めての場合はわからないことも多いですよね。
ここでは、オンライン処方の安全性に関するよくある疑問をQ&A形式でわかりやすく解説します。
アフターピルの効果が得られるタイムリミットは?
服用できるタイムリミットは、処方される薬の種類によって異なり、72時間以内(3日間)または120時間以内(5日間)が目安となります。
服用までの時間が早ければ早いほど避妊の成功率が高まることは共通していますが、万が一目安時間を過ぎてしまった場合でも、全く効果がなくなるわけではありません。諦めずに、医師に相談してくださいね。

アフターピル服用後は、吐き気などの副作用は必ず起こる?
必ずしもすべての方に吐き気などの副作用が起こるわけではありません。
アフターピルは多量のホルモンを一時的に投与するため、吐き気や頭痛、倦怠感、不正出血といった副作用が出やすい傾向はありますが、症状の出方には個人差があります。
もし副作用が心配な場合は、診療を受ける際に医師に相談して、吐き気止めを一緒に処方してもらうと安心です。副作用はほとんどの場合、薬の作用による一時的なものなので、数日でおさまることがほとんどです。
アフターピル服用後に生理が来ない場合、どうすればいい?
アフターピルを服用すると、ホルモンバランスが一時的に変化するため、通常の生理周期が乱れることは珍しくありません。予定日より早く来ることもあれば、1週間程度遅れることもあります。これは薬の影響による一時的な現象なので、まずは焦らず様子を見てください。
しかし、予定日から2週間以上(または3週間以上)経っても生理(消退出血)が来ない場合は、避妊が成功していない可能性があります。その場合は、市販の妊娠検査薬で確認し、必要に応じて、速やかに婦人科を受診してください。
アフターピルを処方してもらうには、保険証が必要?
アフターピルの処方は、病気の治療ではないため健康保険が適用されません(自費診療)。そのため、基本的に健康保険証の提示は必須ではありません。
ただし、オンライン診療では本人確認や年齢確認が必要となる場合がほとんどです。その際、運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書の提示を求められることがありますので、念のため手元に準備しておきましょう。
高校生も、アフターピルをオンラインで処方してもらえる?
高校生を含む未成年の方でも、オンラインでアフターピルを処方してもらうことは可能です。しかし、クリニックによって未成年の方への対応方針が異なり、18歳未満の場合は安全管理のため保護者の方の同意や、診療時の同席を求められることがあります。事前に利用を検討しているクリニックのウェブサイトで方針を確認しておきましょう。

まとめ
「もしかしたら避妊に失敗しちゃったかも…」と不安になったとき、アフターピルのオンライン処方は、信頼できるサービスを選べば安心して使える手段のひとつです。
しかし、医師の診療なしに個人輸入サイトから買うのは、偽造薬や安全性のわからない薬に当たるリスクがあるので、絶対に避けましょう。国内の医療機関が運営し、医師が診療する正規のオンライン診療は安心して利用できるので、おすすめです。
また、アフターピルは緊急時の薬ですが、日常的な服用は推奨されていません。低用量ピルなどの継続的な避妊方法について検討するのも良いでしょう。不安な時は一人で抱え込まず、医師に相談してくださいね。
監修者
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