ピルの個人輸入は危険?通販でピルを購入するのはOK?ピルの安全な購入方法について解説

ピル
更新日:2025.04.23
ピルの個人輸入は危険?通販でピルを購入するのはOK?ピルの安全な購入方法について解説

女性にとってさまざまなメリットがあるピルですが、海外の通販サイトなどで見かけたことはありますか?そのような通販サイトで販売されているピルは一見とても安価なため、継続服用が必要なピルにとって経済的と思うかもしれません。しかし、そこには色々な危険が潜んでいます。詳しく見ていきましょう。

ピルの個人輸入は危険

雑貨などと同じようにワンクリックで購入できる通販サイトで販売されているピルは大変危険といえます。大半が海外で製造されている医薬品を個人輸入できるように代行しているサイトです。このように個人輸入と呼ばれる行為でピルを購入することが危険な理由について解説していきます。

安全性や有効性の保障がない

個人輸入の医薬品を取り扱っているサイトは、販売元が未資格且つ国に届け出をしていない可能性があります。販売元が国内にある場合と国外にある場合で変わりますが、国内において医薬品を輸入する場合は、製造販売業又は製造業の許可及び品目ごとの製造販売承認等が必要になります。これらの手続きや証明書を取得せずに販売しているサイトは全て薬事法に違反していることになります。

一方で、国内の薬局やドラッグストアで販売されている医薬品は、有効性や安全性において国の一定の基準を満たしたものしか販売できないようになっています。
そのため、個人輸入しているサイトで購入することは危険性が伴います。

参考:厚生労働省 関東信越厚生局 医薬品等の輸入手続について

模造品(偽物)の可能性がある

個人輸入で購入したピルは、模造品である可能性があります。見た目はピルであっても、ピルの有効成分が入っていないといったことも考えられます。避妊効果を求めて服用をしていた場合、他の避妊方法を併用していないと妊娠してしまう危険性もあります。

表示と異なる成分の可能性がある

個人輸入だと、箱に記載されている成分が異なる可能性もあります。全く成分の異なる薬がピルと称されているということも十分に考えられます。過去にハーボニー配合錠というC型肝炎治療薬が模造品であった事件があります。C型肝炎治療薬と偽って、市販のビタミン剤や漢方エキス製剤であったという事件があります。幸いにも服用した方がいなく、健康被害は報告されなかったものの、このような事案も実際に起こっていることから注意が必要です。

引用:「ハーボニー配合錠」偽造品流通事案と国の偽造医薬品対策について

副作用が出ても国の救済制度の対象外

国内において、正しく使用していたにも関わらず入院が必要なほどの副作用が出てしまった場合に、医療費や年金などを給付してくれる「医薬品副作用被害救済制度」という公的な制度があります。しかし、個人輸入したピルは救済対象にならないのです。そのため、なにかしらの異変が出ても自己負担となります。

個人輸入したピルを飲むとどうなる?

個人輸入の通販サイトなどで購入しても、模造品などには当たらないだろうと考えるのは危険です。

避妊効果を得られない可能性がある

正規品のピルは正しく使用していれば高い避妊効果を得ることができます。しかし、個人輸入したピルが模造品だった場合は、規則正しく服用しても避妊効果を得ることができない可能性もあります。ピルの避妊効果を信用して、コンドームなどの避妊方法を併用していない場合には妊娠してしまう確率が高くなります。

体に悪影響が出る可能性がある

個人輸入のピルは、成分の保障ができないだけでなく、体に悪影響を及ぼす可能性もあります。実際に、経口妊娠中絶薬を海外から個人輸入して服用した方が腟から大量出血※を起こしたこともあります。

※引用:厚生労働省 過去10年間の無承認無許可医薬品による健康被害事例について

個人輸入のピルが安価な理由とは?

通販サイトで販売されている個人輸入のピルが安価な理由は、衛星面が劣悪な環境で製造されていたり、安全性や有効性に関する試験が行われていないといった背景があります。
ピルに限らず医薬品を「安い」という基準で購入することは危険と言えるでしょう。

ピルは医師の処方が必要な薬

ピルは医療用医薬品に分類され、医師の処方が必要な薬です。そのため、自己判断で種類を選び、通販サイトなどで購入して服用するという方法は正しい方法とはいえません。
ピルの重篤な副作用としては、血栓症の発症リスクが挙げられます。特に血栓症を発症しやすい方の条件なども含め、医師が問診して判断する必要があります。
例え、個人輸入したピルが模造品でなかったとしても、危険といえます。

ピルを正規品で購入する方法としては、以下の2通りがあります。

病院を受診する

産婦人科やピルの取り扱いのある病院を受診して処方してもらう方法が一般的です。
ピルは服用条件が厳しい薬のため、できることなら産婦人科医の下で処方してもらうことが安心です。

オンライン診療サービスを利用する

病院の開いている時間に受診できない方は、オンライン診療サービスを利用するのも1つの手です。スマホやPCなどを通じて、オンライン上で医師が診療と処方をしてくれるサービスで、近くの薬局で受け取りもしくは自宅まで配送されるなどさまざまなサービスがあります。
しかし、通販サイトと異なるのは必ず医師が診療した上で処方しているところです。

ピル個人輸入は絶対にやめよう

ここまで、通販サイトなどの個人輸入したピルを服用するリスクについて解説してきました。ピルに限らず医薬品を購入するときは、必ず医師や薬剤師の指導のもと購入するようにしましょう。販売元が不明な通販サイトでは、個人輸入したピルをはじめとした医薬品が無許可で販売されています。安価だからといって服用すると、本来の効果を得られないだけでなく体に悪影響を及ぼすこともあります。安全に服用するためにも病院やオンライン診療サービスを利用してくださいね。

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監修者

目黒ウェルネスクリニック院長
郡 詩織
大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。産婦人科専門医・がん治療認定医・抗加齢学会専門医を取得。 2021年よりメデリピルにおいてオンライン診療によるピル処方や、mederiが主催するセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの監修を担当など幅広く活動。

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