アフターピルの失敗談は?飲んでも妊娠することはある?原因や確認したいことなどをチェック

ピル
更新日:2024.06.27

避妊方法はどのようなものがあるのか、正しく理解し、緊急時に正しい選択ができるように準備しておくことが大切です。今回は緊急時に一時的に服用するアフターピル(緊急避妊薬)について学んでいきましょう。避妊効果は100%ではありませんが、48時間以内に服用すると85%の妊娠阻止率が認められています。この記事では、アフターピルを服用したのに避妊に失敗してしまった場合の考えられる原因と、避妊に失敗したか成功したかの分かりやすいポイント、アフターピルを服用後の避妊などについて解説しています。自身の体を守るためにも、正しく知るためにチェックしていきましょう。

アフターピル服用の失敗で考えられる原因4つ

アフターピルの失敗談を聞いているとさまざまな理由があるようですが、今回はアフターピルを服用しても避妊に失敗してしまった原因についてご紹介します。

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服用のタイミング

アフターピルの失敗談として1番多いのが、服用するタイミングが遅れてしまったことです。アフターピルはお薬の種類にもよりますが、避妊に失敗してから72時間もしくは120時間以内の服用が必要です。服用のタイミングは、早ければ早いほど効果が高くなります。早急な服用ができなかった場合、避妊に失敗してしまうというケースがあります。この時間を過ぎてしまったことによって避妊に失敗してしまったという失敗談があります。

併用を避けるべき薬やサプリメントの服用

アフターピル(緊急避妊薬)の効果は併用する薬やサプリメントの影響を受けることがあります。また内服中のお薬によって、アフターピル(緊急避妊薬)を処方できない場合もあります。日常的にサプリメントやお薬を服用している場合、併用できるかどうかは必ず医師に相談しましょう。

《アフターピルの効果に影響する薬・サプリメント一覧》

・抗けいれん剤 フェノバルビタール・フェニトイン・プリミドン・カルバマゼピン

・HIV プロテアーゼ阻害剤 リトナビル

・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤 エファビレンツ

・リファブチン

・リファンピシン

・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)

このほか血液をサラサラにする薬(抗凝固剤)は、アフターピルの服用によって効果が変わることが認められています。

服用から3時間以内に嘔吐してしまった場合

アフターピルには以下のような副作用が確認されております。

・吐き気

・嘔吐

・頭痛

・だるさ

・眠気

・食欲不振

・気分障害

これらの副作用には個人差があります。

アフターピルは低用量ピルに比べて、副作用が強いイメージがあるかもしれません。症状が出た場合でも、24時間以内に治まることがほとんどです。服用後に嘔吐をしてしまった場合は、お薬が十分に吸収されていない可能性がありますので、注意が必要です。服用から3時間以内に嘔吐してしまった場合は医師に相談し、もう一錠追加で服用するなど、適切に対応して下さい。吐き気の症状が出やすい体質の場合は、吐き気止めも併用して下さい。

服用後の性行為

アフターピルの服用後は避妊効果がないため、次の生理までは性行為を控えるかコンドームなどで避妊をするようにしましょう。

アフターピルを正しく服用しても失敗してしまう場合

アフターピルは100%避妊ができるお薬ではありません。服用までに時間を要した場合は、成功率が低下していきます。それに伴い避妊に失敗してしまうケースがあります。ここでは正しく服用した場合でも失敗してしまったケースをみていきましょう。

BMI25以上の場合

BMIが25以上の方は、アフターピルの効果が低いという臨床結果がでています。

正常BMI18.5~25未満で妊娠率が1.23%に対して、BMI25~30未満で1.29%、BMI30以上の場合は2.57%となります。

・BMIの計算式

BMI = 体重 kg ÷ (身長 m)2

アフターピルを服用した場合でも、肥満傾向にある女性は効果が多少下がってしまうため、正しく服用したとしても妊娠してしまうケースが考えられます。

参照元:emc「ellaOne30mg」
MSDマニュアル家庭版「緊急避妊」

アフターピルと併用を避けたほうがいい薬・健康食品を飲んでいた

《アフターピルの効果に影響する薬・サプリメント一覧》に記載があるような、アフターピルの併用を避けるべき薬やサプリメントの服用をしてしまった場合は、効果を下げてしまう恐れがあります。

また服用の際は、グレープフルーツジュースやアルコールで飲むのは避けて下さい。これらは、アフターピルの避妊効果を下げたり、逆に強めてしまう可能性があります。アフターピルは通常のお薬同様、水や白湯で飲むようにしましょう。

アフターピルの服用後に失敗しないために確認したいこと

アフターピルを服用した後でも、本当に避妊ができているのか心配になる方もいらっしゃると思います。避妊が成功したかどうかを確認する方法を解説していきます。

消退出血の有無

アフターピルは服用後、だいたい3日〜3週間後に「消退出血」がみられます。消退出血とは子宮内膜が剥がれ落ち、血液などと一緒に体外に出てくることをいいます。消退出血がおこった場合は、避妊が成功したというサインと言えます。生理予定日の1週間前後に消退出血が起こるケースが多くみられます。ただし出血による判断はとても難しいので注意が必要です。たとえ出血があったとしても、状況や見た目、症状から判断するのは難しいことがあります。

もし出血があり心配な場合は、婦人科を受診しましょう。

妊娠検査薬の使用による確認

上記のような消退出血が見られない場合や、判断が難しい場合は、市販の妊娠検査薬を使って調べましょう。妊娠検査薬の使用目安はアフターピルの服用から3週間後です。服用後3週間を目安に出血がないと、妊娠の可能性があることも考えておきましょう。

アフターピルの処方ならメデリピル

オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」ではアフターピルの取り扱いもあります。
メデリピルは、ピルが初めての方にも安心して利用していただける体制が整っています。

診療と処方を担当するのは、現役の産婦人科医のみで、診療時間も夜23時まで対応しているので、病院が開いていない時間にもアフターピルを処方してもらえます。
診療は音声通話かビデオ通話を選べるので、カメラオフでも診療を受けることができます。
アフターピルは、送料無料・最短当日発送でお届けします。東京23区内にお住まいであれば、別途送料3,850円(税込)で、処方されたその日にお届けする「当日お届けプラン」を利用することが可能です。(受付時間に限りがあります)
また、副作用が不安な方には吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方してもらえます。
今後も継続的に避妊していきたいという方には、低用量ピルも一緒に処方してもらうことができます。また、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が無料となります。
病院に行けなくとも、メデリピルのようなオンラインでのピル診療・処方サービスを利用するのもひとつの手段です。
こういった選択肢があることも知っておくと、いざという時に安心ですね。

LINEから診療予約ができる

メデリピルでは、LINEを使って診療予約や医師への相談、服薬管理などが完結します。
診療予約は24時間いつでも自分のタイミングで予約することができます。
まずはメデリピル公式LINEのお友達登録からはじめましょう♡

最短当日発送・送料無料

メデリピルでは、診療・処方が完了した時間にもよりますが、最短で当日発送されます。
届く日数はお住まいの地域によって変わるためご了承ください。
また、アフターピルの場合は送料無料になります。※1

※1 当日お届けプランは対象外です

東京23区内限定の当日お届けプラン

メデリピルでアフターピルを処方された場合、東京23区内にお住まいの方であれば、処方当日中に自宅に届く「当日お届けプラン」もお選びいただけます。
また、別途送料3,850円(税込)がかかります。ご希望の方は診療時に医師にお申し付けください。(診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります)

低用量ピルと同時処方で診療代0円

メデリピルでは、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が0円になります。
今後も継続的に避妊をしていきたいという方は、これを機に低用量ピルの服用をはじめることをおすすめします。

副作用緩和薬も処方可能

メデリピルでは、アフターピルの副作用が心配…。3時間以内に吐いてしまったらどうしよう…。という方には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方しています。
ご希望の方は、処方時に医師にお申し付けください。

メデリピルでは、アフターピルだけでなくピルが初めての方にも安心していただけるサポート体制が整っています。
安心してピルをはじめるならメデリピルがおすすめです。

まとめ

アフターピルは、100%確実に避妊に成功するお薬ではありませんが、正しく服用すれば高い避妊効果を得られるお薬です。避妊効果のある時間内に服用できなかったり、副作用でお薬を吐いてしまったりしたことが原因の望まない妊娠を避けるために、早めに処方してもらうように行動しましょう。早急に緊急避妊を行うことは、その後の心身の負担や費用面の負担が少なくなります。受診に抵抗がある場合はオンライン診療を活用しましょう。また日常的に確実な避妊を望む場合は低用量ピルを服用するのもおすすめです。低用量ピルは避妊だけでなく、ニキビの改善や、月経痛の緩和といった多くのメリットがあります。自分自身の体を大切にできるような選択肢を持っておくことが大切です。

監修者

成城松村クリニック院長
松村 圭子
1995年広島大学医学部卒。広島大学医学部産科婦人科学教室へ入局し、2010年に成城松村クリニックを開院。 『10年後もきれいでいるための美人ホルモン講座』(永岡書店)、『女性ホルモン 美バランスの秘訣』(大泉書店)をはじめとする多くの著書を執筆。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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