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アフターピルの失敗談は?原因や確認したいことなどをチェック|メデリピル
避妊方法はどのようなものがあるのか、正しく理解し、緊急時に正しい選択ができるように準備しておくことが大切です。今回は緊急時に一時的に服用するアフターピル(緊急避妊薬)について学んでいきましょう。避妊効果は100%ではありませんが、48時間以内に服用すると85%の妊娠阻止率が認められています。この記事では、アフターピルを服用したのに避妊に失敗してしまった場合の考えられる原因と、避妊に失敗したか成功したかの分かりやすいポイント、アフターピルを服用後の避妊などについて解説しています。自身の体を守るためにも、正しく知るためにチェックしていきましょう。
目次
■アフターピル服用の失敗で考えられる原因4つ
アフターピルの失敗談を聞いているとさまざまな理由があるようですが、今回はアフターピルを服用しても避妊に失敗してしまった原因についてご紹介します。
アフターピルについて知りたい方はこちら
服用のタイミング
アフターピルの失敗談として1番多いのが、服用するタイミングが遅れてしまったことです。アフターピルはお薬の種類にもよりますが、避妊に失敗してから72時間もしくは120時間以内の服用が必要です。服用のタイミングは、早ければ早いほど効果が高くなります。早急な服用ができなかった場合、避妊に失敗してしまうというケースがあります。この時間を過ぎてしまったことによって避妊に失敗してしまったという失敗談があります。
併用を避けるべき薬やサプリメントの服用
アフターピル(緊急避妊薬)の効果は併用する薬やサプリメントの影響を受けることがあります。また内服中のお薬によって、アフターピル(緊急避妊薬)を処方できない場合もあります。日常的にサプリメントやお薬を服用している場合、併用できるかどうかは必ず医師に相談しましょう。
《アフターピルの効果に影響する薬・サプリメント一覧》
・抗けいれん剤 フェノバルビタール・フェニトイン・プリミドン・カルバマゼピン
・HIV プロテアーゼ阻害剤 リトナビル
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤 エファビレンツ
・リファブチン
・リファンピシン
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)
このほか血液をサラサラにする薬(抗凝固剤)は、アフターピルの服用によって効果が変わることが認められています。
服用から2時間以内に嘔吐してしまった場合
アフターピルには以下のような副作用が確認されております。
・吐き気
・嘔吐
・頭痛
・だるさ
・眠気
・食欲不振
・気分障害
これらの副作用には個人差があります。
アフターピルは低用量ピルに比べて、副作用が強いイメージがあるかもしれません。症状が出た場合でも、24時間以内に治まることがほとんどです。服用後に嘔吐をしてしまった場合は、お薬が十分に吸収されていない可能性がありますので、注意が必要です。服用から2時間以内に嘔吐してしまった場合は医師に相談し、もう一錠追加で服用するなど、適切に対応して下さい。吐き気の症状が出やすい体質の場合は、吐き気止めも併用して下さい。
服用後の性行為
アフターピルの服用後は避妊効果がないため、次の生理までは性行為を控えるかコンドームなどで避妊をするようにしましょう。
■アフターピルを正しく服用しても失敗してしまう場合
アフターピルは100%避妊ができるお薬ではありません。服用までに時間を要した場合は、成功率が低下していきます。それに伴い避妊に失敗してしまうケースがあります。ここでは正しく服用した場合でも失敗してしまったケースをみていきましょう。
BMI25以上の場合
BMIが25以上の方は、アフターピルの効果が低いという臨床結果がでています。
正常BMI18.5~25未満で妊娠率が1.23%に対して、BMI25~30未満で1.29%、BMI30以上の場合は2.57%となります。
・BMIの計算式
BMI = 体重 kg ÷ (身長 m)2
アフターピルを服用した場合でも、肥満傾向にある女性は効果が多少下がってしまうため、正しく服用したとしても妊娠してしまうケースが考えられます。
参照元:emc「ellaOne30mg」
MSDマニュアル家庭版「緊急避妊」
アフターピルと併用を避けたほうがいい薬・健康食品を飲んでいた
《アフターピルの効果に影響する薬・サプリメント一覧》に記載があるような、アフターピルの併用を避けるべき薬やサプリメントの服用をしてしまった場合は、効果を下げてしまう恐れがあります。
また服用の際は、グレープフルーツジュースやアルコールで飲むのは避けて下さい。これらは、アフターピルの避妊効果を下げたり、逆に強めてしまう可能性があります。アフターピルは通常のお薬同様、水や白湯で飲むようにしましょう。
■アフターピルの服用後に失敗しないために確認したいこと
アフターピルを服用した後でも、本当に避妊ができているのか心配になる方もいらっしゃると思います。避妊が成功したかどうかを確認する方法を解説していきます。
消退出血の有無
アフターピルは服用後、だいたい3日〜3週間後に「消退出血」がみられます。消退出血とは子宮内膜が剥がれ落ち、血液などと一緒に体外に出てくることをいいます。消退出血がおこった場合は、避妊が成功したというサインと言えます。生理予定日の1週間前後に消退出血が起こるケースが多くみられます。ただし出血による判断はとても難しいので注意が必要です。たとえ出血があったとしても、状況や見た目、症状から判断するのは難しいことがあります。
もし出血があり心配な場合は、婦人科を受診しましょう。
妊娠検査薬の使用による確認
上記のような消退出血が見られない場合や、判断が難しい場合は、市販の妊娠検査薬を使って調べましょう。妊娠検査薬の使用目安はアフターピルの服用から3週間後です。服用後3週間を目安に出血がないと、妊娠の可能性があることも考えておきましょう。
■アフターピルをオンラインで処方できるメデリピル
メデリピルではアフターピルの処方が可能です。メデリピル公式LINEとお友達になると、LINE上で手軽に診療予約をすることができます。最短で当日の診察が可能な上に、最短当日の発送が可能です。東京都23区にお住まいの方であればバイク便の利用も可能なため迅速にお手元に到着します。お受け取りはご自宅ポストで、お薬は中身がわからないようプライバシーを守ってお届けします。
性行為後、できるだけ早く服用した方が良いアフターピルだからこそ、早くて安心できるサービスを選びたいですよね。
また選択肢として、低用量ピルを日常的に服用することも避妊率を高める手段の一つです。アフターピルを服用した翌日から、もしくは、出血が起こるのを待ってから低用量ピルの服用が可能です。アフターピルを服用した翌日から低用量ピルを服用すると、その後の避妊率が高まります。出血を待ってから飲み始める場合は、普段の生理とほぼ同様の出血量であれば、出血開始3日目から、低用量ピルの服用を開始してください。
メデリピルでは診療の際に低用量ピルの同時処方も可能です。気になる場合は、診療の際に医師にご相談ください。
■まとめ
アフターピルは、100%確実に避妊に成功するお薬ではありませんが、正しく服用すれば高い避妊効果を得られるお薬です。避妊効果のある時間内に服用できなかったり、副作用でお薬を吐いてしまったりしたことが原因の望まない妊娠を避けるために、早めに処方してもらうように行動しましょう。早急に緊急避妊を行うことは、その後の心身の負担や費用面の負担が少なくなります。受診に抵抗がある場合はオンライン診療を活用しましょう。また日常的に確実な避妊を望む場合は低用量ピルを服用するのもおすすめです。低用量ピルは避妊だけでなく、ニキビの改善や、月経痛の緩和といった多くのメリットがあります。自分自身の体を大切にできるような選択肢を持っておくことが大切です。