【医師監修】アフターピルを服用しても避妊に失敗する6つの原因と確認方法

ピル
更新日:2026.02.19
【医師監修】アフターピルを服用しても避妊に失敗する6つの原因と確認方法

望まない妊娠への不安を感じたとき、どうすればいいのか分からず心細くなる方も多いのではないでしょうか。
「避妊に失敗したかも…」そんな不安なときに選択肢のひとつとなるのが、アフターピル(緊急避妊薬)です。アフターピルは、正しい知識を持って適切に使用することで、自分の身体を守るための大切な手段になります。

ただし、服用すれば必ず避妊できるわけではなく、効果や注意点を正しく理解しておくことがとても重要です。
ここでは、アフターピルを安心して活用するために、事前に知っておきたいポイントを分かりやすく解説していきます。望まない妊娠を避けるため、アフターピルを緊急避妊法として使用できるように、正しい知識を得ておきましょう。

アフターピルの避妊成功率は100%ではない

アフターピルで100%避妊が成功するとはいえません。
一般的な有効成分である、レボノルゲストレルが含まれた錠剤(ノルレボ錠・レボノルゲストレル錠)では、24時間以内に服用した場合95%の妊娠阻止率が期待できます。72時間以内でも約58%の妊娠阻止率があるとされていることから、一刻も早く服用することが避妊成功のカギとなります。
最大でも性交後から120時間以内までしか避妊はできず、超過した場合には、避妊が失敗する可能性も大いにありますので、服用したからといって必ず避妊に成功するわけではないことを理解しておきましょう。

アフピル_妊娠阻止率_ノルレボ錠_レボノルゲストレル錠の棒グラフの画像

アフターピルを服用したのに避妊に失敗する6つの原因

アフターピルを服用したのに妊娠してしまった…ということを防ぐためにも、避妊に失敗する原因を紹介していきます。よくある失敗談から学び、アフターピルの効果を正しく引き出すための知識を深めていきましょう。

服用するタイミングを誤った

アフターピルは、服用することで妊娠の可能性を大きく下げることができますが、服用するタイミングによっては避妊効果が発揮されない可能性があります。そのため、「飲めば必ず避妊できる」というものではありません。
ノルレボ錠・レボノルゲストレル錠は、避妊に失敗してから72時間以内の服用が推奨されており、高い避妊効果を得ることができます。120時間以内でも一定の効果はあるとされていますが、時間が経つほど効果は徐々に下がるため、できるだけ早く服用することが大切です。

一方、海外承認薬であるエラワンは、避妊失敗から120時間以内に服用するタイプのアフターピルです。ただし、こちらも120時間を過ぎてからの服用では効果が期待できないため、注意しましょう。

2026年現在※、一部の薬局では、条件を満たした「指定薬局」に限り、処方箋なしでアフターピルを購入できる体制が継続・拡大されています。ただし、すべての薬局で購入できるわけではなく、研修を受けた薬剤師が常駐している店舗に限られます。
夜間や休日などで薬局の利用が難しい場合や、近くに指定薬局がない場合には、24時間対応のオンライン診療を利用するのもひとつの方法です。アフターピルは「早く服用するほど効果が高まる」ため、自身にとって最も早く入手できる手段を選ぶことが大切です。

アフターピルの正しい飲み方3STEPについてのイメージ

仕事や学校などの事情で受診が遅れたとしても、大切なのは、「もう遅いかも」と決めつけず、今できる最善の行動を選ぶことです。迷ったときは、医師や薬剤師に相談しながら、落ち着いて対応していきましょう。

※2026年2月時点での情報です

※参考:「「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づく緊急避妊に係る取組について」(厚生労働省)

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アフターピルを吐いてしまった

アフターピルを服用してから、気持ち悪くなってしまい、嘔吐と共に「薬を吐き出したことから避妊に失敗した」という事例もあります。
これが起きる背景としては、アフターピルの副作用のひとつに吐き気があるためです。
アフターピルは他のピルに比べると含まれるホルモン量が多いため、最も起きやすい副作用として吐き気がみられます。服用してから2時間以内に吐いてしまうと、薬の成分が身体に吸収できていない状態となり、避妊できる確率が下がります
もしも吐いてしまった場合には、追加でもう1錠服用を検討した方が良いか、処方された医療機関に相談しましょう。

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飲み合わせの悪い食べ物や薬を一緒に摂取した

こちらはあまり無いケースですが、アフターピル服用時に「飲み合わせの悪い食べ物や飲み物、薬(サプリメント含む)を一緒に摂取したことで避妊に失敗した」といったこともあります。
アフターピルには、同時に摂取すると避妊成功率が下がる飲食物や薬(サプリメント含む)があります。
下記の薬(サプリメント含む)は、同時に服用しないように注意しましょう。

アフターピルの効果に影響する薬・サプリメントのイメージ

なかでも、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)は、ハーブティーに含まれている場合があるので、普段から飲用している方は気をつけてください。

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海外通販でアフターピルを購入した

病院や薬局に行く時間がなく、海外の通販サイトでアフターピルを購入してしまい、「避妊に失敗した」というケースも稀にあります。
海外の通販サイトでは、さまざまなリスクがあります。
国内からの出荷ではないため、手元に届くまで時間を要することから、アフターピルを服用する時間内に間に合わない可能性もあります。仮に間に合ったとしても、薬の成分が正しいものという保証はありません。
日本では原則、医師の処方のもとでの服用です。最近では、医師の処方がなくとも一部の指定薬局では薬剤師指導のもと購入もできますし、オンライン上での医師による処方サービスもあります。
安全なルートでアフターピルを手に入れることが、避妊成功への近道といえます。

BMI値が30以上での服用

国内で一般的に使用されているアフターピルの、「ノルレボ錠(レボノルゲストレルも同様)」は、BMI値が30以上である肥満体質の方には効果が低いとされています。
ただし、日本では未承認になりますが、同じくアフターピルの「エラ錠」は肥満体質の方でも効果が見込めるといわれています。
エラ錠は海外ではすでに効果や安全性が承認されている、アフターピルになります。
該当する方は、処方時に医師に相談しましょう。

服用後に避妊せず性交渉をした

アフターピルは、排卵を平均5日間ほど遅らせることで受精を防ぐ薬ですが、この効果を「服用後5日間は妊娠しない」と誤解してしまうのは非常に危険です。アフターピル自体に、服用後5日間に行う性交渉による妊娠を防ぐ継続的な効果はありません。

精子は女性の体内で約3日間生き続けるため、アフターピルで排卵を遅らせたとしても、その後に避妊なしで性交渉を行うと、遅れてやってきた排卵のタイミングで精子と卵子が出会ってしまう可能性が高くなります。アフターピルを服用した後は、次回の生理が来て避妊の成功が確認できるまで、性交渉を控えましょう。

アフターピルによる避妊が成功したことを確認するには?

アフターピルの服用による避妊が成功したことを確認するには、3つの方法があります。
それは、「消退出血」「生理」の出血での確認と、妊娠検査薬での確認です。
避妊成功のサインについて詳しく説明していきます。

消退出血

アフターピル服用から7〜10日を目安に「消退出血」という出血がみられる場合があります。消退出血は生理ではなく、アフターピルを服用したことによるホルモンバランスの変化によって起きる出血です。
消退出血の仕組みは、生理に似ていて子宮の内膜が剥がれるため起きますが、生理と比べて出血量が少なく期間が短いという特徴があります。
全ての方に起こるわけではないので、消退出血が起きなくても生理がくれば、避妊に成功しているといってよいでしょう。

生理

消退出血が無かったとしても、3週間以内に「生理」がくることによって避妊に成功したといえます。
ただし、生理予定日から7日間が過ぎても生理がこない場合には、妊娠検査薬を使用するか病院を受診して妊娠の検査を行ってください。

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妊娠検査薬

性交渉の3週間後に妊娠検査薬で陰性が出た場合も避妊に成功したといえます。
ただし、妊娠検査薬もアフターピル同様に正しい使用方法でないと、正しい結果はでません。
一般的な妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後から使用できますので、適切なタイミングで使用しましょう。
検査結果が陽性でなくても、不安を感じた場合には、妊娠を見逃してしまう場合も考えられますので、必ず病院を受診してください。

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避妊に低用量ピルがおすすめな理由

アフターピルは避妊に失敗してから一時的に服用するものなので、普段から妊娠を希望していない方は、低用量ピルの服用を検討してもよいでしょう
低用量ピルは、アフターピルと違い、継続的且つ正しい服用によって高い避妊率が期待できます。
また、低用量ピルは避妊効果だけでなく、副効用としてPMS(月経前症候群)の症状の緩和や、生理周期の安定、経血量の減少、ホルモンバランスが安定することからニキビ・肌荒れの改善など、さまざまな効果が期待できるのです。
避妊目的で使用する場合が一般的ではありますが、避妊目的の場合は病院でも自由診療となるため保険適用にはなりません。
ただ、自分の身体に合った低用量ピルを服用することが何より大切なので、医師に使用目的と改善したいことなどをしっかりと伝えたうえで処方してもらいましょう。

ピル_3つの効果のイメージ

まとめ

今回は、アフターピルを服用したにもかかわらず避妊に失敗してしまう原因に着目して説明してきました。
アフターピルを服用しただけでは100%避妊に成功できるとはいえません。
ご自身でアフターピルの知識を理解しておくことで、適切な方法で手に入れ、正しく服用して効果を得ることができます。

以前では、病院へ行って処方をしてもらわない限り、アフターピルを手に入れることはできませんでしたが、2026年から一部の薬局での販売も始まり、オンライン上で医師がアフターピルを処方してくれるサービスも増えてきています。

アフターピルを正しいルートで手に入れられる場所は増えているので、焦らず、ご自身に合った方法で手に入れましょう。間違っても海外通販サイトなどで購入はしないようにしましょう。
最近では、オンライン上で医師に診療と処方をしてもらえるサービスも増えているので、病院に行く時間がとれない場合でも、オンライン処方サービスを活用するのも視野に入れておくとよいでしょう。オンライン診療・処方サービスのメデリピルでは、アフターピルの取り扱いもあり、現役の産婦人科医が診療・処方を行うので初めての方でも安心してご利用いただけます。緊急時こそ焦らずに、適切な対処を心がけましょう。

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監修者

目黒ウェルネスクリニック院長
郡 詩織
大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。産婦人科専門医・がん治療認定医・抗加齢学会専門医を取得。 2021年よりメデリピルにおいてオンライン診療によるピル処方や、mederiが主催するセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの監修を担当など幅広く活動。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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