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アザリアの副作用とは?不正出血は起きる?頭痛・吐き気などの症状や対処法・避妊効果についても解説!
「アザリアを飲み始めたけれど、不正出血が止まらない」「頭痛や吐き気があるのは副作用?」
アザリアを服用中、あるいはこれから飲み始めるにあたって、体への影響や副作用に不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アザリアは血栓症リスクが低い反面、飲み始めの時期は不正出血や頭痛などが起こりやすい特徴があります。
この記事では、アザリアの主な副作用の種類や症状が落ち着く時期の目安、つらいときの対処法を分かりやすく解説します。
もくじ
アザリアとはどんな薬?効果やセラゼッタとの違い
アザリアは、エストロゲン(卵胞ホルモン)を含まない「ミニピル(黄体ホルモン単体製剤)」です。主に避妊を目的とした薬で、低用量ピルに比べて血栓症リスクを抑えやすい特徴があります。そのため、これまで低用量ピルが合わなかった方でも服用を検討しやすいのがメリットです。
ただし、アザリアは広く使用されているミニピルですが、日本では未承認薬の医薬品です。そのため、万が一重い副作用が起きても「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となりますので、服用にあたっては医師とよく相談し、リスクを理解しておくことが大切です。
避妊効果が安定して発揮されるまでの期間
アザリアは、生理開始から5日以内に服用を始めた場合、開始当日から避妊効果が期待できます。
一方で、生理期間外など別のタイミングで飲み始めた場合は、避妊効果が安定するまで7日ほどかかるため、その間はコンドームなどほかの避妊法を併用しましょう。
アザリアとセラゼッタの違い
アザリアとセラゼッタ(ミニピルの一種)は、どちらも「デソゲストレル」という黄体ホルモンを主成分とするミニピルです(セラゼッタも日本では未承認の薬です)。アザリアはセラゼッタのジェネリック医薬品にあたるため、薬としての効果や安全性の基準、副作用の出やすさに大きな違いはありません。
アザリア服用中に起こりうる主な副作用
アザリアは比較的体への負担が少ない薬ですが、飲み始めはホルモンバランスの変化によって副作用が現れることがあります。

不正出血
アザリアで多い副作用が不正出血です。飲み始めの時期は子宮内膜が不安定になりやすく、少量の出血が続くことがあります。出血量や期間には個人差がありますが、多くは体が薬に慣れる過程で起こる一時的な反応です。不正出血があっても避妊効果が低下するわけではないため、自己判断で服用を中止せず継続することが大切です。
頭痛
アザリアの服用後に頭痛を感じることがあります。ホルモンバランスの変化によって起こる症状で、多くは服用を続けるうちに落ち着いていきます。ただし、突然の激しい頭痛や強いめまいがある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
落ち込みやイライラなどの気分の変化
服用中に気分の落ち込みやイライラを感じる方もいます。黄体ホルモンの影響で、一時的に情緒が不安定になることがあるためです。PMSのような感覚に近く、多くは体が慣れるにつれて落ち着いていきます。
吐き気や腹痛
飲み始めの時期に、吐き気や軽い腹痛を感じることがあります。ホルモンの影響で胃腸の働きが変化することが原因と考えられており、多くは数日〜数週間で改善します。症状が気になる場合は、寝る前に服用すると不快感が和らぐこともあります。
そのほか現れる可能性がある症状
そのほか、乳房の張りや痛み、発疹、かゆみなどが現れる場合があります。多くの症状は一時的ですが、症状が強い場合や長く続く場合は注意が必要です。特に発疹が広がる、強いむくみが出るなどアレルギー症状が疑われる場合は、早めに医師へ相談しましょう。
iアザリアの副作用はいつからいつまで続く?
アザリアの副作用は、飲み始めの1か月ほどで現れやすい傾向があります。これは体がホルモンの変化に慣れていないためです。
不正出血や頭痛、吐き気などは、2〜3か月ほど続けるうちに落ち着くケースが多く、3シートを過ぎるころには症状が気にならなくなる方も少なくありません。まずは3か月を目安に、体調を確認しながら続けてみましょう。
重大な副作用「血栓症」のリスク
ピルで特に注意したい副作用が、血管に血の塊ができる「血栓症」です。アザリアは血栓症リスクが低いミニピルですが、万が一に備えて症状を知っておくことが大切です。
i万が一に備えて知っておきたい血栓症のサイン
アザリアは血栓症リスクが低い薬ですが、可能性がゼロではありません。片足だけの強い痛みや腫れ、突然の胸の痛みや息苦しさ、これまでにない激しい頭痛や視界異常がある場合は注意が必要です。症状が現れたときは、服用を中止し、すぐに医療機関を受診しましょう。

アザリアで副作用を感じたときの対処法
アザリアの副作用は、体がホルモン変化に慣れるまでの間に起こりやすい症状です。症状に合わせて適切に対処しましょう。
飲み始めに不正出血が続くとき
服用を始めたばかりのころは、不正出血が起こりやすいですが、自己判断で服用を止めず、毎日同じ時間に飲み続けることが大切です。おりものシートやナプキンを上手に活用しながら様子を見ましょう。この飲み始めの不正出血は、体が薬に慣れる過程の一時的な反応であることがほとんどです。出血があるからといってアザリアの避妊効果が低下しているわけではないため、過度に心配する必要はありません。
頭痛が気になるとき
軽い頭痛であれば、十分な睡眠や休息を取ることで和らぐ場合があります。水分不足で悪化することもあるため、こまめな水分補給も意識しましょう。つらいときは市販の鎮痛薬を使用できる場合もあります。ただし、突然の激しい頭痛や視界異常を伴う場合は、早めの受診が必要です。
吐き気や腹痛がつらいとき
吐き気があるときは空腹時を避けてアザリアを服用したり、寝る前に飲むよう変更したりすると症状が軽くなることがあります。腹痛がある場合は、お腹を温めて安静に過ごしましょう。食事や水分が取れないほど症状が強い場合は、医師に相談しましょう。
気分の落ち込みやイライラを感じるとき
ホルモンバランスの変化によって、気分が不安定になることがあります。しっかり休息を取りながら、好きなことをして気分転換する時間を作りましょう。症状が長引く場合や、日常生活に支障が出るほどつらい場合は、早めに医師へ相談することが大切です。
i医療機関の受診を検討すべき症状の目安
アザリアの副作用は一時的なことが多いですが、体のサインを見逃さないことが大切です。以下のような症状が現れた場合は、無理をせず早めに医療機関を受診してください。
- ・生理のときよりも明らかに多い出血が1週間以上ずっと続いている
- ・ナプキンを1時間に何回も替えるほど、どっと大量の経血やレバーのような塊が出る
- ・激しい腹痛や胃の痛みが治まらず、市販薬を飲んでも効果がない
また、強い腹痛や胃痛が続く場合、気分の落ち込みが日常生活に支障をきたすほど強い場合も、無理をせず医療機関へ相談してください。
アザリアを安全に服用するための注意ポイント
アザリアの十分な避妊効果を得て副作用を最小限に抑えるためにも、服用ルールを守ることが大切です。
※アザリアは、メデリピルでの取り扱いはありません。
毎日同じ時間に服用する
アザリアは、毎日同じ時間に飲むことが重要です。ミニピルは服用時間のズレに影響を受けやすく、飲み忘れると避妊効果が低下する可能性があります。
飲み忘れ防止のためにも、アラーム設定などで習慣化しておくと安心です。
i万が一飲み忘れてしまった場合はどうしたらいい?
アザリアを飲み忘れた場合は、服用予定時間からどれくらい経過したかによって対応が異なります。
・12時間未満の場合
気づいた時点で飲み忘れた1錠を服用し、その後は通常どおりの時間に次の錠剤を飲みましょう。1日に2錠飲んでも問題ありません。
・12時間以上の場合
気づいた時点で飲み忘れた1錠を服用し、その後は通常どおり服用を続けます。ただし、避妊効果が低下する可能性があるため、その後7日間はコンドームなどほかの避妊法を併用してください。
ほかの薬やサプリメントとの飲み合わせに注意する
風邪薬や整腸剤、一般的な鎮痛薬は併用できることが多いです。ただし、一部の抗てんかん薬や抗生物質、セントジョーンズワートを含むサプリメントには注意が必要です。
これらはアザリアの成分に影響し、避妊効果が弱まる可能性があります。新しい薬やサプリを使用する際は、事前に医師や薬剤師へ相談しましょう。

ほかのピルからアザリアへ切り替える際のタイミング
低用量ピルからアザリアへ切り替える場合は、現在服用している実薬を飲み終えた翌日から、休薬期間を空けずに開始するのが一般的です。
自己判断で切り替えると、不正出血や避妊効果低下につながることがあります。切り替え時は必ず医師の指示に従いましょう。
アザリア(ミニピル)では性感染症は予防できない
アザリアには高い避妊効果がありますが、クラミジアや淋病、HIVなどの性感染症を防ぐ効果はありません。
性感染症は、粘膜や体液の接触によって感染します。自分とパートナーの健康を守るためにも、アザリアを服用している場合でもコンドームを併用することが大切です。
生理痛やPMS(月経前症候群)への副次的効果も期待できる?
海外の臨床データでは、アザリアの主成分が排卵を抑えて子宮内膜が厚くなるのを防ぐことで、生理痛やPMSの症状を緩和するという報告がされています。ただし国内でアザリアは未承認薬であり、あくまで「避妊目的」の自由診療として処方されるお薬であることを理解しておきましょう。
アザリアの副作用に関するよくあるQ&A
ここでは、アザリアの副作用に関する質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。
アザリアを飲んでいるのに生理がきたのですが、中止すべきですか?
アザリア服用中の出血は生理ではなく不正出血であることが多いため、自己判断で服用を中止する必要はありません。特に飲み始めの時期は、ホルモンバランスの変化によって出血が起こりやすくなります。出血量が多い場合や長く続く場合、不安な場合は医師に相談しましょう。
アザリアなどのミニピルを服用すると、将来妊娠しにくくなりますか?
アザリアの服用が原因で、将来妊娠しにくくなることはありません。服用を中止すると、多くの場合は数か月以内に排卵や生理周期が元に戻ります。長期間服用していても妊娠率へ悪影響を与えることはないため、過度に心配する必要は無いでしょう。
低用量ピルとアザリア(ミニピル)で副作用に違いはありますか?
低用量ピルは飲み始めの吐き気・むくみや血栓症のリスクに注意が必要な一方、アザリア(ミニピル)はそれらのリスクが低い代わりに不正出血が起こりやすいという違いがあります。
アザリアとスリンダはどちらを選ぶべき?
どちらも避妊を目的としたエストロゲン(卵胞ホルモン)を含まないミニピルですが、最大の違いは日本国内で承認されているかどうかです。アザリアは日本では未承認の医薬品ですが、スリンダは国内で正式に承認されているため、万が一重い副作用が起きた場合でも「医薬品副作用被害救済制度」が適用されるという安心感の違いがあります。
まとめ
アザリアは、エストロゲンを含まないミニピルとして、血栓症リスクを抑えながら高い避妊効果が期待できる薬です。血栓症リスクを抑えやすい一方で、服用初期には不正出血や頭痛などの副作用が現れることがあります。
ただし、アザリアは日本では未承認薬のため、万が一重い副作用が起きても国の救済制度 の対象外となります。服用は自己判断せず、医師と相談しながら進めることが大切です。不安がある方は、国内承認薬も含めて自分に合った選択を検討しましょう。
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監修者
目黒ウェルネスクリニック院長
大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。産婦人科専門医・がん治療認定医・抗加齢学会専門医を取得。
2021年よりメデリピルにおいてオンライン診療によるピル処方や、mederiが主催するセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの監修を担当など幅広く活動。
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