ピル服用中にアルコールは摂取できる?影響や注意点を解説

ピル
更新日:2026.01.27
ピル服用中にアルコールは摂取できる?影響や注意点を解説

低用量ピルを毎日服用していると、友人との食事や飲み会などで「お酒を飲んでも大丈夫かな?」と迷う場面もありますよね。「ピルの効果が弱くなるかも」「副作用が強く出たらどうしよう」と、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、ピルを飲んでいるからといって、必ずしも飲酒を我慢しなければならないわけではありません。ただし、ピルの種類やその日の体調、飲む量によっては、少し気をつけたいポイントもあります。

この記事では、ピル服用中にアルコールを飲んでも問題ないのか、どんな点に注意すれば安心して楽しめるのかを、わかりやすく解説していきます。

ピル服用中のアルコール摂取は基本的にはOK

低用量ピルを服用していても、基本的にはお酒を飲んでも問題ありません。アルコールそのものがピルの成分に直接干渉して、避妊効果を下げたり副作用を強めたりすることはないとされています。
ただし、お酒の飲みすぎには注意が必要です。過度な飲酒によって激しい嘔吐をしてしまうと、ピルの成分が吸収される前に体外へ排出され、十分な効果が得られなくなる恐れがあります。

お酒の主成分である「エチルアルコール」とピルの成分は、どちらも肝臓で代謝(分解)されます。アルコールの分解で肝臓に負担がかかっている状態では、薬の代謝にも影響が出る可能性があるため、あくまで適量を心がけることが大切です。また、お酒を飲んだ日はピルの「飲み忘れ」が起きやすいため、決まった時間にアラームを設定するなど、日々のルーティンを崩さない工夫をしておきましょう。

合わせて読みたい!関連記事

ピル服用中は飲酒してもいいの?|正しい服用方法

2024.02.15

中用量ピルは副作用に注意

中用量ピルは、低用量ピルよりもホルモンの量が多いため、吐き気や頭痛などの副作用が出やすい薬です。アルコールそのものが、ピルの効果を直接弱めたり、必ずしも副作用を強めたりするわけではありませんが、中用量ピルはもともと副作用が出やすいため、お酒を飲むことで吐き気などの不調が強く出てしまうケースがあります。
また、服用後に嘔吐してしまうと、ピルの成分が十分に吸収されず、効果が得られなくなる可能性もあります。そのため、中用量ピルを服用している期間は、お酒を飲むときは量を控えめにして、体調の変化に気を配りましょう。

合わせて読みたい!関連記事

ピルの副作用はどんなものがある?リスクと対処法を医師が徹底解説

2025.10.27

ピル服用中にアルコールを避けるべき時間

ピルとお酒の飲み合わせは「適量であれば問題ない」とされていますが、服用後すぐのアルコール摂取には注意が必要です。お酒を飲むタイミングを誤ると、薬の吸収を妨げたり、思わぬ体調不良を招いたりする可能性があるからです。
ここでは、ピル服用中にアルコールを避けるべき時間について見ていきましょう。

服用前の飲酒

低用量ピルの服用直前に飲酒すると、酔いによりピルを飲み忘れてしまう可能性があります。当日中に飲み忘れに気づいたら、気づいた時点で1錠を服用しましょう。
また、飲酒すると、アルコールの影響で下痢や嘔吐をするリスクがあり、服用から3時間以内に吐き出してしまうと成分が十分に吸収されません。せっかくの薬を無駄にせず、追加服用の手間や体調不良を避けるためにも、目安として飲酒終了から3時間以降に服用するようにしましょう。

服用後の飲酒

ピル服用直後に飲酒をすると、服用直前の飲酒と同様に、下痢や嘔吐をするリスクがあり、ピルの成分が適切な形で吸収されない可能性があります。ピル服用後の飲酒は、目安として服用から3時間以降にしましょう。

アフターピル服用後2時間

アフターピルにも低用量ピルや中用量ピルと同じように副作用があります
特にアフターピルは多量のホルモンを体内に入れることで緊急避妊をおこなう薬なため、他のピルに比べて副作用が出やすいときがあります。
特に注意したいのが「服用後すぐの時間帯」です。服用から2時間以内に嘔吐してしまうと、成分が十分に吸収されていない可能性があり、再度の服用が必要になるケースもあります。緊急避妊を成功させるためにも、最低でも2時間は飲酒を控えるのがおすすめです。できれば24時間ほどは、肝臓に負担を与えないためにも飲酒を少なめにしましょう。どうしてもお酒を飲む必要がある場合は、体調を最優先にするよう心がけてください。

合わせて読みたい!関連記事

アフターピルの副作用はいつからいつまで?対処法も紹介

2025.07.18

ピル服用中のアルコール摂取で注意すること

服用中の飲酒による直接的な影響はありません。しかし、間接的な影響がある可能性や注意点があります。

血栓症のリスク

低用量ピルの副作用である血栓症の発症リスクは、飲酒によってもリスクが高まる可能性があります。アルコールには強い利尿作用があるだけでなく、体内で分解される際にも大量の水分を消費するため、気づかないうちに体が水分不足に陥りやすいのです。水分が不足して血液がドロドロになると、血の塊である「血栓」ができやすくなり、血管を詰まらせる原因となります。お酒を楽しむ際は、血栓症の予防として、飲酒前後や飲酒中に積極的に水分補給を行いましょう。

合わせて読みたい!関連記事

ピルによる血栓症の確率は?リスクが高い人の特徴や予防法を紹介

2025.07.24
 

長時間移動はアルコールを控える

旅行や出張などで長時間同じ姿勢を続ける際は、お酒を控えることが血栓症のリスクを抑えるポイントとなります。飛行機や新幹線、車などでの長時間移動は、機内の乾燥や同一姿勢による血流の停滞から、いわゆる「エコノミークラス症候群」を招きやすい環境です。ピル服用中は通常時よりも血栓症のリスクがわずかに高まっているため、移動の際は注意を払いましょう。
また、アルコールには利尿作用があり、脱水を加速させて血流を悪くする要因となります。移動中はアルコールを避け、こまめな水分補給を心がけるとともに、足首を回すなどの軽い運動を組み合わせて血流を滞らせない工夫をしましょう。

嘔吐や下痢

前述したように、ピルの服用から3時間以内に下痢や嘔吐があった場合、ピルの成分が適切な形で吸収されない可能性があります。当日中に飲み忘れに気づいたら、気づいた時点で1錠を服用しましょう。下痢や嘔吐が続く場合は、避妊効果に影響があるため、コンドームの使用をより一層徹底するか、不安な場合は性交渉自体を控えるなど、いつも以上に対策を万全にしましょう。

ピルの飲み忘れ

低用量ピルは毎日飲み続けることで効果を発揮する薬です。しかし、お酒を飲むことで酔いが回り、ピルの飲み忘れが起きてしまうこともあります。当日中の数時間程度の飲み遅れであれば問題ありませんが、1日飲み忘れた場合は気づいた時点で1錠飲み、その日に服用する分も通常通り服用しましょう。
ピルは2日以上飲み忘れてしまうと、生理周期がズレるだけでなく避妊効果が下がってしまいます。薬の効果を維持するためにも、毎日決まった時間にスマホのリマインダー機能を設定したり、アラームを活用したりして、飲み忘れを防ぐ習慣をつけましょう。万が一、2日以上の飲み忘れに気づいた際は、自己判断で服用を続けず、速やかに医師へ相談し指示を仰ぐことが大切です。

合わせて読みたい!関連記事

もしも飲み忘れてしまったら?低用量ピル飲み忘れ対処法について

2025.05.22

ピルとアルコールに関するQ&A

ピルを飲みながらお酒とも上手に付き合いたいけれど、「これは大丈夫?」「こんなときは?」と不安になることもありますよね。ここでは、よくある質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。

ピル服用中にアルコールを飲むと酔いやすい状態になる?

低用量ピルを服用しているからといって、お酒に酔いやすくなることはありません
ピルを服用することでアルコールへの耐性が変わることはなく、お酒によって避妊効果が弱まることもありません。
ただし、ピルもアルコールも同じ肝臓で代謝(分解)されるため、飲みすぎると肝臓に負担がかかる点は注意が必要です。

ピル服用中は、飲料だけではなく食べ物に含まれるアルコールにも気をつけるべき?

基本的には飲料としてのアルコールと同様、成分がピルの効果を直接低下させることはないと考えられています。ただし、お酒が強く残っているスイーツなどを大量に摂取すると、人によっては胃腸への刺激となり、気持ち悪さや体調不良を招く可能性があります。特にピルを服用し始めたばかりの時期や体調が優れない時は、アルコール分を多く含む食べ物は控えめにしておくのが安心です。

飲み会があるときはどのタイミングでピルを飲むのがいい?

飲み会の日も基本は「いつも通りの時間」でOKですが、時間が重なるなら前後へずらしましょう
一般的に、数時間程度のズレであれば避妊効果に大きな影響はないとされています。そのため、飲み会の最中に服用時間が重なってしまい、飲み忘れや嘔吐が心配なときは、あらかじめタイミングを調整して服用するのもひとつの方法です。特に、お酒を飲み始める約3時間前までに済ませておくと、万が一お酒の影響で戻してしまっても成分が吸収されているため安心です。
ただし、「何時間までのズレなら許容範囲か」「1回に何錠までなら服用できるか」は、処方されるピルの種類によって異なる場合があります。 これから服用を始める方は処方時に確認し、すでに服用中の方は手元の説明書をチェックするか、かかりつけの婦人科へ問い合わせて「自分の場合は何時間までならOKか」を把握しておくと安心でしょう。

アルコールを飲むとピルの副作用が出やすくなるの?

アルコールがピルの成分に直接作用して、副作用を強めることは基本的にありません
ただし、飲酒によって体が脱水気味になると、頭痛や吐き気など、ピルの副作用と似た不調が出ることがあります。特に中用量ピルやアフターピルはもともと副作用が出やすいため、服用直後の飲酒は気分が悪くなり、嘔吐してしまうリスクもあります。吐いてしまうと、薬の効果が十分に得られない可能性もあるため注意しましょう。

まとめ

ピル服用中の飲酒が、ピルの成分に直接影響して、避妊効果を下げたり副作用を強めたりすることはなく、適量のアルコールであれば大きな問題はありません。
ただし、飲みすぎによる嘔吐や下痢で薬が十分に吸収されなかったり、飲み忘れにつながったりするリスクには注意が必要です。特に中用量ピルやアフターピルは副作用が出やすいため、服用前後の飲酒は少なめにした方が安心でしょう。
また、アルコールは脱水を招き、血栓症リスクを高める可能性もあるため、水分補給や長時間同じ姿勢を避ける工夫も大切です。ピルの効果をきちんと守るためにも、「無理をしない飲み方」と「いつも通りの服用習慣」を心がけて、自分の体をいたわりながら上手に付き合っていきましょう。

ピルをはじめるならメデリピル

産婦人科医に相談できるオンラインピル処方

産婦人科医が100%診療

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

再診料がずっと無料だから何度でも医師に相談できる

ピル飲み始めの不安や疑問、副作用などについて気軽に相談できます。
副作用について心配な方は副作用緩和薬も同時に処方可能です。希望する場合は診療時に医師へお伝えください。

低用量ピルなら初月ピル代無料

低用量ピルの定期便プランなら5種類のピルが初月無料※対象!
まずは試してみたい方にもおすすめです。
※低用量ピルは、3シート目お受け取りまで解約は不可となります(種類変更はいつでも可能です)

月経移動ピル・アフターピルなら送料無料

生理日を移動する際の中用量ピルや、アフターピルは送料無料!
また、低用量ピルと同時処方で診療代も無料になります。
最短当日発送だから、お薬をすぐに服用したい方も利用しやすい◎
東京23区内にお住まいであれば「当日お届けプラン」※もお選びいただけます。
希望する方は診療時に医師へお伝えください。
※別途送料3,850円(税込)、診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります
※お住まいの地域によってはお届けまでに数日かかる場合があります

予約から診療までオンラインで完結

公式LINEから24時間いつでも診療予約OK!スマホから診療・処方後は自宅までピルをお届けするため、忙しい方にもおすすめです。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います
※医師の診療は必須となり、薬が処方された場合に発送いたします

監修者

淀川キリスト教病院 医長
柴田 綾子
2011年群馬大学を卒業後に沖縄で初期研修し、2013年より淀川キリスト教病院で産婦人科診療を行う。 2022年よりmederi株式会社において、mederi主催のセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの記事監修を担当などを担当。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

mederi Delicate Wash
気になるキーワードで
検索しよう!
検索

カテゴリ一覧

生理

生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。

記事一覧をみる

ピル

ピルは世界で1億人以上の女性が服用している女性ホルモンを含む医薬品です。
ピルの種類や効果、副作用について詳しくご紹介。

記事一覧をみる

低用量ピル

低用量ピルとは、主に避妊を目的とし、女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)を含んだ医薬品です。
種類、効果、副作用、飲み方、費用、メリット・デメリットまで、専門家監修のコラムを一覧でご紹介。

記事一覧をみる

インタビュー

mederiのサービスに携わっているメンバーや有識者の方々が、よりユーザー様と近い距離から「mederiならでは」の情報をお届け。

記事一覧をみる

漫画

こんな経験”あるある!”と思わず頷いてしまう?mederiユーザーからの体験談に基づいた、mederiオリジナル漫画シリーズです。生理やピル・女性の健康に関して、楽しく学んでみましょう!

記事一覧をみる

占い

「ご自愛」をコンセプトに、毎月の運勢を12星座別に占うコンテンツ。ご自身の心を高める「ご自愛アイテム」もお伝えしています。

記事一覧をみる

出張授業

mederi出張授業のレポート記事をお届け。
生理のしくみやからだについての理解を深め、男女ともに正しい性の知識を提供しています。

記事一覧をみる
  1. オンラインでピルの診療・処方・相談|メデリピル
  2. mederi WEBマガジン
  3. ピルに関する医師監修記事一覧
  4. ピル服用中にアルコールは摂取できる?影響や注意点を解説

ページトップへ