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ピルはオンラインと病院どっちが安い?費用・保険・安全性を解説

ピル
更新日:2026.09.04
ピルはオンラインと病院どっちが安い?費用・保険・安全性を解説

ピルをはじめるにあたって「通院がめんどうだからオンライン診療を使ってみたい」「病院とどっちが安いの?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。実際の費用はピルの使用目的(避妊か治療か)や、診察料・送料・交通費を含めた総額によって変わります。

この記事では、オンライン診療と病院の費用の違いや保険適用の条件、安全に利用するためのポイントを整理しました。それぞれの費用やメリット・デメリットを知ることで、自分に合った方法を選びやすくなるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ピルはオンラインでも購入できる?まず知っておきたい基本

「ピルをもらうには産婦人科に行くしかない」と思っていませんか?実は、医師の診療と処方があればオンラインでもピルを受け取ることができます。ただし、入手方法によっては健康上のリスクがあるため、まず基本的なルールを確認しておきましょう。

オンラインでも医師の処方があれば購入できる

ピルはオンライン診療を活用することで、自宅にいながら医師の処方を受けて購入できます。 ピルは医療用医薬品(ホルモン剤)であり、誤った服用による副作用のリスクがあるほか、高血圧や糖尿病などの持病によっては服用できない場合もあります。そのため、安全に使用するために医師の診察と処方を受けるルールになっています。

ピルは薬局・ドラッグストアでは買えない

低用量ピルや超低用量ピル、中容量ピル・ミニピルは「医療用医薬品」に分類されており、薬局やドラッグストアでは購入できません

なお、過去に処方されたピルであっても、時間が経過すれば体質が変わっていたり、薬が劣化していたりする可能性もあります。そのため、いつ処方してもらったか分からない古いものを服用したり、知り合いからもらったり、譲ったりすることは絶対に避け、必ず医師の診療を受けて処方してもらうことが大切です。

オンラインと病院、ピルの費用はどっちが安い?

「オンラインのほうが安い」と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、一概にはいえません。実際の費用は「ピルの種類・目的」と「診察料・送料・交通費の合計」によって変わるためです。ご自身の目的に合った選び方ができるように、まずは費用のしくみから整理していきましょう。

ピルの費用は自由診療か保険診療かで変わる

基本的にピルの費用は診療形式(対面・オンライン)ではなく、使用目的によって保険適用の有無が決まります。避妊目的の場合は自由診療となり保険適用外ですが、月経困難症や子宮内膜症など治療目的の場合は保険診療(LEP)として扱われます。ただし、治療目的でも保険適用を行っていないオンライン診療・病院もあります。

種類や目的別の費用目安は以下のとおりです。

種類 目的 保険適用 1シートの目安
低用量ピル(OC) 避妊 なし(10割負担) 2,500〜4,000円程度
低用量ピル(LEP) 月経困難症・子宮内膜症治療 あり(3割負担) 1,000〜4,000円程度
超低用量ピル(ULD) 月経困難症治療・PMS(月経前症候群)改善 あり(3割負担) 1,500〜8,000円程度
中用量ピル(MD) 生理日移動など なし(10割負担) 2,000~8,000円程度
ミニピル(POP) 月経困難症・子宮内膜症治療・PMS(月経前症候群)改善 あり(3割負担) 3,500~5,000円程度

受診先や処方薬によって実際の費用は異なるため、不安な方は受診前に受診先に確認しておくと安心です。

※参考:「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン(改訂版)」(日本産科婦人科学会)

オンラインと病院の費用目安比較

オンラインでピルを処方しているメデリピルは、すべてのピルを自由診療として処方していますが、保険適用の病院・クリニックと比較して高くつくのかというと、そういうわけではありません

薬代以外の診察料や送料、交通費の差によっても総額は変わってきますので、比較表で見てみましょう

費用の内訳 オンライン診療(メデリピルの場合) 病院・クリニック(対面受診)
薬代
(1シート)
・低用量ピル(OC・LEP):1,853円〜2,970円
・超低用量ピル(ULD):4,180円〜9,900円
・低用量ピル(OC):2,500円〜4,000円程度
・低用量ピル(LEP):1,000~4,000円程度
・超低用量ピル(ULD)::1,500〜8,000円
診察料 ・低用量/超低用量ピル:無料(再診料もずっと無料)
・中用量/アフターピル:1,650円
初診料(約1,000〜2,000円)
再診料・処方料(各数百円ほど)
(いずれも3割負担の場合の金額)
検査代 なし(対面での身体診察を行わないため、受診時の検査費用は発生しない) 必要に応じて、血圧測定・血液検査・内診などの実費がかかる
送料 / 交通費 おまとめプランや中用量/アフターピルは送料無料
1シート定期や超低用量は送料550円
病院へ往復するための交通費が自己負担

メデリピルで処方している低用量ピルは、避妊目的も治療目的であっても、料金が変わらず、診察費・検査代・交通費がかかりません。このように、処方を希望する薬によって、10割負担のオンライン診療であっても、安く済むことがあります。

ピルのオンライン診療で保険は使える?

ここでは保険適用に対応しているオンライン診療の有無とその理由を確認していきましょう。

保険適応に対応しているオンライン診療はある

ピルの保険適用に対応しているオンライン診療は、国の公的医療保険制度に則って運営されています。

受診時にはマイナポータル連携や保険証画像の提出で保険資格を確認し、問診や受診歴をもとに医師が「月経困難症」や「子宮内膜症」と診断した場合に保険が適用されます。なお、安全な処方のため、初診の場合は「直近1年以内に婦人科で対面受診・処方実績があること」を利用条件としているサービスが多く存在します。

オンライン診療で保険診療に対応していないケースが多い理由

多くのオンラインピル処方サービスが保険診療に対応していない理由として、まずオンライン診療では内診や血液検査を直接行うことができず、月経困難症などの正確な病名診断を下すことが難しい場合がある点が挙げられます。

また、保険診療に必要なマイナポータル連携や各種手続きは、患者様だけでなく医療機関側にとっても相応の負担がかかります。自由診療という形をとることで、システム維持費や手厚いサポート体制を確保でき、結果として利用者が「手軽かつスピーディーにピルを受け取れる」環境を実現しやすくなるため、あえて自由診療に特化しているサービスが多くなっています。

ピルのオンライン診療は危険?安全性を確かめるポイント

「オンラインでのピル処方は危険ではないか」と不安に感じることはありませんか?オンライン診療への不安や疑問は、正規のオンライン診療と危険な個人輸入や通販サイトが混同されていることから生じている場合が多くあります。

ここでは、安心して利用するために知っておきたい安全性のポイントを整理して分かりやすく解説します。

正規のオンライン診療は医師の診察・国内承認薬が前提

厚生労働省の指針に基づく正規のオンライン診療では、日本の医師免許を持つ医師が問診を行い、既往歴・健康状態・禁忌事項を確認したうえで国内承認薬を処方します。正規のオンライン診療を通じて処方されたピルは、病院を受診した場合と同様に「医薬品副作用被害救済制度」の対象となります

ただし、医療行為である以上は副作用のリスクも存在します。血栓症の既往がある方や35歳以上で1日15本以上の喫煙者など、禁忌に該当する方は処方を受けられない場合があり、服用の可否は医師が診察のうえで判断します。「自分の体質で飲めるのかな」と不安を感じる場合は、医師に相談してみましょう。

通販サイト・個人輸入が危険といわれる理由

医師の処方を受けずに通販サイトや個人輸入でピルを購入する行為は危険であるため、絶対に避けてください

厚生労働省が警告しているように、偽物や成分不明の粗悪品が流通しており、健康被害を引き起こすリスクがあります。実際に、個人輸入したピルの服用によって血栓塞栓症の一種である肺梗塞を発症したケースも報告(※)されています。

「血栓塞栓症 個人輸入による低用量ピル服用により発生した肺梗塞の一例」(九州産科婦人科学会誌)

また、万が一副作用が生じた場合でも、「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となり、国の救済を受けることができません。

ピルを安全に使うためには、必ず医師の診療を通じた正規のルートを選ぶことが大切です。

個人輸入について詳しくは以下の記事をご覧ください。

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オンラインと病院、どちらを選ぶ?メリット・デメリット比較

ピルを手に入れる方法を決める際は、費用だけでなく、利便性・検査の有無・安心感も含めて比べることで、総合的に比較することが大切です。ここではそれぞれのメリットやデメリットを整理しましたので、ご自身に合う選択肢を見つけるヒントとして確認してみましょう。

病院受診のメリット・デメリット

病院受診のメリットとデメリットを整理すると以下のとおりです。

■メリット

  • ・その場でピルを受け取ることができる
  • ・血圧測定、血液検査、内診などの検査を受けられる
  • ・医師に直接相談できる安心感がある

■デメリット

  • ・産婦人科の受診にハードルを感じる方もいる
  • ・通院のための時間調整が必要
  • ・休診日がある
  • ・待ち時間が発生する
  • ・周囲の目が気になる場合がある

病院は、はじめてピルを処方してもらう方や、検査が必要な状態の方に向いているといえるでしょう

オンライン診療のメリット・デメリット

オンライン診療のメリットとデメリットは以下のとおりです。

■メリット

  • ・自宅や好きな場所で診療可能
  • ・待ち時間がなくスムーズ
  • ・ビデオ通話で診療を受けられる場合もある
  • ・定期便や12か月分のまとめ購入ができる
  • ・土日祝も診療可など、休診日がない

※診察はプライバシーに配慮した環境で行われます

■デメリット

  • ・その場でピルを受け取れず、到着まで数日かかる
  • ・検査や身体診察が受けられない
  • ・送料や手数料が発生することもある

オンライン診療は、自宅や好きな場所から受診したい方や待ち時間を抑えたい方に向いている方法です

通院がめんどう・大変と感じる方はオンライン診療が向いている

次のような状況の方には、オンライン診療が向いているといえます。

  • ・仕事や生活が忙しく、通院の時間が取りにくい
  • ・自宅近くに産婦人科がない
  • ・通院のたびに待ち時間が長く負担に感じている
  • ・継続してピルを服用しており、現在の状態が安定している
  • ・診療内容を周囲に知られたくない

ピルは長期間使用するため、継続的な通院が必要になります。「忙しくてなかなか通院できない」「産婦人科に行くことへの抵抗がある」という場合、オンライン診療は選択肢の1つになるでしょう

オンライン診療を受ける前に準備しておくこと

オンライン診療はスマホから手軽に受けられますが、あらかじめ必要な情報を確認しておくことが大切です。事前準備をしておくことで、当日も落ち着いて診察に臨めます。オンラインであっても、医師は限られた時間で正確に診断・処方を行う必要があるため、以下の情報を事前に整理しておくとスムーズです。

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診療前に確認しておく情報リスト

  • 最終の生理開始日
  • 既往歴(病歴)
  • 喫煙習慣の有無
  • 服用中の薬やサプリメント
  • 妊娠中または妊娠の可能性の有無
  • ピルやほかの薬で副作用が出たことがあるか
  • 家族に血栓症の発症歴があるか
  • 家族に乳がんの既往があるか
  • 手術歴(特に大きな手術の有無と時期)

診療時間の前後10〜15分は余裕を持って準備しておくと安心です

信頼できるオンライン診療・病院の選び方

安心して低用量ピルを使い続けるために大切となるのは、受診先が信頼できる医療機関かどうかという点です

ピルは自己判断で服用すべき薬ではないため、医師による丁寧な診療と処方が不可欠です。病院での対面診療でもオンライン診療でも、信頼性を意識して選ぶことが重要なポイントとなります。

医師の専門性(産婦人科専門医かどうか)や問診の丁寧さ、副作用が出たときのフォロー体制、診療後の相談窓口の有無なども確認し、自分にとって安心して継続できるサービスを選びましょう。

ピルのオンラインと病院に関するよくある質問

ここでは、ピルのオンラインと病院に関するよくある質問について回答します。

オンラインで処方してもらったピルって本当に安全なの?

正規のオンライン診療で処方されるピルのうち、国内承認薬は、対面病院で処方されるものと同じ品質・有効性が認められており、万が一重大な副作用が生じた際も「医薬品副作用被害救済制度」の対象となります。

オンライン処方の安全性に対する心配は、医師の診察を介さない個人輸入や通販サイトと混同されていることから生じている場合が多くあります。体調を守るためにも、正規のオンライン診療サービスを利用してしっかりと医師の診察を受けるようにしましょう。

通院がめんどうなんだけど、オンライン診療に切り替えられるの?

すでにピルを継続して服用している方であれば、病院からオンライン診療へ切り替えられる場合があります。切り替えを検討する際は、最終の生理開始日や既往歴、服用中の薬などの情報を準備して、オンライン診療を予約してみてください。

ただし、初めてピルを使い始める方や体調に変化が見られる方の場合は、対面での診察が必要となるため一度婦人科を受診することをおすすめします。

まとめ

ピルの費用はオンライン診療か病院かよりも、避妊目的か治療目的かによって差が出ます。また、費用を比べる際は薬代だけでなく、診察料や送料、交通費を含めた総額で確認することが大切です。
安全性については、正規のオンライン診療は医師の診察・国内承認薬が前提であり、個人輸入や通販サイトとは異なります。費用・利便性・安全性をあわせて考え、自分に合う方法を選んでみてくださいね。

続けやすい費用で各種ピルを処方している「メデリピル」では、マイナポータルとの連携も必要なく、手軽に産婦人科医のオンライン診療を受けられます。通院がめんどうだと感じたときは、ぜひ選択肢の1つとして考えてみてくださいね。

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監修者

波羅 友里恵

2013年杏林大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院で研修。 愛育病院、国立成育医療センターを経て、2018年より六本木レディースクリニックで不妊治療を行う。 現在は六本木レディースクリニック非常勤。
2024年よりメデリピルにてオンライン診療によるピル処方や、mederi magazineの記事監修を担当。

不定期で企業講演を行う。主に卵子凍結や、体外受精、治療に対する会社のサポートについて発信

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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