ピルの処方、オンラインと病院どっちが安い?それぞれの違いと選び方を解説

ピル
更新日:2025.08.12
ピルの処方、オンラインと病院どっちが安い?それぞれの違いと選び方を解説

ピルはオンライン診療と病院、どちらで処方を受けた方が安い?費用や診療の違い、メリット・デメリットを比較し、自分に合う選び方を解説します。

ピルは病院に行かなくてもオンラインで手に入る?

結論から言うと、医師の診療・処方があれば、オンラインでもピルは購入できます。オンライン診療サービスでは、スマホやパソコンから予約・診療を受けて、自宅に郵送される形が主流です。

オンラインでは医師の処方ありきで購入可能

ピルはホルモン剤の1つで医療用医薬品であり、誤った服用をすると副作用を引き起こすことがあります。特に、高血圧や糖尿病などの持病がある方は服用できないピルもあるため、医師による診療・処方が必須です。

ピルは薬局やドラッグストアでは購入できない

ピルは「医療用医薬品」に分類されており、薬局やドラッグストアでは販売されていません。市販で購入できるのは「一般用医薬品」で、作用や効果、安全性の管理レベルが異なります。一度、処方されたピルでも、時間が経過すれば体質が変わっていたり、薬が劣化していたりする可能性もあります。また、知り合いからもらったり、譲ったりすることは絶対に避け、必ず医師の診療を受けて処方してもらうことが大切です。

項目 医療用医薬品 一般用医薬品(市販薬)
購入方法 医師の処方が必要 ドラッグストアなどで購入可
使用目的 特定の症状や疾患の治療 軽度な症状の緩和など
管理基準 医療機関で管理・指導のもと 消費者の自己判断が基本

参照元:厚生労働省 医療用医薬品と一般用医薬品の比較について

オンラインと病院ではピルの価格に差がある?

ピルの価格は、使用目的(避妊か治療か)によって変わります。避妊目的の場合は「自由診療(OC)」となり保険適用外ですが、月経困難症や子宮内膜症など治療目的の場合は「保険診療(LEP)」として扱われます。

つまり、オンラインか病院かにかかわらず、使用目的によって価格が異なるというのが正確な答えです。

ピルの各種類について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

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ピルの処方はオンラインと病院どちらがいい?

ライフスタイルや健康状態によって、どちらが最適かは異なります。以下で両者のメリット・デメリットを整理しましょう。

病院のメリット・デメリット

■メリット
・その場でピルを受け取ることができる
・血圧測定、血液検査、内診などの検査を受けられる
・医師に直接相談できる安心感がある

■デメリット
・産婦人科の受診にハードルを感じる人もいる
・通院のための時間調整が必要
・休診日がある
・待ち時間が発生する
・周囲の目が気になる場合がある

オンライン診療サービスののメリット・デメリット

■メリット
・自宅や好きな場所で診療可能
・待ち時間がなくスムーズ
・電話のみで診療を受けられる場合もある
・定期便や12か月分のまとめ購入ができる
・土日祝も診療可など、休診日がない

■デメリット
・その場でピルを受け取れず、到着まで数日かかる
・検査や身体診察が受けられない
・送料や手数料が発生することもある

ピルをオンラインで処方してもらう場合に準備しておくこと

オンラインであっても、医師は限られた時間で正確に診断・処方を行う必要があります。以下の情報を事前に整理しておくとスムーズです。

・最終の生理開始日
・既往歴(病歴)
・喫煙習慣の有無
・服用中の薬やサプリメント
・妊娠中または妊娠の可能性の有無
・ピルや他の薬で副作用が出たことがあるか
・家族に血栓症の発症歴があるか
・家族に乳がんの既往があるか
・手術歴(特に大きな手術の有無と時期)

診療時間の前後10〜15分は余裕を持って準備しておくと安心です。

通販サイトでの購入には注意しよう

近年、ピルを通販サイトで購入できるように見えるケースがありますが、医師の処方を受けずに個人輸入されたピルを購入するのは非常に危険です。

厚生労働省が警告しているように、偽物や成分不明の粗悪品が流通しており、健康被害を引き起こすリスクがあります。実際に、個人輸入したピルの服用によって肺梗塞を発症したケースも報告※されています。

血栓塞栓症 個人輸入による低用量ピル服用により発生した肺梗塞の一例

また、万が一副作用が出ても、「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となるため、国の救済を受けることもできません。

個人輸入について詳しくは以下の記事をご覧ください。

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オンラインも病院も「信頼できる医療機関」を選ぼう

ピルは、自己判断で服用すべき薬ではありません。必ず医師の診療と処方を受ける必要があります。

そのため、病院であってもオンライン診療であっても、「信頼できる医療機関かどうか」が最も重要なポイントです。口コミや医師の専門性、フォロー体制などもチェックし、自分にとって安心して継続できるサービスを選びましょう。

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ピル飲み始めの不安や疑問、副作用などについて気軽に相談できます。
副作用について心配な方は副作用緩和薬も同時に処方可能です。希望する場合は診療時に医師へお伝えください。

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※別途送料3,850円(税込)、診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります
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※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います
※医師の診療は必須となり、薬が処方された場合に発送いたします

監修者

目黒ウェルネスクリニック院長
郡 詩織
大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。産婦人科専門医・がん治療認定医・抗加齢学会専門医を取得。 2021年よりメデリピルにおいてオンライン診療によるピル処方や、mederiが主催するセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの監修を担当など幅広く活動。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

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