生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ピルの消退出血と生理の違いは?出血がない時の妊娠可能性を解説
ピルの服用中に起こる「消退出血」と聞いても、あまり聞きなれず、「それって生理と何が違うの?」「いつ、何日くらい出血が続くの?」「出血がないのは大丈夫?」と疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
消退出血は生理とよく似ているものの、実は仕組みも意味も異なる、ピル服用時に現れる特有の出血です。
ここでは、消退出血の仕組みや生理との違い、起こるタイミングや期間の目安、出血がない場合の原因、不正出血との見分け方まで、ピルが初めての方にもわかるようにやさしく解説していきます。
「これって正常?」「病院に行くべき?」と迷ったときの判断材料として、ぜひ参考にしてください。
消退出血とは?
消退出血とは、体内の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の濃度が低下することで、子宮内膜が剥がれ落ちて起こる出血のことです。
低用量ピルを服用している場合、休薬期間や偽薬期間に入ると、それまで薬によって維持されていたホルモンレベルが急激に下がります。この「ホルモンが引き去られる(消退する)」変化がサインとなり、子宮内膜が排出される仕組みです。
通常の生理が「排卵を経て、妊娠に至らなかった結果として起こる出血」であるのに対し、消退出血は「ピルなどのホルモン剤によってコントロールされた、人工的な出血」であるのが特徴です。
そのため、排卵を伴わない出血ではありますが、この出血が定期的に来ることを確認することで、子宮内膜が適切にリセットされているという目安になります。
ピルと消退出血の関係
さて、次にピルと消退出血はどのような関係性なのでしょうか。
前述したように低用量ピルやアフターピルの働きによって起こります。
それぞれのピルごとに消退出血が起こるタイミングや出血期間について説明していきます。
低用量ピルの服用により起こる消退出血
低用量ピルは、通常21日間連続で服用し、その後7日間の休薬期間または偽薬期間を設けることで、ホルモン量が一時的に低下し、「消退出血」と呼ばれる出血が起こります。
多くの場合、この出血は休薬を開始してから2〜4日以内に始まり、3〜5日程度続くのが一般的です。
この出血は、自然な生理とは異なり、「ホルモンが抜けたことによって起こる出血」であるため、量が少なかったり、期間が短めだったりすることもあります。出血の時期や日数には個人差があるため、毎回きっちり同じタイミング・同じ日数で起こらなくても、必ずしも異常とは限りません。
アフターピルの服用により起こる消退出血
アフターピルを服用した場合も、体内のホルモンバランスが急激に変化することで、服用から2〜5日後を目安に消退出血が起こることがあります。
これは、強制的にホルモン環境を変化させたことによる反応で、避妊が成立したサインのひとつとして現れることもあります。
ただし、服用したタイミングやその時の排卵状況、体質によって、出血の時期が前後したり、量がごく少なかったり、出血が見られないこともあります。消退出血がないからといって、必ずしも避妊に失敗したとは限らないため、不安な場合は妊娠検査薬の使用や医師への相談を検討しましょう。
消退出血と生理の違い
消退出血とは、ホルモン剤の服用を中止または休薬した際に起こる「人工的な出血」です。一方、生理(月経)は自然な排卵と受精卵の有無によって子宮内膜が剥がれ落ちる現象です。両者は似ているようで仕組みも特徴も異なります。
下記の表で、原因・出血量・期間・痛みの有無を見ていきましょう。
| 項目 | 消退出血 | 生理 |
| 原因 | ピルによるホルモン減少 | 排卵・受精卵不成立 |
| 出血量 | 少なめ | 多め(個人差あり) |
| 期間 | 3~5日程度 | 3~7日程度 |
| 痛み | 軽度またはなし | 強い場合も多い |
| 出血の性状 | サラッとした鮮血や、少量の茶色いおりもの状が中心 | 経血に粘り気(粘性)があるのが一般的 |
| タイミング | 【低用量】休薬2日目頃から開始 【アフターピル】服用後3〜10日以内 |
約28日周期で訪れるが、体調により前後しやすい |
このように「なぜ起こるか」と「症状の程度」が異なるため、区別して理解することが大切です。
消退出血が起こる仕組み
低用量ピルに含まれるエストロゲンとプロゲステロンは、子宮内膜を一定に保ち排卵を抑える働きを持ちます。しかし服用を中断すると、これらのホルモン濃度が急激に下がります。その結果、維持できなくなった子宮内膜が剥がれ落ち、出血として現れるのが「消退出血」です。これは自然な月経とは異なり、排卵を伴わない人工的な出血です。したがって、生理と混同されやすいですが、体のホルモン変化に人工的に誘発された現象である点が特徴です。
消退出血と生理の主な4つの違い
消退出血と生理には大きく4つの違いがあります。
1つ目は発生原因で、消退出血はピルの休薬や服用中止によりホルモンが減少することで起こり、生理は排卵後に妊娠が成立しなかった場合に自然に起こります。
2つ目は出血量で、消退出血は比較的少なく、生理は多めです。
3つ目は出血期間で、消退出血は3〜5日程度、生理は3〜7日程度とやや幅があります。
4つ目は痛みで、消退出血は軽度か無症状が多いのに対し、生理では腹痛や腰痛など強い症状を伴うこともあります。
消退出血の後にどれくらいで生理が来る?
アフターピル服用時に起こる消退出血の後に、通常の生理が来るタイミングは服用から3週間以内がほとんどです。
もしくは、生理予定日より前にアフターピルを服用した場合には生理予定日から10日以内に生理が始まることが多いといわれています。
いずれの期間を過ぎても生理がこない場合には、アフターピルで避妊が成功せずに、妊娠している可能性があるため妊娠検査薬を使用して確認しましょう。しかし、陰性の結果であっても生理がこないときは病院を受診するようにしてください。
低用量ピル服用時の消退出血がない場合の原因とは?
ピルを正しく服用しているにもかかわらず消退出血がない場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、ホルモン作用により子宮内膜が薄く保たれていると、剥がれ落ちる組織が少なく、出血がほとんど見られないことがあります。
次に、飲み忘れや服用時間の乱れがあるとホルモンバランスが崩れ、出血のタイミングがずれたり消退出血が起こらなかったりします。また、消退出血がない場合でもごくまれに妊娠している可能性も否定できません。そのため、予定より長く出血が見られない時は妊娠検査薬で確認し、心配がある場合は早めに婦人科を受診することが大切です。
消退出血と不正出血はどう見分ける?
ここまで消退出血について詳しく説明してきましたが、不正出血とはどう違うのか知っておきたいところです。
不正出血は、ピルや薬剤の副作用で起こる出血であったり、何らかの病気が要因で起こる出血、ストレスやホルモンバランスの乱れで起こる出血などを指します。
自身で見分けるのは非常に難しく、身体の状態やそのほかの要因から判断するしかありません。
気になる症状が出血以外にある場合は不正出血の可能性があります。
また、排卵期出血や着床出血と似ているため、妊娠の可能性がある場合には妊娠検査薬を使用して確認するようにしましょう。
見分けるポイントは「出血のタイミング」と「量・期間」
消退出血と不正出血を見分ける際の大きなポイントは、出血が「いつ」「どのくらい」起きるかです。消退出血は休薬や服用後の決まった時期に起こり、量や期間も一定しています。一方、不正出血は周期に関係なく突然起こることがあり、量も少量のことが多いですが、長く続く場合もあります。さらに、不正出血は薬の副作用や子宮疾患、ホルモンの乱れなど原因が多様で、自己判断が難しいのが特徴です。生理予定日と関係なく繰り返す出血があれば、医師に相談することが望まれます。
まとめ
消退出血はピルのホルモン作用による人工的な出血で、生理とは原因も症状も異なります。出血がない場合には内膜の状態や飲み忘れ、妊娠の可能性などが関係することもあります。不正出血との見分けも難しいため、不安な症状があれば早めに婦人科で相談しましょう。
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