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スリンダの副作用は?不正出血はいつまで続く?対処法やメリット・注意点・避妊効果についても解説!
「スリンダを勧められたけれど、副作用が心配…」 「スリンダの副作用っていつまで続くの?」と不安に思っていませんか?
スリンダは、エストロゲンを含まないミニピルとして注目されている薬です 。血栓症リスクを抑えやすい一方で、飲み始めは不正出血や頭痛などの副作用が出ることもあります。
この記事では、スリンダで起こりやすい副作用や対処法、避妊効果が安定するタイミング、服用時の注意点まで分かりやすく解説します。服用前の不安を減らし、自分に合った選択をするための参考にしてみてください。
もくじ
スリンダ錠28(ミニピル)とはどんな薬?
スリンダ錠(スリンダ錠28)は、「ミニピル」と呼ばれる黄体ホルモン(プロゲスチン)のみを配合したピルです 。エストロゲンを含まないため、血栓症リスクをできるだけ抑えたい方や、低用量ピルが体質的に合わなかった方の選択肢として注目されています。

エストロゲンを含まない「プロゲスチン単剤避妊薬」
スリンダは、日本で初めて発売された「ミニピル」と呼ばれる新しいタイプの避妊薬です 。従来の低用量ピルには2種類の女性ホルモンが含まれていますが、スリンダには「プロゲスチン」という黄体ホルモン1種類のみ含まれています。血栓症リスクの原因となる「エストロゲン」が含まれていないため、これまで体質や年齢などの理由でピルを諦めていた方でも、体への負担を抑えて安全に服用できるようになりました。
スリンダに期待できる避妊効果と仕組み
スリンダは、「避妊」を目的として処方されるピルです。 用法・用量を守って正しく服用すれば、99%以上(※パール指数0.39)という高い避妊効果を発揮します 。主成分である黄体ホルモン(プロゲスチン)の作用により、排卵の抑制、子宮内膜の着床阻害、子宮頸管粘液の変化という3つのアプローチで妊娠を防ぎます。
スリンダは国内では「避妊」を目的とした薬であり、月経困難症やPMS(月経前症候群)の改善を目的とした薬としては承認されていません。しかし、成分の特性として子宮内膜の増殖を抑える作用があるため、結果的に生理に伴う諸症状が軽くなるケースも報告されています。
※参考:添付文書「スリンダ錠28」
スリンダ錠28の主な副作用
スリンダ錠28は比較的副作用が少ないとされていますが、飲み始めはホルモンバランスの変化によって体調に変化が出ることがあります。ここでは、スリンダで起こりやすい副作用や注意したい症状について見ていきましょう。

不正出血
スリンダでは、不正出血が比較的起こりやすいとされています 。これは、エストロゲンを含まないミニピルであり、毎日一定量の黄体ホルモン(プロゲスチン)を補い続ける仕組みによるものです。予定外のタイミングで少量の出血があると驚くかもしれませんが、多くは服用を続けるうちに体が慣れ、自然と落ち着いていきます。
頭痛やめまい
スリンダを飲み始めると、頭痛やめまいを感じることがあります 。これは、ホルモンバランスの変化に体が慣れようとしている影響によるものです。多くは一時的で、数日〜数週間ほどで落ち着いていきます。症状があるときは無理をせず、しっかり休息をとりましょう。
出血パターンの変化(予定外の長引く出血など)
スリンダの服用中は、出血の周期が不規則になったり、ダラダラと長引いたりすることがあります 。これは薬の影響で子宮内膜が薄く保たれている過程で起こる一時的な変化です。毎日の出血の有無や様子をスマホのアプリなどに記録しておくと、受診の際に医師へ状況を伝えやすく安心です。
吐き気や腹痛
スリンダの飲み始めには、吐き気や軽い腹痛が起こることがあります 。ピルの成分(ホルモン)が体に慣れていないためで、多くは服用を続けるうちに自然と軽快していきます。症状が強くない場合は、まず数日ほど様子を見てみましょう。
そのほかの副作用
そのほかの副作用として肌荒れやニキビ、胸の張りや痛みを感じることがあります 。また、なんとなく気分が沈みやすくなったり、むくみやだるさを感じたりする方も少なくありません。いずれもホルモンバランスの変化による一時的な症状であることが多いため、リラックスして過ごしましょう。
スリンダの重大な副作用【血栓症リスクと初期症状】
スリンダは、従来の低用量ピルに比べて血栓症のリスクが低いとされるミニピルです 。血栓症リスクの一因とされる「エストロゲン」を含まないため、年齢(35歳以上など)や体質(肥満、高血圧、前兆のある片頭痛など)の理由で低用量ピルが飲めなかった方にとっても、安全性の高い有力な選択肢となります。
ただし、リスクが完全にゼロというわけではありません。 万が一の安全のため、以下の血栓症の初期症状(サイン)は必ず知っておきましょう。
i知っておきたい血栓症の初期サイン
片側のふくらはぎの腫れや痛み、突然の息苦しさ、胸の痛み、激しい頭痛、視界のかすみ、ろれつの回りにくさなどが現れた場合は注意が必要です。 こうした症状が1つでもあるときは、速やかに服用を中止して医療機関を受診してください 。

i重篤な肝障害や腎障害がある場合の注意点
重い肝臓や腎臓の病気がある方は、スリンダを服用できない場合があります 。ピルの成分は肝臓で代謝され腎臓から排出されるため、機能が低下していると体内に成分が残りやすくなるためです。これらの持病がある方や健康診断で肝機能(AST、ALT、γ-GTPなど)や腎機能(クレアチニン、eGFR、尿たんぱくなど)の数値の異常を指摘されたことがある方は、服用前に医師へ相談しましょう。
つらい副作用の症状別対処法
スリンダを飲み始めて間もないころは、不正出血や頭痛などの体調変化が出ることがあります。ここでは、よくある副作用への対処法と、受診の目安をまとめました。
不正出血が1週間以上続くとき
飲み始めから3か月ほどは、不正出血が起こることがあります。 少量であればそのまま服用を続けながら様子を見て問題ありません 。ただし、「1週間以上も出血が続く」「量が増える」「3か月経っても症状が改善されない」場合は医師に相談しましょう。
ナプキンがすぐいっぱいになるほど出血量が多いとき
昼用のナプキンが1〜2時間で溢れてしまうような、普段の生理よりも明らかに多い出血が何日も続くときは注意が必要です 。出血量が多い状態をそのままにしておくと、貧血を起こしてめまいや立ちくらみの原因になってしまいます。早めに婦人科を受診して、適切な処置を受けましょう。
日常生活に支障が出る頭痛・めまいがあるとき
頭痛やめまいが強いときは市販の頭痛薬を使ったり、服用時間を寝る前へ変更したりすると改善される場合もあります 。それでも痛みが全く引かない場合や、徐々に痛みが激しくなっていく場合は、ほかの原因も考えられるため医師に相談してください。
吐き気や腹痛が続き食事がとれないとき
胃がムカムカしてご飯が食べられないときは、空腹の時間を避けて食後すぐに飲むように工夫してみてください 。また、寝る直前に飲むようにすると、睡眠中に吐き気のピークを迎えるため、症状が気になりにくくなるためおすすめです。吐き気が強くて日常生活がつらいときは、ピルと一緒に飲める胃薬や吐き気止めを処方してもらうなどで対処しましょう。
生理周期が大きく乱れているとき
スリンダを飲み始めると、生理周期が不安定になることがあります 。生理が来なかったり、逆に出血が増えたりしても、毎日正しく服用できていれば避妊効果は維持されます。まずは3か月ほど体が慣れるまで様子を見ましょう。
i受診が必要な症状の目安
病院へ行くべきか迷ったときは、以下の痛みの強さや期間を基準にしましょう 。
- ・我慢できないほど強い腹痛や頭痛がある
- ・出血量が増え続けている
- ・めまいや立ちくらみが強い
- ・服用開始から3か月以上経っても副作用が改善しない
不安なときは一人で抱え込まず、医師や薬剤師に相談してください。
スリンダの副作用はいつからいつまで続く?
副作用は一時的なことが多く、体が慣れるにつれて落ち着いていくケースがほとんどです。ここでは、副作用が出やすい時期や、つらいときの対処について見ていきましょう。
飲み始め3か月(3シート)が体調変化の目安
スリンダの副作用は、飲み始めから3か月ほどで落ち着くことが多いとされています 。とくに最初の数か月は、ホルモンバランスの変化によって不正出血や肌荒れ、だるさなどが出やすい時期です。
スリンダの副作用がつらい場合は中止してもいい?
副作用がつらいときは、無理に飲み続ける必要はありません 。ただし、自己判断で中止すると、避妊効果がなくなったり、不正出血が起こりやすくなることがあります。服用をやめたいと感じたときは医師へ相談し、指示を仰ぎましょう。
i副作用には個人差がある!3か月経っても続く場合は医師へ
副作用の出方や続く期間には個人差があります 。多くは3か月ほどで落ち着きますが、4か月以上経っても改善しない場合は、体質に合っていない可能性もあります。ピルの種類を変更すると症状が軽減されることもあるため、医師に相談してみましょう。
スリンダ服用時の注意点
スリンダの効果を十分に得て、安心して服用を続けるために注意すべきポイントを確認しておきましょう。
毎日決まった時間に服用する習慣をつける
スリンダは、従来のミニピルと異なり、24時間未満の飲み遅れであれば避妊効果は維持されるとされています。ただし、効果を安定させるため、また不正出血を防ぐためには、毎日できるだけ同じ時間に服用する習慣をつけましょう。スマートフォンのアラームを活用するのもおすすめです。
i効果が安定するまでの期間
スリンダの避妊効果は、飲み始めるタイミングによって安定するまでの期間が異なります 。生理1日目から飲み始めれば、飲み始め当日から避妊効果が期待できます。服用開始日が生理1日目から遅れた場合、飲み始めの1週間はコンドームなどのほかの避妊法を併用しましょう。
自己判断で中止しない
副作用が気になっても自己判断で服用をやめるのは避けましょう 。途中で中止すると避妊効果が不安定になったり、不正出血が起きたりすることがあります。体調に不安がある場合は、医師に相談して指示を仰いでください。
ほかの薬との飲み合わせに注意
スリンダは、ほかの薬との飲み合わせに注意が必要です 。薬によっては避妊効果が弱まったり、副作用が強く出たりすることがあります。市販薬を含め、新しく薬を使うときは「スリンダを服用中」である旨を伝えるようにしましょう。

飲み忘れた場合の対応
スリンダを飲み忘れてしまった場合は、日数に合わせて次のように落ち着いて対応しましょう 。
1日分(24時間未満)の場合
飲み忘れに気づいた時点で、前日分の1錠をすぐ服用してください。当日分の1錠もいつもどおりの決まった時間に服用します。
2日分(24時間以上〜48時間未満の遅れ)の場合
気づいた時点で忘れた分の1錠をすぐに服用し、当日分の1錠もいつもの時間に服用します。24時間を超えて遅れると避妊効果が低下する可能性があるため、服用を続けながら、その後7日間はコンドームを使用するか性交渉を控えてください。
3日分以上(48時間以上の遅れ、または3錠以上の飲み忘れ)の場合
3日以上の飲み忘れが続いたときは、一度服用を中止してください。その後、次の生理が来てから新しいシートで再開します。妊娠の不安がある場合は自己判断で進めず、医師に相談して次の開始時期の指示を仰ぎましょう。
スリンダの服用に関するよくあるQ&A
ここでは、スリンダ服用中によくある疑問や不安について、分かりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
スリンダ錠の口コミで「太る」といわれるのは本当?
スリンダ自体に脂肪を増やす作用はありません 。ただし、飲み始めは一時的な食欲の変化や、体質によるわずかなむくみによって「太った」と感じる方がまれにいます。ドロスピレノンには本来むくみを軽減する作用(抗ミネラルコルチコイド作用)があるため、長期的に太り続けるリスクは低い薬です。
スリンダにニキビを改善する効果はある?逆に悪化することは?
主成分のドロスピレノンには皮脂を抑える性質もあるため、ニキビが改善したと感じる方もいるようです 。ただし、飲み始めはホルモンバランスが不安定になるため、肌荒れやニキビが悪化する傾向があります。多くは数か月で徐々に肌の状態も落ち着いていきますが、気になるときは無理せず医師へ相談してください。
スリンダの服用で乳がんのリスクは高まる?
現時点で、スリンダ(黄体ホルモン単一製剤)の服用によって乳がんのリスクが明確に高まるというデータはありません 。スリンダはエストロゲンを含まないため、従来の低用量ピルに比べて影響を抑えやすいとされていますが、定期的な検診は続けましょう。
スリンダの副作用が出やすい人の特徴は?
スリンダの副作用が出やすい明確な基準はありませんが、PMS(月経前症候群)が重い方や胃腸が敏感な方は飲み始めに吐き気や頭痛を感じやすい傾向があります 。また、服用時間が不規則だと、不正出血などの副作用が起こりやすくなるため注意が必要です。
まとめ
スリンダは、エストロゲンを含まないことで血栓症のリスクを抑えたミニピルです。これまで低用量ピルが合わなかった方や、服用に不安があった方にも選ばれています。
飲み始めは、不正出血や頭痛などの副作用が出ることがありますが、多くは3か月ほどで落ち着いていきます 。毎日忘れず服用することで、安定した避妊効果を得やすくなります。
体調の変化や飲み忘れなど、不安なことがあるときは自己判断せず、医師や薬剤師へ相談してください。自分の体と上手に付き合いながら、無理なく続けていきましょう。
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監修者
幸の鳥レディスクリニック 医師
岡山大学卒業後、同大学産科婦人科教室・関連病院を経て、現在は幸の鳥レディスクリニックで、不妊治療・生理トラブル・更年期など、幅広く女性ヘルスケアの診療を行う。
2023年にメデリピルにてオンライン診療によるピル処方を開始し、2025年からmederi magazineの記事監修を担当。
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