生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。

月経困難症は、生理痛の症状がひどく、日常生活に影響が出ているような状態を指します。妊娠を望んでいる場合、辛い症状が続く中で本当に妊娠できるのか、とても不安になりますよね。この記事では、月経困難症でも妊娠できるのか、月経困難症はどのように治療するのかなど、月経困難症に関する疑問に答えていきます。
月経困難症でも妊娠できる?
結論、月経困難症の方でも妊娠は可能です。ただし、月経困難症の種類により妊娠できる可能性に違いが出ることがあります。
月経困難症には、原因が明確でない「機能性月経困難症」と、原因となる特定の病気が存在する「器質性月経困難症」の2つがあります。
機能性月経困難症は思春期〜20代頃の女性に見られやすいです。プロスタグランジンという物質が子宮を強く収縮させたり、子宮口が狭いことによって経血を上手く排出できなかったりすることによって月経困難症を発症していると言われますが、正確な原因は不明です。この機能性月経困難症の場合、妊娠は可能だとされています。
一方で器質性月経困難症は、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因で発症します。これらは子宮や卵巣の病気であるため、機能性月経困難症に比べると妊娠が難しくなる可能性があります。このような器質性月経困難症においては、原因となっている病気の早期発見と適切な治療が重要です。早い段階で治療を開始することで病気の進行を抑制し、不妊症や卵巣がんなどの発症を防ぐことができます。
月経困難症を放置すると不妊のリスクも
月経困難症を放置していると、不妊につながってしまうことがあります。
例えば、器質性月経困難症の原因となる病気の1つに子宮内膜症がありますが、これは子宮内膜に似た組織が、子宮の外にある卵巣や腹膜にできてしまう病気です。そのまま放置していると、通常の子宮内膜と同じく成長したあと剥がれ落ちるため、炎症を引き起こします。そこから卵管などの臓器が癒着してしまうと、卵管の通過障害が起きて不妊につながります。
なお、若年層に多い機能性月経困難症から、そのまま器質性月経困難症に移行していくケースもあります。症状が辛いと感じたら我慢せずすぐに産婦人科を受診し、適切な治療を行っていくことが重要です。
月経困難症の治療法
月経困難症の主な治療方法は薬物療法であり、痛みを抑える対症療法と、卵巣や子宮に直接働きかけて痛みの原因を解消していくホルモン療法の2つに分かれています。なお、器質性月経困難症の場合は原因となっている病気の治療が重要であるため、ホルモン療法より手術療法を優先する場合もあります。
以下に挙げるのは、機能性月経困難症における治療法の一部をご紹介します。
対症療法
対症療法では、鎮痛薬や漢方薬を用いて痛みを抑えます。痛みが続いているとストレスを感じ、そのストレスが原因でさらに症状が悪化することもあるため、まず痛みを軽減させることが大切です。対症療法と並行して、原因の病気に対する手術などを行うこともあります。
ホルモン療法
ホルモン療法では、ホルモン製剤を用いて卵巣の働きや子宮内膜の増殖を抑えることで、痛みの原因であるプロスタグランジンという物質の分泌を減らします。子宮を収縮させる作用があるプロスタグランジンが減ることで、痛みをはじめとした月経困難症の様々な症状の改善が期待できます。
ピルの利用
機能性月経困難症の治療においては、低用量ピルの服用も有効です。低用量ピルにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンが含まれています。服用によってホルモンバランスが整い、子宮内膜の増殖や排卵を抑えることができるほか、子宮内膜症の進行を防ぐ効果もあるとされています。
若い時から気を付けておいた方が良いこと
月経困難症は、若い頃から症状が見え始めることもあります。辛い症状があっても、産婦人科に行くのはなかなかハードルが高いと感じることもありますよね。ですがそのまま症状を放置していると、原因となっている病気の発見が遅れてしまったり、不妊につながった場合は将来妊娠を望んだタイミングで苦しむことになったりする可能性があります。自身の健康状態を把握し、今後のライフプランを計画していくためにも、相談しやすい産婦人科を今のうちに見つけておくと良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、月経困難症でも妊娠できるのかについて解説しました。月経困難症には機能性月経困難症と器質性月経困難症の2種類がありますが、どちらについても適切な治療を行っていくことが大切です。今は症状を我慢できるから大丈夫だと思っていても、ここからさらに悪化する可能性もあるため、月経困難症と思われる症状があった際には早めに医師に相談するようにしましょう。
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