ピルは誰でも飲める?飲むことができない人とは?

ピル
更新日:2025.04.23
ピルは誰でも飲める?飲むことができない人とは?

高い避妊効果と生理トラブルに有効な作用のあるピルですが、実は誰でも服用ができる薬ではありません。ここでは、ピルが飲めない人について詳しく解説していきます。

ピルが飲めない人とは?

ピルが飲めない人は、初潮がまだきていない人・閉経後の人・血栓症や副作用などを引き起こすリスクの高い人などが挙げられます。

前提、ピルは生理がある間に服用ができる薬です。ピル処方時の医師の診療では、年齢・身長と体重(BMIを算出するため)、喫煙習慣があるかどうか、医薬品においてアレルギーを起こしたことがあるか、既往歴(家族含む)を聞かれることが多いです。

その中で、ピルの処方ができない・慎重投与とされる人は以下の通りです。

・年齢が40歳以上の人(慎重投与となります)
・35歳以上で1日15本以上の喫煙習慣がある人
・前兆のある片頭痛がある人(キラキラした光が見えるなど)
・BMI30以上の肥満体質の人
・妊娠中、授乳中の人
・乳がん、子宮体がんの既往歴があるor家族に既往歴がある人
・初潮がきていないor閉経している人
・高血圧の人(上の血圧160mmHg以上 / 下の血圧100mmHg以上)
・過去、妊娠中に「黄疸」「ヘルペス」「持続性掻痒症」と診断された人 など

ほかにもピルを服用するにはいくつか条件があるため、服用を希望している場合はまずは医師に相談してみてください。

ピルが飲めない人はどうするべき?

ピルが飲めない理由には、妊娠や既往歴などの仕方ない理由を除いて、自身で改善できる生活要因で飲めないケースと、一時的な副作用で飲めなくなってしまうというケースがあります。

生活要因で飲めない場合

生活要因で飲めない人は、主に喫煙習慣がある人や肥満体質の人です。喫煙習慣がある人は、まずは本数を減らして完全に禁煙できるようになってから医師に相談しましょう。
また、肥満体質の人はBMIを29以下にする必要があるため、無理のない範囲でダイエットをし、適正体重にしましょう。

副作用が出ていて飲めない場合

一時的に副作用が出てしまって飲めないといったケースもあります。
通常ピルの飲み初めの頃には、マイナートラブルという軽めの副作用が出ることがあります。主に頭痛や吐き気、不正出血や乳房の張り、むくみ、眠気、だるさなどが挙げられますが、3か月ほど服用を続けてみることで次第に改善していくことがほとんどです。
あまりにも症状が強く、つらいという場合には服用を中止して病院を受診するようにしてください。

ピルの代用品はある?

ピルが飲めない場合は、黄体ホルモン製剤やミニピルなどが候補として挙げられます。
ピルの有効成分である卵胞ホルモンには血液凝固作用があり、血栓リスクのある人が服用すると血栓症を発症する確率が上がります。黄体ホルモン製剤やミニピルは、いずれも、卵胞ホルモンが含まれず、黄体ホルモンのみが配合されています。そのため、血栓リスクがある人でも服用ができます。

医薬品名
用途・効果
保険有無
ミニピル
(黄体ホルモン製剤)
避妊目的
保険適用外(日本では未認可)
黄体ホルモン製剤
無月経や生理不順の改善など
保険適用(治療目的の場合)

※ミニピルは黄体ホルモン製剤ですが、避妊目的の場合はミニピルとして処方されます

ピルが処方されても定期検査に行こう

ピル処方時に問題がなくても、服用中の体型の変化や喫煙習慣の有無で服用が継続できるかどうか変わる可能性があります。
ピル服用中は、意識して体重管理をしたりたばこは吸わないようにしましょう。
任意にはなりますが、半年から1年に1回の血液検査や2年に1回の乳がん検査、子宮頸がんの検査、定期的な性感染症の検査なども受けるように心がけると安心です。

※参考:厚生労働省 がん検診の指針

ピルをはじめるならメデリピル

産婦人科医に相談できるオンラインピル処方

産婦人科医が100%診療

専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。

再診料がずっと無料だから何度でも医師に相談できる

ピル飲み始めの不安や疑問、副作用などについて気軽に相談できます。
副作用について心配な方は副作用緩和薬も同時に処方可能です。希望する場合は診療時に医師へお伝えください。

低用量ピルなら初月ピル代無料

低用量ピルの定期便プランなら5種類のピルが初月無料※対象!
まずは試してみたい方にもおすすめです。
※低用量ピルは、3シート目お受け取りまで解約は不可となります(種類変更はいつでも可能です)

月経移動ピル・アフターピルなら送料無料

生理日を移動する際の中用量ピルや、アフターピルは送料無料!
また、低用量ピルと同時処方で診療代も無料になります。
最短当日発送だから、お薬をすぐに服用したい方も利用しやすい◎
東京23区内にお住まいであれば「当日お届けプラン」※もお選びいただけます。
希望する方は診療時に医師へお伝えください。
※別途送料3,850円(税込)、診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります
※お住まいの地域によってはお届けまでに数日かかる場合があります

予約から診療までオンラインで完結

公式LINEから24時間いつでも診療予約OK!スマホから診療・処方後は自宅までピルをお届けするため、忙しい方にもおすすめです。

※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います
※医師の診療は必須となり、薬が処方された場合に発送いたします

監修者

目黒ウェルネスクリニック院長
郡 詩織
大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。産婦人科専門医・がん治療認定医・抗加齢学会専門医を取得。 2021年よりメデリピルにおいてオンライン診療によるピル処方や、mederiが主催するセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの監修を担当など幅広く活動。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

気になるキーワードで
検索しよう!
検索

カテゴリ一覧

生理

生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。

記事一覧をみる

ピル

ピルは世界で1億人以上の女性が服用している女性ホルモンを含む医薬品です。
ピルの種類や効果、副作用について詳しくご紹介。

記事一覧をみる

インタビュー

mederiのサービスに携わっているメンバーや有識者の方々が、よりユーザー様と近い距離から「mederiならでは」の情報をお届け。

記事一覧をみる

漫画

こんな経験”あるある!”と思わず頷いてしまう?mederiユーザーからの体験談に基づいた、mederiオリジナル漫画シリーズです。生理やピル・女性の健康に関して、楽しく学んでみましょう!

記事一覧をみる

占い

「ご自愛」をコンセプトに、毎月の運勢を12星座別に占うコンテンツ。ご自身の心を高める「ご自愛アイテム」もお伝えしています。

記事一覧をみる

出張授業

mederi出張授業のレポート記事をお届け。
生理のしくみやからだについての理解を深め、男女ともに正しい性の知識を提供しています。

記事一覧をみる
  1. オンラインでピルの診療・処方・相談|メデリピル
  2. mederi WEBマガジン
  3. ピルに関する記事一覧
  4. ピルは誰でも飲める?飲むことができない人とは?