生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ピルを飲むとビタミンB群が不足する?注意したい栄養素不足のあれこれ
ピルを飲むと生理周期の安定や生理痛の軽減、PMSの改善などさまざまな嬉しい効果が期待できますが、反対に飲むことでデメリットがあることもあるのでしょうか。今回はビタミンB群が不足してしまう噂の真意やピルを飲みながら栄養素を保つ方法を解説していきます。
もくじ
ビタミンB群とは?
そもそもビタミンB群とは聞いたことはあっても詳しくは知らない方もいるのではないでしょうか。
ビタミンB群は以下の栄養素の総称です。
・ビタミンB1
・B2
・B6
・B12
・ナイアシン
・パントテン酸
・葉酸
・ビオチン
上記の8種類をビタミンB群と呼びます。
そこで気になるのは働きや性質についてではないでしょうか。またどのような食材に含まれているかも併せて解説していきます。
ビタミンB群の働き
ビタミンB群は代謝の補助をする働きを持っています。
人間の体が活動するためのエネルギー作りに必要といえる存在です。
先ほど紹介した8種類すべてが共に助け合っているためビタミンB群と称されています。
ビタミンB群は水溶性
ビタミンB群はなくてはならない栄養素ですが、水溶性ビタミンのため水に溶けることで体内に行き届くことから、蓄積されずに排泄されてしまうため、食事などから一定量の摂取が必要な栄養素といえます。
また、人間の体が作ることができないため食材やサプリメントから補給する必要があります。
ビタミンB群が含まれる食品
ビタミンB群が含まれる食品は、主に豚肉やレバー、カツオ、タラコ、納豆、牛乳、ささみ、卵、貝類、大豆、ナッツ類が挙げられます。
ビタミンB群を補うためにも、上記の食品を積極的に摂ってみましょう。
ピルを飲むとビタミンB群が不足する?
では本題に入りますが、ピルを飲むことでビタミンB群が不足するということは本当なのでしょうか。
結論からいうと、本当です。ピルを飲むことでビタミンB群の中でも特にビタミンB6が不足するといわれています。原因はピルの作用にあり、ピルにはビタミンB群の吸収を妨げてしまう作用があるため、普段以上にビタミンB群を使用してしまうのです。
また、ピルの作用で葉酸も不足するため、いずれにしてもビタミンB群が不足がしてしまうということがわかりました。
ビタミンB群が不足しているサイン
ビタミンB群が不足すると、疲れやすくなったり睡眠を十分にとっても休んだ気がしない、肩こりや腰痛が酷い、肌荒れしやすい、すぐに風邪をひくなどの身体的症状が出やすくなります。これらの症状が出ている場合や、ダイエットなどによって偏った食生活をしている方も、実はビタミンB群が不足している可能性があります。
心当たりがある方は食生活の見直しや、必要に応じてサプリメントの服用などを検討する機会にしてみてください。サプリメントを摂取したり食生活を見直す機会にしましょう。
サプリメントでビタミンB群を摂取する際の注意点
ビタミンB群は人間の体にとって必要不可欠な栄養素ですが、体内で作ることができないため、食品やサプリメントからしか得ることができません。
なかなか食事だけで摂取しきれない場合には手軽にサプリメントを利用する方も多いですが、実は注意が必要になります。
サプリメントは手軽にさまざまな栄養素を摂取できる分、過剰摂取してしまうと以下のような健康障害が起こる危険性があります。※
・手足のしびれ
・頭痛
・不眠
・かゆみ
ほか神経障害、消化器系障害、肝臓障害、味覚障害など
※ビタミンB群は水溶性ビタミンであるため健康障害は稀といわれています
ビタミンB群の推奨摂取量は厚生労働省により公表されているため、摂取時の目安にしてみてください。
栄養素名 | 成人女性 |
ビタミンB1 | 1.1mg |
ビタミンB2 | 1.2mg |
ビタミンB6 | 1.1mg |
ビタミンB12 | 2.4mg |
ナイアシン | 11~12mgNE※ |
パントテン酸 | 5mg |
ビオチン | 50µg |
葉酸 | 240µg |
※ナイアシン当量(mgNE)は、食品中のナイアシン量に体内で作る量を加えた分量のことをいい、mgNE=ナイアシン(mg)+1/60トリプトファン(mg)の式で求められる
ピル服用中のビタミンB群の大切さと注意点
結論、ピルを服用していないときに比べてピル服用中の方がビタミンB群が不足しがちなことがわかりました。
ピルを服用中は、普段の食事のなかで意識してビタミンB群を摂取できる食材を選んでみたり、サプリメントを併用することで補いましょう。
一方でビタミンというと柑橘系のフルーツを思い浮かべるかもしれませんが、柑橘系に含まれるビタミンは主にビタミンCになります。
なかでも、グレープフルーツはビタミンCのほか、フラノクマリンという成分も含まれておりピルと同時に摂取することで副作用が起きやすくなる危険性があるため、副作用が気になるようであれば、ピル服用中は摂取を控えるようにしましょう。
まとめ
ビタミンB群はさまざまな効果を持っていますが、水溶性ビタミンな上にピルの作用で吸収を妨げられてしまうことから、不足しがちな栄養素です。
仕事や学校が忙しいと食生活において手軽なものを優先して、栄養素などの配慮が欠けがちになることも多いのではないでしょうか。サプリメントを服用するなど無理のない範囲で工夫をして補給してみてくださいね。
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