ピルとサプリの併用は大丈夫?安全に服用するための知っておくべき飲み合わせ

ピル
更新日:2024.06.27

毎日同じ時間に1錠服用するだけで女性にとってうれしい効果を発揮する低用量ピルですが、同じく手軽に錠剤でさまざまな栄養素を摂取できるサプリメントとの併用は大丈夫なのでしょうか。
低用量ピルを服用する上で知っておくべきサプリメントとの飲み合わせについて解説していきます。

低用量ピルとサプリメントの併用は問題ない?

低用量ピルとサプリメントは併用しても基本的には問題ありません。
しかし、すべてのサプリメントに対していえるわけではないのです。
なかには、併用することでピルの効果が下がってしまうものや人体に悪影響を及ぼす成分が含まれているサプリメントもあります。
詳しく見ていきましょう。

セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)

ハーブの1種であり、精神を安定させる効果があります。
しかし、併用することでピルの避妊効果を下げてしまうため併用は控えましょう。
サプリメントだけでなく、ハーブティーやダイエットドリンクなどに含まれていることがあるため注意が必要です。

バストアップサプリメント

低用量ピル服用中はバストアップサプリメントの服用は控えましょう。
バストアップサプリメントには、プエラリアやピンキープラスという成分が含まれておりピルの効果に影響を及ぼす可能性があるとされています。
プエラリアについては生理作用に関して国民生活センターから注意喚起もあるほどです。

イソフラボン

イソフラボンはバストアップサプリメントに含まれるピンキープラスにも含まれており、ピルの主成分である女性ホルモンのエストロゲンに類似した作用を持っています。
そのため、作用が重複することで過剰摂取に近い状態となるので注意が必要です。

チェストベリー・チェストツリー

女性の健康をサポートするとされているハーブのチェストベリーやチェストツリーは併用することで、ピルの効果を下げてしまうとされています。
市販のサプリメントではPMSに効果があるとされているものもありますが、低用量ピルでもPMSに対して効果が見込めるとされているので、併用は控えましょう。

低用量ピルとの併用に注意が必要な薬

サプリメントのほかにも低用量ピルとの飲み合わせに注意が必要な薬があります。
ここでは併用することで、低用量ピルの効果に影響を及ぼす可能性のある薬を紹介していきます。

低用量ピルの効果を弱めてしまう薬

低用量ピルの効果が弱まると、避妊効果だけでなく副効用も得ることができなくなってしまいます。
併用することで、低用量ピルの効果を弱めてしまう薬は以下になります。

・抗生物質(テトラサイクリン系・ペニシリン系など)
・抗てんかん薬(バルビツール酸系・ヒダントイン系など)

低用量ピルの効果を強めてしまう薬

反対に併用することで低用量ピルの効果が強く出すぎてしまう薬もあります。
効果が強まることは決して良いわけではなく、副作用が出やすくなります。
低用量ピルの効果を強めてしまう薬は、以下のものが挙げられます。

・解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)
・抗真菌薬(フルコナゾール・ボリコナゾールなど)

サプリメント以外の注意が必要な食べ物・飲み物

サプリメントや薬に限らず、食べ物や飲み物にも低用量ピルと同時摂取することで影響を及ぼすものがあります。

柑橘類

柑橘類には低用量ピルの効果を強めてしまう可能性があります。
特にグレープフルーツに含まれるフラノクマリンという成分が、ピルの分解を邪魔して血中濃度を高めてしまうことで効果を強めてしまうとされており、グレープフルーツはピルに限らずさまざまな医薬品で併用に注意が必要になります。

カフェイン

コーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインはピルの成分の吸収を妨げて効果を弱めるとされているため、ピルを服用するときは水で飲むようにしましょう。
また、時間をずらして飲むようにしましょう。

アルコール

アルコールは肝臓で分解されますが、ピルも肝臓で分解されます。そのため、同時に摂取するとアルコールの分解が優先されてしまい、低用量ピルの成分の分解に遅れが生じてしまうことがあります。最終的にピルの血中濃度が高まり、作用が強く出る可能性があるため注意が必要です。

炭酸水

炭酸水は、液体に含まれている炭酸の気泡がピルの吸収に影響を及ぼす可能性があるため、炭酸水に限らず炭酸飲料でピルを飲むことは控え、水で飲むようにしましょう。
カフェイン同様に、服用する際はピルの服用時間とずらすなどの配慮をしておくと良いでしょう。

もし飲み合わせの悪いサプリメントや薬を摂取してしまったら?

もしも、飲み合わせの悪いサプリメントや薬を摂取してしまった場合、直ぐに異変がなくても後々になって異変が起きる場合がありますので、医師に相談するようにしてください。
自己判断してしまい症状が大きくなってからでは遅いので、医師の判断を仰ぐことが正解です。

まとめ

この記事では、低用量ピルとサプリメントや薬の併用について解説してきました。
サプリメントは錠剤で手軽に必要な成分を摂取できるものですが、低用量ピルとは併用に注意が必要なものもあります。
事前に知っておくことで、併用を避けることができます。
サプリメント以外にも薬や飲食物にも注意が必要なものはありますので、低用量ピルを服用する上での知識として理解しておくと安心ですね。

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まとめ

本記事では低用量ピルの偽薬を飲み忘れてしまった場合にどうなるのかを始めとして、そもそもの休薬期間の仕組みや必要な理由などを解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
低用量ピルを服用する上で休薬期間はなくてはならないものです。低用量ピルの効果で快適な日々を過ごすためにも、正しい方法で飲み続けることが大切といえます。
飲み続けることを習慣化するためにも偽薬は便利なため、飲み忘れが不安な方は28錠タイプを選ぶとよいかもしれませんね。

監修者

成城松村クリニック院長
松村 圭子
1995年広島大学医学部卒。広島大学医学部産科婦人科学教室へ入局し、2010年に成城松村クリニックを開院。 『10年後もきれいでいるための美人ホルモン講座』(永岡書店)、『女性ホルモン 美バランスの秘訣』(大泉書店)をはじめとする多くの著書を執筆。

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