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ヤーズの飲み方と服用スケジュール徹底解説!2シート目のつなぎ方やヤーズフレックスとの違いも紹介
ヤーズを処方されたものの、「飲み始めのタイミングはいつが正しいの?」「偽薬期間に出血がなかったけど大丈夫?」「飲み忘れたらどうすればいい?」など疑問を感じていませんか?
この記事では、ヤーズ配合錠とヤーズフレックス配合錠の正しい飲み方や、服用スケジュール、飲み忘れ時の対処法まで詳しく解説します。安心して服用を続けられるよう必要な情報をまとめましたのでぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
ヤーズ配合錠の飲み方(28日周期)
ヤーズ配合錠は、実薬(ホルモン成分を含む錠剤)24錠と偽薬(成分を含まないプラセボ錠)4錠、合計28錠で1シートを構成する超低用量ピルです。ここでは飲み始めるタイミングや具体的な飲み方を紹介します。
飲み始めるタイミング(初めての方・切り替えの場合)
ヤーズ配合錠は、初めて服用する場合と、ほかのピルから切り替える場合で飲み始めるタイミングが異なります。自身の状況に合わせて、正しく服用を開始しましょう。
初めて服用する場合
生理第1日目から飲み始めましょう。第2日目以降に開始する場合もありますので、開始タイミングについては、医師の指示に従ってください。
ほかのピルから切り替える場合
休薬期間のあるタイプのピルから切り替える場合は、休薬期間の翌日から服用を開始します。偽薬(プラセボ錠)があるタイプから切り替える場合は、偽薬を飲み終えた翌日から開始するのが一般的です。切り替えのタイミングは、必ず処方医に確認しましょう。
28日周期の服用スケジュール
ヤーズ配合錠の1シートは、淡赤色の「実薬」24錠と、白色の「偽薬(プラセボ)」4錠で構成されています。まずは1日目から24日目までシートの矢印に従って実薬を毎日1錠ずつ決められた時間(就寝前など)に服用します。その後、25日目から28日目までの4日間は偽薬を1日1錠ずつ服用してください。偽薬を飲んでいる4日間は成分を含まない休薬期間にあたり、ホルモン量が低下することで消退出血(生理に似た出血)が起こります。
次のシートを始めるタイミング
1シート目の28錠(偽薬4錠まで)を飲み終えたら、出血の有無や継続状態にかかわらず、必ず翌日(29日目)から新しいシートの1錠目を飲み始めます。偽薬期間中の消退出血は量や日数に個人差があり、まったく出血が起きない場合や、新しいシートに入っても出血が続いている場合がありますが、どちらも異常ではありません。自己判断で開始を遅らせたり中断したりせず、予定どおり次のシートへ進みましょう。
i偽薬期間に出血(消退出血)が来なくても大丈夫?
偽薬を飲んでいる4日間に起こる出血(消退出血)は、必ず全員に来るわけではありません。体質やホルモンバランスによって、出血の量や日数には個人差があり、まったく出血が起きないケースもあります。
ただし、2周期以上続けて出血がない場合や、強い体調不良など気になる症状がある場合は、一度処方医へ相談してみてください。
ヤーズフレックス配合錠の飲み方
ヤーズフレックス配合錠はヤーズ配合錠と同じ成分を含む超低用量ピルで、1シート28錠がすべて実薬で構成されています。最大120日間の連続服用が可能で、出血の状態に合わせて休薬タイミングを調整できるのが特徴です。飲み方は2とおりあり、どちらを選ぶかは医師の指示に従います。

飲み始めるタイミング(初めての方・切り替えの場合)
ヤーズフレックス配合錠は、初めて服用する場合と、ほかのピルから切り替える場合で飲み始めるタイミングが異なります。自身の状況に合わせて、正しく服用を開始しましょう。
初めて服用する場合
生理が始まった日(第1日目)から第5日目までの間に1錠目を飲み始めます。
生理第1日目からスタートするのが基本ですが、第2日目以降に開始する場合もありますので、処方医の指示に従ってください。
ほかのピルから切り替える場合
ほかの低用量ピルや超低用量ピルから切り替える場合は、前のピルの実薬を飲み終えた翌日から、休薬期間を挟まずにヤーズフレックス配合錠の服用を開始するのが基本です。
服用中のピルによって切り替え方が異なる場合もあるため、具体的な開始時期は処方医に確認してください。
最長120日間連続で服用する方法
ヤーズフレックス配合錠は、出血がなければ最長120日間(約4か月)連続で服用し、生理の回数を減らすことができる薬です。ただし、「120日間まったく出血が起きない」という意味ではありません。服用の時期や体調によって、途中で出血が起こる場合があります。実際の服用の流れと休薬のルールは以下のとおりです。
・1〜24日目:毎日1錠を服用する(休薬不可)
途中で出血が起きたとしても薬は止めず、毎日1錠ずつ確実に服用を続けます。
・25日目以降:出血の有無に合わせて対応する
出血がなければ、そのまま最長120日目まで毎日1錠の服用を継続します。もし途中で「3日連続して出血」があった場合は、その翌日から4日間薬を休みます(休薬)。
・120日目まで飲み続けた場合
出血が一度もなかった場合でも120日目で一度服用を終え、翌日から4日間薬を休みます。
※いずれの場合も、4日間の休薬が終わったら、出血が続いていても5日目から新しいシートで服用を再開します。
28日周期で服用する方法
28日周期服用は、24日間連続で服用したあと、出血の有無にかかわらず4日間休薬する方法です。
29日目からは新しいシートで再開し、「24日服用+4日休薬」を繰り返します。毎月一定のリズムで休薬期間を設けたい場合に向いている飲み方です。
i休薬タイミング(3日連続出血)の判断ポイント
25日目以降に3日続けて出血した場合のみ、4日目から休薬に入ります。「1日目に出血しても2日目に止まった」など、途中で出血が途切れた場合は休薬せず服用を続けてください。判断に迷わないよう、日々の出血をスマホにメモしておくと安心です。
※どのような理由で休薬した場合でも、4日間の休薬が終わったら、出血が続いていても5日目から新しいシートで服用を再開します。
ヤーズ・ヤーズフレックスの飲み忘れ対処法
飲み忘れに気づいたら、まずは「何日分(何錠)忘れたか」を確認し、日数に応じた正しい対応をとりましょう。飲み忘れは不正出血や効果の低下につながりますが、落ち着いて対処することが大切です。
1錠(1日)飲み忘れた場合
飲み忘れに気づいた時点で、すぐに1錠を服用してください。当日分もいつもどおりの時間に服用します。その日は2錠を服用することになりますが、短い間隔での2錠服用は問題ありません。翌日からは通常どおり1日1錠のペースに戻します。
2錠(2日)以上飲み忘れた場合
気づいた時点で「前日分の1錠」をすぐに服用し、当日分もいつもの時間に服用します(この日も合計2錠までにとどめます)。
一度に3錠以上飲むと強い吐き気などの副作用が出る恐れがあるため、前々日以前の分は服用せず破棄してください。翌日以降は通常のペースに戻します。
なお、2日以上飲み忘れると避妊効果が大きく低下します。 飲み忘れに気づく直前(特に直近7日間以内)に避妊なしの性交渉があった場合や、服用再開後7日間正しく飲むまでの間に性交渉を行う場合は妊娠のリスクが高まります。
必要に応じて速やかに産婦人科やオンライン診療を受診し、アフターピル(緊急避妊薬)の服用を検討・相談してください。
服用中に気をつけたいこと
ヤーズ配合錠・ヤーズフレックス配合錠を服用中は、体調の変化に注意しながら過ごすことが大切です。特に、血栓症が疑われる症状があらわれた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
血栓症が疑われる症状に注意する
ヤーズ配合錠・ヤーズフレックス配合錠の重大な副作用の1つに、血栓症があります。血栓症のリスクはゼロではないため、服用中に気になる症状があらわれた場合は注意が必要です。次のような症状が出た場合は、服用を中止して、すぐに医師の診察を受けてください。

また、血栓症のリスクを高めることが知られている喫煙は避けるよう努めましょう。35歳以上で1日15本以上喫煙している方はピルを服用できない場合があります。ただし、ミニピルが服用できる可能性がありますので、医師に相談してみましょう。
ヤーズ・ヤーズフレックスは避妊目的では使用できない
ヤーズ配合錠とヤーズフレックス配合錠は、いずれも日本では月経困難症の治療を目的として承認されている薬です。避妊効果は国内で承認されていないため、避妊を目的として使用することはできません。
避妊を希望する場合は、医師に相談し、避妊を目的として承認されたピルなどの方法を検討しましょう。
ヤーズとヤーズフレックスの違い
ヤーズ配合錠とヤーズフレックス配合錠は成分がまったく同じですが、シート構成と休薬の仕組みが異なります。どちらが自分に合っているかは、ライフスタイルや治療目的によって変わるため、医師と相談して決めましょう。
主な違いは「毎月必ず休薬を挟むか(ヤーズ)」「出血に合わせて休薬を調整し最長120日連続で服用するか(ヤーズフレックス)」の2点です。
| ヤーズ配合錠 | ヤーズフレックス配合錠 | |
|---|---|---|
| シート構成 | 実薬24錠+偽薬4錠(28錠) | 実薬28錠(偽薬なし) |
| 飲み方 | 28日周期固定(24日服用+4日休薬) | 120日連続 または 28日周期 |
| 休薬タイミング | 毎月固定 | 3日連続出血 または 120日到達 |
| 年間の出血回数の目安 | 毎月(年約12回) | 120日周期なら年約3回 |
| 日本での承認用途 | 月経困難症の改善 | 月経困難症・子宮内膜症の痛みの緩和 |
毎月一定のリズムを保ちたい方にはヤーズ配合錠が、生理の回数や出血による負担を減らしたい方にはヤーズフレックス配合錠が向いている場合があります。どちらが自分に合うかは、必ず医師に相談のうえ決めましょう。
まとめ
ヤーズ配合錠は28日周期(実薬24錠+偽薬4錠)で服用し、生理開始日から始めるのが基本です。
2シート目は出血の有無にかかわらず29日目から開始します。ヤーズフレックスは120日連続(3日連続出血で休薬)または28日周期の2とおりの飲み方があります。飲み忘れた際は日数に応じた対処を早めに行い、3日以上忘れた場合は医師への相談が安心です。
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ヤーズの飲み方に関するよくある質問
ここでは、ヤーズの飲み方に関する質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。
ヤーズの偽薬って、飲まなくてもいいの?
偽薬(プラセボ錠)には有効成分が含まれていないため、飲まなくても治療効果には直接影響しません。ただし、毎日同じ時間に飲む習慣を崩さないためと飲み忘れ防止の目的で、偽薬も飲み続けることが推奨されています。飲む・飲まないの判断については処方医の指示を優先してください。
ヤーズフレックスを120日飲み続けても3日連続の出血が来なかったらどうすればいい?
120日目を迎えたら、出血の有無にかかわらず服用を終了し、4日間の休薬期間に入ります。120日が連続服用の上限であり、それ以上は続けられません。休薬後は次のシートで服用を再開します。「120日経っても出血がなかったけれど大丈夫?」と不安なときは、処方医に相談してみてくださいね。
服用中に頭痛や吐き気が続く場合はどうすればいい?
飲み始め1〜2か月はマイナートラブルとして現れやすく、継続することで治まることがほとんどです。どうしてもつらい場合は吐き気止めや鎮痛剤を併用することも可能なため、無理をせず処方医に相談して緩和薬を処方してもらいましょう。
ヤーズを服用中に妊娠が発覚した場合はどうなる?
発覚した時点で直ちに服用を中止し、速やかに産婦人科を受診してください。万が一服用を続けてしまっていた場合でも、これまでの研究において赤ちゃんの胎児異常などのリスクが著しく高まるわけではないとされていますが、わかり次第すぐに中止しましょう。
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監修者
2013年杏林大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院で研修。 愛育病院、国立成育医療センターを経て、2018年より六本木レディースクリニックで不妊治療を行う。 現在は六本木レディースクリニック非常勤。
2024年よりメデリピルにてオンライン診療によるピル処方や、mederi magazineの記事監修を担当。
不定期で企業講演を行う。主に卵子凍結や、体外受精、治療に対する会社のサポートについて発信
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