生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
ピルを飲み忘れた時の対処法は?生理がきたらどうする…?避妊効果をチェック
もくじ
ふだんからピルを飲んでいる女性でも、うっかり飲み忘れてしまうことがあるかもしれません。飲み忘れたとき、妊娠の可能性や避妊効果はどうなるのでしょうか?生理がきた場合はどうしたらいいでしょうか?この記事では、ピルの飲み忘れの対処法についてご紹介します。
ピルの飲み忘れ、対処法は?
低用量ピルは毎日飲み続けることで、避妊効果のほか、PMSや月経痛、過多月経の改善、卵巣がんや子宮体がんのリスクを下げるなどの効果が期待できます。そのため、1日1錠を毎日同じ時間に飲むことが大切です。しかし、ピルを飲み忘れてしまったときにはどうするとよいのでしょうか?
24時間以内に飲み忘れに気付いたとき
その日のうちに飲み忘れに気づいて、1日(24時間)経過していないなら、その時点ですぐに飲み忘れた分を飲みましょう。その後は、ふだん通りの時間に1日1錠を飲み続けます。
1日(1錠)飲み忘れたとき
飲み忘れていたことに1日経ってから気づいた場合は、その時点で1錠、ふだんと同じ時間に1錠を飲みましょう。つまり、飲み忘れに気づいた日は1日2錠飲むことになります。そして翌日からは、ふだん通りの時間に1日1錠飲みましょう。
2日(2錠)飲み忘れたとき
もしピルを2日(2錠)飲んでいないことに気づいたら、その時点で1錠飲み、ふだん通りの時間に1錠飲んで、翌日からは通常通りの時間に1日1錠飲みましょう。
3日(3錠)飲み忘れたとき
3日(3錠)飲み忘れたときも、2日(2錠)飲み忘れたときと同じ対処をしてください。気づいた時点で1錠飲み、ふだん通りの時間にもう1錠飲んで、翌日以降は通常通りの時間に1日1錠飲みます。
飲み忘れの日数に関係なく、この対処をしましょう。またピルは、1日2錠までしか服用できません。飲み忘れの期間が長くても、1日3錠以上飲むことはやめてください。
ピルの飲み忘れによる妊娠の可能性は?
低用量ピルは毎日飲み続けることで高い避妊効果を期待できますが、飲み忘れると避妊効果に影響が出ます。飲み忘れたとき、ピルの飲み始めから何週目だったのかによって、妊娠の可能性に違いが出ます。
ピルの飲み忘れが第1週目の場合
ピルの飲み始めから1週目に2日以上飲み忘れた場合、避妊効果が下がる可能性があります。1週目の飲み忘れで、ピルを飲んでいない期間が7日を超える場合は、排卵が起き、それによって妊娠する可能性も出てきます。飲み忘れに気づいたら、そのときからピルを7錠分以上連続して服用するまでは、避妊具を使用するか、性交渉を避けましょう。飲み忘れた直前の5日以内に性交渉した場合は、緊急避妊薬(アフターピル)の服用を検討してもいいでしょう。
ピルの飲み忘れが第2週目の場合
ピルの飲み始めから1週目に7錠分のピルを正しく服用していれば、卵巣の活動は適切に抑制されていると考えられます。そのため、2週目に飲み忘れがあったとしても、すぐ避妊効果に影響を与えることはないでしょう。飲み忘れに気づいた時点で、すぐに飲み忘れた1錠を飲んで、あとはふだん通りに服用していけば問題はありません。ただ、飲み忘れの直前から1週間継続してピルを飲んでいないなら、十分な避妊効果が得られない可能性があります。その場合は、必要に応じて避妊具等の他の避妊対策をとりましょう。
ピルの飲み忘れが第3週目の場合
低用量ピルは基本的に、1周期に7日間の休薬期間があります。3週目に飲み忘れた場合は休薬期間を設けず、現在のシートの実薬を終了したら、次のシートに移って問題ありません。この飲み方にすることで、避妊効果への影響を抑えられると考えられます。
ピルの飲み忘れによる避妊効果は?
避妊効果を期待して低用量ピルを飲んでいる方も多いでしょう。低用量ピルは毎日同じ時間に1日1錠飲み続けることで、避妊効果が期待できるものです。飲み忘れが1日分だけなら、気づいた時点ですぐに飲み忘れた分のピルを飲むことで、避妊効果はそのまま継続して期待できます。しかし飲み忘れが2日以上になると避妊効果はなくなります。実薬を7日間連続で服用した後から避妊効果がでるようになります。
ピルの飲み忘れで生理がきたら…?
低用量ピルを2日程度忘れて飲み忘れると、生理がくるとされています。そのため、ピルを飲み忘れて「生理がきた」と慌てることがあるかもしれません。生理がきても、ご紹介した対処をしましょう。ピルを継続して飲んでいるうちに、出血は徐々に落ち着いていくと考えられます。
ピルを飲んでいるのに生理がくる理由
ピルを飲んでいるのに生理がきたら、驚いてしまうかもしれません。ピルを飲んでいても生理がくるのはなぜなのでしょうか?
消退出血(生理)
消退出血はピルを飲んでいるときに起こる出血で、ふだんの生理と同じものと考えていいでしょう。低用量ピルは28日を1サイクルとして飲むシステムで、4週目の7日間は有効成分が入っていない偽薬を飲み、女性ホルモンを摂取しない休薬期間にあてます。ふだんピルを飲んでいる人が服用をやめると子宮内膜がはがれ落ちるため、休薬期間に生理が起こるのです。これを消退出血と呼びます。この出血の仕組みは、通常の生理とほぼ同じです。
不正出血
低用量ピルには、女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。そのため、ピルを服用しているとホルモンバランスが整い、避妊などの効果が期待できるのです。しかし、ピルの服用を忘れると体内の女性ホルモン量が減少して、不正出血が生じるリスクが出てきます。不正出血とは、生理以外の理由で起こる出血のことです。ピルを服用し始めた1~2ヶ月は、ホルモンバランスの変化により不正出血がみられる場合もありますが、服用を継続してください。不正出血は自然に治まることが多いですが、長期間続くようであれば医師の診断を仰ぎましょう。
ピルを飲んでいるのに生理がきたらどうする?
低用量ピルを飲んでいても、2日以上飲み忘れが続くと生理がくる可能性があります。そんな場合は飲み忘れたときの対応をし、そのまま飲み続けて問題ありません。ピルの服用を継続することで、出血が少しずつ落ち着いていくでしょう。
飲み忘れたら適切な対処を
低用量ピルを飲み忘れたら「避妊効果が下がる?」「妊娠したらどうしよう」などと心配になるかもしれません。飲み忘れが何日あったのか、ピルの飲み始めから何週目に飲み忘れたのかによって対処法が異なりますので、ここでご紹介した対処法に従って落ちついて対応しましょう。低用量ピルは1日1錠、同じ時間に飲み続けることで効果が期待できますから、ぜひピルを継続して飲む習慣を身につけていきましょう。
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