アフターピルの種類と効果って?おすすめは?

ピル
更新日:2024.06.27

アフターピルにはいくつか種類があり、それぞれ有効時間や避妊効果が異なります。この記事では、種類の違いをおさえた上でおすすめのアフターピルについても紹介します。緊急時に自分の身体を正しく守れるよう、アフターピルについて理解していきましょう。

アフターピルの種類は?

アフターピルは、避妊に失敗した場合、緊急の措置として性交後の妊娠を防ぐための経口避妊薬です。妊娠の可能性がある性行為から、遅くとも72時間以内に服用する必要があります。アフターピルは早く飲むほど効果が高く、性交後24時間以内の服用で80~90%ほどの避妊効果があります。そのため、避妊の失敗に気付いたら早急に医療機関を受診して服用することが大切です。アフターピルにはいくつか種類がありますが、基本的には1錠飲むだけで避妊効果が得られます。副作用には個人差があり全く出ない方もいますが、副作用が出ても通常24時間以内に治まることがほとんどです。

アフターピルは何種類ある?

アフターピルには2種類あり、「ノルレボ錠」「エラ」があります。また、緊急避妊として推奨はされませんが中用量ピルを用いた緊急避妊法「ヤッペ法」についても紹介します。

・ノルレボ錠

現在国内で一般的に使用されているのが、このノルレボ錠です。性交後72時間以内に1回服用することで高い避妊効果を得られます。ノルレボ錠はジェネリック医薬品であるレボノルゲストレル錠も販売されており、ノルレボと比較して安価に購入できます。

・エラ

国内では未承認のアフターピルとなり、日本では未承認のピルです。しかし、海外ではすでに効果や安全性が承認されており、一般的に使用されている薬剤です。性交後120時間以内でも一定の避妊効果が期待されているアフターピルとなっています。

・ヤッペ法

ヤッペ法とは、中用量ピルのプラノバールを性交後72時間以内に2錠服用し、12時間後さらに2錠服用する方法です。ヤッペ法は1970年代に発表された緊急避妊法ですが、アフターピルと比較して副作用が多く妊娠防止率も劣ることから、現在は緊急避妊法として推奨されていません。

アフターピルと他のピルの違いは?

アフターピルと他のピルとの大きな違いは、用途や服用回数です。アフターピルは、望まない妊娠の可能性がある場合、緊急の避妊措置として1回だけ服用します。その他のピルは、下記の目的で継続的に服用することで効果が得られます。

ピルの種類 主な用途
アフターピル 避妊に失敗した場合の緊急措置
中用量ピル 生理日移動
低用量ピル 継続的な避妊、PMSの改善、ニキビや肌荒れの改善、生理不順の改善、子宮内膜症の改善
超低用量ピル 月経困難症や子宮内膜症の治療

アフターピルは種類ごとに効果や服用方法、副作用の程度が異なります。それぞれの違いについて詳しくみていきましょう。

アフターピルの効果や服用のタイミングを比較!

ノルレボ錠 エラ ヤッぺ法
服用方法 性交後72時間以内に1錠服用 性交後120時間以内に1錠服用 性交後72時間以内に2錠、12時間後さらに2錠服用
効果 避妊率
24時間以内:95%
48時間以内:85%
72時間以内:58%
妊娠防止率
72時間以内:95%
120時間以内:85%
妊娠防止率
24時間以内:77%
48時間以内:36%
72時間以内:31%
メリット 副作用が少ない 有効な時間が長い 費用が安い
デメリット 肥満体質(BMI値30以上)の方が服用すると、避妊効果が低い 国内では未承認のため、重大な副作用により治療が必要な場合は全額自己負担になる 副作用が生じやすく、避妊効果が低い

避妊率:排卵日を考慮しない場合の妊娠を防ぐ割合

妊娠防止率:排卵日付近(危険日)の性交で妊娠を防ぐ割合

アフターピルの副作用は?

アフターピルの主な副作用は、吐き気、腹痛、頭痛、眠気などがあげられます。通常は24時間ほどで症状は治まるため、過度に心配する必要はないでしょう。服用から24時間は安静にしておくことが望ましいです。また、アフターピルの服用後7~10日に消退出血が起こることがあります。消退出血とは、生理より少量の出血が起こる症状です。避妊が成功したサインの一つとされていますが、妊娠初期にも少量の出血がみられることがあるため、それだけで避妊が成功したと判断することは難しいです。

いくつかある副作用の中で、最も注意が必要な症状が吐き気です。服用後3時間以内に嘔吐してしまうと、薬の成分も吐き出してしまい、避妊の効果を得られない可能性があります。服用して3時間以内に嘔吐してしまった場合は、すぐに処方してもらった医療機関を受診することをおすすめします。対処法として同じアフターピルをもう一度服用することがあります。吐き気止めを併用しても問題ないため、吐き気が心配な方はあらかじめ受診時に相談しましょう。ヤッペ法は他のノルレボ錠を服用した場合に比べて副作用の発現率が高く、最も報告されている副作用が吐き気です。その他にも、下腹部痛や頭痛などがみられます。ノルレボ錠の服用はヤッペ法と比較して副作用が少なく、高い避妊効果を得ることができるといえるでしょう。

アフターピルのおすすめは?

ノルレボ錠、もしくはジェネリック医薬品であるレボノルゲストレル錠の服用による緊急避妊が一般的です。アフターピルは保険適用外ですが、ジェネリック医薬品を選択することで費用を少し抑えることができます。

アフターピルにはいくつか種類がありますが、処方は医師の診断のもと決定します。どの種類を服用する場合でも、早く服用すればするほど避妊効果は高くなります。緊急時はできるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

アフターピルの服用は性交後72時間以内といわれていますが、性交後72時間を過ぎたとしても、120時間以内の服用であれば避妊率は下がってしまいますが、一定の避妊効果を得ることができます。もしもの時のためにも、自宅や会社近くの産婦人科の情報や、オンライン診療サービスなど、受診できる方法を確認しておくことが大切です。

アフターピルを貰いに行く時間がないときはオンライン処方がおすすめ!

アフターピルはオンライン診療でも処方してもらうことができます。すぐに近くの病院を受診できない場合でも、オンライン診療ならすぐに診療を受けることができます。医師と直接顔を合わせる必要がないため、デリケートなお悩みも相談しやすいかもしれません。「病院に行く勇気が出ない」「病院に行くのが不安」といった方にもおすすめです。

アフターピルの処方ならメデリピル

オンラインピル診療・処方サービスの「メデリピル」ではアフターピルの取り扱いもあります。
メデリピルは、ピルが初めての方にも安心して利用していただける体制が整っています。

診療と処方を担当するのは、現役の産婦人科医のみで、診療時間も夜23時まで対応しているので、病院が開いていない時間にもアフターピルを処方してもらえます。
診療は音声通話かビデオ通話を選べるので、カメラオフでも診療を受けることができます。
アフターピルは、送料無料・最短当日発送でお届けします。東京23区内にお住まいであれば、別途送料3,850円(税込)で、処方されたその日にお届けする「当日お届けプラン」を利用することが可能です。(受付時間に限りがあります)
また、副作用が不安な方には吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方してもらえます。
今後も継続的に避妊していきたいという方には、低用量ピルも一緒に処方してもらうことができます。また、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が無料となります。
病院に行けなくとも、メデリピルのようなオンラインでのピル診療・処方サービスを利用するのもひとつの手段です。
こういった選択肢があることも知っておくと、いざという時に安心ですね。

LINEから診療予約ができる

メデリピルでは、LINEを使って診療予約や医師への相談、服薬管理などが完結します。
診療予約は24時間いつでも自分のタイミングで予約することができます。
まずはメデリピル公式LINEのお友達登録からはじめましょう♡

最短当日発送・送料無料

メデリピルでは、診療・処方が完了した時間にもよりますが、最短で当日発送されます。
届く日数はお住まいの地域によって変わるためご了承ください。
また、アフターピルの場合は送料無料になります。※1

※1 当日お届けプランは対象外です

東京23区内限定の当日お届けプラン

メデリピルでアフターピルを処方された場合、東京23区内にお住まいの方であれば、処方当日中に自宅に届く「当日お届けプラン」もお選びいただけます。
また、別途送料3,850円(税込)がかかります。ご希望の方は診療時に医師にお申し付けください。(診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります)

低用量ピルと同時処方で診療代0円

メデリピルでは、初めてメデリピルで低用量ピルを処方された場合、アフターピルと同時に処方されることでアフターピルの診療代1,650円が0円になります。
今後も継続的に避妊をしていきたいという方は、これを機に低用量ピルの服用をはじめることをおすすめします。

副作用緩和薬も処方可能

メデリピルでは、アフターピルの副作用が心配…。3時間以内に吐いてしまったらどうしよう…。という方には、処方時に吐き気止めなどの副作用緩和薬も同時に処方しています。
ご希望の方は、処方時に医師にお申し付けください。

メデリピルでは、アフターピルだけでなくピルが初めての方にも安心していただけるサポート体制が整っています。
安心してピルをはじめるならメデリピルがおすすめです。

まとめ

アフターピルは100%妊娠を防ぐお薬ではありませんが、正しく服用することで高い避妊効果を期待できます。万が一アフターピルが必要な状況になったときは、できるだけ早く診療を受けましょう。緊急時に慌てて病院を探すことにならないよう、かかりつけの病院を見つけておくことも心理的安全につながります。また日常的に低用量ピルを服用すれば、継続的に避妊効果を得ることができるので、選択肢の一つとして検討してみてもよいのではないでしょうか。

監修者

産婦人科専門医、がん治療認定医、mederiドクター
mederiドクター
産婦人科専門医、がん治療認定医 女性のヘルスケアアドバイザー(女性医学会認定)、F U S E certificated personnel(米国内視鏡外科学会認定)、JOHBOC研修終了(日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構) 大学病院に入局し高度周産期センター、婦人科腫瘍専門施設で研修・修練後、総合病院で良性疾患の腹腔鏡手術や、不妊治療、女性内分泌・更年期障害など幅広く女性診療を行う。米国への留学を経て、現在はmederiドクターとして、メデリピルのオンライン診療や体調相談を担当している現役産婦人科医。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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