アフターピルと他の薬の飲み合わせは?食べてはいけない食品はある?アフターピルの飲み合わせについて徹底解説

ピル
更新日:2024.10.07

緊急避妊をしたい際に服用するアフターピルですが、他の薬との飲み合わせで注意すべきものはあるのでしょうか?アフターピルは望まない妊娠を防ぐための薬であるため、きちんと避妊効果を発揮できるように飲み合わせに気を付ける必要があります。今回の記事では、アフターピルと他の薬の飲み合わせや、一緒に摂取しないほうがいい食べ物や飲み物について解説します。

アフターピルとは

アフターピルは、避妊に失敗した際に服用する緊急避妊薬です。避妊に失敗した性交渉から72時間以内に服用すれば約97%の避妊率があるとされています。一般的に避妊失敗から72時間以内に服用することが望ましいとされていますが、なるべく早いタイミングで飲んだ方が避妊効果が高くなります。

アフターピルとの飲み合わせが悪い薬

日本で承認済みのアフターピルであるノルレボ錠(レボノルゲストレル錠)には、いくつか飲み合わせの悪い薬があります。誤って併用した場合、アフターピルの効果が減弱したり、思わぬ副作用や体への悪影響が出たりする可能性があるので注意が必要です。
アフターピルとの飲み合わせが悪いのは、具体的には以下のような薬です。

・抗けいれん薬(フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、カルバマゼピン)
・HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル)
・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エファビレンツ)
・抗生物質(リファブチン、リファンピシン)

アフターピルと市販鎮痛剤の飲み合わせは?

アフターピルの副作用には頭痛や腹痛などがあるため、アフターピル服用後に市販の鎮痛剤を飲みたくなることもあるかもしれません。アフターピルと市販の鎮痛剤は併用しても問題ないとされているため、副作用の痛みが辛い場合は鎮痛剤を飲むようにしましょう。痛みが強くて服用後2時間以内に吐いてしまった場合、追加でもう1錠飲み直さなければいけない場合もあるため、痛みは我慢しないようにしてください。

アフターピルとの飲み合わせが悪い飲食物はある?

薬以外の食品や飲料でも、アフターピルとの飲み合わせに注意すべきものがいくつかあります。以下で1つずつ紹介します。

セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)

セイヨウオトギリソウは、一部のサプリメントやハーブティーなどに含まれているハーブ成分です。アフターピルと一緒に摂取すると、ピルの効果が弱まってしまう可能性があります。

グレープフルーツ

グレープフルーツにはフラノクマリン類という成分が含まれており、ピルの分解を阻害して血中濃度を高めてしまう可能性があります。グレープフルーツジュースなども避けるようにしましょう。なお、フラノクマリン類は他の柑橘類にも含まれていることがあるため注意が必要です。

カフェイン

コーヒーやエナジードリンクなどに含まれているカフェインは、アフターピル成分の吸収を阻害して効果を弱める可能性があるとされています。

アルコール

アルコールはピルよりも先に肝臓で分解されるため、アフターピルの分解が遅れて血中濃度を高めてしまう可能性があります。

炭酸水

炭酸水は、中に含まれる気泡によって、ピルの吸収に影響を及ぼす可能性があるとされています。

アフターピルを飲めない人もいる?

アフターピルは誰もが飲める薬ではありません。なかには飲めない人もいます。
まず、重篤な肝障害がある方です。ピルの成分を肝臓でうまく分解できず肝臓に負担がかかる上に、ピル成分の血中濃度が上がってピルの効果や副作用が強まってしまう可能性があります。
次に、アフターピルの成分に関する過敏症がある方です。アフターピルの服用によって再び過敏症が見られる可能性があるため、服用ができないとされています。

服用はできるが注意が必要な場合も

アフターピルの服用は可能でも、注意が必要な場合もあります。
まず、重篤ではないが肝障害がある方です。先ほどと同じ理由で、肝臓への負担が増えたり副作用が見られやすくなったりする可能性があります。
次に、心疾患や腎疾患のある方もしくはなったことがある方です。ナトリウムや体液が体内に溜まり、症状が悪化する可能性があります。
最後に、現在授乳中の方です。アフターピルを服用すると、ピルの成分が乳汁中に移行するとされているため、服用後24時間は授乳を避けるようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、アフターピルと他の薬や飲食物との飲み合わせについて解説しました。アフターピルを一部の抗けいれん薬や抗生物質などと併用すると、アフターピルの効果が弱まってしまう可能性があるため、十分注意しましょう。また飲食物でも、グレープフルーツやカフェインなどには注意が必要です。アフターピル服用時には飲み合わせをしっかり確認して、アフターピルの避妊効果に影響を及ぼさないよう気を付けましょう。

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監修者

成城松村クリニック院長
松村 圭子
1995年広島大学医学部卒。広島大学医学部産科婦人科学教室へ入局し、2010年に成城松村クリニックを開院。 『10年後もきれいでいるための美人ホルモン講座』(永岡書店)、『女性ホルモン 美バランスの秘訣』(大泉書店)をはじめとする多くの著書を執筆。

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