ピルを落としたら翌日分を飲んでいい?避妊に影響はある?そんな不安を解消しよう

ピル
更新日:2024.08.09

これまでに、ピルを落とした経験がある方もいるのではないでしょうか。探しても見つからなかった場合、その日服用するはずだった錠剤がなくなってしまいます。翌日飲む分の錠剤を飲んでもいいのか、避妊効果に影響は出るのかなど、様々な不安が出てきますよね。今回は、そのようなピルを落とした時に生まれる不安を解消していきます。 

ピルには実薬と偽薬がある

ピルの錠剤は、実薬と偽薬の2種類で構成されています。実薬というのは薬の成分が入った錠剤のことで、ピルのもつ避妊効果に直接関係してくるものです。一方で偽薬というのは、薬の成分が入っていない錠剤のことです。なぜ、偽薬を飲むのかというと、休薬している間も偽薬を飲み続けることで、毎日の服用習慣が維持され、実薬の飲み忘れ防止に役立つためです。
ピルは28日周期で構成されており、3週間の実薬期間の後に1週間の休薬(偽薬)期間を設ける必要があります。21日タイプと28日タイプのピルがありますが、偽薬が入っているのは28日タイプの4週目のみです。21日タイプには偽薬が入っておらず全て実薬であるため、最後の21錠目まで飲み切ったら、次のシートに移る前に7日間何も服用しない日を作ります。偽薬は休薬期間後の実薬の服用を忘れないために便利です。ご自身にあったタイプを選択することで正しく服用していくことができますね。

ピルを落としたら翌日分を飲んでもいい?

ピルを落とした際の対処法は、落とした日に服用する予定だった錠剤が実薬なのか偽薬なのかで変わってくるため、それぞれ見ていきましょう。

実薬を落とした場合

21日タイプの場合シートに入っているのは全て実薬、また、28日タイプの場合1〜3週目(1〜21日目)の分は実薬ですので、こちらを参考にしてみてください。
実薬を落とした場合、その日は翌日分のピルを飲むようにしましょう。正しい避妊効果を得る上では、ピルを毎日欠かさず飲み続けることが大切になります。このようにすると、服用スケジュールが1日ずつ前へ詰まり休薬期間の開始も1日早くなってしまいますが、その休薬期間にいつも通りの消退出血が起きるため問題はないとされています。ただし次のシート以降、ピルを飲む曜日がそれまでとは1日ずれているため、飲み忘れがないように注意することが必要です。

偽薬を落とした場合

28日タイプの場合4週目(22〜28日目)の分は偽薬ですので、こちらを参考にしてみてください。
偽薬は、服用サイクルを維持して実薬の飲み忘れを防ぐために入っているものなので、飲まなくても特に問題ありません。偽薬を落とした場合は、その日の偽薬を飲んだ想定でそのまま1日過ごし、翌日また続きのピルから服用を再開するようにしましょう。

ピルを落としたら避妊効果に影響は出る?

実薬を落とした場合でも、その日は翌日分のピルを飲み、翌日からシートに残っているピルを順番通り飲み続ければ、服用しない日を作らずにピルの服用ができている状態になるため、避妊効果に影響はないとされています。また、偽薬を落とした場合も避妊効果に影響はありません。偽薬はもとから避妊のための成分が含まれていない錠剤であり、飲まなくても特に問題がないためです。

1日服用できなかった場合は注意が必要

実薬を落とした後に翌日分のピルを飲むことなく、そのまま何も服用せずに1日過ごしてしまった場合は、気付いた時点で前日(ピルを落とした日)の分として1日ずらした錠剤を1錠飲み、その後、普段の服用時刻になったら当日分をもう1錠飲みましょう。もしすでに普段の服用時刻になってしまっている場合は、前日分と当日分の合計2錠を一度に飲むようにしましょう。
避妊目的でピルを服用している場合、2日以上服用ができていないと避妊効果に影響がでる可能性があるためコンドームなど別の避妊方法を使用するようにし、ピルについては服用を中止して次回の生理が始まってから服用を再開するようにしてください。
もしも、ピルの服用ができていない期間に性交渉があった場合、緊急避妊が必要になることも頭に入れておきましょう。

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ピルを落とした時に注意すること

ここでは、ピルを落とした時に注意することについて解説します。ピルは、正しく服用しないと避妊効果に影響が出てしまい、望まない妊娠につながる可能性もあります。以下のことに注意して、正しい避妊効果を得られるようにしましょう。

休薬期間を8日以上とらない

落としたピルが、3週目の最終日(=21日目)や1週目の初日(=1日目)の分であった場合、前後の休薬期間と合わせて合計8日間ピルを飲めなくなってしまう可能性があります。休薬期間が8日以上になると、卵胞の成長が進んで排卵が行われ、妊娠してしまう可能性があります。誤って休薬期間を8日以上とってしまった場合は、飲み忘れ分にあたるピルを気付いた時点ですぐに飲み、他の避妊方法も併用するようにしましょう。

服用スケジュールのずれに注意する

ピルを落とした後に翌日分のピルを服用した場合、ピルが1錠足りない状態になり、その後の服用スケジュールが1日ずつずれることになります。休薬期間の開始もずれることで、想定していたよりも早く消退出血(生理)が起きる可能性があるため、生理用品の準備やお出かけの予定などに問題がないか事前に確認しておくと安心です。

まとめ

今回の記事では、ピルを落とした時の対処法や、避妊効果への影響について解説しました。偽薬を落とした場合は特に問題ありませんが、実薬を落とした場合はピルの服用が中断されて避妊効果をはじめとしたピルの持つ効果に影響がでる可能性があるため、翌日分のピルを飲んで引き続き服用を続けるようにしましょう。ピルの服用目的(避妊目的かどうか)で服用ができなかった対処法は変わりますが、一刻も早く気づいて対処することが必要になります。
緊急時には自分でどうにかしようとせずに医師に相談することが大切です。

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産婦人科専門医、がん治療認定医、mederiドクター
mederiドクター
産婦人科専門医、がん治療認定医 女性のヘルスケアアドバイザー(女性医学会認定)、F U S E certificated personnel(米国内視鏡外科学会認定)、JOHBOC研修終了(日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構) 大学病院に入局し高度周産期センター、婦人科腫瘍専門施設で研修・修練後、総合病院で良性疾患の腹腔鏡手術や、不妊治療、女性内分泌・更年期障害など幅広く女性診療を行う。米国への留学を経て、現在はmederiドクターとして、メデリピルのオンライン診療や体調相談を担当している現役産婦人科医。

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