生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
生理の量が少ない原因は?対処法と受診の目安を分かりやすく紹介
「いつもなら2日目にしっかり出るはずの経血が、ナプキンがほとんど汚れないまま終わってしまった…」そんな生理の変化に不安を感じていませんか?
経血の量は体調やホルモンバランスによって毎回ゆらぐため、一時的に少なかっただけで心配しすぎる必要はありません。しかし、経血量が極端に少ない「過少月経」が何周期も続く場合は、排卵の乱れや子宮・卵巣のトラブルといった体からのサインである可能性もあります。
この記事では、過少月経の判断基準や主な原因、妊娠・不妊との関係、世代やライフステージごとの背景、自分でできる対処法や受診の目安まで分かりやすく解説します。
もくじ
生理の量が少ない状態は「過少月経」と呼ばれることがある
経血の量は体調やホルモンの状態によって毎回ゆらぐもので、1回少なかっただけで心配しすぎる必要はありません。
ただし、正常とされる目安を下回る状態が何周期も続くときは、体からのサインとして受け止めたい変化です。まずは、自分の生理が一般的な目安と比べてどうなのかを確かめてみましょう。
過少月経と判断する経血量・生理期間の目安
過少月経とは、1回の生理の総経血量が「20g未満」と極端に少ない状態を指します。また、出血が「2日以内」で終わってしまう場合は「過短月経」と呼ばれ、過少月経と同時に起こることも多くあります。
経血量を直接量ることは難しいため、基本的には正常範囲の目安と「ナプキンの交換回数や汚れ方」を照らし合わせて判断します。
| 項目 | 一般的な目安 | 過少月経・過短月経の目安 |
|---|---|---|
| 生理周期 | 25〜38日(変動は6日以内) | 20g未満 (ナプキンがほとんど汚れない) |
| 出血が続く日数 | 3〜7日 | 2日以内(過短月経) |
| 1回の経血量 | 20〜140g | 変動が6日以上、または周期自体が不順 |
※参考:「働く女性の心とからだの応援サイト 月経について」(厚生労働省)
この数値はあくまで平均的な目安であり、一時的に少し外れたからといって、すぐに医療機関での対応が必要になるわけではありません。数値そのものだけでなく、「前の周期と比べてどう変化したか」という視点もあわせて持っておくと安心です。
過少月経と過短月経の違い
生理の異常には「経血の量」と「出血の日数」による違いがあり、それぞれ以下のように区別されます。
- ・過少月経(量が少ない):1回の生理を通じた全体の経血量が「20g未満」と極端に少ない状態
- ・過短月経(日数が短い):出血が「2日以内」で終了してしまう状態
これらは両方が同時に起こることも珍しくありません。「量が少ないのか」「日数が短いのか」「その両方なのか」によって原因や背景が異なるため、産婦人科では両方の視点から診察を行います。なお、これらは最終的に医師が判断する診断名です。自己判断だけで過剰に心配する必要はありません。
経血量が少ないかどうかのセルフチェック
「昼用ナプキン1枚で半日以上交換せずに過ごせてしまう状態」が毎回続く場合は、経血量が少なめの傾向にあります。直近の生理を思い出しながら、以下の項目をチェックしてみましょう。
- ・2日目でもナプキンにほんの少ししかつかない
- ・おりものシートや軽い日用ナプキンだけで生理期間を乗り切れる
- ・鮮血(赤い血)が出ず、茶色っぽい少量の出血だけで終わる
- ・2日ほどで完全に出血が止まってしまう
- ・以前の自分の生理と比べて、明らかに量が減ったと感じる
当てはまる項目が多い場合は、体調やホルモンバランスに変化が生じている可能性があります。一方で、当てはまるのが1つだけで一時的な変化であれば、次の周期まで焦らず様子を見ても問題ありません。
生理の量が少ないときに考えられる主な原因
経血量が減る背景には、排卵や子宮内膜の発育に関わるホルモンバランスの変化が影響しています。そのほかにも、日常のストレスや生活習慣、子宮・卵巣の疾患、服用している薬などが原因となることもあります。自身の状況に当てはまるものがないか確認してみましょう。
ホルモンバランスの変化
経血は、エストロゲン(卵胞ホルモン)の働きによって厚くなった子宮内膜がはがれ落ちたものです。そのため、ホルモンの分泌が不安定になると子宮内膜が十分に厚くならず、経血量が少なくなることがあります。
ホルモンの分泌は、脳の視床下部や下垂体から卵巣へ指令が伝わることで調整されています。このしくみのどこかに変化が起こると、排卵が起こらない周期が生じたり、子宮内膜の育ち方が変わったりすることがあります。一時的な体調の変化によって起こる場合もあれば、しばらく続く場合もあるため、経血量だけで原因を判断することはできません。
急激なダイエットや体重の変化
短期間で体重が大きく減ると、ホルモンの分泌が抑えられ、経血量が少なくなることがあります。極端な食事制限や過度な運動によって、体が生殖機能を一時的に抑えることがあるためです。
「ダイエットを始めてから生理が軽くなった」「運動量を増やしたら生理が不規則になった」という場合は、体重や食事量の変化が関係している可能性があります。生活を見直すことで、周期とともに戻ってくることもあります。
ただし、生理がほとんど来ない状態が続いている場合は、自己判断で様子を見続けず、産婦人科に相談しましょう。
強いストレスや睡眠不足
強いストレスや睡眠不足が続くと、ホルモンの分泌を調整する脳の働きに影響し、生理の量や周期が変化することがあります。転職や引っ越し、人間関係の悩み、不規則な勤務など、生活環境が大きく変わった時期に生理が軽くなった場合は、ストレスや生活リズムの変化が関係している可能性があります。
一時的な変化であれば、生活が落ち着くにつれて元に戻ることもあります。まずは睡眠や休息を確保し、数周期たっても経血量が戻らない場合は、ほかの原因がないか産婦人科で相談してみましょう。
子宮や卵巣の疾患が関係している場合
経血量が少ない状態が続く場合、子宮内膜の癒着や子宮の発育不全、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、甲状腺の病気などが関係していることもあります。
たとえば、流産や中絶の手術、子宮内の処置を受けたあとから急に経血量が減った場合は、子宮内膜の癒着が背景にある可能性があります。また、生理不順に加えて、にきびや体毛の変化などがある場合は、ホルモンにかかわる病気が関係していることもあります。
こうした病気は、経血量だけで自分で判断することはできません。必要に応じて超音波検査や血液検査などを行いながら原因を確認します。思い当たる症状がある場合は、産婦人科に相談しましょう。
低用量ピルなどのホルモン剤を服用している場合
低用量ピルを服用すると、子宮内膜が厚くなりにくくなるため、服用前と比べて出血量が少なくなることがあります。ピルを服用しているときの出血は、自然な生理とは異なり、休薬期間などにホルモンの量が減ることで起こる「消退出血」です。そのため、ピルを飲み始めてから経血量が減った場合でも、それだけで薬が合っていないとは限りません。
ただし、出血がまったく来ない状態が続いている場合や、不正出血が続いている場合などは、自己判断で服用を中止せず、処方を受けた医師に相談しましょう。
年代とライフステージ別に見る経血量が減る背景
同じ「生理の量が少ない」というお悩みでも、20代・30代・40代(更年期前)、あるいは産後や授乳中といったライフステージによって考えられる主な原因やリスクは異なります。
自分の年齢や現在の状況に当てはまる見出しから確認してみましょう。
20代で経血量が急に減った場合
20代で急に経血量が減った場合は、ダイエットやストレス、生活リズムの変化などが影響していることがあります。進学や就職、一人暮らしの開始などで生活環境が変わると、ホルモンの分泌に影響して生理の量や周期が変化することがあります。
一時的な変化であれば、生活が落ち着くにつれて元に戻ることもあります。ただし、性交渉の心当たりがあり、いつもの生理より明らかに少ない出血だけで終わった場合は、妊娠の可能性も確認しておきましょう。
30代で経血量が減った場合
30代では、仕事や育児などによるストレスや疲労、生活リズムの変化によって経血量が変わることがあります。また、子宮や卵巣の状態が関係している可能性もあるため、変化が続く場合は一度確認しておくと安心です。
以前と比べて明らかに経血量が減った、生理痛の感じ方が変わった、生理以外の出血があるといった変化がある場合は、産婦人科に相談しましょう。婦人科検診をしばらく受けていない場合は、あわせて検討してみるのもよいでしょう。
産後・授乳中に経血量が少ない場合
産後や授乳中は、母乳の分泌にかかわるプロラクチンというホルモンの影響で排卵が起こりにくく、生理が再開しても経血量が少なくなることがあります。茶色っぽい出血が数日続いて終わるなど、以前とは異なる形で生理が戻ることもあります。
授乳回数が減るにつれて、少しずつ以前の状態に近づいていくこともあります。ただし、出血が長引く、強い腹痛があるなど、気になる症状がある場合は早めに産婦人科へ相談しましょう。
また、生理が再開する前でも排卵が起こることがあります。妊娠を望まない場合は、生理の再開時期だけを避妊の目安にせず、避妊方法についても考えておきましょう。
更年期に向かう時期に経血量が変化した場合
40代半ば以降は、卵巣の働きが徐々に変化することで、経血量が少なくなったり、反対に増えたりすることがあります。生理周期も短くなったり長くなったりと、以前より不規則になることがあります。
ただし、経血量の変化を年齢だけのせいと考えるのは避けましょう。この年代では、子宮や卵巣の病気などが隠れている可能性もあります。経血量の変化が続いている、生理以外の出血がある、痛みが強くなったなどの症状がある場合は、年齢にかかわらず産婦人科で相談しましょう。
生理の血が茶色くて量が少ないときに考えられること
生理の血が茶色く、量も少ないときは、時間が経った経血が変化しているだけの場合も多く、色だけで異常とは判断できません。特に生理の始まりや終わりかけは、少量の出血がゆっくり排出されることで茶色く見えることがあります。
ただし、茶色い出血が長く続く場合や、強い痛みなどほかの症状をともなう場合は注意が必要です。ここでは、茶色く見える理由と、確認しておきたいケースを見ていきましょう。
経血が茶色く見えて量が少なくなる場合
経血は、体の外に出るまでに時間がかかると空気に触れて酸化し、赤色から茶色や黒っぽい色に変化することがあります。経血量が少ないと、子宮や腟から排出されるまでに時間がかかりやすいため、茶色く見えることがあります。
そのため、生理の始まりや終わりかけに茶色い出血が少量見られることは、珍しいことではありません。経血量が少ない周期では、生理中の出血が全体的に茶色っぽく見えることもあります。
色だけで判断するのではなく、出血が何日続いているか、普段と比べて量がどう変化しているかもあわせて確認しましょう。
生理だと思った出血が少量で終わった場合
生理予定日の前後に茶色い出血が少量だけあり、いつもの生理とは明らかに違う場合は、生理以外の出血が起きている可能性もあります。予定日とのずれや出血した日数、量などを記録しておくと、経過を確認しやすくなります。
性交渉の心当たりがある場合は、妊娠にともなう出血の可能性も考えられます。ただし、出血の色や量だけで妊娠の有無を判断することはできません。妊娠の可能性がある場合は、適切な時期に妊娠検査薬を使用するか、産婦人科で確認しましょう。
茶色い出血が長く続く場合
茶色い出血が長期間続く場合や、生理と生理の間にも出血が見られる場合は、産婦人科に相談しましょう。子宮や卵巣の状態などが関係していることもあり、必要に応じて検査を行いながら原因を確認します。
また、茶色い出血に加えて、下腹部の痛みや発熱、においの変化などがある場合も注意が必要です。こうした症状があるときは、出血の色だけで様子を見ず、早めに医療機関を受診しましょう。
受診する際は、出血が始まった日と終わった日、色や量の変化などを記録しておくと、医師に状況を伝えやすくなります。
生理の量が少ないと「妊娠しにくい」と言われるのはなぜ?
経血量が少ないこと自体が、そのまま妊娠できないことを意味するわけではありません。ただ、量が減る背景に排卵の問題が隠れている場合には、妊娠のしやすさに関係することがあります。心配な気持ちを抱えたままにせず、確かめる方法を知っておきましょう。
無排卵月経など排卵の乱れが隠れている可能性がある
生理のような出血があっても、実際には排卵が起きていない「無排卵月経(無排卵周期症)」になっているケースがあります。排卵が起こっていなければ妊娠は成立しません。
排卵の有無は経血量だけでは判断できないため、まずは基礎体温の測定が有効です。基礎体温が「低温期」と「高温期」の二相に分かれず一相(平坦)のまま続く場合は、排卵が起こっていない可能性があるため産婦人科へ相談しましょう。
※なお、正しく排卵が起きていれば、経血量が少なめであっても妊娠することは十分に可能です。
不妊の原因となる「病気」が潜んでいる場合がある
過少月経の背景には、排卵やホルモン、子宮の状態にかかわる病気が隠れていることがあります。病気によっては妊娠しにくさにつながる場合もあるため、経血量の少なさが続くときは注意が必要です。主なものには、以下のような病気があります。
- ・高プロラクチン血症:プロラクチンが過剰になり、排卵障害を引き起こすことがある
- ・子宮内腔癒着症(アッシャーマン症候群):子宮内膜が癒着し、経血量が大きく減少する
- ・低エストロゲン状態:子宮内膜が十分に育たず、経血量が少なくなることがある
排卵障害をともなう生理不順が長く続いている場合は、そのままにせず産婦人科で相談しましょう。
i妊娠を希望する場合は産婦人科での詳しい検査が必要
妊娠を希望している方で生理の量の少なさが気になるときは、自己判断で悩まず、一度産婦人科や不妊治療クリニックを受診しましょう。対面診療では以下のような検査を行い、原因を特定したうえで最適な治療法を検討します。
- ・血液検査(ホルモン値や排卵に関わる成分の測定)
- ・超音波(エコー)検査(子宮や卵巣の状態、子宮内膜の厚みの確認)
- ・排卵チェック(卵胞の発育状態や排卵のタイミングの確認)
原因に応じた適切な対応や治療(ホルモン療法や内視鏡手術など)を行うことで、不妊のリスクを予防したり軽減したりできるケースもあります。オンライン診療で相談できる場合もありますが、確定診断や詳しい検査には対面受診が必要となるため、気になる症状があるときは早めに受診をご検討ください。
生理の量が少ないときの対処法
生理の量が少ないときは、生活習慣を見直しながら、生理周期や経血量の変化を記録しておくことが大切です。経血量の少なさが続く場合は、産婦人科への相談も検討しましょう。
ここでは、日常生活でできることから医療機関での相談まで、具体的な対処法を紹介します。
食事と体重を見直す
極端な食事制限や急激な体重減少は、ホルモンの働きに影響して生理の量や周期を変化させることがあります。特に、エネルギー不足が続いている場合は、食事内容や体重の変化を見直してみましょう。
主食・主菜・副菜をそろえ、たんぱく質や鉄分などを含む食品をバランスよく取り入れることが大切です。ダイエット中の場合も、無理に体重を減らし続けるのではなく、生理の変化を確認しながら進め方を調整しましょう。
睡眠や生活リズムを整える
睡眠不足や不規則な生活が続くと、ホルモンの分泌に影響して生理の量や周期が変化することがあります。まずは十分な睡眠時間を確保し、できる範囲で生活リズムを整えてみましょう。
就寝時刻をなるべくそろえる、寝る前のスマートフォンの使用を控えるなど、無理なく続けられることから始めるのがおすすめです。体の冷えが気になる場合は、湯船につかるなど、心地よく過ごせる方法を取り入れてみてもよいでしょう。
生理周期や経血量を記録する
生理が始まった日と終わった日、経血の量や色などを記録しておくと、一時的な変化なのか、何周期も続いているのかを確認しやすくなります。基礎体温もあわせて記録すると、排卵の状態を確認する際の参考になります。
記録はアプリや手帳など、続けやすい方法で構いません。「なんとなく経血量が減った」ではなく、「以前より生理が短くなった」「数周期続けて量が少ない」など、具体的な変化を残しておくと、受診時にも状況を伝えやすくなります。
経血量の少なさが続く場合は産婦人科に相談する
経血量の少ない状態が続いている場合は、産婦人科に相談しましょう。ホルモンの状態や子宮・卵巣の状態などを確認し、必要な検査や治療について医師が判断します。
対面での受診が難しい場合は、オンライン診療から相談する方法もあります。mederiのオンライン診療では、産婦人科医に生理周期やピルについて相談できます。ただし、内診や超音波検査などが必要と判断された場合は、対面での受診が必要です。
低用量ピルを服用する方法もある
低用量ピルは経血量を増やす薬ではありませんが、ホルモンの働きを利用して生理周期を整えたり、生理痛やPMS(月経前症候群)などの症状を緩和する目的で処方されることがあります。
一方で、低用量ピルを服用すると、出血量が少なくなることが一般的です。そのため、「経血量を増やしたい」という目的には適していません。生理不順や生理痛など、何を改善したいのかによって適した治療が異なるため、服用するかどうかは医師に相談しましょう。
なお、血栓症の既往がある方や、年齢・喫煙状況などによっては低用量ピルを服用できない場合があります。服用中に下肢の痛みやむくみ、突然の胸痛や息苦しさ、激しい頭痛、視覚の異常などがあらわれた場合は、服用を中止して速やかに医療機関を受診してください。
産婦人科を受診する目安
経血量の少なさが3か月以上続くときや、急激に量が減ったときは、自己判断で放置せず一度産婦人科へ相談するのが安心です。
受診のハードルを下げられるよう、「受診を検討すべきサイン」と「当日の準備・検査の流れ」をまとめました。
早めに相談したいサイン
以下のような変化が見られる場合は、放置せず早めに産婦人科を受診することをおすすめします。
- ・経血量が少ない状態が3か月以上続いている
- ・以前と比べて急に極端に量が減った
- ・出血が2日以内で終わる周期がくり返される
- ・強い下腹部痛や腰痛をともなう
- ・生理以外のタイミングで出血がある
- ・妊娠を希望しているが、なかなか妊娠に至らない
※これらはあくまで受診判断の目安です。当てはまるものがある場合は、体からのサインとして受け止め早めに相談しましょう。
受診時に医師へ伝えたいことと準備
診察をスムーズに進めるため、受診時には以下の情報を整理して伝えられるように準備しておきましょう。
- ・直近3か月分の生理日(開始日と終了日)
- ・経血の量と状態(ナプキンの交換頻度、血の色など)
- ・服用中の薬やサプリメント
アプリの記録や手帳のメモなどを持っていくと、医師に状況が伝わりやすくなります。
当日の検査の流れと注意点
産婦人科では問診を行ったうえで、必要に応じて以下のような検査を実施します。
- ・問診(症状や経過の確認)
- ・内診・超音波(エコー)検査(子宮や卵巣の形状・内膜の厚みの確認)
- ・血液検査(ホルモン値の測定)
これらの検査は対面での診療が必要となるため、オンライン診療ではなく直接医療機関を受診しましょう。なお、生理中の受診で迷う場合もそのまま受診して問題ないことが多くあります。気になる場合は事前にお電話でクリニックへ確認しておくと安心です。
まとめ
生理の経血量は1回あたり20〜140g程度、期間は3〜7日程度が一般的な目安とされています。経血量が少ない状態は「過少月経」、生理が短期間で終わる状態は「過短月経」と呼ばれることがあります。
経血量が減る背景には、ホルモンバランスの変化や排卵の乱れ、急激なダイエットやストレス、子宮・卵巣の病気、低用量ピルの服用など、さまざまな原因が考えられます。年代や妊娠・出産などのライフステージによっても、経血量は変化することがあります。
一時的な変化であれば、次の周期まで様子を見てもよい場合があります。ただし、経血量が少ない状態が続いている、急に量が減った、妊娠を希望しているといった場合は、自己判断で放置せず、産婦人科に相談して原因を確認しましょう。
生理周期や経血量の変化、ピルについて気になることがある方は、メデリピルのオンライン診療でも産婦人科医に相談できます。スマホから気軽に相談できますので、まずは公式LINEからご相談ください。
生理の量が少ないことに関するよくある質問
ここでは、生理の量が少ないことに関する質問にお答えします。ぜひ参考にしてみてください。
10代(思春期)や40代後半(閉経前)で生理の量が少ないのは異常?
ホルモン分泌が不安定な時期特有の自然な変化であることが多いため、過度に心配する必要はありません。初潮を迎えて間もない時期や閉経前は、排卵が不順になりやすく経血量が急激に減ることがあります。
ただし、激しい痛みを伴う場合やまったく血が出ない状態が長期間続く場合は、念のため婦人科で相談しておくと安心です。
経血量が少ないだけでなく、茶色いおりもののような血しか出ないのはなぜ?
経血量が非常に少なく、腟内で酸化して体外に出るまでに時間がかかっていることが主な原因です。
生理の開始・終了時や過少月経ではよく見られる状態です。しかし、少量の茶色い出血が2週間以上ダラダラ続く場合や、生理周期とは無関係に発生する場合は、子宮頸がんや子宮内膜ポリープなどの不正出血の可能性があるため受診が必要です。
生理の量を増やすために市販薬や漢方薬、サプリでセルフケアはできる?
冷えやストレス緩和目的での市販漢方(当帰芍薬散など)の活用は可能ですが、自己判断での根本解決は困難です。
過少月経の背景に「無排卵」や「子宮の疾患」がある場合、市販薬だけでは改善しません。まずは生活習慣(食事・睡眠)を整えることを基本とし、数周期改善しない場合は早めに産婦人科でホルモン検査等を受けましょう。
低用量ピルを飲んでいて休薬期間にまったく出血がない場合はどう対応すべき?
1周期だけ来ない場合は様子を見て構いませんが、2周期連続で出血がない場合は処方医へご相談ください。ピルの作用で子宮内膜が極めて薄くなると、休薬期間でも消退出血が起こらないことがあります。飲み忘れがない場合は薬効による正常な範囲内であることが多いですが、念のため妊娠の可能性を否定したうえで医師の判断を仰ぎましょう。
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