生理は女性にとって健康状態のバロメーターでもあります。
生理の基礎知識や、生理中でも快適に過ごすためのセルフケアをご紹介。
月経カップの使い方を徹底解説【イラスト付き】
「月経カップ、気になっているけど使い方が難しそう」「ちゃんと入れられるか不安」「お手入れって大変?」そんなふうに、興味はあるけれど一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか?
月経カップは、正しく使えば長時間快適に過ごせて、経済的かつ環境にもやさしい生理用品です。
ただし、はじめて使うときは、挿入のコツや取り出し方、お手入れ方法など、事前に知っておきたいポイントもたくさんありますよね。
この記事では、月経カップの基本的な使い方から、挿入・取り出しの手順、交換のタイミング、お手入れ方法、注意点までを、はじめての方にもわかりやすく丁寧に解説します。
もくじ
月経カップの使い方とは?
月経カップはシリコーンや医療用素材でできたカップを腟内に挿入し、経血を内部にためて一定時間後に取り出して洗浄する生理用品です。その特徴や使い方をしっかり理解することで、快適な生理期間を過ごせるようになります。
挿入前の準備
月経カップを安全かつ快適に使用するためには、挿入前のひと手間がとても重要です。初めての方でも安心して使い始められるよう、基本の準備ステップを確認しておきましょう。

①ステムをチェックする
カップ底部にある「ステム」が健全であるか確認することが大切です。破損や過度な折れがないか見ておきましょう。
②空気穴をチェックする
カップ上部にある小さな空気穴(ベンチレーションホール)が詰まっていないか確認。挿入後に密封・吸引力が働くため重要な部分です。
③煮沸消毒をする
使用前に必ず煮沸消毒を行い、安全性を確保してください。商品によって手順が異なるので、メーカーの指示に従うのが基本です。
挿入の仕方
月経カップをスムーズに挿入するコツは、何よりも「リラックス」することです。体が緊張して力が入ってしまうと、膣の筋肉も収縮して挿入しにくくなってしまいます。最初は時間がかかるかもしれませんが、手順を追って少しずつ慣れていきましょう。

①手を洗い、挿入しやすい姿勢をとる
必ず清潔な手で作業し、リラックスできる姿勢で行います。しゃがみ・片足を上げる姿勢などが挿入しやすいです。
②カップを折りたたむ
折りたたみつぶして平らにするCフォールドや、リム(縁部)を内側に折り込むパンチダウンフォールドなど、自分に合った折り方でコンパクトにして挿入しやすくします。
③挿入する
腟の奥に対して約45度後ろ下方向へ、ゆっくりと挿入。指で軽く回転させることでカップが開きます。
装着の仕方とポイント
カップを膣に入れた後は、「正しく開いているか」を確認することが重要です。適切に装着できていれば、激しく動いても漏れる心配はなく、付けていることを忘れるほど快適に過ごせます。確実にフィットさせるための仕上げのコツをマスターしましょう。
挿入後は装着を確認する
カップが正しく展開され、腟内にしっかり密着しているか確認してください。膣内でカップがすぼまったままだと、隙間から経血が漏れる原因になります。また、位置が適切でないと違和感につながるため、最後に指で触れて最終チェックを行いましょう。
装着を確認する際のポイント
正しく装着できているかを判断するために、以下の3つのポイントを意識してみてください。
①ステムが極端に外に出ていないか
②違和感や痛みがないか
③軽く引っ張って吸引力が働いているか確認
カップを開かせる際のポイント
もしカップが膣内でつぶれたまま開かないときは、以下のテクニックを試してみましょう。
①軽く回転させる
②底を押して広げる
③折りたたまれている部分が開く感覚を確認
取り出し・再挿入の仕方
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、正しい手順を知っていれば、経血で手を汚しすぎることもなく、スムーズに交換ができるようになります。

①手を洗い、姿勢をとる
清潔な手で、しゃがむ・足を広げるなどリラックスした姿勢で行います。
②腟壁の密着を解除する
カップ底を軽く潰して空気を入れ、腟壁からの吸引を解除します。ステムを強く引っ張らず、ゆっくりと取り出してください。
③取り出して洗浄・再挿入
経血を捨て、ぬるま湯と低刺激石鹸で洗浄。必要に応じて煮沸消毒後に再挿入します。
取り替えるタイミングはいつ?
多くのメーカーでは、4〜6時間ごとの交換を推奨していますが、最大連続使用時間は8~12時間が一般的です。長時間の放置はTSS(トキシックショック症候群)のリスクがあるため、メーカーの使用時間の目安を守りましょう。
お手入れと保管について
月経カップは、適切にお手入れをすることで数年間にわたって繰り返し使用できるエコで経済的なアイテムです。デリケートな場所に直接触れるものだからこそ、正しい洗浄と保管方法をマスターして、清潔な状態をキープしましょう。
お手入れ・保管の方法
①使用後はぬるま湯で流し、無香料の低刺激石鹸で洗浄。特に空気穴やステム周りを丁寧に。
②沸騰したお湯で5分ほど煮沸消毒し、完全に乾燥させてから保管。
③保管は通気性のよい専用バッグ・ケースに入れ、直射日光・高温・湿気を避けて行ってください。
生理期間中は、1日1回お手入れする
生理期間中、カップを取り替えるたびに消毒を行う必要はありませんが、衛生面を考慮して「1日に1回」は丁寧な洗浄を心がけましょう。水やぬるま湯に加え、デリケートゾーン用の低刺激な石けんを使って優しく洗い流してください。
特に、カップの縁にある小さな「空気穴」は、経血が残りやすい場所です。指先で穴の周りを軽く伸ばすようにして、詰まった汚れをしっかり取り除きましょう。
月経カップのメリット・デメリット
月経カップには多くの利点がある一方で、使い方や衛生管理に注意が必要です。ここでは、使用前に知っておきたいメリットとデメリットをわかりやすく解説します。
メリット
- ・経済的で長持ち:一個約3,000~5,000円で購入でき、数年の使用が可能
- ・環境に優しい:使い捨てを減らせるため、ゴミ削減にも貢献
- ・肌トラブルが少ない:蒸れや摩擦によるかぶれが軽減されやすい
- ・長時間使用可能:最大12時間の連続使用が可能で、旅行や就寝中にも便利
- ・ニオイが少ない:経血が酸素に触れず腟内で密閉されるためニオイが抑えられる
- ・経血量の可視化:透明タイプやメモリ付きカップなら健康管理に役立つ
デメリット
- ・慣れが必要:初回は挿入や取り出しに時間がかかることが多く、数回の使用で慣れる人が多い
- ・衛生管理が面倒:毎回の洗浄や煮沸が必要で、外出先では手間となることも
- ・TSSのリスク:非常にまれだが、長時間装着はTSSの危険性があるため注意が必要
- ・腟への挿入への抵抗感:精神的、身体的に抵抗を感じる方も少なくない
月経カップの使い方に関する注意点
月経カップを安全・快適に使うには、使用前・使用中・使用後の注意点を把握しておくことが大切です。ここでは、トラブルを防ぐためのポイントを段階ごとにご紹介します。
使用前
装着を始める前に、まずは自身の体調や状況をチェックすることが大切です。
- ・過去にトキシックショック症候群(TSS)を起こしたことがある場合は使用を避ける
- ・腟や外陰部に痛み・かゆみ・違和感があるときは、治るまで使用を控える
- ・産後やIUD(子宮内避妊具)使用中の場合は、事前に婦人科で相談しておく
- ・使用前は必ず手を洗い、カップも清潔な状態にしてから使う
- ・月経カップは「生理中専用」であり、通常時の使用はしない
使用中
手洗いの徹底、規定時間を守ったこまめな交換、正しい装着の確認(ステムや密閉状態)を怠らないようにし、以下に注意しましょう。
- ・経血量に関係なく、長くても12時間以内を目安に取り出して洗浄する
- ・性行為の前には必ず取り外す(避妊具の代わりにはならないうえ、奥に入り込んでしまうリスク)
- ・痛み・かゆみ・排尿時の違和感が出た場合は、使用を中止する
- ・取り出せなくなった場合は、無理をせず早めに婦人科で対応してもらう
- ・発熱や強い倦怠感など、体調に異変を感じたらすぐ使用を中止する
使用後
月経カップを清潔な状態で保つことは、次に安心して使うためだけでなく、トラブルを防ぐためにもとても大切です。使用後は「なんとなく洗う」で終わらせず、毎回きちんとお手入れと保管を心がけましょう。
- ・使用後はできるだけ早めに洗浄し、汚れを残さないようにする
- ・洗浄後はしっかり乾かしてから、通気性のある場所で保管する
- ・湿気の多い場所や、汚れやすい環境での保管は避ける
- ・乳幼児やペットの手が届かない場所に保管する
- ・次に使う前にも、汚れや劣化がないか軽くチェックする
交換時期
月経カップは繰り返し使えるアイテムですが、ずっと同じ状態で使い続けられるわけではありません。安全に使い続けるためにも、下記のような見た目や使い心地の変化にはこまめに目を向けて、少しでも不安を感じたら無理せず交換を検討しましょう。
- ・ひび割れや裂け目が見られるようになった
- ・表面がベタつく、粉をふいたような質感に変わってきた
- ・以前より変色やにおいが気になるようになった
- ・洗っても清潔感が戻らない感じがする
- ・使用年数が長くなり、衛生面に不安を感じるようになった
まとめ
月経カップは、環境への配慮や経済的なメリット、長時間の装着が可能など、現代のライフスタイルに合った新しい生理用品として注目されています。一方で、正しい装着方法や衛生管理、取り扱いには慣れが必要な面もあり、使い始めは戸惑うこともあるかもしれません。
使用前には丁寧な準備と消毒、使用中には位置や装着感の確認、使用後はしっかりと洗浄・保管を行うことで、快適に使い続けることができます。ご自身の体調やライフスタイルに合わせて、適切な生理用品を選ぶことが何より大切です。
不安がある場合は、医師や専門家に相談しながら、自分に合った使い方を見つけていきましょう。
ピルをはじめるならメデリピル

産婦人科医が100%診療
専門的な知識を持った現役産婦人科医が診療を担当をするので、生理やカラダに関する不安や疑問を安心して相談することができます。
再診料がずっと無料だから何度でも医師に相談できる
ピル飲み始めの不安や疑問、副作用などについて気軽に相談できます。 副作用について心配な方は副作用緩和薬も同時に処方可能です。希望する場合は診療時に医師へお伝えください。
低用量ピルなら初月ピル代無料
低用量ピルの定期便プランなら5種類のピルが初月無料※対象! まずは試してみたい方にもおすすめです。 ※低用量ピルは、3シート目お受け取りまで解約は不可となります(種類変更はいつでも可能です)
月経移動ピル・アフターピルなら送料無料
生理日を移動する際の中用量ピルや、アフターピルは送料無料! また、低用量ピルと同時処方で診療代も無料になります。 最短当日発送だから、お薬をすぐに服用したい方も利用しやすい◎ 東京23区内にお住まいであれば「当日お届けプラン」※もお選びいただけます。 希望する方は診療時に医師へお伝えください。 ※別途送料3,850円(税込)、診療時間によって、当日中にお届けが出来ない場合もあります ※お住まいの地域によってはお届けまでに数日かかる場合があります
予約から診療までオンラインで完結
公式LINEから24時間いつでも診療予約OK!スマホから診療・処方後は自宅までピルをお届けするため、忙しい方にもおすすめです。 ※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです ※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います ※医師の診療は必須となり、薬が処方された場合に発送いたします
監修者
ページトップへ
予約に進む
