生理周期の数え方とは?何日が正常?遅らせる・早める方法を徹底解説

生理
更新日:2025.08.12
生理周期の数え方とは?何日が正常?遅らせる・早める方法を徹底解説

生理周期はどう数える?正常な日数の目安や周期が乱れる原因、ピルで生理を遅らせる・早める方法まで、正しい知識をわかりやすく解説します。

そもそも生理周期とは?

生理周期とは、月経(生理)の初日から次回生理の前日までを1周期とした日数のことを指します。一般的には28日とされますが、正常範囲は25〜38日です。

正常月経とは

正常な生理周期は25〜38日で、生理期間は通常4〜7日程度です。生理が2日以下の場合は過短月経、8日以上続く場合は過長月経とされ、異常の可能性があります。

生理周期が早い・遅い・バラバラな場合

周期が24日以下なら頻発月経、39日以上なら稀発月経と呼ばれ病的原因が考えられます。ストレス、ホルモンバランスの乱れ、過度な運動やダイエット、病気(排卵障害や多嚢胞性卵巣症候群など)が原因となり得ます。

生理期間の平均

生理の継続期間は平均4〜7日。出血量は2〜3日目にピークを迎え、その後徐々に減少します。

生理周期の数え方

①生理初日から数える:生理が始まった日を「1日」と数えます。

②次回生理の前日までを1周期とし、その日数を記録します。

③過去数ヶ月の周期を把握し、平均周期を知ることで月経(生理)のリズムを把握できます

生理周期における期間ごとの特徴

女性の体は、生理周期を通じてホルモンの変化に伴うさまざまなリズムで動いています。周期は大きく4つの時期(卵胞期・排卵期・黄体期・月経期)に分かれており、それぞれの期間に特有の体調や心身の変化があります。自分の体のリズムを理解することで、体調管理や妊娠の計画、PMSの対処などにも役立ちます。

①卵胞期(増殖期)

生理終了後〜排卵前まで、通常は7〜10日間です。
脳の下垂体からFSH(卵胞刺激ホルモン)が分泌され、卵胞が成熟し、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌で子宮内膜が厚くなります。
心身ともに比較的安定し、肌や髪の調子も良い時期です。

②排卵期

通常2〜3日間、生理開始から約14日後に差し掛かります。
LH(黄体形成ホルモン)の急激な上昇により成熟卵胞から卵子が放出され、排卵痛や少量の排卵期出血があることもあります。

③黄体期(分泌期)

排卵後〜次回の月経(生理)開始まで、約14日間(正常では13〜15日程度)です。
黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌により子宮内膜が妊娠に備えて厚くなり、体温は高温期に入ります。
むくみ、乳房の張り、PMS(月経前症候群)の症状が現れやすい時期です。

④月経期(生理)

子宮内膜が剥がれ落ち、生理出血が起こる時期を指します。
出血期間は4〜7日が標準。出血量や期間に変化があれば、医療機関の受診を検討しましょう。

生理の周期を遅らせる・早める方法

旅行や大切なイベント、試験やスポーツの大会など、「できればこの日には生理を避けたい」と思う場面は誰にでもあるものです。そんなときに活用できる方法のひとつが、中用量ピルによる生理日の移動です。

医師の指導のもと、正しく服用することで生理を早めたり遅らせたりすることが可能ですが、使用するタイミングや体調によっては効果が得られにくく、副作用が出ることもあります。ここでは、中用量ピルを使った具体的な生理日の移動方法と、その際に知っておきたい注意点について詳しく解説します。

生理を遅らせる場合

①ピル開始タイミング:生理予定日の5〜7日前から中用量ピルを毎日1錠服用し、遅らせたい期間まで継続します。
②終了後:服用を止めてから2〜5日で出血が始まります。

目安:7〜10日程度の延長が可能。ただし個人差あり。途中で出血が始まったら中止する場合もあります。

生理を早める場合

①ピル開始タイミング:前月の生理5日目から中用量ピルを10日間服用。

②終了後:2〜5日後に出血が始まり、次回生理を約7〜10日ほど早めることが可能です

いずれの場合も計画的な移動が大切です。

中用量ピルで生理をずらした際に起こる副作用

不正出血(少量の継続的出血)が0.1〜5%の報告例があります。また、出血量が多くなったり、いつもの生理とは異なる症状が起こる場合もあります。

生理周期をピルで移動させる際の注意点

中用量ピルを使って生理を早めたり遅らせたりすることは可能ですが、その際にはいくつかの副作用や注意点もあります。

代表的な副作用として、吐き気が挙げられます。吐き気がひどい場合には医師に相談しましょう。

また、ピルを飲み始める時期や服用期間によっては、意図した通りに生理のタイミングがずれないこともあります。特に、服用を開始するタイミングが遅かったり、飲み忘れがある場合には効果が不十分になることがあります。

その他、まれに頭痛、吐き気、胸の張り、気分の落ち込みなどの副作用を感じる方もいます。こうした症状が強い場合や続く場合には、無理せず医療機関を受診しましょう。

まとめ

生理周期は女性の心身の健康と深く関わっており、周期の長さや生理のタイミング、体調の変化を正しく理解することはとても大切です。正常な生理周期は25〜38日、生理期間は4〜7日程度が目安とされていますが、個人差もあるため、自分自身のリズムを把握しておくことが重要です。

また、生理周期には卵胞期・排卵期・黄体期・月経期といったそれぞれ異なる時期があり、ホルモンの変化に応じて心や体にさまざまな影響を及ぼします。このリズムを知ることで、体調管理やライフプランにも役立てることができます。

さらに、どうしても生理のタイミングをずらしたい場合には、中用量ピルを使って生理を早めたり遅らせたりする方法もあります。ただし、ピルの使用には副作用や注意点もあるため、必ず医師と相談しながら正しく活用することが大切です。

生理に関する正しい知識を身につけることで、自分の体にもっとやさしく、安心して日常生活を送ることができるようになります。気になることがあれば、無理せず医療機関を受診し、医師のアドバイスを受けましょう。

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監修者

目黒ウェルネスクリニック院長
郡 詩織
大学病院に入局したのちに、総合病院で勤務。産婦人科専門医・がん治療認定医・抗加齢学会専門医を取得。 2021年よりメデリピルにおいてオンライン診療によるピル処方や、mederiが主催するセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの監修を担当など幅広く活動。

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