アフターピルの種類と効果って?おすすめは?

ピル
2023.07.31

アフターピルにはいくつか種類があり、それぞれ有効時間や避妊効果が異なります。この記事では、種類の違いをおさえた上でおすすめのアフターピルについても紹介します。緊急時に自分の身体を正しく守れるよう、アフターピルについて理解していきましょう。

目次

 

■アフターピルの種類は?

アフターピルは、避妊に失敗した場合、緊急の措置として性交後の妊娠を防ぐための経口避妊薬です。妊娠の可能性がある性行為から、遅くとも72時間以内に服用する必要があります。アフターピルは早く飲むほど効果が高く、性交後24時間以内の服用で80~90%ほどの避妊効果があります。そのため、避妊の失敗に気付いたら早急に医療機関を受診して服用することが大切です。アフターピルにはいくつか種類がありますが、基本的には1錠飲むだけで避妊効果が得られます。副作用には個人差があり全く出ない方もいますが、副作用が出ても通常24時間以内に治まることがほとんどです。

 

アフターピルは何種類ある?

アフターピルには2種類あり、「ノルレボ錠」「エラ」があります。また、緊急避妊として推奨はされませんが中用量ピルを用いた緊急避妊法「ヤッペ法」についても紹介します。

 

・ノルレボ錠

現在国内で一般的に使用されているのが、このノルレボ錠です。性交後72時間以内に1回服用することで高い避妊効果を得られます。ノルレボ錠はジェネリック医薬品であるレボノルゲストレル錠も販売されており、ノルレボと比較して安価に購入できます。

 

・エラ

国内では未承認のアフターピルとなり、日本では未承認のピルです。しかし、海外ではすでに効果や安全性が承認されており、一般的に使用されている薬剤です。性交後120時間以内でも一定の避妊効果が期待されているアフターピルとなっています。

 

・ヤッペ法

ヤッペ法とは、中用量ピルのプラノバールを性交後72時間以内に2錠服用し、12時間後さらに2錠服用する方法です。ヤッペ法は1970年代に発表された緊急避妊法ですが、アフターピルと比較して副作用が多く妊娠防止率も劣ることから、現在は緊急避妊法として推奨されていません。

 

アフターピルと他のピルの違いは?

アフターピルと他のピルとの大きな違いは、用途や服用回数です。アフターピルは、望まない妊娠の可能性がある場合、緊急の避妊措置として1回だけ服用します。その他のピルは、下記の目的で継続的に服用することで効果が得られます。

ピルの種類 主な用途
アフターピル 避妊に失敗した場合の緊急措置
中用量ピル 生理日移動
低用量ピル 継続的な避妊、PMSの改善、ニキビや肌荒れの改善、生理不順の改善、子宮内膜症の改善
超低用量ピル 月経困難症や子宮内膜症の治療

 

■アフターピルは種類ごとにどう違う?

アフターピルは種類ごとに効果や服用方法、副作用の程度が異なります。それぞれの違いについて詳しくみていきましょう。

 

アフターピルの効果や服用のタイミングを比較!

ノルレボ錠 エラ ヤッぺ法
服用方法 性交後72時間以内に1錠服用 性交後120時間以内に1錠服用 性交後72時間以内に2錠、12時間後さらに2錠服用
効果 避妊率
24時間以内:95%
48時間以内:85%
72時間以内:58%
妊娠防止率
72時間以内:95%
120時間以内:85%
妊娠防止率
24時間以内:77%
48時間以内:36%
72時間以内:31%
メリット 副作用が少ない 有効な時間が長い 費用が安い
デメリット 肥満体質(BMI値30以上)の方が服用すると、避妊効果が低い 国内では未承認のため、重大な副作用により治療が必要な場合は全額自己負担になる 副作用が生じやすく、避妊効果が低い

避妊率:排卵日を考慮しない場合の妊娠を防ぐ割合

妊娠防止率:排卵日付近(危険日)の性交で妊娠を防ぐ割合

 

アフターピルの副作用は?

アフターピルの主な副作用は、吐き気、腹痛、頭痛、眠気などがあげられます。通常は24時間ほどで症状は治まるため、過度に心配する必要はないでしょう。服用から24時間は安静にしておくことが望ましいです。また、アフターピルの服用後7~10日に消退出血が起こることがあります。消退出血とは、生理より少量の出血が起こる症状です。避妊が成功したサインの一つとされていますが、妊娠初期にも少量の出血がみられることがあるため、それだけで避妊が成功したと判断することは難しいです。

いくつかある副作用の中で、最も注意が必要な症状が吐き気です。服用後2~3時間以内に嘔吐してしまうと、薬の成分も吐き出してしまい、避妊の効果を得られない可能性があります。服用して2時間以内に嘔吐してしまった場合は、すぐに処方してもらった医療機関を受診することをおすすめします。対処法として同じアフターピルをもう一度服用することがあります。吐き気止めを併用しても問題ないため、吐き気が心配な方はあらかじめ受診時に相談しましょう。ヤッペ法は他のノルレボ錠を服用した場合に比べて副作用の発現率が高く、最も報告されている副作用が吐き気です。その他にも、下腹部痛や頭痛などがみられます。ノルレボ錠の服用はヤッペ法と比較して副作用が少なく、高い避妊効果を得ることができるといえるでしょう。

 

アフターピルのおすすめは?

ノルレボ錠、もしくはジェネリック医薬品であるレボノルゲストレル錠の服用による緊急避妊が一般的です。アフターピルは保険適用外ですが、ジェネリック医薬品を選択することで費用を少し抑えることができます。

アフターピルにはいくつか種類がありますが、処方は医師の診断のもと決定します。どの種類を服用する場合でも、早く服用すればするほど避妊効果は高くなります。緊急時はできるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

アフターピルの服用は性交後72時間以内といわれていますが、性交後72時間を過ぎたとしても、120時間以内の服用であれば避妊率は下がってしまいますが、一定の避妊効果を得ることができます。もしもの時のためにも、自宅や会社近くの産婦人科の情報や、オンライン診療サービスなど、受診できる方法を確認しておくことが大切です。

 

■アフターピルを貰いに行く時間がないときはオンライン処方がおすすめ!

アフターピルはオンライン診療でも処方してもらうことができます。すぐに近くの病院を受診できない場合でも、オンライン診療ならすぐに診療を受けることができます。医師と直接顔を合わせる必要がないため、デリケートなお悩みも相談しやすいかもしれません。「病院に行く勇気が出ない」「病院に行くのが不安」といった方にもおすすめです。

 

■アフターピルのオンライン処方ならメデリピル!

メデリピルは、予約、診療、ピルの発送までが全てオンライン完結します。公式LINEアカウント「mederi」を追加するだけのため、専用のアプリをダウンロードしたり、Web上の面倒な手続きは必要ありません。

メデリピルの利用は、LINEの診療予約から始まります。まずは好きな診療時間を選択し、名前や配送先などの基本情報、最後に事前問診に回答していきます。予約は約5分で完了します。診療時間は土日祝含めて10時から23時まで、当日予約も受け付けています。15時までの診療であれば最短当日に発送されるため、できるだけ早く受け取りたい時も安心です。東京23区内にお住まいの方はバイク便の利用も可能です。

診療を担当するのは、医療機関に勤めている現役の産婦人科医です。診療は5〜7分とスピーディーかつ丁寧に完了します。診療方法はビデオ通話または音声電話が選択可能です。ビデオ通話が難しい環境や、医師と顔を合わせることが不安な方でも安心して診療を受けることができます。またアフターピルの処方時に、低用量ピルを一緒に処方してもらうことができます。日常的に低用量ピルを服用しておけば、継続的な避妊効果を得ることができますよ。

診療後は、最短翌日に指定のご住所へお届けします。ピルの受け取りはポスト投函のため、わざわざ薬局に行く必要はありません。プライバシーに配慮した梱包方法でお届けしますので、安心してお受け取りください。

 

まとめ

アフターピルは100%妊娠を防ぐお薬ではありませんが、正しく服用することで高い避妊効果を期待できます。万が一アフターピルが必要な状況になったときは、できるだけ早く診療を受けましょう。緊急時に慌てて病院を探すことにならないよう、かかりつけの病院を見つけておくことも心理的安全につながります。また日常的に低用量ピルを服用すれば、継続的に避妊効果を得ることができるので、選択肢の一つとして検討してみてもよいのではないでしょうか。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、
別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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