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アンジュ28とは?効果と副作用を医師が詳しく解説!色の違いや飲み方、避妊率、保険適用の有無まで
「アンジュ28」は、女性の体本来のホルモンバランスに寄り添い、体への負担を抑えながら高い避妊効果を発揮する「3相性」の低用量ピルです。自然なリズムに近い設計から、ピル特有の副作用や不正出血が起こりにくいという大きなメリットを持つ一方で、その効果を正しく引き出すためには独自の服用ルールを知っておく必要があります。
ここでは、「アンジュ28とは何か」という基本から、避妊率・副作用への対処法、錠剤の色ごとの飲み方、価格や保険適用の有無まで、医師の監修のもと徹底解説していきます。自分らしく、健やかな毎日を送るための選択肢としてアンジュ28を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
アンジュ28とは?
アンジュ28は、毎日決まった時間に服用することで、避妊や生理に伴う不調を改善するために作られた低用量ピルで、数あるピルのなかでも、日本で広く普及している薬のひとつです。
この薬の最大の特徴は、体への負担を抑えながら、自然な体のリズムを壊さないように設計されている点にあります。
アンジュ28の特徴「3相性ピル」とは
アンジュ28は「3相性ピル」という種類に分類されます。これは、1シート(28日間)のなかで、錠剤に含まれるホルモンの量が3段階に変化するように作られている薬のことです。
自然なホルモンバランスに近い3段階の配合量
私たちの体は、1か月のサイクルのなかで女性ホルモンの分泌量が細かく変化しています。アンジュ28はこの自然な変化に合わせて、薬の成分量を3段階に調節しています。段階を追ってホルモン量を変化させることで、体がピルの成分を自然に受け入れやすくなり、無理なくリズムを整えることができるのです。
他のピル(1相性)との違い
すべての錠剤の成分量が一定である「1相性」というピルもあります。1相性は飲み間違いを防ぎやすいというメリットがありますが、アンジュ28のような三相性ピルは、より本来のホルモンの波に近いため、飲み始めの時期に起こりやすい「不正出血」を抑えやすいという特徴があります。
アンジュ28の主な効果
アンジュ28を適切に飲み続けることで、以下のようなさまざまな効果が期待できます。
避妊効果
正しく服用した場合、99%以上の非常に高い避妊率で妊娠を防ぐことができます。これは、薬の成分が脳に働きかけて排卵を一時的に休ませることや、精子が子宮に入りにくくする作用によるものです。自分のライフプランを自分自身でしっかり管理できることは、大きな安心感につながります。
月経困難症やPMS(月経前症候群)の症状緩和
避妊以外にも、生理にまつわるトラブルの改善に大きな力を発揮します。激しい生理痛(月経困難症)や、生理前のイライラ・肌荒れ・気分の落ち込みといったPMSの症状も、ホルモンの変動が穏やかになることで和らいでいきます。毎月の「しんどい時期」が楽になることで、仕事やプライベートもより自分らしく楽しめるようになります。
アンジュ28の副作用とリスク
薬である以上、副作用の可能性はゼロではありません。しかし、あらかじめ内容を知っておくことで、落ち着いて対処できるようになります。

飲み始めに起こりやすいマイナートラブル
服用を開始した直後は、体が新しいホルモンバランスに慣れようとするため、一時的に体調の変化を感じることがあります。これらは「マイナートラブル」と呼ばれ、多くは数か月以内に自然と治まります。
吐き気
飲み始めの時期に、ムカムカとした吐き気を感じる方がいます。つわりによく似た症状ですが、体が慣れるとともに軽くなっていくことがほとんどです。どうしても気になる場合は、夜寝る前に飲むようにすると、睡眠中にピークが過ぎるため症状を感じにくくなります。
乳房のはり
胸が張ったり、少し痛んだりすることがあります。これもホルモンの影響による一時的な反応です。きつい下着を避け、ゆったりとした服装で過ごすなどして、体が慣れるのを待ちましょう。
不正出血
生理ではないタイミングで、少量の出血が起こることがあります。三相性ピルであるアンジュ28はこれが出にくい設計ですが、飲み始めは起こる可能性があります。薬を飲み忘れていない限り、避妊効果への影響は少ないため、様子を見て大丈夫です。
注意すべき重大な副作用「血栓症」について
極めて稀ではありますが、最も注意が必要なのが「血栓症」です。これは血液の中に塊ができ、血管が詰まってしまう病気です。足の激しい痛みや腫れ、急な息切れ、押しつぶされるような胸の痛み、激しい頭痛などのサインを感じたら、すぐに服用をやめて救急医療機関を受診してください。

副作用が辛い・続く場合の相談目安
軽い副作用であっても、2~3か月以上続いたり、日常生活がままならないほどつらかったりする場合は、無理をしてはいけません。薬の種類を変えることで解決する場合も多いため、我慢せずに処方を受けた医師に相談し、今の自分に最適な選択を一緒に考えてもらいましょう。
アンジュ28の正しい飲み方
ピルは毎日飲み続けることで効果を発揮します。ここでは、アンジュ28の正しい飲み方についてみていきましょう。
28錠の服用サイクル
アンジュ28は、1日1錠を毎日決まった時間に服用し、28日間をひとつのサイクルとして繰り返します。

順番の守り方(色の違い)
シートには茶色、白色、黄色、赤色の錠剤が順番に並んでいます。アンジュ28は飲む順番によって成分量が変わるため、必ずシートの矢印に従って色の順番通りに飲みましょう。最後にある赤い錠剤は「偽薬」といって、成分が入っていない薬です。これを飲んでいる間に生理のような出血がやってきます。
【ポイント】アンジュ21の飲み方
姉妹品に「アンジュ21」というタイプもあります。こちらは偽薬が入っておらず、21日間飲んだ後に7日間お休み(休薬)を挟む仕組みです。成分は全く同じですが、アンジュ28は毎日飲む習慣が途切れないため、飲み忘れが心配な方に特に向いています。
飲み忘れた時の対処法と注意点
万が一飲み忘れてしまったときは、どうしたら良いのでしょうか?
ここでは、飲み忘れた場合の対応と、飲み忘れを防ぐための工夫についてそれぞれ見ていきましょう。
1日飲み忘れた場合の対応
飲み忘れが1日(前回の服用から12~24時間程度)であれば、気づいた時点ですぐに忘れた分の1錠を飲んでください。そして、その日の分もいつもの時間に服用します。その日だけ1日2錠飲むことになりますが、体に大きな害はありません。1日の飲み忘れであれば、避妊効果が大幅に下がる心配はそれほどありませんが、他の避妊方法と併用し、いつも以上に気を付けるようにしましょう。
2日続けて飲み忘れた場合のリスク
低用量ピルを2日連続で飲み忘れた場合(最後の服用から48時間以上経過)、ホルモンバランスが崩れて避妊効果が不安定になります。
飲み忘れに気づいた時点で、直近に飲み忘れた1錠をすぐに服用しましょう。(同日に2錠飲むことになっても問題ありません)その後、残りの錠剤については、本来の時間に服用します。
ただし、それ以上続けて飲み忘れると、不正出血が起こる可能性があります。
また、そのシートでの避妊効果は一時的に低下している可能性が高いため、7日間連続で正しく服用できるまでは、性交渉を控えるか、コンドームなど、ほかの避妊方法をいつも以上に徹底して併用しましょう。
飲み忘れを防ぐための工夫
飲み忘れを防ぐには「習慣化」が一番です。スマホのアラームをセットするのはもちろん、洗面所に置いて歯磨きの後に飲む、寝る前に必ず飲むなど、毎日必ず行うルーティンとセットにするのがおすすめです。
アンジュ28が処方される方の例
アンジュ28は、幅広い世代の女性に選ばれている薬です。ここでは、具体的にどのような悩みを持つ方にアンジュ28が適しているのか、代表的な例をいくつか紹介します。自分自身の今の状況と照らし合わせながら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ピルを初めて服用する
自然な女性ホルモンの波に近い配合になっているため、ピルデビューの方にとても優しい薬です。体が急激な変化に驚きにくいため、初めての方でも安心してスタートできます。
ピル服用中の不正出血が気になる
他のピルを試した時に不正出血で悩んだ経験がある方にも向いています。3段階でホルモン量を調整してくれるアンジュ28は、子宮の内膜を安定させる力が強いため、不正出血のリスクを抑えることが期待できます。
頭痛や吐き気などの副作用が気になる
なるべく副作用を抑えて、穏やかに体調を整えたいというニーズにも応えてくれます。体に負担をかけすぎないように設計されているため、体調を崩しやすい繊細なタイプの方にも適しています。
そのほか、アンジュ28はホルモンの波をなだらかに整えることで、つらい生理痛やPMS(月経前症候群)による心身の不調を穏やかに和らげてくれます。生理周期が規則正しくなり、毎月の予定が立てやすくなるだけでなく、ホルモンバランスの乱れからくる肌荒れの改善が期待できるのも大きなメリットです。
アンジュ28の服用が難しい方の特徴
アンジュ28は多くの女性に選ばれている薬ですが、健康状態や生活習慣によっては服用を控えるべきケースがあります。安全に飲み始めるためにも、まずは自身が以下の条件に当てはまらないか確認してみましょう。

35歳以上
35歳を過ぎると血管の柔軟性が徐々に変化し、血液の中に塊ができる血栓症のリスクがわずかに高まります。そのため年齢を重ねた方の服用には医師による非常に慎重な判断が必要です。年齢だけでなく、生活習慣病の有無や血圧の状態なども含めて総合的に検討されます。自身の健康を第一に考え、年齢に応じた最適なケアを医師と一緒に選んでいくことが大切です。
喫煙の習慣がある
タバコに含まれる成分は血管を収縮させ、血液を固まりやすくする性質があるため、ピルとの併用は非常に危険です。喫煙とピルの服用が組み合わさると、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる重大な病気を引き起こすリスクが上がります。特に1日15本以上の喫煙習慣がある方は、安全性が確保できないため原則として処方を受けられません。服用を希望する場合は、禁煙を検討するか、他の避妊方法を相談しましょう。
高血圧や前兆を伴う片頭痛がある
血圧が基準値より高い方は、日常的に血管へ負担がかかっている状態のため、ピルの服用で血管トラブルを招く恐れがあります。
また、目の前がチカチカするような「前兆」を伴う片頭痛がある方も注意が必要です。この症状がある方がピルを飲むと、脳血管障害のリスクが高まる場合があるため、服用が制限されます。
乳がん・子宮がんなどの既往がある
過去に乳がんや子宮がんの既往がある方は服用できません。アンジュ28に含まれるホルモン成分が、がんの再発を早めたり病状を悪化させたりする可能性があるためです。検診で「再検査」や「要経過観察」といった指摘を受けたことがある場合も、必ず事前に医師へ報告しましょう。
重度な肝障害・腎障害がある
肝臓や腎臓に重い持病がある方は、薬の成分を体内で適切に分解・排出できず、臓器に過度な負担をかける恐れがあります。薬の成分が体内に長く留まってしまうと、思わぬ体調不良を招くリスクも否定できません。健康診断の数値で異常を指摘されたことがある方は、あらかじめ医師に相談し、安全性を確認してもらいましょう。
服用に必要な検査と確認事項
アンジュ28を安全に使い続けるためには、自分の健康状態を正しく把握し、薬との相性を確認しておくことが欠かせません。初めて服用する方はもちろん、継続して飲んでいる方も、体への負担を最小限に抑えるために知っておきたいポイントがあります。
ここでは、処方前に受けるべき検査や、日常生活で気をつけておきたい確認事項について見ていきましょう。
医療機関での問診と血圧測定
ピルを安全に服用するために、まず医師による問診と血圧測定を行います。過去の病気や家族の病歴、喫煙の有無など、血栓症のリスクに関わる点を中心に確認します。ピルは体質によっては血圧に影響することもあるため、事前のチェックはとても大切です。気になることがあれば、このタイミングで遠慮なく相談しましょう。
他の薬やサプリメントとの飲み合わせ
アンジュ28を服用する際は、現在使っている薬やサプリメントを必ず医師に伝えてください。なかにはピルの効果を弱めたり、副作用を強めたりするものがあります。
たとえば、セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)を含むサプリやハーブティーは、ピルの効果を下げることが知られています。市販薬であっても自己判断せず、何か飲んでいるものがあれば必ず確認するようにしましょう。

定期的な婦人科検診
ピルを飲み始めたら、半年から1年に一度を目安に婦人科検診を受ける習慣をつけることも大切です。検診では血圧や体重のチェックだけでなく、子宮頸がん検診や超音波検査を通して、自分では気づきにくい子宮や卵巣の小さな変化を定期的に確認します。
特に異常を感じていなくても、「今の自分の体を知る」という意識を持つことが、将来の安心に大きくつながります。ピルの服用と定期検診をセットで考えることで、体への負担を抑えながら、より安全に長く薬と付き合っていくことができるでしょう。
アンジュ28に関するよくあるQ&A
ここでは、アンジュ28に関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。服用前の不安解消や、服用中の確認用としてもぜひ役立ててください。
アンジュを服用したら、避妊効果はいつから発揮される?
生理が始まった初日から服用を開始した場合は、飲んだその日から避妊効果が期待できます。
一方で、生理の2日目以降に飲み始めた場合や、生理中以外のタイミングで服用を開始した場合は注意が必要です。このケースでは、薬の成分が体内で十分に安定するまで時間がかかるため、服用開始から1週間(7日間)はいつも以上にコンドームなど他の避妊法を徹底し、必ず併用してください。確実な避妊効果が得られるのは、8日目以降と捉えておくと安心です。
服用中に生理(消退出血)はいつ来る?
通常、1シートの最後にある7錠の「偽薬(赤い粒)」を飲んでいる期間にやってきます。偽薬を飲み始めてから2〜3日ほどで出血が始まるのが一般的です。この出血は「消退出血」と呼ばれ、自然な生理よりも経血量が少なく、痛みも軽くなる傾向があります。偽薬をすべて飲み終えても出血がない場合は、念のため医師に相談しましょう。
保険適用で服用できる?
避妊目的で服用する場合は自費診療となりますが、重い生理痛(月経困難症)などの治療目的であれば、保険が適用されるケースもあります。アンジュ28自体は、日本国内では主に「経口避妊薬(OC)」として承認されているため、多くの場合は自費での処方となります。自身の症状が保険の対象になるかどうかは、診察の際に医師へ確認してみると安心です。
妊娠を希望する場合はいつ中止すればいい?
妊娠を希望される場合は、まず処方を受けている医師に相談し、計画的に服用を中止することをおすすめします。基本的には、現在飲んでいるシートの21錠(実薬)をすべて飲みきったタイミングで中止すると、ホルモンバランスが崩れにくく、その後の生理周期もスムーズに戻りやすくなります。
服用を中止した後は、通常1〜3か月ほどで本来の自然な排卵リズムが戻り、妊娠が可能な状態へと整っていきます。自己判断でシートの途中でやめてしまうと、不正出血が起きたり周期が乱れたりすることもあるため、キリの良いところまで飲み進めるのが理想的です。
まとめ
アンジュ28は、女性の体本来のリズムに寄り添いながら、生理の悩みや避妊の不安を解消してくれる心強い薬です。自然なホルモン変動に近い形で作用する「3相性」の設計により、体への負担を抑えつつ、副作用や不正出血のリスクを軽減できる魅力もあります。
もし、生理痛やPMSに振り回されていると感じるならと感じているなら、無理に我慢せず、まずは一度、専門の医師に相談してみてください。アンジュ28があなたの体やライフスタイルに合うかどうかを一緒に考えてもらうだけでも、気持ちが少し楽になることがあります。仕事もプライベートも、もっと自分らしく心地よく過ごすために、できることから少しずつ取り入れてみませんか?
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