【レポート】Women’s Empowerment Award2026開催

女性の活躍を後押しする先進的な企業・個人を表彰。大賞には丸井グループ、日本ナレッジスペース株式会社、小室淑恵氏

インタビュー
更新日:2026.03.13
【レポート】Women’s Empowerment Award2026開催<h3>女性の活躍を後押しする先進的な企業・個人を表彰。大賞には丸井グループ、日本ナレッジスペース株式会社、小室淑恵氏</h3>

mederiは、2025年1月に発足した『女性活躍推進テクノロジー協議会』に主幹事として参画しています。

この度、毎年3月8日の国連が定める国際女性デー(世界各国で女性の社会・経済・政治的な権利向上を称える日)に合わせ、2026年3月6日(金)に原宿・WITH HARAJUKU HALLで開催された「WE Health 2026」において、協議会主催の『Women’s Empowerment Award 2026』授賞式を実施いたしました。

本アワードは、女性が働きやすい環境づくりやキャリア支援に積極的に取り組む企業・個人を称えるとともに、その先進的な取り組みを広く社会へ発信することを目的としています。

第2回となる本年は、企業部門および個人部門において、多数の優れた取り組みを実施する企業・個人が選出されました。

今回は、当日の授賞式の様子とともに、受賞者の取り組みについてレポートします。

■企業部門


(上段左より)女性活躍推進テクノロジー協議会 幹事 株式会社LIFEM 平野祐、審査員 藤原 由佳氏、衆議院議員 デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官 川崎 秀人議員、審査員 吉村 泰典氏、審査員 新井 卓二氏、女性活躍推進テクノロジー協議会 主幹事 mederi株式会社 坂梨亜里咲
(下段左より)グラクソ・スミスクライン株式会社、日本ナレッジスペース株式会社、株式会社丸井グループ、GMOインターネットグループ株式会社、荏原健康保険組合

■個人部門


(上段左より)女性活躍推進テクノロジー協議会 幹事 株式会社LIFEM 平野祐、審査員 藤原 由佳氏、衆議院議員 デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官 川崎 秀人議員、審査員 吉村 泰典氏、審査員 新井 卓二氏、女性活躍推進テクノロジー協議会 主幹事 mederi株式会社 坂梨亜里咲
(下段左より)河野 恵美子氏、渡邊 愛子氏、新井 セラ氏、川原 史子氏


女性活躍推進テクノロジー協議会とは?

女性のキャリア形成や働き方改革を後押しする『女性活躍推進テクノロジー協議会』を2025年1月に発足。最先端のテクノロジーを活用するスタートアップ企業約20社が集結しました。女性が能力を十分に発揮できる職場環境を提供するため、官民連携のもと多様な業界や組織が協力し、革新的なテクノロジーや制度改革を通じて女性のキャリア形成と働き方改革を推進します。これにより、女性がその能力を最大限に発揮できる環境を実現し、社会全体の活性化と競争力強化に寄与したいと考えています。

公式サイトURL:https://www.wetc.jp/

女性活躍推進テクノロジー協議会、この1年の取り組み

イベントの冒頭では、女性活躍推進テクノロジー協議会のこの1年の活動について、主幹事であるmederi株式会社 代表取締役 坂梨亜里咲、幹事企業・株式会社LIFEM 取締役 平野祐氏より報告が行われました。

坂梨はこの1年を通じて、政策提言、自治体や企業との連携強化、女性の健康課題に関する啓発活動、そして本アワードの創設など、官民連携の枠組みづくりに注力してきたことを報告。女性のライフイベントや健康課題は個人だけの問題ではなく、社会全体で向き合うべきテーマであるとした上で、「この1年は、その“空気を変える第一歩”になったと感じています」と振り返りました。

続いて平野氏は、「女性の健康支援は福利厚生の一部ではなく、経営戦略そのものだという認識が広がり始めている」と述べ、フェムテック導入や健康支援制度の設計を通じて、企業が女性のキャリア継続を後押しする動きが確実に進んでいると説明しました。今後も現場と政策をつなぐハブとして、具体的な実装支援を進めていく方針が示されました。


東京都知事 小池百合子氏からの応援メッセージ

続いて、小池百合子 東京都知事から寄せられた本アワードへの応援メッセージが代読されました。

メッセージでは、女性が能力を最大限に発揮できる社会の実現に向けて取り組む企業や関係者への敬意とともに、東京都としても「女性活躍の輪 ~Women in Action~」をスローガンに、女性がいきいきと活躍できる環境づくりを推進していることが紹介されました。

また、女性が個性や能力を存分に発揮できる環境づくりを加速していくことの重要性に触れ、本アワードを契機に女性活躍の輪がさらに広がることへの期待が述べられました。

川崎秀人議員が来賓挨拶 女性活躍推進に向け政治と現場の連携を強調

来賓として出席した衆議院議員 デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官 川崎秀人議員より挨拶が行われました。

川崎議員は、2021年の初当選以来、女性活躍の推進、とりわけフェムテック分野の政策推進に力を入れてきたことを紹介。日本が人口減少という大きな課題に直面する中で、「誰もが活躍できる社会を実現しなければ、日本の成長は止まってしまう」と述べ、女性の活躍を支える環境整備の重要性を強調しました。

また、フェムテック分野においては、革新的な製品やサービスが生まれている一方で、制度や法律が十分にアップデートされていない現状があることにも言及。その上で、「今こそ政治と、そして現場で取り組む皆さまが一体となって、日本を盛り上げていくステージに来ている」と述べ、政治・企業・社会が連携して取り組む必要性を語り、「この分野がさらに発展していくことを期待しています」とエールを送りました。


Women’s Empowerment Award 2026 表彰式

Women’s Empowerment Award 2026は、女性が働きやすい環境づくりやキャリア支援に積極的に取り組む企業および個人を称えるとともに、その先進的な取り組みを社会全体に広く発信することを目的としています。

審査は、国際的な『女性のエンパワーメント7原則(WEPs)』を基盤とした以下の7つの観点から評価されました。

1.トップのリーダーシップによるジェンダー平等推進
2.機会均等と差別の撤廃
3.健康・安全の確保
4.教育・研修機会の提供
5.事業活動・サプライチェーンにおける配慮
6.地域社会でのリーダーシップ
7.透明性と成果の開示

また、本アワードの審査は、女性活躍推進、ジェンダー平等、組織開発、ヘルスケア領域に知見を有する有識者で構成される審査体制のもとで行いました。

【審査員一覧】

吉村 泰典 氏/産婦人科医師 慶應義塾大学 名誉教授

藤原 由佳 氏/EY新日本有限責任監査法人 パートナー・公認会計士

新井 卓二 氏/学校法人ビューティ&ウェルネス専門職大学 教授

下河辺さやこ氏/小学館 ユニバーサルメディア事業局 新事業開発室 編集長

個人部門受賞者を発表。社会に変化をもたらす4名を選出

まず、Women’s Empowerment Award 2026 個人部門の受賞者が発表されました。
本年度は、女性活躍の推進において社会に変化をもたらしている4名が選出されました。

審査員を代表して、EY新日本有限責任監査法人 パートナー・公認会計士の藤原由佳 氏が「現在もなお、女性であるという理由だけで挑戦の機会が限られてしまう分野は少なくありません。医療や研究など、これまで男性中心とされてきた領域において、その構造そのものに向き合い、変革を推進してこられた姿勢は極めて意義深いものです」と総評を述べました。

【個人部門 受賞者】

川原史子氏(NPO法人ママ・ぷらす 理事長)

子育て中の女性に社会参加の機会と安心できる居場所を提供するなど、地域に根差した活動を継続してきた点が評価されました。川原氏は受賞を受け、「さらにステップアップし、より高みを目指して活動を続けていきたい」と抱負を語りました。

河野恵美子氏(大阪医科薬科大学 一般・消化器外科)

外科医という男性優位とされてきた領域において、女性外科医のキャリア形成支援や機会格差の是正に取り組んできた点が評価されました。河野氏は今後も医療現場から女性活躍の推進に取り組んでいきたいと語りました。

真嶋由貴惠氏(大阪公立大学 教授)

医療職から情報工学分野へ研究領域を広げ、大学・研究機関における女性活躍の推進に取り組んでいる点が評価されました。当日はビデオメッセージが上映され、「女性が活躍できる組織は誰もが活躍できる組織である」とコメントしました。

渡邊愛子氏(株式会社Josan-she’s 代表取締役CEO)

助産師としての現場経験をもとに産後ケア事業を立ち上げ、行政と連携しながら社会実装を進めてきた点が評価されました。渡邊氏は、今後も家庭や地域社会への支援を通じて、女性が安心して働き続けられる環境づくりに取り組んでいきたいと述べました。

個人部門大賞は小室淑恵氏が受賞

続いて、個人部門大賞が発表されました。

今年度の個人部門大賞は、小室淑恵氏(株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役 社長)が受賞しました。

審査員を代表して吉村泰典氏は、小室淑恵氏について「日本の働き方改革と女性活躍推進を長年にわたり牽引してきた第一人者」と紹介。

長時間労働の是正や男性育休の推進など、日本社会の働き方そのものを変える取り組みを継続してきた点を高く評価し、「企業・行政・社会に広く影響を与えてきた功績を踏まえ、本年度の個人部門大賞として選出しました」と述べました。

当日は、小室氏ご本人に代わり、株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント 社会変革室室長 新井セラ氏が代理登壇。吉村氏より表彰状およびトロフィーが授与され、会場では大きな拍手が送られました。あわせて、小室氏からのビデオメッセージも上映され、「日本では依然として長時間労働が根強く残っており、それが女性活躍の大きな障壁になっています。働き方を変えることは、女性だけでなく誰もが力を発揮できる社会につながります。これからも多くの皆さまとともに、日本の働き方改革を前に進めていきたい」とコメントしました。

企業部門では3社が受賞、実効性ある取り組みを評価

続いて企業部門の発表が行われ、以下の3社が選出されました。

荏原健康保険組合
GMOインターネットグループ株式会社
グラクソ・スミスクライン株式会社

企業部門の総評では、藤原由佳氏が「女性活躍を理念にとどめず、経営戦略の中核として位置づけている点を重視しました」とコメント。女性管理職比率の設定、制度整備、ESGデータの開示など、戦略・実行・継続の3点が伴っているかという観点から審査を行ったことが語られました。

荏原健康保険組合

荏原グループと連携したコラボヘルスの推進をはじめ、健康関連講演会の実施や各種健診・検査の受診率向上、不妊治療・月経・更年期(男女双方)に関する対策プログラムの導入など、性差に応じた健康支援を幅広く展開している点が評価されました。受賞に際し、「今後も企業と連携しながら、女性を含むすべての従業員が健康に働き続けられる環境づくりを推進していきたい」とコメントしました。

GMOインターネットグループ株式会社


GMOインターネットグループ株式会社 総務部 福利厚生チ―ム 山本沙織氏

女性のライフステージに寄り添った制度設計や柔軟な働き方をスピード感をもって導入し、トップの強いリーダーシップのもとESG情報開示や職場環境整備を推進。制度・環境・文化を一体で改革している点が評価されました。同社は、AI活用支援制度や社員向け研修、健康的な社員食堂の提供、社内保育園の設置などの取り組みを紹介し、「女性だけでなくすべての従業員が活躍できる企業づくりを進めていきたい」と述べました。

グラクソ・スミスクライン株式会社


グラクソ・スミスクライン株式会社 取締役(人財担当)小野典子氏

インクルージョンを経営方針の中核に据え、明確な目標設定のもと施策を実行し成果を創出している点が評価されました。トップの関与、評価制度の整備、相談窓口の設置や情報開示など、経営と現場の両面から実効性のある取り組みを推進しています。同社は、「社員一人ひとりの多様性を尊重し、ライフステージに応じた働き方を支援することで、誰もが自分らしく活躍できる組織づくりを今後も進めていきたい」と語りました。

企業部門大賞は日本ナレッジスペース株式会社、株式会社丸井グループ

最後に、企業部門大賞の発表が行われました。
今年は、中小企業部門と大企業部門のそれぞれから大賞が選出されました。

中小企業部門 大賞:日本ナレッジスペース株式会社
大企業部門 大賞:株式会社丸井グループ

審査員を代表して、学校法人ビューティ&ウェルネス専門職大学 教授の新井卓二氏が総評を行いました。

新井氏は、株式会社丸井グループについて、「『ウェルビーイングを経営のOSにする』という明確なトップの意思のもと、女性活躍を経営戦略の中核に位置づけ、女性管理職比率をKPIとして設定するなど、制度・運用・成果を一体で推進している点」を高く評価。理念にとどまらず、組織文化の変革にまでつながっている点が印象的であったと述べました。

また、日本ナレッジスペース株式会社については、「IT業界における長時間労働という構造的課題に真正面から向き合い、フェムテックや睡眠支援など実効性のある健康投資を実行している」とし、規模を超えて持続可能な組織づくりを実践している点を評価しました。

日本ナレッジスペース株式会社


日本ナレッジスペース株式会社 総務部人事課久保佑介氏 

IT業界における長時間労働の課題に真正面から向き合い、フェムテックや睡眠支援など、企業規模の枠を超えた積極的な健康投資を実行。中小企業として、人材定着を経営戦略の中心に据えた持続可能な組織づくりを実践している点が、戦略的かつ先進的な経営モデルとして評価されました。残業時間の削減や健康支援制度の充実など、社員が安心して働ける環境づくりを進めていると述べ、「今後も社員ファーストの組織づくりをさらに推進していきたい」と抱負を語りました。

株式会社丸井グループ


株式会社丸井グループ ウェルビーイング推進部 ウェルビーイング推進担当 金沢 仁美氏

「人の成長=企業の成長」という企業理念のもと多様性を推進。女性管理職比率をKPIとして設定するなどトップマネジメントが強くコミットし、独自指標「女性イキイキ指数」による可視化と改善を実行。制度にとどまらず、組織文化の変革まで実現している点が高く評価されました。制度整備に加え、組織文化の変革や女性の健康課題への取り組みを進めてきたことを紹介し、「今回の受賞を励みに、今後も社会課題の解決に向けた取り組みをさらに推進していきたい」と述べました。


女性活躍とウェルビーイングのさらなる前進へ

イベント終了後には、受賞者・審査員・主催関係者による記念撮影も行われ、Women’s Empowerment Award 2026は盛況のうちに幕を閉じました。

日本においては出産・育児とキャリアの両立、健康課題への対応、意思決定層における女性比率の低さなど、女性が活躍するうえでの構造的な課題が依然として存在しています。こうした課題は、これまで個人の努力や企業ごとの取り組みに委ねられてきた側面も少なくありません。

こうした中で、女性活躍推進テクノロジー協議会では、これらの課題をテクノロジーやデータ、制度設計を通じて社会構造として解決していく取り組みを推進しています。

また、mederiは主幹事として、企業・医療・研究・行政など多様な分野を横断した連携を推進し、女性のキャリアと健康を支える新たな社会基盤の構築に取り組んでまいります。

本アワードを契機に、先進的な取り組みを社会に広げることで、女性がライフステージに関わらず能力を発揮し続けられる社会の実現を目指します。

 

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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