mederiでは、7月28日を「低用量ピルで生理ケアの日」と定め、生理ケアにおける低用量ピル服用への理解を広げるための取り組みを進めています。2024年7月23日、産婦人科医と特別ゲストであるモデルのゆうちゃみさんをゲストにお招きし、記者発表会のなかで「わたしと生理」と題したトークセッションを展開しました。今回はその模様をレポートします。

『低用量ピルで生理ケアの日』制定の背景
mederiでは、日本記念日協会の正式認定を受け、7月28日を『低用量ピルで生理ケアの日』として制定しました。低用量ピルの多くが1シート28錠、7日間ごとに錠剤が配置されており、毎日1錠ずつ服用することに由来しています。毎月28日が女性たちを取り巻くあらゆる人々にとって生理ケアに寄り添う機会となることをめざして、最新の正しい情報を届けるとともに、イベントやSNSなどでのさまざまな啓蒙活動に取り組む予定です。

開催概要
日時：2024年7月23日（火）
場所：TAILORED CAFE SHIBUYA
内容： 第1部　低用量ピルについての国内概況、『低用量ピルで生理ケアの日』認定発表
第2部 トークセッション「わたしと生理」、mederiオリジナルドリンク紹介
登壇者：モデル ゆうちゃみさん、産婦人科医師 慶應義塾大学 名誉教授 吉村泰典 先生、産婦人科医/mederiドクター 郡詩織 先生、mederi株式会社 代表取締役 坂梨亜里咲

登壇者プロフィール

トークセッションレポート
「わたしと生理」と題したトークセッションでは、モデルのゆうちゃみさんをゲストに迎え、産婦人科医でありmederiドクターの郡詩織先生、mederi代表の坂梨が登壇しました。

＜左より、mederi 坂梨亜里咲、ゆうちゃみさん、産婦人科医/mederiドクター 郡詩織 先生＞

■生理に関する悩みとケアについて

まずは、ゆうちゃみさんご自身が抱えている生理の悩みをおたずねしました。
「私はPMSの症状が重いほうで気分がジェットコースターのようになります。ハッピーになったり沈んだり。あとは、とにかくめちゃくちゃ眠い！ 気絶しそうなくらい眠い。仕事中に眠くなるので最悪なんです。」と語りました。

また、仕事中で感じる悩みについては、「生理中に長時間での屋外ロケだと痛み止めが効かなくなってしまったりお手洗いが近くないことが心配になります。体を大きく動かすような運動系のロケも、経血漏れが気になることがありますね。」と、日頃感じている不安や悩みを教えてくれました。続けて、生理前後・生理中の悩みが年々しんどくなっていることも告白。

これについて産婦人科医の郡詩織先生は、「年々しんどくなる原因には子宮筋腫、子宮内膜症といった病気が隠れていることがありますが、病気でなくても20代は平気だったのに40代になってから強くなったという方もいらっしゃいます。日々の生活環境、ストレス、体調体質によって痛みが出やすく変化したりします。」と症状の原因や症状の度合の変化は誰しもあることをお伝えしました。

＜産婦人科医/mederiドクター 郡詩織 先生＞

生理が近づくと工夫されている食事面での生理ケアも紹介。ゆうちゃみさんは「貧血気味になるので、鉄分が入ったヨーグルトを摂ってケアしています。鉄分は生理の時にいいとも聞くので積極的に摂取するようにしています。」と話しました。

これを受けて、産婦人科医の郡詩織先生は、生理時の鉄分喪失による貧血予防の重要性について強調し、温かいハーブティーや赤身肉などで鉄分補給するようすすめました。

＜ゆうちゃみさん＞

■生理など女性の健康課題に対する社会の変化について
次に、日本で生理など女性の健康課題に対する社会の変化を感じるかについておたずねしました。まずはmederi代表の坂梨より、「ゆうちゃみさんのようにタレントさんやモデルさんがメディアで生理について発言する機会を目にすることが増えましたね。また、『mederi Pill』を福利厚生として導入するにあたって、女性の従業員の方々が集まって導入してほしいと声をあげてくださるようにもなってきています。以前より生理について話しやすい社会になっている印象です。」と社会の変化について語りました。

＜mederi 坂梨亜里咲＞

続けて郡先生からは、「外来では以前は我慢して我慢して、本当に辛くて受診される方が多かった印象ですが、最近では友達からピルいいよと聞いたり、職場で生理について話して自分の生理は普通ではなかったんだと知って受診される方が増えています。フェムテックの広がりを感じますね。」と話しました。

■コラボドリンクについて
続いて、西武渋谷店内「TAILORED CAFE SHIBUYA」で期間限定提供されるmederiオリジナルドリンクのベリーオーツミルクラテについて、mederi代表の坂梨よりドリンク制作にあたってこだわった点を解説。「生理前後で体の不調、気分が落ち込む女性に向けてホッと一息ついてリラックスできるようなカフェメニューにしました。ハイビスカス、ローズヒップ、アサイーなどのベリーを使用したビタミンC、ポリフェノールたっぷりなハーブティ、これに食物繊維が含まれるオーツミルクを配合して女性に優しいティーラテに仕上げました。」と述べました。

＜左：ベリーオーツミルクラテ（アイス）、右：同（ホット）＞

トークセッション開始前にベリーオーツミルクラテを試飲していたゆうちゃみさんは「ドリンクめちゃくちゃ美味しいです！入っている素材も女性の体にいいものばかりで毎日飲みたいです。 トッピングのベリーの果肉がお花みたいでかわいくて、見た目も超かわいいし、映えるし最高でテンションが上がりますね！甘さを楽しめて罪悪感もないので生理中に飲みたいです！」と語りました。

■低用量ピルと『mederi Pill』について
低用量ピルの服用経験があるゆうちゃみさんは、実は今回の記者発表イベントへの登壇が決まる前から『mederi Pill』を使い始めていたことを明かしました。

「Webで『オンラインピル処方サービス』で検索したら、1番上に『mederi Pill』が表示されたので使ってみよう！と思い、実際に『mederi Pill』を使用しています。ちょうど先月届いたんですよ！婦人科に行って低用量ピルを処方してもらう手間がしんどかったのですが、オンラインピル診療は本当に早くてラクでよかったです。翌日すぐに届くスピーディーさと、信頼できる婦人科医の先生にオンラインで処方してもらえるところもとても便利。私を担当くださっている先生は優しくて丁寧に質問にも答えてくれて、安心しました。」と話しました。

＜左：mederi 坂梨亜里咲、右：ゆうちゃみさん＞

これを受けてmederi代表の坂梨は、「忙しい女性にぜひ利用していただきたいと思っていたサービスなので嬉しいです。mederiではオンライン診療時にひとりひとりのお悩みに沿って、その方にあったピルを処方しています。産婦人科医からなぜこのピルを提案したのか明確にお伝えするよう心がけているので、安心して利用いただけると思います。」とお伝えしました。

最後に、会場からの「今年の夏に楽しみたいことは？」という質問には「花火大会・海・江ノ島・プールなどにいきたいですね！でも、せっかくの夏の予定も生理期間と日程が重なると楽しみにくくて最悪な気分ですよね。低用量ピルの服用を再開したので、生理周期の管理ができるので今年の夏は楽しめると思っています。低用量ピルはシート最後の7錠で生理のタイミングがわかるので、水着を着る予定を決めるときにも欠かせないですね！」と答えてくれました。

＜ゆうちゃみさん＞

mederiでは、今後も様々な年代の男女へ向けて、生理/PMSに対する正しい理解や、ご自身の身体に合わせた選択肢の提供を目指して、女性の健康課題や性教育に関するセミナー活動を実施していく予定です。またオンラインピル診療サービス「mederi Pill」をはじめ、展開する様々なサービスを通して「女性の生きやすさ」の実現を目指してまいります。