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ピル服用中の下痢・嘔吐の原因とは?続いた場合の効果や対処法などを徹底解説!
ピルを服用していたら下痢・嘔吐の症状が出て不安に思っている方もいますよね。今回は、ピル服用中に起きた下痢・嘔吐の原因や対処法についてご説明します。不安や心配がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
■ピルの服用が原因で下痢・嘔吐が起こる?
低用量ピルの服用を始めてから、下痢や嘔吐などの副作用に悩んでいませんか?ピルは生理痛緩和や生理前の精神的不調の改善など、服用によって様々なメリットを得ることができる一方で、飲み始めは副作用による不調が起こることもあります。ピルの副作用として、下痢や嘔吐が起こることがあります。下痢・嘔吐の症状が服用から3時間以内に発現した場合、十分に体内に成分が吸収されないまま排出されてしまうため、ピルの効果が薄くなる事が考えられます。しかし、下痢や嘔吐などの副作用は飲み始めに起こることが多く、通常は3ヶ月以内に収まる事が多いです。
一方で、下痢・嘔吐が副作用以外にも、胃腸炎などの別の原因で起こる可能性もあります。また、ピル服用中に飲酒した場合、後に嘔吐してしまったときは、ピルの効果が薄くなってしまうことがあるため注意してください。
下痢・嘔吐以外の起こりやすい副作用
下痢・嘔吐以外にピルの飲み始めに起こりやすい副作用として、吐き気、乳房の張り、頭痛、下腹部痛、むくみ、食欲不振、眠気、不正出血などが挙げられます。
低用量ピルの服用によってホルモンバランスが変化し、このような副作用が起きるといわれています。特に飲み始めの1〜3ヶ月は副作用が出やすい時期です。低用量ピルにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が含まれていて、それらのホルモンの影響で吐き気が発生します。症状が軽い場合は1〜3ヶ月服用を続けていくと徐々に症状が治まることがほとんどです。その他の症状も、多くの場合は飲み始め2〜3ヶ月以降には落ち着くため、まずは体が慣れるまで約3ヶ月ほどを目安に服用を続けてみることが大切です。
ピルによって引き起こされる副作用についてより詳しく知りたいという方は、下記リンクの記事を参考にしてください。
■ピルの服用中に下痢・嘔吐をした場合の対処法
下痢や嘔吐をしたら、体内から大量の水分が排出されてしまっている状態になるので、まずはいつもよりしっかり水分をとるようにしましょう。また、ピル服用から何時間後に下痢や嘔吐の症状があったのかによって、必要な対処がありますので、下記で詳しく解説していきます。
ピル服用後3時間以内の下痢・嘔吐の場合
ピル服用後3時間以内に水っぽい下痢をした場合は、追加服用が必要です。下痢・嘔吐が起きた日の分に追加して、次の日の分の1錠を飲んでください。一方おなかが緩くなっていても、水っぽくはない軟便の場合は、追加での服用は必要ありません。
水っぽい下痢をしても追加服用しない場合は、ピルの効果が大きく下がります。避妊目的でピルを服用している場合は、しっかり避妊できていない可能性があります。避妊効果が下がったまま飲み続けると、予定外の妊娠に繋がるため、もし服用後3時間以内に水っぽい下痢をする場合は、追加服用とコンドームの併用を忘れないよう気をつけてくださいね。追加服用すれば良いのかわからず、自己判断が難しい場合は医師に相談するようにしましょう。
ピル服用後4時間経ってからの下痢・嘔吐の場合
ピルの服用後から4時間以上経っている場合は、下痢や嘔吐があっても問題ありません。ピルの成分が吸収されるまでの時間は約2時間のため、3時間より時間が経っていれば、ピルの成分は体内に吸収されています。服用から時間が経過していれば、深く心配しすぎる必要はありません。
ただし、3時間以上4時間未満に下痢や嘔吐が起こった場合はコンドームなどの別の避妊法も併用してください。ピルの成分は約2時間で吸収されますが、3時間以上経ってから重度の下痢や嘔吐が起こった場合は、効果が下がっていることがありますが、追加服用はしなくて大丈夫です。
不安な場合は連続服用7日目まで性交渉を避けましょう
ピルの服用後、下痢や嘔吐が起こってしまい避妊効果が不安な場合は、連続服用7日目まで性交渉を避けるか、コンドームなどの別の避妊法を併用しましょう。ピルの服用後、特に3時間以内に下痢や嘔吐があった場合は効果が下がってしまうため、十分な避妊効果が期待できません。症状が落ち着くまでは性交渉を控えるか、コンドームを使用して確実な避妊をおこなうようにしましょう。
■ピル服用中の下痢・嘔吐が長期間続く場合はどうしたらいい?
ピル服用中の下痢・嘔吐が24時間以上続く場合は、ピルの服用を中止してください。下痢・嘔吐の症状を医師にしっかり相談して、今後の対応を考えましょう。副作用緩和薬(吐き気度目や整腸剤など)を処方してもらい、服用することも可能です。下痢・嘔吐以外の症状でも、ピルを飲み始めてから3ヶ月以上副作用が軽減されない場合は、そのピルが体に合っていない可能性が考えられますので産婦人科へご相談ください。
■ピル服用中の下痢・嘔吐は我慢せずにご相談ください
低用量ピルの副作用で下痢・嘔吐の症状が現れお困りの方は少なくありません。しばらくピルの服用を継続しても下痢・嘔吐などの副作用が軽減されない場合は、ピルが身体に合っていない可能性があるため、低用量ピルの種類を変更することも検討してみてください。メデリピルでは、副作用緩和薬の処方も可能ですよ。
メデリピルでは、オンライン診療を行っているので、ピル服用中の下痢・嘔吐などの副作用に関する相談も気軽に産婦人科医にすることができます。スマホひとつで診療予約から診療、ピルの処方まで一貫してオンラインで受けることができるので、日々の生活が忙しく通院が難しい方や、初めての産婦人科に不安がある方でも手軽に利用していただけます。メデリピルの利用は、LINE公式アカウントをお友達追加することが必要になります。LINE公式アカウントを追加することで、診療の流れや取り扱っているピルの種類など、診療前に欲しい情報をより詳しく知ることができます。診療はビデオ通話または音声電話での実施になるので、オンライン診療が初めてで不安な方も、医師の顔を見ながら安心して診療を受けることができます。診療後は、最短翌日にピルをご自宅にお届けします。ピルの受け取りはポスト投函なので、受け取るために予定を空けておく必要はありません。
また、ピルを服用して間もない時期に心配な副作用や体調について、すぐに相談できる環境が整っている事も嬉しいポイントです。メデリピルでは、LINEを通していつでも無料で服用中の不安を医師に相談することができます。副作用については診療の際に希望すれば、前もって副作用緩和薬の処方をしてもらうことも可能です。服用中のサポート体制が整っているので、安心してサービス利用ができますよ。
■まとめ
今回は、ピル服用中の下痢・嘔吐の原因や対処法について詳しくお話しました。副作用や胃腸炎などの病気によって下痢や嘔吐が続くと、ピルの成分が吸収されずに効果が発揮されないことがあります。副作用が長く続く時や、ピルの服用中に体調について不安がある時は、無理に我慢せず医師に相談するようにしてください。
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