PMSがひどい原因とは?生理中も続く原因や対処法も解説

ピル
更新日:2025.03.04
PMSがひどい原因とは?生理中も続く原因や対処法も解説

生理が始まったのに、イライラや吐き気などPMSのような症状が続くことはありませんか。症状が続いていると、仕事や日常生活にも影響が出てしまい、病院に行くべきなのか心配になりますよね。それはこのような症状は、PMSではなくPEMS(周経期症候群)または月経困難症の可能性があります。この記事では、PEMSと月経困難症がPMSとどう異なるのかや、原因、症状を緩和する方法について詳しく解説します。

【基本】PMSの症状とは?

生理前に見られる身体的・精神的症状をPMSといいます。
人によって症状の種類や程度は異なりますが、代表的な症状を挙げると以下のようなものがあります。

イライラしやすい

精神的症状の1つに、イライラしやすい、というものがあります。これには、ホルモンバランスの乱れが関係しているとされています。生理前は普段よりも怒りっぽくなり、感情のコントロールが難しくなると感じている方も多いのではないでしょうか。

吐き気

PMSでは、吐き気が生じることもあります。これは、経血を子宮の外に押し出すために放出されるプロスタグランジンという物質が、胃や腸を刺激して締め付け感を与えることが原因だと考えられています。

腰痛・下腹部のはり

生理前にはホルモンバランスが乱れ、体に水分を溜め込みやすくなるため、PMS症状として腰痛や下腹部のはりを感じることがあります。

乳房のはり・痛み

こちらも同じくホルモンバランスの影響で、乳腺が刺激を受けることによって、乳房のはりや痛みを感じることがあります。

疲れ・だるさ

生理前は通常よりも体温が高くなるため、夜の睡眠の質が低下してしまいます。それが原因で、日中に疲れやだるさ、眠気などを感じることがあります。

気分が沈む

生理前に気分が沈んでしまうのもPMS症状の1つです。これは、ホルモンバランスが急激に変化することで、自律神経が乱れることが原因だとされています。

PMSとPMDDの違いとは?

PMSとPMDDの違いは、精神的症状の程度にあります。
PMSに比べて、精神的症状が強い状態をPMDDといいます。例えば、激しい怒りを感じて感情がコントロールできなくなってしまったり、気分が落ち込んで物事に対する気力がなくなってしまったりする状態が該当します。症状がひどいと仕事や日常生活にも支障をきたしている場合があり、実に女性全体の約5%がこのPMDDに悩まされていると言われています。

PMSがひどい原因とは?

ひどいPMS症状が生じてしまう原因には、以下のようなものがあります。

ストレス

仕事や人間関係でのストレスは、PMS症状を引き起こすきっかけになったり、現在の症状をさらに悪化させる要因になったりする可能性があります。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れもPMS症状の悪化に影響します。自律神経が乱れていると、生理前に交感神経が活発になって心身が緊張状態になり、なかなかリラックスできなくなってしまいます。

食生活の乱れ

栄養バランスの偏った食事を取っていたり、食事の時間や回数がバラバラだったりすると、PMSの症状がひどくなる可能性があります。食生活の乱れはPMSのみならず、基本的な健康状態にも影響するため、普段から食事のバランスには意識を向けられると良いですね。

産後はPMSがひどくなる?

出産では、ホルモンバランスが大きく変動します。産後はホルモンバランスが乱れがちなため、それによってPMSの症状がひどくなる場合があります。
またこれに加えて、産後の寝不足や育児の疲れがさらに症状を悪化させる可能性も考えられます。
産後のホルモンバランスの乱れは、時間をかけて元通りになっていくことが多いですが、もし、ひどい状態の症状が続く場合は、我慢せず医師に相談してみるようにしましょう。

生理中もPMSが続くことはある?

生理中もPMSの症状が続いて悩んでいる方もいるかと思います。
このように、生理が始まってもPMS症状が出る場合は、PEMS(周経期症候群)や月経困難症が原因となっている可能性があります。

まずPEMSは、生理が始まると症状が消失するPMSとは異なり、症状のピークが生理中に訪れる点が特徴的です。身体的症状よりも、だるさ・イライラ・無気力・1人になりたいと感じるなどの精神的・社会的症状がメインです。PEMSは、生理が終わると症状が消失するとされています。

次に月経困難症は、生理中に強い下腹部痛・腰痛・吐き気・頭痛・疲労感・イライラなどの不快な症状が見られる状態を指します。月経困難症には、痛み物質などが関連している「機能性月経困難症」と、原因となる病気が存在している「器質性月経困難症」の2種類があります。特に「器質性月経困難症」の場合、そのまま放置していると症状がさらに悪化したり将来不妊につながったりする可能性があるため、何か気になる症状があれば早めに医師に相談することが大切です。

PMSがひどい時の対処法

PMSがひどいと、普段の生活にも影響が出て辛いですよね。ここでは、そんなPMSを改善するための対処法をいくつか紹介します。

食生活の改善

食生活の乱れは、PMSを悪化させる原因の1つです。脂質や糖質の多い食事を控えたり、塩分を控える、旬の野菜などを積極的に取り入れたりするなどして、バランスの取れた食事を取れるように意識してみましょう。また、アルコールやカフェインの取りすぎもPMSを悪化させる原因になるため注意しましょう。

禁煙

喫煙は血流を低下させるため、PMSが悪化してしまいます。実際、タバコを吸う女性は吸わない女性に比べて約4倍、PMSやPMDDになりやすいというデータもあります。普段からタバコを吸う習慣があり、現在PMSの症状に悩まされている方は、まずは禁煙にチャレンジしてみるようにしましょう。

ストレスの解消

仕事や家庭、人間関係でのストレスは、PMS症状を悪化させる原因になります。時間がある時に趣味などご自身の好きなことをしたり、軽い運動をして気持ちをリフレッシュさせたりして、普段からストレスを抱え込みすぎないように気をつけましょう。

薬の服用

PMSの症状がひどい場合には、市販の鎮痛剤を服用するのも1つの手です。
痛みをずっと我慢していると、そのストレスでさらに症状が悪化してしまう可能性もあります。決して無理はせず、症状がひどい時には市販の鎮痛剤を服用してみるようにしましょう。

低用量ピルの服用

ひどいPMS症状でお悩みの方には、低用量ピルの服用もおすすめです。
低用量ピルには2種類の女性ホルモンが含まれているため、服用することでホルモンバランスが整い、症状が改善する可能性があります。
低用量ピルは医師の処方が必要な薬で、ドラックストアや薬局では販売していないため、病院を受診するかオンライン診療サービスを利用する必要があります。
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ひどいPMS症状は市販薬や低用量ピルに頼ろう

今回の記事では、ひどいPMS症状の原因やその改善方法について紹介しました。PMS症状が生理中も続く場合は、PEMSや月経困難症などの可能性も考えられます。普段の食生活の乱れやストレスなどが症状悪化につながる場合もあるため、普段から食事の内容に気をつけたり、軽い運動などを行ってストレス発散したりするようにしましょう。
また、PMS症状がひどい場合は市販の鎮痛剤や低用量ピルを服用するのも効果的です。オンライン診療・処方サービスの「メデリピル」では、診療予約から低用量ピルの購入まで全てオンラインで完結させることができます。現在PMS症状で悩んでおり、まずは一度医師への相談をしてみたいという方は、ぜひ利用してみてくださいね。

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監修者

六本木レディースクリニック医師
波羅 友里恵
2013年杏林大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院で研修。 愛育病院、国立成育医療センターを経て、 2018年より六本木レディースクリニックで不妊治療を行う。 現在は六本木レディースクリニック非常勤。 2024年よりメデリピルにてオンライン診療によるピル処方や、mederi magazineの記事監修を担当。

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