超低用量ピルには避妊効果がないの?本来の効果や種類等を解説

ピル
更新日:2024.06.27

「ピル」と一括りにいっても、低用量ピルや超低用量ピル、中用量ピル、アフターピルなど特徴や使用目的が異なるさまざまな種類があります。避妊目的で使用されることが有名なピルですが、超低用量ピルは国内で避妊を目的とした使用が認められていません。

この記事では、超低用量ピルの本来の効果や種類についてご紹介します。

超低用量ピルは生理の症状を治療するピル

超低用量ピルは、生理痛の軽減、月経困難症の治療を目的として処方されています。治療目的で使用されるため、医師の診断のもと処方された超低用量ピルは保険適用となります。一定の避妊効果はありますが、日本では避妊に関する試験が行われていないため避妊目的での使用は推奨されていません。

ここでは、超低用量ピルで期待できるの効果を4つご紹介します。

生理痛の軽減

超低用量ピルは、生理痛の緩和を期待できます。生理痛は、妊娠に備えていた子宮内膜が剥がれ落ちて体外に排出されるときに伴う痛みです。超低用量ピルは子宮内膜の増殖を抑える作用があるため、経血量が減り生理痛も軽減されます。

生理不順の改善

超低用量ピルは女性ホルモンの変動を制御できるため、生理不順を改善することが可能です。それぞれのピルに休薬期間が設けられており、この休薬期間中に生理が来る仕組みになっています。そのため、いつ生理が来るかを事前に予測することができます。

PMSの改善

PMSは、卵巣から分泌される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という、女性ホルモンの急激な変動が影響しているといわれています。超低用量ピルには、この女性ホルモンの変動を抑える働きがあるため、PMSの緩和に効果があると考えられています。

ニキビや肌荒れの改善

生理前になると、皮脂分泌を促進する黄体ホルモンの分泌量が増加します。超低用量ピルには、この黄体ホルモンの分泌量や男性ホルモンの働きを抑制する働きがあるため、皮脂の過剰分泌や皮脂腺の詰まりを防ぐことができます。結果としてニキビの悪化や肌荒れを防ぐ効果が期待できます。

超低用量ピルと低用量ピルは何が違うのか

ピルには、女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されています。超低用量ピルと低用量ピルには、この配合されているホルモンの量に違いがあります。

超低用量ピルは低用量ピルよりも配合されているエストロゲン(卵胞ホルモン)が少ないため、副作用によるリスクが低いといわれていますが、不正出血の確率は低用量ピルに比べて高くなります。超低用量ピルと低用量ピルの詳細な違いについては、こちらの記事をご覧ください。

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よく見られる超低用量ピルの副作用は、不正出血、頭痛、吐き気、むくみなどが挙げられます。これらの副作用は、1~3ヶ月飲み続けることでホルモンバランスが整い、症状が落ち着くことがほとんどです。

ピルの服用で最も注意が必要な副作用に血栓症があります。血栓症とは、血管内で血液が固まることで血管が詰まってしまう病気です。血栓症のリスクが高い方は服用できないことがあるため、注意が必要です。

超低用量ピルは治療目的のピル:種類は5つ

超低用量ピルには、下記5つの種類があります。それぞれの特徴についてご紹介します。

ヤーズ配合錠

ドロスピレノンと呼ばれる黄体ホルモンを含む超低用量ピルです。

ヤーズフレックス配合錠

ヤーズ配合錠と同じく、黄体ホルモンであるドロスピレノンを含みます。
国内で初めて、最長120日間まで連続しての服用が可能となりました。

ドロエチ配合錠

ヤーズ配合錠のジェネリック医薬品です。
成分や用量などは同様で、ヤーズ配合錠よりも安価に購入できます。

ルナベル配合錠ULD

ノルエチステロンと呼ばれる黄体ホルモンを含むものです。
ルナベルの詳しい説明については、こちらの記事で行っております。

フリウェル配合錠ULD

ルナベル配合錠ULDのジェネリック医薬品です。
成分や用量などは同様で、ルナベル配合錠ULDよりも安価に購入できます。

オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルで取り扱いのある超低用量ピル

オンラインでピル処方を行っているメデリピルでは、下記5種類の超低用量ピルを扱っています。医師による診療のもと、使用目的や症状に合わせて自分に合ったピルを処方してもらえます。

①ヤーズ配合錠

②ヤーズフレックス配合錠

③ルナベル配合錠ULD

④ドロエチ配合錠

⑤フリウェル配合錠ULD

取り扱いピルの金額は、FAQページ「取り扱いのピルの種類を教えてください」よりご確認ください。

(FAQページはこちら

超低用量ピルの料金について詳しくはこちら〉https://mederi.jp/pills/ultralowdosepills/

超低用量ピルをはじめるならメデリピル

生理痛やPMSが辛い方、月経困難症や子宮内膜症について、お悩みの方や、超低用量ピルの服用を検討している方は、オンラインピル診療・処方サービスのメデリピルがおすすめです。
メデリピルでは、今回ご紹介した超低用量ピルをはじめ、避妊目的や月経困難症などの治療で使用する「低用量ピル」、生理日を移動できる「中用量ピル」、緊急避妊薬の「アフターピル」を取り扱っています。

メデリピルでは、現役の産婦人科医が診療から処方までをオンライン上で行い、自宅にピルが届くので、オンラインでも安心してピルを始めることができます。
メデリピルでは、ご自身に合ったピルを医師と相談しながら決めることができ、サービス利用期間中であれば診療代はずっと無料なので、服用中の不安なことや悩みを、いつでも医師に相談することができるサポート体制が整っています。
また、低用量ピル定期便 ※1 の場合、初月ピル代0円 ※2 で始めることができます。まずは試してみたい!という方におすすめです。

※1 3シート目受け取りまで解約不可
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※医師の診療時に処方された場合、最低3シートは服用いただいた上でご自身に合っているか判断していただきたいため、3シート目受け取りまでは解約は不可となります

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1ヶ月無料のお試し期間

ピル初心者の方でも安心して服用いただけるよう、低用量ピルは初月無料でお届けします。
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※メデリピルは医療機関とユーザーを繋ぐプラットフォームです
※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

まとめ

超低用量ピルの特徴や副作用について説明してきました。
日中に病院へ行くことが難しい方もオンライン処方であれば、スキマ時間や仕事のあとでもピルの処方を受けることができます。また、メデリピルは定期便もあるので、ピルを切らさずに過ごすことができます。
毎月の生理トラブルに悩まれている方は、日常生活を過ごしやすくするためにも、ピルを選択肢の一つとして取り入れてみてくださいね。

監修者

淀川キリスト教病院 産婦人科専門医
柴田 綾子
世界遺産15カ国ほど旅行した経験から母子保健に関心を持ち産婦人科医となる。 2011年群馬大学を卒業後に沖縄で初期研修し2013年より現職。著書:患者さんの悩みにズバリ回答!女性診療エッセンス100(日本医事新報社)、明日からできる! ウィメンズヘルスケア マスト&ミニマム(診断と治療社)など。

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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