生理中の下痢の原因は?お腹が張る時の対処法を解説

生理
更新日:2025.05.30
生理中の下痢の原因は?お腹が張る時の対処法を解説

生理前や生理中に下痢になる…そんな悩みを抱える方は少なくありません。実はこの症状、ホルモンバランスの変化が大きく関係しています。本記事では、生理前の下痢の原因や予防法、注意すべき病気についてわかりやすく解説します。

生理前・生理中に下痢になる原因は?

生理前や生理中に下痢や軟便の症状が出る女性は少なくありません。これは女性ホルモンの変動が大きく関係しています。生理前には「エストロゲン(卵胞ホルモン)」や「プロゲステロン(黄体ホルモン)」といった女性ホルモンが活発に分泌され、これが消化器官にも影響を及ぼします。さらに、生理開始時には子宮内膜から「プロスタグランジン」という物質の分泌が増加します。プロスタグランジンは子宮を収縮させる働きがありますが、その作用が腸にも影響し、腸の蠕動運動を活発にして下痢や軟便を引き起こすことがあるのです。

生理前・生理中の下痢を予防する方法

生理前や生理中の下痢を軽減するには、日頃の生活習慣を見直し、体への負担を減らすことが大切です。以下に、効果的な予防法を紹介します。

体を冷やさないようにする

冷えは血行不良や消化不良を引き起こしやすく、お腹の痛みの原因になることがあります。夏場でもエアコン対策を行い、冷たい飲み物を一気にたくさん飲み過ぎないようにしましょう。

刺激のある食べ物や飲み物を避ける

脂っこい食事や辛いもの、アルコールやカフェイン、乳製品などの刺激物は胃腸の負担になり、下痢を悪化させる可能性があります。生理前後は胃腸に優しい食事を心がけましょう。

食べ過ぎに注意する

一度に多く食べると、消化不良を引き起こしやすく、腸内の水分バランスが崩れる原因になります。腹八分目を意識し、よく噛んで食べることが大切です。

ストレスを溜めない

ストレスや疲労は自律神経を乱し、腸の働きをコントロールしにくくなる原因に。適度な運動や趣味の時間、リラクゼーションを日々の生活に取り入れて、心身のバランスを整えましょう。

市販の薬を服用する

下痢がつらいときは、市販の下痢止めや整腸薬を活用するのも一つの方法です。水なしで飲める薬や、腸内環境を整える整腸剤など、自分に合ったものを選びましょう。

生理前・生理中の下痢がひどいときに考えられる疾患

生理に伴う下痢があまりにもひどく、日常生活に支障をきたす場合は、何らかの疾患が隠れている可能性もあります。以下に代表的な疾患を紹介します。

月経困難症

月経困難症は、生理に伴う強い腹痛や腰痛などが日常生活に影響を与える状態です。症状が重くなると吐き気や下痢を引き起こすこともあります。原因により「器質性月経困難症(月経に関係する疾患がある)」と「機能性月経困難症(原因となる疾患はないが症状がある)」に分かれます。放置すると不妊の原因になることもあるため注意が必要です。

過敏性腸症候群

慢性的な腹痛や下痢・便秘を繰り返す疾患で、ストレスや生活習慣も影響しています。生理前や生理中に症状が悪化するケースも多く、内科や消化器内科の受診をおすすめします。

子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮以外の場所で増殖し、炎症や痛みを引き起こす疾患です。進行すると、生理時以外でも痛みが出ることがあります。下痢や便通異常も症状の一つとして現れることがあります。

生理前の下痢は妊娠初期症状の可能性も!症状が続く場合病院を受診しよう

生理前の下痢は、妊娠初期症状として現れる場合もあります。特に、生理予定日を過ぎても基礎体温が下がらず、高温期が続いている場合は妊娠の可能性があります。市販の妊娠検査薬でチェックするか、婦人科での受診を検討しましょう。体調の変化が長く続いたり、いつもと違うと感じたら、自己判断せず医師に相談することが大切です。

生理前・生理中の下痢に悩んだら早めの対策と受診を

生理前や生理中の下痢は、ホルモンの変動による一時的なものから、疾患によるものまで原因はさまざまです。生活習慣を整えたり市販薬を活用することで緩和することも可能ですが、症状が重い、長引く、不安があるといった場合には、婦人科や内科の受診を検討しましょう。体調不良は我慢しすぎず早めに相談することが、早期回復につながります。

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監修者

淀川キリスト教病院 医長
柴田 綾子
2011年群馬大学を卒業後に沖縄で初期研修し、2013年より淀川キリスト教病院で産婦人科診療を行う。 2022年よりmederi株式会社において、mederi主催のセミナーやイベントに登壇、mederi magazineの記事監修を担当などを担当。

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