「一人でも多くの女性に自分の体を知るきっかけを提供したい」mederi ブランドディレクター 吉田千咲

インタビュー
更新日:2021.11.15

今回登場するのは、mederiのブランドディレクターを務める吉田 千咲(よしだ ちさき)。

自身もmederi Pillユーザーである吉田に、「これまでのあゆみやサービスへの想いやこだわりなど」をインタビューしました。

吉田千咲

mederi株式会社 ブランドディレクター
大学卒業後、web広告代理店でLPや広告バナー、コンテンツ制作のディレクションを経験。2020年よりmederiに入社し、ブランドディレクターとして従事。

大学卒業後、web広告代理店でLPや広告バナー、コンテンツ制作のディレクションを経験。2020年よりmederiに入社し、ブランドディレクターとして従事。

「現代を生きる女性の本質的な課題解決に関わりたい」

ーまずは、これまでのあゆみを教えていただきたいです。

学生時代から女性をハッピーにするサービスや商材に関わる仕事に興味があり、将来女性系商材を取り扱うメーカーのマーケティングや広報のお仕事に就きたいと思っていました。まずはスキルをつけようと思い、新卒で広告代理店に入社したんです。

入社後、周りの先輩の働き方をみている中で、今の日本の社会だとキャリアとライフステージ(結婚、出産)のバランスをとるのが非常に難しいなと感じたんです。現代を生きる女性にとって、本質的な課題解決になるサービスやプロダクト作りに関わりたいという思いが強くなりました。

 

ーその中で、なぜmederiにジョインされたのですか。

当時、メディアなどで取り上げられ始めた”Femtech(フェムテック)”という分野に興味を持ち、調べていくうちに、mederiに辿り着いたのがきっかけでした。

Femtech企業の中でも、mederiが解決しようとしている課題や掲げているビジョンは自分が社会人になってから感じていたことに非常に近しく、代表の坂梨さんの力強くてまっすぐで、物事に対し本質的に向き合う姿に惹かれ、ジョインを決めました。

 

ー吉田さんは、mederiでどのような業務をされているのですか。

現在mederiでは、サービスサイトや商品に同梱するリーフレット、LINE内でお届けするメッセージなどユーザーさんの目に触れるものの制作ディレクションや、mederiのサービスやプロダクトを多くの人に知ってもらうためのマーケティング施策を担当しています。

 

ーご自身もピルを飲んでいて、まさにmederi Pillユーザーだと思いますが、ピルを飲み始めたきっかけと継続している理由を教えてください。

私自身は社会人1年目入社後すぐに、ピルを飲み始めましたね。

元々学生時代から”生理不順”に悩んでいましたが、当時はきちんと生理がこないことが女性として劣っているような気がして……誰にも相談できず、不安を抱えながら過ごしていました。また、産婦人科にいくのは妊婦さんだけだという意識が強く、受診にすごく抵抗感を持っていたんだと思います。

 

ー産婦人科医に抵抗感を持っておられる方は多いですよね。

そうですね。社会人になったタイミングで、”もう大人だし、将来子供を持ちたいと思っているんだから行かなければ”と勇気を出して、お家の近くの産婦人科に行きました。

検査をしてもらい特に異常はないと医師に言われた時に、すごく安心したのを覚えています。

そしてその際に処方されたのが、”低用量ピル”でした。

 

「オンライン診療は、働く女性にとっても嬉しいサービス」

ー服用するまで「低用量ピル」にどのようなイメージがありましたか?

看護師の友人が低用量ピルをおすすめしてくれていたので、あまり抵抗感はなかったのですが、飲み始めすぐに副作用が出ている友人もみていたので、少し不安がありました。

私の場合は副作用症状は特に出ずに、快適に服用を開始することができました。

悩んでいた”生理不順”はすぐに改善され、生理周期が整うことで、忙しい社会人生活の中でも予定を立てることがとてもスムーズになりました。生理前に体が浮腫んだりイライラすること(PMSと呼ばれる症状)が度々あったのですが、ピルを飲み始めてからそのような不快症状がなくなり、毎日を快適に過ごせるようになりました。

 

ー仕事への影響はありましたか?

私、学生時代から生理期間の睡魔が酷いタイプなんです。受験のときも悩んでいましたが、社会人になってからは仕事のパフォーマンスに影響がでていることも悩みの1つでした。ピルを服用し始めて、ホルモンバランスや生理に関する悩みが全て改善され、いまではなくてはならないものに。もっともっと早く飲み始めていたらよかったなと思っています。

 

ー生理に関する悩みを抱えてい女性は多いですよね。

生理はお肌や髪などと違って、周りの人と比べることが難しいので、自分の症状を”当たり前”と思い込んでしまっている女性が凄く多いと思います。

私の身近な友人も、病院を受診すべきなレベルで月経痛に苦しんでいるのに、”昔からだから”と自己解決させていました。

少しでも自分の体に対して不安を感じているならば、放置するのではなく、まずはきちんと検査を受けて、不安や悩みは専門医に相談してほしいです。

 

ー吉田さん自身もオンライン診療を活用されていますが、実際に利用してどうですか?

ピルを続けることのなかで、唯一のデメリットが定期的に病院にピルをもらいにいかないといけないことでした。忙しい社会人生活の中で、いつも後回しにしてしまい、気づいたときには手元のピルを切らしてしまい、急いで病院を探すことがありました。

オンライン診療に切り替えてからは、仕事の隙間時間にスムーズに医師との診療が受けられるので、とっても快適です。診療後も最短翌日でピルが届くので、働く女性にはとっても嬉しいサービスだと思っています。

 

ーピルを服用するにあたって、気をつけるべき点はありますか?

ピルの飲み始めは血栓症のリスクが一定数あるので、むやみに誰でもおすすめできるものではありません。きちんと服用条件を理解した上で服用を開始する必要があります。

また、生理痛があまりにひどい場合は婦人科系の病気が原因となっていることもあるので、病院で定期的に検査をすることも重要だと思っています。

どうしてもオンライン診療だけでは患者様の状態を把握できない部分ももちろんあると思っているので、病院とオンライン診療サービスをかけあわせて賢く利用することを私はおすすめしたいです!

 

一人でも多くの女性に自分の体を知るきっかけを提供したい」

ーmederi Pillのサービス提供でこだわっているポイントを教えてください。

サービス作りの中でこだわっている部分としては、”ピルを飲むことが正しい”という考えを押し付けるようなコミュニケーションを取らないように意識しています。

ひどい副作用症状がでてしまったり、人によっては体に合わないこともありますし、誰かに強要されて飲むお薬ではないので、ピルはあくまで、1つの選択肢であるというスタンスはきちんと伝えていきたいと考えています。

 

ーmederi magazineでは、ピル以外のことも発信されていますよね。

ピルをお届けすることがmederiPillのサービスの価値ではなく、ピルを通して、若い女性にも自分の体のことを知ってもらう機会を提供したいという思いが強いです。だからこそピルのメリットだけではなく、女性の健康に関する、幅広い知識を発信することにこだわっています。

 

ー喜びややりがいを感じるシーンはどんな時ですか?

ユーザー様から ”産婦人科にいくことに抵抗があり、ピルを始めるきっかけがなかったので助かりました” や、 ”ピルを服用し生活が快適になりました” などのお声が届いた時はとても嬉しいです。

オンライン診療を初めて受けられる方が多いので、診療後のアンケートで”とても丁寧な診療で安心した” ”オンラインだからこそたくさん相談できた”などのご意見もとても多く、mederiPillを通して皆様をサポートできているんだなと思うと、とてもやりがいを感じます。

 

ー今後どんなサービスにしていきたいですか?

まだ日本ではピルは避妊のためだけのお薬であるというイメージや副作用などのリスク面が強く印象づいていて、世界の各国と比べても普及率が非常に低いです。

日本では性教育が不十分であることもここに大きく関係していると感じています。

mederiPillではピルに関する”正しい知識”をもってもらった上で、ご自身できちんと考えていただき選んでもらう、そんなサービスでありたいと思っています。

そして利用いただいた方にはきちんと安心や信頼感を感じてもらい、長く愛されるサービスにしたいと思っています。

 

ー吉田さんが、mederiを通して新たに知ったことや、取り入れた週間、将来のために気をつけるようになったことはありますか?

mederiにジョインし、生理、女性ホルモン、妊娠・出産、不妊などさまざまなことを学びました。その度に、自分の知識があまりに乏しいことや、それを学ぶ機会がいままで与えられなかったことに改めて気付かされました。

言葉としては知っていても、あくまでお勉強のためだけの知識となっていて、自分事化して考えることができていませんでした。

 

ー中でも、1番学んだこと・影響を受けたことはありますか?

特に”妊孕力”に関しては、今の自分にとって一番近しいものでもあるので、積極的に調べ、学ぶことが多かったです。

mederiで開催させていただくセミナーやイベントなどで、産婦人科医から”子供は産みたいと思えばいつでも産めるものではない”というお話をしていただくことが多いのですが、毎回胸に刺さり、今できることをしなければという気持ちになります。

 

ー今、妊孕力に関して、心がけていることはありますか?

私自身は将来子供を産みたいという思いをもっているので、定期的に婦人科検診を受けること、妊娠出産に対し正しい知識を得ておくこと、栄養バランスを気にかけて生活することを心がけています。

あとはお仕事をもっと頑張りたいと思っているので、疲労やストレスがたまらないよう、自分の好きな人と好きなことをして過ごす時間や、お家でゆっくり自分を”愛でる”時間を作るようにこころがけています(笑)

 

ー最後にmederiを通じて女性に伝えたいこと、ユーザーさんに伝えたいことを教えてください。

過去の私が、自分の体に悩みや不安があっても誰にも相談できず、産婦人科に行くという選択肢がとれなかったように、日本の女性にとっては自分の体を正しく理解することがまだまだ当たり前になっていないと感じています。

きっときっかけさえあれば、自分の体にもっと興味をもち、自分の未来を大切に考えられるはずだと思うので、mederiを通して一人でも多くの女性にそんなきっかけを与えられたらな、と思います。

 

※1 初月無料は低用量ピルのみ対象となり、別途送料550円(税込)かかります

※2 低用量ピル/超低用量ピルのみ対象となります

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