生理を遅らせる(移動)方法は?ピルの服用に関する気になるQ&Aもチェック

ピル
更新日:2025.04.03
生理を遅らせる(移動)方法は?ピルの服用に関する気になるQ&Aもチェック

人によって周期や生理痛の重さに違いはあるものの、定期的にやってくるのが生理。多くの女性が忙しい時期や大切な予定と被り、生理を遅らせることはできないのか?と困った経験があるのではないでしょうか。
そんなときに生理を遅らせる有力な方法のひとつとして、「中用量ピル」の服用が挙げられます。
この記事では、生理を遅らせる具体的な方法や費用、中用量ピルの副作用、注意点などについて解説していきます。

生理を遅らせる方法とは?

結論、生理を遅らせるには「中用量ピル」の服用しかありません。
よく、食べ物や飲み物、運動、ツボ押しなどで生理を遅らせることができるなどと聞いたことがある方もいるかもしれませんが、医学的根拠は無いのです。
中用量ピルは、低用量ピルと比較すると含まれるホルモン量が多く、主に生理日移動に限って使用されることの多いピルです。
一方で低用量ピルは、毎日1錠を継続的に服用するピルですが、服用方法によっては生理日をコントロールすることができます。

生理を遅らせるためのピルの飲み方

中用量ピルで生理を遅らせる場合、ピルを飲み始める時期は「次回生理予定日(遅らせたい生理)の5日〜7日前」が望ましいとされています。飲み始めがこれより遅れてしまうと、普段の予定日に生理が来てしまうリスクが高くなるので注意しましょう。

その後、生理を避けたい期間中は、毎日1錠ずつ服用を続けます。毎日忘れずに飲み続けないと的確に生理を遅らせることができないこともあるので忘れないように工夫しましょう。
そして、生理を遅らせたい日の2日前まで服用します。服用をやめた2〜3日後に生理が始まることが多いです。

生理を遅らせるためのピルの費用

中用量ピルは、生理を遅らせたい日数や生理周期、生理予定日によって処方される錠数が変わります。
また、処方される病院やオンライン診療サービスにもよりますが、一般的な生理日移動では診療とピル代で5,000円程度が相場です。
ただし、他のピルと同様に医師の処方が必要なため、薬局やドラッグストアでは購入ができないため注意しましょう。

生理を遅らせるためにピルを飲むことで見られる副作用

生理を遅らせるために服用する、中用量ピルにも副作用はいくつかあります。
中用量ピルは高いコントロール効果と引き換えに副作用が起きる可能性があります。
特に生理を遅らせる場合、期間中はずっと服薬を継続する必要があります。せっかく予定と生理のバッティングを回避できても、今度は副作用が被ってしまう可能性もあります。

吐き気や頭痛

どの種類のピルでも起きやすい副作用として、吐き気や頭痛、むくみや倦怠感などのマイナートラブルがあります。これは、生理を遅らせるための中用量ピルでも起こりうる副作用です。通常、飲み続けることで症状が改善していきますが、中用量ピルの場合は生理を遅らせる期間だけの服用ということもあり服用期間が短いため、不安な方は処方時に副作用緩和薬を同時に処方できないか医師に相談※してみると安心です。

※処方する病院やオンライン診療サービスによって変わります
※オンラインピル診療・処方サービス「メデリピル」では副作用緩和薬の取り扱いがあります。希望する方は診療時に医師にお申し付けください。

血栓症

中用量ピルも、他のピルと同様に血栓症(深部静脈血栓症)を引き起こすリスクがあります。
中用量ピルの服用中に以下のような症状が現れたら、早急に病院を受診するようにしてください。

・脚(ふくらはぎ)における痛み、むくみ、しびれなど※
・押しつぶされるような胸の痛み
・息切れ
・めまい
・激しい頭痛
・失神
・視覚・言語障害(舌のもつれなど)

※片脚のみに症状が出る場合もあります

生理を遅らせるピルを服用する際の注意点

生理を遅らせるためにピルを服用する場合は、いくつか注意点があります。
これらの注意点を把握して、正しく生理日移動をしましょう。

生理予定日の直前に服用しない

中用量ピルで生理を遅らせる場合、希望する生理日の5〜7日前からピルを服用する必要があります。そのため、直前になって服用を希望しても処方されないため注意しましょう。

飲み忘れない

中用量ピルは、生理を遅らせる期間内に毎日1錠服用する必要があるため、飲み忘れてしまうと正しい効果が得られない可能性があります。
きちんと希望の生理日まで遅らせるためにも、飲み忘れないように工夫するようにしてください。

副作用があることを理解しておく

中用量ピルには、少なからず副作用があります。
特に吐き気や頭痛などの症状が、服用から24時間以内に現れることがあるため、服用開始時には安静にできる状態で服用するとよいでしょう。
また、副作用が心配な方は処方時に医師に相談して副作用緩和薬を同時に処方できないか聞いてみる※のもおすすめです。

※オンラインピル診療・処方サービス「メデリピル」では副作用緩和薬の取り扱いがあります。希望する方は診療時に医師にお申し付けください。

生理を遅らせるピルを使用する時に確認しておくこと

生理を遅らせるために、中用量ピルの服用を考えている場合は以下について予め確認しておきましょう。

生理周期

中用量ピルの服用を希望する場合、診療時に以下のことを聞かれるため、事前にメモしておきましょう。

・最終の生理開始日
・次回の生理予定日

また、生理周期がわかる方は生理周期もメモしておくと安心です。
これまで生理周期をきちんとつけていなかった人も、これを機に、アプリやカレンダー、基礎体温などで生理周期をつけておくと役立つのでおすすめです。

生理をずらしたい日

生理を遅らせる期間によって、中用量ピルの服用スケジュールを決めるため、生理をずらしたい日もメモしておくようにしましょう。

生理を遅らせるには余裕をもった計画を

生理を遅らせるためには、直前の服用では効果を得ることができないことがわかりました。
中用量ピルで生理を遅らせるには、予め5〜7日前にはピルの処方を受けられるように計画を立てるようにしましょう。
ただし、ピルによって生理日を移動できるという選択肢をもつことで予定通りイベントを楽しむこともできるため、きちんとしたスケジュールで利用してみてくださいね。

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※診療やピルの処方等は保険適用外・自由診療であり、医療機関に所属する医師が行います

監修者

六本木レディースクリニック医師
波羅 友里恵
2013年杏林大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院で研修。 愛育病院、国立成育医療センターを経て、 2018年より六本木レディースクリニックで不妊治療を行う。 現在は六本木レディースクリニック非常勤。 2024年よりメデリピルにてオンライン診療によるピル処方や、mederi magazineの記事監修を担当。 不定期で企業講演を行う。主に卵子凍結や、体外受精、治療に対する会社のサポートについて発信。

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