低用量ピルを飲んでいるのに生理痛が悪化した気がする…経血量やPMSの症状の変化が無い場合の具体的な対処法について

ピル
更新日:2024.08.09

低用量ピルを飲んでいるにもかかわらず、生理痛が悪化しているような気がしたり、経血量やPMSの症状にも減少や改善の変化が見られないと心配になりますよね。今回は低用量ピル服用後に症状が改善がされなかった場合の対処法について詳しく説明していきます。

低用量ピルを飲んでいるのに生理痛が悪化する?

生理痛の改善を目的として低用量ピルを飲んでいる方の場合、飲んでいるにもかかわらず症状の改善が感じられないと、このまま服用を続けてよいのか不安になりますよね。
しかし、低用量ピルの服用が要因となって生理痛が悪化するということはありません。
低用量ピル服用後に痛みが悪化している背景には、病気が潜んでいる可能性があります。
主に子宮内膜症や子宮筋腫などの病気や骨盤のうっ血などが要因となって、生理痛悪化に繋がっている場合には、適切な治療が必要になってきます。ピルで治療ができるのか、別の治療方法が必要になるのかは医師の判断が必要となります。

低用量ピルの効果が出るのには時間がかかる?

低用量ピルは、個人差はあるものの、3シートほど飲み続けることで次第にホルモンバランスが整い、効果も安定してくるとされています。まだ、ピルを飲み始めたばかりの場合は、3シート飲み切るまで様子を見ることで、生理痛などの症状が改善する可能性があります。4シート目に入ってもなお症状が改善しない場合は、ピルの種類が合っていない可能性も考えられるため、医師に相談してピルの種類変更なども検討してみましょう。
ここから先は、具体的な症状とその改善方法について紹介していきます。

生理痛が改善しないときはどうする?

前述で説明したように、低用量ピルの4シート目に入っても生理痛が改善しない場合はピルの種類変更も視野に入れて、一度医師に相談してみましょう。生理痛が改善しない要因として特に注意しておきたいのは、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気です。これらの病気になると、月経困難症という、日常生活に支障をきたすほど辛い生理痛が見られる場合があります。要因となっている病気や症状の程度によって治療法も異なってくるため、辛い症状が続く場合は早めに医師に相談することが大切です。

経血量が減らないときはどうする?

ピルを飲むとピルに含まれているホルモンの影響によって子宮内膜が薄くなるため、一般的に経血量が減少するとされています。しかし、経血量が多い場合は過多月経とよばれ、これは子宮内の異常が原因となっている可能性もあります。
具体的には、子宮筋腫やポリープが子宮内にできていることによって、経血量が多くなったり血の塊が出たりするといったケースです。超音波検査によってこれらの原因がわかることもあるため、一度病院で検査を受けてみましょう。

PMSが改善しないときはどうする?

PMSとは生理前3〜10日前頃に、下腹部痛や乳房の張り、眠気などの身体的症状、イライラ・不安などの精神的症状などがみられることをいいます。PMSの原因はホルモンバランスの変動であるとされているため、低用量ピルを飲んでホルモンバランスが安定することによって症状が改善することが多いですが、なかなか改善しない場合はピルの種類が合っていない可能性があります。一度医師に相談し、自身に合うピルがないか探してみましょう。また、PMSには普段のライフスタイルも関係してくるとされています。健康的な食事、適度な運動、十分な睡眠などを意識することで症状が改善する場合もあるため、日頃からぜひ意識してみたり、症状記録も推奨されています。

低用量ピルには副作用もある

全ての薬に何かしらの副作用があるように、低用量ピルにもいくつか副作用があります。具体的には、腹痛・腰痛・吐き気・むくみ・イライラ・眠気などです。低用量ピルを飲んで生理痛などの辛い症状が改善すると思っていたら、副作用によってまた体調が悪化したと感じてしまうことがあるかもしれませんね。しかし、これらの副作用はピルを飲み始めた最初の頃に見られやすく、2〜3か月ほど経つと治まることがほとんどです。しばらく飲み続けることで改善する可能性もあるため、日常生活に差しさわりのない程度の副作用であればしばらく様子を見て、3か月ほど経過しても症状が続いて辛い場合には医師に相談してみましょう。

生理痛が辛いときにできる改善法

ここまでの説明であったように、ピルを飲んでも生理痛などの症状が改善しない場合には、医師に相談することが大切です。しかし、「今まさに辛い状況をなんとかしたい」と感じる場面も多いですよね。ここでは、そのようなときに手軽にできる改善方法をいくつか紹介します。

鎮痛剤を服用する

もし痛みがつらい場合には我慢せずに鎮痛剤を服用しましょう。薬局やドラッグストアで購入ができ、ピルとの併用も問題ありません。ただし、アセトアミノフェンが入っている鎮痛剤では副作用が強く出る可能性もあるため、併用を希望する場合には薬剤師に相談するようにしてください。

体を温める

カイロや湯たんぽ、腹巻きなどを使ってお腹を中心に温めることで、痛みが軽減する可能性があります。また、湯船にゆっくり浸かり、寝る時は圧迫感のないパジャマを選ぶのがおすすめです。

ハーブティーやココアを飲む

ハーブティー※を飲むと体が温まる上、香りによってリラックス効果もあります。カフェインには血管収縮作用があるため、ノンカフェインのものを選ぶようにしましょう。
また、ココアには血管拡張作用のあるポリフェノールが含まれているため、血行促進が期待できます。生理中に不足しがちな鉄分も摂取できるためおすすめです。
ただし、即効性は期待できませんので生理中の間だけでも習慣化するとよいでしょう。

※セントジョーンズワートが含まれているハーブティーは低用量ピルとの併用に注意が必要なため、低用量ピルを服用している場合には必ず成分を確認するようにしてください

食べ物を工夫する

生姜、にんにく、たまねぎなどは体を温める効果があるため、意識的に食べるようにすると良いでしょう。ナッツやかぼちゃに含まれるビタミンEには血行促進作用があるため、こちらも積極的に摂取するようにしてみてください。

軽く体を動かす

生理痛が辛いときは、軽く体を動かすことで血行が促進され、痛みが軽減する可能性があります。ストレッチやヨガなどを行ってみるのがおすすめです。ご自身の体調に合わせて、無理のない範囲で運動を取り入れてみてくださいね。

病院受診の目安は?

低用量ピルの服用中に病院を受診したいけれど、どのタイミングで受診してよいのかわからないという方もいるのではないしょうか。
病院を受診する目安として、以下を参考にしてみてください。

・低用量ピルを3シート以上服用しても症状の改善がみられない場合

生理痛が悪化している以外にも気になる症状がある場合には、合わせて医師に伝えるようにしてください。

まとめ

今回の記事では、低用量ピルを飲んで生理痛が悪化してしまったと感じた場合の対処法について解説しました。低用量ピルは基本的に3シートほど飲み続けることでホルモンバランスが安定するとされているため、飲み始めたばかりの場合はしばらく様子を見てみましょう。しばらくしても症状が改善しない場合は、ピルの種類が合っていなかったり、病気が隠れていたりする可能性もあります。医師に相談し、ピルの種類変更や適切な治療などを行っていくようにしましょう。

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監修者

産婦人科専門医、がん治療認定医、mederiドクター
mederiドクター
産婦人科専門医、がん治療認定医 女性のヘルスケアアドバイザー(女性医学会認定)、F U S E certificated personnel(米国内視鏡外科学会認定)、JOHBOC研修終了(日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構) 大学病院に入局し高度周産期センター、婦人科腫瘍専門施設で研修・修練後、総合病院で良性疾患の腹腔鏡手術や、不妊治療、女性内分泌・更年期障害など幅広く女性診療を行う。米国への留学を経て、現在はmederiドクターとして、メデリピルのオンライン診療や体調相談を担当している現役産婦人科医。

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